バキ道「101〜110話」感想

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2021年7月29日(35号)
第5部 第101話「"戦闘用"の存在」 (1278回)

 地上最強の生物・範馬勇次郎にとって、自分以外はすべて雌だ!
 言っていることはムチャクチャっぽいが、とにかく範馬勇次郎と野見宿禰が出会う!
 無観客で二人の頂上決戦が始まるのか!?

『後に宿禰はこのときの心境を語っている』

 ファミレスRoyalPostでインタビューに答えているぞ。
 とりあえず宿禰は範馬勇次郎に殺されることは無いらしい。
 下半身が写っていないので、足に大ケガしている可能性はあるけど。
 なぜか死後にインタビューを受けた大塚平兵衛刑事の例があるので油断できないが。(刃牙道16巻 142話)
 あと尻の安全に関しても保険適応外ですな。

 宿禰は初めて見る範馬勇次郎に衝撃を受けた。
 まるでハブのように攻撃的な顔だ!
 ハブ!?
 沖縄地方にしか住まないヘビだよな。
 宿禰って山奥に引き籠っている印象だったけど、わりと出歩いているんですね。
 そのうちに「アフリカのサバンナで野生のライオンを見たことありますか?」とか言い出しそうだ。

 で、ハブです。
 ハブは素で激怒面だ。
 骨格から怖そうにできている。

 たまにそういう生物いますよね。
 スズメバチなんかも見た目が怖そうだ。
 逆にパンダは食肉目クマ科だし危険な生物なんだろうけど、見た目が怖くない。
 それはそれで、油断ならない生物と言う気がするが。

 範馬勇次郎はハブ型生物だ。
 普通の人間と骨格まで違う。(範馬刃牙26巻 211話)
 本当にホモサピエンスなのかと疑ってしまう存在だ。
 肉体の持つ危険性が外観からも察することができる親切設計の生物なのだ。
 これでパンダみたいな外見だったら、人類にとって逆に危険だ。

「反り返りハネ上がった「眉」」
「向き合う者を射竦ませずにはおかない「眼差し」」
「生肉を常食するかのようなヒト科離れした「犬歯(キバ)」」

「オーガを一目見て"戦闘用"の存在であることは」
「ワカり過ぎる程ワカりました」


 おなじ犬でもドーベルマントイプードルぐらいに違う感じか?
 どうせ強いならゾウみたいに、優しいイメージがあれば良かったのに。
 範馬勇次郎は生まれつき強すぎるゆえに達成感を得られず、渇き餓えているのだ。
 満ち足りていれば、優しくいられたかもしれないのに。

 そして、宿禰の目には範馬勇次郎がデカく見える!
 いつもの現象だ!
 宿禰の身長は210cm強だから、190cm強の勇次郎を見下ろすはずなのに、なぜか見上げている。
 首の角度が現実を超えた!?
 いや、思い込みの力か?

 それとも宿禰は無意識に防御態勢をとったのかも。
 腰を落とし身を縮ませたから、目線が勇次郎より下になったとか。
 どちらにしても、宿禰には範馬勇次郎が自分よりデカく見えたのだ。

 そう……。
 見えることが肝心で、実際にデカくなる必要は無いのだよ、ジャック……。
 むしろ、実際は小さいはずなのにデカくみえる現象を起こすためには、元が小さいほうが良い。
 元がデカいと、あれだけデカく見えたアイツがチワワなみに小さく見えるぜ、となる危険性もある。
 ジャック・ハンマーは努力の方向性を間違えた。

 デカく見える範馬勇次郎に驚きつつ、宿禰は名前を名乗って握手をしようと手をだす。
 けっこう礼儀正しいぞ。
 だが、相手は範馬勇次郎だった。

ガッ

 ガッ

「タワケが」
「仕切りなおせいッッ!!!」
「俺を「呼び出せ」などと……」


 範馬勇次郎がアゴをつかんできた。
 そのままアゴをつかんで宿禰を投げ飛ばす。
 250kg強の体重を片手で投げた!

 勇次郎は握力だけでも250kg以上あるって事か?
 そして宿禰の全体重がアゴにかかっている。
 宿禰も250kgに耐えられる丈夫なアゴをもっているな。

 宿禰は奇襲するつもりだと言っていたけど、逆に奇襲されているじゃないか。
 勇次郎の圧に負けて手が出なかったのか?
 いきなり襲いかかるつもりが、逆に襲われてしまった。
 宿禰はこのまま終わるのか?
 次回につづくのであった。

 勇次郎がいきなり怒っていたのは、呼び出した時に失礼があったようだ。
 依頼をしたのは宿禰だけど、徳川さんが実行したんだよな。
 どんな呼び出しかたしたんだろう。
 間違いなく、挑発的な呼び出しかたをしたな。
 今回も、すべて徳川光成が悪かったようだ。

追記 (21/8/4)
 範馬勇次郎の前では野見宿禰ですら、雌だ!
 アゴをつかまれて投げられた。
 身長・体重は宿禰のほうが上だけど単純なパワーは範馬勇次郎のほうが上か。
 古代相撲の力士と言う超パワー型である宿禰だけど、単純な膂力で負けた。

 範馬勇次郎は永遠の成長期らしい。
 実際に、また強くなっている気がする。
 今の勇次郎ならピクルと互角のパワーかもしれない。

 後は宿禰の尻がどうなるかと言う大問題(シリアスプロブレム)だ。
 見ている人は徳川さんだけだし、お仕置きとしてやってしまう可能性もある。
 また、ヒザを抱えてうずくまる男が誕生してしまうのか?
 その場合は、宿禰が男を再発見するために危険な勝負をしまくることになるかも。
 大相撲に乱入して全力士を土俵に埋めるかもしれない。

 あとは、範馬刃牙ときっちりした勝負だ。
 前に刃牙と勝負した時は、地下闘技場を知ってもらうための授業みたいなものだった。
 自分の中から男を再発見するため、宿禰が刃牙に勝負を挑むのはありうる。

 それにしても、範馬勇次郎16年前の火遊びは非常に厄介な問題をのこした。
 勇次郎と対峙する人間は二番目ぐらいに尻を心配される事態になっている。
 まさに、しりアス問題だ。

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週刊少年チャンピオン2021年35号
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2021年8月5日(36+37号)
第5部 第102話「物言い」 (1279回)

 古代相撲・野見宿禰が地上最強の生物・範馬勇次郎に挑む!
 だが、宿禰はいきなり範馬勇次郎にアゴを掴まれて地面に叩きつけられてしまうのだった。
 やはり宿禰ほどの巨漢であっても、範馬勇次郎の前では年頃の雌だッ!
 巨雌とみなされた宿禰はこのまま終わってしまうのか!?

 パワーの違いを見せつけた範馬勇次郎は背を向けて立ち去ろうとする。
 武術的には残心で油断せず相手を観察するところだ。
 もしくは、ジャック・ハンマーが倒したアライJrを徹底的に攻撃したように、とどめを刺すもんです。
 だが勇次郎は去る。

 とどめは刺していないが充分に相手の心を折ったという認識なのだろか?
 それとも反撃されても問題ないという認識かも。
 「残心で油断しない」「とどめを刺す」などの行為ですら女々しいと思うほど雄度が高いのか。
 勇次郎にとっては、子供相手に闘っているぐらいの感覚なのかも。

 だが、去っていく勇次郎に対して宿禰は手をあげて相撲的な物言いをつける。
 勇次郎は背をむけていたが、気配を感じてふり返った。
 ちゃんと残心で警戒していたのか?
 それとも自然と相手の気配がわかってしまうのかも。
 だからこそ地上最強の生物と呼ばれているのだろう。

気配を感じる勇次郎

「何の"物言い"だ…?」

「地上最強の生物せっかくのお越し」
「手ぶらで帰すのは心苦しく」

 宿禰が意地を見せる!
 範馬勇次郎の腕力に心折れず、第二代・野見宿禰としての強さを見せる気だ。
 圧倒的な腕力を見せられても、まだ闘志を失っていないぞ!

 宿禰は山に籠って実戦経験が少なさそうだけど、けっこう心が強い。
 ハブを見た経験があるみたいだし、武者修行で旅をしては勝負をしていたのかも。
 そして、何度か敗北したこともありそうだ。
 敗北を経験済みだから動揺が少ない。
 尻をやられても、復活できそうだ。

 範馬勇次郎はハンドポケットのままズチャ…と前進する。
 やっぱり宿禰を見くびって油断しているようだ。
 範馬勇次郎なら、宿禰ですら雌豚に見える!

 迎え撃つ宿禰は腰を落として蹲踞の構えだ。
 相撲にとって最大の攻撃である"ぶちかまし"で行く気か?
 だが、範馬勇次郎にはパワーで負けた。
 パワー系の技で良いのか?

 宿禰の体重は250kg強だ。
 体重だけは勇次郎に圧勝している。
 たぶん150kgぐらいの差があるはずだ。
 この体重差でのぶちかましなら、勇次郎とのパワー差を埋める事ができる!
 宿禰はそう考えたのかも。

 250kgの突進を勇次郎は止める事ができるのか?
 宿禰は全身で突っこみ、蹴りを出す!
 蹴りィッ!?
 頭突きや体当たりではなく、蹴りなのか!?

 宿禰の蹴りを喰らった範馬勇次郎は、柵まで吹っ飛ぶ。
 だが、フワリと柵に着地してノーダメージだ。
 しかもハンドポケットのまま着地した。
 龍書文もビックリなエレガントである。

「※「両者相踏み」」(※双方、互いに蹴り技の応酬をすること。)
「古代相撲はそう」
「蹴とばすンだったナ」


 蹴られた範馬勇次郎は冷静だ。
 むしろ蹴られる前のほうが怒っていたぞ。
 闘争があったので、少し満足したのかもしれない。
 「両者相踏み」は野見宿禰と當麻蹴速が闘った時の展開だ。(バキ道1巻 2話)
 ある程度、予想通りの攻撃だったのかも。

 逆に蹴った宿禰のほうが動揺して汗を流していた。
 宿禰の足には蹴った感触が無い。
 まるでティッシュを蹴ったような感触だ。
 これは郭海皇から学んだ消力(シャオリー)か!?(バキ27巻 233話)

 前回の勇次郎は宿禰をパワーで圧倒した。
 それでも宿禰が折れなかったので、今度はテクニックの差を見せつけたのか?
 確かに宿禰は片手で投げられた時よりも動揺しているようだ。
 勇次郎はそんな宿禰に声をかける。

「反撃に備えろ」
「"打たれる覚悟"だよ」


 ハンドポケットから抜拳し、宿禰の顔面に右拳を打ちこんだ!
 拳のめり込みかたがスゴい!
 手首まで埋まっているぞ!
 宿禰の顔面は陥没してしまったのか!?
 危機的状況のまま、お盆休みをはさんで次回につづく。

顔面にめり込む

 勇次郎が殴る前に声をかけている。
 ちょっと優しいけど、これも実力差を思い知らせるためか?
 あの時は蹴りが効かず動揺していたので……などの言い訳を許さない。
 徹底的に追い詰める気か?

 ハンドポケット居合抜拳術のような攻撃で宿禰も反応できなかったようだ。
 最速の攻撃であるジャブと同じく、正面から敵を打ち倒す技だ。
 これで宿禰の顔面に穴を空けてしまったと。
 超雄すぎる範馬勇次郎だけに、鼻を強く押す技が好みなのかも。

追記1 (21/8/12)
合併号で休載……
合併号で休み……

 チャンピオンはお盆の合併号でお休みです。
 宿禰の顔面陥没のまま2週間放置だ。

 で、宿禰はガボっと顔面陥没している。
 だが、克巳に顔面陥没させられたドイルの例もある通り、戦士たちの顔面ダメージはけっこう早く治るのだ。
 まるでギャグ漫画の回復速度だな。
 バキ世界はギャグ世界と紙一重なのだ。

 相撲はぶつかり合いの勝負である。
 宿禰が勇次郎の一撃で沈んだら赤っ恥だ。
 鼻血を滝のように流しながらも踏みとどまって欲しい。
 でも、ここで勇次郎に勝つのは作品世界として困る。

 健闘しつつも、再起不能のダメージを心身に負わない。
 わりとハードルが高いぞ。
 アライJrみたいに、ハードルにつまづいて、そのまま立ちあがれなくなってしまう事故もある。
 宿禰は程よい敗北を達成することができるのか!?

追記2 (21/8/18)
 範馬勇次郎に殴られて野見宿禰の鼻が陥没だ!
 宿禰はここで終わるのか?
 それとも反撃するため立ちあがるのか?

 どちらにしても、まだ範馬勇次郎に勝てるとは思えない。
 ダラダラとした遅延行為になるぐらいなら、そのまま寝ていてくれたほうが良いな。
 烈海王は異世界に行ったら一向に闘わないが、そういう刃牙の悪い癖(最近は治ったと思うけど)は真似しなくていいのに。

 範馬勇次郎は食欲や性欲よりも闘争欲のほうが強い。
 だから、基本的に闘いたいはずだ。
 でも、弱い相手と闘っても満たされない。
 範馬勇次郎が冒険家ジョー・ウィリアムを手籠めにしたのは、闘う相手として弱かったからだろうか。
 面倒な性癖ですね。

 宿禰は戦闘で勇次郎を多少満足させた。
 だから、あまり尻の心配をしなくても良いんじゃないかという希望的観測です。
 この願いはかなうのか!?

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週刊少年チャンピオン2021年36+37号
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2021年8月19日(38号)
第5部 第103話「お優しい」 (1280回)

 古代相撲・野見宿禰が地上最強の生物・範馬勇次郎に挑む!
 範馬勇次郎が野見宿禰を殴る。
 宿禰の顔面に拳が手首までめり込んだ!
 ハンドポケットからの抜拳術である。

 居合術のような所作だったのだろうが、フォームが全力スイングだ。
 下半身と腰をひねり全身で打っている。
 片足を上げているのは、野球のピッチャーのようだ。
 スポーツのように相手の反撃とかを考えない動きかもしれない。

火花飛び散るフルスイング

 でも左手はハンドポケットのままだ。
 上半身の動きは最小にした打撃なのだろうか?
 すさまじい打撃で火花というかフラッシュが散っている。
 範馬刃牙とジャック・ハンマーの試合でも火花が散っているようだと言われるほどの打撃だった。
 勇次郎の打撃なら、それより上なのか!

 光の軌跡が勇次郎の拳と、宿禰の顔面に追従しているように見える。
 ただならぬエネルギーなので光って見えるのだろうか?
 人類を、哺乳類をも超えた異形の鬼は、神々しいまでに輝いている!
 地震を止めると豪語するだけあって、神秘的な打撃だ。

 輝く勇次郎の打撃を喰らって宿禰は吹っ飛ぶ。
 250kg強の質量が飛んでいく!
 やっぱり凄いパワーだ。
 宿禰はなんとか倒れないように踏ん張りながら柵にぶつかる。
 だが、柵によりかかりながら、倒れない。

 野見宿禰の立ち往生だ!
 目が泳いでいるので気絶しているようだ。
 だが、範馬勇次郎の打撃を受けて倒れず、場外にも出なかった。
 相撲的には何とか負けていない!
 でも、現代相撲の判定ですけどね。

 範馬勇次郎の左手は、まだポケットの中だった。
 徳川さんも勇次郎のハンドポケットを見逃さない。
 スマートかつ、手抜きをしていると見たのか?
 両手を出して普通に殴っていれば、もっと強い打撃だったのかも。

「お寛ぎのプライベートを呼びたてた」
「まことに申しワケもなかったが」
「どうか許容(ゆる)されたい」


 宿禰が気絶しているので、徳川さんが代理でお礼を言う。
 プライベートにもかかわらず出向いてくれてありがとう、と。
 普通のお礼だ!
 ビジネスマンみたいだぞ!

 ただ、勇次郎のプライベートって何なんだろう?
 範馬勇次郎は定職についていない。
 基本的に年中有休で、毎日が日曜日で、毎日正月で、ゴールデンウイークならぬゴールデンイヤーだ。
 むしろ、プライベートではない時間があるのか?

「あの武蔵がいたなら言っていたハズじゃ…」
「天晴れ也"肉の宮"」


 職についていなくてヒマを持てあましていそうな毎日休日の勇次郎を呼びたてたけど、宿禰は頑張って相手したよね。
 それなりに楽しめたでしょ。
 徳川さんは自分のマッチメイクを絶賛するのであった。

 範馬勇次郎は闘争に餓えている。
 それなりに強い相手がいるのなら、わりと喜んでやってくるだろう。
 今回のマッチメイクは、ベストに近い接待だった。
 会心のおもてなしで、ついつい自画自賛したくなるんだろう。

 あと、徳川さんは勇次郎を呼び出すにあたり、失礼な挑発をした疑いがある。 (バキ道101話)
 失礼をしたけど、満足したから良いよね。
 そう確認しておく必要があるのだろう。
 プラスマイナスゼロなら、とりあえず問題無し。
 これが徳川流の交渉術なのかも。

 肉の宮と言えば、花山薫だ。 (刃牙道19巻 164話)
 その花山は『刃牙道』序盤で範馬勇次郎に殴られている。(刃牙道3巻 23話)
 この時の花山はコンビニの中にまで吹っ飛んでいた。
 なので踏ん張る強さは宿禰のほうが上のようだ。
 さすが力士だ。現代力士の強さだけど。

「目覚めたら言っとけ」
「また遊んでやる……と」


 立ったまま気絶している宿禰を放置して勇次郎は去ろうとする。
 勇次郎はとどめを刺さないタイプらしい。
 再戦する根性があるならかかってこいという事だ。
 狼が獲物の鹿を狩りつくさないように、勇次郎も闘争相手を残しておくのだろうか?

 ハンドポケットで殴ったのも絶妙に手加減したのかも。
 闘争を欲するけど、満足する闘争が得られない。
 勇次郎には、勇次郎にしかわからない苦しみがあるのだろう。

「優しいのぉ」
「オーガ」

「それ以上 喋ると」
「犯すぞ爺い!!!」


 徳川さんは勇次郎の優しさを感じる。
 勇次郎も けっこうツンデレだもんね。
 だが、ツンデレは優しさを指摘されると怒るものである。
 勇次郎とて例外では無かった。

 だが、怒りかたがおかしいッッ!
 老人相手にそれかよ!
 なんか器が小さい人みたいだ。

25号
「そ……」「それはチョットォ…」

 赤くなるのかよ!
 満更じゃないのか!?
 範馬勇次郎の前ではあらゆるものが女ざかりの雌である。
 徳川さんも自分の中にある女を引き出された感じだろうか?
 範馬勇次郎、恐るべし。

 徳川さんも範馬勇次郎の性癖は知らなかったようだ。
 この業界でもあまり知られていない事なんだろうな。
 刃牙は知っているのだろうか?

 勇次郎が去ったあと、宿禰は座りこんでいた。
 初めて遭遇した地上最強の生物は、本当に強い。
 第二代・野見宿禰は今後どうするのか?
 範馬勇次郎との再戦を狙うのが常道だ。
 実力差を思い知らされたら、諦めるという選択肢もある。

 宿禰も最強を自負する戦士の一人だ。
 負けたままで終わるとは思えない。
 いや、これが初めての敗北だと、このまま折れる可能性もあるけど。
 宿禰は再び立ちあがれるのか!?

追記1 (21/8/25)
 野見宿禰は範馬勇次郎に敗北した。
 まあ、これが新規キャラの通る道です。
 登場してすぐに、その辺のイキっている雑魚を瞬殺する。
 次に実績のある強キャラを倒す。
 そして、範馬勇次郎と勝負して敗北する。
 ここまでがテンプレですね。

 ピクルも宮本武蔵も通った道だ。
 毎回、人気キャラが噛まれるのが少々不満ですが。
 烈海王や愚地克巳、オリバには悲しい道だった。
 この辺は改良の余地あるんじゃないですかね。
 アライJr.みたいに、道に迷う人もいるし油断できないけど。

 明日はバキ道が休載だ。
 ですので、ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』の感想を書くつもりです。
 チャンピオン38号で板垣先生がドラマ陣と鼎談しているので、そっちの感想もあるんですけど。
 板垣恵介、自らのゲイ疑惑について語る。
 見出しだけでも面白い。

追記2 (21/8/26)
『バキ道』がまた休載だ
『バキ道』がまた休載だ。

 一方で、ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』の放送が開始したッッ!
 金田淳子のエッセー『『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ』の実写ドラマ化である。
 実写? ドラマ?
 いきなり頭のおかしい企画が何故通ってしまったのだろうという感じだが、その辺はチャンピオン38号での鼎談で経緯がのっているので、そっちを見てください。

 ドラマは心にBL(ボーイズラブ)を秘めたOL児島あかねが、たまたま3巻無料の『グラップラー刃牙』を読んでしまった事で始まる。
 これは、BLではないかッ!
 グラップラー刃牙とはBLだ!
「なんだこの表情、男を誘っているだろ!」「男が男に熱い視線を注ぎすぎている!」

 とまあ、そんな感じで妄想がスパークする!
 あまり他人事じゃないですね。
 私も毎週スパークさせているし、脳内に貯めるとなんかダメなんで書いて放出している。
 方向性が違うけど、わかる。わかるぞ!

 そして、児島あかねはバキシリーズ全巻130冊以上を購入してしまう。総額64,323円であった。
 ああ、130巻以上で6万円以上か!
 ここは社会人でないと厳しい試練だ。
 そりゃ、『僕ヤバ』の市川がどうやって『バキ』を読んだのか気になるってもんだ。
 ちなみに、私の息子はまだ生後半年にもなっていませんが、中学生になれば刃牙を読ませてやろうと計画しています。

 児島あかねの妄想バキBL講座とかも始まってしまう。
 刃牙が美少女ポジションであるとの解釈は、鋭くて勉強になりました。
 なるほど、刃牙はみんなに狙われるポジションか!
 いや、確かに狙われているけど、違う意味だから!

 まだ3巻しか読んでいないのに凄い熱量だ。
 そして、ついに全巻が届く。
 次回から更なるバトルが始まるのか。
 予告に出てくる花山の手紙「逢いたい」で、エクスプロージョンするのが丸わかりだぞ!

 次回、児島あかねが如何に爆発するのか?
 来週の更新前追記で感想書く予定です。
 もちろん本編の感想もちゃんと書きますよ。

追記3 (21/9/1)
 一週休みの『バキ道』が再開だ!

 それはさておき、ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』の第2話が放送されたッ!

 BL愛好家である児島あかねは、ついに刃牙シリーズ全巻を大人買いする!
 130冊以上、64,323円ッ!
 届いたッッ!
 ここからが、真のBL(バキさんラブ)だッッッ!

 刃牙=ジルベール説は笑ってしまったが、妙な説得力を感じる。
 刃牙は親父の代からBLだもんな。
 今現在の連載では勇次郎の凄惨な過去が明らかになり、BLどころの騒ぎじゃ無いんだけど。

 オタ友たちは、刃牙BL無いわ〜と言っていた。
 だが、あかねが持ってきたコミックスをちゃんと読む。
 で、カップリングは刃牙と花山が良くない?と言い出しちゃうあたり、良い人たちですね。

 男の私からすると女子はカップリングに こだわりすぎるように思える。
 そりゃまあ、二人いないとBLにならんからね。
 男性向けだと単体vsモブでもイケちゃうんだけど。

 あかねは、後輩の男に告られてしまう!
 だが、「三次元は面倒くせぇ〜」から思考が発展しないあたり、ブレ無い。
 本当ッに全然ッ、リアル男にはときめかないんだね。

 幼年編で、刃牙の相手は花山だと確信される。
 逢いたいの手紙と、バキハウスでの一夜は、BLだッ!
 そこは、確かにBLかもしれないな……

 幼年編は全体的に重い話が多かったので、ちょっとモヤモヤも残ったそうだ。
 そして、コミックス20巻を読み終わる。
 手に持っているコミックスが何巻かでどこの話を読んでいるのか読めてしまうのですが……
 ついに、21巻を手にしたな!
 という所で次回につづく!
 来たな、作者の最推し最終兵器(リーサルウェポン)がッ!

『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ
『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ


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週刊少年チャンピオン2021年38号
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週刊少年チャンピオン2021年39号
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2021年9月2日(40号)
第5部 第104話「云われてきた言葉」 (1281回)

 古代相撲・野見宿禰が地上最強の生物・範馬勇次郎に敗北したッ!
 だが、尻をつかず意地を見せる。
 尻は無事だったのだ。

 それでも宿禰は ちょっと落ち込んでいる。
 雨の中で傘もささずに宿禰は徒歩で帰っていた。
 勇次郎に格の違いを見せつけられて、ショックを受けたようだ。
 ドラマの影響か、傷心で雨に濡れる姿が少しBLっぽいか?

 ここで心が折れるかどうかが、運命の分かれ目だ。
 折れてしまえば、おでん屋になる。
 踏みとどまって折れなければ……、本部以蔵になるのか?

 そういえば本部って二回も勇次郎に完敗したのに、命がけで勇次郎をからかったりしている。(刃牙道9巻 78話)
 かなりチャレンジャーな人だ。
 宿禰も同じぐらいの挑戦者になることができるのか?

 帰り道の宿禰は横綱・零鵬の待ち伏せにあう。
 零鵬は宿禰に復讐する気のようだ。
 試合からそれほど時間もたっていないようだし、まだ肋骨が折れたままなのに、何という根性だ!
 あれだけ痛めつけられたのに零鵬は心が折れていない!
 肋骨は折れまくっているけどな!

 宿禰と零鵬は橋の下で立ち合う。
 だが、零鵬の肋骨骨折はダメージが大きい。
 止めたほうが良いと宿禰は忠告する。
 もっともな意見で、ドリアン襲撃をした加藤なみに「やめときゃ良いのに」感があるぞ。(バキ54話)

 零鵬は無傷の時に勝負して、ほぼ完敗した相手だ。
 無傷で負けたのに、重傷のまま勝つ気なのか?
 新しい技を用意しているのかも。
 まさか相撲を捨てて、武器を使う気だったりして。
 それとも周囲に仲間の力士たちをひそませているのか?

 とにかく零鵬は宿禰に仕掛ける。
 宿禰が喋っている途中で奇襲の左フックが頬に決まったッ!
 拳かよ!?
 これが横綱の秘策なのか?
 相撲を捨てて拳を使ったッ!

 さらに零鵬は右拳を宿禰の顔面に打ちこむ。
 ぐらついた宿禰の足を左足で蹴った。
 拳も蹴りも相撲では反則だ。
 奇襲も含めて、横綱とは思えぬ品格なき攻撃だった。

 だが宿禰は後方に転がり追撃を避けて立ちあがる。
 倒れたら負けの現代相撲とは違い、古代相撲なら寝てもOKだ。
 地面からのエスケープは古代相撲のほうが得意だろう。
 そして、宿禰はこの程度の奇襲で戦闘不能になるような戦士じゃない。

 突っかける零鵬を迎え撃つ、左横蹴りだッ!
 範馬勇次郎に通じなかったのと同じ蹴りかッッ!? (102話)
 当たり前だけど零鵬は勇次郎と違ってまともに喰らう。
 肋骨の折れている胸に受けて、零鵬は血を吐きダウンする。

 相撲には無い蹴り技だ。
 非相撲技で攻撃した零鵬は、非相撲技に沈む。
 なんか悲しい因果応報だ。

 零鵬は拳と蹴りを使えば勝てると思っていたのだろうか?
 勝算無しに喧嘩を売る武道家はいないというけれど、どういう計算だったんだろう。
 零鵬は数字が苦手な人なのかもしれない。

 負傷中の自分一人じゃ、やっぱりダメだった。
 武器か仲間を用意すべきだったのか?
 でも、部下と拳銃を準備した猪狩はシコルスキーに惨敗しているのでダメかもしれない。

 範馬勇次郎を知ってしまった宿禰にとって、零鵬など子猫がじゃれついてくる程度の相手だったのかも。
 零鵬を倒しても、とくに嬉しそうでもなく宿禰は帰るのだった。
 アゴをなでているので、ちょっとダメージがあるようだ。
 そこだけは、横綱の意地を見せたと言うところか。
 喜びの少ない勝利で次回につづく。

少しダメージあり

 笑顔の無い勝利だった。
 グラップラー刃牙の頃は、闘争をすることで互いに理解していたものだ。
 『外伝ゆうえんち』でも、葛城無門が柳龍光の事を理解しちゃった。(ゆうえんち157回)
 だが、零鵬とは分かりあえなかったようだ。
 そして笑顔も無い。

 この心のモヤモヤを晴らしてくれるのは、範馬勇次郎に勝利することだけだろう。
 だが、現状のまま範馬勇次郎に再戦しても勝てる気がしない。
 宿禰は零鵬と違って、無策で特攻したりしないだろう。
 範馬勇次郎に勝つには、もっと強くならねばならない。

 強くなるのは、強い相手と闘う必要がある。
 宿禰はそう考えているのかもしれない。
 となれば、主人公である刃牙さんの出番ですかね。
 あるいは……、闘うのを辞めて、ちゃんこ屋を開業するか?
 零鵬も、ちゃんこ屋かな……

追記 (21/9/8)
 復讐の零鵬を野見宿禰が一蹴した。
 この一戦で宿禰は何を得たのだろう。
 不屈の闘志の尊さか?
 それとも、勝ち目の無い勝負はしないほうが良いという教訓か?
 今は、諦めない心が必要なのかも。


 一方、ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』の第3話が放送されたッ!

 主人公の児島あかねは、グラップラー刃牙21巻を読んで、ついに愚地克巳という推しに出会ってしまったッ!
 児島あかねは無邪気キャラが好きなんだろうな。
 ご指摘の通り、最大トーナメント編から刃牙の性格が微妙に変化して無邪気と言えなくなっている。
 今後の激変が印象強くて忘れていたけど、確かにここから性格が変化していたんだよな。

 刃牙に対しては、梢江ちゃんに対する押しが強くなるなど、急激に上がった男らしさに違和感があるようだ。
 リアルでも押しの強い陽キャラには引いていたし、受けキャラが好きなんだろうな。
 この時点の刃牙でこれなんだから、今後どうなるのか心配だ。

 オタ友Aは渋川剛気推しになる。
 って、ちゃんとハマってんじゃねぇか!?
 確かに渋川剛気は、最大トーナメントでも異彩を放つ存在だ。
 なかなか目の付け所が良いぞ。
 渋川さんがエロいというのは、ちょっと分からんが。

 オタ友Bは推しが見つからず悩む。
 あかねは、なぜかムエタイ勢を薦めて、怒られる。
 本当になんでムエタイを推すんだよ。
 もっと、イケている人がいるだろ!

 まだ、烈やジャックに注目は集まっていないようだ。
 千春はイマイチらしい。
 普通に鎬兄弟で良いじゃないか。
 勝ち残り組だと、三崎健吾とかも推せるんだけどな。

 あかねは克巳推しになった。
 そうなると、またカップリングが欲しくなる。
 この流れは烈×克で大爆発か?

 一回戦の最優秀カップリングが発表されて、鎬兄弟が讃えられる。
 たしかに、あの兄弟の熱量はちょっと……いや、かなり異常だった。
 もう一組が範馬勇次郎と天内悠だ。
 そう言われると、確かにあの二人は最初は妙に仲が良いんだよね。
 勇次郎が受けであって欲しいと言うあたりが、流石だ。

『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ
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週刊少年チャンピオン2021年40号
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2021年9月9日(41号)
第5部 第105話「モノの喩え」 (1282回)

 範馬勇次郎に惨敗した野見宿禰は、帰り道に襲ってきた横綱・零鵬を返り討ちで圧勝する。
 と言う前回のおさらいで、丁寧なリプレイだ。
 また、リプレイかよッ!

 また、リプレイかよッ!
 と思いましたが、そう言えばこの蹴り技をちゃんと考察していなかった事を思い出す。
 この蹴りは範馬勇次郎に出した蹴りと同じ技のようだ。
 つまり宿禰にとって切り札的な必殺技だったはず。
 零鵬に出したのも横綱への敬意と、面倒くさいから必殺技で早く片付けたいという気持ちがあったのかも。

 この技って、よく見ると変な技なんですよ。
 まず、構えが蹲踞だ。
 下半身が、愚地独歩風に言えば四股立ちですね。(バキ道7巻 63話)
 安定しているけど動きにくい構えである。
 ここから片足を上げて蹴る。

蹲踞からの蹴り!

 見れば分かる通り、人を蹴るにはかなり不自然な動きだ。
 宿禰は相手と正対しているから、このまま横に足を上げても相手に当たらない。
 つまり、蹴りはじめの状態から体を90度回転させながら蹴っているのだ。
 かなり難しい蹴りかただ。

 この蹴りの利点は間合いの長さにある。
 両足開脚で蹴っているので、元の位置から届く範囲がとても長い。
 ここから届くと思わないから油断して奇襲になりそうだ。
 離れた間合いからの初弾としては理想的かも。

 そして宿禰が蹴ると威力も高い。
 零鵬の鍛えられた胸板を突き破り、肋骨と胸骨を粉砕だッ!
 これは、蹴るというより、横に四股を踏む感じかも。
 リーチがあり、威力もある。
 初見殺しの必殺技と言えるかもしれない。

 むしろ、この技を初見で無効化した勇次郎の凄まじさよ。
 いや、避けるってのは、ちょっと勇次郎っぽくない行動だ。
 どちらかと言うと範馬勇次郎ですら思わず技に逃げてしまうほどの必殺技だったのかも。 (バキ道102話)
 名づけると横四股蹴り、とかそんな感じですかね。

 崩れ落ちる零鵬を見もせず、宿禰は立ち去る。
 ここまでがリピートでした。
 帰宅していく宿禰はなにを思うのか?
 零鵬は、勝ち目など考えずに挑戦してきた。
 宿禰も何も考えず範馬勇次郎に挑戦するのか?

 いっぽう範馬刃牙は徳川光成に呼び出されていた。
 範馬勇次郎と言う鬼<オーガ>と、野見宿禰と言う神話が激突した、その話かッ!?
 などと思っていたら、違いまして……
 徳川さんを強姦(おか)す発言した勇次郎の話でした。

 まだ、その話を引っ張るのか!
 油を注ぎまくるから、一向に火が消えん。
 お父さんの問題発言を息子に教えないでッ!
 身内の下ネタはやめて!

 徳川さんは鎬紅葉からの情報も踏まえて、範馬勇次郎にとって全人類が雌に見える説を披露するのであった。
 男性ホルモンの過剰分泌が範馬勇次郎の体質を作っている。
 と言うのが鎬紅葉の仮説だ。

 範馬勇次郎の強さは、異形の筋肉にある。
 だが、勇次郎は骨格も異形だった。(範馬刃牙26巻 211話)
 そして、ホルモンも異形だったと判明した訳です。
 もう、人類と同じ部分のほうが少ないんじゃないのか?

 とにかく、範馬勇次郎は超雄であり、周囲が全部雌に見えてしまうし、いける!
 お父さんの性癖話を息子にしないでッ!
 気まずいわッッ!
 これって刃牙を呼びつけてまでするような話だったのか?

 そして、徳川邸の外には刃牙の異母兄ジャック・ハンマーが佇んでいた。
 ここでジャックの参戦か!?
 参戦自体は嬉しいけど、このタイミングは良くない予感がするぞ。
 今参加すると、宿禰に噛ませ犬にされる展開で危ない。
 ジャックの未来を心配しつつ、次回につづくのであった。


 本部以蔵と闘った時のダメージは治ったようだ。(刃牙道11巻 97話)
 ジャック・ハンマー完全復活である。
 第一部『グラップラー刃牙』の実質的なラスボスであり、作中屈指の実力者だ。
 だが、強さのインフレについて行けず、最近は勝利が無い。

 ジャックは範馬勇次郎を倒す誓いを立てている男である。
 最初はドーピングをして、肉体を強化した。
 次に骨延長手術をうけて手足を延ばし、巨大化する。それも2回も。
 基本的にムチャな方法で強さを目指すのがジャック・ハンマーである。
 今回も、なにか強くなるムチャをやっちまったんだろうか?

 ジャックの主治医が鎬紅葉ってところが気になります。
 紅葉って隙を見せると勝手に人体実験をやりかねない人だし。
 いや、ジャックの場合は同意のうえで人体実験するかもしれないけど。
 それでも、やっぱり実験だし。
 治療をしようよ。

 範馬勇次郎は男性ホルモン値が異常に高いという知見を得てしまった鎬紅葉である。
 ジャックに男性ホルモンをムチャ投与の人体実験を提案していそうだ。
 現在のジャックは、刃牙が美女(ボニータ)に見えるほどの超男性かもしれない。
 あと男性ホルモン効きすぎて、体毛が超モジャモジャだッ!

追記 (21/9/15)
 ジャック・ハンマーの登場だ!
 嬉しいんだけど、不安だな。
 ジャックはちゃんと復活とパワーアップできているのか!
 あいつ、昔から間違った方法ばかり選びやがる。

 そして、ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』は第4話だッ!
 ついに『グラップラー刃牙』完結だぞッ!

 三回戦で、主人公あかね推しの愚地克巳が一撃で負けた!
 そりゃ、まあ、ショックだよね。
 当時もアレはショックでした。
 一方で、あかねは格闘漫画としても刃牙を楽しむようになったそうで、普通に楽しんでいる。
 そりゃ、まあ、推しが敗退したら、BL的な興味が下がるよね。

 刃牙vs猪狩は熱戦だし、なかなか好評のようだ。
 ここは全シリーズ通して最も主人公らしい活躍だったと私も思う。
 試合後の全裸シャワーシーンで御馳走さま!
 そうか、これもBLか!
 男のシャワーシーンって、記憶に残らないもんだな……

 あかねの友人たちは、この辺からジャック、渋川推しが強まる。
 ジャックは過去が明らかになると壮絶すぎて強いよね。
 あの明らかに間違えたトレーニング方法と怪物誕生秘話だ!
 ジャックは、あんなラフファイターだけど、ドMと言われている。
 BL界では、そういう判定なのか!?

 渋川さんエロいは、あいかわらず良くわからない。
 私の脳のBL野が発達していないためか?
 いや、年齢が射程範囲外なんだと思う。
 渋川さんもM判定を受けている。
 究極の合気受けというのは、ちょっと見ていみたいな。

 そして、決勝戦の刃牙vsジャックだ!
 運命の兄弟対決は、やっぱり盛りあがる。
 試合前のおじやでも盛りあがる!
 どんだけ おじや推しなんだよ。
 闘いの聖水が好評なようで良かった。

 で、最後の遅いぞチャンピオン集合へのツッコミだ。
 確かにデントラニー・シットパイカーの位置が前すぎる。
 だが、仮にも友人に勧めたんだからムエタイ戦士の存在ぐらい憶えておいてよ。
 あと、克巳とかが小さすぎるので、どれが克巳なのか議論は当時も盛んでした。
 克巳と栗木君が、どっちなのかが悩むところなんだよな。

 後半のBL大賞は猪狩と斗羽だ!
 そっちかよ!
 尿までかけあった、刃牙とジャックじゃ無いんだ。

 たしかに因縁度では他の追従を許さないカップリングだろうけど。
 愛憎渦巻く関係で、かつての友であり、仲間だった。
 そして別離と対立……。
 再会にして最後の対戦!
 うん、BLかもしれない。

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2021年9月16日(42号)
第5部 第106話「輪郭の変化」 (1283回)

 台湾の桃園国際空港にジャック・ハンマーが出現するッ!
 ジャックが金属探知機で捕まっているぞ!
 243cmの巨体に空港職員もビビっている。
 負傷が多い最近のジャックは体内にボルトとかが残っているのだろうか?
 否ッ、今回のジャックは歯でした。

 歯を金属総入れ歯に交換している!
 ジャック・ハンマーが、メタル・ジャック・ハンマーに進化した!
 空港の警備員も金属の歯に恐れをなしてジャックを通すのであった。
 あ、通しちゃうんだ、こんな怪しげな人を。

ジャックが金属総入れ歯!

 テロリストにしてはデカくて怪しすぎて目立つので、逆にテロリストじゃないという判断だろうか。
 ジャックが指名手配されたら、目立つから1時間以内に見つかるだろう。
 とにかく、手荷物検査されなくて良かった。
 ジャックの事だから危険な薬を山ほど持っているだろうし、検査されたら危なかったぞ。

 ちょっと意外なのは、ジャックが飛行機に乗る人だったところだ。
 台湾ぐらいなら、バタフライで泳いで行くんじゃないかと思っていたよ。(注:密入国で犯罪です)
 ジャックが、あのデカい手足を縮めてエコノミークラスの狭い座席に収まっているのかと思うと、微笑ましい
 いや、もっと良い座席取っているかな。

 ああ見えてジャックは、ちゃんとパジャマに着替えて寝る人だ。
 パンツ一丁で寝る範馬刃牙よりも文明人っぽい。
 飛行機も大人しく乗るのだろう。

 とにかく、ジャックは無事に台湾から飛び立つのだった。
 なぜ、台湾に?
 疑問に答える間もなく東京の徳川光成邸に到着した。
 徳川さんはジャックがデカくなったことにビックリしている。
 前に会った時は、デカいことに気がつかなかったのか?刃牙道11巻 91話
 まあ、とにかく243cmという巨体です。

 前回では直前まで範馬刃牙と徳川さんが話していたような雰囲気だったが、それなりに時間経過があったようだ。
 刃牙とジャックの兄弟対面は今回実現しなかった。
 徳川さんは刃牙に父・範馬勇次郎の性癖秘話を話したのだが、ジャックに言っていないようだ。
 そのへんは黙っていて欲しい。

「弟 刃牙に一敗 地にまれる―――」
「古武術 本部に不覚を取った」
「その「事実」をどう捉えとる……?」

「遠イ過去デアリ」
「ソシテ――――」
「事実デアリ現実デス」


 ジャックは敗北した過去を認め、前に進んだようだ。
 徳川さんはピクル敗北をスルーしてくれている。
 そこは小さい心づかいなのだろうか?
 ピクルに負けた後のジャックは、刃牙に酷い事を言われたしね。範馬刃牙19巻 153話

 一般論として、デカいほうが強い。
 だが、バキ世界ではデカいと噛ませ犬になる問題がある。
 240cmの巨漢力士・巨鯨は典型例ですな。
 ジャックも噛ませ犬の呪いにかかったのか、243cmになってから良いことが無かった。

 そんなジャックがパワーアップのためにとった行動は、咬合力UPだッ!
 輪郭が変わるほど、噛みまくってパワーアップさせた。
 さらに歯も金属製にしている。

「チタン デス」

 鉄ではなく、チタンか!
 ギリシャ神話の巨人ティターンを語源とする軽くて強い金属だ。
 巨人となったジャックに相応しい金属と言える。
 まあ、とにかくジャックはチタンの歯を手に入れた。

 これなら攻撃力だけではなく、防御力も高まりそうだ。
 そして、顔の輪郭が変化するほどに噛んで鍛えまくる。
 咬合力のアップは身体能力もアップさせると長谷川光臣(71)さんも言っていた。
 柳龍光に負けないほどの、咬合力を得ていそうだ。

「ワタシノ―――」
「「道」デス故」

「世界中ヲ巡リ」
「台湾ニテ完成ヲ見マシタ」

「「嚙道(ごうどう)」ト名付ケマシタ」


 台湾で噛道(嚙道)を完成させたッ!
 そのための台湾か!
 いや、なぜ台湾だ!?

 中国で文化大革命が行われていた時期、迫害された武術家は台湾に逃げ込んだ。
 そのため、中国大陸よりも台湾のほうに中国武術の英知が保存されていたりする。
 でも、中国武術じゃ、あまり噛まないよね。
 本当になんで台湾で完成したんだろう。

 噛みつきは、強力な攻撃だ。
 だが、射程距離が短いし、顔面を近づけるという弱点もある。
 手足を伸ばしたのは射程距離をのばす効果があるんだけど、逆に接近するのか。
 つまり、手足を伸ばした効果を無駄にする噛みつき回帰だ。
 相変わらず方向性を間違えたパワーアップっぽい!

 でも、間違えているなりに正しい気がする。
 噛みつきファイターはジャックの個性だ。
 競わず持ち味を活かすと、噛みつき特化型ファイターが正しいのかも。
 なんで台湾に行ったのか良くわからないし、なんで台湾で完成したのも謎だけど、なんか強そう!
 とにかく、これが新ジャック・ハンマーだ!

 これは良いパワーアップかも。
 歪な、やっちまった感がジャックらしい。
 むしろ、なんで最初から噛みつきを鍛えなかったのか!?
 噛ませ犬から脱却し、今度は力士を噛みまくる宣言だ。
 相撲らしくがっぷり四つになったら噛みつきまくれるぞ。
 野見宿禰の得意技はキックだけどな。

追記1 (21/9/21)
 ジャック・ハンマーがチタンの歯になって帰ってきた!
 今の宿禰って、勝つ必要がない状態だし、ジャックは勝てるかもしれない。
 あまり高く持ちあげると落ちたときのダメージが大きいと知りつつ、ジャック兄さんに期待してしまう。
 そろそろ東京ドーム近くに出没したジャック母のジェーンについても思い出してあげてください。

 そして、ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』は第5話だッ!

 主人公・児島あかねの読書は『バキ』に突入だ!
 刃牙シリーズで最も死傷者が出たと言われる最凶死刑囚編である。

 推しの愚地克巳が大出血して救急車で運ばれた!
 そういえば、序盤はそうだったな。
 こりゃ、しばらく克巳ファンにとっては受難の展開だ。
 しばらくと言うか、『バキ』が全体的に克巳には不遇の時代だよな。

 一方で渋川×柳がクローズアップされる。
 これは、まあ、分かります。
 若い時の二人の勝負を描いて欲しいものだ。
 独歩とドリアンにもただならぬ関係も分かります。
 言われてみると確かに、死刑囚編は5対5の合コンだったのか!?

 死刑囚編と言えば美形枠のドイルじゃなくて、シコルスキーが人気だ。
 そうか、コイツも場合によってはイケメン枠だ!
 猪狩とやりあっていた頃はいきなり全盛期だったしな。
 当時、シコルスキーと猪狩が親友になるという二次小説が流行っていて、妙に面白かった憶えがあります。

 そして、克巳が復活する。
 無精ヒゲに武器も辞さず、加藤を師匠にして大イメチェンだ!
 主人公が大喜びの大爆発で戦争勃発状態だぞ!
 あ、ワイルド克巳はOKなんだ。
 そういえば、不敵でやんちゃなベクトルを強化したような克巳だったもんな。
 無精ヒゲをすぐに剃ってしまった点については、どうだったんだろう。

 勢いあまって人物相姦図とか書きまくってしまった主人公だが、社内プレゼンで人物相姦図が流れてしまうという事故が発生してしまう。
 これは、ちょっと悲劇すぎる。
 ネットで拾った画像がたまたま入っちゃいましたで流せるのか?

追記2 (21/9/21)
 今週の『バキ道』はお休みだ!
 そのかわり、来週は刃牙シリーズ連載30周年記念号だぞ!

 バキ道が休載なので、チャンピオン38号の『松本穂香×板垣恵介先生×山岸聖太監督 3者対談』の感想です。
 ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』の放送記念で、原作者(?)、主演、監督の鼎談だ。

板垣『実は俺自身がゲイじゃないかという話は以前からあって』

 そりゃあ、刃牙の描写がアレだもんな。
 ゲイっぽいというか、BLっぽいぞ。
 よく「男の色気」とか言いだすし。
 板垣先生が言うには、小5から中3まで5年間よく見ていた任侠映画の影響らしい。

板垣『WOWOWは企画に困ってたのかね?』

 監督に企画が無いかと聞かれて雑談し、とんとん拍子でドラマ化が決まったらしい。
 元の本はエッセイなのにドラマ化だ。
 板垣先生もWOWOWも懐が深いという事で。
 WOWOWのオリジナルドラマって、スポンサーを気にしないので骨太で評価の高いものが多いと言われている。
 刃牙BLも骨太なBLですね。

山岸『「紐切り」の衝撃がデカくてもう忘れられませんでした。』
板垣『あのシーン見せたときに担当に「あんた天才か!」って言われたんだ。』


 やっぱり紐切りのインパクトは凄いよな。
 技としての発想が凄いし、絵のインパクトも凄い。
 そして、ツッコミどころがあるのも良いのだ。
 首に視神経は無いだろとツッコムところまでが一連の型ですね。

松本『特に愚地克巳については(笑)』

 ドラマの主人公の最推しキャラが愚地克巳だッ!
 そこは監督と熱く打ち合わせしたらしい。
 現在の『バキ道』で愚地克巳が熱く復活したり、なぜか敗北したりしているのは、どう思っているんだろうな。

 推しのキャラができれば女性ファンも増えるかもしれない。
 それには、若いイケメンが必要かも。
 刃牙キャラは平均年齢がちょっと高めだよな。
 でも、渋川さん人気もあるから、良いのか?

追記3 (21/9/29)
 次回は刃牙シリーズ連載30周年記念だ!
 いろいろと豪華な企画があるらしいぞ。
 そして、アニメ『範馬刃牙』も始まる。
 嬉しいけど、ちょっとイベントが多すぎだ。

 ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』は第6話だッ!
 次回、最終回だぞ!

 前回、主人公の児島あかねは、社内プレゼンで社長たちに刃牙BL相姦図を晒してしまったッ!
 これはさすがにショックが大きく、体調を崩して会社を休んでしまう。。
 そこに追い打ちをかけるのが、愚地克巳の普段着がダサすぎる問題だ。
 あ〜、とうとう、そこにたどり着いてしまったか。

 推しの普段着がダサすぎて生きていくのが辛い状態だ。
 というか、そこまで凹む事なのか。
 ドリアン決戦でのジャージはスルーしていたのに。
 あの時は、なんで空手着じゃなくてジャージだったんだろう。

 たしかに克巳の普段着はダサいかもしれないが、そこまで問題にすべきなのか?
 ……これが価値観の違いって奴ですね。
 裸体を隠せて、温度調整できるなら何着ても一緒でしょ! とか言っちゃダメか。

 いろいろなショックから主人公はついに推しの幻影を見てしまう。
 克巳の声がアニメ版と同しだ!
 あと漫画から絵を拾ってきて、セリフ内容だけ変えるという芸の細かさが良い。
 この絵を持ってくるんだとか、マニア心をくすぐる。

 幻想の愚地克巳は主人公を激励する。
 この後の俺はスゲェぜ! 見ておけと言って去る。
 実際に克巳はドイルと闘い、見事にドイルと友情を結ぶ。
 見事カップリング成立だ! だ?

 そういえば、この時も克巳は攻めきれずに敗北を選んでいたんだよな。
 相撲編で勝ちをゆずったのは、初めでじゃなかったのだ。
 克巳は本質的にそういう男なのか。
 攻め切れない、つまり本質的に受け体質だ。

 主人公は克巳に励まされて奮起する!
 昼食は おじやと炭酸抜きじゃないコーラだ!
 梅干しも添えて栄養バランスも良い!
 告白してきた同僚まで刃牙メシになっている!
 でも、おじや弁当は悪くない気がするな。

 立ち直った主人公は、腐女子バレしたうえでの、腐女子向けカップリングペンの提案をする。
 このペンは普通に良いんですけど。
 いや、カップリングだけでなく、白と紫なら花山カラーって感じで。
 刃牙のイメージカラーは赤なのか?
 裸率の高さで肌色のイメージなんだよな。

 そして、次回最終回だ。
 まだ『バキ』の途中だけどな。
 こりゃ、大擂台には行けませんね。
 そうなると刃牙が毒で重症のまま放置されちゃうんだな。

『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』感想を、まとめ中です。

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2021年9月30日(44号)
第5部 第107話「嚙道(ごうどう)」 (1284回)

 ジャック・ハンマーは「噛道(ごうどう)」を身につけたッ!
 本部に敗北したジャックは世界を旅して、台湾で新しい技術体系を完成させたのだ。
 噛みつきを主体としたファイティングスタイルだろう。

「イイエ」
「マダマダ途中デスガ……」

 って、完成してないんかい!
 たしかに完成したと思ったらそこで成長終了だ。
 実戦で試し、不具合を直し、工夫を加える。
 そうやって更なる高みを目指していくのが道というものだ。

 明日を考えず、今日だけを、今だけを思って闘う。
 そういう刹那的な生きかたをしていたジャックが先を考えるようになったか。
 まあ、骨延長をやった時から未来を考えて計画的な行動をとっているけどね。
 こっそりと積立型の生命保険とか加入していたりして。

 主人公の範馬刃牙は『刃牙道』『バキ道』と経過して、未だにバキ道を見つけていない。
 兄のジャックが先に道を見つけてしまった。
 ジャックはちょっとだけ刃牙を追い抜いたのかもしれない。
 刃牙も自分の生きる道を、人生の指針を見つけられると良いな。

 徳川光成は噛みつき攻撃は女子供の使う卑怯技じゃないかと問う?
 ジャックは、だからこそ噛みつき技が強いと力説する。
 女子供でも鍛え抜かれたファイターを殺傷しうるのが噛みつきだ!
 だから自分はあえて噛みつく!

「「噛ミツキ」トハ人類最大ノ武器ナノデス」

 確かに噛みつきは強力な攻撃だけど素手限定だ。
 噛みつきが強力なのはそれが動物の最強攻撃だからだろうな。
 強くなりたいだけなら、人間なんだから武器を使えば良い。
 ジャックは、範馬勇次郎を素手で倒すことにこだわっているようだ。

 でも、チタンの歯は、わりと武器っぽいんだけど。
 生活のためじゃなくて、ガチで戦闘のためのチタン歯だしね。
 そこはジャックの美意識的にギリギリOKなのか?
 愚地独歩の基準だとNGっぽいな。

 チタンの歯を見せられただけで大人しく実力を認める徳川さんでは無かった。
 もっとデモンストレーションをするべし、と要求する。
 最大トーナメント準優勝なんだから、実力は分かっているはずだ。
 徳川さん、ただ噛道を見たいだけだな。

「水ヲ一杯モラエマスカ」


 という事で、ジャックは水の入ったコップを用意させる。
 持ってきたのは加納秀明だ。
 警備隊長だけど雑用もこなす。
 部下に雑用をやらせないのは、徳川さんの近くで働きたいと思っているからだろうか?
 忠誠心なのか承認欲求なのかで印象かわりますね。

 コップを噛み砕いて、水ごと飲みほすつもりか!?
 と思ったのだが、ジャックは500円玉を口に放りこむ。
 500円玉を噛んでたたんでコップの中に吐きだした!
 硬貨を一瞬でたたんでしまう噛道パワーだ!

噛道パワー!

 凄い咬合力だけど、水は必要だったか?
 よだれで濡れちゃうけど、テーブルの上に出しても良かったよな。
 あの水は なんの意味があったんだろう。
 水の中に入れたのは、よだれ汚れを気にしたのか?
 だとしたら、ジャックは優しくなったな。

 この程度の見世物で納得する徳川さんじゃ無い。
 もっと、血が見たい!
 と言う事で、今度は道場にやってきました。
 そして、徳川さんは加納に「ノロ」を呼んでこさせる。

 なんか動物っぽい名前だ。
 それとも外国人か?
 どちらにしても、新手の噛ませ犬か!?
 と思ったら、リアルに犬だッッ!
 に、人間じゃねェ……


 巨犬チベタン・マスティフだッ!
 かつて花山がビビらせた犬だぞ。(創面3巻 14話)
 虎をも倒すと言われる犬だ。
 でも、ジャックだってホッキョクグマを屠った男である。
 噛ませ犬としてはちょっと弱いかな。

 新ジャック・ハンマーの強さを見るため文字通りの噛ませ犬が必要だ。
 でも、本当に犬が出てくるとは思わなかった。
 犬と噛み合うのか?
 動物愛護的にもちょっと犬が気の毒だ。
 その辺にお相撲さんとかストックしていないんですかね。

 強さを見せつけつつも、動物虐待にならないように倒す。
 それでいて、徳川さんの嗜虐趣味を満足させる。
 宿禰と闘うのであれば、チベタン・マスティフぐらいは余裕で倒す必要があるだろう。
 意外と難易度の高い勝負になりそうだ。

 しかし、巨大化したジャックに巨大な犬をぶつける。
 両者ともに噛みつきが武器だ。
 ジャックと妙に共通点が多い犬ですね。
 もしかして、ジャックと同じく自分より強い弟がいたりするのだろうか?
 刃牙が犬のムサシを飼っているように、勝負のあとで友情が芽生えてジャックの所に行くかもしれない。

追記 (21/10/6)
 新ジャック・ハンマーの相手として、いまさら犬ってのは弱いよな。
 そんなふうに考えていた時期が俺にもありましたし、今でも変わっていません。
 でも、あの犬は徳川さんの番犬だし、世に言えないような特殊な育成と改造と訓練を施しているのかもしれない。
 ドーピング・チタン牙・殺人犬であればジャックと互角の経歴だ!
 などと言う展開かも。

 ドラマ『グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ』は最終回だ!

 主人公・児島あかねは、ついに伝説のバキSAGAにも手を出す!
 そして、意外とマジメにSAGA読んでいる!?
 と言うか、SAGAがマジメに男女の愛を描いているとの主張だ。

 言われてみると、たしかに男女の描写が半々だ。
 刃牙の裸を描き、梢江の心情も描く。
 バランスよく男女を描き、真摯に取り組んでいる。
 絵面のインパクトに引っ張られて内容の読み込みが足りなかったと私も反省しました。
 でも、SAGAはBLじゃないと思います。

 だが主人公もSAGAに引っ張られたせいか、死刑囚編の話が少ない。
 そりゃ、刃牙が毒状態のまま放置されたら話の収まりが悪いもんな。
 大擂台賽と範馬刃牙は続編をご期待くださいなのか?

 克巳とドイルのSAGA2が見たいというのは、自分で描くしかないですね。
 イメージ表紙の刃牙と梢江のポジションが、克巳とドイルだった。
 つまり、克巳が攻めでドイルが受けなのかとうちの妻が気にしていましたが……
 BL道は受け攻めのポジション観が厳しい。

 一方で克巳の普段着がダサすぎる問題はまだ引きずっている。
 すれ違った人が克巳に見えるのだが、ゴミ袋みたいな服を着ているぞ!
 いや、さすがに布地の質感は本当にゴミ袋じゃ無いと思うんだけど、あれ完全再現しちゃったの!?
 着せられた人も、「こりゃ無いわ〜」とか言ってそう。

 あかねの実生活もそれなりに完結して、無事に終了だ。
 やっぱり3次元の彼氏は不要ですか。
 終わってみると、刃牙ファンが感想言っているだけのドラマみたいになっていた。
 つまり刃牙ファンなら確実に楽しめるコンテンツですね。
 BLの勉強にもなりました。

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2021年10月7日(45号)
第5部 第108話「急所ノ塊」 (1285回)

 ジャック・ハンマーはチタンの歯と、噛みつきを極めた体術「嚙道(ごうどう)」を創始(つく)った!
 徳川光成は、ジャックの噛道を試すべく警備隊長・加納秀明に巨大犬チベタン・マスティフのノロをつれてこさせる。
 犬を虐待するのは動物愛護的にイメージが悪い。
 ジャックは、強さを見せつけつつ、配慮ある攻撃を仕掛けることができるのか!?

 徳川さんに挑発されたジャックはチベタン・マスティフを観察する。
 未改造でホッキョクグマを屠った経験のあるジャックにとって、体重100kg程度の猛獣など朝飯前だろう。
 勝って当然として、インパクトのある勝ちかたを考えているのだろうか。

「ドコヲ噛ンデモ出血スル」
「スナワチ」

「急所ノ「塊」ニ過ギナイ」


急所の塊

 ジャックにはチベタン・マスティフがこう見えるッ!
 スケスケだァ――――ッッ!
 なんで血管が透けて見えるの!?
 ジャックは目にも何か改造したのか?
 いや、透視能力って、そんなに簡単なもんじゃ無いよね。

 範馬勇次郎は視界に入る者すべての弱点が見える特殊能力がある。範馬刃牙24巻 194話
 息子のジャックにも似た能力があるのかもしれない。
 弱点は無理だけど、血管の位置なら分かるようになった、とか?
 
 血管が見えるようになったのも、噛道の成果なんだろうか?
 でも、どんな修行をしても血管の位置が分かるようにはならないよね。
 やっぱり、勇次郎から受けついだ特殊能力だろうか?
 鬼の背中は出てこないが、違う能力が出てきたのかも。

 血管を持つ脊椎動物なんだから、どこを噛んでも出血するのは当たり前だ。
 狙うなら、太い動脈だろう。
 血管が見えるようになったジャックなら、イケる!
 かつて、範馬勇次郎に噛みつきを狙うなら頸動脈にしろとアドバイスされたのが活きてきたのかも。

 ジャックはチベタン・マスティフの真ん前に胡坐で座る。
 噛みついてきたのを片手倒立状態でフワっとかわした。
 座った状態からなんという軽やかな動きだ。
 パワーだけでなく、スピードとテクニックも超一流だぞ。

 ジャックはチベタン・マスティフの背後をとって、裸絞めをかける。
 犬相手に絞め技だ!
 これにはチベタン・マスティフも汗らしき物を流す!(参考
 犬も限界を超えて追いつめられていたのだろう。

 噛むまでもなく、ジャックの勝利確定だ!
 いや、噛道なんだから、噛もうよ。
 徳川さんは、これで納得できるのか?

「頸椎ト動脈ガ眼ノ前デス」
「何ナラ…」
「噛ミマショウカ………?」

「いや…ッ いいッッ」
「もういいわッッ」


 けっきょく噛まないのか!
 噛みつき主体の体術なのに、噛まない!
 まあ、動物虐待にならなくて良かったか。
 むやみやたらに噛まないのは、噛道の作法なのかもしれない。
 ただ、デモンストレーションとしては弱かったな。

 チベタン・マスティフは毛が多い犬だ。
 ジャックの歯が通るのかどうかも気になっていた。
 その辺の実証ができなかったのは、ちょっと問題だ。
 まあ、本当に闘うべき相手は人間だから毛の心配をしなくても良いんだろうけど。

 とにかく、ジャック・ハンマーは噛道とともに帰ってきた。
 これで徳川さんにも認められたから次の相手は野見宿禰だろうか?
 邪道ともいえる噛みつきを得意とするジャックに、神聖なる相撲で挑む宿禰の構図だ。
 ちょっと、ジャックにとって相性が悪そうな気がしますが、大丈夫か?
 なにはともあれ、次回へつづく。


 なんかジャックが優しい。
 最大トーナメントのころの、容赦なく相手を倒す明日見ぬファイターじゃ無くなっている。
 強くなって余裕が生まれたのか?
 この変化は良いのか悪いのか。

 言葉遣いも丁寧で、とても薬をやっている人とは思えない。
 いや、もう薬はやめているかもしれないな。
 この態度も噛道の影響だろうか?

 そう、噛道である。
 ただの技術ではなく、道なのだ。
 そこには、哲学や作法なども入っているかもしれない。
 武術は戦闘技術だが、武道になると人格形成も目指す。
 ジャックは台湾で人生の師匠を見つけたのだろうか?

 犬を噛み殺さなかったのも噛道の作法だったのかも。
 むやみな殺生は控えるべし。
 動物をやたらと噛まない。(感染症予防の意味もあるので)
 噛みつぶした硬貨は水に吐きだし、綺麗に洗うこと。
 茶道のように守るべき礼儀作法がありそうだ。

追記1 (21/10/13)
 見事に徳川さんを納得させた新ジャック・ハンマーであった。
 これで正式に野見宿禰とのファイトも承認されただろう。
 路上で闘うのか?
 それとも地下闘技場か?
 今度こそジャックの噛みつきが炸裂するぞ!

 ちょっと心配なのが、けっきょくジャックの噛みつきを実戦で見ることができなかった点だ。
 何事も実際にやってみないと成果が分からないもんです。
 もちろん、ジャックは台湾で噛みまくって『噛道』を完成させているのだろう。
 そこの成果が見たかった。

 犬を噛まなかったのはむやみな殺生をしなかったと評価しても良い。
 だが、昔のジャックは子熊をさらって母熊(父かも?)を誘い出し屠りさっている。
 あの頃の容赦ないジャックであれば、犬を噛み殺していただろう。

 今のジャックなら母熊を優しく失神させた後で介抱して、お土産つきで子熊と一緒に帰してやりそうだ。
 キュンとくる優しさだけど、容赦ない闘争心はちゃんと残っているのか?
 本部に噛みついて失敗し、歯を全損したショックで噛めなくなっている可能性があるかもしれない。

追記2 (21/10/14)
休載だ。「業」だなあれは
休載だ。「業」だなあれは。

『今号の『バキ道』は休載させていただきます。』
『続きは次々号の48号(10月28日発売)にて掲載させていただきます。』

 特に理由は無いが、休載だ!
 そして、来週も休載だ!
 オイオイオイ、マジかよ……

 急遽、二連続休載です。
 理由を書かないのがいさぎよいのかも。
 そして、定例の休載はきっちり取る。
 マイペースですね。

 まあ、連載終了にならないだけありがたいと思っておきましょう。
 漫画家の訃報は、やっぱりつらいものです。
 代わりに『異世界 烈海王』を更新しました。

追記3 (21/10/20)
『バキ道』がまた休載だ
『バキ道』がまた休載だ。

 まさかの二連休である。
 外伝『ゆうえんち』はあと2回で168回で最終回なのだが、一度も休載が無かった。
 それに比べるとちょっと休んでいるように見えるのは仕方がないか。

 ジャック・ハンマーが新流派『嚙道(ごうどう)』を完成させた。
 その全貌は明らかではないが、いきなり宿禰と闘うのだろうか?
 正直なところ、宿禰の噛ませ犬にされるジャックは見たくないな。
 むしろ、逆に宿禰を噛み返してほしい。

 さらなるパワーアップのために、宿禰がここでジャックに負けるってのはあり得る。
 かつてアライJr.がたどった道だ。
 最近、ジャックが敗北した相手はピクルと本部だった。
 二人は、ジャックから挑んで負けている。
 宿禰の場合も、ジャックの方から挑んでいくと危険な展開かもしれない。

追記4 (21/10/21)
バキの再開を今や遅しと待っているッッ
 花山がバキの再開を今や遅しと待っているッッ

 先週につづき今週も『バキ道』は休載です。
 来週から連載再開だぞ。
 少なくとも、チャンピオンの次回予告に『バキ道』が載っていた。

 連載再開は、ジャック・ハンマーの戦闘から始まるのだろう。
 だが、新生ジャック・ハンマーの実力は未だに未知数だ。
 噛ませ犬にされた犬が弱すぎて、実力を出し切れなかった。
 せめてジャックよりも体重の重い生物をぶつけて欲しかったな。

 一方の野見宿禰も実力がまだまだ見えてこない。
 宿禰が倒したオリバも零鵬も、わりと短時間で敗北した。
 なので、宿禰の全力が発揮されたようには見えない。
 宿禰には、範馬勇次郎にも認められた強さがあるのは確実だが、どれぐらい強いのか?

 ジャックと宿禰の勝負は未知と未知の勝負だ。
 どう転ぶのか予想がつきにくい。
 ならばジャックが勝っても良いんだよね。
 あと、烈海王の右腕を移植した愚地克巳も、未知数なんだよな。

追記5 (21/10/20)
バキは休載である
バキは―― 「休載」である
 だが、2週休載後の連載再開だ!

 今度こそ生まれ変わったジャック・ハンマーの闘いかたを見ることができるのか!?
 『嚙道(ごうどう)』を開発したジャックだけど、その実力をまだ見せていない。
 やったことは噛んでコインを4つ折りにしたことぐらいだ。

 アニメ『範馬刃牙』を見ていたら、オリバの怪力エピソードでコイン4つ折りが出てきた。
 忘れていたけどオリバはコイン4つ折りが指でできるのだ!
 あと、シコルスキーも指でコインを丸めることができるぞ。
 ジャックの凄さレベルが分からなくなってきた。

 かつて、ジャックは本部と闘った時にアミドラ繊維の上着に噛みついて歯を全損してしまった。
 あの時、飛び散った歯を見るとインプラント治療を受けていたことがわかる。
 土台になる顎の骨はピクル戦で砕かれたので弱ってしまい、根元から抜けてしまったようだ。
 なのでチタンの歯も理屈の上では同じ結果になる。

 だが、ジャックが同じあやまちを繰り返すだろうか?
 今度こそ対策しているはずだ!
 チタンの歯は総入れ歯風にできていて歯茎にかぶせるタイプかも。

 もちろん、これだと噛んでいる状態で衣服を引っ張られたら簡単に外れる。
 だが、入れ歯なら予備の入れ歯を装着すれば簡単に復活できる。
 歯の使い捨て作戦だ!

 チャンピオン作品の『Damons(ダイモンズ)』(AA)は鉄の義手を容赦なく使い捨てることで選択の幅を広げていたが、それと同じ発想だ。
 でも、ジャックは勇次郎の忠告を忘れて布ごと噛みついてしまった失敗があるので、ちょっと心配だけど。
 まあ、力士が相手なら服を着ていないから問題無いか。

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2021年10月28日(48号)
第5部 第109話「素人」 (1286回)

 ジャック・ハンマーはチタンの歯と嚙道(ごうどう)を身につけ強くなった。
 徳川さんの試しは巨大犬チベタン・マスティフだ!
 しかし、ジャックは噛むまでもなく巨大犬を屈服させる。
 噛ませ犬にするまでもなく負け犬にした!
 これが新ジャック・ハンマーだ!

 かつてジャックが屠ったホッキョクグマよりはるかに小さいが、猛獣を超えた猛獣であるチベタン・マスティフが完全に屈している!
 これには徳川光成も大満足だ。
 扇子を開いて称賛するのであった。
 徳川さんが血を見ないで満足するとは珍しい、かも。
 ジャックは噛んでいないけど、クライアントである徳川さんが喜んでいるから良し!

 徳川さんが期待していたのは人と犬の壮絶な噛み合いと死で良かったのだろうか?
 ……だったんだろうな。
 最大トーナメントのアナコンダぐらいには痛めつけて欲しかったに違いない。
 番犬に対する愛情が薄いが、それが巨凶・徳川の血なのだろう。
 封建社会の完成形は少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ。

 結局、ジャックは生物を噛まなかった。
 自慢のチタン歯は毛や服を突破できるのかが知りたかったんだけど。
 噛みつくまでのプロセスこそが噛道の強さらしい。
 アクロバティックな噛み技とかもあるのか?
 噛みつきながら、歯で逆立ちするとかやりそう。

 だが、ジャックの噛みつきは本当に力士のブ厚い筋肉と脂肪を突破できるのか?
 こういうのはフルコンタクト空手の存在に似ている。
 空手の打撃技は危険なので、相手に思いっきり当て無い。
 だが、それでは真の実戦から遠ざかってしまう。
 そう言って実際に当てる試合や稽古を始めたのがフルコンタクト空手だ。
 実際に当てる事で分かったことも多い。

 ジャックも実際に噛んでみないと分からないことがありそうなんだけど。
 例えば、チタン歯よりも歯茎のほうが先に限界になるんじゃないかと心配だ。
 なにしろ過去に本部と闘ったときに失敗しているんだから。
 チタン歯を使い捨てにするとかで対応しているかもしれませんが。


 そのころ、野見宿禰はいつぞやゲットした女性とデート中だ! (バキ道3巻 21話)
 お姫様抱っこではなく、抱えている!
 成人女性を乳幼児あつかいだ!
 さすが力人の怪力である。

 宿禰は範馬勇次郎に完敗した。
 その精神的な打撃があるはずだ。
 女に逃げて心の傷を癒しているのだろうか?
 でも、表情が明るいので影響がわからない。

 そんな宿禰に加納典明が声をかけて明晩試合があると告げる。
 いきなりの勝負でも宿禰はOKする。
 この覚悟と準備はスポーツ選手じゃなくて武術家だな。
 零鵬に破られた鼓膜は平気なんだろうか。

 宿禰は東京近辺に滞在しているのだろう。
 宿は徳川さんが手配していそうだ。
 ちょっと前までは徳川邸に客分として泊まっていたようだ。
 でも、それだと女性をお持ち帰りできないので出て行ったのか?

 宿禰は相撲一筋って訳ではなく、色恋も楽しんでいそうだ。
 そりゃ、山奥に暮らしていたら相手は熊と猪ぐらいしかいないだろう。
 若い人間の女性とお楽しみしたくもなる。
 逆にジャックは女に目もくれず、ストイックに何かを噛んでいそうだ。
 宿禰とジャックは対照的な存在として良い勝負になるかも。

色も好む剛力!

 ジャックは徳川さんと食事をしていた。
 リクエストは背骨だ!
 ジャックはサクサクと骨を喰っていく。
 骨はライオンですら噛みくだけず、ハイエナのみが食すと言う。

「猛獣トハイエ ライオンモ」
「素人デスカラ」


 なにしろ自分は噛みつきの玄人だからね!
 ライオンなどを差し置いて噛みつきの玄人ときたか。
 でも、何をもって玄人(=専門家、プロ)と言うのか難しいな。

 良く言われるのが、主収入を得ることができればプロだ。
 ジャックは噛むことで生活を支えているのか?
 高そうな手術を受けて、食事の質も量も高そうだ。
 ジャックの収入源はずっと謎なんだよな。

 ジャックはYouTubeで「噛んでみた」動画を投稿して生活費を支えているのかもしれない。
 噛系ユーチューバーだ。
 これならば噛みつきの専門家と言えるかも。

 ライオンは狩りの専門家だろうけど、噛むのは狩りの一部で作業だ。
 そういう意味では、ライオンは噛みつきの専門家じゃあ無いのかも。
 ジャックは噛みつき技を極めたので、噛みつきの玄人になった。
 これぐらい玄人になれば、簡単に噛みつかなくなるのか?

 ジャックはライオンを超えて、ハイエナになった!
 噛む力は強いかもしれないが、見た目のイメージが悪くて誤解されそうだぞ。
 誤解と言うならチベタン・マスティフも、体重以上に強くてホッキョクグマを超えた犬だったのかも。
 とにかく、ジャックは噛みつきの玄人として明晩に宿禰と闘う!

 そして、次週休載だッ!
 って、またかよッッ!?


追記1 (21/10/20)
嘘だろ…? 先々週に続いてまた休載ッ!?
嘘だろ…? 先々週に続いてまた休載ッ!?

 2週休みが終わったところで、また休みです。
 4週間のうち1回だけ『バキ道』が掲載だ。
 う〜む、月刊ペースは流石につらい。

 新スタイルである『嚙道(ごうどう)』を身に着けたジャックの姿が、板垣先生にもまだ見えてこないのかもしれない。
 ジャックは噛みつき攻撃を実際に見せていない。
 まさか、見せられない訳じゃ無いよね?
 歯をチタン製に変えただけで、最大トーナメント時と同じ闘いかたかもしれない。

 一方、範馬勇次郎に敗北した野見宿禰はなにか成長したのだろうか?
 新しくできた彼女とイチャイチャしているだけに見える。
 宿禰も何かしらの新要素を見せないと恰好がつかないぞ。
 そう考えると、野見宿禰 vs ジャック・ハンマー は難しい勝負なのかもしれない。

 宿禰は零鵬を倒すのに、あまり新技を出さないで済んだ。
 まだまだ隠している実力があるだろう。
 余裕があるのは宿禰のほうか?
 だが、復活したジャックなら、なにかしてくれそうだと期待しちゃう!

追記2 (21/11/10)
バキの再開を今や遅しと待っているッッ
 バキの再開を今や遅しと待っているッッ

 バキ道が再開だ!
 掲載よりも休載が多かった直近4週間でした。
 感覚的に1勝3敗ですぜ。

 でもまあ、連載再開で今度こそジャックが噛む!
 だが、次回予告の雰囲気だと、まだ試合が始まらずにジャックが何かするような感じだ。
 もうそろそろ実戦で噛んで欲しいんだけど。

 でも、ジャックの事だし『噛み噛みジャック飯』みたいなノリで固い物を食べ歩きしそうだ。
 「フライドチキンか。悪くないが、俺にはちょっと噛み足りないかな」ポリ、ポキ「おっ、11種のスパイスが効いて、骨まで味わい深いぞ」
 Tボーンステーキはすでに喰っているので、骨のレパートリーが少ないな。
 そもそも人間は基本的に骨を食わないので、骨のある料理が少ない。

 ならば、ジャックの噛むトレーニング描写だろうか?
 たとえばゴムタイヤを次々に噛みちぎって行くとか。
 あるいは鉄棒に噛みついてぶら下がり、そのまま棒を噛みちぎる!
 動画配信すれば人気でそうだ。

 ドーピングに骨延長手術にチタン歯と、なにかと金のかかりそうなジャックだが収入はどうしているのだろうか?
 噛みつき屋として働くジャックに密着取材というのでも良いかも。

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週刊少年チャンピオン2021年48号
週刊少年チャンピオン2021年48号

2021年11月4日(49号)
93話〜105話(宿禰vs零鵬)(勇次郎×宿禰)

バキ道が休載……
バキ道が休載……

 休載なので、今までのバキ道をふり返ってみましょう。
 75話〜92話では、愚地克巳vs獅子丸と、範馬刃牙vs炎の途中までが描かれた。

 93話から、ついに大将戦『野見宿禰 vs 零鵬』が始まる!
 試合後は新展開に突入だ!

 野見宿禰 vs 零鵬
93「超中学生」 地下ルールで検討した仲間を讃え、零鵬が勝利を約束する。その零鵬は中学生時代から怪物の逸材だった! 
94「何者なのか…!!?」 久しぶりに姿を見せた宿禰は、自分を表舞台に出してくれた金竜山に感謝する。
95「近代相撲と古代相撲」 試合前の四股から始まり、パフォーマンスに余念がない。宿禰は1分で倒す気だ!
96「お返し」 零鵬は横綱らしからぬ耳に張り手をする。反撃の宿禰は肋骨をつかんで投げ折った!
97「必要火急な「廻し」」 廻しの代わりに肋骨をつかむ! さらに肩甲骨をつかんで担ぐ!
98「6対6マッチの結末」 零鵬はそのまま落とされ敗北する。地下闘技場戦士たちの勝利だ!

 零鵬は宿禰の鼓膜を破るダメージを与えるものの、それ以上の活躍もできずに敗北した。
 6対6マッチで、一番実力差があったようにも見える。
 横綱の権威失墜だ。
 結局、金竜山の狙いが何だったのか良く分からないまま地下闘技場戦士vs大相撲力士は終了する。


 範馬勇次郎 × 野見宿禰
99「Ogre」 野見宿禰が闘いたいのは地上最強の生物・範馬勇次郎だ! 勇次郎は医学的に超雄と判明する。 
100「我以外皆 異性也」 範馬勇次郎の 壮絶な過去が明らかになるッッ! ヒザを抱えるしかないッ!
101「"戦闘用"の存在」 範馬勇次郎と野見宿禰が出会う。いきなり宿禰がアゴをつかまれ、投げられた!
102「物言い」 宿禰は勇次郎に挑みかかるが、攻撃が効かない。逆に殴られた!!
103「お優しい」 勇次郎の打撃で宿禰は立ったまま失神する。それでも勇次郎は宿禰の強さを認めた。
104「云われてきた言葉」  勇次郎に敗北した宿禰は、帰り道に零鵬の襲撃を受け、返り討ちにする。
105「モノの喩え」 徳川さんは刃牙に勇次郎の性癖を語ってしまう。そして、ジャック・ハンマー参戦だ!

 野見宿禰は範馬勇次郎に挑み、完敗する。
 むしろ新たな目標の誕生かもしれない。
 そして、範馬勇次郎の超雄伝説が判明してしまった。

 106話からは、復活したジャック・ハンマーに話題が移る。
 話の途中なので、区切りがついたころにまとめます。

 終わってみると、地下闘技場戦士vs大相撲力士が意味不明なまま放置されている。
 金竜山の計画はいつか判明するのだろうか?
 次の試合が終われば、なにか動きだすのかもしれない。

週刊少年チャンピオン2021年49号
週刊少年チャンピオン2021年49号

2021年11月11日(50号)
第5部 第110話「首吊(ハンギング)」 (1287回)

 噛み技を進化させたジャック・ハンマーと古代相撲・野見宿禰の試合は明晩と決まった。
 現在2連敗中のジャックは復活できるのか?
 そして、決戦の朝をむかえる。

 徳川さんは鯉に餌をあげていた。
 この鯉は野見宿禰が四股を踏んだので大きく育ったものだ。 (バキ道2巻 11話)
 だが、現在は宿禰がいない。
 かわりにジャック・ハンマーが泊っている。
 ジャックがサービスでドーピングを鯉に与え、大きくなった鯉が暴走して狂暴化かつ飛翔化とかしないか、ちょっと心配だ。

 徳川さんはタオルを噛んでぶら下がっているジャックを発見して驚愕する。
 一見すると首吊り自殺しているようにも見えるもんな。
 老人の心臓に良くない。
 できれば一声かけてから ぶら下がって欲しかった。

ぶら下がりトレーニング

 243cm・201kgの巨体を噛んだ歯で支えるのがジャック流の鍛錬だ!
 このぶら下がり鍛錬は噛む力だけでなく、首も鍛えられそうだ。
 首の横から200kgの力が加わっても、ジャックは揺るがない!
 今のジャックは頭部への打撃耐性も大幅アップだ!

 このぶら下がりかたでも、ジャックの歯や歯茎は問題ない。
 横方向の力に歯が耐えている!
 ならば、丈夫な衣服に噛みついた時に衣服を引っ張られても、歯が抜けたりしないだろう。
 本部以蔵にやられた攻撃は、もう効かないのだ!
 ただ、瞬間的な力でも歯にダメージがいかないのかはちゃんと検証して欲しいかも。

「フトンデ寝ルノハ ドウモ不慣レデ」
「ココデ休ンデマシタ」


 外国人だから布団になれていないのか。
 ジャックはちゃんとパジャマに着替えて寝る派なのでけっこう繊細なのだろう。
 今夜が試合なのに睡眠の質が悪くて大丈夫なのか?
 まあ、それを言うと宿禰は新しい彼女とイチャコラして寝不足かも。

 コインを曲げたり、寝たまま鍛錬など、ジャックとシコルスキーは共通点がある。
 このシンクロニシティに意味はあるのだろうか?
 復活したシコルスキーが狙うのはジャック・ハンマーかもしれない。

 このぶら下がり鍛錬は準備運動にすぎなかった。
 ここからが本気のトレーニングだ。
 ジャックは重いバーベルを噛んで保持する!

「プレートが」
「ひぃ…… ふぅ…… みぃ……」
「よん…ひゃく……? もっとか……?」


 プレートが左右に4枚ずつで8枚だ!
 徳川さんの見立てだと100kgをはるかに超えている。
 さすがに400kgってことは無いよね。
 なお、宿禰は10枚263kgの世界記録を軽々と持ちあげていた。(バキ道2巻 11話)
 宿禰のほうがパワーで勝っているかもしれない。

 ジャックは、この状態で口を開け閉めして咬合力を鍛える。
 歯も凄いんだけど、足の筋肉も凄いな。
 足が太い。
 否、太すぎる!

 この鍛錬では、首と背筋と足に負担がかかり同時に鍛えることができそうだ。
 全身の筋肉も鍛えられていくぞ!
 でも、試合は今夜なんだけど、こんなに激しい鍛錬で疲労が残ったりしないのか?
 次回につづく。


 噛みまくっているという言葉通り、噛む特訓をしているジャック・ハンマーであった。
 ついでに他の部位も鍛えられているみたいだし、全体的に筋力アップか?
 刃牙世界において身長を伸ばすよりも筋肉(体重)を増やすほうが有利だろう。
 ジャックの選択に間違いはないと思いたい。

 ただ、歯にこだわるあまり、腕を鍛えていないようだ。
 今回は腕のトレーニングが出てこなかっただけなのかもしれない。
 でも、ちょっとだけ不安要素かも。
 宿禰が組んできたら、腕力で対抗できるのか?

 ひたすら噛んで鍛えるジャックに対し、宿禰は彼女とデートしているのだろう。
 やっぱり対照的な二人だ。
 リア充な宿禰に負ける訳には行かないぞ。

 そして、刃牙はどういうトレーニングをしているのやら。
 刃牙は基本的にマゾだから苦痛をともなう激しい特訓はご褒美みたいなもんだよな。
 努力を重ねる範馬兄弟に活躍してほしくなる。
 でも、刃牙も梢江ちゃんとイチャコラしている可能性がありますけどね。

追記 (21/11/17)
 ジャックは特訓を重ねている!
 今回のジャック・ハンマーは敗北からの復活を目指しているのでチャレンジャーなのだ。
 本部vsジャックの時は、武器術を解禁するという新しい面を見せる本部のほうがチャレンジャーだった。
 今度はジャックが挑む者だ!

 でも、刃牙と闘ってボロ負けしたアライJrみたいな挑戦者もいるんだよな。
 挑戦者ジャック・ハンマーはこの試練を乗り越えることができるのか?
 なにしろジャックの最終目的は範馬勇次郎だ。
 宿禰ごときにつまずいている場合じゃない!
 そんな展開だと良いな。

 blogコメントで教えていただいたのですが、ジャックの持ちあげていたバーベルは400ポンドだそうです。
 400ポンドで181.4kgなので、棒を加えても宿禰の263kgには、やっぱり届かないだろう。
 パワー対決は宿禰が優勢か?
 そして、刃牙世界ではパワーの強さが重要なので、ジャックが心配だな。

 歯じゃ無きゃ、もっと持ちあげられるか?
 でも、歯で持ちあげるパフォーマンスが重要なんだよな。
 新ジャック・ハンマーはいろいろと難しい。

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