2007年5月29日(火)
なんか忘れていると思ったら、コミックス修正のチェックをやっていなかった。
明日やります、と簡単にいえない難物なのだ。
そのうちやります。
・ エル・カザド「第8話 嘘つく女」「第9話 掘る女」(公式)
刃牙に出てきた本『ユーザーイリュージョン』を読んでいる。
冒頭の話が『マクスウェルの悪魔』なのだ。
エル・カザドのネタと同じ。なんというシンクロニシティー!
『マクスウェルの悪魔』が成り立たない説明はWikipediaで読んだけど、イマイチわからんかった。
情報の消去にコストがかかるって、どういうこっちゃ?
『ユーザーイリュージョン』によると、忘れる(=情報の消去)というのは必要な情報を選び出す行為なんだそうだ。
ネットをさまよっていると、イロイロな情報とリンクがある。
そのうち一つを選び、他を捨てる行為が情報の消去でもあるのだ。
エリスがゆるいのは、ちゃんと情報の選択をしていないのかもしれない。
「第8話 嘘つく女」はREDに掲載されていた話だ。
ナディは宅配タコス屋をよそおって侵入しようとする。
アニメ版 → もっとセクシーな姉ちゃんをつれてこいや。
RED版 → 脱げ。
さすが、チャンピオンREDだ。脱がす余地があるかぎり、脱がそうとしやがる。
「タコ タコ タコース♪」とナディは歌う。
なんともいえない中毒性がある。全南米(?)でNo.1 ヒットになりそうだよ。
ジャイロ・ツェペリ作詞作曲のチーズの歌に匹敵する。
タコスの歌を嫌いというエリスには、まだ優しい嘘という概念が理解できていないようだ。
しかし、「第9話 掘る女」でエリスは嫌いと言いながら歌っている。
好き嫌いを超越した中毒性があるようだ。
賞金稼ぎでありながら、毎度のようにツメの甘さを見せるナディであった。
今回は銃弾とガソリンと水を切らす。
即死クラスのうっかりなんですけど。
それでも何とかなってしまうのは、ナディの人徳がなせるわざだろうか。
ところで、ナディのキメ台詞は固定されている。
敵に「遺言は?」と聞く。
ナディの場合、親切心で聞いているのだろう。
なんか頼まれたら、ナディのことだから、がんばっちゃうんだろうな。
毎回気の効いたセリフを考えるのが面倒なぐらい殺っている可能性もある。
あとは気持ちの問題だろうか。
イチローが打席に入るときにソデをいじったりするのと同様に、いつもと同じ動作をすることで気持ちを落ち着かせているのかもしれない。
銃の動作不具合や跳弾が当たったりなど、闘争には運が大きく関わる。
軍人さんなんかは、意外と縁起をかつぐらしい。
上杉謙信も戦勝祈願のため生涯不犯の誓いを立てたという話がある。
当時の武将には、たまにそういう事をした人がいたそうだ。
ナディも縁起をかついでいるのかもしれない。
でもって、神仏に誓いを立てて男を断っていたりして。
2007年5月27日(日)
日記の前回更新が先週のヒーロータイムの感想だったので、ビビった。
ここ一ヶ月はかなり忙しかったしな。
明日からは、すこし楽になりそうです。
ジャイアント・ロボ感想をアスまんが劇場さんに紹介していただきました。
ありがとうございます。
GR-2との戦いはアニメ版でもっとも盛りあがったロボ戦だったので、今回のGR決戦も大期待だ。
・ 日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム 2007(過去感想)
・ ゲキレンジャー「修行その15 ホワホワ!ママ業」(東映・TV朝日)
復讐を誓うルーツは、相手を若返らせる技でレッドとブルーを子供と赤ん坊にかえる!
セト神かよ!?
というか、回りくどい攻撃をしているな……。
子育ては大変ですねという話だ。
おしめ交換のときに、ちんちんつまんでフクロの裏までふいたんだろうし、いまさらブルーの裸を見て恥ずかしがらんでも。
・ 仮面ライダー電王「第18話 時計じかけの婚約者(フィアンセ)」(東映・TV朝日)
姉の婚約者は死んだわけではなく、行方不明になっていた。
まあ、死体が見つかっていないだけと思われているのだろうけど。
ショックで姉さんは記憶を無くしているらしいが、ちょっと都合が良すぎる。
何者かの工作という可能性もありそうだ。
過去にやってきたウルフイマジンは成すべき事を見失って苦しんでいる。
苦しんだあげく大暴れだ。
今までも人は死んでいたかもしれないが、今回は直接的な描写になっている。
イマジンの危険性がより強調された感じだ。
でも、あんまり怖い感じがしないのはウルフイマジンが迷い人だからだろうか。
迷子だもんな、コイツ。
そして、電王3フォームによる大決戦だ。
なんか打たれ強いだけの敵を叩きまくっているようで、すこし気の毒だったりする。
単に良太郎が気を使って三人を出しただけなのでは。
モモタロスは俺の必殺技パート5で決着をつける!
パート3との差があまり無い気がしますけど。
そして、4の存在を忘れているモモタロスだった。
やはり このイマジンッッッ! 天然萌えッ!
・ Yes!プリキュア5「第17話 純情乙女の恋物語」(ABC・東映)
恋する りんの物語だ。
まあ相手の男には彼女がいたりする定番のオチなんですが。
妹とか姉だったりする、二段オチかと思ったけど、そこまでベタじゃないか。
ウルフイマジン檜山が、今度はカマキリ社員として登場だ。
てっきり りんの恋を邪魔するものと思っていたら、りんは自滅していた。
なんか、失恋の恨みをぶつけられるために出てきたような感じだ。
吹っ飛ぶ かれんを、こまち&うらら が受け止めているシーンがある。
うららは腰をつかんでいるのに、こまちはかれんの胸をつかんでいるのだ。
オマケに表情がまるで値踏みをするような感じだったりする。
この女、ほのか二世かッ!?
2007年5月21日(月)
オルビム感想は水曜日にします。最終回だしね!
いろいろマズい点はあったかもしれないが、イチバンの問題点はどこだったのだろう。
ところで、今月のシグルイ感想(46景)を書いていて、少し悩んだ。
「ストップ・ザ・牛股」と書いたのだが、母音の前の「the」って、「ジ」発音するんじゃなかったっけ?
「ジ・アース(by ぼくらの)」とか「ジ・オ(by Zガンダム)」みたいに。
確認して調べると「ジ」が正しいとか、間違っているとか諸説ある。
ためしに「ストップ・ザ・エイズ」と「ストップ・ジ・エイズ」でググると53,900と24,100で「ザ」のほうが優勢だ。
Stop theにしてみたら、なんかテンポが変わりすぎて読みにくい。
けっきょく、ザにした。
かなりムダに時間をかけてしまった。
あとでツッコミ受けるかも知れないので、書いておくけど、二年ぐらいたったころにツッコミがくるんだろうな。
・追記(6/5)
・ 日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム 2007(過去感想)
・ ゲキレンジャー「修行その14 ネツネツ!技を捨てろ」(東映・TV朝日)
考えるんじゃない、感じるんだ。
究極の脱力だ。
液体になれ。
SAGA!
先の展開が心配になる修行だった。
考えて動くよりも、自然と体が動いたほうが速いというのは拳法界の常識だ。
ブルーは一皮むけたのかもしれない。
そして、レッドはもう少し考える事をおぼえたほうが良いかもしれない。
・ 仮面ライダー電王「第17話 あの人は今! も過去?」(東映・TV朝日)
良太郎への負担が大きいのでイマジンのリストラ計画がはじまる。
たしかにモモタロスはかなりピンチだ。
戦闘力だとキンタロスとリュウタロスに負けているっぽい。
ウラタロスは交渉時に便利だ。
誰か一人をリストラとなると、モモタロスが最大候補になってしまう。
役に立つところを見せようとして、かえって失敗するのもモモタロスらしさだ。
イチバン向いてなさそうな店の手伝いを選択しているあたりが、モモタロスらしいヌケっぷりだったりする。
良太郎の姉さんには不幸な過去があった。
記憶を失うほどの事件であり、良太郎は高校を中退したようだ。
それでも姉の事を恨まず純粋に心配しているのが、良太郎のお人よしなところである。
プリキュアのフリーターズ(敵の元社員たち)なら、逆恨みしているところだ。
なんか良太郎は高校でモテていたような印象を受けます。
つごうよく使われていただけかもしれないが。
性欲がきわめて薄そうな感じだもんな。
姉の問題から逃げてばかりいてはいけない。
良太郎は決意する。
そのせいか、とりあえず一人でがんばって戦うのだった。
やっぱり、弱いけど。
殴らずに組みに行っちゃうあたりが、シロウトっぽい戦い方だ。
でも、けっこう蹴りを使っているので、イマジンたちの影響で戦いになれているのかもしれない。
なんにしても、プラットフォームの最大の欠点は武器がないところだ。
銃みたいな優秀な武器があれば強くなるのに。
・ Yes!プリキュア5「第16話 こまち小説家断念!?」(ABC・東映)
ナッツは向こうじゃ一番の読書家だったらしい。
今では一番の毒舌家かもしないけど。
というわけで、批評の人選を間違えている気がした。
読書家と、批評ができるのは、別のスキルなのだ。
もちろん批評をするには知識があるほうが良いのだが、なくてもできる。
キャラクターは良いとか、アイデアがとかペラペラ言えちゃうナッツは普段からやりなれている気がしてならない。
こっそり書評ブログでもやっているのかも。
そして、今回はこまちの姉が登場する。
姉もちのプリキュアは初代から見ても初めてだ。
こまちは、妹キャラとは思えないほどしっかりしている。
老舗の和菓子屋だから、それなりに複雑な家庭の事情がありそうだ。
2007年5月16日(水)
そういえば『もやしもん』がアニメ化するらしい。
『もやしもん』なら、応援しなくても人気出るんだろうな。
予算も出るだろうし。
秋田書店系列のファンはつらいのだ。
今期のアニメでは『ぼくらの』がおもしろい。
第一話を見た時点で、なんとなく面白くなるかもしれない可能性を感じると友人に言っていたんだけど、二話からぐっと面白くなった。
CGで描くロボットって、これぐらいもっさり動いたほうが、映えるよな。
高速で動くとカクカク感が目立つし。
原作はジョージ秋山「ザ・ムーン」に影響を受けているらしい。
確かに、第一話を見て「ザ・ムーン」だなぁ、と思った。
似ているところを上げると、
(1) 少年少女たちが思念で巨大ロボットを動かす。
「ザ・ムーン」は少年少女たちの意志がそろわないと動かないけど、「ぼくらの」は一人で操縦する。
(2) ロボットの名前
「ザ・ムーン」と「ジアース」。「The Moon」「The Earth」で、地球と月だ。
(3) 少年少女たちの名前
「ザ・ムーン」は「理科」とか「社会」みたいに科目名で記号化している。
「ぼくらの」もアダ名で半記号化している。しかし、人数多いからおぼえにくいんだよな。いまだに覚えていない。
(4) サポート係
「ザ・ムーン」は「クソムシ」で、「ぼくらの」は「コエムシ」だ。
コエで肥を連想したアンコは、本当に都会の子供なんだろうか。
普通、「声」だろ?
ちなみに、性格は175度ぐらい違う。
つづきが気になるから、原作である漫画を買おうかな。
ぼくらの
あと、シグルイを製作するマッドハウスの『クレイモア』もなかなか面白い。
たぶん出血量において現行アニメの限界に挑戦している。
となると、シグルイもかなり期待できるのではなかろうか。
最後に、『キスダム』だ。
話はわりとどうでも言いのだが、作画とか動画が破綻しそうになっている作品が気になる。目が離せない。
作中の主人公もピンチだけど、作品のほうがもっとピンチだ。
あと、さりげなく「孤高のヒーロー俺カッコイイ・ジェネレーター」に適当な材料ブチこんで製作したような展開が微妙にくすぐったい。
まあ、このジェネレーターからは「テッカマンブレード」とか「ベルセルク」なんかも出てくるので、なめちゃいけないんだろうけど。
2007年5月15日(月)
なんか今月はいろいろと忙しい。
コミックスの修正点チェックができるのは来月になるかも。
・ エル・カザド「第6話 恋する男」「第7話 働く男」(公式)
ナディは昔男にだまされ「男なんて…」状態になったらしい。
エリスは女が好きなのかと思い、引く。
え〜〜!?
アニメの世界ってみんな両刀(視聴者に応じて男も)だったはず!
そう言って管理人は読者をドン引きさせるのであった。
でも、その後のエリスを見ていると、引いたのは彼女なりのギャグなのかもしれない。
普段は笑いを理解できないような様子のエリスである。
理解できないのではなく、笑いのチャンネルが一般人とかなりズレているのかも。
エル・カザドの物理法則は比較的現実に近い。
1m以上のジャンプなんてエリスみたいなバケモノにしかできないし、ナディは高いところでビビっていた。
でも、今回はナディの拳で大の男が吹っ飛ぶ!
ギャグに物理法則が勝った決定的瞬間である。
名づけて、マクスウェルの悪魔パンチだ!
6話でナディは人を撃ち殺している。
特に葛藤や興奮していない。殺しは積極的にやりたくないけど、スゴいなれているっぽい。
田舎のウェイトレスがどんな修羅場をくぐると、こういう人間になるんだろうか。
あんまり想像しないほうが、よさそうだ……。
7話でナディとエリスは、リリオと再会する。
そして、エリス+リリオの幼女(リアル幼女と脳年齢が幼女)に振りまわされるのだった。
それにしても、胸の無い三人である。
ナディは年齢が年齢だけに、……まあガンバレ。
そりゃあ、ヒッチハイクできませんよね。
リカルドの必殺技は、銃を撃つときにでる衝撃波で気絶という伝説の技を披露する。
衝撃波で合っているよな。
シティーハンターでは、銃弾をコメカミ付近に通過させて気絶させていたけど、同じ原理だと思われる。
それはともかく、リカルドさん飯代とか払ってやれよ。
幼女のワガママに、けっして怒らないナディは本当に大人だ。
私なら、とても我慢できない。
そして、エリスは幼女のマネしてナディの手を握るのだった。
やっぱ君たち百合とかレズとか、そういう関係でしょう?
あと、チャンピオンREDのCMが新しくなっていた。
毎度のことですが吸引力の少ないCMだよな。
疵面が出ていないせいで、脳内フィルターがかかっているのだろうが…………。あ、そうか次号は休載か。
どちらにしても雑誌の宣伝って、媒体的に合っていないのかも。
宣伝ってのは同一媒体のほうが効果あるらしい。
TV番組の宣伝はTVで、WEBの宣伝はWEBで、という感じに。
まあ、視聴者数を考えれば、効果が期待できるんだけど。
2007年5月13日(日)
・ 日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム 2007(過去感想)
・ ゲキレンジャー「修行その13 シンシン!精霊の舞い」(東映・TV朝日)
三人目の拳聖が登場だ。
ネコ、象ときて、今度はコウモリである。
なんか印象悪い動物が出てきやがった。
やっぱり仲間は哺乳類なんでしょうか。
敵側にはカタの部下・鶴とカラスの白黒コンビがあらわれる。
ふたりはプリキュア?
クロウ拳なので、小さいほうのカラスだ。大きいカラスはレイブンですね。
漢和辞典で調べたら「鴉」は小さいカラスで、「烏」が大きいほうだ。
このカラスは小物だな。
拳聖であるバット・リーにブルーは指導を請う。
サモハンの次はジェット・リーですか。
たしかにジャッキーだと動物名にかぶせにくいよな。
・ 仮面ライダー電王「第16話 幸福の星、降伏の犯人(ホシ)」(東映・TV朝日)
リュウタロスがメインの話と見せかけて、モモタロス大活躍だ。
良太郎の主導権争いでは勝てなくても、作戦でカバーする。
モモがそんな知的な戦いをするなんて。
右手だけ支配したときは、てっきり自分を殴るのかと思いました。
前回は出てこなかったダンサーズが今回は登場する。
警官隊ごとダンスしちゃうのは、ちょっと笑えた。
指パッチンってダンス限定の命令なんですね。
相手を恐怖状態にして操るんだろうか。命ず、我と踊れ。
今回のモモタロスは必殺技パート3と見せかけて、直接斬る。
やっぱり関節攻撃より、直接攻撃のほうがカッコイイですよ。
ウラタロスのようにキックで〆ることができれば完璧なのに。
今回のオチはあまりにムチャだったのだが、過去を微妙に変えることで現在もすこし変化したのかもしれない。
・ Yes!プリキュア5「第15話 ハッスルのぞみのお手伝い!」(ABC・東映)
コワイナーより、怖い のぞみのお手伝い。
一週間ぐらい家をまかせていたら、倒壊するんじゃなかろうか。
ちなみに のぞみの母・夢原恵美を演じるのは日野由利加さんだ。
刃牙ママです。役の名前もエミだったりする。
なんというシンクロニシティーか?
江珠、じゃなくて恵美さんは、りんの母である夏木和代さんと昔からの友人だったらしい。
親子二代にわたってつきあいがあるのか。
知り合いでなおかつ、同時期に子供を生むというのもスゴい。偶然にしてはできすぎている。
どういう計画立てていたんだろう。
そして、みんなが助けに来るけど、あんまり役に立たなかったようだ。
うららは手伝いスペックが足りない。
こまちは味覚に問題がある。
かれんは良くワカらんがヘンな言動だ。
りん だけが助けに来ればよかったのに……。たぶん、イチバン役に立つ。
過ぎたるは及ばざるごとし、ってヤツですか。
のぞみとりんは二人っきりにしたほうが良いらしい。
2007年5月11日(金)
ゴルゴ31さんのところで紹介されていたイン殺さんの]『おおきく振りかぶって』評が面白い。
『おおきく振りかぶって』でくりかえされるメンタル部分への対応を、「ステータス異常」とたとえているのが上手いのだ。
確かに「ステータス異常」だとワカりやすいよな。
"成長選択"とでも言うべき概念ってヤツは、小難しく言うと戦略的思考ってヤツですね。
試しに『 戦略的とは』でググれば、「集中させる、偏らせる、重点化する、要を押さえる、優先順位をつける」なんて出てきます。
イン殺さんが昔書いていたゲーム理論関係の話も戦略的思考のひとつだ。
細かく分けると、試合の前までに情報を集め選手を集め練習するのが戦略の部分で、試合をどう戦うのかは戦術になる。
昔引用した言葉ですが、戦略とは次のような概念らしい。
「戦略とは、われにとって、できるかぎり有利な時と場所での戦闘を整え、敵にとって不利な状況において、敵に戦闘を強要することである」(『The Art of Modern Warfare』Hermann Foertsch, Oskar Piest:訳は松村劭『名将たちの戦争学』)
戦略的思考は好きなのですが、実は漫画などの物語にはむかない概念なのだ。
なぜかというと、戦略的にがんばると、試合がつまらなくなってしまう。
つまり楽勝になる。味方が一方的優位に立てる状態にするのが戦略的勝利だ。
逆に戦略的に考えると、どうやっても勝てないという状況も生まれる。
チャンピオンは、ジャンプに部数で勝てない。
ここ20年ぐらい見てきたけど、10年後も勝てないだろう。
まあ、こういうときは部数以外のところで勝つ事を考えるのが戦略的思考なんですが、それは省略する。
不利な状況から逆転することが、盛りあがる展開だ。
楽勝で勝ちっぱなしだと物語として面白くない。
そんなワケで戦略的思考は、話をもりあげる要素にはなっても主題にはなれないと思う。
また、戦術は奇策が有効だが、戦略はまともで常識的なものが有効だったりする。
ちゃんとした情報を得て常識を持っていれば、多少ヌケた人でも戦略的に正しい選択ができるのだ。
乞食坊主からのし上がり明王朝を建国した朱元璋は朱升という学者から大計をさずかり、戦略構想の基礎として天下統一を果たした。
その大計は九文字だったので、「九字の計」と呼ばれる。
高築牆、広積糧、緩称王
城壁を高く築き防御を固め、食料をたくわえ(経済基盤をしっかりさせる)、皇帝になる事を急がない。
エラい学者じゃなくても言えそうな言葉だ。
優れた戦略とは、こういう平凡で常識的なことらしい。
こりゃ、漫画にならん。
キーワードは「言われてみれば、確かにそうだ」
なお、個人的に野球漫画でイチバン凄かった戦略はコージィ城倉「砂漠の野球部」だ。
その戦略とは、野球部が最も少ない鳥取県に転向して甲子園を目指す!
発想の転換にアゴが外れそうになったものの、言われてみれば、確かにそうだ。
そんなワケでコージィ城倉=森高夕次 原作のストライプブルーでは、どんな戦略が展開されるのか楽しみだ。
2007年5月6日(日)
・ 日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム 2007(過去感想)
・ ゲキレンジャー「修行その12 ゾワンゾワン!臨獣拳、修行開始」(東映・TV朝日) 臨獣拳の理央はカタを師匠にむかえて修行開始だ。
激獣拳の修行法と対照的になっております。
中国拳法では、弟子が師匠を超えちゃうと立場ないし、修行時代ヒドい目にあわせた仕返しが怖いから、技をなかなか教えないと言う事があるらしい。
その辺をゴマカすために、入門にあたって宗教的な儀式をしたり、師父の礼をとるそうだ。
儒教世界では父の言う事は絶対である。
松尾象山の言葉なみに絶対なのだ。
もちろん、性格的に問題のある人は世間の常識を無視してヒドいことするので師匠も油断できない。
臨獣拳は悪人(というか、自分の欲望に忠実)ばかりなので、師弟の間に信頼関係が生まれないのだろう。
今回の敵は臨獣イール拳のナギウだ。ゲームのキャプテン翼で、ダブルイールの説明を「うさぎ」と読んで友人に笑われた夏の日を思い出した。
なんにしても、中の人はノリノリだ。すごい動きをしている。
摩擦セロというとカオシックルーンを思いだすのは仕方がありません。
ナギウは正しい使い方をすればよかったのに(えー
・ 仮面ライダー電王「第15話 銭湯(バス)ジャック・パニック」(東映・TV朝日)
ボタンの数だけ仲間がそろった。
電車の中はさぞかし満杯だろうと思っていたが、リュウタロスの姿が見えない。
相変わらず良太郎の内部に潜んでいるらしい。
リュウタロスの指パッチン洗脳を使えばたいがいの事は解決すると思うんだけど、使う人間の性格に問題あるからなー。
銃を突きつけられてもハナは止まらない。
あの口径なら撃たれても即死はしないとか思っているのだろうか。
人間相手という遠慮さえなくせば地下闘技場に出場できる強さだ。
今回から、各イマジンのテーマソングがついたらしい。
モモタロス以上のネタソングだ。
先発ってのは探りの意味もあるから、後出しに負けるんだなー。
早いところ、モモタロス・サバイブにならないと、ただのギャグ要員になってしまう。
・ Yes!プリキュア5「第14話 悩める生徒会長かれん」(ABC・東映)
漫画や小説の生徒会物だと、生徒会にやたらと権力が備わっている場合がある。
権力ってのは、部費などの財力だ。
あとは暴力と言う場合もある。
『マリア様がみてる』の場合は「人気」という権威ですけど。
財力で問題となるのは、けっきょく払っているのは学校側だという点だ。
生徒会がどんなに威張ろうが、学校のイヌにすぎない。
学校に財力を握られているかぎり逆らえないのだ。
学校にたよらない財力を持っていたとしても、状況はあまり変わらない。
未成年ではできることに限りがある。
OBからの寄付だと、やっぱりOBには逆らえない。学校と同じだ。
身分を偽って、株とかで儲ける手段もありうる。
だが、それは個人の資質に頼っているのだ。
高校生なら三年で卒業する。
個人に頼ったシステムは数年しかもたない。天才は毎年出現しないから貴重なのだ。
また、人が入れ替わる生徒会では人材の維持も難しい。
生徒会が権力をもてばもつほど、危険な人物が引き寄せられる可能性がある。
毎年人が変わっていれば、三年先の未来も予測できない。
だから、権力をもつ生徒会ってのは現実的に考えにくいよなー、と大学で多少生徒会に関わっていた人間として思うのだった。
私のところでは、学校からはもらわず、生徒からの寄付で成り立っていた。
もちろん額は少ない。
腐敗も多少あったし、権力ないから人材は不足していた。
こういった問題を解決している生徒会モノって存在しているのだろうか?
話が盛大にそれたけど、生徒会長かれんの行動は解決策の一つだと思う。
お互いに協力し合う事ができるのは、理想の形だ。
生徒会に権力は無いけど。
あと、こまちがリードしていると言われて、なんで かれんは赤くなるんでしょうか。
何を思い出しているのだ。
いつの晩のことだ。くわしく教えろ。
2007年5月5日(土)
・ エル・カザド「第3話 降られた女」「第4話 狙う女」「第5話 着る女」(公式)
すっかりサボって三話まとめての感想になってしまった。
「第3話 降られた女」
雨宿りで、尻見せたり、指なめたり、黒パンツ見せたりとサービス満点だった回だ。
何度記憶をたどっても尻と指とパンツしか思い出せない。
「第4話 狙う女」
チャンピオンREDで漫画化されていた回だ。
アニメとチャンピオンREDでは、ここまで違うのか。
エロスとバイオレンスが3倍強い。
脱がしたりパンチラするという契約でもしていそうだ。
修道院を血で汚したくないというナディの主張はもっともだと思う。
でも、漫画版みたいな状況になることもあるのだし、折っとくとかの選択肢はなかったのだろうか。
最低限、銃を奪っておけばいいのにと見終わったあとに気がついた。
スゴ腕の賞金稼ぎだけど、ちょっとぬけている。
不殺にこだわっている部分も職業にあっていない。
そういう性格が形成された理由が過去にあると思うのだが、いつあきらかになるのだろうか?
漫画版だとエリスは ちゃんと走っている。
アニメのエリスは全力で走っているようには見えない。
身体能力が常人をはるかに超えているので(たぶん範馬クラス)、小走りでも40ヤード4.6秒で移動できそうだ。
あと、エリスの「いえっさー」は、やっぱり ひらがなで発音するらしい。
「第5話 着る女」
エリスがさらに人外の力を発揮していく。
ついに浮いた。
熱エネルギーだけでなく、重力も超えたらしい。
片手で車を押す力といい、やっぱり範馬クラスだ。
ナディの不殺っぷりは今回も炸裂している。
罠を張っていたわりには、ツメが甘いんだよなぁ。
たぶん、あきらめて銃を乱射してきた事も多いのだろう。
そして、今回は新しい車をゲットした。
敵に車を破壊されては、敵の車に乗り換える。
わらしべ長者のように、もう少しで高級車になるかもしれない。
なんで敵さんは自分の車を使わなかったのか不明ですが。
これも、チャンピオンREDで漫画になっていたらエロス&バイオレンスになっていたんだろうな。
村娘とか餌食になっている。
2007年5月2日(水)
大吉さんから「HP秘話バトン」がまわってきました。
せっかくなので、やってみます。
「HP秘話バトン」
■貴方がこのHPを作ろうと思ったきっかけは?
同人活動の一環として作りました。
刃牙感想は、定期的に更新できるHPの独自コンテンツのつもりでしたが、いつの間にかこっちがメインですね。
■何個HPを運営してますか?
現在は1個です。
■今のHPはどこの会社を使ってますか?
メインはDIONで、ミラーがYahoo!ジオシティーズです。
■この機能便利!この機能不満!
DIONもジオも、たいした機能が無いってのが不満でしょうか。
今では無料のアクセス解析を使っています。
■HP作りでどこが一番苦労した?
仕事との折り合い。残業と連続更新が重なると、HPもMPも削られていく気分です。
■逆に作ってて楽しかった事はある?
書いている最中はエンドルフィンが出ているので、けっこう楽しい。
■では今のHPに落ち着いた経緯をわかる範囲で。
なりゆき。
まあ、落ち着くべきところに落ち着いたと言うべきか。
むしろ、刃牙が10年以上つづいているってのが最大の原因かと。
■貴方のHPは何が基準になってますか?
基準は特にありませんが、考えが硬直しないように気をつけています。
■特に自慢したいことはある?
今年の11月で十周年です。
■HPを運営してて嫌だったこと、嬉しかったことを教えて!
ごくまれに、こういうメール貰えちゃうのは、ちょっと楽しいかな。
さすがにコレを上まわる逸材には出会っていませんが。
純粋によかった話としては、いろいろな人に会えたことでしょうか。
■この人のHP秘話を聞きたいと思う5人に回して下さい
いる事はいるんですが、止めときます。
やりたい人は拾ってください。
範馬 刃牙 2巻 |
刃牙 アニメ版 |
餓狼伝 漫画版 17巻 |
餓狼伝 ゲーム |
餓狼伝 原作版 13巻 |
獅子の門 雲竜編 |
バキ外伝 疵面 2巻 |
板垣恵介 の激闘 達人烈伝 |
板垣恵介の 格闘士烈伝 |
シグルイ 六巻 |
駿河城 御前 試合 |
板垣作品 夢枕獏作品 山口貴由作品 |