バキ道「11〜20話」感想
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2018年10月18日(47号)
第5部 第11話「相撲の領域」
(1188回)
二代目スクネは邪をしずめる醜足(しこあし)を使用(つか)う。
相撲が武術・格闘技であると同時に神事であるように、スクネも霊的パワーを使えるようだ。
そうなると
邪悪系の人にとって天敵かもしれない。
巨凶範馬一族や、受刑者であるオリバとか。
あと卑劣な武器使いの本部もヤバいな。
スクネが四股をふんでから徳川邸の鯉がデカくなったらしい。
警備隊長・加納秀明もビックリだ。
スクネが言うには四股で邪気を踏みつけたので、生物が安心して成長したとか。
範馬勇次郎は拳で地震を止めたと確信するほどの自信があった。
スクネの四股も同じようなものなんだろうか?
天高く足をあげ、気が満ちるのを待って踏みおろす。
これがスクネの四股だッ!
徳川さんも加納も感心するほどの四股である。
なんとなく邪気が払われている気がするらしい。
ただ、この屋敷でもっとも邪悪なのは徳川光成その人である。
スクネは直接徳川さんを踏んで邪をはらってあげれば良いのに。
徳川さん、ふまれたら善良な人間になるんだろうか……
ただ、徳川さんが真人間になっちゃうとトラブルが起きないから、平和になっちゃうんだよな。
悪がいるからこそ、事件が起きて、話が面白くなる。
邪気を払って大きくなるのなら、巨大化が大好きなジャック・ハンマーも徳川邸に住みこめばさらに成長するかも。
もっとも、すでにヤリすぎて手遅れなぐらい巨大化しているから、これ以上デカくなる必要ないだろうけど。
ジャックが、もう一花咲かすには、どうすれば良いんだろう
。
スクネに手足をふみ折ってもらって身長を戻すってのはどうか?
ところで鯉がデカくなったのって、適度な振動が刺激になって成長をうながしたのかも。
まさか、スクネが夜中にこっそり特殊なエサを鯉にあげているってことは無いだろうが。
スクネは善良そうな顔だちだが、なにごとも油断しちゃいけない。
徳川さんはスクネにウェイトリフティング世界記録263キロのバーベルを持ちあげてみろと言う。
パワーを競う競技で、もっともシンプルな重量挙げだ!
ベンチプレスとかはストレートに数字が出るので、戦闘力くらべみたいだ。
末堂はベンチプレス270キロ、克巳が300キロだぞ! って感じで。
スクネであれば、263キロのバーベルも余裕でイケるか!?
だがスクネは素直に挑戦しない。
バーベルの端を小指でひっかけて持ちあげた。
片方が地についているから、指にかかる重さは半分ぐらいだろう。
それでも130キロはあるハズだ。それを小指一本で持ちあげた!
ならば両手を使って小指二本でバーベルをあげることも可能なのか。
さらにスクネは立てたバーベルを両手でつかんで振りまわす。
バーベルに「首ひねり」だ!
200キロを超える力士でもブン投げることができるパワーか!
やっぱり、恐るべき剛力ですね。
「リフティングは力士の領域じゃない」
スクネは圧倒的パワーを見せながら、リフティングを否定する。
人体を動かそうとするには、形や関節などの要素があって力を加えにくい。
レスリングでは人間同士が組みあって相手の身体を持ちあげる筋トレで、実戦で使える筋肉をつくる。
相撲もおなじで、ぶつかり稽古で使える筋肉を作るのだろう。
オリバは、どちらかと言うと器具を使って効率的に鍛えているようだ。
スクネとオリバのパワー対決は、トレーニングの違いが影響するかもしれない。
スクネが稽古するということは、稽古相手もいるだろう。
さすがにスクネよりは劣るのだろうが、練習相手になる実力者が仲間にいると予想される。
彼ら相撲軍団もスクネと共に出てくるのだろうか?
鯉を成長させる神秘性と、263キロを動かす問答無用の超パワーだ。
スクネの強さはリアルとファンタジーの合わせ技ですね。
米国人らしくリアリストなオリバと、どう戦うのか?
パワー対決を感じさせつつ、次回につづく。
でも、来週は『バキ道』がお休みらしいぞ!
先週まで200ページ超だったので、ちょっと飛ばしすぎたか。
やっぱり相撲も1分すぎたらスタミナ切れで休まないとダメという伏線かもしれない。
立ち合いまでの仕切り直しが長く、始まったらすぐに決着するのが大相撲なのだ。
週刊少年チャンピオン2018年47号
・
準備中
(18/10/24)
連載復活4週目にして『バキ道』がお休みです。
いったい、どーいうペース配分なんだか。
話が迷走しているわけじゃ無いから、落ちついて待つしか無いですね。
新装版 バキ14巻
新装版 バキ14巻のオマケは、スペックの近況だ!
スペックは花山に敗北して、なんか満足そうにしていた。
一気に老化していたし、あとは老衰で逝きそうに見えたものだ。
だが、スペックは復活しつつあったッ!
なんかリアルシャドー・バタフライで寝ながら鍛えているらしい。
しかも、粘性の高い水あめ状液体を泳いでいるイメージだ。
リアルシャドーは便利だな。
『
メイキャッパー
』で、男はバタフライだと言っていましたが、みんなバタフライ好きですね。
ドリアンも脱獄時にバタフライで泳いでいた。
勇次郎もバタフライで泳いでいましたね。
スペックもリアルシャドー・バタフライで強くなる。
やっぱり、花山に対抗するつもりなんだろうか。
死刑囚のその後は『REVENGE TOKYO』と銘うっている。
すなわち死刑囚たちの復活なのだろう。
スクネとの相撲中に復活するのか、それともスクネ後に復活するのか?
・
準備中
(18/10/31)
『バキ道』の再開もありますが、アニメ『バキ』も絶好調放映中だ。
ネットフリックスでは地上波よりも1週間早く放送しているのですが……
次回のタイトルが『SAGA』だったんですよ!(稲川淳二風に)
これは、やっちまうのか!?
アレ放送できんのかよ。
イロイロと問題が多そうなんだけど大丈夫?
怒られたりしないのか?
また、アレに向き合うのかと思うと、戦慄を感じずにはいられない。
ちょっと間違えて『ゾンビランドサガ』の感想書いちゃったとか、そういう回避するとか。
まだ先の話なのに、心穏やかではない。
『神の雫』の連中に「バキSAGAにマリアージュするワインを探してこい」と言いたくなるほど落ち着かない。
バキSAGAのアニメ化だと、刃牙シリーズ初の残虐描写以外で黒塗りになるシーンが出てくるんだろうな。
そこ、残虐描写じゃないから安心して!
週刊少年チャンピオン2018年48号
2018年11月1日(49号)
第5部 第12話「VS サンドバッグ」
(1189回)
二代目・野見宿禰は263キロのバーベルをブン投げる。
人間は形が違うし、関節があるし、意志をもって動くので単純比較はできないが、とにかくスゴいパワーだ。
頭をつかんでブンまわせば、人間にも有効だろう。
「「首捻り」」
「現在(いま)は「合掌捻り」か」
人間(ひと)には使用(つか)えない技らしいが、それだけに威力バツグンだ。
合掌捻り
は『バチバチ』で阿形がつかった
徳利投げ
に似ていると思っていたが、やっぱり似た技らしい。
「首捻り」と古い名前を使っているのは、スクネの相撲が独自の道を歩んでいる古流相撲と言うべきモノなのだろう。
スクネの強さも気になるが、スクネを育てた集団がどんなモノかも気になる。
収入とかどうしているんだろう。
警備隊長・加納秀明は、人間(ひと)には使用(つか)えない技を何に使うのかと聞く。
おお、ナイス・ツッコミだ。
Cリーグのドンケツでしょっちゅう侵入者に倒される加納だが、いちおう地下闘技場戦士である。
見事な観察眼と質問力だ。
「神を…」
「或いは わたしを脅かした者」
「――――にでしょうか」
スクネは難しい言い回しをする。
脅かした者ってのは、ふりかかる火の粉は払うよって事ですね。
ただ、脅かしたという言いかたは、潜在的な脅威も排除しそうな感じだ。
攻撃されてから反撃する専守防衛よりも、相手が攻撃可能な武器をもったら先制攻撃するほうを選びそう。
わりと過激な防衛方針かもしれない。
さらに、神というのも良くわからん。
神が具体的に実在しているならともかく、概念としての神のために戦うのか?
宗教的なカルト集団みたいだ。いや、宗教的な相撲集団だな。
あまり世間に出ない事もふくめて、スクネ相撲集団は物騒な組織なのかも。
日本を陰から守護(まも)る護国相撲団体か?
徳川さんからの相撲チャレンジ第二弾は240キロの特大サンドバッグだッ!
大型力士級のサンドバッグと、どう戦うのか!?
とうぜんサンドバッグには手足も、マワシも無い。
持ちやすかったバーベルとは逆に 持ちにくい形状だ。
徳川さん、すっかり新しいオモチャに夢中ですね。
だが、スクネはムリヤリ抱きつき、サンドバッグの表面をつかんでマワシがわりにする。
そのまま超パワーで「
鯖折り
」だ!
スクネの金剛力でしめつけられたサンドバッグは破裂する!
まるで握撃のような爆ぜかただ。
鯖折りの進化系だから、鯖撃か? いや、サバを残すのは違うな。
スクネの相撲パワーでサンドバッグ大爆発だ。
なかに加藤が入っていなくて良かった。
アニメのバキでまた見た後なので、加藤ショックが新鮮にのこっている。
サンドバッグと言えば、こいつがデンジャラス。
スクネ VS サンドバッグは、サンドバッグ破壊でスクネの勝利だ。
そこへマワシをしめたオリバが入ってくる!
相変わらずの超筋肉だ。
スクネの対戦相手として名前があがったオリバだが、早くも登場だ。
オリバは柔道チャレンジの時も柔道着を着ていた。
わりと形から入る人なのかも。
でも、どこでマワシを入手したのやら。
オリバは知識もスゴいから、マワシのしめかたも知っているんだろうな。
超パワー対決となるスクネvsオリバが始まろうとしている。
スクネは力士らしくうっすら脂肪がのった力士らしい体形だ。
オリバはボディービルダーの体形で、腰が細く胸が厚い。
おなじパワー系でもタイプが違うぞ。
はたして、ウエストの太さ細さは勝敗に関係するのか?
次回へつづく。
いきなりオリバが入ってきた!
しかもマワシ姿で用意が良すぎる。
この二人はここで始めちゃうのだろうか?
せっかくの超パワー対決なんだから、観客のいるところでやって欲しいかも。
そもそも、スクネが戦うんだから、土俵を用意してもらいたい。
なんでもアリで戦うにしても、土俵で戦うほうがよりスクネらしいぞ。
土俵はコンクリートのような硬さがあるという。
超重量級のぶつかり合いを支えるにふさわしい場所だ。
スクネは、乱入者オリバを自分を脅かす者と判断するのか?
今後の相手選びにもかかわる判断が問われるところだ。
あと、将来的にもっともスクネを脅かしそうなのは徳川さんだから、軽く首捻りをしておいた方が良いぞ。
・
準備中
(18/10/31)
二代目スクネの前に早くもオリバが登場した!
しかも、マワシを装備済みだ。
掲示板などではマワシが脱げると予想している人が多かった。
そ、その手があったか〜〜!
オリバは、みんなの期待にこたえる事ができるのか!?
ネットフリックスで先行配信しているアニメバキですが、やっぱりSAGAでした。
でも、SAGAを上手い事調理しているというか、要所を押さえてキレイな流れにしている。
これなら全然問題ない。
ただ、これで功が成ったとカン違いする人が出たら困るので、みんな一度は原作のバキSAGA読んだほうが良いぞ。
ネットフリックスだと、梢江の乳首も出ていた。
でも、地上波放送は残酷描写と同じように乳首に黒修正が入るだろう。
そうなると、梢江ちゃんの乳首は真っ黒と言う誤解が世間に広がりそうで心配だ。
乳首解禁と言うBD-BOXの売りが、またひとつ増えるな。
週刊少年チャンピオン2018年49号
2018年11月8日(50号)
第5部 第13話「現行犯逮捕」
(1190回)
第二代 野見宿禰の強さはどれほどのものかッ!?
徳川光成が出した課題である240kgのサンドバッグを、宿禰はみごとにサバ折で破壊して見せる。
だがこれを器物破損の現行犯だと言って米国人最強の怪力ビスケット・オリバが乱入してきたのであった。
たしかに宿禰はサンドバッグを破壊しているが、徳川さんからの課題だし言いがかりだ。
ならば、なぜオリバは「現行犯逮捕」などと言い出したのだろうか?
オリバは自分の行為が正義であるという大義名分を得ることで精神的優位を得ようとしているのかも。
野見宿禰一派が邪を払う神聖な相撲道を継承しているとしたら、多少なりとも自分に正当性が無いと危険だと考えたのかもし れない。
「なんとも救いがたく――――」
「痩躯な力士もいたものだ」
オリバの肉体は鍛えぬきすぎて逆三角形どころか逆二等辺三角形体形になっている。
宿禰は、そんなオリバの身体をやせていると称した。
いやいやいや。オリバがやせているのなら、バキ世界の住人はみんなやせている。
力士としてやせている、と宿禰は言いたいのかも。
衝撃吸収のために、もうちょっと脂肪をつけたほうが良いという事か?
宿禰は、なんでも相撲で考える習慣が身についているんですね。
それともオリバに犯罪者あつかいされたので、言い返しているだけかも。
激突前から、精神戦が始まっている!
互いに挑発しあい、時間いっぱいとなった。
宿禰vsオリバの相撲対決(?)が開始(はじ)まる。
相撲(組み技系格闘技・レスリング)は世界中の文化・民族によくある格闘技だ。
その中で日本の相撲は珍しく場外負けがあり独自の技術体系になっている。
最近はアマチュアレスリングも場外がポイントになるようになりましたけど。
道場での試合は土俵が無いので場外も無い。
このルールだとオリバが有利か?
まずはオリバが全力タックルを仕掛ける!
が、宿禰にぶつかると
と軽い音になった。
オリバの威力が消されているのか?
筋骨隆々に見える宿禰だが、若干の脂肪がオリバの攻撃を吸収したのかも。
「お……ッ
押してる気がしない……ッッ」
ぶつかったオリバはパワーを出せていないようだ。
足が滑っているようにも見える。
合気のような技術でオリバのパワーを殺しているのかも。
宿禰め、柔(やわら)を使いおるかッ!
押してダメなら、引いてみる。
ではなくて、持ちあげる!
オリバは宿禰のマワシをつかんで
もろ差し
の型だ。
この状態からオリバは持ちあげようとするが、まるで動かない。
血管を浮かせて力をこめるオリバだが、宿禰は涼しい顔で受けとめている。
これもオリバのパワーを殺しているのだろうか?
宿禰はオリバのマワシをつかむや投げをうつ。
オリバの巨体が宙を舞った!
ただの巨体じゃ無い、怪力の抵抗をものともしないで投げたのだ。
宿禰はオリバを地面に叩きつけず、両脇に手をさし空中に持ちあげたままの状態にする。
「「逆三角形」は「三角形」には敵わないのだよ♥
(はぁと)
」
オリバを持ちあげたまま、宿禰が勝利宣言をする。
でも、勝因は体形の差と言うより、技術の差だよね。
宿禰が使った技術がオリバの怪力を封じたのだ。
それとも、力士らしい
アンコ型
の体形がオリバのパワーを封じたのだろうか?
あと、宿禰はオリバをブン投げたし、持ちあげたが、土をつけていない。
つまり相撲ルールなら、まだ決着はついていないのだ。
空中に持ちあげられたオリバは死に体かもしれない。
だが、ここから頭突きなどで反撃できるかも。
オリバの反撃はあるのか!?
次回へつづく。
宿禰vsオリバはパワー対決になるかと思ったが、宿禰の技術(わざ)の勝利だった。
オリバは渋川剛気と柔道勝負をして敗北している。(
バキ12巻
105話
)
怪力オリバは合気系の技に弱いようだ。
となると、……本部以蔵もオリバに勝てるのか?
宿禰は今のところ組み技と投げ技しか使っていない。
相撲には張り手などの打撃技もある。
打撃の威力も消せるのか気になるところだ。
とりあえず宿禰はパワーがあり、テクニックもあるとワカった。
あとは20秒しか戦えないと言われる持久力問題だ。
いまのところ宿禰は汗も流さず息も切らせていない。
すぐに決着をつけるのであれば強そうだ。
ここからのオリバには二つの事を期待したい。
打撃が有効かどうか、そして持久力の有無だ。
組まずに離れて打撃で宿禰の体力を奪い、10分ぐらいたった時、宿禰はまだ戦えるのだろうか?
でも、オリバには似合わない戦いかただ。
別の人に試してもらうほうがイイのかも。
鎬紅葉なら持久力のある筋肉造りをしているし、向いているかもしれない。
もっとも、バキたちはお喋り好きだから、攻撃するたびに会話して回復の時間を与えてしまうかも。
そうなると解説の得意な本部は、逆に不利なのか?
・
準備中
(18/11/14)
二代目宿禰が相撲に強いのはわかったが、バキ世界なら戦わないとダメだよね。
オリバが野球選手に野球で負けても、そりゃまあ仕方が無いってなるだろうし。
と言うワケで、今度は地下闘技場ルールで戦って欲しい。
宿禰の体力が20秒しかもたない問題がどうなるのかも見たいし。
新装版バキ15巻
新装版15巻はREVENGE TOKYO No.3 ドイルだ!
死刑囚の中で自ら敗北を認めたドイルは、開放感を味わい死刑囚の中じゃ幸せなほうだった。
だが、柳龍光の毒手を目にくらい完全失明してしまう。
再度イギリスの刑務所に収容されたドイルだが、目はあいかわらず見えないらしい。
だが、ドイルは全然平気そうだ!
「「光」という」
「とてつもなく巨大なものを失ったことにより」
「光に替わる」
「巨大な宝物を手にすることになりました」
克巳との友情ってワケじゃなく、別の宝物らしい。
視覚を失ったことで、聴覚が豊かに発達したのかも。
だが、ドイルは自ら鼓膜を破り、聴覚も失った。
更なる喪失が、より大きなモノを得ることにつながる!
聴覚を失って1年半後、ドイルは飛ぶ蝙蝠を素手で捕まえることができるようになった。
皮膚感覚で蝙蝠を把握したのか?
ビックリ人間になったのは確かだが、純粋な強さと言う点でどうだろう。
なんか下手すると、どんどん自らの感覚を破壊していきそうで心配だ。
自分の中で満足していたら、外への関心も弱くなりそうだし。
ドイルは復讐(リベンジ)と言うよりも、克巳を援護するために来日するのかも。
でも、目も耳もダメなら、どうやって情報を知るのかが難しそうだけど。
週刊少年チャンピオン2018年50号
2018年11月15日(51号)
第5部 第14話「三角形の強み」
(1191回)
相撲勝負なら二代目野見宿禰が圧倒的に強い!
怪力を誇るビスケット・オリバが子供扱いされたッ!
宿禰はただの力持ちじゃない。相撲巧者だ!
徳川さんも今更ながらオリバの逆三角形体形が相撲の場だと不安定に見えたと考える。
相撲は地面に触れちゃダメだし、土俵から出てもダメだ。
そういう限定空間ではオリバの逆三角形▼体型は不向きで、三角形△体型にこそ利があるッ!
すっかり宿禰に丸めこまれている感じだ。
でも、相撲勝負なら三角形△体型だろうな。
実際の大相撲でもボディビルダー体形の力士はいないんだし。
限定空間の力比べでは三角形△体型が強い!
「オリバとて体重は140キロを超えよう」
「しかし 距離の短さか?
体重の足りなさか?
「立ち合い」は楽々と殺された」
「さらには――――――」
「
デットリフト
なら半トンを超えようかという
ケタ外れの背筋力を誇るオリバ――――――」
「しかし 200キロを超えるとはいえ「半トン」には遥かに満たない体重を1ミリとて吊り上げさせない宿禰の底知れぬ技量」
徳川光成が長々と説明した!
相撲の場合だけど、オリバの弱点も指摘している。
体重不足は言い過ぎにしても、距離の短さは気になる指摘だ。
短い加速距離で大きなパワーを生み出したいというのは格闘技における共通の課題である。
だからこそ、攻めの消力(シャオリー)やゴキブリダッシュが生まれた。
オリバはパワーファイターだが格闘家じゃない。
技術のからむ勝負にオリバは弱いのだろう。
逆に考えると技術に優れる刃牙・独歩・渋川あたりは宿禰と技の応酬をして戦えるかもしれない。
オリバの技術的弱さを指摘するだけじゃ片手落ちだ。
宿禰がオリバのタックルを止めた技術も気になる。
守りの消力(シャオリー)のようにタックルの威力を弱めたようだ。
これを応用すると、通常の打撃も効かないのだろうか?
相撲にも打撃技である
突っ張り
があるので、打撃対策もあるだろう。
そして、オリバの怪力吊り上げを封殺する技量だ!
腕を使っているようには見えないので、なんか秘密があるんだろうけど……
三角形△だけに腹か!?
これは当然、組みついた時の戦闘でも宿禰が強いという保証になりそうだ。
「ソレハ相撲ニ オイテノミダ」
「殊(コト) シンプルナ闘争(タタカ)イ」
「止(トド)メマデヲ決着トスル フリーファイト ナラ――」
「話ハ別ダ」
相撲じゃ負けたけど、フリーファイトでは負けていない!
やっぱりバキ世界は地下闘技場ルールだ!
むしろ宿禰の相撲技がどれだけフリーファイトに通用するのかを見てみたい。
整えられた動きをする武術家よりも、荒々しいラフファイトで戦うオリバこそ宿禰の相手にふさわしいぞ。
オリバの格闘技じゃない動きを可能としているのは、規格外の筋肉だ。
フォリーファイトこそオリバの土俵である。
やっぱり決着はフォリーファイトでつけないと。
せっかくマワシをはいてもらって申し訳ないけど。
「自然界ハ」
「太イ腰(ウエスト)ノ巨漢ヲ」
「細イ腰(ウエスト)ノ猛獣(ハンター)ガ仕留メテイル」
腰の太い水牛を襲うライオンは腰が細いッ!
スズメバチだって腰細だッ!
カマキリなんて顔が逆三角形▼だぞ!
オリバが急に謎理論で反撃した!
捕食者は獲物を追いかけて倒すので、獲物より速く走る必要がある。
なのでスリム体形が多いワケだ。
オリバの「細イ腰(ウエスト)ノ猛獣(ハンター)」説は、正しいのかも。
ただ腰が太い動物が弱いワケじゃない。
腰の太いゾウは強いし、カブトムシも腰が太いぞ。
あと、ピカチューも腰が太いな。
とりあえず、ここでは
腰細の強さをアピールして精神的優位を取り戻したという攻防だったのだろう。
「わかりました」
「フリーファイトでいきましょう」
「わたしはスモーファイトしか知りませんが」
宿禰も快諾し、フリーファイトで仕切り直しだッ!
フリーファイトで二代目・野見宿禰の真価が問われる。
相撲ルールは投打極がそろっているが、フリーファイトでどれだけ通用するのか?
だがッ、のんびり話している宿禰にオリバが先制パンチを叩きこンだッ!
もうとっくに始まってンだよ!
相撲ルールで育った宿禰はやっぱり甘いところがあるのか?
だが、不意討ちと言う卑劣技を使うと、邪を払う相撲が有利になるかもしれないが。
とりあえず鼻血を吹きだしたのでダメージはある。
だが、相撲だって打撃アリの闘争だ。
この程度の打撃で宿禰はダウンしないだろう。
宿禰vsオリバは、ここからが本番だ!
次回へつづく。
なお、来週の『バキ道』は休場です。
どうも『バキ道』になってからお休みが多いですね。
20秒の全力相撲が影響して息切れしているのだろうか?
それと、せっかく宿禰vsオリバの好カードなのに観客無しか。
そもそも、オリバも地下闘技場は未参加なんだよね。
せっかくのビッグカードがもったいない。
いつの間にか、刃牙や本部が集まってきて解説+驚愕をしてほしいところだ。
もしかして、
好角家の悪魔
も見学にきちゃったりして。
前回感想はこちら
へ。
・
追記1
(18/11/21)
残念ながらバキ道は一回休みだ。
なんかバキ道になってから休載が多いですね。
さすがの板垣先生も年には勝てなくなったのか?
とりあえず、続いてさえくれれば御の字ですね。
外伝の疵面みたいに長期休みにならないだけマシと言うことで。
新装版バキ16巻
新装版16巻のオマケはREVENGE TOKYO No.4 シコルスキーだ!
2016年にあった
刃牙シリーズ 最強ランキング決定大投票
で、死刑囚たちもランクインしていたんですが……
16位:シコルスキー(420ポイント)
17位:ドイル(360ポイント)
18位:スペック(330ポイント)
24位:ドリアン
25位:柳龍光
と、シコルスキーのランキングが一番高かったのだ。
これは普通に意外だった。
だって、シコルスキーってあまり良い活躍しなかったよね。
猪狩を倒したあたりが全盛期だったか。
ただ、ドイルは失明した。
スペックは一気に老ける。
ドリアンは精神崩壊で幼児退行しちゃった。
柳は右手を斬り落とされたうえに、アゴを砕かれている。
そう考えると、シコルスキーのダメージは軽いほうなのかも。
さて、そんな期待値の高いシコルスキーですが、ピンチ力=指でつまむ力をメチャメチャ高めちゃっているらしい。
何もない平坦な壁に指の力で張りついている! 妖怪かよ!
しかも眠っている状態でも捕まっているとか。 昆虫かよ!
シコルスキーの武器である指力がパワーアップしている!
肉体は強化されているシコルスキーだが、ガイアに折られた心のダメージが心配だ。
闘争に対する恐怖心が刻みこまれていたら役立たずになっているかもしれない。
壁にはりついているのも、腹をガードしたいという心理の現れだったりして。
シコルスキーはセミのように争わず張りついてすごしたいだけなのかも。
・
追記2
(18/11/28)
オリバのパンチが二代目宿禰にヒットした。
さっそく鼻血だ!
出血しているって事は、相撲の消力が発動していないってことだよな。
まずはオリバの先制攻撃が決まった。
宿禰は今のところ温厚そうな感じだ。
でも、怒ると大魔神みたいになっちゃうんだろうか?
現在の印象だと、強そうだけど、危険そうでは無いんだよね。
『北斗の拳』のハートは、自分の出血を見て激昂する太い人だった。
宿禰も自分の鼻血を見て激変するんだろうか?
でも、相撲には神事や品格など強さ以外のモノを求められる。
宿禰が激オコ大乱闘とかしたら、バッシングされるんだろうな。
そして、神事ゆえに邪を払う効果もあるような気がするんだけど、どうだろう。
犯罪者のニオイがするオリバは、そういう意味で宿禰の初戦にピッタリだ。
卑劣攻撃が効かないと判明したら、本部は素直に解説にまわった方が良いぞ!
週刊少年チャンピオン2018年51号
2018年11月29日(53号)
第5部 第15話「フリーファイト」
(1192回)
第二代 野見宿禰vsオリバの第二番勝負はフリーファイトだ!
強さを競うのであれば、フリーファイトでの勝負は必然である。
野球とサッカーじゃ勝負できないけど、格闘技の場合はとりあえず勝負できる可能性があるのだ。
油断している宿禰にオリバの鉄拳が炸裂した。
早くも宿禰が鼻血を流す。
だが、宿禰はダウンもしないし、悲鳴もあげない。
痛そうな表情も無いぞ。
相撲と言う狭い世界でそだっているような宿禰だが、こういう暴力にも慣れているようだ。
う〜む、大相撲では暴力によるスキャンダルも結構あったしな。
ただ、世間一般の大相撲と、宿禰の相撲は違うようだ。
宿禰は何のために鍛えて強くなり、どういう経路で生活費をもらっているんだろうか?
日本に出没する妖怪を陰で始末する対魔相撲戦士とかやっていたりして。
不意討ちを喰らった宿禰だが立ち合いの呼吸を合わせられなかったのは自分だと謝罪する。
汗も、怒りも、痛みも微塵も感じさせない。
これが横綱級の品格なのか?
「血ダラケノクセニ――」
「爽ヤカサガ消エテネェ…」
オリバは宿禰を挑発するつもりで殴ったのだろう。
だが、宿禰はさらりと受け流す。
ものすごく爽やかさんだッ!
さ、さわやか、なのか!?
とにかく宿禰はオリバの挑発にまったくのらない。
ここまで丁寧だと、かえって
慇懃無礼
と言うものだ。
むしろ、宿禰のほうがオリバを挑発しているようにも見える。
仕切り直しで、宿禰が構えた。
その姿は、まさに相撲の立ち合いだ。
フリーファイトでも、あえて相撲を貫く気か!
ルール無用であればこそ、自分のスタイルを貫くのは有効だ。
ボクサーは無理に蹴らず拳にかけるべし!
非ボクサーが本格的なジャブを打つのは負けフラグですよ。
(見たかったのはこれだ!!!)
(「打たれる」覚悟を決意(きめ)だ力士の――――)
(他流試合!!!)
徳川さん、大喜びだ!
やっぱ、この人は闘争が見たくて仕方がない人なんですね。
飢えた獣を戦わせるように人間を戦わせ、それを見る事こそ至上の愉悦だ!
宿禰はオリバを吹っ飛ばした勢いで、徳川さんにも誤爆したほうが良いぞ。
この世から大きな邪悪が一つ消えるチャンスだ。
総合格闘技に移籍した力士は、けっこうディフェンスを練習している気がする。
相撲では互いに押し合うという前提があるためか、ノーガードのぶつかり合いに近い。
変に防御を学ぶよりも、最大威力でブチカマシを決めるほうが相撲の強味が発揮されるかも。
と言う理想論を宿禰は実現しようとしているのか?
対するオリバは左手を前方にだし、右拳を顔の横に構える。
金剛力士像の構えだ!!
まさに金剛力のオリバにふさわしい構えである。
大擂台賽でオリバは金剛拳の楊海王を倒しているが、奇妙な偶然ですね。
近代格闘技の視点だと金剛力士像の構えは右手を引きすぎて、予備動作が大きくなっている。
そんなテレフォンパンチじゃ当らない。
だが、オリバは常識を破壊するパワーが持ち味だ。
常識破りの豪打が炸裂するか!?
(必然だ)
(全力(フルパワー)での激突を決意するとき
闘争(たたか)いは――――――――)
(必然 角力(すもう)になる!!!)
宿禰はフリーファイトでの激突を角力(すもう)に変化(かえ)たッ!
たしかに、ぶつかり合いなら相撲になるかもしれない。
文字通り、宿禰が自分の土俵に相手を引きこんだ形だ。
なんでも自分の土俵に引きこんで相撲にしちゃえば宿禰が絶対有利ってことか。
これなら料理対決でも角力勝負にして勝利できそう。
宿禰が相手の鍋に激突して勝利するとか。
意外と普通にちゃんこ鍋が絶品と言う可能性もありますが。
宿禰とオリバが全力で激突だ!
相撲のブチカマシで宿禰は頭突きで突っこむ。
オリバは金剛力パンチだ!
激突ッ!
砕けたのはオリバの拳だった。
人間の拳はけっこう弱い。
というのは格闘技での常識だ。
だから空手では拳を鍛えて思いっきり殴ることができる強い拳を作る。
宿禰とオリバの超パワーが激突したら、オリバの拳であっても砕けてしまうのか。
拳で殴らず、相撲っぽく張り手(掌底)だったら手が無事だったかもしれない。
やっぱり、激突は角力なのか?
拳が砕け、オリバの表情が歪む。
と、宿禰がオリバに組みついた。
あえてマワシをつかまない。
オリバの肉をつかんでいるのか?
いや、もしかしたら肋骨に指をかけているのかもしれない。
マワシがなくてもつかむ事ができる。
古流柔術でも鎖骨などの骨に指をひっかける技術がある。
宿禰も同じ技術を使っているのかも。
あと、肋骨をつかんでいるのだとすると、それはオリバの体形がもつ弱点だ。
力士のような三角形△体形なら、脂肪がジャマをして肋骨をつかむ事ができないだろう。
そうだとすると、これも相撲要素だ。
これが第二代 野見宿禰の異能力なんだろうか?
恐るべき、『すべてが相撲になる世界(イッツ ア スモー ワールド)』だ。
準備中
前回感想はこちら
へ。
・
追記
(18/12/5)
全力のぶつかり合いは角力になる!
宿禰のファイトスタイルは相手を自分の土俵に引きこむようだ。
まさに相撲ファイターだ。
パワー系の代表であるオリバがほぼ倒された。
まだ粘るかもしれないが、ここから逆転するのは難しそうだ。
いきなりオリバを倒しちゃうと、それ以上のパワー系はピクルか範馬一族になってしまう。
パワー系をつづけるのも芸が無いし、ここは違う系統だろう。
だから、次は技系の相手だろうか。
そうなると、渋川先生が危ない!
でも、合気と相撲はどっちが強いのか気になるところだ。
または、打撃系と対決か。
普通に考えれば愚地独歩と戦いそうだけど、拳打の究極ともいえるボクシングのアライJrとかどうだろう。
自慢の高速ジャブが全部張り手で迎撃されて半泣きになるアライJrなんて、スゴく絵になると思うんだ。
刃牙は宿禰と最初に会った戦士なんだけど、今のところ戦う気配無いですね。
闘争への熱を内にこめて、リアルシャドーをしているのだろうか?
当然、相撲の特訓だ。
まさに
独り相撲
ですね。
週刊少年チャンピオン2018年53号
2018年12月6日(1号)
第5部 第16話「最筋量姿勢(モーストマスキュラーポーズ)」
(1193回)
第二代 野見宿禰vs怪力無双オリバはフリーファイトに突入するが、角力(すもう)ファイトになってしまった。
自分の土俵に引きこめば、宿禰が圧倒的に有利だ。
のんびりしたように見える宿禰だが、実はしたたかな策士なのだろうか?
宿禰はオリバの身体を掴み捕らえるのであった。
オリバは宿禰に捕らわれて持ちあげられている。
宿禰はマワシをつかまず、その少し上をつかむ。
見巧者である徳川光成も宿禰がどこをつかんでいるのかワカらない。
だが、警備隊長・加納秀明は宿禰がオリバの肋骨をつかんでいると見破った。
加納はいちおう地下闘技場戦士だ。
戦闘の攻防を見破る力は徳川さん以上らしい。
となると、
徳川さんは戦士の技や性格を把握しないまま試合を開催しているのか?
どうりで悲惨な試合が何度も組まれちゃうワケだ。
オリバ自慢の超筋肉をつきぬけて骨をつかむ!
宿禰の超握力だからこそ可能な荒業だッ!
荒業だったのか!
前回
、オリバの逆三角形▼体形は脂肪が無いので骨をつかみやすいと予想したが、そんな甘いモンじゃ無いッ!
肋骨を直につかまれてしまい、オリバは力が入らない状態だ。
こりゃ、下手に動くと肋骨が折れる。
というか、体重が肋骨にかかっているから、いつ折れてもおかしくない。
肋骨への圧迫で呼吸もしづらくなっているのかも。
オリバは汗ダラダラになり大ピンチだ。
「これは…」「「命」を掴んだも同然です」
「ねぇ…」
「決着としましょ」
宿禰がオリバにギブアップをうながす。
この勝負には、行司も審判もいない!
決着をつけるには、相手のギブアップが必要だ。
ただ、この場は徳川さんが仕切って良いだろうし、判定負けを宣言できるぞ。
もっとも徳川さんが獲物を前にしてガマンできるとは思えないし、実際にガマンしないのだった。
地に足はつかず、肋骨をきめられている。
オリバは、まさに絶体絶命だ。
両腕が自由だが、宿禰を殴ると衝撃で肋骨が折れるかも。
このピンチを脱する秘策はあるのかッ!?
オリバは両腕を上にあげていく。
自分の筋肉をアピールするポーズだ。
徳川さんも大興奮で喜んでいるぞ。
「この期に及んでやる気かあれをッッ!!?」
「最筋量姿勢(モーストマスキュラーポーズ)!」
あのポーズはそんな名前だったのか!?
筋肉爆発で衣服を脱衣(クロス・アウッ)するときの構えだ。
肋骨を掴まれていることを、ちゃんと計算に入れているのか不明だが、これで脱出する狙いか!
宿禰は止めたほうが良いと静かに忠告する。
骨を掴まれていることを考えると、やっぱり止めたほうが良さそうだ。
だが、オリバは自分の筋肉を信じる。
筋肉はパワーで、パワーは強さだッ!
あげた腕を振りおろす最筋量姿勢(モーストマスキュラーポーズ)!
バリィッッ
肋骨が全部折れたッ!
いや、全部じゃないけど、半分以上は逝ったぞッ!
オリバは自分のパワーで自分の肋骨を折ったようなものだろうか。
このダメージはさすがに勝負ありで、病院直行だ。
宿禰はオリバを半回転して頭から地面に落とすのだった。
次回へつづく。
おそるべし宿禰の超握力、と言ったところか。
トンデモなく痛いダメージを受けてしまった。
オリバは丈夫だから死なないだろうけど、長期入院が必要なダメージですね。
これでしばらくGPSが狂う事件が減りそうだけど。
宿禰のパワーもスゴいんだが、性格も危険だ。
肋骨を掴んだままでいると、大ダメージになると宿禰にはワカっていた。
ワカったうえで肋骨を折ったのだ。
すぐに手を離せばもっと軽いダメージで済んだかもしれない。
だが、宿禰はオリバの肋骨全折を選んだ。
強さに自信があるのなら、ここで手を放して仕切り直しても良かっただろう。
もっとも勝てる時に勝つというのは勝負の鉄則だ。
勝てるチャンスを手放すのは、優しさと言うより、傲慢なのかも。
宿禰は穏やかそうな喋りかたをするが、相手を痛めつけることに躊躇が無い戦士の気質を持っている。
野見宿禰
は
当麻蹴速
と戦ったとき、脇骨を蹴り折り、腰を踏み折りて殺した。
最初に肋骨を蹴り折ったとすると、肋骨砕きは野見宿禰一派の伝統だったりして。
この技は鯖折りでも無さそうだが、どんな名前なんだろう。
宿禰は、力と技が怪物級だ。
そして危険な技も平気でやっちゃう精神性も持っている。
暴行事件が耐えない大相撲には、容赦ない攻撃をすべしと言う思想があるのかもしれない。
土俵の下には金が埋まっていると言いますが、死体も埋まっていそうだ。
・
板垣恵介 矢地祐介 激闘対談ッ!!
(18/12/12)
大晦日の『RAIZIN』に参加する
矢地祐介
選手と板垣先生が対談だ!
矢地選手は
山本"KID"徳郁
の愛弟子である。
今年早世した山本"KID"徳郁を通して二人が出会ったワケだ。
矢地選手は中2まで野球をやっていて、そのまま総合格闘技を学び始めたそうだ。
日本人だと空手や柔道から総合に行く人が多いんだけど、最近は最初から総合に行く人もいるようですね。
板垣「運動神経の優れている人は打撃を食らった時に脳の処理をするのが速いのか、打たれ弱い印象がある。打たれて倒れないのは大抵はドン臭い選手だから。」
板垣先生のボクシング時代の経験だそうです。
これは実際に殴り合った人にしかワカらん情報ですね。
そうか、運動神経の優れている人には打たれ弱いって弱点があるのか。
刃牙が打たれ強いのっで、鈍感なんだろうな。
ガマン強いというよりニブいのかも。
うん、うん。
矢地「パンチをもらったことは覚えているし、起きてすぐの記憶もあるんですけど、その後がちょっとないですね。リングを降りてから医務室までの数分は覚えていないし、今でも思い出せないです。」
これまた貴重なKO時の体験談だ。
板垣先生も脳震盪あるあるで盛りあがる。
やっぱり板垣先生の戦闘経験はタダ者じゃない。
二人とも山本"KID"徳郁選手の思い出で話がはずむ。
身長なんてハンデにもならない強さとカッコよさがあった人だった。
そして、板垣先生はオーバーワーク論を提唱する。
普通なら努力しすぎてオーバーワークしても結果が出ないし、逆に故障してしまう。
だが、なかには人の10倍の努力を許容できる体質の人間もいるはずだ。
なので、試しにオーバーワークをやってみる価値はある!
こりゃ、ジャック・ハンマー理論ですね。
ただ、筋トレは3日おきにやるのが良いというような常識にとらわれすぎるのも良くないというのは、分かります。
プロ野球で言えば、昔のピッチャーは毎日連投しても故障していなかった。
負担が少ないフォームで投げていたのかもしれないが、そういう体質の人も居るという証拠かもしれない。
というワケで矢地選手もオーバーワークに挑戦してみるそうだ。
これで大化けしたら、板垣理論が証明された事になって、どエラい事ですよ!
週刊少年チャンピオン2019年1号
2018年12月13日(2+3号)
第5部 第17話「10万気圧の握力」
(1194回)
第二代 野見宿禰の相撲技でオリバの怪力は封じられた。
そして第二代 宿禰の超握力でオリバのアバラが折られまくる。
技でも、力でも、宿禰が上だった。
この勝負は宿禰の勝利だ。
さらにダメ押しで、あらめて宿禰の強さをアピールする!
決着直前に解説開始だッ!
このタイミングでかよ!?
相撲は短期決戦だから、スキを見て横道に入ることも重要なのかも。
「ネズミとシロナガスクジラは」
「同じ哺乳類」
「ダニとヘラクレスカブトムシは同じ昆虫(むし)類」
「見た目がまるで違う 同一」
サイズが違っていても同類だ!
あ、でも
ダニ
は昆虫じゃない。
たしか小学生の時に教わった大雑把な分け方だと、足が六本あるのが
昆虫
だ。
足が多いクモやムカデに昆虫もふくめて、ざっくり"むし"と言うなら
節足動物
って言いかたが妥当かと。
まあ、言いかたは本筋じゃないんで置いておこう。
見た目が違うけど同じ物もある。
逆に範馬一族は人間と見た目が同じでも中身が違う感じですね。
勇次郎は骨格から違っていた。
刃牙は脳が鬼だし。いや、ホント、なんだよアレは?
石炭とダイヤモンドも炭素でできているから同じだ!
とは言うものの
ダイヤモンド
と
石炭
はけっこう違う。
ダイヤモンドは炭素原子同士が共有結合で強力に結合しているから強い。
石炭はけっこう不純物も多く結合が弱い。
製鉄の観点から言うと石炭を燃料にすると硫黄分が鉄に混入するので脱硫黄の工程が必要になる。
江戸時代までの日本の製鉄は木を使っているので、良質な鉄を生んだ一因かもしれない。
鉄の質が良いから日本刀の切れ味も生まれたのだ。
ダイヤモンドと石炭の違いも、置いといて……
宿禰は石炭を握り、ダイヤモンドに変える!
その圧力はッ!
『実に10万気圧!』
『重量に換算して100トン…………』
宿禰の握力は100トンだッ!
つまり10万kgですね。
オリバの体重が150kgだとすると、667人ぶん重ねたオリバを指の力で動かすことができる。
……さすがに、コレは話を盛っている感じがするな。
とにかく、推定100トンの握力なら皮膚の上から骨をつかむ事ができる!
10式戦車(44トン)
を2両重ねて置くより強い圧力だッ!
もう、骨をつかめるとか、つかめないとかの次元じゃないぞ。
ティッシュを丸めるよりも簡単に人間を丸めることができそうだ。
そんなパワーでオリバを床板に叩きつけた。
コレは間違いなく勝負アリだ。
けっきょく決まり手は不明のままでしょうか。
「手当を」
「内臓 肋骨 頭部……」
「著しく損傷しています」
オリバをきっちり倒した宿禰は相手を気づかう余裕すら見せるのであった。
板の間に叩きつけたので、板が破壊されることでダメージが緩和したようだ。
地面なら死んでいた。
そう宿禰は言う。
でも、それは叩きつける側のサジ加減でなんとかなるよね?
肋骨折った時点で、ダメ押しは不要だと思うぞ。
どうも宿禰には、人体を破壊したいという欲望があるようだ。
自分が100トンパワーを身につけてしまったと自覚した宿禰は、なにかを破壊せずにいられないのかも。
第二代 野見宿禰は、さわやか良い人っぽさをアピールしている。
だが、その行動は徹底的な破壊だ。
もうすこし軽く済ますことができたのに、攻撃のチャンスを見逃さない。
そのうちに、初代・野見宿禰のように相手を絶命させるかも。
おもったより邪悪な雰囲気もある宿禰だが、まだまだ強き者と戦いたそうだ。
次に戦う相手は誰だ?
いきなり刃牙か?
とりあえず来週はチャンピオンが休みで、次号はバキ道も一回休みで、代打の疵面が読切りだ!
聖夜に裸体の男同士が相撲で もみあうチャンスだったのに残念です。
・
新装版バキ17巻「REVENGE TOKYO No.5 柳龍光」感想
(18/12/20)
新装版バキのオマケ漫画「その後の死刑囚シリーズ」も最後だ!
トリを飾るのは柳龍光である。
死刑囚の中でもダメージの大きい人なんで再起不能どころか死亡説まで流れた柳ですが「バキ外伝ゆうえんち」
5回
にて生存が確認されました。
それどころか、復讐の火が消えていない。
だが、17巻「REVENGE TOKYO No.5 柳龍光」では明確に復活して、脱獄までしちゃった!
本部に斬り落とされた右手にはカギツメ状の義手がつけられている。
勇次郎に砕かれたアゴは半分アクリルの皮膚となっていた。
「ゆうえんち」ではアゴが完全に砕かれていたようだ。
その後に義手ならぬ義アゴをつけたんでしょうか。
しかし、透明なアクリル製かよ。
第一次世界大戦では銃の発達で身体を損傷する兵士が大量に出て、顔にとりつけるマスクとかも開発された。
白黒フイルムで見る限りは、そこそこ自然な感じだったんですが、柳の透明マスクってなんだよ。
なんか恐怖を強調したい欲求でもあるんでしょうか。
まるで植物のように動かず反応の無かった柳だが、普通病棟への移転時に牙をむく。
ほんの数瞬で5人を破壊し、姿を消す。
手負いの猛獣・柳龍光が解き放たれた!
他の死刑囚たちは まだ獄内だが、柳が一番乗りだ。
殺された看守たちですが、まるで爆発したような傷をしている人がいる。
これは柳の新技なんだろうか?
毒手を失った猛毒柳は新たな武器を手に入れたのかも。
脱獄した柳はどこへ行く。
だれに会いに行くのだろう。
やっぱり売り出し中の第二代 野見宿禰か?
でも、宿禰のぽっちゃりモチ肌に空掌を仕掛けても効かなさそう。
肉をエグりとる前に抱きつかれて、サバ折りで倒されそうだ。
無難に、まずは本部以蔵を狙うのが吉か?
週刊少年チャンピオン2019年2+3号
・
追記
(18/12/26)
今年最後のチャンピオンですが、バキ道はお休みです。
どうも相撲編に入ってから休場が多いですね。
それもまた相撲らしさなんだろうか?
パワー代表のオリバが倒された。
そうなると宿禰の次の相手は技術系だろうか。
烈海王が健在ならここで名乗りを上げそうなんだけど……
技術系なら渋川剛気の出番だろうが、あえて違う人を予想して見る。
鎬昂昇なら組みあったゼロ距離からでも紐切りで攻撃できるかもしれない。
かつて力士を倒したゲバルと言う可能性もアリか?
あとは復活のジャック・ハンマーに期待したい。
ジャック兄さん、現在2連敗でいいとこ無いんですよ。
復活の機会を上げて欲しい!
あとは本部も候補にあげて良いんだろうか。
武器を使えばスゴく強いと評判の本部以蔵ですが、土俵に武器を持ちこめない。
歯に硫酸のカプセルとかを仕込む技があるから、それで戦えば良いのかも。
でも、本部の事だし、アレをやっちゃうんだろうな。
本部、また小指を取って敗れる!
スポーツ新聞の見出しになりそうな負けかたをしそうで心配です。
週刊少年チャンピオン2019年4+5号
・
追記
(19/1/9)
二代目宿禰がオリバに圧勝した!
という事で、次の対戦者は誰だ状態ですね。
オリバと言う一流の素材をかなり雑に噛ませ犬犬化させた感じがするので、次の犠牲者が気の毒な予感がしますが。
チャンピオン6号は「ボスレノマ 囚人リク外伝」「マウンドの太陽」「アカトラ」が感動の最終回だ。
一週で三本も最終回とは、かなりの異常事態ですね。
でも、新連載が始まるには、なにかが終わる必要がある。
噛ませ犬は必要なのだ。
ちょっと悲しくもありますが。
ところで、宿禰は大相撲じゃない相撲みたいなんだけど、大相撲との関りとか確執とか出てくるんだろうか?
そもそもスクネの所属する相撲団体って何なんだよ。
山中にこもって密かに相撲を伝えてきた一族なのか?
隠れキリシタンが世界遺産になるんだし、隠れ相撲も世界遺産を狙えるかも!
というワケで、国宝を超える世界遺産として隠れ相撲がいつか姿をあらわすかもしれない。
2019年1月10日(6号)
第5部 第18話「結髪(けっぱつ)」
(1195回)
第二代 野見宿禰は100トンの超握力でオリバの肋骨を折り倒した!
パワー系の代表者オリバを圧倒する荒ぶる怪力である。
この怪物と次に戦う相手は、誰だッ!?
と言うワケで宿禰は身だしなみを整える!
自分で髪を結上げるのだッ!
13ページにわたって結うッッ!
ッッ! 13ページ!
1話20ページの実に65%だ。半分超えてる!
人体にはおよそ60%の水分が含まれていると鎬紅葉が言っていたが、それより多い。
プルンプルンのタップタプだ!
済まそうと思えば2ページ以内に納められただろうに13ページだよ!
ギャグ漫画はページが少ない。今週の浦安鉄筋家族は12ページだった。
浦安鉄筋家族を超える結髪(けっぱつ)だ。
贅沢すぎる結髪(けっぱつ)シークエンスに、妖気と言うか狂気すら感じる。
神をおろすのには、こういう儀式が必要なのかもしれない。
結髪した宿禰は邪を払うパワーに満ちているのかも。
いやでも、13ページですよ。
5ページ目ぐらいで正気に戻らなかったのだろうか?
とにかく、野見宿禰は常識を遥かに超えた存在のようだ。
……13ページも。
のこり7ページで元横綱 金龍山が登場だッ!
最大トーナメントに出ていた時は金竜山だったんですが、竜が龍になっていますね。
貴ノ花が
貴乃花
に改名したように、どっかのタイミングで改名したのかも。
金龍山はとっくに引退していたらしい。
顔もちょっと老けました。
最大トーナメントで17歳だった刃牙は18歳になっている。
だが、金龍山はもっと年を取っているようだ。
時間の進みが微妙に違うんだろうか?
それとも、金竜山と金龍山は別人だったりして。
金龍山は徳川邸に来ている。
相撲協会から退職した金龍山は、協会と喧嘩をすると言う。
世を乱す気配に徳川さんの口元がゆるむ。
金龍山は現役時代に「ガチ横綱」と呼ばれていた。
「威厳に満ちた」
「誇り高き称号じゃ」
徳川さんも絶賛している。
妥協できない横綱として活躍していたようだ。
そりゃ、相撲の強さを証明するため最大トーナメントに出場しちゃう人なんだから、ガチな人だよな。
そんなガチな金龍山が相撲協会と喧嘩をするらしい。
最近の相撲協会にガマンならないのだろうか。
相撲協会にも問題はあるだろうが、金龍山のかたくなな考えも危ういような。
相撲協会と喧嘩をする気の金龍山は、宿禰を切り札にするつもりらしい。
てっきり宿禰はまた地下戦士と戦うのかと思っていたが、違うのか!?
現代の大相撲に、古代の角力(すもう)で挑む。
金龍山の狙いは、なんだ!?
ひさしぶりに登場の金龍山は引退していた。
最大トーナメントで勇次郎にやられた傷が選手寿命を縮めたのかもしれない。
もし金龍山がもっと長く現役を続けていたのなら、理想の相撲道を土俵の内で実現できたかも。
だが、引退した身だから、刺客を土俵に送りこむ役割をするのだろうか?
最近の大相撲の問題といえば、日本出身力士の衰退だ。
少子化だから競技人口が減って、質・量が落ちるのは仕方がない。
だからこそ、強い日本人力士を送りこんで相撲を取りもどす気か!?
この流れだと、金龍山vs相撲協会に宿禰が関わっていくことになる。
刃牙も乗りおくれずに参戦するのだろうか?
金龍山からの刺客力士・野見宿禰、範馬刃牙、花山薫、渋川剛気、本部以蔵とかどうでしょうかッ!
と言うような感じになったりして。
烈海王は一時期ボクシングに挑戦していた。
今度は刃牙が相撲に挑戦だ!
でも、花山は刺青がNGすぎる。アレはちょっと放送できない。
渋川さんは、新弟子検査に受からないし、年齢がちょっと……
本部は、また小指とって不覚を取りそうだ。
このメンバーじゃ、ちょっと厳しいか。
とにかく、野見宿禰が次に戦うのは相撲協会だ!
それにしても、13ページとは……
相撲と同じで、闘っている時間より、仕切りまえの時間のほうが長いってことかも。
・
追記
(19/1/16)
先週は13ページの結髪(けっぱつ)にツッコミ疲れたのかスルーしちゃったんですが……
ご老公の言う「世界最大の格闘技組織」は、どこだって話ですね。
経済規模や競技人口を考えるとボクシングだ。
ただ、ボクシングは団体がいくつもあって一枚岩とは言い難い。
それでも世界最大候補と言えるだろう。
柔道とレスリングはオリンピックの正式種目であり、参加国はボクシングに匹敵している。
規模は充分だがプロ団体が無いので、盛りあがりに欠けるかも。
宿禰が参加することを考えると、ボクシングはちょっとムリっぽいかも。
ヘビー級王者に日本人が輝くという妄想は面白いかもしれないが、打撃のみだと難しそうだ。
そこへ行くと柔道とレスリングなら相撲のままで戦えるかもしれない。
あとは、空手ですね。
バキ世界の空手・神心会は100万人の会員を有する暴力組織だ。
その気になったら素手でクーデターを起こせるかもしれない。
バキ道になってから独歩が相撲推しをしていた。
まさか神心会と相撲スクネ軍団との勝負が始まるかもしれない。
いや、でも、誰得だよ。
確かに面白いかもしれないが、金龍山はナニが得になるのかワカらん。
それを言っちゃうと、ボクシングだろうか柔道だろうが、ケンカを売る必要ないんだよね。
ボクシングが相撲をバカにしたり、噛ませ犬にしたりしていなんだし。
世界最大だとデカい顔しているからムカつく、ってだけでケンカ売るのはちょっと理不尽だ。
そういう理不尽でムチャクチャをやるから相撲協会から出たと言うのなら、筋は通りますが。
ただ、この展開だと過去の強キャラが順番に噛まれていくという不幸が起きないので、良いのかも。
週刊少年チャンピオン2019年6号
2019年1月17日(7号)
第5部 第19話「金竜山の妙案」
(1196回)
あの本部以蔵を倒した事のある元横綱・金竜山は相撲協会を脱退し、喧嘩を売るつもりだ。
第二代 野見宿禰の存在があったからこそ、この喧嘩を考えたらしい。
いったい金竜山はナニに憤りナニを破壊するつもりだろう。
そして、前回は金龍山だった名前が金竜山に戻っている。
あと、主人公の刃牙がすごい置いてきぼりだよね。
「あなたは威厳に溢れた横綱でした」
「
きれい
な相撲でした」
宿禰は金竜山の相撲をほめる。
威厳に溢れ、きれない相撲だ。
相撲は格闘技であり興行であるのだが、神事でもある。
威厳とかキレイさは 神事にこそ必要なのだろう。
そうなると、第二代 野見宿禰の所属している相撲組織がやっぱり謎だ。
興行をやっている大相撲とは別物っぽい。
古来より神事のみに特化した相撲をやっている集団なんだろうか?
どうやって収入を得て生活しているのだろう。
ガチ横綱と呼ばれていた金竜山は、一切の手心無しのガチ相撲をしていた。
シンプルでディープな相撲が金竜山の相撲なのだ。
そんな金竜山が相撲協会に喧嘩を売るという。
相撲にナニを起こそうというのか?
「威厳を取り戻す」
「真なる國技の発揚です」
ワカらんッ!
現在の相撲には威厳が無いから、叩き直すってことか?
わざわざ脱退して外部からやる必要があるとは思えない。
内部からでは改革できないから、外部から叩くって事なんだろうけど。
とにかく金竜山の妙案が発動される。
その策とはッ!
路上で、宿禰と力士を闘わせるッッ!!
み、妙案なのかァ〜〜?
夜の路上で、多くの人が見守る中、宿禰は大関に勝負を挑む。
ストリート相撲ファイトだ!
大勢の前で大関に恥をかかせるのが金竜山の妙案なんだろうか?
とにかく待ったなしの死闘・相撲バトルが始まろうとしている。
宿禰はいかに大関を辱め、その結果」なにが起きるのか?
次回へつづく。
金竜山の計画は不明だが、とにかく時間いっぱいで立ち合いが始まってしまった。
この勝負、ケンカで勝っても意味がない。
力士がケンカに負けても、相撲じゃ無かったからと言い訳ができる。
なので、完全勝利のためには相撲で勝たないとダメだ。
拳での打撃や寝技を使わず、あくまで相撲で大関を倒す。
今回の特殊性は土俵ではなく、路上での勝負と言う点だ。
土俵が無いので押し出し(場外負け)が無い。
押し出しではなく、相手を倒すこと今回の勝利条件ですね。
日本の相撲はもともと土俵がなく、倒したら(地面につけたら)勝ちというルールだった。
土俵ができて押し出しと言う決着が加わったのは江戸時代だ。
これにより相撲は新たな技術体系が生まれる。
宿禰の相撲が古来のものであるなら押し出しの無い路上の相撲は得意なのかもしれない。
また、路上で行う『辻相撲』は昔から流行っている。
鎌倉時代に鎌倉市中での辻相撲の禁止がされており、禁止したってことが流行っていたことの証明だ。
辻相撲は偶発的に群衆が娯楽として相撲をとるものらしい。
『徳川光圀も、若いころたびたび辻相撲に参加し、したたかに投げられて気絶したりしたことが、光圀の侍医であった井上玄桐の『玄桐筆記』という書物に記されている。』
(
大相撲の歴史
)
宿禰の相撲が神話の時代からつづく古流の相撲なら、辻相撲こそホームグラウンドだ。
まさに自分の土俵で闘うってヤツですね。
地の利を得た宿禰が有利だろう。
だが、この勝負がどう「真なる國技の発揚」につながるのか?
大関よりも強い力士として宿禰を売り出し、ボクシングや柔道などの他分野でも勝利して、スモウ・イズ・ナンバーワン! を世界にアピールするのかも。
しかし、金竜山は、どういう関係で宿禰と知り合ったのだろう。
大相撲と宿禰の相撲にはちゃんと交流があるのか?
でも、今回の相手である大関は宿禰のことを知らないようだ。
相撲には、横綱にならないと教えてもらえない秘密があるのかも。
とにかく、元横綱・金竜山の妙案に期待するしかあるまい。
微妙な案で終わらないことを祈ろう。
・
バキ原画展+サイン会 感想
(19/1/23)
現在、池袋マルイ 7階イベントスペースで『
バキ原画展
』が開催されている!
と言うワケで見に行きました。
これから行く人や、行けない人向けに見どころと感想を書きます!
『グラップラー刃牙』から『バキ』の原画が展示されています。
まずは『グラップラー刃牙』ですが、刃牙が炭酸ぬきコーラを飲んでオイオイと言っている二人組のページがある。
このオイオイな二人組左の人の表情が修正されていた。
アレは、こだわりの表情だったのだ!
初期のグラップラー時代は鉛筆で下書きをして普通にペン入れ仕上げという制作をしている。
それが板垣先生は途中から印刷に出ない青鉛筆で下書きするようになった。
さらにページをコマごとに切ってペン入れの終わったコマから仕上げをして最後にテープで止めるという荒業を使うようになっている。
えんどコイチ
『ミラクルとんちんかん』の漫画の鉄人エピソードでも同じ技法を使っていたので、たまに使われる技法なのかも。
青鉛筆になってからは下書きの線が残っている。
それでわかるのが下書き線の少なさだ!
ほぼ一発描き!
板垣先生の作画力はけっこうスゴい!
範馬勇次郎の顔トーンは金属のような光沢ということで、メタルという指定をするそうだ。
原画展では、実際に「メタ」と指示の入った原稿がある。
「ル」が無いけど、これが生メタル指定か!?
あ、あと枠外に「ヒゲ」とか指示が書いてあって、ヒゲ書き忘れたんだろうなとか思えてしまう。
こういう原画を見ると、やっぱ生原稿は細かい作業が伝わってくる。
作業を電子化しちゃうと、原画が無くなるのがちょっと残念ですね。
トーンのスゴい重ね貼りとか本当にスゴい!
最近はバキ道も作業が電子化し始めているらしい。
この大変そうな作業の証拠と途中経過が確認できなくなるのは残念かも。
本部が柳の右手を切り落とすシーンは、雑誌でもコミックスでも印刷しきれていない感があった。
原画はすごく良いぞ!
この迫力が印刷に出にくいのは残念だ。
あと、本部は他の人に比べて顔の下書き線が多い。
ヒゲとかあるし、難しいキャラなんだろうか?
で、板垣先生のサイン会もあったので整理券をもらって二連続で池袋へ。
サインを書いてもらっている間にちょっと話ができたので、簡易化して再現します。
Q:アニメ見て思いだしたんですけど、範馬勇次郎が世界中にバラまいた種って出てきますか?
A:言ってたね! いつ出てきてもおかしくないね。
Q:範馬勇一郎ってまた出てきますか? まだまだ強そうな気がするんですけど。
A:彼は柔道家だよね。
Q:木村正彦さんがモデルですか?(話をそらしたと感じたが、柔道だから相撲には不向きとか? あとで柔道編やる気とか? そいう言えない思惑があるのかもしれないので、追及しないで話をそらしたという点だけチェックしておこう)
A:そっくりだね!
範馬勇一郎のその後はしばらく出てこなさそうだ。
勇次郎の種は開花するかもしれない。
板垣先生は、こんな感じで雑談にも応じてくれるのだが、、席が遠かったので他の人と何を話しているのかほとんど聞きとれなかった。
わかる範囲だと、ジャイアント馬場さんの偉大さを説明していた。(相手は女性)
あと、ファッションに質問があるんですが、と始まり……なんで黒い服なんですかと質問されていたが、回答は聞こえなかった。(これも相手は女性)
バキを読んで強くなりたくなったという人がいて、武道を習ったのか、相手に腕をつかまれた時の対応の話をしている人がいた。
板垣先生が立ち上がって実演する!
相手の手首を板垣先生が握るが、その人は上手く制することができない。
こうするんだよ、と板垣先生が自分の手首を握らせると、手首をひねって相手を制し、ヒザをつかせる。
そのまま膝蹴りのモーションを見せる。
見事な、少林寺拳法の動き!
踊りじゃないぞ! 親の仇だと思え!
やっぱり板垣先生はタダ者じゃ無い。
週刊少年チャンピオン2019年7号
2019年1月24日(8号)
第5部 第20話「肩甲骨」
(1197回)
第二代 野見宿禰を使用(つか)い金竜山は相撲協会に喧嘩を売る!
なんのため!? どうやって!?
などの謎は置いたまま、宿禰は路上で大関にケンカを売るのだった。
いや、ケンカではなく辻相撲だッ!
(辻斬り的な感じで)
大関は浴衣の上をはらい、上半身裸になる。
太い! 毛深い! まさに力人(ちからびと)だ!
いや、毛深いのは関係ないか。
ちなみに力士は毎日ぶつかり稽古をするので、体毛がこすれて自然と脱毛状態になるらしい。
この毛深い大関は組まない押し相撲を得意としているのかも。
宿禰と大関の立ち合いを止めようと6人の警察官があいだに入る。
だが、宿禰も大関も超重量級の怪物だ。
警察官ていどじゃ止めることはできない。
これは警察官と言うより自衛隊を呼びたい相手だ。
戦車もってこい、戦車ッ! それでも負けそうだけど。
大関は地面がコンクリートだが相撲をするのかと問う。
かつて本部以蔵が範馬勇次郎にケンカを売った時を彷彿させる問答だ。
「柔術家を相手に地面(した)がコンクリートだと怖いか」
(
G刃牙6巻
49話)
ちなみに本部は、自分が地面に叩きつけられることになる。
大関にも不吉な予感がするぞ。
ついに本気の大関がぶちかますッ!
相撲のブチカマシは交通事故に匹敵する衝撃があると言う。
だが宿禰はそのブチカマシを胸で受けた。
足を滑らせながらも、見事に止める。
宿禰が オリバのタックルを止めた時は威力を殺しているようだった。(
13話
)
だが、今回は足を滑らせている。
やっぱりブチカマシは力士のほうが強いのだろうか?
全力ブチカマシを宿禰に止められてしまい、大関は冷や汗を流す。
肌を合わせた事で、宿禰の超肉体に恐怖を感じたのかもしれない。
宿禰は大関のブチカマシをほめるが、汗も流さず容赦ない反撃にうつる。
オリバの肋骨を掴み折った金剛力で、大関の肩甲骨をつかんだッ!
肋骨の次は肩甲骨かッ!
宿禰は骨をつかむのが大好きだな!
相撲なんだからマワシをつかめば良いのに。
いや、古代の相撲ってマワシをしめていたのか謎だけど。
野見宿禰と當麻蹴速の戦いは試合内容が伝わっているが、服装が不明だ。
古代のレスリングは裸で試合していたらしいが、古代の相撲はどうだろう。
裸を基準に戦っていれば、相手がどんな服装をしていても対応できるのが良い。
なので宿禰一族の相撲は全裸にも対応する全裸相撲なのかも。
マワシの分だけ大相撲より解放的だ!
とにかく宿禰は大関の肩甲骨をつかんだ。
相撲には無い技である。
大関も付き人も未体験の技に冷や汗しか出ない。
宿禰は肩甲骨をつかんで投げをうつ。
大関が頭からコンクリートに落とされるッ!
ああ、やっぱり地面がコンクリートと指摘するのは悲劇フラグだった。
いや、まだ落とされていないが、この状態は死に体だ。
叩きつける直前で止めたとしても、相撲的に敗北している。
相撲で負けたことで大関は面子を失った。さらに命まで奪わなくても良いと思うのだが……
大関の安否やいかに!? 次回へつづく。
やっぱり、安定の強さを見せる宿禰であった。
で、この路上相撲が相撲協会にどんな影響を与えるのだろうか?
現在の相撲はダメ! って所を世間に見せるのが狙いのようだが、どうだろう。
今の相撲を否定するだけじゃ、ダメなはずだ。
新しい相撲という代案を見せる必要がある。
大関を倒した宿禰という新ヒーローを売り出す気か?
金竜山の妙案がまだ見えてこない。
相撲には力士と開催場所と観客が必要だ。
今のところ、どれも足りていない。
新大相撲を立ち上げるにしても、タマが足りない。
そうなると範馬刃牙にもスカウトが来るかも。
いや、来てもらわないと出番が無いぞ。
バキ道がはじまってから、刃牙の出番が少なすぎる。
スタートから いきなり主人公放置ってのは主役にキビしい。
来週はバキ道が一回休みで、再来週から再開だ。
はたして刃牙に出番はあるのか?
そして金竜山の妙案は、本当に妙案なのか?
実はあまり深く考えていなかったって事がなければ良いんだが。
・
大塚明夫氏+津田健次郎氏トークショー
(19/1/30)
今週の『バキ道』はお休みです。
と言うワケでもないですが、『
バキ原画展
』で開催された大塚明夫氏+津田健次郎氏トークショーのレポートを書きます。
TVアニメ『バキ』で範馬勇次郎を演じた大塚明夫氏とシコルスキーを演じた津田健次郎氏が、バキの裏話をする!
実際は司会者を含め三人が喋っているので、話が飛んだり それたりしていたんですが、その辺はまとめて雰囲気を伝える感じで書きます。
司会者の紹介で津田健次郎氏、大塚明夫氏の順で出てくる。
大塚さんはなぜかスキップで登場し、裏声で自己紹介だ。
となりに『モブサイコ100』のイベントもあったんですが、大塚明夫氏演じるエクボ風の裏声でした。
まずは、好きなセリフやシーンと演じるうえでのエピソードを順番に語る。
津田さんはシコルスキー役なのだが、原作を知っていたので末路を思うと可哀そうだと。
それでも、初登場時は自分こそ最強と言う気持ちで演じた。
シコルスキーの全盛期は猪狩との戦いなので、その後が切ない。
なので、好きな場面は猪狩のあたり
他の死刑囚は過去があったり、交流があったり、救いがあるんだけど、シコルスキーには何もない。
うらやましい。いいな〜、オレもキャンディー欲しいな〜
シコルスキーの声でそんなこと言うから会場大爆笑でした。
この台詞は録音して待ちうけにしたいほどの威力だ。
司会者に最後のほうのシコルスキーは悲鳴しか上げてなかったですね振られる。
しかもトドメは(ガイア役の)村瀬でしょ。
あ〜、オレ、村瀬にヤられちゃうんだ〜って。
せめて(ジャック役の)三宅くんなら良かったのに。
などと言いつつ津田さんは、特につらかった事もなく楽しくシコルスキーを演じさせていただきましたと言っていた。
これは何度か言っていたので、本当に楽しく演じていたのだろう。
キャラクター的には不遇だったが。
今度は大塚明夫氏が話す。
地上最強の生物・範馬勇次郎を演じるにあたり、最強っぽさをどう出せばいいのか悩んだ。
男塾で言えば江田島平八みたいなもんですよ。
郷里さんが演じてらした。
「ワシが男塾塾長、江田島平八である!(※ モノマネ)」
宇宙空間でも息止めていれば大丈夫とかいうムチャクチャな感じで。
それと刃牙に対する父親としての思いもあるようだし。
刃牙を演じる信長君とはちょうど親子ぐらいの年齢差……。
信長君っていくつだっけ? 30ちょっと前? それぐらい?
私は今年年男なんで、じゃあやっぱり親子ぐらいの年齢差だ。
その辺の親子の情がある感じで。
刃牙に対する思いもあって「色を知る歳か!」は好きなセリフです。
でも、あれ、どういう意味で言ってんのか分んないんだよね。
往来のど真ん中で仁王立ちだし。
すぐ後ろで見ていたのかよとか。
司会者が原作でも議論を呼んだセリフで、成長に対する感慨なのか、その年で彼女作ってうらやましいって感情なのか、と言う。
大塚「いや、嫉妬は無いよね。世界中に子供作ってんだし」
大塚「あげくに初体験の現場にも乗りこんじゃうしね」
津田「いや〜、あれ、本当になにしに来たんですかね」
大塚「本当に分かんないよね」
大塚「この作品は今どき珍しく大御所がいっぱいいて、楽しかったですね。
昔は待ち時間にみんな雑談してにぎやかだった。
最近はみんな黙って椅子に座ってお通夜みたいな状態でちょっと寂しい」
大塚「ドリアンが最初に絡む話は別件があったので銀河さんは別撮りだったんですが、いきなりあの声で「ごめんなさいね〜(ちょっとモノマネ)」って流れて、みんなびっくりしてスっ転んでました。
津田「本当に男臭い現場だったので、女性一人の雨宮テンちゃん(※ ママ)は端っこにちょこんと座ってましたよ。
そろいもそろって、低音ザラザラ5種類そろえましたみたいな配役で。
新キャラが出てくるたびに低音役者さんが足りないとボヤいていましたよ」
作中の名台詞を生アフレコする!
スケッチブックに書かれた候補3つの中から拍手の大きい物を選んで声を当ててもらう。
シコルスキーは
「試合とは〜」
「5人とも喰っちまおうか〜」
「最強と最自由を〜」
津田「(前2つは)シコルスキーの全盛期で輝いてましたね〜。
しかし、喰っちまおうって、BLじゃないんだから(笑)」
「喰っちまおう〜」と「最強〜」が競って、僅差で「最強〜」になる。
けっこう長いセリフだけど、どこで息継ぎしているのかも不明になめらかで、しかもスゴい声量でさすがプロ!って感じでした。
勇次郎は「飽くまで喰らえ〜」「メスとして己を高めよ」、もう一個は忘れました。
「飽くまで喰らえ〜」のスケッチブック2ページにわたる長台詞に、出た瞬間から笑いが起きる。
大塚「色を知る歳かは無いの?」
「メスとして〜」に熱烈な拍手をした二人がいたものの「喰らえ」に決定する。
大塚「何を言っているのか意味わかんないよね、これ。
途中で笑っちゃったらごめん。」
と言う大塚さんだが、読む前から吹いてしまい、なかなか演じに行けない。
結局後ろを向いて観客を背にした状態で言う。
こちらも途切れることなく迫力満点のアフレコだった。
全然笑っていない。さすがプロの仕事!
最後はアニメ・バキの宣伝を。
両氏が特典の板垣先生描きおろしSAGAポスターを取りだす!
「大丈夫、大事なところは隠れています!」
ざわめく会場。
「オーディオコメンタリーでは、SAGAの回を信長くんと雨宮さんがコメントしています」
謎のSAGA推しであった。
さらに銀河万丈さんの「人生(ラヴィ)〜」も収録されている。
アニメが売れれば、続編もバキ道もアニメ化するかもしれないので、みなさん買ってね!
と言う感じで、約一時間のトークショーは終了する。
両氏とも気さくでサービス満点の楽しいトークショーでした。
・
追記
(19/2/6)
バキ道では刃牙のことを放置して宿禰+金竜山が相撲協会にケンカを売っている。
いっぽう、現実の大相撲では激しい動きが生じている。
板垣先生も気にしていた稀勢の里はケガから回復しきれずに引退した。
玉鷲は34歳2カ月で初優勝して、しかも千秋楽の朝に長男誕生と言う二重にめでたい状態だった。
でも、ちょうど同じタイミングでアイドルグループ嵐が活動休止を発表して、ぜんぜん話題にならない。
バキ道でも同じようなことになるんだろうか?
現役大関が辻相撲で負けたという衝撃のニュースが、人気アイドルグループの活動休止を発表と被って、ほとんど報道されなかったり、とか。
そうなると、相撲協会が不名誉な事件をもみ消すため人気アイドルグループを活動休止させたという裏が出てくるかもしれない。
世界最大の格闘団体・相撲協会はツッパリ一発でアイドルグループの存在を消すこともできるのだ!
実際に路上で大関を倒して相撲改革になるのだろうか?
金竜山の計画は難しすぎる。
というか、あまり考えずに見切り発車しちゃった感じなのかも。
いえ、金竜山の話ですよ。
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