バキ道「21〜30話」感想

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2019年2月7日(10号)
第5部 第21話「宿禰vs大関 決着」(1198回)

 第二代 野見宿禰が現役・大関と路上で相撲勝負だッ!
 金剛力の宿禰にマワシは要らぬ。
 大関の肩甲骨をつかんで捕らえた。
 vsオリバでも同じだったが、宿禰の相撲は骨をつかむモノなのか?

 骨をつかむって事は、骨に直接ダメージが行く。
 普通なら骨は筋肉に覆われていて衝撃をやわらげる。
 宿禰の骨つかみ技は、それだけで関節技の効果もあるようだ。
 骨をつかんだだけで、ほぼ勝負アリなのかも。

 宿禰は大関の肩甲骨をつかんで、担ぎ上げた!
 力士なんだから体重は100kg以上あるハズだ。
 100kgを片手で持ちあげる!
 当たり前だけど、宿禰は握力だけでなく全身あますところなく怪力だ。

 もちあげた大関をッ、コンクリートの地面にッ、落とすッッ!
 力士のぶつかり合いは交通事故に匹敵する衝撃があると言う。
 でも、コンクリートの地面に落とされたら、力士であっても頭蓋骨が割れてしまいそうだ。
 あ、でも、刃牙の最初の修行ってコンクリートに叩きつけられることだったな。
 やっぱり範馬一族のタフネスは人間を超えている。

 大関の頭が地面に激突す……る寸前で宿禰が止めた!
 とりあえず大惨事は回避されたか。
 大関へのダメージは無い。
 が、大勢の前で恥をかかされた。
 いや、観客はドッキリかなにかと思ったようなのでセーフか?
 観客は深読みしすぎだぞ。

 でも、どう見ても大関が手玉に取られている。
 動画が拡散したら、大関の敗北を指摘する人も出てくるだろう。
 これは相撲協会が問題にしそうな予感がする。
 本当かどうかワカらんが、世界最大の格闘団体が牙をむくぞ! 大関に。

 命を拾った大関だが死の恐怖と敗北感を味わった。
 怒りに燃えた大関は宿禰に平手打ちを喰らわす。
 掌底で突くツッパリではなく、張った!
 相撲的には加減している一撃なんだろうか?

 どちらにしても宿禰にダメージは無いようだ。
 宿禰はオリバのパンチにも堪えている。(15話
 平手打ちぐらいじゃ鼻血も出ない。

「打たれるとワカってしまえば――――」
「力士は倒れない」


 宿禰は大関に言い放つ。
 なんかプロレスラーみたいな理屈のタフネスですね。
 観客を大事にする立場だから似ているのかもしれない。

 実際のところ打たれて倒れた力士を何回も見た事あるんですが……
 ありゃ、打たれるとワカらなかったから倒れたのだろうか。
 結局のところボクシングでも油断した時に喰らう攻撃でダウンするものだから、最大のダウン要因は油断なのかも。
 油断が多い刃牙がけっこうダウンするのは、これが原因だな。

 汗をながし動揺する大関を置いて宿禰は去ろうとする。
 宿禰の強さを大関に見せつけた感じだ。
 だが、これがどういう効果を生むのだろう。
 金竜山の妙案は難しすぎる!

 去ろうとする宿禰に声をかけた女性がいた。
 お台場での活躍も見ていて、トキメイていたらしい。
 う〜む、松本梢江が十代にして三十路の風格をかもしていたのに比べ、若いか!

 

 宿禰は金星(相撲の隠語で「美人」)をゲットして夜の街に消えていく。
 それを金竜山は見守るのであった。
 元ガチ横綱として、これはアリか、無しか!?
 というか、計画はちゃんと進んでいるのかい。
 謎は謎のまま、次回につづくのであった。


 宿禰がナンパして消える!
 金竜山の計画はまだ謎なのだが、いきなり中止状態か?
 あの女性が相撲協会のおくりこんだ刺客で、宿禰が罠にはまる可能性は少ないだろうが、ちょっとだけ心配だ。

 力士はけっこうモテるらしい。
 宿禰も夜の土俵で時間いっぱいまでファイトしているのだろうか?
 刃牙もSAGAで強くなったンだし、悪いことじゃ無いのかも。
 ジャック・ハンマーも身長を伸ばしていないで、女の子とイチャイチャした方が良いかもしれないぞ。

 バキ特別版のオマケだった最凶死刑囚のその後がチャンピオンでも掲載されるらしい。
 となると、死刑囚たちが復活参戦する可能性もある。
 この良くワカらない状況で、刃牙と宿禰と相撲協会が、激突できるのか?
 特に、刃牙に出演するチャンスはあるのか、心配だ。

追記 (19/2/13)
 現在、刃牙シリーズの本編『バキ道』と『バキ外伝 ゆうえんち』が同時連載になっている。
 『ゆうえんち』は柳龍光がいかにして逮捕拘束されたのかという話になるらしい。
 つまり『バキ』で柳龍光が脱獄する数年前の話なのだ。

 だが、小説『餓狼伝』の最新刊に出てきたエピソードが『ゆうえんち』の回想シーンに出てきている。
 つまり、『バキ道』→数年前→『ゆうえんち』→数年前→『餓狼伝』という時系列なのか?
 完全に時系列がおかしい気がするんだけど、バキ世界と餓狼伝世界は共通世界と言うより、平行世界なのだろう。
 そっくりだけど、時間や出来事がちょっと違っている。

 でも、『バキ道』本編で金竜山だけ時間が進んでいることに比べたら可愛いモンだよな。
 ただ、刃牙シリーズも全て共通世界ではなく平行世界なのかも。
 シリーズが変わるたびに、時系列が若干変わる。

 刃牙の年齢はほぼ同じだけど、勇次郎はシリーズが変わるたびに歳をとる。
 ベトナム戦争で種まかれたジャック・ハンマーも歳をとって、今や40歳以上だろう。
 金竜山がいつの間にか引退して、親方も止めちゃったとしても、不自然ではないッッ!

週刊少年チャンピオン2019年10号
週刊少年チャンピオン2019年10号


2019年2月14日(11号)
第5部 第22話「スポーツ紙の反響」(1199回)

 金竜山が野見宿禰を使って相撲協会にケンカを売る!
 まずは路上で大関に挑ませて強さを見せつけた。
 そして宿禰は金星(美人)をゲットして夜の街に消える。
 いや、どんな作戦なんだよ、コレ。

 ストリート相撲の顛末はスポーツ紙で報じられていた!
 突発的に路上で起きた事件なのに、ちゃんと写真までとられている。
 目撃者提供の写真かもしれないが、こりゃ仕込みだな。
 金竜山があらかじめスポーツ紙に連絡をして、記者とカメラマンを呼んでいたのだろう。
 戦争は激突する前から始まっているのだ!

 スポーツ紙の反響は大きく、相撲協会にも激震が走った。
 第十七代 大日本相撲協会 理事長 嵐川将平は大関を叱責し、謹慎を言いわたす。
 正体不明の大男に大関が不覚をとったので怒っているが、嵐川理事長も大関も大男の正体がワカらない。
 これは理事長の危機管理が甘い。

 大男の正体はさておき、大男の強さについて確認すべきだろう。
 また同じようにケンカを売られたらどうするのか?
 大関は偶然負けたワケでなく、何度戦っても負けるだろう。
 ならば再発防止のため、関取衆に辻斬りならぬ辻相撲に気をつけろと警告すべきだ。
 事故が起きたら、原因分析と再発防止策をたてるのが大人の対応ですぜ。

 相手の強さや技術を分析せずに、どう対策する気だろう。
 金竜山は、相撲協会のこういう危機感の無さを正したいのだろうか?
 最終目標はともかく、初弾の仕掛けで世間に衝撃をあたえた。
 このまま一気に寄り切るのかッ?

 そのころ徳川光成と加納秀明は鯉にエサをやりつつ、野見宿禰のパフォーマンスについて話をする。
 加納は大関を逆さ吊りにする野見宿禰とは何者なのだろうと徳川さんに問う。
 ……いや、オリバの敗北も評価してよ。
 オリバだって大関を逆さ吊りにできると思うぞ。
 なぜオリバの評価が低い。
 あ、加納はオリバの強さを知らないのか。

 徳川さんは野見宿禰と出会った時のことを回想する。
『〇〇県 某深山』
 修行僧 小池才明に案内されて徳川さんは第272代 野見宿禰が握ってつくったダイヤモンドを見せてもらう。
 石炭を1分間にぎってダイヤモンドに変化(か)える!
 人工ダイヤモンドに比べて、圧倒的低温・短時間で完成させる奇跡だ!
 足りない熱と時間は迫力で補っているのか?

 徳川さんの背後にいつの間にか宿禰が立っていた。
 巨体でありながら静かな移動だ。
 バツグンの身体コントロール能力をもっているようだ。
 宿禰の静かなる巨体に徳川さんは『山』を感じる。

「今から行に入ります」
「宜しければ ご覧になりますか」


 ついに野見宿禰の神秘が公開されるのか!?
 というか、野見宿禰の所属する謎の相撲組織の正体も明らかになるかも。
 謎の解明を期待しつつ、次回につづく。


 金竜山の計画は謎のままだ。
 でも、相撲協会を破壊するような方向っぽい。
 新・相撲協会を立ち上げてガチ相撲をやる気なんだろうか?

 そして、ずっと謎だった野見宿禰の所属する相撲組織が登場した。
 深山にある宗教+相撲団体みたいな感じですね。
 相撲は神事でもあるんで、古代日本の神事として独特の技を受けついでいるのかもしれない。
 神事の深山と言えば、熊野古道が有名だけど、その辺の山中にあるのだろうか?

 人知れず相撲を磨き石炭を握ってきた相撲の秘密結社だ。
 でも、秘密ってことは人数も少ないだろう。
 スポーツだと国の競技人口は、そのまま競技の強さになる。
 すそ野が広ければ山も高いって寸法だ。
 そうなると、宿禰たちは少人数で組織内の競争がヌルいんじゃなかろうか。

 でも、少数精鋭って事もあるし、少なくとも宿禰は強い。
 謎の神秘パワーを身につけられる人が少ないので、ひっそりやっているのかも。
 ただ、石炭をダイヤモンドに変える奇跡を達成できたのは現在の宿禰だけらしい。
 やっぱり、組織は質も量も少ないのかも。

 そうなると宿禰は闘争に飢えているのかもしれない。
 身に着けた金剛力を思いっきりブツけて試す。
 強さを自負する戦士であれば、自分の強さを試してみたいだろう。
 行きすぎると『バキ外伝 ゆうえんち』みたいに『自分の技で、人を殺してみたい。』と言いだす。(ゆうえんち 35回
 強さを求めている以上、闘争は避けられないのだろう。

 宿禰だって、石炭ばかり握っていたら飽きそうだ。
 たまには人間の肋骨を握って折りたい。
 もしかしたら、徳川さんは危険な怪物を世に放ってしまったのかも。
 いや、怪物を世に放つことこそ、徳川さんの喜びか。

追記 (19/2/13)
 ついに野見宿禰の一党が出てきた。
 修行僧 小池才明はあまり強そうに見えないが、他の修行僧なら強いのだろうか。

 今の野見宿禰は272代目だ。
 初代野見宿禰垂仁天皇のころの人らしい。
 大雑把に紀元前一世紀ぐらい、2100年前ですね。
 272人の野見宿禰がいるとすると、平均で7.7年ごとに野見宿禰を襲名している。

 ならば271代も30歳前後だろうし、まだまだ現役で闘えそうだ!
 ただ、宿禰集団で、石炭をダイヤに変えることができたのは初代と現272代 宿禰だけだった。
 他の宿禰たちは実力的に、かなり劣りそう。
 そもそも長年、成果の出ない石炭握りをやっていたンじゃ、気持ちも腐りそうだし。

 二軍の宿禰だって鍛えていたんだし、強いところを見せて欲しい。
 石炭を握って金剛石(ダイヤモンド)にするのは無理でした。
 でも、金剛石(ダイヤモンド)に次ぐ硬度のサファイアができました!
 サファイアなどの鋼玉(コランダム)は炭素じゃなくて、酸化アルミニウムだぞ。
 米を原料にしてハンバーグを作るような、錬金術的・奇跡だ!

 とりあえず、4代前(約31年前)ぐらいから出てきても良いんだぞ!
 石炭にぎるよりも、勝負した方が楽しいハズだ!

週刊少年チャンピオン2019年11号
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2019年2月21日(12号)
第5部 第23話「破邪」(1200回)

 深山で人知れず相撲で鍛えていた野見宿禰の一党がいる!
 272代もつづく野見宿禰たちは、いかにして強くなったのか!?
 ついに野見宿禰たちの強さの秘密があきらかになりそうだ。
 でも、272人中2人しか完成していないんだから、成功率が低いというか、方法を間違えているンじゃないか?

 野見宿禰は四股を踏む。
 Y字バランスどころか、I字バランス、いやさらに足を広げて弓なりになっている。
 恐るべき柔軟性と安定性だ。

 四股は相撲の基本と言われている。
 宿禰の四股は、その強さを証明する超(スーパー)四股だ。
 そう言えば宿禰は「横綱(かれ)は… 少し四股が足りないね」と言っていた。(1巻 5話
 この四股で宿禰は強くなったのだろうか。

 宿禰の四股は霊気と言うか、湯気がまとわりついている。
 足を上げたまま気を溜めて大地を踏む。
 これで大地の邪気も鎮められるらしい。
 宿禰が大地を清めているので、ここの杉は良く育つ!
 そう言えば、徳川さんの鯉も良く育っていたな。(2巻 11話

 宿禰は「宿禰の杜」の守護神として、杉を育て、石炭を握る!
 2代〜271代まで、石炭を握っては変化が無くてガッカリしていただろう。
 でも、杉の成長促進は多少上手く言っていたのかも。
 杉の木を売ることで、宿禰一族は収入を得ているのかもしれない。

 宿禰の四股は破邪の四股だ!
 周辺領域を守護(まも)る!
 邪悪を追い返す結界としての効果もありそうだ。
 もっとも、徳川さんの侵入を許しているので、悪人の退散効果は弱いのかも。

 親衛隊長・加納秀明は四股だけで強くなれるのかと常識的なツッコミをする。
 そうだよね!
 四股は筋トレみたいなモノだから、実戦か試合をやらないとダメだろう。
 宿禰にも試合相手がいたハズだ。
 まだ見ぬ強敵がいてくれると嬉しいぞ!

「最新にして最古の「筋トレ」です」

 だが、修行僧 小池才明が説明したのは、やっぱり筋トレだった。
 力士がする蹲踞のようなポーズで宿禰は静止している。
 これが筋トレになるようだ。

 宿禰は、誰とも戦わず孤独に筋トレしていたのだろうか?
 ひたすら筋トレしていたんじゃ、成果が試せないので辛そうだ。
 宿禰はどういうモチベーションで筋トレを続けたのだろう。

 動機については置いといて、最新にして最古の筋トレって何だろうか。
 横綱とエア相撲をとっていたので、リアルシャドーによる筋トレだったりして。(1巻 5話
 ならば、自動リアルシャドー・トレーニングに目覚めた刃牙と同じかもしれない。

 ただ、宿禰は邪気を払う霊的パワーの持ち主だ。
 筋トレも超常的な方法なのかも。
 いや、それだと最新ってのがウソになりそうだ。
 野見宿禰のトレーニングとは一体何かッ!?
 次回につづく。

 宿禰の筋トレも気になるが、宿禰集団も気になる。
 先代である271代 宿禰とか出てきて欲しいな。
 もっとも先代も石炭を握って四股ふみばかり やっていた人かもしれないが。

 強いかどうかは置いといて、四股ふみで杉を成長させることに成功している。
 日本人は植林をして木を増やすことに熱心だった。(AA
 そう考えると、杉の成長促進はけっこう良い商売かもしれない。
 昔は、建築物も燃料も木を利用していたので大助かりだ。

 四股で鯉や木が成長す。
 ならば、ガチ横綱・金竜山に踏まれた本部も成長したのかも!
 邪悪な部分が無くなり「守護(まも)る」と言いだしたのも金竜山にふまれた影響だったりして。
 だったら、ジャック兄さんも踏んでもらえば成長できるかも。
 ふまれる事で、身長よりももっと大切な何かが育つかもしれない。

追記 (19/2/27)
 野見宿禰のトレーニングと強さの謎があきらかになりそうだ。
 でも、新装版バキのオマケだった、最凶死刑囚5人のその後が掲載される。
 新装版を買った者のとしたら、あとで雑誌掲載するのはちょっとズルい気がするぞ。

 本編はお休みっぽいのだが、まさか5週連続休載じゃないだろうな。
 バキ道になってから休載が多いけど、作者の体力的な問題なんだろうか?
 週刊連載は若い人でも大変だと言うしな。

 死刑囚のその後を本誌にも掲載するからには、死刑囚の復活が近いのかもしれない。
 でも、今やっているのは相撲編だから絡みにくそう。
 土俵に武器は持ちこめないぞ。

 だが、死刑囚にはシコルスキーがいる。
 そう、シコルスキーだ。
 シコルスキーは名前に"四股"が入っているから実質的に相撲である。
 あまり武器を使わないし、シコルスキーならばヤってくれるハズだ。
 いや、ヤられてくれるだろう。

 ところで、野見宿禰の四股踏みって成長促進作用があるようだ。
 野見宿禰の一族が農業か畜産業をやっていればスゴくできの良い動植物を育てることができるから、生活に困らなさそう。
 もしかすると、STAP細胞騒動って、実はたまたま近所で宿禰が四股を踏んでいたから発生した現象だったとかの展開があるかも。
 STAP細胞の"S"は相撲の"S"であり、宿禰の"S"だ!
 ……いや、無いな。

板垣恵介 大相撲ジャーナル インタビュー (19/3/6)
 Twitterで板垣先生が『大相撲ジャーナル 3月号』でインタビューを受けていると教えてもらいました。
 えっ、大丈夫なの?
 たしかにバキ道は相撲編をやっているけど、リアル相撲に怒られたりしないのか!?
 などという余計な心配をしつつ雑誌を購入するのであった。



 板垣先生は昭和38年の大鵬時代からの相撲ファンだという。
 格闘技は何でも好きだった板垣先生は知識が増えるにつれ、相撲の強さを確信していく。

「相撲に対する知識が増えていくにつれて、本物の天才が集まる世界、フィジカルの天才が集まる世界と思うようになりました。全盛期に比べたら新弟子は集まっていませんが、それでも強い」

 板垣先生、ちゃんと相撲リスペクトだ!
 たしかに大相撲は体重無差別級でかなりの勝負数をこなす世界屈指の激しい格闘技といえる。
 競技人口と試合数を考えると、すごいハイレベルなんだよな。
 力士の健康を考えると、少し試合数を減らした方が良いんじゃないかとも言われるぐらいだし。

 板垣先生は千代の富士関の活躍を見て、相撲の強さを描きたいと思うようになったらしい。
 千代の富士関とは、けっこう古いな!
 グラップラー刃牙3巻の現役横綱・龍金剛は千代の富士関にそっくりな力士ですが、まさにザ・横綱相撲で強かった。
 バキ世界では初期から相撲が強いという認識があったのだ。

 で、板垣先生は千代の富士関や白鵬関なら10秒間を好きに攻める事ができるのではないかと言う。
 実際に総合格闘技に出場した大砂嵐もすぐにスタミナが尽きてしまったが、序盤の勢いだけはスゴかった。
 バキ道でも、開始10秒間での攻防が重要な意味を持ちそうだ。

 その他にも力士のスゴさを伝える情報をイロイロ知っている板垣先生であった。
 もう、普通に相撲ファンですね。
 ただ力が強いだけで無く、相手の力を殺す技術も持っている。
 オリバのタックル無効化にも通じる話もちゃんとあるようだ。

 そして、体格に恵まれた才能ある若者に相撲をやって欲しいとアピールまでする。

「もしモンゴルを代表とする外国勢の"天敵"になれたら国を代表する大英雄になれますよ」

 ぶっちゃけちゃったけど、これはまさにその通りだ。
 老若男女問わず、みんなが応援してくれる。
 まさに相撲は狙い目だ!

 いっぽうでバキ道の宿禰は相撲協会にケンカを売っている。
 相撲の権威失墜になりそうなのだが、これも大相撲のための試練なのか?
 なんか、相撲協会が崩壊しそうな不安もありますが……

 とにかく、板垣先生の相撲愛にあふれたインタビューでした。
 相撲愛あふれるだけに、相撲に厳しく行くのか?
 今後のバキ道は、やっぱり道の先が予想できない。

週刊少年チャンピオン2019年12号
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2019年3月7日(14号)
第5部 第24話「宿禰の修行」(1201回)

 第二代 野見宿禰は四股と、最新にして最古の筋トレで強くなっていた!
 言っていることが謎なんだが、ちゃんとした解答編になるんだろうか。
 まさに、時間いっぱい待ったなしの野見宿禰トレーニング編だ!

 古流武術ではけっこう筋トレを否定しがちだ。
 実際の動きとは違う状態で筋肉を鍛えても自然な動きを阻害するという理屈ですね。
 範馬勇次郎の背中に宿る鬼の形相(めん)は、実戦の中で生み出された格闘の結晶とストライダムが言っていたが、似た思想だ。

 そうは言っても、効果的に負荷をかけて筋肉を鍛えるのは実際に成果を出している。
 野見宿禰も筋トレをしているぞ!
 最古って言うけど、最古の筋トレって何時はじまったんだろう。

 三国志に出てくる名医・華佗は『五禽の戯(五つの動物の体操)』という健康体操をつくった。(正史 三国志4
 これをやると足腰を鍛えられ、びっしょり汗をかき、腹もへって食欲もわくらしい。
 効果から考えると筋トレに近いものだったのかも。
 だいたい西暦200年ごろの話だ。
 日本は卑弥呼がいたころなんですが、野見宿禰とどっちが先なんだろう。

 宿禰は腰を深く落とした状態から動かない。
 中国武術の站椿(たんとう)にも似た鍛えかたかも。
 現在リハビリ中のドリアンと似たトレーニングなのがシンクロニシティーかも。

 だが、徳川光成は疑問をもつ。
 近代トレーニングの動的なトレーニングを舐めてないか、と。
 筋肉を動かさないで負荷をかけるのが静的トレーニングで、動かしながら負荷をかけるのが動的トレーニングですね。
 私が大学で受けた体育の授業では動的トレーニングのほうが筋肉の関節角度によらず鍛えられるので良いと教わりました。
 現在でもだいたい同意見が多い。

 だが、宿禰は動いていない。
 と徳川さんは言うのだが、修行僧 小池才明は違うという。
 宿禰はエア相撲で激しく戦っているのだ!
 いや、そんな妄想自慢されてもワカらんよ。

 宿禰は2メートル、250キロの大型力士とエア相撲している。
 しかも、このエア力士は全方向に落下することができるのだ。
 意味がワカらんが、たぶん自分にかかる重力を自在に操る感じですかね。
 チャンピオン12号で紹介されたレジェンド作品『魔界学園』には重力を操ることで空を飛べる土不要(つちいらず)という男がいたが、それと同じか!?

 そんな超(スーパー)力士と宿禰は戦っているのだ!
 でも、動かない。
 動かないって事は押さえこめているのだろう。
 あまり苦戦していないのか?

 刃牙は巨大カマキリとリアルシャドーしてダメージを負い、苦戦もした。
 それに比べると対戦相手が能力者だけど、組みしやすい相手と戦っているような印象がある。
 ほんとうに宿禰はこのトレーニングで強くなっているのか?
 毎日のエア相撲でエア全戦全勝のエア最強力士となり、エア横綱をエア襲名しているかも。

 あと、最新だ。最新だよ。
 世界の最先端ではみんなが妄想の相手と組みあったまま動かないのだろうか?
 たしかに、誰もついて行けないような時代の最先端かもしれないが。

 徳川さんも刃牙のリアルシャドーを知る人間だ。
 妄想と思いこみの強さが物理法則を超えてしまう事を知っている。
 なので、トレーニングについては納得したようだ。
 いや、だから本当に最新の筋トレなのか、ファクトチェックしようよ。

 徳川さんは新たな謎に気がつく。
 トレーニングがハードすぎるのだ。
 あまりに激しいエア対戦相手は、文字通り現実的じゃない。
 これほど鍛えて、ナニと戦うのか!?
 なんか妄想の強者と戦うために妄想でトレーニングしているような逆転現象なのかも。

「仏教的ではありませんが」
「大相撲に」
「鉄槌をくだす」


 小池才明が大相撲に宣戦布告した!
 金竜山の計画以前から、相撲協会と戦争する気だったのか!?
 なんか一気に危険な状況になってしまったぞ。
 宿禰たち一族は大相撲になんの恨みがあるのか?
 それとも恨みは無いけど鉄槌をくだしたいだけなのか?

 世間から遠い場所で宿禰は一人静かに筋トレをしている。
 おそるべき相撲テロリストが誇大妄想と共に肥大しているのだ。
 大相撲は、まだそれを知らない。
 底知れぬ一人相撲で太りつつ、次回へつづくのであった。


 けっきょく、なにが最新なのかワカらん。
 イメージトレーニングのことか?
 ならば刃牙のリアルシャドーも最古にして最新だ。
 動的トレーニングだから、宿禰よりも幅広く鍛えることができる。
 つまるところ、刃牙が強いってことですね。

 あと、残念なことがありました。
 四股とエア相撲だけで充分に強くなっているのなら、練習相手もいらないよね。
 宿禰一族と言うか、271代までの宿禰集団がいて団体戦になるという期待は無くなりました。
 独りでトレーニングして、独りで強くなる。
 こりゃ、孤独の相撲ですね。

 宿禰の筋トレは250キロの肉体を自在に動かせる相手を想定している。
 そうなると普通の人間じゃ相手にならないだろうな。
 むしろ空を飛べないような相手だと本気を出せなくなっていたりして。
 宿禰の狙いは大相撲への鉄槌だけど、さらにその先に宇宙を見据えていそうだ。

 貴乃花は『「相撲」の語源についても言及。「『シュモー』。ヘブライ語ですね。ものすごく、つながりが深いですね。世界をまたにかけてのことなんです。世界の思想に役立てられれば」』と、発言している。
 エア相撲で宇宙を感じ、相撲はヘブライ語の世界思想だ!
 いま大相撲に、なにかとてつもない事が起きようとしているのかもしれない。
 思いこんでいるだけで、起きないかもしれないが。

板垣恵介インタビュー in バキ 大解剖 最大トーナメント編 (19/3/13)
バキ 大解剖 最大トーナメント編』に板垣先生のインタビューが載っている!
 こちらは前編で、後編は『バキ 大解剖 激突! 地上最強編』に載っているぞ。
 というワケで、とりあえずインタビュー前編の感想行きます!

「まず、モチーフとなる誰かに惚れていたり、現象に惚れていたり、好きになるっていうところから始まってるんで。」

 板垣先生のキャラはたいていモデルがいるらしい。
 計算で生まれてこないから、良し悪しの波も大きいような気がします。
 アライJrとか、最後で波に乗れなかったようなヤツもいるし。

 宮本武蔵は、日本人ならみんな知っているのでキャラ立てしやすい。
 あの顔ができた時は嬉しかったそうです。
 たしかに武蔵の外見はインパクトが大きく、一度見たら忘れられない顔だ。
 でも、宮本武蔵は存在が大きすぎて物語に収まりきらなかったような印象がありますね。

「実は俺、40年以上、姓名判断をやっているんですよ。たぶん10万人以上見てる。」

 板垣先生、意外な趣味をもっていた!
 脚本家の三谷幸喜も自分のキャラクターの姓名判断をしたら結構当たっていたので、参考にしたりするらしい。
 姓名判断が当たるかどうかはともかく、キャラクターつくりに役立ちそうという点は、ワカります。
 つまり、作者がこういうヤツだと思うことで。キャラもその方向に動くワケだ。

 そうなると、範馬刃牙とか範馬勇次郎の姓名判断がどうなっているのか気になるな。
 あと、サイン会で名前を書いてもらった人は漏れなく姓名判断されていそう。
 当然、私もやられているハズだ。

 インタビュアーから、刃牙の登場人物はみんな名前を憶えやすいという指摘がある。
 これは言われてみると、確かに!
 私は名前を憶えるのが苦手で、スーパー戦隊を見ててもキャラクターの名前が憶えられず最後まで色で認識していることが多々ある。
 だが、刃牙キャラは名前を憶えやすい。
 板垣先生も名前にはこだわっているようだ。

「烈海王とかね。海王なんてね、なんで海の王ってしたのか、もう覚えていない。ただ、烈だけは決まってた」

 一発で憶えられる、烈海王も良い名前だった。
 性格や生き方まで内在されたような名前だ。
 それでいて、海王の由来は忘れているんですね。
 なんで海なのかは、本当に気になる。

 古代中国で貴族が台頭した南北朝時代での爵位に「王・公・侯・伯・子・男」という区分がある。
 だから、王は貴族における最高位と言えるのかも。
 海王の上に海皇がいるのも、自然だ!
 間に海帝がいれば、なお自然ですが。
 偶然かもしれないが、よくできた称号だ。

 範馬勇次郎の由来についてだが、まず石原裕次郎がイメージらしい。
 それと、中学生の生徒会長だったユウジロウが勉強もできて喧嘩も強い人で、そのイメージも入っているそうだ。

 最強の象徴である範馬勇次郎は作中で一番成長したキャラクターである。
 昔は愚地独歩に苦戦したのに、今じゃ誰も手がつけられない。
 刃牙と勇次郎の関係性が変化したのも、ある意味で成長かも。

 インタビュアーにピクルと宮本武蔵がBLっぽいと指摘を受ける。
 あれは刃牙ファン女子部でも盛りあがっていました。
 闘いを面白くするためには、その前段階も重要だと。
 この辺は漫画論を超えて人生論みたいになっていますね。

 そして、関係性と成長については、最大トーナメントの花山薫と愚地克巳だ。
 と言うより、愚地克巳の存在と成長について語る!
 ……だが、ここで後編につづく。
 後編感想は、来週の追記で書きます。


バキ 大解剖 最大トーナメント編


バキ 大解剖 激突! 地上最強編


週刊少年チャンピオン2019年14号
週刊少年チャンピオン2019年14号


2019年3月7日(14号)
第5部 第25話「なおざり」(1202回)

 相撲の始祖と言われる野見宿禰の二代目が現代に誕生した。
 最強の18歳である範馬刃牙をマルっと無視して宿禰は相撲協会にケンカを売る!
 宿禰一党の修行僧である小池才明は「大相撲に」「鉄槌をくだす」と言う。
 いったい、どういう狙いなのか?

 徳川光成は小池才明に案内してもらい、初代・野見宿禰の墓を訪れる。
 明治36年に建造され、その後はそのままで荒れ気味だ。
 バキ世界が西暦何年なのか怪しくなっているが、100年以上も放置されている。

 でも、初代野見宿禰垂仁天皇のころの人らしい。
 3世紀後半から4世紀前半のあたりらしいので、明治の時点で1600年ぐらいたっている。
 墓を作ってもらえただけでも良かったような気もするぞ。
 むしろなんで明治36年に墓を作ってもらえたんだろう。
 翌年の明治37年に日露戦争があるので、危険な空気を感じて神頼みだったりして。

 野見宿禰を祭る神社もいくつかあるんですが、それとは別に墓も作った。
 それなりに敬意をはらってもらえている。
 だが、その後は放置して荒れ放題で、ワンカップの酒瓶が数本ささげられているだけだ。
 ずいぶんと、なおざりな扱いをされている。
 大相撲が立派な国技館をもち繁栄しているのと、激しい差だ。

「この不条理を」
「出雲は容赦(ゆる)してはいなかった」
「だからこそ「神」自らが降り立った」


 不遇な扱いに神となった初代・野見宿禰が怒ったのだッ!
 相撲神が降臨しちゃう!
 神さまだけど、心が狭いんですね。
 土俵と言う限定空間での戦闘をしていると、心も狭くなってしまうのか?

 とにかく野見宿禰が誕生したのは、相撲協会への復讐が目的らしい。
 そうなると、ますます刃牙との接点が遠ざかるな。
 いや、刃牙だけでなく地下闘技場戦士のほとんどが相撲関係ない。


 徳川さんの長い回想が終わった。
 親衛隊長の加納秀明は、相撲協会に野見宿禰が個人で挑む無謀を指摘する。
 確かに相撲協会には力士と言う強者が大量にいるのだ。
 質も量もスゴいぞ! あと、とうぜん体重もスゴい!

「強敵も強敵」
「「実戦派」を標榜する」
「かの武術家 格闘家どもが」
「あのブ厚い怒涛を凌ぎきれるかどうか……」


 そう徳川さんは言うのであった。
 この言いかただと、相撲協会vs武術・格闘家みたいな感じだぞ。
 宿禰はどこへ行ったんだ?


 そのころ、国技館では元横綱・金竜山が葉巻を吸いつつ、理事長・嵐川将平と話をしていた。
 現役時代は禁欲的だった金竜山も、引退して楽しみを増やしたようだ。
 良い物であれば、リスクがあっても受けいれる。
 これは、野見宿禰への対応でもあるのだろう。

 嵐川理事長は金竜山が野見宿禰を知っていると感づく。
 理事長だってかつては力士として土俵で闘ってきたのだ。
 勝負勘は衰えていないらしい。

 だが、この状況では宿禰を確保している金竜山に主導権がある。
 嵐川理事長は金竜山の条件をのむしかないのだ。
 この状況作りこそが、金竜山の妙案か!

「場所はこちらが指定したい」

「八角形の土俵です」


 そう、場所は東京ドーム地下闘技場だ!
 かつて金竜山 自身も闘った場所である。
 徳川さんに連れられて、宿禰も闘技場入りしているぞ。

 公衆の面前で大関が恥をかかされた。
 汚名返上の行動が地下闘技場だとすると、非公開になっちゃうんだけど。
 地下闘技場での闘争は相撲にとって あまり良いことが無いような。
 でも、相撲協会はこの闘争をうけるしか無いのだろう。

 今までの流れからすると、地下闘技場戦士と大相撲力士の全面対決になるのか!?
 たとえば空手勢が出てくるかもしれない。
 愚地独歩はすでに相撲をヤる気っぽくて準備万全だ。
 加藤清澄は軽い体重が不利そうだが、どうだろう。
 末堂厚なら体格・パワー・三戦立ちで活躍しそうだ。
 愚地克巳は片腕と言うハンデが相撲だと効きそうだが、逆境をハネ返せるのか?
 鎬昂昇の紐切りは力士のブ厚い脂肪と筋肉を貫けるのかがカギになりそうだ。
 夜叉猿を見て「人間じゃねェ……」と言った栗木君は出番無いと思います。
 空手じゃねェ……

 もしかしたら団体戦か!?
 そんな期待を感じさせつつ、次回につづく。
 もしかしたら、全力士入場で32人の力士が次々に出てきたりするんだろうか?
 そんな妄想をしつつ、次回につづく。
 ただし、来週は『REVENGE TOKYO No.2 スペック』ですね。


 金竜山がナニをしたいのかは不明なままだが、今後が気になってくる展開だ。
 でも、金竜山がしかけたというより、宿禰の復讐に金竜山が利用されている感じですね。
 相撲の語源はヘブライ語の「シュモー」なんですよ。家にお金っていくらあるの?
 とか言って、金竜山をダマしたのかもしれない。

 宿禰の恨みはワカるが、世の中甘くないんだよ。
 たとえば柔道だ。
 オリンピックの正式種目にもなり世界中に普及している。
 でも、その源流である諸派の柔術はかなりすたれているのが現実だ。
 だからといって、柔術が柔道に復讐するのはちょっと違うよねって感じです。

 空手にしても、その原型である琉球の唐手との確執がある。
 さらに源流をたどると中国武術に行きつき、空手に文句を言ってくる烈海王とかも出てきちゃう。
 原点はともかく、独自進化したんだからカンベンしてよ。

 世間に普及させるため、色々な不具合があっただろうけど、その功罪を簡単に判別できない。
 相撲も興行化やスポーツ化のの問題がある。
 そもそも江戸初期の相撲は完全に興行であり、地方を回ると地元の力士に勝たせて華をおくるプロレスのようなことをやっていた。
 ちゃんと成績を記録する真剣勝負になったのは、江戸半ばであり、相撲が自分たちの地位を上げようと努力した結果なのだ。(大相撲の歴史

 人を呪わば穴二つって言うし、恨みもほどほどにしたほうが良さそうだ。
 でないと、柔道の恨みとか、空手の恨みとか言いだす魔界転生した戦士がゾロゾロ出てきますよ。
 それどころか、人類に滅ぼされた恨みと言って、ネアンデルタール人が復活するかもしれない。
 ん、そりゃ、ほぼピクルだな。

週刊少年チャンピオン2019年15号
週刊少年チャンピオン2019年15号


板垣恵介インタビュー in バキ 大解剖 激突! 地上最強編 (19/3/27)
バキ 大解剖 最大トーナメント編』のインタビュー前編・感想に続いて、『バキ 大解剖 激突! 地上最強編』にのインタビュー後編の感想です。

「描いていて泣いたもん。」
「「よし、ここからだ。ここから克巳の物語が始まる」って昂りましたよ」

 ピクルとの決戦前に愚地克巳が覚醒する灼熱の時をむかえる。
 このエピソードは板垣先生が何度か語っている話だ。
 それだけ思い入れのある話なのだろう。

 これで覚醒した克巳だが、その後の活躍が少ない。
 宮本武蔵とは勝負しなかったし。
 片腕という個性を得た克巳に活躍の機会(ジーフィー)をッ!

 でも、今の相撲編は片腕のハンデが大きすぎる気がする。
 打撃戦なら間合の工夫でなんとかなるだろう。
 もしかしたら、腕一本分軽いから速く動けるかもしれない。
 でも、組んで戦うなら片腕のハンデは大きいぞ。
 覚醒した克巳は、そのハンデを超えて飛躍できるのか!?

 そして烈海王が死んだ話が出てくる。
 宮本武蔵が出てきた以上、誰かを斬らなくてはならない!

「最初は本部以蔵のつもりだったのよ。」
「「本当に守護ったとしたら、こんな感動ってなかなかないぞ」と考えなおして」
「それで誰かが代わりに斬られなければいけなくなって」

 そして、烈海王が選ばれた。
 担当にも止められる。
 斬らずにすむなら、そうしたい。
 泣きながら、烈を宮本武蔵に斬らせた。

 これは短期的にも長期的にも、良いのかどうか、いまだにワカらん。
 バキ世界は激しいバトルをしているが、意外にもメインキャラが死ぬことは少ない。
 その数少ない例外が烈海王、で良いのだろうか。
 この話は、本当に10年後ぐらいにならないと判断つかないのかも。

 本部のモデルが将棋の升田幸三さんで、そういう異分野の人でもモデルにしていく。
 もしも、イチローが野球ではなく格闘技に情熱を傾けたらどうなるのか?
 みたいな感じで。

 板垣先生は漫画の読みやすさにも気を使っているらしい。
 劇画村塾でも、読みやすさの説明をしているそうだ。
 そういう積み重ねが刃牙の読みやすさにつながっているのだろう。
 で、板垣先生も刃牙を描き飽きることがない。

「俺も、もう一生描いていると思う」

 板垣先生の生涯バキ宣言だ!
 だとしたら、烈の知られざるエピソードや、烈の子供が出てきてもおかしくないか。
 あとは板垣先生の健康しだいですね。


バキ 大解剖 最大トーナメント編


バキ 大解剖 激突! 地上最強編


2019年3月28日(17号)
第5部 第26話「八角形の土俵」(1203回)

 元横綱・金竜山が第二代・野見宿禰を使い相撲協会にケンカを売った!
 相撲協会が宿禰の行方をたずねると金竜山は「八角形の土俵」に居ると答える。
 それは、すなわち地下闘技場だ!
 もしかして、地下闘技場で裏・大相撲の開催なんだろうか?

「知ってるさ」
「時の兄弟子が」「プロレスと闘(や)ってる」

「横綱 龍金剛関」
「プロレスラー久隅公平と立ち合った」


 作中でイチバン最初に見ることができた地下闘技場の試合が、龍金剛vs久隅公平だった!(G刃牙3巻 18話)
 前ミツはキンタマを掴むつもりで取れを実行して、相撲で圧勝だ!
 当時も刃牙が17歳の若きチャンピオンとして地下闘技場に君臨していたんだが……
 刃牙だけ時間が止まっているかのようだ。

 移動するスピードが光速に近づくと時間の流れが遅くなる。
 刃牙もエア修行で常に高速度で動いているから時間の流れが、他人と違うのかも。
 おなじ理屈で範馬勇次郎もゆっくり老化していそうだ。

 龍金剛は8秒で久隅を倒す。
 まさに相撲の時間だ!
 1分(60秒)未満で決着することを秒殺と言う。
 10秒以内で決着がつく大相撲こそ、秒殺の格闘技である。

 話をしている金竜山も地下闘技場で闘った。
 一回戦は柔術の本部以蔵に勝利するも、二回戦でプロレスラー猪狩完至に敗れる。
 敗れはしたが、金竜山はかなりの実力者としてみなの記憶にのこった。
 なにしろ、あの本部以蔵にも勝ったんだし!
 誰と戦っても一回戦敗北できる実力があるロブ・ロビンソンとは違うんです!

「悔やまれる…………」
「相撲を取ればよかったのだ」
格闘技などせずに」


 異種格闘技は、いかに自分の得意分野で闘うかの駆け引きだ。
 金竜山は相手のペースに乗ってしまった。
 もっと、相撲で闘うべきだったと金竜山は後悔している。
 つまり、10秒で出しきる闘いをすべきだったと。

 そういう過去の話や後悔はさておき、野見宿禰は地下闘技場にある八角形の土俵にいる。
 日本人が忘れてしまった古代相撲の雄として!
 はたして相撲協会は地下闘技場へ刺客を送りこむのだろうか?
 路上で大関が宿禰に敗北したという汚名を挽回したいんなら、人知れず地下で戦っても意味無いんだよな。

 それとも、金竜山がなにか提案するのだろうか?
 こっそり録画して、あとでネット配信したりして。
 NHKで放送されない、裏の相撲として相撲協会に勝負を挑むのか!?

 そのころ、地下闘技場では主催者の徳川光成が宿禰と話をしていた。
 古代相撲は土俵も無く、なんでもありの勝負だ。
 つまり、地下闘技場ルールと同じである。
 パンクラチオンもそうだけど、古代の格闘技は最小のルールで行われる傾向があるようだ。

 古代相撲の横綱級である宿禰であれば、地下闘技場でも大活躍するぞ。
 と思うのだが、徳川さんは、まだ宿禰の実力を信用していないと言う。
 いやいやいや。
 宿禰ってオリバを倒しているよ! めっちゃ強いところを見たでしょ!
 それだけで最凶死刑囚よりも強そうだとワカるよね。
 カステラやムエタイじゃないだから、もう試す必要ない!

 だが、徳川さんはすでに戦士を用意していた。
 宿禰は背後に圧を感じ、ふりむく。
 そこに居たのは地下闘技場王者・範馬刃牙だ!
 久しぶりの登場だけど、出てくるタイミングはココで良いのか!?

 確かに刃牙は文句なしの実力者だ。
 だが、新規参入者の実力を試すのに王者と戦わせるか?
 もうちょっと門番的なポジションの人だっているでしょう。
 あまり嬉しくない使われかただが、愚地独歩とかのほうが合っている。

 とにかく、刃牙が出てきたのだから戦うしかない。
 オリバを倒したんだから、試す必要は無いハズだが、出会ってしまったのだ。
 これって、徳川光成の陰謀だよね。
 宿禰がオリバを倒したのを見て、もっと強いヤツと戦わせてみたい! と思ってしまったのだろう。

 宿禰も刃牙の面構えに強さを感じる。
 だが、それでも刃牙は自分の露払いににすぎない!
 宿禰は腰を落とし、立ち合いの構えだ。
 いきなり地下闘技場でビックカードが開始(はじ)まる!
 次回につづく。

 本当にいきなり始まっちゃった。
 頂上決戦の開始であるが、油断しがちな刃牙だけに初戦で苦労しそうだ。
 刃牙と宿禰はともにエア戦闘で強くなっている。
 この二人がぶつかると、エア戦闘がエア戦闘を生み、無限のエア大戦が勃発しそうで心配だぞ。

 似た者同士の刃牙と宿禰だし、勝負をすれば打ち解けるかもしれない。
 そうなったらエアちゃんこでエア鍋大会だろうか。
 やっぱりこの勝負は、エアが重要になりそうだ。
 空気を読んで、決着を預けそう。

那須川天心インタビュー in バキ 大解剖 最大トーナメント編 (19/4/3)
バキ 大解剖 最大トーナメント編』には板垣先生のインタビューだけでなく那須川天心選手のインタビューも載っている!
 現役キック選手によるバキ感想だ!

 まずは好きなキャラの質問だ。
 一番は刃牙だけど、刃牙や勇次郎以外でいうと柴千春らしい。
 度胸とド根性で格上にも勝つ!
 その気合は実際の試合にも通じるらしい。

 けっきょく好きなキャラは、花山薫、烈海王、柴千春だ。
 闘争心溢れるキャラたちですね。
 那須川天心選手のファイトスタイルも闘争心溢れるものだし、共感できるのかも。

 現役選手として、刃牙は参考になるのか?
「たまに使えそうだなって思うこともありますね。ステップだったり、心意気だったり、気持ちの部分では凄く感じますよね」
「シャドウは凄く意識するようになりました」

 刃牙のマネしてガケから飛びおりたりはしていないようだ。
 精神面とか、シャドウは参考になるらしい。
 思いこみのパワーも馬鹿にはならないぞ。

 そんな感じで、現役格闘家も刃牙を参考にしている。
 みんなでリアルシャドーだ!

週刊少年チャンピオン2019年17号
週刊少年チャンピオン2019年17号


2019年4月4日(18号)
第5部 第27話「刃牙VS宿禰」(1204回)

 東京ドーム地下闘技場で早くも範馬刃牙と第二代・野見宿禰が激突する!
 地上最強の生物・範馬勇次郎の息子にして近代格闘技の申し子が範馬刃牙だ。
 日本書紀に登場する相撲の祖・野見宿禰からつづく古代相撲を使うものが第二代・野見宿禰である。
 この勝負は近代vs古代とも言えるかもしれない。
 烈海王VS愚地克巳みたいですね。
 あの時は、古代の烈海王が勝ったが……、今回はどっちだ?

 刃牙は地下闘技場のチャンピオンである。
 まさに現代トップクラスの戦士だ。
 その刃牙をつかまえて宿禰は「露払い」と言う。

「横綱の土俵入りで先頭を歩く人だ」
「「横綱」「太刀持ち」「露払い」」
「3人のなか」
「イチバン下位が務めるキマリじゃ」


 大相撲の豆知識だ!
 見ているだけでなく、徳川さんも解説するぜ!
 そして、徳川さんは宿禰をたしなめる。
 この場では刃牙のほうが格上で胸を貸す立場だ!

 宿禰は相撲で物を考えるから体重の軽い刃牙を侮ってしまうのだろう。
 相撲でなら絶対に負けん!
 だが、これは相撲ではない。
 なんでもアリだからこそ、軽量の刃牙でも強さを発揮するのだ。

 その辺は宿禰も感じとっている。
 若輩、格闘家としては低い身長・軽量という刃牙の強さを感知した。

「銃弾さながらだ」
「小指ほどしかないサイズで――――」
「数トンものバッファローを一撃で仕留める」


 弾丸は小さくとも恐るべき攻撃力をもつ!
 古い言い回しをするなら「山椒は小粒でもピリリと辛い」ってヤツですね。
 大きいヤツが強いのは当たり前だ。
 小さい者が意外な活躍をしてこそ面白い。
 範馬刃牙は見た目以上にデカくて強いぞ!

 ただ、刃牙の場合は実績を積みあげているから、すでに小さな巨人状態ですね。
 露払いは弱者に務まらないと宿禰も油断しているワケじゃない。
 たしかに露払いは横綱の側近みたいなものだから、強くないとダメだ。
 もっとも、それでも横綱の下なんだけど。

 とにかく時間いっぱいだ。
 刃牙も宿禰も服を脱ぎすて構える。
 マワシは無いが、パンツ一丁だ。
 現代の大相撲ならマワシがないと相撲に不利なのだが、宿禰は違う。
 宿禰は骨をつかむことで相手を拘束する。
 刃牙はその情報を知っているのだろうか?

 軽量の刃牙が両手を広げて胸を貸すポーズだ!
 刃牙はオリバやピクルと言った超パワー戦士とも戦っている。
 その経験があるので刃牙は宿禰をナメているのかも。
 オリバが惨敗したという情報を、徳川さんに教えてもらっていないんだろうか。

 強すぎる肉体を持っているので刃牙は油断しがちだ。
 普通なら致命傷になるようなダメージを受けないと、なかなか本気になれない。
 今回も油断して大ダメージ受けそう。

 宿禰はちゃんと本気を出して、全力ブチカマシの構えだ。
 カカトをつけた状態で足を踏みこむ!
 足裏以外が地に着いたら負けになる相撲だから、スリ足からの踏み込みなんだろうか。
 刃牙たちはカカトを上げてツマサキで地面を蹴るようにダッシュする。
 技術体系に違いのある宿禰の相撲ダッシュだ。

 宿禰は相撲で闘う。
 10秒以内の短期決戦を狙っている。
 スロースターターな刃牙にとって相性の悪い相手だ。
 宿禰の猛攻を刃牙は10秒のあいだ耐えることができるのか!?

 左ハイキックだッ!
 宿禰の突進を左のまわし蹴りで迎撃した。
 胸を貸すみたいな事を言っておいて、奇襲なのか!?
 勝負においては正しい。だが、横綱相撲じゃないな。
 刃牙はセコくても勝利するほうを選んだようだ。

 蹴りは片足をあげるので不安定になる。
 相手の足を狙う下段蹴りならともかく、ハイキックは相撲に無い!
 刃牙は宿禰の意表をついて先制の一撃をキメた。
 タフな宿禰も、この一撃で視線がゆらぐ。

(「蹴速」……?)

 宿禰の脳裏に浮かんだのは、初代・野見宿禰が戦ったライバル當麻蹴速の名前だった。
 名前からして、蹴りの名手だ。
 蹴るのが速い。
 まちがいなくサムワン海王よりも速いぞ!
 蹴りが得意という特技が刃牙から蹴速を連想したようだ。

 この勝負は日本書紀の時代からの因縁となるのだろうか?
 範馬一族は當麻蹴速と関係なさそうなんで、カン違いだと思いますが。
 とにかく新しい因縁が生まれたようだ。
 この勝負は思った以上に荒れるのかも。
 波乱を予想させつつ、次回につづくのであった。

吉岡里帆インタビュー in バキ 大解剖 激突! 地上最強編 (19/4/10)
バキ 大解剖 激突! 地上最強編』にのっている吉岡里帆インタビューの感想です。
 刃牙ファン女子部は少ないけど、確実に存在している!
 吉岡里帆は父親が格闘技好きで『グラップラー刃牙』全巻そろっていたらしい。
 やっぱり、親や兄弟が持っているというのが刃牙ファンのきっかけですね。
 あとは、アニメの影響も意外と大きい。

「やっぱり花山さん。もう花山薫と烈海王が大好きです。みんな好きですよね」

 好きなキャラは花山と烈海王だ!
 二人とも男気と友情を持っているところが良いらしい。
 つまり女子人気を狙うなら、男気と友情をもったヤツにすれば良いのか?
 というか、刃牙も男気と友情をがんばれ!

「えー、付き合うのは全員無理ですね(笑)。刃牙であっても、梢江ちゃん、本当苦労すると思う。勇次郎も「俺の子を産め」って言われても。うん…ちょっと、タイプはいないかもしれない」

 ああ、うん、付き合うのは無理だよね。
 普通にお付き合いできないような人ばっかりだ。
 つまり、むりに女性人気を狙うよりは普通に男気と友情を見せておくほうがイイのかも。

 吉岡さんが好きなシーンを いくつかあげているが、刃牙vsジャックは特に熱がこもっている。
 マックシングのムチャクチャとか、スゴい好きらしい。
 たしかに、あの理屈になっていない理屈と、説得力を押し流す迫力は、屈指の名場面だ。
 アレは男女問わず心に響くのかも。

 と言うワケで刃牙ファン女子部を増やそうプロジェクトとして次の提案ですね。
 男気と友情は大事だ。
 とくにガンバレ友情だぞ。
 刃牙はけっこう冷淡なときがあるから気をつけろ。

 女子モテは諦めよう。
 もう、思いきってスッパリあきらめて友情に走ったほうがイイのかも!
 そして、やっぱりインパクトとムチャ展開だ!
 ムチャ展開は今ま通りなので、そこは変わらぬままでいてくださいと言う感じで。


バキ 大解剖 最大トーナメント編


バキ 大解剖 激突! 地上最強編


週刊少年チャンピオン2019年18号
週刊少年チャンピオン2019年18号


2019年4月11日(19号)
第5部 第28話「兄弟子(あにでし)」(1205回)

 地上最強の18歳・範馬刃牙vs神話からの古代相撲・野見宿禰(第二代)が激突する!
 早くも頂上決戦かッ!?
 でも、刃牙は最初に油断して敗北することが多いから、今回も凡ミスが心配だぞ。
 それと刃牙の称号は40歳以下で地上最強とかのほうが正確か?
 いや、ワカりにくいな。

 宿禰は範馬刃牙を知らない。
 だが、見た目だけでも充分に伝わるモノがある。
 発達した筋肉に、全身キズだらけの身体だ。
 見ればワカる歴戦の戦士である。
 でも、顔は女子にも見えそうな美少年だ!?
 実写化したらバキ役は剛力彩芽ですね。

 刃牙の実力を認めながらも、宿禰に負ける意識は無い。
 なぜなら、体重差が約3倍だからだ!
 70キロちょっとの刃牙は、体重200キロを超える宿禰に勝てない!

「「技術(わざ)」が埋められる体重差は 2倍が限度」
「3倍以上の体重差は 「技術(わざ)」を断つ」


 それが各種スポーツ、格闘技が階級別になっている理由だッ!
 体重差の前では、多少の技術差など吹っ飛ぶ!
 3倍と言わず、体重差1.5倍でも滅多に勝てない。
 那須川天心(62.1kg) vs メイウェザー(66.7kg)の試合では4.6kg(1.07倍)の差ですら、パンチの重さが全然違っていた。
 那須川選手が、あんなにダウンする姿を初めて見たよ。

 宿禰の考えは正しい。
 普通の人間に当てはめれば、だけど。
 範馬刃牙、と言うか巨凶・範馬の一族は筋肉の質がちがう。
 刃牙は筋肉大魔神のオリバにも、恐竜殺しの原人ピクルにも、勝った男である。
 たぶん、筋肉の出力が常人の三倍ぐらいあるんだろう。
 シャアザクもツノ折って逃げだすレベルの反則筋肉だ。

 勝利を確信して宿禰はブチかましに行く!
 だが、標的である刃牙の表情に不信をいだく。
 まるで、後輩に胸を貸す兄弟子(あにでし)のような優しい表情だ!
 と思ったところで宿禰の意識がとぎれる。
 刃牙がハイキックで迎撃し、意識が飛んでいたのだ。

 一流同士の闘争(たたか)いはその0コンマの奪い合いとなるG刃牙19巻 170話)

 刃牙がその気なら宿禰は死んでいたッ!
 いや、それは言いすぎだな。
 でも、刃牙がその気ならさらに追い打ちをかけることもできただろう。
 油断しがちな刃牙だけど、今回は宿禰の油断が上回ったッ!

 宿禰は刃牙の蹴りに當麻蹴速を感じる。
 初代・野見宿禰と死闘をした、あの當麻蹴速だ。
 と言うのが前回の展開を宿禰側から見た話である。
 話がぜんぜん進んでいないんだけど、宿禰が刃牙以上に油断していたのはワカった。

 あと、當麻蹴速は あまり関係ない。
 なんとなく名前を思い出しただけみたいだ。
 範馬一族と蹴速が関係ないのは予想できていたけど、本当に意味無しかよ。

 刃牙の蹴りを喰らい宿禰は、その強さを知った。
 深く頭をさげ、刃牙を兄弟子と呼び名前を尋ねる。
 徳川光成が地下闘技場王者・範馬刃牙とその名を教えた。
 刃牙はなぜ自分で言わない!?
 いちおう勝ったから、頭が高くなっちゃったのか?

「刃牙関」
「改めて「胸」を…」


 刃牙の強さを知ったうえで、宿禰は改めて胸を借りたいという。
 今度の宿禰には油断が無い。
 刃牙に敬意を払ったうえで、倒す気だ。
 さっき頭が高くなった刃牙は重心も上がったので相撲として態勢が悪いぞ。
 二回戦は、刃牙が不利か!?
 次回につづく。


 宿禰は身体も態度も太いけど、謙虚な部分もあるんですね。
 人は何かを学ぶとき謙虚で素直になるのがイチバンだ。
 柔道で金メダルを取った吉田秀彦は、総合格闘技を始める時は柔道の実績を誇らず素直に指導を受けたという。
 宿禰の素直は、今後も成長していく要素だろう。

 で、なぜか宿禰は「刃牙関」と呼んでいる。
 相撲では番付が十両以上の力士を関取といい、「○○関」と呼ばれるようになり、個室をもらえたり、付け人がつく。
 なので、ちゃんとした相撲ファンは関取を「○○関」と呼ぶ。
 『大相撲ジャーナル 3月号』でのインタビューでは、板垣先生がちゃんと○○関と呼んでいる。
 板垣先生の相撲リスペクトは本物なのだ!

 私も知識として知ってはいるけど、普段使いなれていないから力士を呼び捨てにしがちです。
 スポーツ選手なら〇〇選手、作家・医者・教師・博士なら〇〇先生、プロ棋士なら〇〇●段てな具合に呼ぶのが、日本の伝統なんですが、使いこなせていませんね。
 さすがに、〇〇先生は使っていますが。

 で、宿禰は刃牙をリスペクトして関取と認めた、と。
 いや、相撲じゃねェし!
 なんかリスペクトの方向まちがえてないか?
 すべてを相撲で考えるな。

 でも、この場合は刃牙を相撲の世界に引きずりこむ気なのかも。
 宿禰はオリバと戦った時も、空気を相撲に変えて勝った。
 地下闘技場ルールでは王者かもしれないが、相撲の世界じゃ俺が横綱だ!
 これが第二代・野見宿禰の能力か?

 地下闘技場では無敵の王者である刃牙も、相撲世界じゃ体重が軽すぎる。
 今度こそ三倍ルールで宿禰が有利か?
 でも、さっきも書いたけど三倍は盛りすぎだ。1.3倍でも充分ですよ。
 なんか三倍にこだわりでもあるんだろうか?
 やっぱり好きなモビルスーツは、通常の三倍速いシャア専用ザクなのかも。


『RIZIN』朝倉カンナvs『バキ道』板垣恵介 格闘技対談! (19/4/17)
 総合格闘技『RAIZIN』女子スーパーアトム級2017年グランプリ優勝の朝倉カンナ選手と板垣先生がチャンピオン2019年19号で対談だ!
 対談では、バキ愛読者の格闘家と対談する事が多い。
 だが、今回は対談が決まったので読みましたという珍しいケースだ。
 格闘家が全員バキを読んでいるわけじゃないって事だ。特に女子は。
 朝倉カンナ選手は現在グラップラー刃牙12巻を読んでいるそうです。
 この後、まっさらな状態で最大トーナメントを読めるのかと思うとうらやましい。

 朝倉カンナ選手は父からレスリングをやらされていた。
 父親に強さを期待されているのが、刃牙と同じ境遇だ!
 板垣先生も、気持ちができる前の練習は拷問みたいだと言う。
 やっぱ、好きでないと続けるのは難しいんだよね。

板垣「自分の経験から言えるのは、速いのは手だけでさ。そこに至る予備動作があるってことがわかってくるんだよな。」

 さすが元ボクサーだけに板垣先生は経験者として話ができる。
 朝倉カンナ選手は試合を止めて欲しくないと言う根性がスゴい。
 試合までに苦しい練習をしてきたんだから、本番で止められるほうが悔しいと。
 これも練習は裏切らない、と言うか苦しい練習と言う土台があるから本番でもガンバれるって感じですね。

 メイウェザーvs那須川天心についての話も出る。
 正直、元世界チャンピオンであるメイウェザーを舐めていた。
 あんなに強いとは思わなかったと。
 ルールも体重も不利な状況だから仕方がないという気もするけど、やっぱり負けるのが悔しかったようだ。

板垣「なかなかあんなヒドイメに逢えないよ。あんな日を経験したんだから、絶対に強くならなきゃダメだぜ。」

 敗北を糧にする精神性ですね。
 ヒドいメにあったなら、強くなって逆襲しなきゃダメだ!
 刃牙が序盤に油断して負けるのって、強くなるためにヒドい目に逢うという本能が働いていたりして。
 それはさておき、敗北からの逆襲を目指す朝倉カンナ選手の今後に期待だ!

追記 (19/4/24)
 ちょっと前の話ですが、バキ道の新連載という事で新宿駅にバキ道広告が出ていました。
 そこでは主要キャラはもちろん、死刑囚からゲバルまで、かなりのサブキャラが登場していたのだ。
 つまり、サブキャラの参戦も期待しても良いって事だろうな。

 アライJr.までいたんですが、アイツまだ戦えるんだろうか?
 肉体的にも精神的にもかなりのダメージを受けてしまった。
 廃人になってなきゃ良いんだけど。
 あと夜叉猿Jr.も、さすがに戦う理由が無いような。
 思いきって、コイツらをぶつけ偉大な父を持つJr.対決にしたら、意外と名勝負になったりするんだろうか?

 雑多な海王はいなかったので出番は無さそう。
 楊海王とか、龍書文は浦安鉄筋家族で人気なんだけどな。
 寂海王は広告にいたし、たまに出てくる。
 でも、寂海王は戦わずにスカウトしそうだ。
 宿禰くん、ぜひ君の力を貸してくれんか! と言う。絶対言う。

 金竜山は相撲協会に地下闘技場に行けば宿禰にあえると言っている。
 これって、力士軍団vs地下戦士になるのか?
 地下闘技場で相撲をしよう! なのか?
 まだまだ、謎が多い。

 広告に大勢の戦士が出ていることもあり、なんとなく大人数が参加する戦いになりそうだ。
 その場合は、トーナメントよりも二組にわかれての団体戦が良いのかも。
 中国武術チームvs多国籍チームみたいに。
 もっとも、現役力士ばかり出されても個性が少なくて困りそうだけど。

 最強死刑囚たちの復活も近いようだし、思わぬ戦士も参加しそうだ。
 時に気になるのが本部以蔵である。
 金竜山に敗北したという過去をぬぐいさるためにッ、本部以蔵は力士に勝つ必要があるのだ!
 本部が相撲にリベンジできるかどうかが、隠れた見せ場だろう。
 でも、『本部、また敗れる! 二度目の小指取り!』とスポーツ新聞に書かれてしまうような失態が思い浮かんでしょうがない。

週刊少年チャンピオン2019年19号
週刊少年チャンピオン2019年19号


2019年4月25日(21+22号)
第5部 第29話「仕切り直し」(1206回)

 地上最強の遺伝子・範馬刃牙vs神話の再現・野見宿禰(第二代)という奇跡のぶつかり合い、第二番だッ!
 一番目は王者・刃牙が貫録を見せて、近代格闘技のハイキックで宿禰をダウンさせた。
 今宵の刃牙は胸を貸す側だ。
 宿禰が願うのではなく、刃牙が許す!

「余計な心配せんでいい」
「かかってこい」


 今日の刃牙はいつもより増長しているぞ!
 見ている徳川光成も胸キュンするほど思いあがっている!
 過去の経験からすると、この後に高確率で白眼むいて気絶することになると思うのだが、エラそうだ。
 宮本武蔵を実力以外の方法で屠ってから、妙な自信をつけちゃったんだろうか?(刃牙道22巻 193話

 とりあえず、刃牙がハイキックで宿禰をダウンさせたのは間違いない。
 だが、おなじ技が何度も通用するのだろうか?
 宿禰は刃牙の蹴りを憶えたと言っている。
 また同じハイキックを出すなら、やっぱり白眼失神コースだ。

「もう一丁こいッ」

 だが刃牙は足幅を広げ、受ける姿勢だ。
 それを見て、宿禰は刃牙がウソをついていると考える。
 だって体重が軽いから小細工しないと勝てない。

 宿禰の考えは常識的に言って正しい。
 だが、範馬一族は非常識だ。
 刃牙なら本当に三倍の体重を受けとめる事ができるかもしれない。
 巨凶・範馬には体重差や摩擦係数など関係なく、とにかく強いのだ。
 刃牙が小細工すると思っていると、正面受けが逆に小細工になる。
 二番目も刃牙の勝利で、白眼失神はお預けか!?

 200キロを超える宿禰の、ぶちかましを刃牙が正面からッ!
 右ハイキックだ!
 えっ〜〜〜、普通に小細工しちゃうの!?
 とんだ横綱相撲だな。
 王者の貫禄はどーした。

 そして、刃牙が小細工をすると覚悟していた宿禰は、打たれながらも前進する!
 一気にまわしを取った。
 右上手、左下手だが、これが宿禰の得意の型なのか?
 って、まわしじゃない。刃牙のトランクスだ。
 肋骨じゃ無いぞ!

 宿禰の恐ろしいところは、超握力で相手の骨を直接つかんでしまう所にある。
 オリバのように無理に脱出しようとすると骨が粉々だ。(バキ道2巻 16話
 宿禰は、なぜ刃牙の肋骨をつかまなかったのか?
 王者に対する気づかいと言うか忖度が働いたのかも。
 観客や支援者あってこその相撲です。

 刃牙のトランクスをつかんだまま宿禰は刃牙を闘技場の柵まで押しこむ。
 相撲であれば押し出しになったかもしれないが、地下闘技場では無効だ。
 宿禰は相撲のクセが抜けていないのか?

 どうやら宿禰にはダメージがあるようだ。
 刃牙を押しこんだものの、宿禰は汗だらけで息も乱している。
 打たれる覚悟のハイキックだったが、想像以上に効いたらしい。
 足が震えているので、軽い脳震盪を起こしたようだ。
 今、追いつめられているのは、刃牙なのか、それともスクネか!?

「効いちまってる」
「キリ上げてやろうか…?」


 刃牙が宿禰の耳元に甘くささやく。
 宿禰のプライドを傷つけるようにワザと言っているな、コレは。
 謎の相撲クラブでは横綱あつかいの宿禰だ。
 安い挑発がかえって効くのかもしれない。

 宿禰は刃牙を左上手投げで地面に叩きつけようとする。
 だが、相手は腐っても地下闘技場チャンピオン範馬刃牙だ。
 この投げも予想しているハズ。
 でも、さっき同じハイキックをして押しこまれているし、考え無しっぽい。
 果たして、刃牙は二番目も制することができるのか!?
 次回へつづく。


 胸を貸すと威張りつつセコい範馬刃牙であった。
 そして、刃牙を兄弟子と呼びつつ体重が軽いと下に見る宿禰です。
 両者ともに上っ面のリスペクトだな。
 でも、格闘士ってのは『自分がイチバン強いんだ星人』の業を背負っているので仕方がない部分がある。
 だれかに敗北した自分を受けいれることができたら、強さもそこで止まっちゃうし。

 宿禰の投げを刃牙は受けきることができるのか?
 とりあえず骨をつかまれていないのは良い材料だ。
 宿禰は脳震盪を起こしていたので、骨をつかむ余裕が無かったのだろう。
 溺れる者は藁をもつかむと言いますが、脳ゆれる者はパンツをもつかむ、ですね。

 脳震盪で足がふるえている宿禰なら、その投げも威力半減だ。
 むしろ刃牙が投げ返して宿禰を叩きつけるかも。
 刃牙は打撃だけでなく、投げも、関節技も得意だ。
 ワンパターンに見えて宿禰のプライドを粉々にする気かも。

 とりあえず、刃牙は骨をつかまれなくて助かった。
 だが、トランクスは無事にすむのだろうか?
 オリバの肋骨が粉々になるんだから、トランクスもビリビリになりそうだ。
 宿禰の投げに、刃牙のトランクスは耐えられるのかッ!?

追記 (19/5/8)
 今週のチャンピオンは令和最初のチャンピオンだ!
 と言っても、年号が変わろうが安定してどこか異常な、いつものチャンピオンなんだろうけど。
 ギャグマンガは時事ネタを拾う率が高いので、令和ネタをやっていそう。

 当然、バキ道も令和になってからの初弾だ!
 記念すべき令和一発目だが、主人公が白目むいて気絶しそうな可能性が高くて心配だ。
 でも、とりあえず主人公不在で令和をむかえるワケじゃないから良し!

 だが、範馬勇次郎がトラムプヒナリーと緊急面会したように、どっかの国の要人と会っているかもしれない。
 例えば、北朝鮮に行って若造を雰囲気だけでビビらせた後に、ミサイルをローキック一発でへし折ったりしちゃうとか。
 バキ道になってから勇次郎が何をやっているのか不明なので、油断できない。

 ただ、刃牙との親子喧嘩を経験した勇次郎は、ずいぶん丸くなった。
 宮本武蔵と戦いはしたが、決着もつけずに飲みに行っている。
 宿禰とも決着をつけずに飲みに行くかもしれない。
 ただ、例によって宿禰は人を相撲でしか評価しないので、勇次郎の体系にも物言いをつけそうだ。
 そうなると、宿禰と勇次郎のガチ対決になるか?
 どちらにしても、刃牙が王者の貫禄を見せるのか、王者の失墜を見せるのかにかかってきそうだ。

週刊少年チャンピオン2019年21+22号
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2019年5月9日(23号)
第5部 第30話「力士の違和感」(1207回)

 東京ドーム地下には、素手なら何でもアリの地下闘技場が密かに開催されている。
 その地下闘技場の王者である範馬刃牙が、古代相撲の最強者・野見宿禰(第二代)に胸を貸す!
 立場は刃牙のほうが上なのだ。
 しかし、宿禰は刃牙の体重が自分の約1/3しか無いので、ナメている。
 宿禰は一回ダウンして表面上は敬意を見せたけど、まだナメているぞ!

 刃牙の打撃は危険だけど打たれる覚悟をすれば問題ない!
 と覚悟した宿禰は、打たれながらも刃牙に組みついた。
 組みついてしまえば、相撲の領域だ!

 だが、頭に打撃を受けた宿禰は脳震盪を起こしている。
 風景が傾いてグニャっているぞ。
 組みついているから相撲が有利かもしれない。
 だが、平衡感覚が狂っているので万全ではないな。
 そもそも、宿禰の得意技である骨つかみができていないのは、脳震盪の影響だろうな。

 自分にダメージが残っている時は、時間稼ぎをして回復をはかるのが定石(セオリー)だ。
 なので宿禰は刃牙に抱きついたまま動いていないのだろう。
 べ、別に刃牙くんって たくましくて、温かくて、抱きついていると気持ちいいとか思っていないんだからね!

「効いちまってるね」
「キリ上げようか…?」


 ダメージ回復のため時間稼ぎをしているであろう宿禰に刃牙がささやく。
 これは挑発しているのか?
 わざと小声で話しているのが、相手への気づかいであり、挑発っぽい。

 格闘士は、究極的に言えば「俺が強いんだ星人」だ。
 自分より強い存在を許せない。
 誰よりも自分が強いと証明したいと考えている。
 なので、強者を挑発するには、弱者あつかいする事だ!
 かつて刃牙がピクルにやったソフトタッチ挑発の会話版だな。(範馬刃牙19巻 157話

(ほざけ小僧ォ!!!)
(「力士」を哀れむという大罪――――――)
(闇で償え!!!)


 野見宿禰(第二代)が怒った!
 否、怒った、ではない。大激怒だ!
 「ほざけ」「小僧」「闇で償え」とか、スゴい単語を連発したぞ。
 宿禰は怒るとこういう風になるのか。

 人は怒ると本音を言う。ってのは一つの技術ですね。
 チャンピオンで連載していた、小山田いく『ラスト・シーン』でもやっていた。
 野口悠紀雄は、好きな物リストより、嫌いな物リストのほうが、その人の本質が出やすいと言っていたな。
 つまり、宿禰は力士への侮辱が許せない。
 ホラや年下も嫌いなようだ。

 宿禰の本質は力士の誇り=相撲愛ですね。
 あとは不遇な立場が嫌なようだ。
 それと年功序列には従うほうかも。
 でも、大関を路上ではずかしめたのは、良かったのか?

 宿禰が「闇で償え」と念じて投げただけに、刃牙を殺す気だ!
 だが、刃牙は自ら動いて投げをいなした。
 ふわりと足から着地する。
 柔よく剛を制す、だ!

 刃牙の身体能力あってこその返し技だぞ。
 これなら合気の達人・渋川剛気先生もホメてくれそうな動きだ。
 足から着地しているから相撲でもOKだぞ。
 と、思ったが宿禰は相撲らしくないとダメ出しをした。

 刃牙には、あくまで相撲らしくぶつかり合いをしてもらいたい。
 宿禰がワガママを言いだした。
 地下闘技場に参加するって、ことは相手の土俵に上がるワケだ。
 相手の土俵に上がりながら、自分のルールで戦えと言うのがセコイ感じだ。
 キックボクシングに参戦するボクサーが、「自分は蹴りが苦手だからボクシングルールにしてくれ」と言うようなものだぞ。
 それならキックボクシングに挑戦するんじゃなくて、キックボクサーにボクシングへ挑戦しろと言えば良いのに。

 相撲だとしても、小兵力士の立ち合い時の変化を全否定だよな。
 自分の得意な動きで勝利するのが相撲だと思うのだが。
 力士は全員ぶつかり合いをすべし、とは相撲協会も言いださんだろう。

 宿禰のワガママは理不尽だ。
 でも、範馬刃牙は地下王者である。
 貫禄ある王者として、格下のワガママも受けとめなくちゃならない。
 やっぱり王様のお仕事は大変だ。

 真っ向からのパワー対決を望む宿禰のワガママに、刃牙はどうこたえるのか!?
 刃牙は足幅を広げ、深く腰を落とした。
 これはッ!?
 トリケラトプスの構えだッ!

 ピクルや範馬勇次郎にも喜ばれた、大好評の大道芸だぞ!(範馬刃牙21巻167話範馬刃牙33巻267話
 なにしろピクルや範馬勇次郎が大絶賛した技だ。
 那須川天心選手だって、試合中におもわずトリケラトプスの構えをしちゃうぐらいのパワーがある。
 やっちゃイケないと思いつつ、深夜にトリケラトプスの構えをする人も多かろう。
 刃牙のパフォーマンスに徳川光成もやっぱり喜ぶのであった。
 次回へつづく。


 忘れたころにトリケラトプス拳だ!
 久しぶりに見たら笑ってしまったよ。
 そうだ、刃牙にはコレがあった!

 トリケラトプスをリアルシャドーすることで、パワーアップする。
 精神力万能主義なら、もう無敵の思いこみだ。
 刃牙の思いこみは、簡単に解除できないぞ!

 思いっきり笑わせてもらったので、それは良しとしよう。
 で、トリケラトプス拳だけど、意外と良いアイデアかもしれない。
 刃牙と宿禰の体重差は、動かせない事実だ。
 両者がぶつかれば、体重の軽い刃牙が吹っ飛ばされる。
 だが、トリケラトプス拳ならどうか?

 極端に低く構えたトリケラトプス拳は重心が低い。
 その時点で、まず安定した構えになっている。
 さらに、巨漢の宿禰は低く構えたトリケラトプス拳を攻撃するには、下方向へ力を向けなきゃならない。
 逆に刃牙は宿禰の攻撃を上方向に力を向けて待ちうける。

 宿禰は下に体重をかけるので、体重が軽くなる状態だ。
 刃牙は地面に押しつけられるので、体重が重くなる状態になる。
 うまくやれば、一瞬かもしれないが両者の体重が同じになるかも。
 トリケラトプス拳は、どこまで有効なのか!?

 今週のチャンピオンは浦安鉄筋家族、BEASTARS、バキ道とスゴいネタがつづいていたので腹筋崩壊ですよ。
 記念すべき令和元年の 最初のチャンピオンは、衝撃的な変態が充実しているッ!

追記 (19/5/15)
 範馬刃牙が地下闘技場王者として宿禰に胸を貸す!
 宿禰のワガママで、さらにもう一丁だ。
 なんか宿禰が勝つまで粘りそうで、面倒くさい。
 だが、刃牙がトリケラトプスを憑依させたら、さすがにスケールの違いにビビって引きそうだけど。

 刃牙のトリケラトプス拳はけっこう出てくる技なのだ。
 でも、なんで強いのか(あるいはパワーがあるのか)という説明が無い。
 これも気合とかイメージの力なんだろうか。
 同じ理屈なら範馬勇次郎拳を編み出せば最強になったりして。

 宿禰は刃牙が不利を承知でガチ激突してくれないと不満を言う。
 だったら、最初から花山を連れてくれば良かったのかも。
 花山のダメージ回復度合いも気になるし、一石二鳥だ!
 武蔵との戦いで斬られた左目がどうなったのか気になっているだけど。(刃牙道19巻 169話

 真面目な話、花山なら身長も体重も力士に負けていない。
 打撃力も強力だ。
 組みついたら握撃で反撃できるし、相撲だってどんとこい!
 あと、花山は白スーツ着ても下着はフンドシと言うこだわりをもつ男だ。
 マワシもなじむだろう。

 そういえば宿禰ってオリバとの相撲勝負で、オリバの勢いを殺していた。(バキ道2巻 13話
 自分は相手の勢いを殺しても良いけど、相手が自分の投げを殺すのは許せない! のか?
 三国志の曹操みたいなメンタリティーだ。
 「寧我負人、無人負我(俺が人を裏切るのは良いが、人に俺を裏切らせはしない)」(三国志・武帝紀 注:雑記)
 でも、こういう精神をもっているほうが頂点を極めやすいのかも。
 刃牙も、似たようなところがあるし。

週刊少年チャンピオン2019年21+22号
週刊少年チャンピオン2019年23号


2019年2月28日(13号)
バキ最凶死刑囚『REVENGE TOKYO No.1』ドリアン

 バキ新装版13巻(AA)のオマケだった死刑囚のその後が週刊少年チャンピオンでも公開だ!
 と言うわけなので、新装版のオマケ感想よりも詳しい感想を書きます。

 そもそも、最凶死刑囚ドリアンとはッ!?
 米国で死刑執行にあいながら生きのびて脱獄した猛者だ。
 敗北を知るため東京へ行き、神心会の愚地独歩らと壮絶な死闘を繰り広げた。
 最終的にドリアンは烈海王にトドメを刺されて敗北を刻みこまれる。

 ドリアンは烈海王に敗北し精神崩壊を起こしていた。
 その後、烈に養ってもらってキャンディー食べ放題ってワケには行かなかったようだ。
 なぜかオリバによるプロデュースで大擂台賽にドリアン海王として出場する。バキ178話
 この間、ナニがあったんでしょうね。

 烈海王は心神会のコーチとして来日していたのだが、ドリアンを養うほどの給料が無かったのかも。
 とにかく、精神が病んだままのドリアンは楊海王と戦う。
 だが、ドリアンはやっぱり戦える精神状態では無かった。
 健闘もできずドリアンは楊海王に敗北する。

 話が脱線しますが、今週の浦安鉄筋家族は楊海王がモデルらしい新キャラクター杉浦満咲が出てきている。
 ドリアンのその後エピソードに合わせるように、ドリアンと縁のある楊海王ネタだ。
 まさにシンクロにシティー!

 そして、大擂台賽で敗北したドリアンがどうなったかと言うと……
 中国の修行寺に引き取られていた!
 本当なら米国に返して刑の執行をすべきなんだろうけど、その辺どーなってんでしょうか。
 死刑を諦めたとは思えないンだけど。
 米中関係の複雑化でドリアンの身柄も政治的な取引材料の一つになっていたりして。

 とにかくドリアンは深く腰を落とす站椿(たんとう)をしながらキャンディーの絵を描く日々だった。
 器に山盛りのキャンディーを舐めながらひたすら描き、腰を落とす。
 このトレーニングによりドリアンの体重はリハビリ当初より20キロ増えた!
 たんなるリハビリと言うよりは、新たなる闘争に備えるかのようなパワーアップだ。

 バキ世界において最も重要なパラメーターはパワーだ!
 つまり筋肉が重要である。
 多くの格闘技・スポーツが体重別による階級性を採用しているように、やっぱり強さは筋肉量=パワーが重要なのだ。
 ドリアンが筋肉を増やしパワーアップしているのは本能的な行動なのだろう。
 そして、本能的ゆえに正しい!

 加えてキャンディーを見ながら絵を描く事で視覚による認識力の向上効果がありそうだ。
 絵の描写による肉体操作の回復も期待できるかも。
 キャンディーによる味覚への刺激もチョットは効果ありそう。

 武器に頼り敗北したドリアンは站椿とキャンディーで深く甘く復活しようとしている。
 砂糖の塊を叩いて圧縮しつつ、拳足で削り、白林寺名物『打岩キャンディー』を完成させる日もそう遠くないだろう。
 ただ、心配なのは……ドリアンが負っているダメージは精神的なモノだよね。
 回復させるべきなのは筋肉ではなく脳なのかも。
 でも、脳よりも筋肉を優先しちゃうのはバキ戦士っぽい。

週刊少年チャンピオン2019年13号
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2019年3月20日(16号)
バキ最凶死刑囚『REVENGE TOKYO No.2』スペック

 バキ新装版14巻(AA)のオマケだった死刑囚スペックのその後が週刊少年チャンピオンでも公開だ!
 と言うわけなので、新装版のオマケ感想の追記バージョンです。

 そもそもスペックとは、どんなヤツだったのか?
 最凶死刑囚5人のなかで、最初に敗北したのがスペックだ。
 だが、最初の敗者だっただけに、イチバンちゃんと敗北できた死刑囚だったのかも。
 喧嘩師・花山薫を相手に、卑怯も肉体の強さも すべて通じず、スペックは敗北した。
 すべて出し尽くして満足したのか、スペックは実年齢97歳相当の老いた肉体になり、寝たきり生活となる。
 敗北して目的を失ったことで、生きる目的も失ったのかも。

 ところがどっこい、スペックは寝たきりトレーニングを開始(はじ)めていた!
 渋和大学病院で医者の野本功と警視総監の内海旬三は、スペックのサーモグラフィーを見ている。
 都立「スポーツ生理学体力研究所」のデータ解析によると、スペックは水飴状の高粘度の液体をバタフライで泳いでいる動きをしているらしい。

 そう言われても、実際の肉体は寝たきりなんだから、リアルシャドー効果も少ないんじゃないだろうか。
 と思っていたんですが、これって宿禰のトレーニングと同じだ!24話
 スペックも最古にして最新の稽古をしていると言えそうだ。
 まともな教育を受けていないと言っていたスペックだが、本能で最良解にたどりついたのかも。
 いや、本能的だからこそ正しかったのか?

 スペックの肉体が復活しつつある。
 でも、精神はどうなんだろう。
 花山にリベンジする気になっているのか?
 なにしろトレーニングがバタフライだ。
 まさか花山から泳いで逃げている想定じゃないよね。
 悪夢の中で逃げる時って、足が重くなって追いつかれそうになるのが定番だし。

 スペックの必殺技は無呼吸連打だ。
 バタフライは、無呼吸連打の強化にもなるだろう。
 あとは攻撃力の強化だ。
 バタフライの動きは、手をのばし引き寄せる動きに近い。
 となると、パンチではなく引きこみ技か?
 なんか相撲っぽいぞ!

 復活のスペックは力士としても戦える!
 あ、でも相撲の強みは開始10秒に全てを出しきるところが強みだ。
 そうなるとスペックの無呼吸連打が4分50秒もムダになってしまうな。
 スペックは、それでも復活できるのか!?

週刊少年チャンピオン2019年16号
週刊少年チャンピオン2019年16号


2019年4月18日(20号)
バキ最凶死刑囚『REVENGE TOKYO No.3』ドイル

 新装版バキ15巻のオマケだったドイルのその後がチャンピオンにも掲載だ!
 と言うワケでオマケ感想より、じっくり感想書きます。

 アニメで見直したばっかりだろうけど、最強死刑囚・英国のドイルはどんなヤツだったか!?
 最強死刑囚5人はみんな卑怯で武器をつかうヤツらばっかりだった。
 なかでもドイルは武装度が段違いだ。
 改造手術で体内に刃物を仕込み、他にもギミックを埋めこんでいる。
 言ってみれば、勝つために最も手段を選んでいない男だ。

 元FBI捜査官ロバート・K・レスラーFBI心理分析官』『FBI心理分析官2』によると連続殺人犯には「秩序型」「無秩序型」の二つの傾向がある。
 ドイルは武器を持ちこむので「秩序型」ですね。
 計画的に動き、相手を支配しようとするタイプだ。

 勝つためなら、手段を選ばず全身に武器を埋めこむ。
 合理的なようで狂気をはらんだ選択をするのがドイルである。
 もしかしたら、ドイルが一番敗北したくない死刑囚だったのかも。

 そんなドイルだが、愚地克巳と意地の張り合いの末に自ら敗北を認める。
 もちろん、その前に烈海王に追いつめられ、愚地独歩に気絶させられたりしたのも大きいだろう。
 激しい闘争の中でドイルは烈海王や愚地克巳に友情のような感情を芽生えさせていた。
 そういう関係があったからドイルの態度も軟化したのかも。
 童話の『北風と太陽』みたいですね。

 自ら敗北を認めたドイルは開放感を味わう。
 その後、柳龍光の毒手で完全に失明してしまったが、精神的には幸せだったのかも。
 死刑囚5人の中でイチバン良い敗北ができたとも言える。
 シコルスキーなんかが知れば号泣して嫉妬しそうだ。

 さて、そのドイルは盲目のまま医療刑務所に収監されていた。
 盲目であってもドイルは満たされていると言う。
 克巳との絆がある! って事でなく、他の感覚が鋭くなったという事っぽい。
 さらに自ら鼓膜を破って聴覚を失う!
 これでより残りの感覚が鋭くなったぞ!

 そんなワケで、1年半後のドイルは皮膚感覚で飛んでいる蝙蝠を捕まえる事ができるようになる。
 たしかにスゴいけど、戦闘力は落ちているような気がする。
 克巳との約束である正拳突き一日百本をちゃんとやっているんだろうか?

 他の死刑囚たちは『REVENGE TOKYO』の通り復讐に向けて妙に鍛えている。
 シコルスキーは鍛えているのか、現実から逃げているのか、ちょっと曖昧だけど。
 でも、ドイルはなんか自分の成長に満足しちゃっている感じだ。
 このまま超感覚を磨きつづけて、世間に出ることを忘れちゃったりして。
 ドイルは強くなることより、なにかと戦う理由が必要なのかも。

 烈海王のカタキである宮本武蔵は、もういない。
 あとは克巳が何かの要件で呼びだすしかないか。
 でも、目も見えず、耳も聞こえないから、情報が伝わらないぞ。
 どーするんだ?

週刊少年チャンピオン2019年19号
週刊少年チャンピオン2019年20号


2019年5月30日(26号)
バキ最凶死刑囚『REVENGE TOKYO No.4』シコルスキー

 新装版バキ16巻のオマケだったシコルスキーのその後がチャンピオンにも掲載だ!
 これで残りは柳龍光だけか。
 名残惜しくなってきました。
 と言うワケでオマケ感想より、長めの感想書きます。

 そもそも、最凶死刑囚・ロシアのシコルスキーはどんなヤツだったか!?
 垂直の壁すらのぼってしまう驚愕のクライマーがシコルスキーだ。
 そのクライミングを支えているのが驚異の指力である。
 まあ、ただ、あまり指の力を活かせる場面が無かったような……

 そもそも、バキ世界のロシア人は噛ませ犬になる確率が高い。
 シコルスキーも「四人目の死刑囚はロシア(笑)」と登場した瞬間に噛ませ犬を予感してしまったものだ。
 で、実際に死刑囚たちの中では、あまり活躍ができなかった。
 実力はあるんだけど輝けない人なんでしょうか。

 他の死刑囚たちは、全力を尽くして敗北したり、精神崩壊するほどの敗北をしたりと、なんかやり切った感のある敗北をした。
 だが、シコルスキーは一晩寝て起きれば再起できそうな敗北だったような気もする。
 もちろん、本人にとってはつらい敗北だったんだろうが。
 こういう不完全燃焼な敗北がロシア人のシコルスキーらしさかもしれない。
 シコルスキーは肉体へのダメージも一番軽そうだ。
 本人がやる気になれば、ふたたび立ち上がることも可能かも!

 そんなシコルスキーは孤島にあるらしき刑務所に入れられている。
 壁のぼり属性のシコルスキーにとって、水は超苦手か!?
 普通に弱点を突かれてしまった感じで、脱獄不可能な気がしてきた。

 指で物をはさむ・つまむ力を「ピンチ力」と言う。
 ヤモリを超えた壁のぼり生物シコルスキーは、そのピンチ力がスゴい!
 でも、自分のピンチを脱出する力にはならなかったよね。
 シコルスキーは不器用な怪物なのだ。
 う〜む、ちょっと萌え属性か?

 現在のシコルスキーはニッケル硬貨を指で丸めてしまうピンチ力を持つ。
 花山もそれぐらいできそうな気がするが、どうだろう。
 あと力士は小指を鍛えているので、小指限定なら宿禰にも負けそうだ。
 宮本武蔵はもういないし、あとはピクルと範馬に気をつければピンチ力キャラとして活躍できるかも。
 なんか活躍できる範囲が狭いかもしれない。

 そんなシコルスキーのマイブームはッ!
 壁掴まりだッ!
 ピンチ力で壁をつかんで、張りつく。
 まさにヤモリを超えた引っ付き能力だ。
 シコルスキーのピンチ力に耐える壁もまたスゴい。

 より指力が増した感じのシコルスキーであった。
 でも、なんか闘争への備えと言うより防御姿勢っぽい。
 セミのように壁に張りつき、範馬やガイアから隠れているつもりだったりして。

 シコルスキーが復活するには、ガイアから受けた恐怖を克服しなくちゃならない。
 壁に張りついていて、恐怖を克服できるのか?
 朝まで張りついて、ぜんぜん動かないってところが心配だ。

 だが、現在の刃牙たちは相撲ブーム中である。
 となればシコルスキーのピンチ力が有効だろう。
 まわしを取るのもお手の物だ!
 さらに壁張りつきで、シコルスキーは足指も鍛えているっぽい。
 土俵をつかむようにして張りつく足指なら、相撲でも大活躍だ!

 でも、せっかくシコルスキーがやるんだしロッククライミング相撲とかの変態相撲で戦ってほしい。
 つきあってくれる相手がいなさそうなので厳しいですが。
 シコルスキーの指力でできるのなら、花山だってできそうだ。
 巨漢二人が壁に張りつきながら相撲をするという異次元風景の勝負が見たいような。
 バキ外伝"ゆうえんち"で、空掌をつかって壁にはりつける設定が加わったので、柳龍光に行事をやってもらおう。

 そのためには、シコルスキーはまた脱獄しなきゃいけない。
 まずは水泳の練習か?
 さらに強くなったピンチ力が活かせない……
 シコルスキーのピンチは、もうちょっとだけ続きそう。

週刊少年チャンピオン2019年26号
週刊少年チャンピオン2019年26号


2019年6月27日(30号)
バキ最凶死刑囚『REVENGE TOKYO No.5』柳龍光

 新装版バキ17巻のオマケだった柳龍光のその後がチャンピオンにも掲載だ!
 最凶死刑囚5人のその後も、これで最後になる。
 バキ道休載の穴埋めも、これで最後だ!
 名残惜しいですが、オマケ感想より長めの感想書きます。

 そもそも、最凶死刑囚の柳龍光はどんなヤツだったか!?
 5人の最凶死刑囚は、どれも凶悪な面構えをした殺人者たちだった。
 みんな長身マッチョでいかにも強そう!
 と、思いつつ柳龍光だけが女性並みの身長と言われるぐらいの小柄だった。
 たぶん渋川剛気と同じく150cm台ぐらいの身長だろう。
 あと、ドイルも細そうに見えますが、デカいしけっこう筋肉もついている。

 柳龍光は、肉体的に劣っているようだ。
 だが、そういう安全そうに見える奴ほど真犯人だというのが推理物のお約束である。
 バキは推理物じゃないけど、劣っていそうな人が殺人犯と言うだけで、なにか危険なモノをもっていると考えたほうが良い。
 最凶死刑囚のなかでも、特別な存在――それが猛毒・柳龍光だ。

 柳龍光は範馬刃牙を失神KOさせるという偉業を達成する。
 でも、刃牙は油断しがちなので不意打ち喰らって失神することも多い。
 それでも柳に失神させられた刃牙はそれなりにショックだったようで、しばらく梢江ちゃんとのデートと言う荒行を行う。
 ジャック・ハンマーと方向性は違うが、人間の限界を超えた行為でした。

 SAGAをやり遂げた刃牙は柳を圧倒する。
 毒手で刃牙に毒ダメージを与えていたんだけど、柳はそれを知っていたかどうか。
 とにかく敗北はしていないと言いつつ、敗北感を味わってしまった。
 ここから柳は本部以蔵に右手を斬りおとされ、範馬勇次郎にアゴを砕かれてしまう。
 ふり返ってみると範馬刃牙に関わってから不幸が連続しているようだ。
 範馬刃牙、恐ろしいヤツめ。

 そんなワケで範馬刃牙に出会ってから運勢が悪くなる一方の柳龍光だったが、いきなり脱獄してしまう。
 砕かれた顎と顔の肉はアクリルで覆い、右手はカギヅメになっていた。
 ボーっとして廃人になったように見えていたが、脱獄のチャンスがきたら5人の刑務官を死傷させて逃げ出す。
 柳龍光の牙は、まだ失われていなかったのだ!

 誰よりも早く自由の身となった柳龍光だが、どこへ行くのだろう。
 そして、誰に会いに行くのか?
 今の柳龍光が復讐したい相手は、範馬勇次郎と本部以蔵だろう。
 敗北を知りたくない死刑囚たちは、勝てそうにない相手とケンカしないハズ。
 つまり、狙うのは本部以蔵だ!
 本部が危機(あぶ)ないッ!

 だが、現在の本部以蔵はどうしているのだろうか?
 本部は武器をもつと強いのだが、素手じゃ弱い。
 相撲は素手でやるものだから、本部じゃ難しいぞ。
 なにしろ金竜山に負けた実績があるんだし。

 本部以蔵に復讐するため、脱獄して地下闘技場へやってきた柳が見た光景はッ!
「本部ッ、私に敗北する前に敗北するなど許さんぞ」
(いや、お前が知らんだけで、けっこう負けてるんだよ)
「本部よ、しばし休め。コヤツの相手は私がする」
 みたいな友情展開があるかもしれないぞ!

 ただ気になるところとして、柳龍光は強くなっているのだろうか?
 本部には「磨いた五体以外の何ものかに頼みを置く」「そんな性根が技を曇らせる」と言われていた。
 柳龍光が素直に反省していたとすると、素手の殺人技を開発しているハズだ。
 ぼーっとしているように見えた柳だが、実は脳内で幾万もの技を考え試し仮想戦闘していたのかも。

 武器は持たない。
 それどころか右手も失った。
 だからこそ強くなる必要がある。
 柳龍光の新必殺技があるハズだ!
 あと、範馬一族には関わらないほうが良いぞ。

 そして、来週のチャンピオンもバキ道は休載だ!
 穴埋めストックが無くなったのに連休かよ!
 柳龍光の復活よりも、バキ道の掲載率のほうが心配だったりして。

週刊少年チャンピオン2019年30号
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