とら日記(06年1月)

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2006年1月31日(火)
 25日に書いた「藤巻十三がツンデレ」を大吉さんに紹介していただきました。
 ありがとうございます。

 で、大吉さんが言及している「堤城平は素直クール(11/16の最後のほう)」説。
 そっ……その手があったかぁ〜〜〜。
 って、なんですか、餓狼伝は萌えの宝庫ですか。
 そのうち、久保涼二はロリ属性と言いだす人が出てきそうだ。


「シグルイ」の経済事情に関しての一考察
 江戸時代のことは、わからないことが多い。
 虎眼先生が三百石取りの侍といわれても、経済状況がイマイチよくわからん。
 ちょっと前に読んだ『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新(著:磯田道史)』に、詳しい話があったので紹介してみよう。

 ただ『武士の家計簿』は、幕末から明治にかけての話だ。
 『シグルイ』の舞台である江戸初期とは物価がちがうと思われるので、注意が必要だ。

虎眼流の「三百石」には、どれぐらいの価値があるのか?
 シグルイ一巻に虎眼流は「三百石」とある。伊良子清玄の見立てもぴったり同じだ。
 伊良子は銭のニオイに敏感らしい。
 「三百石」というのは、米が三百石(一石=180.39リットル。三百石は約54117リットル)の収穫ができる領地を持っているということだ。
 土地を持っていない人は、米を直接支給される。表現は「切米○○俵」となって、知行持ちより格が下がる。

 で、「三百石」の価値だ。
 米の値段を現代の価格と比較すると、一石=五万円だそうだ。
「三百石」だと、年収 1500万円となる。

 ところが、米の価値は現代とはちがう。
 幕末における一石の価値を現代感覚にすると27万円相当になるらしい。
「三百石」だと、年収 8100万円だ。完全になじみのない金額になってしまった。
 超セレブ。麦飯喰っている場合ではない。
 庭の池には鯉がいっぱいいるに違いない。そして、ぜんぶ虎眼先生に喰われる。

 『武士の家計簿』は幕末の話なので、微調整をする必要がある。
 日本銀行金融研究所貨幣博物館説明によると、米価から計算した金一両の価値は江戸『初期で10万円、中〜後期で3〜5万円、幕末頃には3〜4千円』だそうだ。
 『武士の家計簿』では、金一両を5万5555円で計算している。
 大雑把に、米の価値は倍と考える。
 すると、現代感覚でいえば年収 1億6200万円になる。とうとう、億にいってしまった。

 たしかに岩本虎眼屋敷には住み込みの使用人が多い。
 超リッチな生活だからこそ、雇っているのだろう。
 紙ぐらいバンバン使わせてあげてください。
 伊良子も性欲おさえていれば、本格セレブの仲間入りだったのに。

 しかも、虎眼流には「無双許し虎参り」という副収入がある。
 もっとも、1億6200万円の前では小さなものだ。
 剣術指南になってからの「無双許し虎参り」は、収入というより剣名を高めるための威武行為なのだろう。
 そりゃ、伊達にして帰しますよ。

じゃあ、藤木源之助たちはなぜ貧乏なのか?
 早い話、内弟子だからだろう。商人の見習いも同じだが、基本的に収入が無い。
 城勤めをしていれば、収入があるのだろうが、彼らは働いていないようだ。
 ご飯を食べさせてもらって、技を教えてもらえるかわりに、主人に仕えるのが内弟子だ。
 虎眼先生が出した謎の液体も拭きとります。

 ただ、内弟子はお小遣いをたまにもらうものだ。
 師のかわりに稽古の指導をすれば謝礼も貰えるだろう。
 虎眼先生はお小遣いを出せそうもないが、謝礼の収入はあると思う。
 藤木は得た収入を生家に送っているのかもしれない。

興津三十郎が受け取った「虎三頭の代金」はいくらか?
 興津は切り餅(一分銀一〇〇枚(二五両)を紙に包んで方形にして封印をしたもの)と思われるものを三つ受けとっている。
 形は若干ちがうかもしれないが、たぶん切り餅だ。でないと話がすすまない。

 江戸初期の一両は10万円と先ほど出てきたので、750万円相当の金になる。
 ただし、現代感覚の金額だと 幕末の一両は30万円だ。つまり、2250万円になる。
 幕末と江戸初期の差があるので、もっと高いかもしれない。
 どちらにしろ、興津自身も命がけの裏切りなのでコレぐらいじゃないと つりあわないのかもしれない。

 藤木にバレれば斬られる。牛股師範にバレれば"かじき"でつぶされる。
 虎眼先生に見つかったら、数個の ぬれた肉塊になってしまう。
 興津三十郎にとって一世一代の大博打だったのだろう。
 残った虎は別格だから、倒せたら加えて三倍ぐらい もらえたんだろうな。
 一億の金で人は裏切れるのだ。


2006年1月30日(月)
 先週のチャンピオンで米原秀幸先生の「南風!Bun Bun」が唐突に連載終了した。
箕輪道伝説」「ウダウダやってるヒマはねェ」「フルアヘッドココ」「Switch」と、安定して質の高い連載を生み出しています。
 しかもマンネリになりかけると まだ話を続けられるのに連載終了する潔さを併せ持っている。
 そして、すぐに次回作にとりかかる。

 だれが言ったか知らないが『チャンピオンの良心』とまで呼ばれている人です。
 じゃあ、板垣先生は『チャンピオンの狂心』でしょうか。
 その、米原秀幸先生が打ち切られたのか!? バキ最終回に匹敵する大ショックだ!
 板垣先生がコメントで「友人、米原秀幸の新連載。/週刊少年チャンピオンが少しずつ復活している。」と書いている。
 あ、あんたら友人だったんかい……。地味だけで、確実にショック!

 で、米原先生は次週から『Damons』(「a」は上に「..」がついている)を新連載するらしい。
 原作は手塚治虫先生の『鉄の旋律』だそうだ。
 勉強不足で、私はこの作品を読んだことがない。
 しかし、米原先生であればハズレることはないだろう。

 それはともかく、チャンピオンの狙いがあからさますぎて、ちょっとイタい。
 きっと「ブラックジャック」のリメイクが思った以上に当たったので、二匹目のドジョウを狙ったのだろう。
 アニメ作品とのメディアミックスとか、なんか他力本願な計画という気がする。
 そして近年生まれた鬼子がガン×ソードなのだろう(Amazonの評価が両極端だな…)。

 まあ、チャンピオンは けっこうギリギリで戦っているっぽいので、手段を選んでいられないのだろう。
 四天王でいえば、最初に出てくるヤツのポジションだし。イロモノ担当だし。

J「チャンピオンが倒されたか」
M「けっ、アイツはしょせんオレらの番犬。まえから四天王の一人として数えられていたことじたいムカついていたんだよ」
S「チャンピオンのパワーは"自称"たったの50万。わたくしの半分以下、ホント実力不足もいいところ」
J「そういう貴公もパワーを水増しして報告していると聞くが」
S「そ、そんなことないわよっ!」
M「おめーだって、一時期オレにパワー負けしてたの忘れてんじゃねェか?」
J「その話を言うなと言ったら、言・う・なッ!」(ズギュ〜〜〜ン)
M「バ、バカヤロウ! テメェはときどき少年誌のワクをハミ出しそうなんだよ(グロ方面で)! PTAににらまれたら、どうする! 気をつけやがれ!」

 チャンピオンが休刊(しんだ)ら、誰か泣いてくれるかな。タメ息ぐらいはついてくれそうだけど。ポリポリ。
 休刊になるのはアッパーズだけで十分です。
 みなさん、なるべくチャンピオンも買ってあげてくださいね。

 おまけ1:少年コミック誌 発行部数
 おまけ2:バキ30巻 予約開始(Amazon)

 追記
 おまけ3:掲示板で ねこさんにいただいた情報です。
 無料動画の「Gyao」でアニメ版「グラップラー刃牙」が配信中です。
 毎週月曜に2話分を配信するようです。
 いくつかのアンケートに答えれば、すぐに見ることができます。
 未見の方は試してみてはどうでしょうか。
 CMを飛ばせないのと、ブラウザのキャッシュに妙なものを入れるのが、ちょっと面倒ですけど。


2006年1月29日(日)
・ 舞-乙HiME「第16話 『約束だよ!』」公式
 新オープニングだッ!
 ついに舞衣(マイ?)もすがたを見せた。やっぱ、強そうだな。
 絵をみるかぎり、オトメが闘う展開になりそうだ。
 国家 vs. オトメ学校(ガルデローベ)なのか?

 舞闘はアリカとニナが勝ち残り、代表に選ばれる。
 これで二人は進級が決定だ。
 でも、エルスティン・ホーあたりは危うい。半分しか進級できないのに、順位は半分以下だし。

 今回、ニナ関連の情報がまた追加されたので、ちょっと整理してみる。
・ セルゲイの養女だ。
・ 孤児でストリートチルドレンだったらしい。
・ セルゲイの銃を奪って眉間に疵をつけたようだ。(← NEW!)
・ 保護されたあと数日間 昏睡状態だった。
・ 年齢も誕生日もアリカ&マシロと同じ。
・ セルゲイにたいする愛情は親子の情を超えている。
・ 幼児期の栄養失調がたたったのか、貧乳らしい。
・ サンボの力は引く力

 やっぱり、アリカにたいする恋のライバル心が原因で、だんだん仲がこじれていくのだろうか。

 シズルが帰ってくるという時間切れな状況にテンパったのか、トモエ・マルグリットが直接陰謀をしかける。
 よごれ仕事はミーヤ・クロシェットにやらせて、自分は安全圏にいるというのがトモエのスタイルだったはずだ。
 くずれていくトモエは、自滅から悪役の道へおちていくのだろうか。

 ジュリエット・ナオ・チャンが五柱に選ばれた。
 カンちがいしていたんだけど、五柱は始祖フミに選ばれたオトメで契約しなくても変身できる。

 だから、シズルとナツキはマスターがいない。
 ハルカはユキノと契約しているから、五柱ではない。
 オープニングでナオ、ナツキ、シズル、仮面のオトメ、誰?の五人が並んでいるので、こいつらが五柱だろう。
 となると、舞衣は契約前に逃亡したのか?

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日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム
 今回はプリキュアが最終回です。やっぱり、最終回はせつない。
 新番組はスーパーヒーロータイム2006ということで、別枠に書きます。

・ マジレンジャー「第47話 君にかける魔法〜ルルド・ゴルディーロ〜」東映TV朝日
 麗とヒカル先生が恋の決着をつけるべく、勝負する。
 芳香が結婚すると騒いでいたときは、蒔人が壁となって暴れた。麗のときは暴れない。
 相手(ヒカル先生)が良かったのか、麗への愛情がうすいのか。
 バカな子ほどかわいいといいますが、どうなんでしょ。

 しかし、このタイミングで結婚とか婚約するのは、死亡フラグだと思いますが、どうか?
 これで、初夜をちゃんと済ませていたら、死ななきゃゆるされない状態ですよ。

 俺も妹の結婚式では泣かないといかんのでしょうか。
 それ以前に、ちゃんと呼んでもらえるんでしょうか。

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・ ふたりはプリキュア MAX HEART「第47話 扉を開けて!ここから始まる物語」ABC東映
 ついに最終回だ。
 細かいところで、なつかしい像とか木とか回想を出してきやがって、涙腺が刺激されます。
 はじめてケンカした回の回想を出された日にゃ、もう「うわっ…」って感じですよ。

 絶体絶命のピンチになりながらも、みんなの未来のために何度も立ち上がるプリキュアたちのけなげな姿がたまらん。
 うたれて、ぐったりした姿も別の意味でたまらん。
 立ちあがりつづける ふたりの姿があまりに感動的だったので「女王こなくてもいいや」とか思った。
 本当に、あのまま ふたりだけで倒して欲しかったなぁ。

 極限状態でも、さりげなく なぎさを家に連れこむ布石を打つ ほのかが黒くてステキだ。
「私たちの心の中までは、誰も手出しできない」
 ほのかが悟ったッ!
 法も、常識も、倫理もわたしたちを止められん!
 ジョジョ、オレはなぎさと結婚するぞ!
 最終回で、ついに ほのかが心の限界を突破した。もうすぐ高校生だし今まで以上のことをしでかしそうだ。

 最後にルミナス登場で、こうなりゃアンタも面倒みたるッ! って感じだ。
「わたしたち、つながっている。永遠に……」
 感動しながらも、言葉を曲解して大きいお友達の頭は よこしまな妄想でいっぱいだ。

 ラストはちょっと安易なオチだったかもしれないけど、まあ それは良し。
 年間まったり展開だったけど、最終回の盛り上がりは良かった。

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日曜日スーパーヒーロータイム 2006
 カブトの東映サイトはまだ未完成のようです。

・ 仮面ライダー カブト「第一話」(東映(建設予定地)・TV朝日
 バトル物をみるときは、ストーリー部分とバトル部分をわけて評価します。
 だから、役者がダイコンでもアクションがよければ許そう。

 カブトはストーリー部分に、恥ずかしい場面が満載だ。
「天の道を往き、総てを司る男……。オレの名は天道総司」
 なに言ってんの、コノ人……。以下は省略する。

「いいかげん学校に行くなり、働くなりしたら」
「オレは準備に忙しいからな」
(略)
「だから、こうして待っている」

 主人公と妹がする、上の会話は面白い。
 忙しいといいながら、実は無目的で ナニカを待っている。
 ものすごくエラそうなニートだ。
 私も職を失ったら、このセリフで切りかえそう。

 アクションシーンはなかなか面白かった。
 ただ、敵を倒した作戦がわかりにくい。
(1) ポインターを拡散させて、敵のすがたを浮かび上がらせる。
(2) 壁を作ることで攻撃方向を特定して、待ちの攻撃をする。
 で、いいんでしょうか。

 必殺技の名前を叫んで殴るだけに比べるとずっと好感が持てる戦いかただ。
 しかし、わかりにくいのは、ちょっといただけない。
 あと、本当に有効な戦法かどうかは、深く考えちゃいけないんだろうな…

 仮面ライダー カブト関連商品(Amazon)

2006年1月27日(金)
 25日に書いた「藤巻十三がツンデレしすぎる件について」を各地で紹介していただきました。
 BWS@HyperEditionさんYU-SHOWさんカトゆー家断絶さんGAKI@DAMA!!!さん読みゲーさん緋桜さん、ありがとうございます。

 藤巻は愛されているのか、いろいろとコメントされています。

> 「俺とお前は一切関係ないんだからね!」とか言い出した時点で確信しておりましたが、
  武術家にとって、心の動揺をおもてに出すのはマイナス点です。藤巻は、ちょっとアツすぎますね。藤巻もきっと、むわ〜って感じでしょう。コート脱ぐと、むわ〜…

> とまりちゃんの他に、翠タイプのいじらしいツンデレで強力な奴となると、あとは藤巻十三ぐらいしか思い浮かびませんね。
  ッッ! いいのか、その選択で!?

> べ、別に好きであんたに竹宮流教えたわけじゃないんだからね!とか言ってください。
  長田が竹宮流で勝ったあと藤巻をみて笑顔を見せたら、きっと言います。

> …… どんどん ツンデレの(ただし暑苦しいツンデレの) 第一人者になっていきますねぇ とらさん。
  イヤな第一人者だ(--; おなじツンデレなら、金髪ツインテールのほうがいい喃(のう)
 いや、藤巻に金髪ツインテールになれというわけではないんですけど。

> いかん、パンツを洗う藤巻の姿を可愛く感じてしまい始めます。
  パンツ洗いのシーンは屈指の萌えポイントですね。藤巻はさりげなく天然ボケだったりする。

 ここまで期待されている藤巻なのだから、次回もなんかスゴいことを見せてほしい。
 ツンデレ版・虎王とか。
 相手に一撃喰らわせて意識が飛んだスキに、なんかする。


 それと、昔書いた「チャンピオンアンケート」の話を駄文にゅうすさん楕円の日記さんなし2さんに紹介していただきました。
 ありがとうございます。


2006年1月25日(水)
 餓狼伝の藤巻十三が想像を絶するツンデレっぷりを見せたため、緊急特番として藤巻十三を特集します。
 前に「ツンデレ藤巻十三を徹底解剖したい」と書いたが、おもったより早く実現した。

 まず、重要なの点を確認する。ツンデレはつねに「ツンデレ」しているワケではない。
 ツンデレという状態は沸騰しかけの液体のように、きわめて不安定な状態であり、ちょっとした刺激で一気に沸騰する。
 なにが刺激になるのかは千差万別だ。
 しかし、沸点近くにまで温度を上げるのは好意を持った相手がいるからだ。

 つまり、藤巻十三の相手になる存在が重要なのだ。
 藤巻十三のうちに眠る餓狼(ツンデレ)を目覚めさせたもの、それがプロレスラー長田弘だった。

 藤巻と長田の出会いは、緊張感にあふれるものだった。
 餓狼伝4巻のVOL.22で二人は出会う。
 藤巻は松尾象山に闘いをいどみ、必殺技である『虎王』をやぶられ敗北した。
 長田は松尾象山が主催する北辰会館にケンカを売ったあとだ。
 松尾象山を敵とするふたりは、利害関係が一致したのだ。
 以下は、藤巻のセリフになる。

「遅かったじゃねェか長田さん」「待ってたんだよ」「いい面構えだ」「北辰館に勝つ方法を教えたい」

 長田が帰ってくるのを じっと待っていたらしい。
 自分のほうがお願いする立場なのに、妙にエラそうだ。
 べ、別にあんたをまっていたワケじゃないんだからね! きっと、そんな感じ。

 藤巻は、さっき松尾象山にやられたばかりなので、足を引きずって汗ダラダラだ。
 ボロボロな姿で「勝つ方法」といわれても説得力を感じない。
 このあとの描写はないのだが、藤巻はどうやって長田を口説きおとしたのだろう。
 うまく同情させたのか?

 その後、長田と藤巻はなかよく打倒・松尾象山、打倒・北辰館をめざしてがんばっていく。
 ふたり連れだって丹波vs.堤の試合を見にいくなど、いつもいっしょだ。
 コミックス13巻104話では、腰にタオルを巻いただけの姿でパンツを洗う藤巻と長田がうっかり遭遇するなどのハプニングがあった。
 少女が風呂にはいると、主人公はなにがなんでも うっかり間違って風呂に乱入するの法則です。かなり応用技ですが。

「迷惑だったかな」

「イヤ ぜんぜん」

 二人のかけあいも、息ピッタリだ。
 これは二人がデレ期にはいっている状態だろう。
 だが、一流のツンデレニストである藤巻は、甘ったるいデレに依存しない。

「いつも通りだ」「気を抜いた時点でヘシ折る」

 直後に、こんなことを言ってツン期が終わっていないことをアピールするのだった。
 しかし、直前まで夢精したパンツを洗っていた事実は隠せない。
 ツンデレが強がるときほど、弱っている可能性がある。

 このあと、長田をマッサージするなどふたたび藤巻はデレ期に入る。
 しかし、殺人事件を犯し逃亡中である藤巻は長田に精一杯強がって別れを告げるのだった。

 マッサージしているときに藤巻は言った。
「竹宮流に縛られることなく――――」「プロレス流にアレンジしろ」

 しかし、今週では「ク…ッ」「なぜ使わん……ッッ」「竹宮流をッッ」と言いだす。
 使って欲しいなら、最初から言えばいいのに。
 まったく、ツンデレというやつは扱いがむずかしくて困る。
 しょうがないから、俺が面倒みてやるか。(ぇ

 今週の藤巻に関しては、「好き好き大好きっ」のYU-SHOWさんも「男の哀愁に満ちたツンデレ臭を逞しい背なに漂わす男・藤巻」認めています。
 やはり、今週の藤巻はただ事ではなかったようです。

 藤巻のツンデレは、以前 好き好き大好きっさんで紹介されていた「痛みを知らないツンデレが嫌い。優しいツンデレが好き」に相当するタイプのものだ。
 優しさをツンデレの仮面でかくしている。

「アンタさ」「ほんっ…と優しいのな」
 カァ‥‥
「喰うんだ」
 やっぱり、烈海王もこのタイプだな。

 過去に書いたツンデレの話はこちらへ → 1234
 参考文献:ツンデレ大全
   


2006年1月23日(月)
 amazonのアソシエイトに入ってみた。
 商品リンクで品物が売れると、ちょっとだけ手数料が入る。
 とりあえず儲けが出たら『バキ特別編SAGA』でも買って慶事(コミケとか)のプレゼントにしよう!
 中古品の価格は一円なのだが、中古が売れても手数料は入らないよな?


・ 仮面ライダー響鬼 感想まとめ東映TV朝日
 本当のところ、響鬼はあまり好きじゃなかった。
 主人公はライダーじゃないし、アクションは地味だし、ミュージカル演出は浮いていた。
 そんなワケで最初の印象は最悪だった。

 響鬼の悪い部分が 良く見えてきたのは、バケガニ退治のころだったと思う。
 魔化網を探索して、敵はなるべく楽にたおす。
 でも、戦士の誇りも忘れない。鬼たちはプロとして戦っているのだ。

 威吹鬼が初登場したとき、スペアの太鼓を運んだだけという活躍にショックを受けたことをおぼえている。
 新キャラ初登場なんだから普通なら、響鬼のピンチにやってきて、響鬼攻撃するだろ(それ井上脚本)。
 既存のキャラクターをおとしめることなく、新キャラを追加する姿勢に好感をもった。
 そのかわり、新人(トドロキ)はヘタレだったけど。

 まあ、あとは あきらと もっちーの二大ヒロインの力も大きかったんだけど。
 明日夢はあまり好きになりにくいキャラクターだったけど、ギャルゲーの主人公と思えば、納得だ。

 で、29話で響鬼 第一部は感動のうちに終わる。
 28話まで収録らしい「DVD VOL.7」は、早くも感想にグチが多いんですが。

 第一部の薄味になれてしまったので、新響鬼はあんまり味わえなかった。
 最初から路線が同じだったら、それなりに楽しめていたと思うんだけど。
 新響鬼は、良くいえばスピーディーに、悪くいえば行き当たりばったりに戦うようになった。

 たとえば、朱鬼だ。
 彼女の存在自体は悪くないと思う。集団のなかには危険思想にとらわれる人間がいてもおかしく無いだろう。
 問題は、猛士を出ていった彼女をほったらかしにしている点だ。危険人物ならマークしとこうよ。

 朱鬼はノツゴを親のカタキと狙っている。
 しかし、彼女はノツゴをたおす方法をまったくなにも考えていないのだ。
 口を狙わないと倒せないと知っているのにだ。

 こんな感じで登場人物は思いつきだけで行動している。
 明日夢がヒビキさんの弟子になったのも、ハズミで思いつきだ。
 で、思いつきで弟子をやめている。
 実際の人間は思いつきで行動するものだけど、ドラマであればもうすこし整合性を取ってほしかった。

 ストーリーはまったり展開だったけど、作品としては山谷の激しい作品だった。
 登山者にはきびしい山だ。
 次回作カブトは、もうすこし歩きやすい山だといいな。


2006年1月22日(日)
・ 舞-乙HiME「第15話 アリカ、泣く。」公式
 今回のタイトルは、舞-HiMEの5話「雨――。涙……」に対応しているようだ。
 舞-HiME 5話「雨――。涙……」は、主人公の舞衣が盾祐一に恋心をいだくきっかけの話だ。
 舞-乙HiME「アリカ、泣く。」は、恋心をいだいたあとの話になっている。
 どっちも、いまいち どーでもいい感がただようのは、恋心のきっかけに共感が少ないからだろうか。
 主人公が女の子だから、男の私には共感しにくいという点があるのかもしれない。

「一足早い、オトメの卒業式のはじまりだ」
 などと、おそいかかる男たちがいう。
 キサマら、今 気のきいたセリフをいったと思っているんだろ。
 実際、きいている。きっと同人誌でタイトルに使う人が多数出るにちがいない。

 で、セルゲイがタイミングよくやってきて拳銃乱射で賊を掃討する。
 傭兵である毛利元貞の著書によれば、訓練した軍人でも拳銃(ハンドガン)をもちいて狙って命中させることのできる距離は10メートルていどらしい。
 全弾当てているセルゲイは、銃の名手といえる。

 アリカ襲撃事件の首謀者としてミーヤがつかまる。トカゲのシッポ切りですな。
 黒幕のトモエは無傷でほほえむ。
 ミーヤに「絶対に、あなたのこと忘れないから」と言っている。
 それは、なんらかの弱みを握っていて、今後も忘れないからよけいな事をしゃべるな、と理解すればいいのだろうか。
 トモエが渡した手紙のなかには、写真のネガが半分だけ入っていたりして。

 卒業記念舞闘の代表二名は無条件でパールへの進級がきまるらしい。
 やはり、オトメに必要な資質は「戦闘力」なのだ。
 となると、優秀なオトメだった舞衣(マイ?)は、ズバぬけた戦闘能力の持ち主なのだろう。
 紅玉復活は作中のパワーバランスをくつがえしそうだ。

日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム
 次回から、新ライダーがはじまる。そんなわけで感想は分割する予定です。

・ マジレンジャー「第46話 湖へ向かえ〜ゴール・ゴル・ゴル・ゴルディーロ〜」東映TV朝日
 家族以外の人に「お兄ちゃん」とか「お兄さん」と呼ばれるのって、なんか微妙だよな。って話だ。
 芳香は、もうアフロくんと結婚しちゃえ。
 あ、アフロくんが死にました。

 さわやか青年だと思われていた冥府神ワイバーンだったが、キレるとこわい人だった。
 まるで『冒険王ビィト』のグリニデ様だ。そういえば、どっちも緑色だしな。

 そして、父親もついに正式復活する。
 強いぞ、父さん!
 デザイン的にいちばんカッコイイ気がする。
 復活したン・マも なかなか不気味な外見でイイ感じだ。
 ラスト二回の最終決戦が楽しみになってきた。

・ 仮面ライダー響鬼「最終之巻 明日なる夢」東映TV朝日
 いろいろ、投げっぱなしな最終回だった。
 明日あたり、響鬼全体についての感想を書いてみるつもりです。

・ ふたりはプリキュア MAX HEART「第46話 捨て身の総攻撃!闇の戦士マックスパワー!!」ABC東映
 マジレンジャーは仲間がどんどん復活していく。
 プリキュアは仲間が減って、ブレスレットまで失ってしまう。
 苦労している度数が戦隊よりも高い。

 今回の敵は最後まで結束がかたかった。
 三バカたちも後をたくしてプリキュアのブレスレットを破壊する。
 まるで、主人公側の脇役が最終回前にとりそうな行動だ。
 ところで、ウラガノスの頭巾の下ってハゲだったんですね。

 女王復活には命と心と十二のハーティエルが必要だ。
 いつのまにか、心はあったらしい。
 現世に愛着をもってしまったせいで、女王復活はうまく行かないようだ。
 最終的に、女王復活するも ひかりはもどるのだろうか。


2006年1月18日(水)
 新番組の「西遊記」を横目で見つつ思った。やまさき拓味「さんごくし」って三国志と西遊記を混ぜていたのではないか?
 いうことを聞かない悟空に「破門だ」という三蔵法師と、黄巾賊を殺した関羽を「破門に値する」と一喝する劉備が似ている。

「さんごくし」は「西遊記」だと思ってしまえば、大群の鳥につかまって人が飛んでも、猿と人間の戦争がはじまっても不思議ではない。
 むしろ、必然ッ!
 劉備=三蔵法師、関羽=孫悟空、張飛=猪八戒、趙雲=沙悟浄なわけだ。ここの関羽は言うこと聞かないし。
 猿の軍団がでてきた時点で気がつくべきだった。


 話はかわるが、モーニングで連載中の『軍鶏』では、いつものように主人公のリュウが命がけの大ピンチをむかえている。
 以下、ネタバレなのでコミックス派の人は注意してください。




「最強の武術」としてナギナタもったお婆ちゃんが出てきて素手のリョウに襲いかかっています。
 ナギナタが最強かどうかは置いといて、素手で刃物と闘うのは圧倒的に不利だ。
 刃物を素手で防御するのは不可能に近い。軽く斬られただけでも、ダメージは深刻だ。
 いいことは何もない。
 やっぱり大ピンチだ。

 で、ナギナタが最強なのかと言うと、ちょっと疑問がある。
 中国武術では、槍が「百兵の王」と呼ばれている。手に持ったまま戦う武器では最強のあつかいだ。
 日本でも、ナギナタより槍のほうが普及している。
 ただ、これは鎧を着た戦場での話しなので、単純な比較はできないかもしれない。

 鎧を着ていると、斬ることがむずかしい。
 槍は突くだけでなく、殴りつける使い方も多いらしい。
 殴るなら、鎧の上からでもあるていど有効だ。
 斬ることのできる利点をいかせないナギナタは、戦場だとチョット損をしている。

 ナギナタと言うと女性や僧兵の武器と相場が決まっている。
 なんで女性がナギナタなのかの理由はきいたことがない。
 僧兵がナギナタを使う理由は、なんかの本で読んだことがある。
 ナギナタは刃が広いので、相手を押さえつける使い方も可能らしい。
 やっぱり、僧が人を斬り殺すのは世間体にかかわるので斬らず押さえるためナギナタを使用したそうだ。

 女性がナギナタを使うのも同じ理由からだろうか。
 敵を刃物で押さえつけて制圧する。なんとなく平和的だ。
 女性とケンカして、ナギナタを持ちだされたら刃物で押さえつけられる前に、土下座してあやまったほうが安全だろう。


2006年1月16日(月)
 電車でプリキュアがはやっているのか?で、あんよさんの「おばあちゃんに、ネギま!の31人を教え込む孫というのも微妙に怖い。」というコメントで思い出す。
 そういや、私は祖母にモビルスーツの名前を教えようとして、困らせていた記憶が…。
 最近の健全な男の子ならポケモンとか甲虫とか恐竜なんだろうけど。

 あと、「女性による犯罪に使われる凶器の多くは包丁だという話」らしい。
 自殺方法で感電死を選ぶのは圧倒的に男が多いとか。
 やっぱ、女性は電気がニガテなのだろう。
 私は大学で電気工学科にいましたが、女性の人数は1%未満でした。
 工学部のなかでも電気は女性に人気がない。

 そういえば、包丁に全然なれしたしんでいなかった愚昧も、新婚家庭ではまれに料理をしているようです。
 麻婆豆腐を作ったと母に対していばっていたらしい。
 たぶん、豆腐を切ってタレで炒めるヤツだよな。まあ、たしかに包丁を使う余地はある。


2006年1月15日(日)
・ 舞-乙HiME「第14話 オトメのS・O・S」公式
 タイトルだけみると舞-HiMEの「4話 風のイ・タ・ズ・ラ」みたいだが、パンツをはいていなくてタイヘンだったりなんてことはない。

 発情期にはいってしまったアリカに、なんか好感情がわかない。
 いままでオトメになりたい他人を蹴落としてでもオトメになると言っていた(そこまでは言ってないか)。
 それが自分の恋心を天秤にかけると、オトメへの夢がかたむいてしまうのか。

 で、国境の紛争をケンカみたいなものと片づけてしまう。
 紛争から戦争になることはめずらしくないし、紛争でも普通に人が死ぬ。
 そういうことをちゃんとアリカに教えて上げるべきではなかろうか。
 でないと、アホのままですよ。
 ハルカにたいする、ユキノのように親切なツッコミが必要だ。

 母の形見が「蒼天の青玉」だとアリカは知っていたらしい。
 知っていたのならなぜ調べん。
 う〜む、やはりアホの子だ。
 アリカが二重の意味でオトメのピンチなのだが、あまり心配できない。
 いっそうのことオトメをあきらめてセルゲイと結婚しちゃえばいいんでないかと。(投げやり)

 今週の収穫:エルスティン・ホーはバリ攻めでした。

日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム
 もうすぐ今期シリーズも終わり、来期シリーズがはじまる。
 番組宣伝も はじまったけど、最初のうちはどれも違和感あるなー。

・ マジレンジャー「第45話 二人はともだち〜ジー・ゴル・マジュナ〜」東映TV朝日
 前回、母に作ってもらいたい料理に「目玉焼き」が入っていた。
 マジマザーの目玉焼きは、たしかに絶品のようだ。
 母がいることの喜びで、芳香がいないことを忘れる小津家であった。さりげなくひどい。
 母が芳香をフォローしたのは、罪悪感があったからだろうか。

 ティターンが子犬をかわいがる(?)。
 動物好きの人に悪い人はいませんよ。ベタだ。ベタベタだ。
 犬将軍こと徳川綱吉は大善人デスヨ。

 そして、芳香とティターンが愛の逃避行だ。
 のこり少ないのに、なんか面白いことやっています。
 俺たちの戦いははじまったばかりだ! で終わったりしないでくれよ。

・ 仮面ライダー響鬼「四十七之巻 語る背中」東映TV朝日
 魔化網の大群は迫力ありました。

・ ふたりはプリキュア MAX HEART「第45話 無限の闇、永遠の光」ABC東映
 ついにジャアクキングが目覚めてたいへんなことに。
 無印のときみたいに、覚悟を決めて敵地にのりこむという雰囲気ではないが、決戦が近いようだ。

 しかし、ひかりも各地で大人気のようだ。
 さすが女王の貫禄というべきだろうか。
 むしろ、なぎさ&ほのか の後見が効いていそうだ。

 ついに12のハーティエルがそろった。
 あとは女王の心が見つかると、女王が復活するハズだ。
 ジャアクキングが復活しても洋館の少年がいるので、ひょっとすると少年が「心」だったりして。
 光と闇は表裏一体なんだし。

 でも、なぎさ&ほのかは、ひかりを人間として大事におもっているらしい。
 敵の三バカもその点ではいっしょだと思うのだが。
 少年が消滅して、ジャアクキングが完全復活すると言われても、復活をのぞむのだろうか。


2006年1月13日(金)
 1/9書いたマリみて感想にたいして、朱氏朱子さん(06/1/11)に反応をいただく。
 なぜか、「マリア様が餓狼伝」になっている。
 瞳子ちゃん。最後になるが、君に授けたいものがある。

 緋桜さん日記(06/1/13)で、「シグルイ」の原作「駿河城御前試合」を買ったと書いている。
 漫画版である「シグルイ」は、原作からかなりアレンジしてある。
 しかし、最後の結末は同じだろう。
 結末を知らず、いっさいの情報をシャットダウンして漫画版のラストシーンをむかえることができたら幸せだと思う。
 しかし、この情報化社会で、完全シャットダウンは難しいんだろうな。
 非情に難しい問題です。

 なお、当サイトではなるべく原作ネタバレはしない方向でやっていきます。
 餓狼伝の北辰会館トーナメントの結果も、駿河城御前試合の結果も知っている。
 しかし、感想書くときは全部忘れたことにして書く予定です。

 ちなみにゲームの『餓狼伝』はヒマをみつけて、ほそぼそと続けています。
 最近は最高の難易度「餓狼」にも挑戦しはじめた。
「餓狼」にしたとたん、藤巻が異常なほど攻撃をキャッチしはじめて、安全に攻撃するには下段を蹴るしかない状態だ。
 となると チャック・ルイスじゃ絶対勝てないってことか?
 そろそろ、マジメにゲーム攻略法を調査してみようか。
 鎖の位置って攻略本にものってないし、調べる価値はある。

 今週の刃牙で苫米地英人の「洗脳原論」について書いた。
 本を読んだのは去年の十月だ。
 Tech総研にのっていたインタビューをみたのが、本を読むきっかけだった。
 リアルシャドーの原理を説明できるから、いつか日記でネタにしようと思っていた。
 ちなみに、苫米地氏は、著書を読むかぎり『エヴァンゲリオン』でいえばアスカ派と思われる。

 最近は情報入力にたいしてネタ出力が追いついていない状態だ。
 まえに名前をだした磯田道史「武士の家計簿」も、虎眼流の台所事情を推測する材料になるので、いつかネタにしようと思っている。


2006年1月11日(水)
 いまさらなんで、大晦日の格闘技は簡単に。
 印象に残ったのは、ボビー vs. 曙と、武蔵 vs. サップの対決だ。
 ものすごいダメダメな試合だった。いいんですか、アレで?

 でも、武蔵とサップはけっこう相性がイイ気がする。
 武蔵はあまり攻撃しないからサップも安心だし、武蔵も反撃すればサップに当てることができる。
 なんとなく白熱しているような気分にさせてくれる。

 HERO'Sは山本KIDが勝利して、PRIDE武士道は五味が勝った。
 二人はどっちも強い。
 この二人が闘ったらどうなるんだろうと思わずにはいられない。
 総合の軽量級は日本人層が厚いし、試合もスピーディーで面白い。
 2006年も目が離せない。

 PRIDEミドル級のタイトルはシウバが防衛した。
 かなりの接戦だったので、かつてのように磐石ではないな。
 ところで、ミドル級GPのチャンピオンとミドル級タイトルは別物だったんですね。
 知らないうちにショーグンが負けたのかと思ってしまった。
 ミドル級はブラジル勢中心に波乱がおきそうな展開だ。

 ヘビー級はヒョードルが鉄壁の王者となりそうだ。
 ズールはヒョードルと闘うのがはやすぎたと思う。
 もう少し経験をつんでから闘ったほうがイイ試合になっただろう。
 ヒョードルに負けたことがトラウマになってなければいいんだけど。

 体調が悪いといっていたミルコも心配だ。
 完全にガードをかためた無様なすがたをさらしてしまったのだ。あれはトラウマになるかもしれない。
 勝ったマーク・ハントはやっぱり総合にむいているのだろうか?
 総合ルールでひたすら打撃戦というのも面白い試合だった。


2006年1月9日(月)
 去年から持ちこしている課題をクリアしていかねば。
 というわけで、マリみて感想。

・ 今野緒雪「マリア様がみてる 未来の白地図」感想
 ものすごい寸止めラッシュだ。
 神山さんを相手にしているように、肉体は無事だけど精神がボロボロだ。
 このサディストが。大のオタクが……… 最もダメージを受けるやり方を選択(えら)んでやがる。
 はやく、当ててください。
 以下、わりとネタバレ。

 冒頭のシーンは、どうもシグルイチックだった。

家を飛び出した瞳子が放浪してニ刻半 ドリルの生命線である毛先の強度はすでに失い

気がつけば福沢家の間合の中にいた


 凍えた肩が偶然に生み出した新展開は、みきさん(祐巳の母)のによって止められてしまったが。
 みきさん、出番は少ないのに大活躍だ。
 はやく清子さんとであって大変な目にあって欲しいものだ。

 話は津波の前に海面が下がるような状態だ。
 嵐の前の静けさ。デレの前のツン。鞍馬の打撃予報。
 まさに必殺の間合にいる。
 はやく仕置き編をはじめてください。

 ちなみにニ刻半はだいたい五時間だ。
 昔は十二支で時間を区切っていたので(丑三つ時みたいに)、一昼夜を十二で区切る。だから一刻は約二時間だ。
 ただし、昼と夜の長さにあわせて変化するので正確に二時間ではない
「ニ刻半」はシグルイからの引用だが、マリみてでも昼すぎから六時すぎまで放浪していたようなので、だいたいニ刻半だろう。
 すばらしき、シンクロニシティーだ。


 話をマリみてにもどす。
 可南子清玄がいろいろ問題を起こしたので、牛股祐巳が瞳子に声をかけるわけだ。
「これでおぬしが紅薔薇の跡目…(誰じゃ!?)」
『妹候補の顔が別人に見えたのは、夜の薄暗さゆえ、祐巳は自分にそう言い聞かせた』
 怪物が生まれてしまいました。
 まさに星流れのごとく、ためにためている状態だ。

 今回、あまり活躍しないんだけど可南子も不気味な能力を見せていた。
 かつて「気がついたらそこにいた」と称された侵入・隠密行動が炸裂している。
 あの巨体でなんという動きをするのだ。
 昔チャンピオンでやっていた魔界学園の団長みたいな人だ。


 ごめんないさい、話をもどします。
 瞳子のツンも最終局面のメルトダウン寸前まできている。
 内面描写が一回しか出てこなかった瞳子なので、その心情を推し量るのはむずかしい。
 しかし、それでも最終局面というのは、瞳子が今までにない嫉妬をみせているからだ。

「イン ライブラリー」での瞳子は、祐巳の対祥子用 笑顔にたいし、かなり嫉妬していた。
 でも、その場にいない祥子に嫉妬するのと、目の前にいる祥子に嫉妬するのではかなり違う。
 二人の世界を作っている祐巳と祥子をみて、瞳子はかなりショックを受けただろう。
 入学したての瞳子なら祐巳に怒りが向いていたはずなのに、今は祥子に向いているのだ。
 憧れていたはずの人にむける負の感情に、自分でも戸惑っただろう。

 その内面の状態たるや、レイニーブルーの祥子にも負けていないはずだ。
 そして明日から冬休みで会えません。
 祐巳に会えないことで状態がどんどん悪化した、「パラソルをさして」の祥子と同じ状況だ。

 そうなると、やっぱり助け舟を出すのは祥子なんだろうか。
 瞳子ちゃん、縦ロールがこんなにしおれて…といいながら祐巳が抱きつくのだろう。
 そして、祥子さまが一喝する。
「紅薔薇流 二輪、つかまつれ!」
『一命を賭して姉の命じた二輪を舞った忠妹。
 互いの目にあふれた涙は、心をつないだ同校の士を斬らずに舞い終えた感動か』

  マリア様がシグルイ 二輪の血薔薇  了


2006年1月8日(日)
・ 舞-乙HiME「第13話 茜色の空に…」公式
 今回もアカネ(あかね)は退場する。
 つねに中盤の犠牲者ですな。
 オトメと結婚で悩むぐらいなら男のことは見たり、考えたりしなければいいのに。

 そんなワケで、学園では百合推奨らしい。
 前に『福建の男色は奇習としてもっと広く風俗化していた。』と三田村泰助「宦官(かんがん) 側近政治の構造」から引用した。
 本によると、福建は船乗りが多く、男だけで長期の航行があるため男色が発生したのではないかと推論されていた。
 戦場、寺院、船など男しかいない空間は男色の発生が起こりやすいらしい。
 舞-乙HiME世界も需要と供給か。

 昔の学生ってのは国に貢献するという意識が高かったらしい。
 もちろん、軍隊の給料がよかったという事情もあるようだけど。
 磯田道史「武士の家計簿」によると、明治すぐの海軍給料は年収1235円だ。現代の感覚だと3600万円らしい。

 舞-乙HiME世界の給料がどれだけいいか知りませんが、アカネとかカズヤの出世には国と一族郎党の期待がかかっているワケですよ。
 そーいうの投げちゃっていいものかと。
 とくにオトメにはすごい期待とコストがかかっているだけに大ショックだと思う。
 戦力的には空母なみのあつかいになりそうだから、年間10億円払ってもおかしくない。

 でもって、舞衣も恋の悩みで逃亡旅行中らしい。
 どっかでイバラにつつまれて寝ているのだろうか。
 そして、相手は盾祐一なのか。セルゲイの弟とかいうオチは無いよね?

 国のために恋をあきらめるんだろうなー、と思っていたら、アカネの仕える相手が好色そうなおっさんだった。
 この時点で、逆転すると確信しました。
 先代オトメもセクハラに耐えかねて結婚退職したくなったのか?
 きっとY染色体を注入しないですむ秘密兵器とか開発しているんだろうな。

・ 日曜日スーパーヒーロー+ヒロイン タイム
・ マジレンジャー「第44話 母さんの匂い〜ジルマ・ジルマ・ゴンガ〜」東映TV朝日
 いろいろあったけど、イチバン成長したのは翼なのかもしれないと思った。
 最初はヘタレで、知恵担当のくせに頭悪いし、演技ヘタだし、どうも好感が持てなかった。
 それが、いい感じに熱血になって最近は高感度が上がっている。演技は上手くなったのか、なれたのか、気にならなくなった。

 そして、みんなで母さんの匂いをかぐ。
 アンタらサメか。変態か。
 そして、最後までウルザードのナイスフォローで助かる。
 ウルザードがいなかったら、マジレンジャーたちは11回は死んでいたと思う。(確率1/4)


・ 仮面ライダー響鬼「四十六之巻 極める鬼道」東映TV朝日
 紅白歌合戦で布施明が「少年よ」を熱唱して、響鬼・威吹鬼・轟鬼のオールスターが応援にきておりました。
 さらに最後には、ヒビキの細川茂樹さんも登場する。
 ライダーと中の人は同時にでてはいけない東映死の掟があるらしく、いれかわりで登場でしたが、ちょっと感動しました。
(参考:仮面ライダー龍騎「東映として龍騎と真司が並んでいる写真はNGで出せない」)

 本編もよいよクライマックスだ。
 ザンキさんが死んだときは悩まなかった明日夢も、幼女が病気と聞いて死について悩む。
 やっぱ、女の子じゃないとダメですか。

・ ふたりはプリキュア MAX HEART「第44話 ひかりが消えた日、明日を探す日!」ABC東映
ほのか?  チャンピオンで連載中の『ガキ警察』に、ほのかっぽい子が出ていた。
 髪型や本を読んでいるところが、ほのかっぽい。
 ちなみに、名前は不明でたぶん、もう出てこない。
 なお、なぎさっぽい子は見つからなかった。

 背後にいる男たちがやたらとハァハァしているのは、これから痴漢をするからである。
 このあと、黒タイツ脱がされて、パンツも半分おろされる。
 少年誌であっても容赦しないのがチャンピオン・クオリティーだッ!

 いうまでも無く、痴漢は犯罪です。去勢されろ。


 最近は、電車でプリキュアが流行っているのだろうか?
(参考1:マジヤバ!!幼女達のプリキュア!!
(参考2:あんよさんの日記

 先日、電車のなかで私も遭遇した。
 混んでいて、声しか聞こえなかったのだが、男の子(たぶん)が祖母に一生懸命キャラクターの説明をしているようだった。
「九条ひかり、雪城ほのか、美墨なぎさ、ポルン、ルルン、ミップル…」
 キャラを一人一人いって、祖母に復唱させていた。
 なんで、その順番になったのかとても気になる。
 たぶん、絵本かなにかを見せながら確認していたと思うのだが…
 ちなみに、ミップルのところで男の子は電車を降りたらしく声は聞こえなくなった。
 きっと、いいオタになれるよ!

 え………、はいはい。今週の話でしたね。
 ミステリアスな感じで普通に面白かった。
 洋館の少年が恐怖を感じているところとか、今後の展開に関わってきそうだったし。

 プリキュアは敵役も憎めない連中だ。洋館の少年にとっては本当にいい人たちだったし。
 それだけにジャアクキング復活は双方にとっても悪い展開ではないだろうか。
 プリキュアと共闘するって可能性もあるかもしれない。


2006年1月7日(土)
・ ガン×ソード「第26話 タキシードは明日に舞う」公式
 惑星エンドレスイリュージョンのバカ代表ヴァンが最後の大暴れだ。
 キーワード「お嫁さん」で起爆する。
 16話でもエレナの思い出で大爆発していた。
 やはり、愛の力なのかなぁ?

 計画失敗したカギ爪の男が虎眼先生・覚醒状態になることを期待していたけど、普段の言動が地だったようだ。
 虎眼先生よりも数段上に狂っている人だったらしい。

 ファサリナをたすけ(?)に、ミハエルがカッコよく登場した。
 腕を負傷していて、いかにも苦難を乗りこえやって来たように見える。
 だが、腕は妹との痴話喧嘩(?)で負傷したものなのだ。
 真相を知られたら、登場時がカッコよかっただけに幻滅して株価大暴落である。
 しかし、それでもミハエルとファサリナには生きていて欲しい。
 落石は二人の手前だったと思っておこう。

 で、戦勝パーティーの中 ヴァン・ザ・ナイスガイはクールに去るぜ。
 衛星によるメンテナンス問題も解決したので、生存エンディングです。
 復讐を果たしたあとのヴァンはどういう生きがいを見つけるのか心配だ。
 まあ、復讐旅行中もそれなりに楽しい生活をしていたようなので、ほぼ同じように生きているのだろう。
 ただし、エレナーッ!と叫ぶハイテンションは無し。

「スクライド」でいうところの、かなみ育っちゃったよENDで終了だ。
 ウェンディー育っちゃったよ。
 カメオはもっと育っていました。
 なに、漫画版にあわせたの!?
 そんな整合性なんて微塵もいりません。


『GUN×SWORD』はチャンピオン関連のアニメとしてかなり楽しめる作品だった。
 バカとバイオレンスと美少女という3Bがそろっているのが、チャンピオンらしい。
 個人的にはチャンピオンの漫画版は忘れたい悪夢なんだけど。
 谷口監督には今後も3Bあふれる作品を作りつづけて欲しい。


2006年1月5日(木)
 昨日まで留守していました。
 ガンソード最終回の感想とか、年末格闘技の感想は後日に書きます。

 コミケ後日談をちょっと…。
 みごとにダマされた大吉さんは丹波boy並みに期待にこたえてへこんでくれました。
 次回があったら、油断しないことです(ひでぇ)

 コミケでは、オタの境界さん12/31)にサインをしてくださいと言われました。
 生まれてはじめてなんで、かなりびっくりしました。
 次があるかもしれないので、なんか面白いサインを考えておいたほうがいいかもしれない。
 とりあえず、ペンがインク切れでかすれていたので買いなおしておこう。
 いや、ホント、かすれてスイマセン m(_ _)m

 冬コミでおとなりさんたちとダベっていて、ちょっと楽しかったのが範馬勇次郎の暗躍話だ。
 最強三冠馬ディープインパクトが敗れた背景には範馬勇次郎の存在があった。

「競馬場でのディープの動きを見りゃ 一目瞭然。
 あれは競馬というより、もっと全局面的なあらゆる攻撃を想定した―――――
 いわゆる格闘技」
『世界中の…………名だたるトレーナー達が想像すらしていなかった、わたしの夢……………。
 それを……、サラブレットですらない 路上で出逢った人間に見透かされていたとは……』
「さっきとは大違いだぜ、三冠王。競馬なんかじゃねェ…………………
 打(パンチ)・突(ストライク)・蹴(キック)
 組(グラップル)・投(スラム)・極(キャッチ)
 全局面対応型 闘争術!
 あえて言うなら…………………、ディープ・インパクト流 脚法!

 範馬勇次郎との傷がいえぬままディープ・インパクトは次のレースにむかうこととなる。
 これがシークレット・ウォー・サラブレットであった。
 板垣先生、またハジけてくれないかな。


 酔拳の王 だんげの方さん2005年十大ニュースで、ツンデレ大流行ということでグラップラー ツンデレを紹介していただきました。
 ありがとうございます。
 いつか餓狼伝のツンデレ藤巻十三を徹底解剖したいものです。

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