とら日記(04年6月)

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三谷幸喜(HR・新撰組)  家族計画 どれみ  北方兼三 指輪物語  ガンダム&ライダー  その他・感想 

2004年6月29日(火)
 今日は手抜きでウイルス&迷惑メール対策の第二回。(前回のあらすじ
・実行手段
(1) 全ての対策をした物と、
(2) 対策無しでメールアドレスをテキスト表示している物と、
(3)「HTMLエンティティ化による対策を行った物」
(4) 「<a href="mailto: ">のメールリンクタグは使用するがメールアドレスはテキスト表示しない物」
 この4つを比較し、効果的な対策を考える。

結果2・結果
 横軸はスタートからの日数。縦軸は届いたウイルス・迷惑メール数。

 対策をしていない(2)には砂糖にたかるアリのようにメールがやってくる。
 (3)(4)は(2)に比べて、かなり数が減っている。
 (4)はWeb公開四十日目から急激にメールが増えている。理由は不明。
 Googleなどの検索エンジンにアドレスを拾われた影響かもしれない。

(3)と(4)は、十五日遅れてWeb上にUPした。
 どの対策も、迷惑メールをゼロにすることはできなかった。
迷惑メール数/日テキスト表示 無テキスト表示 有
エンティティ化 有0.571.42
エンティティ化 無0.8018.06

・結論
(1)メールアドレスのテキスト表示がもっともスパム・ウイルスの標的になる。
 →対策:テキストでのアドレス表示をしない。どうしても表示したいのであれば画像にする。(前回
 画像化はWindowsに標準のアプリケーション「ペイント」でも作ることができる。gifファイルへの変換は便利なフリーソフトがある。

(2)mailtoタグは、多少迷惑メールの標的になる。
 →対策:HTMLエンテンティ化したアドレスを組み込めば、より対策効果がある。

(3)どんな対策にも”絶対”はない。
 →対策:いつかウイルスはやってくる。あまり怒らないように。

(4)スパム・ウイルスの被害はすぐに発生しない。
 →対策:数週間・数ヶ月単位で被害や効果は発生する。即効性の対策は無い。気長に行うべし。

所感
 最近二週間における、対策無しのアドレスに届くメールは一日平均26.5通だ。
 これが、世間の平均と比べて多いのか少ないのか知らないが、どこまで増えるのかちょっと興味がある。
 ただし、これ以上の追調査をする必要性はないと思われる。

 実験としてはかなりテキトーにやったので、学術的な価値もほとんどない。(1)の完全対策アドレスは私が普段使っているアドレスなので、掲示板などにも貼られている。
 よって、一日0.57通という数は日常的に実現しうる数字といえる。
 他の三つのアドレスはTOPページにのみ、こっそりと貼ってあるので、(1)の条件は極めて悪い。

 スパム・ウイルスに悩んでいる人は(せいるさんとか ^^;)試してみてください。
 対策後 三ヶ月ぐらいの迷惑メール数変化とか教えてもらえると、ちょっと嬉しいかも。


2004年6月28日(月)
『スティール・ボール・ラン』#14
 ツェペリとジョニィは、スタートしていきなり漫才をはじめる。
 いま、小さく一応って言っただろッ! 地図の上下もわかっていないようなツェペリに、ジョニィが激しく突っ込む。
 なんか、ノリが「うすた京介」だッ! ガビーン

 ツェペリにはジャガーが乗り移っていて、ジョニィにはピヨ彦が入っている。
 うるさいな、そんなこと言ってないで笛をまわしてみろよ。ジャガー・ツェペリ逆切れ。
 困りながら、突っ込みながら、ジョニィ・ピヨ彦はそれでもついていく。

 二人の背後に敵が出現する。
 追うはポイント18位のミセス・ロビンスンだ。
 男なのに「ミセス(夫人)」とは、これいかに。

 知っているぞッ、このセンスッ
 男なのに、「磯野 カツ夫人(イソノ カツフジン)」と言う名前のセンスと同しだ――――――!!
 だったらイケるぜ!
 ちなみに、磯野カツ夫人の活躍は『うすた京介短編集 チクサクコール』で読めます。

 なんなんだ、今回は。
 ひょっとして、ボーボボを小畑健に描かせるパターンを荒木飛呂彦にもやらせたのかッ!?

 冗談はさておき。相変わらず、正体不明の攻撃に尋常でない方向から攻撃される主人公たち。
 この辺の展開は、いつものお約束なのだが、一話分で攻撃の正体が判明し、撃破まで持っていくのがスピードA(超スゴイ)だ。
 今回の敵を見て、ちょっと「ゴージャス☆アイリン」の刺青の女を思い出す。
 あ、「ゴージャス☆アイリン」はうすた作品ではなく、荒木作品なんで。

 なんか、この調子で毎回一人ずつ登場人物を消費していきそうだな。
 砂男、ディエゴ、ポコロコの周囲もそれなりに死屍累々なんだろうか。

新撰組!
 ついに芹沢鴨・暗殺だったので、ちょっと感想を書いてみる。
 脚本の三谷幸喜がいうには、芹沢は三国志でいう董卓のイメージらしい。
 話の前半に出てきて、さんざん悪事をしていきなり消える。
 だとすると、沖田は呂布なのか?

 芹沢の人物像はなかなかいい感じだったと思う。
 豪傑ぶっているけど、実は小心っぽいところもある。
 力士たちと喧嘩になったとき、大物ぶって謝りに行く必要はないと言い放つが、それは小心の裏返しだ。
 代わりに謝りに行った近藤が、誠意を見せて円満に力士たちとの喧嘩を解決させて、芹沢の男は逆に下がる。

 長州藩士と口喧嘩で勝っていい気になって、もっと大物の桂小五郎に同じ論法で挑んで、言い負けちゃう。
 画面を通して見ていると、キレイに坂を転げ落ちていくのが良くわかる。
 私はひそかに芹沢に「墓穴大王」とあだ名をつけて、転落していく姿をめでていた。

 そして、死に様だ。
 自分で投げ捨てた酒徳利をふんで態勢を崩したところを、ズブリと刺される。
 うかつだ。うかつすぎる。薬師寺天膳をほうふつとさせる、うかつっぷりだ。そういえば天膳も女好きだった。
 しかしまあ、最後までみごとな自爆っぷりだった。

 あと、立ち回りが迫力あってよかった。
 土方と沖田は、殺しの経験ない人が必死になっている感じが出ている。
 菊池明・山村竜也の「土方新撰組」という本によれば、芹沢はかなり余計に斬られていて、殺しなれていない人間が斬ったようすがうかがえるそうだ。
 この本では、土方が始めて人を斬ったのはこのときが最初だろうと書いている。

 芹沢の鉄扇で土方の刀が折れるところとか、あれもいい。
 安い刀はよく折れるらしい。このころの近藤たちは金がないので、安い刀だったんだろう。
 のちの池田屋では、沖田が刀を折っている。
 それに対して、近藤は自分の刀は虎徹(※めちゃめちゃ高価な名刀)なので、問題なかったと手紙に書いていたらしい。
 でも、本当は虎徹のニセモノで、源清麿という話も聞きます。
 ちなみに、清麿も最高級の刀で、隆慶一郎の「鬼麿斬人剣」を読めば一発でファンになること請け合いだ。

 参考リンク:武器土産物屋(?)の「山海堂」。
 虎徹や清麿、土方の愛刀・和泉守兼定もあります。私の眼力では見分けつきません。
 本物の和泉守兼定は「土方歳三資料館」にあります。
 今、多摩地方に住んでいるから、けっこう近所なんだよなぁ。


2004年6月27日(日)
ふたりはプリキュア『第21話 衝撃デート!キリヤの真実』 感想ABC公式
 前回ポイズニー姐さんが闇に帰ったのに続いて、キリヤが昇天する。
 しかし、タイトルの『衝撃デート!』って、いつデートしたんだ?

 えー、ほのかさんが なぎさの家に遊びに行きました。デートです。
 ご両親は留守だそうです。チャンスです。
 弟がいました。ノックも無しに部屋に入ってくるそうです。カギをかけましょう。
 もう、やるしかねぇぞッッ!
 そんな期待していたのだが、深刻な話があるのでそういうのは抜きらしい。

 でも、ほのかが「意外にかわいい部屋なのね」と、なぎさの部屋にチェックを入れていたのは要注意だ。
 ヤツは、なにかを狙っている。
 そして、ほのかは、なぎさにブッかけられる(ポテチを)。
 怒りもしないし、困りもしない ほのかは大物だ。
 いや、なにかを狙っているのかもしれない…。

 それはともかく、眉無しキリヤはほのかの色気に惑わされて、自ら消滅を選ぶ。
 まさか、こういうオチを持ってくるとは思わなかった。
 今まではプリキュア二人が勝とうとする意思の強さで敵を倒していた感じがあった。
 それが今回は、敵との間に芽生えた友情によって勝っている。
 これからの展開に、その辺がどう影響するんだろうか。
 ドツクゾーンの方々もこの調子だと夏までに倒されそうだし、その後の展開について多少伏線も出てきている。
 今度は光の園の再生を手助けするために、向こうに行って戦うのだろうか。

 なんにしてもナメック星人ハゲはいらないので、ポイズニー姐さん返してください。
 妥協してキリヤでもいいけど。
 最後の絵がキリヤ特集だったので、ちょっと笑った(←ヒデェ)。


2004年6月22日(火)
 今週の金曜日にTVで「ハリー・ポッターと賢者の石」をやるようだ。
 どんな映画かと言うとハーマイオニーに萌える映画だ。以上。

 どっちかと言うと、ファンタジーと言うより魔法の出てくる学園コメディー兼二時間ミステリーだと思う。
 実は意外な人物が真犯人だ!
 こっちの世界の物理法則が通用しないので、当てるのはかなりむずかしい。
 時刻表とにらめっこする必要はまったく無い。

 ハリーの親友になるロン・ウィーズリーの家族(ペットのネズミも含む)も出てくるのだが、一瞬しか出てこないので油断すると一発で骨ごと持っていかれる。
 クラス分けの後の食事会でハリーの隣に座っているのがウィーズリー家三男のパーシーだ。ちなみにロンは六男です。
 パーシーは出番があっても意識しないと気がつかないのでレアキャラです。
「20世紀少年」の『ともだち』みたいな感じで。えっ、そんな人いたっけ?
 ウィーズリー家四男五男の双子・フレッドとジョージも、クィディッチのチームにいるので気がついてあげましょう。

 ハリーのライバル役であるドラゴは強いスネ夫みたいなもので、ジャイアン二人を配下においている。
 その手下クラッブとゴイルは、クラス分けの前から下僕とされているかわいそうな人たちだ。
「賢者の石」では出番も少ないし、覚える必要はありません。
 次回作の「秘密の部屋」では大活躍なんですけどね。

 主役のハリー・ポッターですが、彼は範馬刃牙です。
 範馬勇次郎の血を引いているので問答無用なのだ。
 そういうものなんです、あきらめましょう。SAGAらないだけ、なんぼかマシだと思いましょう。
 でも、ちょっとムカつく。原作ではもう少し努力したり、勇次郎の血を引くことに悩んだりしているんだけど。

 そうなると、ロンは加藤か。
 わが一族・ウィーズリー家にとって、魔法は道。だが俺にとっては道具ッ!
 魔法を使いこなすんだ、加藤(ロン)ッ!
 あと、死ぬなよ。退院したら姿を見せろ。


2004年6月21日(月)
『スティール・ボール・ラン』#13
『スティール・ボール・ラン』の一巻と二巻をいまごろ買いました。
 少女小説を五冊買うのが恥ずかしいので、荒木飛呂彦でサンドイッチしてレジに出す。
「文庫本のほう、カバーお付けしましょうか?」
「あ、そのままでイイです」
 やっぱり、ちょっと恥ずかしかった。

 第一回から優勝候補といわれているマウンテン・ティムだが、まともなセリフが無い上に姿をどこにも見つけることができない。
 あ、もしかして、この帽子がそうか?

 そんな彼だが気がつけば四位に入っている。
 きっと植物のような穏やかな生活をしたい人なんだろう。
 そう思っていたのだが、どっちかと言うとポルナレフだった。
 馬からの尊敬もあついナイスガイは本格的なカウボーイだ。周囲が変人ばかりのレースの中で彼はどれだけ健闘できるのだろうか。

 協力体制にはいったツェペリとジョニィなんだが、几帳面なジョニィと超マイペースなツェペリとで、気持ちがいいほどかみあっていない。
 大丈夫なんでしょうか、こいつら。
 たぶん、飲み水の取り合いになって漫才を見せることになるだろう。

 コミックスを読んでいて気になったのだが、ディオの愛馬「シルバー・バレット」には星型のアザがある。
 もしや、この馬、ショースターの血筋かッッ!?
 まあ、正直なところ、それはないでしょう。
 アザがあるのは、首筋じゃなくて額だし。


PRIDE GP感想(公式

 今回はハデな投げ技が三回も出た。
 ニーノ・”エルビス”シェンブリが桜庭をジャーマンで投げ、ケビン・ランデルマンもエメリヤーエンコ・ヒョードルをジャーマンで投げて、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンがヒカルド・アローナをパワーボムで叩きつける。
 ヒョードルはとんでもなく危険な角度でマットに叩きつけられながら、持ち直し逆転する。
 アローナは腕ひしぎか三角締めでジャクソンを仕留めようと狙っていたところを持ち上げられたため、受身が取れず後頭部をモロに打って白目むいていた。
 どの投げも芸術的だ。

 芸術的といえば、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ヒース・ヒーリングだろう。
 相変わらずノゲイラの芸術的な関節技が炸裂する。
 どんな態勢からでも関節技に入れそうな技術だ。
 ただ、ヒーリングの力にてこずっていた感じもする。その辺がヒョードルとの再戦時における不安材料かと。

 あんまり放送はされなかったが、セルゲイ・ハリトーノフも調子がよさそうだ。
 ハラショー・セルゲイ!だし、応援しています。

 吉田は足関節やタックルなど柔道技以外も習得しているようだ。
 それ以上にマーク・ハントが強かったと思う。
 腕力の差なんだろうか。吉田相手に何度も関節を脱出して、殴っていた。
 マーク・ハントはK−1よりもPRIDEの方が合っていたりして。

 小川は安定して強かった。
 ちょっと対戦相手を選んでもらっている感じがしないでもないんだけど。
 次こそが、真価を試されるときだろう。
 残ったのは、どいつもバケモノばかりだッ!


2004年6月20日(日)
 加納さん6/13日記で、プリキュアにおける「理想的なのは脱がしっこ(最初はきゃいきゃい言いながら、次第に頬を赤らめていく)だと思うのですがどうでしょうか。」と問われる。
 ふむ、女子中学生が二人で脱がしっこ。
 たがいの服を競うように、またはじらすように。二人の少女が脱がしあう。
 それは、まさに、夢見れど手は届かぬ桃源郷……。

 たぶん雨に降られた二人がほのかの家に逃げ込んで、風邪ひいちゃマズいから、なぎさは風呂に入ってとほのかは言う。
 なぎさは「ほのかも一緒に入ろ」と言う。言うに決まっている。
 以下は略。

 ところで、加納さんは「レイニー止めかよ!!」と書いていますが、少し前に私は「レイニーブルー」を読んでいたので、なるほどって感じだ。
 私は「マリア様がみてる」をアニメでしか見ていなかった。
 月読宴でヒマしている時に、みなみさんに「プリキュア感想書いている奴が、マリみてを読んでないのはおかしい」と言われ、読んでみることにした。
 一度に五六冊ずつ買ってだらだら読んで、昨日十七巻目の「マリア様がみてる チャオ ソレッラ!」まで読み終わる。

 少女小説はあまり読んだことは無い。
 十二国記シリーズは読んでいるのだが、妖魔に生きたまま喰われたり、女郎屋に売り飛ばされそうになったり、子供が容赦なく刺されたりするのが少女小説の標準とは思えない。
 なお、十二国記の作者・小野不由美先生は「悪夢の棲む家 ゴースト・ハント」のあとがきで「主人公は十代の女の子で、主人公視点で書かなくちゃいけないとか、難しい漢字は使うな」とか、そんな制約があったと書いている。
 たぶん、そんなもんなんだろうな。

 その事をふまえた上で「マリア様がみてる いとしき歳月(後編)」を読むべし。
『制約の中で小説を書くなんて、まるでプロの作家になったみたいで。ちょっとだけ興奮した。』
 たぶん、この一文を読んだときに苦笑できるぞ。


2004年6月15日(火)
バジリスク〜甲賀忍法帖〜 最終殺(34回)「一対一」感想

 ついに最終決戦だ。
 血の線を名前に引かれし十八忍。残るは首領の二人のみ。
 甲賀と伊賀の小さき王が対峙する。

 最後まで生き残った二人だが、その手はほとんど血塗られていない。
 倒した相手は薬師寺天膳ただ一人だ。それもある意味、二人がかりで。
 それだけ二人は争いを避けたかったのだ。
 もっとも戦いたくなかった相手と戦わなくてはならない。忍法帖の悲劇が結晶したような戦いだ。

 12話で決別していらい、けっきょく二人は、最後の最後まで視線を交わすことができなかった。
 みずから胸を突き、笑顔のまま倒れていく朧がせつない。
 朧にしてみれば、これで甲賀弦之介を救うことができると思っていたのだろう。
 一族の繁栄もすべて投げ捨てて。

 唯一の肉親であったお幻、姉のように世話を焼いてくれた朱絹、姫と慕ってくれた筑摩小四郎、年の近い恋人として共感をいだいていたであろう夜叉丸と蛍火、しゃっくりを止めるため奮闘してくれた蓑念鬼と小豆蝋斉、身を犠牲にして伊賀の漬物を完成させた雨夜陣五郎、彼らすべての犠牲と無念をすべて抱えながら、自分の最愛の人のために身をすてる。
 今まで泣いてばかりいた朧だが、さいごは曇りの無い笑顔をみせていた。
 あ、薬師寺天膳にはいい思い出がないだろうから、あえて外しました。


 今回は、阿福の表情が豊かだ。
 汗の大サービスですよ。あんまり、うれしくありませんが。
 阿福をうろたえさせるのは、救いのない最終回にちょっとでも明るい話題を提供するためか。
 今回、笑えるポイントはココしかないので笑うなら全力でココに集中しなくてはならない。

 今回の渋い大賞は服部半蔵だろう。
 明らかな協定違反っぽい行動も、弦之介と朧の思いをくんで認めたのだろうか。

 なお弦之介と朧が流れていった川は原作によれば、甲賀弾正とお幻が流れた川と同じ、安部川だそうだ。
 川の中に見える小島(?)も第一話と同じ物のようだ。
 弦之介と朧が流れていくカットは、第一話の弾正とお幻にほぼ同じ。
 互いに刺しあう祖父・祖母とはちがい、おのれを刺した孫たち。
 男が先に息絶えた祖父・祖母とはちがい、男があとを追う。
 もう一つ。弦之介と朧は、手をつないでいる。その分だけが、ほんの少しだけの救いだ。

 さいごに淡々とその後の歴史を列挙したラストが、この作品のむなしさを際立たせている。
 数々の忍術を駆使し、笑い、怒り、脱いだり脱がされたり、死んだり生き返ったり、伊賀の精を注ぎ込みそこねたり、伊賀責めに画竜点睛を欠いたりしながらも、すべては川に流れ、歴史として流れていくのだ。
 日本という小さな島国の(実質的な)王となった徳川家光は、自分が将軍となった陰にこのような無残な二十人の死があったとこなど知ることも無いのだろう。
 その徳川家光も歴史に流れ、徳川幕府もとっくに消滅している。
 今も流れ続けている安部川も、いつかは無くなる。


2004年6月14日(月)
『スティール・ボール・ラン』セカンドステージの開幕だァッッ!
 ちなみにファーストステージの感想、私は2回でリタイアしてしまいました。アブドゥルよりもあっけなさ過ぎる。
 今回も長続きできる自信はまったく無い。

 スティール・ボール・ラン・レースはポイント制だと。1位から点をもらっていくF-1グランプリ方式ですね。
 タイムの累計よりも逆転がおきやすく、競技性の高いレースと言うことか。
 これなら1stステージはリタイアだったアブドゥルにも、チャンスは残っている。

 気持ちよく一位だったツェペリは武器の使用を反則ととられ、二十位降格となる。
 栄光と試練を同時に与えられるところが主人公らしいかもしれない。
 繰り上げ一位になったサンドマンは喰うのが早いぞ。これが脅威のスタミナを支えているのか?

 二十三位までの順位をつらつら見ると、ヤバ気な名前がゴロゴロ見える。
 いつのまにかジョニィを抜いてたマウンテン・ティムもクセ者だが、ホット・パンツと言う名前で恥ずかしげも無く六位に入っている男が気になる。

 そして、七位・F.V.シュトロハイム(ドイツ)ッ!
 こ、こんなところにナチ公が居やがったァ〜〜〜ッ!(別人だろう)
 もう、私の脳内では彼の愛馬「ヨーロッパ・エクスプレス」は改造手術を受けているに違いない。欧州超特急の名に恥じぬ装備……ロケットパンチとか、紫外線照射装置とか、自爆装置とか、そういうドキドキするものが隠されているに違いない。
 大丈夫、木っ端微塵に吹っ飛んでも治すことのできる科学力は王大人(ワンターレン)の中華の秘法よりも上だ。

 九・十・十一と並んでいる「ベンジャミン・ブンブーン」、「アンドレ・ブンブーン」、「L.A.ブンブーン」の三人だ。
 きっちり四分の一馬身差でゴールしている。チームプレイが上手そうだ。
 2ndステージは1200kmの長距離レースなので個人の技術よりも団体の力が発揮されそうだ。
 ツェペリもジョニィを誘っている。2ndステージはチームバトルか?

 ロシアの人が十四位にいるが、荒木作品におけるロシアの立ち位置を知らないので、今後活躍できるのか不明だ。
 これがイタリア人なら、たぶん上方修正がかかる。

 十九位に日本人がいる。名を「ノリスケ・ヒガシカタ」という。
 東方ッッ!
 荒木先生曰く最も好きなジョジョが仗助だという。
 こんなところに、こんなヤツが居やがったかッ! その二だ。

 繰り返しになるが、2ndステージは1200kmの長距離レースだ。
 新幹線で東京・新大阪間が552.6kmらしいので、だいたい往復に相当する。
 その間を馬に乗って行くのだ。
 ちょっと平均的な馬の移動速度がわからなかったので正確にはわからないが、だいたい一ヶ月ぐらいの旅だろうか。

 個人的に「荒野の夜営」と言う言葉には心震えるロマンを感じます。
 蚊と獣と暗殺者には気をつけよう。


2004年6月13日(日)
人名用漢字追加 ・「苺ちゃん」「牙君」などOKに
 人名用漢字が追加されて「牙」が使用可能になったそうです。
 これで「刃牙」と命名することも可能だ。
 使うには、かなり覚悟が必要だが。
 ちなみに私は、バキ総合サイトの掲示板が生きていたときに、この話題が出たので漢字が使えないことは知っておりました。

 なお、新追加漢字のPDFファイルは「新・サイコドクター暴れ旅」さんの読冊日記(6/11)からリンク張られています。
 前に「お前の立ってるところは、永井豪が30年前に通り過ぎた場所だぞ!」と書かれていたので気になっていたのですが、実は刃牙をご存知だったようで。

 ところで、このPDFファイルは「牙」が正字になっています。それも、PCに依存しないようにわざわざ画像をはめ込んでいる丁寧ぶりだ(他にもそういう字がある)。
 これは今年の2月20日に発表された「JIS漢字コード表の改正について」を受けてのことでしょう。

 話をもどして新追加漢字に「憐」と「凛」があるので、シスプリは完璧になったようです。
 って「凛々」の「々」は常用漢字でも人名用漢字でも無い気がする。
「々」は印刷業界では「ノマ(々を分解するとノマになるから)」と呼び、辞書的には踊り字と呼ばれGoogleには無い文字として扱われているようだ。
 ほとんど、文字として扱われていない。
 姓には制限が無いので「佐々木」は問題ないのだが、この字を名前に使っていいのか?
 やっかいな謎が残ってしまった。

 ちなみに、人名用漢字に含まれない漢字を持つ人は、戸籍には別の字やかなを使い、漢字は自称(?)として使うと言う話を聞いたことがあります。
 戦前生まれの人は、戦後に法が変わったので漢字を変えなくてはならない人が出たらしい。
 そういうわけで、「バキ」は戸籍上の名前で「刃牙」は自称と言う説が、バキ総合サイトでは出ていた。
 他の漢字にも当てはまる妥当な話では無いでしょうか。
 しかし、「々」は…………


ふたりはプリキュア『第20話 どっちが本物?ふたりのほのか』 感想ABC公式
 科学部の連中よ。
 薬品のニオイを嗅ぐときは、鼻を近づけるのではなく、手であおぐのだッ! シャッ!(意味無し)
 酒を注ぐときはラベルを上に、寒くても白衣をコート代わりにしない。それが理系学校でのたしなみ。

 コスプレ大好きなポイ子さんが、ほのかに化けると言うのが今回の話だ。
 こういう場合恒例となる質問合戦が始まるのだが、決定だが「なぎさの靴下はちょっとくさい」だとは。
 ここで、このセリフをもってくるとはッ!
 もう、ビックリですよ。笑いながら萌えましたよ。
 よほど、ほのかの心に引っかかる言葉だったんでしょうね。
 いつか、この手でなぎさの靴下脱がしてニオイ嗅いだるッ!って決意しておるんでしょうか。
 もちろん、他の衣服も脱がす方向で。

 しかし、本気になったポイズニー姐さんは強い。そして、怖い。
 前回のイルクーボよりも強そうだぞ。
 そして、マ−ブルスクリューをよける。そっか、よければ、いいのか。
 今までの敵はみんな正面から受け止めてばっかりだったが、それは不正解だったらしい。
 当たり前といえば、当たり前なんだが。

 そして、姐さん討ち死にでキリヤ絶叫して次回予告で大異変と続く。
 う〜〜〜ん、ポイ子さん退場早すぎですよ。もっとアホでコスプレな罠を仕掛けてほしかった。
 悪い人ではあったけど、憎めない人だった。
 頭がいいのか悪いのかわからない人だった。たぶん、ああいう人が紙一重の境界を行ったり来たりしているタイプなんだろう。
 というか、展開速くないですか。この調子だと夏には終わっちゃいそうなんですけど。
 プリキュア・ストーンを集め終わったら、敵が復活してやり直したりするんでしょうか。

 あと、今週は鉄壁を誇っていたほのかスカート下の牙城が崩された日でもある。
 世の中、知らない方が 妄想 想像膨らんでいい事もある。
 短いスパッツみたいなもんじゃん、アレ。いや、アレはアレで……。


2004年6月11日(金)
 今週のバキで、ハンドポケットの体制をとったまま龍書文は最後をむかえた。
 これを見て、「金色のガッシュ」でのビクトリームの「最後はせめてVの体制で…」を思い出した(うろ覚え)。
 今まで、ガッシュの話なんかしていなかったし、アニメでは次回初登場のキャラなのに、最後のセリフを書くのはいかがなものかと思い書かなかった。
 結局、今書いちゃったんですけど。

 ところで、209話感想で、「はじめの一歩」の話をして、「小橋健太のことを思い出せ!」ではなく、「クロスアームブロックで防げ」といった方がストレートでいいと書いた。
 これに関して、掲示板で永遠ブルーさんから、メールでzitさんから意見をいただいた。
 主旨は同じで「クロスアームブロックで防げ」と言うと作戦が相手陣営に聞こえるのでダメだと。
 最初はなるほど、と思った。
 しかし、クロスアームブロックで防ぐ作戦の対抗策は、「フックで攻撃する」なので展開としては作中のものとたいして変わらない。

 ではなんで会長は「小橋健太のことを思い出せ!」と言ったのか?
 たぶん、一歩に「クロスアームブロック」と言っても通用しなかったからだろう。
 一歩は不器用だ。地道に練習を重ねて技術を身につける。
 いきなり「クロスアームブロックで防げ」と言われても実行できないかもしれない。

 だが、試合で体験したことは憶えているだろう。
「小橋健太のことを思い出せ!」とは、試合で小橋健太が構えていたスタイルを思い出せと言うことなのだ。
 体に刻まれた記憶を引き出すには、「クロスアームブロック」と言う言葉ではなく、対戦相手の名前が必要だったのだろう。

 そういうわけで鴨川会長の「小橋健太のことを思い出せ!」は最善の指示だったと訂正いたします。
 今週の「はじめの一歩」を見ていると、以前の日記で書いた「父親の写真」がそろそろ出てくるころかと思われます。
「はじめの一歩」は、やっぱり伏線を重視する漫画のようです。


 今回の感想もネタが大吉さんと微妙にかぶっている。
 私の方が後にUPしたので、ちょこっと修正したのはナイショだ。
 月読宴では私のスペースに来ていただけたそうですが、私は早目に引き上げていたので、すれ違い。
 コミケでは、なるべく居るようにします。
 しかし、いつも私が留守のときに限って人が来るんですよね。護身完成しているのか?

 ダイヤモンド三菱の加納さん穿ちすぎと言われる。
 むむむ……。やはり、妄想を膨らませすぎか。
 むしろ、脱がされるのは、なぎさが正しい。(ォィ
 どちらにしろ、なぎさがいかに真贋鑑定を行うのかが気になります。

「Fate/stay night」な選手入場ネタが、しょんぼり日記さん6/8)や、BWSさん6/9)のところで紹介されている。
 ゲームをやっていないと理解(わか)らないネタなので、ちょっと遅れて紹介されているようですね。
 私もスタート遅めだったので他の人の感想を見ていなかったのですが、やっぱり人の感想は似てたり似てなかったり。
 やっぱ、真名がバレても特に困らないような気がするのは、私だけではなかったようだ。
 それでも一番困るのはセイバーかもしれない。
「ウソだ。おまえ女じゃん。ニセモノだろ」と言われたら、背後関係を説明しなくてはならない。
 精神的動揺をさけるためにも、真名は隠すべきか。


2004年6月8日(火)
 ちゃんとブラック・エンジェルズは実家に帰ってとってきました。
 改めて読むと、すごい漫画だ。きっと作者は何も考えていない!(誉め言葉)

 その場のノリで、現代の必殺仕事人から、暗殺者同士の戦いになり、日本列島大破壊漫画になり、世紀末救世主伝説をやって、飽きたから現代に戻り(関東は廃墟のままらしい…)、超能力ウォーズになって、打ち切りっぽく終わる。

 どこを切っても、めちゃめちゃなノリが楽しい。
 さすが昔の俺だ。いい漫画を好きになったものだ。

 で、記念すべき第一話の話で、あんよさんはこの話で喜んでかちかちになるそうです。
 で、せっかくだからダイジェストで説明すると下のとおり。
お兄ちゃん大好き
 お兄ちゃん大好きな妹登場。
 妹だけに優しい兄では微妙に問題解決していない気がします。いいんスか、それで。
 ちなみに、背後の足は主人公・雪籐の足。
 雪城ほのか、とはなんの関係もありません。
出血
 小学生には理解不能だった出血。
 少年ジャンプの対象年齢は何歳なんですか?
 
ド外道が〜〜〜!!
 名言、「ド外道が〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 声に出して読みたい日本語です。

 前科持ちの兄は、悪刑事に追い込まれ復讐しに行くのだが、撃たれてしまう。
 本当に、ひどい話です。

 別に妹が十二人いれば怒らなかったとか、そういう意味ではない。

 で、悪刑事は主人公の雪籐に「地獄へ落ちろ」と刺し殺されるのだった。
 個人的には「聞け 地獄の響きを〜〜〜〜!」(グシャァ〜〜)も好きだ。
 睾丸を握りつぶすと、液体が出てくるのかは、大人になった今でも謎ですが。


 話は変わって(記憶を掃除しましょう)、「いつかキュアキュアする日」さん日記(6/7)で、プリキュア感想で使った「ピンク声」という表現をほめていただける。
 ピンク声だろうが、ハチミツ声だろうが、とにかく、ゆかなさんの声は強力なんだと。
 あの人、苗字をすててから(野上ゆかな、から改名)、なんかスゴクなった気がします。
 まるで、グローブを外したボクサーのようなッッ!

 ほのかには、是非ともなぎさと本気でむき合って欲しいものです。
 ところで、人間の性的興奮に関して、こんなWebニュースがある。
 気になるのは、「異性愛者の男性は、少なくとも1人は女性が出てくるポルノ作品を好み」、「性は性的指向に関係なくすべてのタイプ」「に対して興奮する傾向がある」と言う部分だ。
 百合ものは、男女関係無く、見れば興奮できるらしい。なんか信用できない気もするけど。
 被験者女性がリリアン女学園出身とかで偏っていないか?


 さらに、オマケでこあとるさんのところで紹介されていた「色々な画風で描かれたミルコとサップ」。
 う〜〜ん、これはすごい。どれもよくできている。
 つうか、よく書き分けているよな〜。
 しかし、チャンピオン作家が誰もいねぇ。
 山本賢治 風に描くときは、輪切りの断面でお願いします。


2004年6月7日(月)
 ヒマではないのだが、ちゃんとした文を書く時間がないので時事ネタを。
 ヤングマガジン・アッパーズ休刊の話が掲示板であった。
 私は情報ソースを見ないと簡単に信じないヒネクレ者なので判断保留だったが、さっき探してみたら簡単に見つかった。

 最後通牒さんの6月4日ニュースで扱っていました。
 十月で休刊となるそうです。
 REDは根強い人気があるし、ランペイジも妙に人気あるみたいだし、餓狼伝はこれから盛り上がるところなのにッッ。

 しかし、すげぇな板垣先生は。本人の意思と関わり無く、不自然主義を貫いている。
 別棟建てたと思ったら、本店が倒壊している。
 背水の陣は怖いぞぉ〜〜ッ!

 ところで私はランペイジ感想らしきものも書いている。
 いつか「三国志の話ばかり書いていないで、ちゃんと感想書け」と苦情が来ると思っていたのだが、全然来ません。
 いいのかなぁ、ランペイジ感想なのに三国志の話をして(アレ?)。


2004年6月6日(日)
 今年はノルマンディー上陸作戦の60周年だ。
 で、プライベート・ライアンの感想を書くつもりだったけど、まだ途中です。
 ややこしい説明があるので、長くなりそうだ。

 夏コミ受かりました。
 8月14日(土)西地区「ち-13a だったらイケるぜ!」です。

ふたりはプリキュア『第19話 こわすぎ!ドツクゾーン最後の切り札』 感想ABC公式
 もう最後の切り札かよ、早ッ!
 敵とのバトルを縦糸に、人間関係を横糸にして話を編むのがプリキュアの基本らしい。
 で、今回は新敵イルクーボ登場と、メップルとミップルの関係を見せる。
 イルクーボって、ハゲで皮膚の色悪くて耳とんがっているから、退化したナメック星人みたいな気がする。

 でも私には、そういうのより夏服のなぎさと ほのかが気になる。
 そして、なんか今回の ほのかは、積極的だ。
「なぎさー」と近寄ってくるときの声が、すっげぇピンク声なんスよ。
 おでこを くっつけるようにして互いのコミューンを付きあわせる所など、本当にどうしようかと。

 あんたら、夏服になって開放的なんですか。
 なんなんですか、もう。ふたりで十分ですよ。
 今回、メップルが勇者らしく根性見せたりするんだが、もうソレどうでもいい。

 ところで冒頭の二人は図書館で一緒に勉強している。制服着ているから学校の図書館だろうか。
 互いの家には行かないのか?
 ほのかは、なぎさの家にいった事がないはずだ。
 意外なことに、ぬいぐるみが散乱しているなぎさの部屋にほのかは驚きそうだ。
 ほのかは、ぬいぐるみ持っていなかったみたいだし。

 なぎさがお茶を入れに行くスキに、ほのかはぬいぐるみを抱きしめてみる。
「あ、なぎさの においがする」すりすり……。
 きっと、そんな感じに違いない。

 次回はニセほのかが登場する。
 これは18話で出た、ほのかの「大人じゃないもん!」と言う発言が伏線だろう。
 そう、ほのかが大人じゃないのは15話の温泉で確認ずみだったのだッ!
 なぎさよ、脱がすんだ。下だけでも構わんッッ!


2004年6月5日(土)
 なんか今週は色々とミスをしております。
 月曜日の朝、起きたときに自分の体がダメになっている感じがしたが、ここまでダメだったとはッ。

 今週のバキは、ちょっと追記をしました。餓狼伝 BOYも書きかたがおかしかったので、こっそり修正した。
 あと25日の日記にもミスがありました。教えていただいて、感謝。
 そして、「スティール・ボール・ラン」は近所の本屋に売っていなくてまだ買っていません。大人気なのかな。

 5月30日日記のブラック・エンジェルズで『割れた破片から金貨(違う)を探せばいい』と書きました。
 これも間違い。金貨を消し去るのが目的だから、バラバラになってもかまわないが正しかったはず。
 コミックスは実家に置きっぱなしなので、あとで確認します。

 ブラック・エンジェルズの話が出てページの終わりまでのあんよさんに喜んでいただけたようです。
 やっぱり、古くからのジャンプ読者にとっては懐かしくいい思い出ですからね。
 しかし、今思え返してみると、よくあんな漫画が普通にジャンプで連載して小学生が読んでいたもんだ。

 ブラック・エンジェルズ第一話で、悪刑事に女性が乱暴されて(比喩的表現)、太ももに血が流れているシーンがあった。
 それを見た妹が「お兄ちゃん、これなにされたの?」と聞いてくるのだが「何だろう。なんかで刺されたのかな?」と小学生の私もわからない。
 …………親に聞かなくて良かった。
 ブラック・エンジェルズとは、そういう漫画なのだ。

 そんな感じで妹は私の集めていた「ブラック・エンジュルズ」や「北斗の拳」や「バオー来訪者」などを読んでいたのだが、オタにはならなかった。
 ちっ、あれほど教育してやったのに。オタの負け組みめッ!

 なお、「勝ち組」「負け組」の語源については、放蕩オペラハウスさん5/29を見てください。


2004年6月1日(火)
バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第三十三殺「一対二」感想

 いまさらですが、祝・第28回講談社漫画賞!
 せがわ先生の公式サイトにもコメントが載っていますね。
 そして、次回最終回ッ!  ………えっ。

 今週は、伊賀R・緊急救命天膳。瀕死の(むしろ即死だが)薬師寺天膳の蘇生は間に合うのかという話だ。
 お幻さまの教えで、天膳の中の人は双子の片割れであると判明する。
 一卵性双生児だろうから、天膳の弟だろう。
 これが妹だったら、究極の「癒し系・妹」だったのに。おしかったな、薬師寺天膳よ。

 確かに天膳の能力は素晴らしいものだ。おばば様が朧の婿にと思うのもムリはない。
 でも、まあ、性格の悪さも折り紙つきだったようで。
 この人、信用度0ですよ。
 不死身以外にとりえ無し。

 個人の好みはともかく、朧の「ドジっ娘」と天膳の「うかつ」が結びついたらどれほど恐ろしいボケ人間が誕生するのか。
 想像しただけで慄然とする。
 伊賀や甲賀だけではなく、日本という国そのものを滅ぼす恐怖の最終兵器になるのではないか。
 ふたりが、結ばれなくて良かったと思う。日本のためにも。

 一応、朧さんは「可愛い伊賀者」という発言をしている。原作では、蹴おとしながら言っていますが。
 代々の首領につくした伊賀の精ともいえる薬師寺天膳に対する、憐憫の情はないのだろうか。
 そりゃ、胸をもまれたり、襲われそうになったり、言うこと聞かなかったりと、問題のある人だったが。
 ………………まあ、自業自得かな。

 で、兄(?)に似てうかつな中の人は、最後の力を振り絞り、朧の怒りを買ってしまうのだった。
 そこで、涙を流して命乞いをすれば、朧に見逃してもらえたかも知れないのに。
 今回の朧の瞳術は、おそらく生涯で初めて強い意志で発動させたのだろう。
 自分や伊賀のためではなく、甲賀弦之介のために。

 しかし、逃れえぬ運命に流されるまま、朧は甲賀弦之介と最後の戦いをしなくてはならないのだった。
 というか、阿福さん、盲目の弦之介が天膳を倒したのに、そこに朧をぶつける貴方の計算がわからない。
 阿福の評価では、朧 > 天膳なのか?

 そういえば天膳は、阿福の前では醜態しか見せていなかったなぁ……。
 エロに走って死んだり生き返ったり、伊賀責めして死んだり生き返らなかったり。
 とにかく、スケベでよく死ぬ人と認識されているのだろう。

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