とら日記(05年1月)

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2005年1月31日(月)
 忘れないうちに、やまさき拓味「さんごくし」にツッコミを入れます。
 というか、時代考証がおかしい部分を全部つっこんでいると時間が足りないことが判明したので、もっと大雑把に書きます。
 時代考証が正しい部分を指摘すれば早いんだけど。今週はありませんって感じで。
 マジメな話、八話を見直したけど、正しい部分が無いと思う。

 この漫画では張飛が関西弁をしゃべっている。
 中国は広いので方言は当然ある。関西弁をしゃべっても、特に問題は無い。
 ただ、地域で方言を決めたのではなく、キャラで決めているっぽいのが難点だ。

 蒼天航路で孫権の妹(劉備の嫁)が関西弁をしゃべっていた。
 あれは、なんとなくわかる。
 孫権の妹が育った呉の地は雰囲気がおおらかで明るい。
 皇帝の孫権には酒乱のクセがあったりと、なんとなく漫才がにあう土地だ。

 この地方は、後に生産拠点となる。政治は北で、文化は南でと別れて行く。
 北にくらべ発音もやわらかいものが多い。
 漢字の音読みは漢音・呉音・唐音とある。漢音は北の発音が元で、呉音は南の音が元だ。(ただし、辞書的には日本に入ってきた時期で分けている)
「日」は呉音で「ニチ」、漢音で「ジツ」。「人」は呉音で「ニン」、漢音で「ジン」とまあ、そんな感じだ。(参考:高島俊男「漢字と日本人」)

 そんなわけで、呉の人間が関西弁をしゃべっていても違和感は少ない。
 さて、張飛の出身はどこだろうか?
 張飛の話で書いたが劉備と同郷で、異民族と国境を接する北の端だ。
 イメージ的には薩摩弁のほうが強そうでにあっています。

 以前に書いた鉈矛(なたほこ)はいつの間にか、蛇矛(じゃぼう)と名称が変化している。
 結局、誤字だったようです。
 蛇矛は本によって「じゃぼう」「だぼう」と二種類で呼ばれている。
 物や人物の名前は漢音で呼ぶのが通例らしいが、蛇矛はどっちで呼んでも良い。

 現地での漢字の発音はふつう一文字一音なのだが、たまに複数の発音がある。蛇がそれだ。
 発音が変わると意味も変わるものが多い。楽は「ラク」と「ガク」で意味が変わる。ラクは苦楽のラクで、ガクは音楽のガクだ。
 蛇は「ダ・タ(tuo)」「ジャ・シャ(she)」「イ(yi)」の発音があって、「ダ」「ジャ」はヘビで、「イ」は「のびのびして安らかなさま」の意味らしい。(参考:漢語林)

 だからヘビ型の矛なら「じゃぼう」でも「だぼう」でも、好きなほうをどうぞということらしい。
 今辞書を見たら「ダ」「ジャ」は呉音で、「タ」「シャ」が漢音とある。しかし、常用は「ダ・ジャ・へび」となっているので、「ダ」「ジャ」を使っているのだろう。
 この話、軽く書くつもりだったのに、ややこしくなった。ヘビだけに曲がりくねった話になった。

 なお「矛盾(ムジュン)」の「ム」は呉音なので、矛は漢音で「ボウ」と読む。
 呉音のほうが先に日本へ入ってきているので、矛盾という言葉はかなり昔に輸入されたようだ。
 輸入がものすごく遅れていてば、「攻めの消力と守りの消力」とかになったかもしれない。
 いや、ならないか。語呂悪すぎ。


2005年1月30日(日)
「はじめての餓狼伝」がこちらでも紹介されていました。ありがとうございます。
 下のほうに秀逸なバキコラがあって、かなり笑った。

 新番組の仮面ライダー響鬼なんですが、いきなりミュージカルが始まってかなりビビりました。
 全体的に効果音(変な音)が多いし、こりゃまた異色のライダーになりそうだ。

 木の上でアクロバティックな戦闘をするなど、新しいことに挑戦しようとする気概が見える。
 今後、どう話が転がるのか楽しみです。

舞-HiME 『第17話 うそつきな、唇』感想 (公式)
 舞-HiMEバトルロイヤルが開催される。
 最後のひとりを決定しないと、災厄が訪れるとか言っている。
 媛星とは何なのかとか、肝心な部分を説明しないのは、相変わらずだ。
 いきなり戦えと言われても困るでしょ。視聴者も困る。

 炎凪はHiMEは十二人といっておいて、アリッサを数に入れていないのがポイントだ。
 アリッサはシアーズ財団が作り上げた強化人間ということなのだろう。

 逆に碧はアリッサを数に入れて未確認HiMEは二人だと言っている。
 一人分の誤差が、のちに人別帖にしるされる杉浦碧の名に、不吉な赤い血のすじがひかれる原因となる、やもしれぬ。
 でも、碧は晶の存在を知らないから、未確認HiMEは三人ですよね?

 舞衣と盾はつきあってもいないうちに、別れ話の真っ最中だ。
 内心憎からず思っていた二人だけど、縁が無かったということで。

 舞衣と会っていたことをごまかすために、盾は病院の売店で雑誌を読んでいたという。
 大きな病院には見舞い用の花屋から、レストラン、売店、出入りの葬儀屋まで完備されている。
 しかし、売店はコンビニほど大きくないんだし立ち読みはつらかろう。
 つまり、すぐにバレる嘘だ。
 盾は見舞いに来ても売店にはあまり行っていないようだ。

 なお、病院の売店にもエロ漫画雑誌は売っている。自衛隊の売店でも売っているらしい。
 盲腸の手術をしたあとの患者には売ってはならないとかのルールがあるのだろうか?

 そして、舞衣が新HiMEに襲われる。
 敵は「白無垢の姫」だ。
 七話で詩帆の花嫁衣裳が出てきた。アレを装備しているのか!?
 花嫁衣裳を着て恋敵をぶっ殺す。すごい思考回路をしているなー。


ふたりはプリキュア「第49話 未来を信じて!明日を信じて! さよならなんて言わせない!!」 感想ABC東映
 ついに最終話だ。
 普通にアクションを頑張っている。吹っ飛ばされて、ビルを三つほど突き抜けて、その穴越しに敵を見るシーンとかなかなか燃えます。

 しかし、ジャアクキングさん、同じシリーズに2度負けるバカがいるか。
 敵をあなどっていたら、パワーアップされちゃって敗北する。
 負けパターンまで同じだ。全然、成長していない。

 勝利したあと、メップルとミップルは帰らずに残ると言いだす。
 ずっと眠ったままになっても、二人のそばに居たいのだそうだ。
 後ろ向きだけど、美しい友情ですね。
 ただ、お子さま向け番組なんだから、つらくても現実と向き合って生きて行くと言って欲しかった気がする。
 ララァに別れをつげて仲間のもとに帰ったアムロのように。まあ、Zでは現実から逃避ぎみでしたけど。

 そして次回から、新シリーズがはじまる。
 そのわりには話を引っ張ったりせず、普通に終わっていたのが好印象だった。
「明日のナージャ」よりも、ちゃんと話が終わっていたし。


2005年1月29日(土)
 なにやら「はじめての餓狼伝」があちこちで紹介されています。
 BWS@HyperEditionさんとらんすぺあれんと さんカトゆー家断絶さん桜実さん朝目新聞さん俺の戯れ言さん、ありがとうございます。

 餓狼伝の復活は意外と知られていなかったようです。
 連載前から早くも浮かないのか心配されているあたりがなんとも。
 たぶん大丈夫です。
 少年マガジンと違って格闘漫画多いし。マガジンと違って。


 今週のバキで「最初に「ズボンを下ろした」と思った人は人間として失格です」と書いた。
 すると見事に大吉さん予想しているじゃないですか。
 さすが大吉さんです。見事なダメっぷりだ。
 私が錯乱中に書いた天満=薬師寺天膳説で、本気の拳を握ろうという気迫も理解できる(違う
 お詫びに、天満の治療をする八雲でも描きましょう(やめろって


 ところで掲示板とメールでジンさんから情報をいただきました。
 はなまるマーケットによると、寂海王の使用した三陰光は冷え性のツボだそうです。

 急所や技の名前は同じ物を指していても、流派によって異なることが多い。
 そもそもツボの位置は日中韓で微妙にズレているらしい。
 名前が三陰光圧痛(さんいんこうあっつう)とたまたま同じだけで効用は違うと思います。
 人間スチームの烈海王は冷え性と縁が無さそうだし、押されてなんか痛がっていたようだし。

 技の名前が違うといえば、チャンピオンRED連載の「シグルイ」で出てきた「虎拳」も極真空手では「孤拳」と書く。
 どちらも手の甲側の手首を当てる技だ。
 弱い部分なのでよっぽど鍛えないと逆に手のほうが壊れる。

 昔サンデーで連載されていた「秘拳伝 キラ」という漫画で空手は弱い部分を鍛えてつよくするなどと言いながら試し割りする時に使われていた。
 それ以外では見た記憶のない技だ。たぶん、使いにくい技なのだろう。

「シグルイ」の、その後の流れを見ると「虎拳」→「鉄槌」→「ヒジ」と攻めている。
 素手で戦っているのだが、これらは刀を持ったままでも使えそうな技ばかりだ。
 裏拳で殴らず「虎拳」にしたのは、刀を持っているときに裏拳を使うと刀の鍔が当たって破損する恐れがあるからだろうか。

 鉄槌は刀を持っているときは、柄で打つことになる。
 三巻で藤木が柄打ちを見せていし、馬乗り状態からの鉄槌も見せている。
 鉄槌は、間違いなく虎眼流の徒手技だろう。

 刀を抜いているときも、間合いによっては打撃が重要になる。
 遠い間合いで神速の斬激を得意とする虎眼流だけに、ふところに入られたときの脱出方法も考えているに違いない。
 まあ、ようするに虎眼流の門下生とは下手に眼を合わせないほうが良いらしい。
 帯剣しているときはもちろん、素手のときも。
 そして、抜刀しているときは全力で逃げるべし。いや、この場合は背中を見せないほうがいいのかな。


2005年1月26日(水)
 私の母も冬ソナにはまっているという話は以前にした。
 去年の年末は、一年を振り返ってということで、ペ・ヨンジュンがTVに結構出ていた。
 で、母といっしょにTVを見ていたので、軽くヨン様の話題をふってみたら、いきなり熱く語られてしまった。
 私の母は、私の母だけあってツッコミ体質で、わりとクールな人なんだが、いつもとは別人のような熱の入れようだ。

 異様なまでに発達した熟女用笑顔(マダムキラースマイル)。
 眼鏡と茶髪で造りあげられた韓国トップスター!!!
 これが、ヨン様人気の正体かァァァッ!

 話ふるんじゃなかったと、ちょっと後悔しながら正座でうなだれて話を聞く(心象風景)。
 でも、ツッコミ人間である母の分析はそれなりに面白く、キャラクター造詣の役には立ちそうだった。

 ところで、最近の私は眼鏡と茶髪さえそろっていれば、誰でもヨン様もどきに見えてしまう。
「ナルトヤ!」に出てきた東大ラー研の北良純(きた よしずみ)も当然ヨン様だ。
 マフラーまでしていて、完璧ヨン様。
「冬のソナタ」→北、ヨンジュン→よし 純(じゅん)で、マックシングにヨン様だ。

 まあ、この人はいいとして、ヤンマガの『カイジ』に最近出てきた「坊ちゃん」もヨン様に見えてしまう。
 眼鏡と茶髪さえあれば何でもいいらしい。
 母に絵を見せながら説明したら、きっと拳で殴られる。


2005年1月24日(月)
ふたりはプリキュア「第48話 史上最大の決戦!プリキュア最後の日!!」 感想ABC東映
 この時間帯は軒並みエンディングに向かって突っ走っている。
 最初に仮面ライダー剣(ブレイド)が終了した。
 平成ライダーって、なんとなくバッドエンドっぽい話が多い気がする。
 次回作は鬼〈オーガ〉なので(ちょっと違う)、感想書くかもしれない。

 プリキュアもヒートアップ終幕直前展開ですよ。
 ジャアクキングと合体三人組が仲間割れをしているスキにプリキュアは一休み。
 やっぱり悪人は私利私欲に走りがちだから力は強くても、共闘しにくいのだろうか。

 指輪物語でも、大ボスのサウロンは部下が指輪を奪うのではないかと心配だから、あまり大規模に探索できなかった。
 サウロンの協力者であるサルマンも、あわよくば指輪を我が物にしようと企んでいたので、連携が取れなかった。
 悪には悪の悩みがあるらしい。

 で、正義全開のプリキュア二人は悪人の戦いに割って入って戦いを挑むのだった。
 そこは、敵が共倒れになるまで黙って見ていたほうがいいと思いますが……。
 正義のために戦うと自称している故のつらさであるか。

 で、負けそうになっているプリキュアに人間界に置いていかれたポルンと石の番人が援護射撃をする。
「こんなことやったって強くなんかなれねェ だろうけどよォ」
「ポポォ」
「とりあえず語尾は『ポポ』!」
「ケイッ ポポ」
「ウリャ ポポ」
 二人の応援がドツクゾーンにまで届く。
 奇跡のプリキュア・マッハ突きで逆転だ!(一部誤報)

 しかし、合体三人組の背中の「侠客立ち(石の力)」はジャアクキングにはぎ取られてしまうのだった。
 あんたら、割り込んだあげく漁夫の利をとられてどうするねん。
 ちなみに、「漁夫(ぎょふ)の利」と「呂布(りょふ)の利」は音が似ているけど、全然違うので注意しましょう。

 力を手に入れていい気になったジャアクキングと、最近ピンチで次回に続いてばっかりのプリキュアは、人間界へ。
 プリキュアを倒すため人間界まで追ってきたジャアクキングを撃退できるのか?

 孫子いわく「近をもって遠を待ち、佚をもって勞を待ち、飽を持って飢を待つ。これ力を治める者なり」
 つまり、自分の地元に敵を遠征させ、楽な体勢で敵の疲労を誘い、体力を温存して敵が飢えたところを攻撃する。これが力を使いこなすものの戦い方だ。
 というわけで、敵地にのこのこやってきたジャアクキングの補給を断てば勝てます。
 あ、でも全てを生み出す力を手に入れているから、補給要らないんだっけ?

 素直に、援軍をよびましょう。


2005年1月23日(日)
舞-HiME 『第16話 Parade♪』感想 (公式)
 対オーファンのHiME部隊を結成するとか言って、団結式を行います。
 まあ、今回はとくに意味のない萌えとギャグの話らしい。
 高校生の制服をムリヤリ着る二十四歳とか、中学生の制服をムリヤリ着る二十歳とか力みすぎだ。そこに開放のカタルシスがあるのか?

 一方、理事長はメイド同伴で学園を離れる。
 そういえば、死の女神ヘルは半身が赤と青にわかれている姿らしい。
 青の理事長と赤のメイドが合体すると大変な事になるのだろうか?

 そして、炎凪がHiME同士の戦いの開始を宣言する。
 戦い生き残るのは誰か?
 なんとなく、最近こういうバトルロイヤル物が多い気がする。
 仮面ライダー剣も、けっきょく生き残りゲームだったワケだし。

 とりあえず、現在戦闘可能なHiMEは、鴇羽舞衣・玖我なつき・美袋命・杉浦碧・結城奈緒・屋久崎晶・真田紫子・菊川雪之の八名だ。
 リタイアしたのが、日暮あかねとアリッサ・シアーズの二名で、あと三人いるらしい。
 今回の様子を見ていると詩帆がHiMEっぽい。
 漫画版にはすでに残りの二人が登場しているので、これで全員そろったと見ていいのだろうか。

 いまだにチャイルドを持っていない命は立場無い。
 チャイルドを倒すのがルールのはずだから、一方的に有利なんだけど。


2005年1月18日(火)
 きのう物忘れがはげしいと書いたばかりだが、今日も肝心なことを忘れていた。
 オタにとっては死活問題となる、ビデオ録画をだ。

 朝、パンにマーガリンを塗っている時に気がついたのだが、マーガリンを塗り終わったときには、すでに忘れていた。
 オレは、同時にひとつのことしかできない、バカか?
 ちなみに、とらはバターの味は嫌いではないが、必要が無い限りバターは食さない。

 今日、ビデオを撮り忘れたと言うことは、スクールランブルを見損ねたということです。
 けっこう、切実にくやしい思いをしています。
 ドラクエでラスボスに八つ当たりの撲殺を敢行するような人は、変な方法で人に迷惑をかけようと企むので注意が必要です。

 スクールランブルついでに、アニメ化するバジリスクなんですが、薬師寺天膳と塚本天満の共通点に気がつきました。
 ………一応、断っておきますが、失意のあまり発狂とかしていないので安心してください。
 よく、本当の狂人は自分が狂っていることに気がつかないといいますが、私は自分が狂っていないと確信をもっているので大丈夫です。

 話を戻します。
 薬師寺天膳と塚本天満です。
 どちらもドジっ子です。

 そして、名前もポイントだ。
 膳と満!
 うっかり、薬師寺天満と書いても問題無さそうなぐらい、そっくりだ。
 むむ…。ひょっとすると、塚本家の先祖は薬師寺天膳なのかもしれない。



 それと、チャームポイントまで一緒だ。

薬師寺天満



 やりすぎました。ごめんなさい。

 でも、天膳のあの髪型は、マジメに何なんだ?
 萌えポイントなのか?
 それとも、死んでいるスキに里の子供にイタズラされたのか?

 イタズラ、されてそうだなぁ。
 この人、死んでいるスキに、口の中にカエル入れられたりしてそうだ。


2005年1月17日(月)
 ちょこっと感想の補足。
 14日の舞-HiMEの感想でseiyouzinnさんから次のようなメールをいただきました。
 さて、「ラグナロク」の終末についてですが、先ず世界を滅ぼした炎の巨人、スルトは自らもその炎で死んでしまいます。
 んで、生き残るのは(ラグナロクの前に死んだはずの、全てに愛される神)バルドル、(そのバルドルを殺した盲目の神)ヘズ、ヴェーイとヴェリ。神はこれくらいで、リーブとリーブソラシルという一組の男女も生き残り、その後人は増えてゆく訳です。
 あと、死んだという記述がないため、もしかしたらヴィーザル(フェンリルを殺した神)も生き残っているかも。諸説ありますが、大体はヴィーザルの生存を肯定しています。
 何だかんだと結構生き延びてるんですよね。

 二つ目はフェンリルの死に方について。
 フェンリルの死について「巫女の予言」と「スノリのエッダ」という二つのエッダに書かれているのですが、その二つの死に方が違っているのです。
 「巫女の預言」には心臓を剣によって刺し貫いた、とされていますが、「スノリのエッダ」ではフェンリルの上あごに手を当てて、下あごに足を掛け、上下に引き裂いたとされています。有名なのは後者ですね。失礼ですが、上あごと下あごを剣で縫いつけた、という解釈は聞いたことがありません。多分二つの説がくっついちゃたのではないかと思うのですが。

 ちなみにカグツチは勿論、古事記に登場した「迦具土神(かぐつちのかみ)」がモチーフで舞HIMEに見られるように炎に関わりある神のようです。っていうか炎を司る神様では最もメジャーなようです。
 ちょっと調べ直しましたがやはり口を剣で縫いつけられたというような記述はないようです。
 本編に期待ですね。
 因みに産まれた瞬間母を(故意ではないにしろ)殺し、その所為で産まれて直ぐ父親に殺された神でもあります。
 と、以上若輩者でその上、大して詳しくもないのに数点書かして頂きました。
 一応、ラグナロクで人間が生き残るのは知っていました。
 でないと、神話の時代から人の時代へと話がつながらなくて困ります。
 しかし、けっこう神も生きていたんですね。これはちょっと驚きです。

 フェンリルに関しては、「死に方」ではなく、「封じられ方」の話です。
 変な材料で作ったロープでしばりつけて、その時に戦の神テュールの右手をぱっくり喰いちぎったという話は知っていました。
 ただ、その後「上顎と下顎を剣で縫い止められて、そのまま封印されてしまった」というのは知らなかったという話です。
 その後、フェンリルが開放されるときは、剣も抜けたんでしょうね。
 カグツチのデザインが同じなのは偶然の一致なのか、それとも意図的なものなのか、と言う話です。

 カグツチも、有名なので知っております。てっきり書いたと思ったのに、書いていないことを忘れていた。
 舞-HiMEが始まったころは、感想をなるべく書かないようにしていたので省略していました。
 西谷史の小説「デジタル・デビル・ストーリー 女神転生」では、カグツチは剣と化して戦っていたので、そのへんが元ネタかと思っていました。

 舞-HiMEの話に戻りますが、北欧神話の単語を使用していたシアーズ財団は15話で撤退しています。
 ということは、北欧神話のモチーフは彼らの隠語で終わる可能性が大です。
 今後は、いろいろな神話のごった煮状態になりそうですね。

 炎凪がロキ的な存在だとすると、彼の子供(チャイルド)であるカグツチ(フェンリル)の封印の剣が抜けたとき、最終戦争がはじまる。
 という感じで、つじつま合いそうだと思っていましたが、勇み足でした。


ついでに、昨日のプリキュア感想なんですが、加納さん感想を見て、なぎさ&ほのか不在の日常について書き忘れたことを思い出す。
 最近、物忘れがはげしくて……(--;

 あ、でも「進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線」という本によれば「下等な動物ほど記憶が正確」らしいので、私の脳も上等になっているのだろう。
 (注:私はこの本を読んでいないので引用が間違っているかもしれません)

 気分的には、加藤から末堂へという感じだな。
 とりあえず、背は高くなっていそうです。

 大幅に話がそれましたが、人がいなくなっても周囲が気がつかないという状況は三人組の登場時や41話のラクロスの試合でも出てきています。
 この話はいつかキュアキュアする日さんも、日記(11/28)で「薄ら寒い恐怖を感じるというか。」と書いておられます。
 やっぱり、この手のいなくなったことに気がついてもらえないという話は社会性をもつ人間には怖いものなのでしょう。

 いなくなったことに気がつかない。元からいなかったことになる。
 プリキュアの後半になってから、こういうエピソードがいくつかある。
 これだけあるってことは、なにかしらのテーマがこめられていそうだ。
 個人では無力なプリキュアだけに、忘れてはならない大切な相棒ということなのだろうか。

 ケンカしたり、ニセほのか事件とか、プリキュア分断作戦とかも合わせて、ふたりの友情を主題にしたエピソードになっているのだろう。
 そう考えると、ふたりの間に入ってきそうなキリヤと藤Pはジャマだ(言いすぎ)。


2005年1月16日(日)
ふたりはプリキュア「第47話 最強戦士登場!っても〜ありえない!!」 感想ABC東映
 ベルゼイ、ジュナ、レギーネの三人組がついにすべてを生み出す石の力を手に入れる。
 家に写真とか飾っちゃって人間くさいところを見せています。
 この人たちには、この人たちなりの生活がある。
 悪だから即ブッ殺せとはいかないのが、むずかしい。
 敵にも敵の事情があるんだと。

 そんなことを知らないプリキュアはドツクゾーンにまで着いてって戦いを挑む。
 そして、ジャアクキングと言い争う三人組を見て、事情を知ってちょっと気まずい。
 プリキュアは基本的にいい人なんで、「俺たちにも自由に生きる権利があるんだ」的なことを言われると、つらい。

 ジャアクキングと争っているうちに三人組は三体合体して最強の戦士とやらになってしまう。
 最終回付近で合体するのは、主人公サイドの得意技だったのではないのか?
 オキテ破りの敵合体で、プリキュア ピンチというより、放置されている。
 当面の問題は三人組 vs. ジャアクキングらしい。
 負けずに、プリキュアも合体するんだ! 下品な意味でッ!(ぇ

 ところで、新シリーズの情報が出ています。
 ツインテールの金髪少女が新キャラのようですね。
 これって、巨大女王が縮んだ姿なんでしょうか?


2005年1月14日(金)
 せがわ先生のサイトを見に行ったらアニメ公式サイトでキャスト発表の情報アリ。

 イチバン気になる薬師寺天膳は速水奨さんだ。うはぁ、ねちっこくエロそうだ。
 これは期待が持てる。
 で、表の主人公・甲賀弦之介は鳥海浩輔さんだ。NARUTOのキバの役ですね。
 朧が水樹奈々さん。NARUTOのヒナタだ。う〜ん、忍者シンクロニシティー?
 水樹奈々さんは、アレだな、どんくさそうな忍者のエキスパートになれるさ、きっと。

 あと、蓑念鬼がラオウとかセンベイさんとか鴨川会長とかの内海賢二さん。
 うわっ、これも楽しみだ。バジリスクにおける屈指のギャグキャラとして(天膳もある意味ギャグキャラなんだが)、すごい役者を持ってきたなー。

 キャストを見る限り、耳でも楽しめそうな予感がする。
 あとは、どこで放送するのかが問題だな。


舞-HiME 『第15話 天翔ける ミ☆ 女子高生』感想 (公式)

 秘密基地も出てきて、HiMEもそろった。ここから反撃だ!
 HiMEは人間なんだけど、発進シークエンスがスーパーロボット系だ。
 ムダな工程をかけているなぁ。普通のエレベーターで外に出ようよ。

 チャイルドに乗って高速移動するHiMEの中で、チャイルド無しの命だけが自走式発進だ。
 誰か、命用にローラーブレードとか用意してあげましょう。

 反撃がくるのを予想していたアリッサたちは、対策を用意していた。
 その方法とは「衛星軌道兵器を速く動かす」だった。
 孫子の兵法にも「兵は拙速を聞く」を書かれている。速度は戦いにおいてもっとも必要な要素なのだ。
 なんとなく大雑把な気もするが、それこそ「拙速」を地で行っているわけだ。

 でも、超進化したカグツチに敗北してしまう。
 衛星軌道上まで飛んで行ってしまうのは、反則だろう。

 そして、シアーズ財団はまた三百年ほど待つつもりらしい。
 こういう単位でものを考える組織だと、行動も大雑把になるのかもしれない。
 しかし、あれだけの軍隊を壊滅させられて、損害額はどれぐらいなんだ?

 北欧神話の話についてAvengerさんから「ラグナレクで生き残るのは炎の神だけだと聞いたのですが…、まさか最終回で冨野作品ばりに鴇羽さん以外のHiMEは全て死亡なんて事に…(滝汗)」と教えていただいた。
 まあ、萌えアニメなんでそれほど死人は出ないでしょう。たぶん。すでに死者は出ていますけど。希望的に言って。

 北欧神話で、ちょっとフェンリルを調べてみたら、面白い記述があった。
 フェンリルは「上顎と下顎を剣で縫い止められて」封印されているのだ。
 これは、カグツチのデザインと通じる部分がある。
 鳥と狼で種別は違うけど、もしかしたら共通点があるのかもしれない。


2005年1月12日(水)
 忘れたころに、やまさき拓味「さんごくし」にツッコミを入れてみる。
 作品内容に、ではなく時代考証の部分に無粋にズブっといきます。

・第1話
P1 セリフ「三国の一つである/蜀の皇帝/劉備玄徳殿が」
 この時点では、三国ではない。
 建前上、孫権は魏から呉王の位をもらい、『東夏(東中国)の地を治め正すように』と任命されている。
 孫権が皇帝を名乗るのは六年後。
 また劉備は漢室を継承するとしているので、国号は「漢」のまま。蜀は地名。
 現在の台湾と状況は似ている。正式な国名は「中華民国」で、中華民国を継承しているのだが、台湾としか呼ばれない。
 現代日本語の問題ですけど、皇帝を○○殿で呼ぶのは、不敬罪だろう。
 また、「劉備玄徳」という呼び方は正しくない。詳しくはこちらのページに。
 このページはちょっとだけ間違っているところがあるので、直さなくちゃいけないと思いつつ、一年ぐらい放置していますね(--;

P1 諸葛亮の髪型
 束ねていないし、冠(帽子)もかぶっていない。というか、この漫画のメインキャラはほとんどそうなんですけど。
 四大礼式は冠婚葬祭(元服・婚礼・葬式・祖先の祭礼)ですが、成人すると冠をかぶります。
 髪の毛はちゃんと結って冠をかぶるのが、当時の文明人にとっては常識だ。全裸状態に等しいとお思いください。
 戦場で死にそうなときや、首くくるときも冠が外れないように気をつけるらしいですよ。

P4 セリフ「西暦184年に」
 なぜか西暦を知っている諸葛亮。

P4 旗を持つ少年
 中国の軍隊は旗を見て行動するので、旗持は重要だ。
 水滸伝に出てくる最大巨人・郁保四(いくほうし)の役職も旗持だ。
 だから、子供に持たせるのはおかしい。基本的に、盗賊団は自軍の女子供は後方の安全なところに隠しておく。
 後に曹操は黄巾賊を軍に組み込む。『降兵三十余万人と[兵卒以外の]男女あわせて百余万人を受け入れた。』とあり、非戦闘員の数のほうがずっと多い。

P5 セリフ「敵の漢王朝の義勇軍だッ」
 現代風に変えると、「敵の民主主義国家 日本国の自衛隊だッ」日本人が言う感じ。
 いわゆる説明ゼリフですね。説明になっていないから、「漢王朝」はいらないと思う。

P5 セリフ「人間じゃないッ あれは…………鬼だッ」
 地獄にいたりする「鬼」は仏教の影響で後世に作られたもの。
 この時代だと、「鬼」は死後の人(幽霊)のこと。

P7 セリフ「子龍」
 子龍は趙雲の字だ。のちに趙雲と判明する。
 字は成人してからつけるので、子供がつけているのかと言われると……

P15 上半身裸の張飛
 呂布伝の注・英雄記に『頭巾もかぶらず肩もあらわな姿で』という記述がある。
 男でも肌を見せるのは恥ずかしいことのようだ。やはり、全裸相当の恥辱だろうか。

P17 セリフ「戦場にあっても人は殺さず!!」
 なんか評判の悪いセリフですが、似たようなことを言った人はいます。
 高島俊夫「三国志きらめく群像」によれば、劉虞という人は「公孫サンだけが相手だ。他の者を傷つけてはならぬ」「建物をこわしたり火をつけてはならぬ」などと言っていたらしい。
 なお、劉虞は公孫サンに敗れて死ぬ。
 作品的には、戦場で殺しておかないと、略奪なんかが起きて違うところで人が死ぬというオチがついている。

P26 おにぎり食ってます
 中国でコンビニが開店するというニュースで、おにぎりは日本発ということを言っていた。
 まあ、これはギャグなんでOK。

P43 セリフ「道教教団"太平道"」
 道教という区分は後にできるので、この時点で道教を名乗るのはおかしい。

P65 セリフ「劉備玄徳殿この時 25歳」
 223年に劉備が死んだとき『行年六十三』とある。だから184年だと、24歳だ。

 ものすごく、くじけてきたので2話からは要点だけ。
・第2話
P17 皇甫嵩のセリフ「冀州の牧に昇格」
「牧」が作られるのは四年後。

P18 左拳を右掌でつつんで挨拶する劉備たち
 戦う前の挨拶です。ケンカ売っています。
 和解後のシーンではちゃんと右拳を左掌でつつんで挨拶していたので、ここでは本当にケンカを売っていたのかもしれない。
 この時代から、この習慣があったのかは不明。

・第3話
P6 村
 中国では村も町も基本的に城壁でかこんで防りを固めている。
 盗賊はいつの時代、どの場所でもいるからだ。
 この村には城壁が無いようだ。
 兵士五万人分の食料を消費するからには、そうとう大きい村のはずなのだが。

P17 京劇の格好をした黄巾賊
 京劇は清代に成立したそうです。
 まあ、彼らは「京劇」ではなく、「京劇に似た格好をした変な人」だし、たぶんギャグなので問題ない。

・第4話
 略

・第5話
P8 セリフ「天下を奪ることだってできるだろう」
 そういう国家転覆な反逆罪的セリフは酒の席で口にするだけでも重罪です。
 結局のところ、人が何人死のうが村がいくつ燃えようが、国さえ残っていれば問題ないというのがこのころの政治方針なわけです。

・第6話
 略

・第7話
P1 セリフ「おまえが20歳という若さで官軍の警備のトップになった曹操孟徳か」
 役職の意味がわからない。官軍の警備のトップ?
 曹操は二十歳で部局の属官となる。その後洛陽北部尉(洛陽北部の警察部長)となったので、このことか?
 なお、三国志の年齢は数え年なので、二十歳だと現代の十八〜十九歳にあたる。

P7 セリフ「閻魔に謝罪しろッ」
 地獄や閻魔というのは仏教の概念だ。仏教は伝来していますが、まだそれほど流行っていない。
 閻魔が人を裁くというのは、仏教の影響を受けた道教の概念だ。


 8話以降については、気が向いたら書きます。


2005年1月11日(火)
・ドラクエVIII 燃えよサムワン
 数々の試練を乗り越え、勇者サムワンはラスボスを倒しにいく。
 まあ、なんですか。最初は武器を使って戦ったりしました。
 で、主人公の一撃にかけるため、金剛拳ヤンガスに「かぶと割り」でボスの防御力を下げつつ攻撃する。

 あ、ボス死んだ………


 え、ちょっとまって。その前にダメージは与えていたけど、前フリで死ぬヤツがあるかッ!
 オマエは、超電磁スピンの前の超電磁タツマキで死ぬようなバカか?
 テンションためて待っていた勇者サムワンはむなしく たたずむのだった。

 ったく、使えないボスだなぁ。
 そりゃ、こあとるさんの日記(2004/12/22)で弱すぎるとか書かれるわけだ。
 で、こあとるさんも書いているのですが、ボスは守りだけは厄介です。
 殴れる状態にするまでが面倒だ。

 でも、「ばくれつ拳」でしとめるためにもう一度トライする。
 トライするのはいいのだが、なんかラスボスを見ていると妙な感情にとらわれる。
 ふとり気味のラスボスの顔をつらつら見ていると、ひらめく物があった。
 そうか、ボスってチャゴス王子に似ているんだ!

・解説
 チャゴス王子とは、おそらくドラクエVIIIでもっとも憎まれているキャラクターだ。
 間違いなく、ラスボスや前半の宿敵よりも憎い。
「ぶった斬る」という選択肢が存在していれば、ほとんどの人が選ぶだろう。
(解説終わり)


 小太りな体型といい、城とか結界に引きこもりがちな行動といい、そっくりじゃないですか。
 チャゴス(呼び捨て)が成長すれば、こんな顔になるよ、きっと。

 その瞬間、サムワンの義憤が爆発した。
「みんな、手を出すな、こいつはオレが撲殺するッ!」
 ヤンガス海王とククールは、狂ったようにタンバリンをならしサムワンのテンションを上げる。
 ゼシカも狂ったようにハッスルダンスを踊り、体力を回復させる。

「喰らえ、正中線四連突き風 ばくれつ拳」
 テンション100にしてスーパーハイテンションにしたかったのに、上がりきらずテンション50で攻撃する。
 合計1109ポイントのダメージだ!
「この四発は、部屋に閉じこもったバカ王子を外に出すため、苦労した時の怒りッ!」

 次は、テンション20で「ばくれつ拳」だ。714ポイントのダメージッ!
「この四発は、バカ王子のお守りでヘロヘロとアルゴリザードを追いかけさせられた時の、恨みッ!」

 再びテンション50で、1141ポイントのダメージを与える。
「そもそも、バカ王子関連のイベントはめんどくさいものが多い。城でかすぎ、迷子になったッ!」

 うっかりいてつく波動を喰らってテンションダウン。テンション20で攻撃、710のダメージ。
 ちなみに、剣を装備してバイキルト+かえん斬り+テンション50なら、2600のダメージが出ると確認されている。
「この四発は、格闘スキル上げたのに、へっぽこな剣スキルに負けた、俺の怒りだッ!」

 正義の怒りで、テンション50攻撃、1121ポイントのダメージ。
「それにしても、なんでスーパーハイテンションにならないんだァッ!」

 世界の平和を願うサムワンの祈りが天に通じたのか、ここでやっとスーパーハイテンションになる。
 気分はスーパーサイヤ人だ。
 なお、主人公以外はしょっちゅうスーパーハイテンションになっている。
 スーパーハイテンションの人がヒマそうにしていると、すごくもったいない気がする。
 あと、ゼシカがスーパーサイヤのブチ切れた表情のままハッスルダンスを踊ると、ちと怖い。
 ゼシカ萌えなサムワンの中の人も、これだけは苦手だ。

 満を持して勇者サムワンが最大攻撃の態勢に入った。
 力みなくして開放のカタルシスはない。
 剣スキルと槍スキルが足りないばっかりに、メタル系に逃げられた無念を拳にこめる。
 サムワンばくれつ拳MAXッ!

 爆流のような打撃が命中する。一発! 二発ッ! 三発ッ!! 四………
 あ、三発目で死んだ………


 ゆ、有終の美が飾れなかったッッ!
 三発で1225ポイントのダメージだった。四発あたっていれば、たぶん1633ポイントの新記録(素手限定)を出せたのに。
 暗黒神は正義の鉄拳二十三発で撲殺されたのだった。

 ムエタイの矜持を見せ、見事ひとりで撲殺した勇者であった。
 相変わらず、狙っているわけでもないのに、ツメで失敗する勇者でもあった。
 やはり、名前が良くないんでしょうか。


2005年1月10日(月)
ふたりはプリキュア「第46話 サイアク〜!石の力が奪われた〜!?」 感想ABC東映
 天童よしみの出演しているのど飴のCM(上から四番目)が悪趣味なキュアブラックのコスプレに見えてしまい、発作的に物を投げそうな新年をむかえています。

 作中も新年をむかえて年賀状の話題なんかも出ている。
 ほのかは すっかり「あばたもえくぼ」状態で、なぎさの天然ボケ丸出しの年賀状をかわいいと思い込んでいるようです。
 もう、手のほどこしようがありません。
 なぎさの年賀状は酉年だけに鳥の丸焼きの絵なんですが、この人、素で描いていますよね。
 そして、ほのかはそこを愛でているに違いない。

 敵三人組のリーダー・ベルゼイさんが石の番人を捕まえたままだったのは、石の扱いをさぐるためだった。
 なにも考えていないようで、ちゃんと考えていたんですね。
 どおりでベルゼイだけ出撃回数が少ないわけだ。
 てっきりサボっているのかと思っていましたよ。
 でも、寝起きのパジャマ姿ですごむのは良くないと思います。

 で、石の力を奪われてしまいました。
 前のライダーでも全生物が滅ぶとかエライことになっています。
 一年分のストーリーなくして開放の最終回はありえねェッ!

 ふたりのプリキュアは石を奪還するための最終決戦へむかう決意をする。
「どんなことがあっても、わたしとなぎさはいっしょだよ」
 ほのかは自分から両の手をだし、なぎさの手としっかり組み合わせる。
 毎度のことですが、なんかセリフとかの使用と用法が違うッ!
 試練の道かもしれないけど、背徳の試練の道へ行っぽい発言だ。
 そのまま腕をロックしてベッドになぎさを投げ飛ばしそうな勢いだ。

 このとき、例によってポルンがふたりの間に入ってジャマをします。
 画面に対して後ろを向いているのでほのかさんの表情はわからないんだけど、きっと般若の表情をしているんだろうな。
「いつも、いつも、言ってるけど、アンタは空気よみなさいよッッ!」
 そんな感じで、ほのかはポルンを説教しまくり。ついでに折檻しまくり。

 級友たちと、最後になるかもしれない一時をすごし、ふたりは決戦へむかう。
 誰もいないところで変身して、誰もいないところで決めセリフだッ!
 一歩間違えるとマヌケになっちゃうシーンだが、これがビシッと決まっている。
 やっぱり、プリキュアはヒーロー物なのだ。むりやりドーピングするような盛り上がりっぷりだ。


 緋桜吼さんに情報をいただいたのですが、ゲーム版プリキュアは携帯ゲーム機でありながらセリフをちゃんとしゃべるそうです。
 大きいお友達のたしなみとして、こっそり買って、こっそり遊んで、こっそり悦にひたろうと計画しています。


2005年1月9日(日)
 舞-HiME 『第14話 ねらわれる学園』感想 (公式)
 ついにシアーズ財団の私設軍隊が出動してくる。
 他国に部隊を送りこんだり情報操作を仕掛けたりするなんて、どういう政治力を持っているんでしょう。
 アリッサ・シアーズのチャイルド「アルテミス」は衛星軌道から攻撃可能でとってもピンチだ。

 橋を落として逃げ道を無くし、軍を送り込む。
 これは「ARMS」で展開された「スナーク・ハント」作戦ですね。いや、違うか?

 シアーズ財団はHiMEをワルキューレと呼んでいる。北欧神話基準で考えているらしい。
 幼女理事長の風花真白のことは「冥府の女王」と呼んでいる。
 北欧神話ではロキの娘である死の女神ヘルに相当するのだろうか。
 ヘルとワルキューレでは勢力が違うんですけど、いいんでしょうか。
 そうなると炎凪はロキに似ている。話をかきまぜて、敵とも味方ともつかない存在で、怪物をイロイロと作るあたりが。

 シアーズ財団に対抗するためHiMEが全員集合して、地下の秘密基地(?)で反撃の準備をする。
 燃える展開ってやつですか。
 でも、協調性に欠ける人が多いので各個撃破されそうな予感が。

 ところで美術教師・石上亘は、シスター紫子(ゆかりこ)をまっさきに逃がしている。
 この行動は事情を知っている人の行動だ。
 とぼけた顔して、石上も組織の人間だったようだ。
 石上とかアフロ教師とか、かたよった人材だ。


2005年1月5日(水)
・ドラクエVIII 旅の仲間 〜THE FELLOWSHIP OF THE MUAY-THAI〜
 本当は最終決戦の話を書くつもりでしたが、今バの駄ネタなぞを書いていたため時間切れ。
 そこで、いまさらですがサムワンの仲間を紹介したいと思います。

・ヤンガス
 サムワンを「兄貴」と慕ってくる義理堅い男。
 こいつはメンバーで一番背が低いので、下から見上げる視点が欲しいときは先頭にするとイイぞ。
 名前のヤンガスには運命を感じる。
 ヤン・ガス → ヤン → yang → 楊(中国読みでyang) → 楊海王ッ!
 そう、金剛拳の楊海王なのだッ!
 存分に叩き尽くし給えッッッ!

 マジメな話、かたよった成長を遂げた勇者サムワンよりも数倍役に立つパワーファイターです。金剛拳だし。
 ヤンガスの斧スキル「かぶと割り」は、攻撃と同時に相手の防御力を低下させる便利な技で序盤から最終決戦まで使えます。
 サムワン怒りのばくれつ拳とはえらい違いだ。

 ただ、ヤンガスの格闘技能はやっぱり使えない。
 敵との遭遇率を下げる「しのびばしり」までは会得したが、ほとんど使わなかった。
「しのびばしり」を使おうとして間違えて「くちぶえ」吹いて魔物を呼び寄せたことなら二回ぐらいある。
 金剛拳といえども、格闘に手を出すべきでは無いのだろうか。

・ゼシカ
 巨乳、バンザイ。
 たぶん、格闘スキルを上げる意味のある唯一のキャラクター。
 格闘技の「ムーンサルト」は非常に実戦的な技で、パンチラする。

 格闘最終奥義の「マダンテ」は5008ポイントのダメージを出したことがある。
 ちなみにラスボスの体力は6000ぐらい。一撃で、瀕死です。

 サムワン一行の中では珍しく計画的に育ったキャラクターと言う気がする。
 ゼシカは衣装がえができるので、予備の衣装をやたらと持ち歩いていたのは恥ずかしい秘密だ。
 ちなみに、勇者サムワンの大切な役割はバニーセットをもって歩くことだ。

・ククール
 イケメンの破戒僧。異母兄がいる。兄弟間に確執あり。
 夏のコミケでブレイクすると勝手に決めつけている。
 サムワン一味で唯一格闘スキルが育っていない男だ。
 カリスマスキルを意地になって育ててみたが、それほど強くなかった。
 素直に剣スキルを育てておくんだった…(そんなんばっかり)

 ただ、カリスマスキルの技能「天使の眼差し」や「みわくの眼差し」は、目が光るすばらしい技だ。
 そう、この技はセクシーコマンドーッ!
 ククールもまた格闘家だったのだ。


 仲間の成長を見ると、改めてゼシカ以外はひどい育ち方をしていると思う。
 ゼシカも攻め重視で復活呪文のザオリクを覚えていないところはかたよっているんですけどね。
 やっぱり、かたよっている育ち方かもしれない。
 そして、主役はかなり役立たず。


2005年1月4日(火)
PRIDE男祭り2004公式ニュース
 いつの間にか恒例となった年末格闘技。こまく書くとキリが無いので、印象的な試合だけ感想書きます。

・美濃輪育久 vs ステファン・レコ
 最速で一本勝ちをした選手にはボーナスが出るそうだ。今回は美濃輪がGet!
 前向きでいいルールだと思う。もっとも盛り上がった試合の勝者と敗者にもボーナスが出るといいんですけど。

 むりやりドロップキックを出す美濃輪は立派なプロレスラーだと思う。
 その後も胴まわし回転蹴りっぽい攻撃を見せる。
 こういう命がけのパフォーマンスこそがプロレスラーの真骨頂なのか。

・ハイアン・グレイシー vs 安生洋二
 ハイアンの紹介ビデオではキケン度を強調している。
 キレてレフリーを殴ったハイアンをみて、本当にキケンな男だと実感した。
 レフリー殴っちゃまずいっしょ。

 安生の腕を極めたときに、レフリーが両者をわける前にハイアンが技をといている。
 ハイアンがちょっと甘いと思ったが、安生のコメントは「多分、靭帯損傷です。バキバキと音がしたんで。ヒジの靭帯です。」だそうで。
 やった確信があったから外したわけですね。
 やっぱ、ハイアンは恐ろしい男だ。

・瀧本誠 vs 戦闘竜
 にらみ合いが多くて停滞気味な試合だった。
 しかし、戦闘竜がみごとな眼で打撃をかわすところを見せたり、瀧本の投げも炸裂した。
 両者とも次回が楽しみな感じだ。

・ルーロン・ガードナー vs 吉田秀彦
 柔道とレスリングの金メダリスト対決だ。
 イヤでも究極の組み技対決を期待するのだが、なんか打撃戦になっていた。
 ガードナーは強いけど、彼のボクシングを見たかったわけではない。
 そういう意味で、なんか不満の残る試合だ。
 組もうや。投げようや。あんた、レスラーなんでしょ。

・ミルコ・クロコップ vs ケビン・ランデルマン
 格闘チャンピオンでランデルマン物語がのっていて、応援したい気分だった。
 でも、髪を黒くしちゃったから、なんか別人みたいでしっくりきません。
 ミルコのフロントチョークで決着するとは想像を絶していた。
 ミルコの死角がまたひとつ減ったと言う感じだ。

・五味隆典 vs ジェンス・パルヴァー
 五味、強ぇ。
 ラッキーパンチの一撃で倒れる試合はたまにあるけど、ボクシングの試合のように連打を繰り返して、蓄積したダメージで倒すのは始めて見た。
 今年はPRIDE軽量級ができるらしい。今年の五味からは目が離せない。

・マーク・ハント vs ヴァンダレイ・シウバ
 三十キロ以上の体重差とはいえ、シウバが初黒星だ。
 しかし、壮絶な闘いだった。私はハントを応援していたのでグランドになるたびにハラハラしていた。

 シウバが上になるといいように殴るのだが、ハントが上になってもなかなか殴れない。
 グランドテクニックの差は一目瞭然だ。
 やっぱりシウバは上手い。
 それでもちゃんと殴り合いをするシウバはすごい。

 判定ではハントの勝ちだったけど、ちょっと納得がいかない。
 やっぱり、シウバは中量級の無敵のチャンピオンだ。

・エメリヤーエンコ・ヒョードル vs アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
 壮絶な試合、その2だ。見ていて心臓に悪い。
 まさに名試合だった。
 ヒョードルの判定勝ちはちょっと納得いきませんけど。


K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!公式ニュース
・武蔵 vs ショーン・オヘア
 武蔵もKO勝ちするんだと、認識させられた。
 序盤で武蔵が亀になったり、オヘアが打ち疲れてダメダメになったりと内容的にはちょっとしょっぱい気もしました。
 秒殺で終わったレイ・セフォー vs ゲーリー・グッドリッジもそうだったけど、KO決着なら熱い試合とは限らない。
 ちょっと実力差があり過ぎないかという感じだ。

 今回も武蔵は金的打たれていた。
 以前掲示板に書かれていたのですが、武蔵が金的をくらいすぎるのは、どこかに問題があるのかもしれません。
 考えられるのは、身体の構造的な欠陥か、戦闘スタイルの方法的な欠陥のどちらかだ。

 ネタ的には構造的な欠陥のほうが面白いですね。しょせん、他人の金玉なんで。
 つまり、武蔵の金玉がデカすぎるとか、普通の人より前方についていると言うことだ。
 足が短いと言う可能性もあります。
 今後も金的を打たれるようなら、日本の最先端技術で究極のファウルカップを作ってもらう必要がある。

・ボビー・オロゴン vs シリル・アビディ
 ガードも牽制のパンチも無しにボビーが両手を広げて抱きつきにいく。
 うわっ、シロウトは怖いことを平気でするな。見ているこっちが怖い。
 しかし、ボビーの身体能力は高いですね。でも、本人はもうやりたくないらしい。

 掲示板で竜さんも書いていますが、試合後の号泣は怖かったんだと思います。
 怖いでしょ、やっぱり。プロだって内心では怖いんだろうし。

・魔裟斗 vs 山本“KID”徳郁
 板垣先生イチオシの山本“KID”徳郁が魔裟斗に挑む。
 試合前にバナナを食すのは板垣先生からのアドバイスか!?
 強烈な金的を喰らってしまったのは板垣先生の呪いなのか!?

 そういう部分はともかく、すごい試合だった。
 KO決着がなくても、熱い試合と言うものは熱いんだ。

 なんというか、両者の「倒す」と言う気迫があふれる試合だ。
 試合とか、殴り合いとかいうより、ぶつかり合いと言う感じだ。
 とにかく激突しまくり。
 ファン必見の、すごい名試合だった。

・ジェロム・レ・バンナ vs ボブ・サップ
 ひとことで言うと、壮絶な駄戦。
 死力を尽くし、限界を超えた力を出している試合だとは思う。
 でも、ヘッポコ感がどうしてもぬぐいきれない。

 ルールが変わるたびに有利不利がひっくり返るなど、ある意味歴史に残る展開だ。
 まあ、そう何度もやる試合では無いと思います。
 う〜ん、サップは総合一本でやっていくべきでしょうか。

・ホイス・グレイシー vs 曙
 横綱、勝てませんね…。
 うまいこと寝技に引きずり込まれて、いいように料理された感じだった。
 やっぱり、倒れている相手には四股踏みで攻撃しないとダメですよ。

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