今週の『ゆうえんち −バキ外伝−』(151回〜160回)感想

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2021年6月26日(30号)
第151回 終の巻「獅子の門」

 夜の格闘遊技場"ゆうえんち"の主催者・蘭陵王はウワサ通りの実力者だった。
 ゴブリン春日を圧倒し、愚地独歩と互角以上に闘い、ライオンを一撃で倒す。
 この蘭陵王と葛城無門は闘うのか!?

 蘭陵王がライオンを倒した技は、片手無寸雷神だ!
 以前に蘭陵王の家で、無門が水槽の魚ピラルク相手にやった技である。(ゆうえんち2巻 42回
 動かない水槽では無く、動いているライオンに決めやがった。
 恐るべき手練れだ。

 無寸雷神は相手の頭を両手で挟んで発動させる。
 相手に触れた状態から打撃を打ち込む寸勁に似ている技だ。
 無寸雷神の理合(技の原理)は、打つタイミングを左右でわずかにズラす所にある。
 左右から襲ってくる衝撃が、わずかにズレると、頭の中で脳が激しく左右に振動するのだ。

 と言うのが無寸雷神なのだが、これを片手で打つ、と。
 理合としては、片手で打てないハズだ。
 片手だと一方向に振って終わりだ。
 なので、この技は片手の無寸雷神では無く、中国武術・南派の技のような浸透なのかも。
 あるいは、素早く2回打って振動を起こしているとか。

 蘭陵王の技前を見て、葛城無門は片手無寸雷神は"地上最強の生物"とやらにも通用するのかと、妄想してしまう。
 地上最強の生物ッ!
 先ほど独歩が言いかけた言葉にきっちり反応していた。
 この場は聞き返しにくい空気になっているけど、無門がその気であれば、いつか情報が伝わるだろう。

 そう、その気なのだ。
 葛城無門は、戦士の道を歩もうとしている。
 神奈村正介と闘ったのは自衛のためだった。
 松本太山に稽古をつけてもらったのは、自由であるための強さが欲しかったからだ。
 その松本太山が柳龍光との死闘で重傷となり、無門と徳川光成の約束を果たすため無理をして死んだあとは、ケジメとして柳龍光を追った。
 そして、柳龍光を倒した今、もう闘う理由は無いはずだ。
 だが、無門は闘おうとしている。

 蘭陵王、愚地独歩、柳龍光、神奈村狂太、久我重明、地上最強の生物、松本太山……
 みんな闘う人生を選択した人間たちだ。
 無門も、同じ闘争の世界に入ろうとしている。
 それを蘭陵王も見抜いていた。

「まさか、断るなんてことは、もう、できないよねえ」

『「だって、きみは、もう、今夜、こっち側の世界に足を踏み入れてしまったんだから――」
 言われた瞬間に、無門には、その言葉の意味がわかった。
 自分が、この日、その門をくぐってしまったことを。』
『獅子の門を――』

 獅子の門かッ!
 闘争の人生を選択した者が住む世界へ入るための門――獅子の門を、葛城無門もくぐった!
 5人の少年が(一人だけ年くってるけど)闘争の道へ進むと決意するまでを描いた格闘小説が『獅子の門』だ。
 いわば葛城無門は第6の少年ってワケだな。
 ならば、この場に『獅子の門』の登場人物であり、作中最後の闘争をした久我重明がいる事にも大きな意味がある。
 6人目の少年が誕生した瞬間に立ち合ってくれていたのだ。

「あ、こりゃあ、いかんわなあ。そうかい、あんた、ついにこっち側に来ちまったんだなァ……」

 独歩は無門の顔が変貌(かわ)ったことに気づき、少し悲しむ。
 自分がいる世界だ。
 悪い世界だとは思っていまい。
 だが、10代の若さで入門する世界なのか?

 独歩にも思うところはあるのだろう。
 いつか、養子であり無門の実弟でもある愚地克巳にも同じことが起きるかもしれない。
 未来に起きるであろうイベントの先行上映ってところだ。

 独歩は無門へ先輩としてのアドバイスをして、餞別の正拳突きを無門の胸に当てる。
 神の拳が、無門の疲労や痛みを弾き出した!
 そんな事までできるのかよ!
 さすが武神・愚地独歩だ。

 もはや坊やではない。
 ひとりの戦士・葛城無門だと独歩にも認められた。
 すべての重荷を捨てた葛城無門は自由意志で獅子の門をくぐる。
 ここまでが葛城無門の復讐の旅であり、ここからが闘争を求める放浪の旅だ。
 ああ……、名残惜しいけど最終回が見えてきた……

週刊少年チャンピオン2021年30号
週刊少年チャンピオン2021年30号


2021年7月4日(31号)
第152回 終の巻「今夜、まだ、見せていない技」

 葛城無門は戦士としての人生を歩むため、獅子の門をくぐった。
 まずは最初の相手として蘭陵王と闘う。
 これが"ゆうえんち"ラストバトルにして、無門の闘争人生ファーストバトルだ!

 無門は周囲の人間の呼吸を感じる。
 愚地独歩は太く、久我重明は黒く、蛟黄金丸は蜘蛛の糸のようで、黄海王は薄い刃物のようだ。 太いのはともかく、黒いのか!
 さすが久我重明ッ! なにもかもが、どんどん黒くなっていく。

 蘭陵王は気息を感じさせない。
 静かな足運びなど気配を消す技術に長けているのだろう。
 サーカス出身で派手な技が多い無門とは対照的な相手かもしれない。
 無門にとって相性が良いのか悪いのか、まだ わからないが。

 ゴブリン春日に左足の靴を破壊された蘭陵王は裸足になっている。
 両手は人差し指と中指を立てた握りだ。
 武侠小説で言うところの剣指の握りである。
 修験道の神である蔵王権現も左手が同じ握りである刀印だ。

 蘭陵王は5kgぐらいある衣装を着ている。
 動きにくく無駄なだけで不利だ。
 そのせいか蘭陵王は待ちの体勢をとる。
 待っている相手に仕掛けるのは危険だ。
 無門はそう考えて蘭陵王を観察する。

 あいかわず無門は冷静だ。
 義父・加奈村正介を倒した時は、計画をたてて辛抱強く準備した。
 地道な鍛錬ができる性格をしている。
 今後の闘争人生でもやっていけそうだ。

 無門は蘭陵王が出血している事に気がつく。
 ゴブリン春日が蘭陵王のヒザに組みついたときに、肉をむしり取っていた!
 超握力による肉むしりはゼロ距離からでも可能な必殺技だ。
 打撃よりも、組み着いた時のほうが強さを発揮する。
 もし、ゴブリン春日が柳龍光と闘っていたら肉むしりと空掌でエグりあっていただろう。

 さらに独歩の正拳突きで、蘭陵王は顔面のどこかから流血していた。
 ライオンが蘭陵王を襲ったのは、蘭陵王のほうがダメージを負っていたからだ!
 群れの中から弱った獲物を見つけ出して襲うのがライオンである。
 二か所の流血がライオンの弱者センサーに反応したのだろう。
 あと、独歩は虎殺しなので動物に強いってのもあるんだろうな。
 そりゃライオンもよけて通る。

 ライオンが蘭陵王を襲った理由がコレか!
 気絶しているゴブリン春日に行かないあたり、空気が読めるライオンである。
 ゴブリン春日はダメージが大きいけど出血量が少ないのでライオンの優先順位が低かったかもしれないが。

 このライオンは無門と同じ水野サーカス出身だ。
 ちゃんとエンタメを理解しているのかも。
 というか、葛城無門の義父・加奈村正介を食い殺したライオンだから無門とは因縁が深い。
 無門は、その辺に気がついているのだろうか?

 どちらにしても、ゴブリン春日も愚地独歩、さすが怪物たちだ。
 きっちり蘭陵王にダメージを与えていた。
 だが、無門だって無傷ではない。
 独歩に回復してもらったが、それも一時的な物だ。
 無門は自分から攻めるべきだと判断する。

『今夜、まだ、見せていないやり方、技、それがあるか。
 ある。』


 無門には、まだ引き出しがあった!
 だが、蘭陵王が先に仕掛けてくる。
 人差し指と中指、左右の二本の指で突いてきた。
 無門は、なぜかこの攻撃がかわせない。

 どうも、二撃目が避けられないようだ。
 フェイントなのか?
 気息を感じさせない蘭陵王だから気配を殺しているのかも。

 さらに蘭陵王が攻撃を仕掛ける。
 無門はまた当てられてしまう。
 右腕の同じ場所を打たれ、右腕が痺れた!
 剣指による点穴(てんけつ)か!?
 蘭陵王はやはり強敵だ!

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週刊少年チャンピオン2021年31号
週刊少年チャンピオン2021年31号


2021年7月10日(32号)
第153回 終の巻「舞天」

 葛城無門は"ゆうえんち"の主催者である蘭陵王と闘う。
 これが無門のラストバトルか!
 無門は手足のスピードを上げて攻撃するが、蘭陵王に当たらない。
 むしろ、被弾している!
 いったい、どんなカラクリなんだ!?

『打たれているのは、攻撃にいった、手や、足だ。』

 理由のひとつがコレだった。
 手足を攻撃しているので間合いを詰める必要もなく、待ちの状態で攻撃ができる。
 相手の手足を狙うのは範馬刃牙がマウント斗羽と闘ったときに見せた戦術だ。
 巨漢相手じゃなくても有効ですね。

 聡明な葛城無門は、もうひとつの原因を感じ取る。
 蘭陵王は体の左右で動きが違う。
 いや、違うのは当たり前だけど、普通の人間は左右の動きが連動する。
 だが、蘭陵王は左右の動きが普通の人のように連動しない。
 そのため微妙に感覚が狂って、動きを読みそこない、攻撃がかわせないのだ。

 攻撃するのとは逆の腕の動きを見て、攻撃を予測する。
 高レベルの読みをする無門だからこそ、こういう微妙な違いでリズムが狂うのか。
 両者ともに高レベルだからこその攻防ですね。
 愚地独歩には有効かもしれないが、ゴブリン春日に効かなかったかも。

 蘭陵王の変則攻撃で無門は両腕にダメージを受けていく。
 点穴を突かれているのか、どんどん腕が重くなっていくぞ。
 無門に充分なダメージを与えたと判断して、蘭陵王が次の技に移る。

「次は、舞天だね」


 事前に技名を言うあたりが親切だぞ。
 いや、これは技名を言うこと自体がフェイントになっていたらしい。
 ブテンってなに?
 と無門は一瞬考えてしまったことで反応が遅れる。

 ならば、技名を言わないでも、なんか相手が混乱するようなことを言えば有効なのかもしれない。
 宮本武蔵の「小次郎、負けたり。勝者がどうして、そのさやを捨てる」も、一瞬意味を考えさせてスキを作ると『大帝の剣』で解説してたし。
「愚地克巳に移植された烈海王の右腕って、結局なんだったんだろう」とか言えば、相手の心を乱せるかも。

 蘭陵王の空中攻撃『舞天』が始まる。
 空中からの攻撃には反撃できない。
 これはゴブリン春日やバランスのいい山本選手がくらった空中殺法だ!(ゆうえんち148回)

 体調万全の無門であれば、なんとかなったかもしれない。
 だが、今の無門は両腕にダメージを受けて、腕の動きが鈍い。
 このままではゴブリン春日と同じ攻撃を喰らってしまう。
 だが無門はここで閃く!

 サーカスで得た、この技だ!
 自ら倒れこんで、仰向けに寝る。
 そして、落ちてくる蘭陵王の足を足で受けた。
 スカイラブハリケーンの構えか!?

『仰向けになり、両足を上に伸ばし、その上で玉を転がしたり、樽を躍らせたりする。そして、時に、玉や樽が、人になる時もある。』

 サーカス曲芸の応用だ!
 無門は空中にいる蘭陵王を地面におろさない。
 空中に居るよう蹴り続ける!

 これが無門がまだ出していない技か?
 いや、違うだろうけど、主導権を奪ったぞ。
 クマとかオットセイの芸みたいでもあるし、なんか なごむ技だ!
 まさにサーカス技だし、直接ダメージにはなっていないもんね。
 ここから無門の逆襲が始まるのか!?

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週刊少年チャンピオン2021年32号
週刊少年チャンピオン2021年32号


2021年7月18日(33号)
第154回 終の巻「いいブラフだ」

 "ゆうえんち"の主催者である蘭陵王と葛城無門が闘う!
 蘭陵王は空中から蹴り技を出す。
 反撃不能の舞天だ!
 無門はあえて自分から仰向けに倒れて蹴りを蹴りで迎撃する。

 無門は蘭陵王を下から蹴る。
 蘭陵王は上から無門を踏む。
 超絶技巧の二人が足を動かすことで、空中に止まっているかのような動きになっている。
 なんか金のとれる芸みたいになっているぞ。

 まあ、当然ですが、いつまでもこんな芸をやっていられる訳じゃない。
 疲労は下で支えている無門のほうが大きいだろう。
 なので、無門はどこかで状況を変えなくてはならない。
 だが、無門が動く前に蘭陵王が動いて二人は静止する。
 また先手を蘭陵王にとられてしまった。
 この辺が経験の差なのだろうか?

 だが、無門に不利な事ばかりでもない。
 蘭陵王の足には血がしたたっている。
 ゴブリン春日にちぎられた傷から出血しているのだ。
 止血もしないまま戦闘開始したので、そこそこ流血しているようだ。
 蘭陵王は血で滑る可能性があったので停止を選択したらしい。

 けっこう蘭陵王は慎重な性格のようだ。
 ムチャをする無門は苦手なタイプかもしれない。
 このへんの性格の違いが勝負の分かれ目になるのか?

 無門は膠着状態をやぶるために使おうと考えていた技を、ここで敢行する!
 神野仁が開発し、柳龍光がコピーしたあの技・空弾だ!
 さすがコピーの天才・葛城無門である。

 もちろん、この変な技を一発コピーはできない。
 だが、蘭陵王はこの技の恐ろしさを知っている。
 空気の目潰しを警戒してスキが生まれるはずだ。
 無門はそこまで計算して、ぶっつけ本番のコピー技をだした。

「いいブラフだ……」

 蘭陵王は無門がハッタリ攻撃をすると読んでいる。
 だが、たとえ嘘でも目を狙われたら反応してしまう。
 この瞬間は無門が蘭陵王を駆け引きで上回っている。
 今日闘った強敵たちとの経験が、蘭陵王との差を埋めた。
 強く変態な強敵たちに感謝ですね。

 無門は空弾を撃ちこむ。
 目に当たるか、目を閉じるか。
 どちらにしても、その瞬間に生じるスキを狙って無門は両足を蹴りあげた。
 蘭陵王は大きく跳びあがり、着地する。
 無門も置きあがって構えた。
 不利な体勢から五分に戻したぞ。

 だが、両者ともに手負いなので長時間闘えない。
 短期決戦なのに変わりない。
 お互いに立ったことだし、最後の攻防が近いか?

 無門はここで、温めていたサーカスの応用技をだすのか!?
 と思ったら、虚空拳の構えだ!
 独歩が見せてくれた技を早速コピーした!
 しかも、無門のオリジナリティーが入っている。
 虚空となる右拳を隠すのが左掌だ。
 その左掌に無門は自分の帽子をかぶせた。

 今ごろになって無門の帽子が役に立ったぞ!
 19歳の美青年・無門のトレードマークと言えばつばを後ろに向けてかぶる帽子(キャップ)だ。
 たんなる趣味だと思っていたけど、ついに役立った!

 他にも、なにか味付けがされていそう。
 帽子の中に隠した左手に石を握りこんでいるかもしれない。
 無門版の新・虚空拳が炸裂するのか!?
 次回へつづく。

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週刊少年チャンピオン2021年33号
週刊少年チャンピオン2021年33号


2021年7月23日(34号)
第155回 終の巻「見たな……」

 葛城無門と蘭陵王(らんりょうおう)の激闘がつづく。
 無門はさきほど愚地独歩が使用した虚空拳をコピーする。(ゆうえんち150回)
 しかも、左手に帽子をかぶせた進化版だ!

『愚地独歩の虚空拳よりは、帽子の分だけ虚の数がひとつ多い。』

 蘭陵王は技の危険性を感じて慎重に構えを変える。
 独歩の虚空拳は相打ちの状態だった。
 無門は独歩よりも拳速で劣るが、虚が多いので油断できない。
 ただ、蘭陵王は虚空拳を経験しているので、そこが有利だ。

 愚地独歩の反応が出てこない。
 長年かけて開発した未完の新技を目の前でパクられて改良された。
 無門の天才性に驚くのか?
 それとも簡単に真似されて怒っているかも。
 いや、独歩はそんなに器が小さくないな。

 その後の愚地独歩は虚空拳を使っていない。
 無門が発展形を編みだしたので、使う気が無くなったのかも。
 たまたま被っていた帽子を使うというのは独歩の美学にも反していない。
 しかも、独歩はハゲなので帽子との相性も良いはずだ。
 帽子+虚空拳は自分で思いつきたかっただろうな。

 無門は細かいステップを刻みながら蘭陵王に仕掛ける。
 虚にある右手を隠しながら、左手で打つ。
 その時、隠れていた右手が一瞬見える。

『しかし、無門の右手は、もう、拳ではなかった。』
『ジャンケンのチョキ。』


 チョキのポーズ自体に意味はないのだが、一瞬気にしてしまったのでスキが生まれる。
 虚にある右手をフェイントに使ってきた!
 これも虚空拳の進化だ。
 無門は素直な性格だけど、こういう駆け引きが上手い。

 左手の帽子を飛ばし、さらなるフェイントにした。
 空いた左拳で蘭陵王の右脇腹を狙う。
 無門の左拳を蘭陵王が防御してスキが生まれた。
 これを逃さず撃ちこんだ無門の右拳が蘭陵王の仮面に当たる!

 虚の右手を実に変えるフェイントから帽子→左拳→右拳という連続攻撃だ。
 独歩よりも洗練されているフェイントだった。
 基礎体力と攻撃力が独歩より劣っているからフェイントに頼っている部分もあるのだろうけど。
 とにかく無門の工夫が蘭陵王の仮面に炸裂したぞ。

 後方に跳んで逃げた蘭陵王が動きを止める。
 仮面が割れていた。

『蘭陵王が、仮面の下から現れるはずの顔を両手で覆った。
 指の間から、ぎらぎら光る眸(ひとみ)が、無門を睨んでいる。
「見たな……」
 蘭陵王は、言った。
「見たな、おれのこの顔を――」
 もう、わたし、ではなくなっていた。』


 イヤイヤイヤ。
 顔を隠しているじゃん!
 いや、無門の動体視力なら仮面が落ちたときに見ちゃったかもね。

 仮面を被っていたのには、訳があったと。
 『北斗の拳』のジャギみたいに酷い傷があるとか?
 蛟黄金丸は普通に本名で生活しているっぽい。
 親だけ顔と本名を隠す必要があるのだろうか?

 蛟黄金丸の保護者として学校行事に参加するときはどうするのだろう。
 仮面を被っていくのか?
 素顔で行くけど、顔を見た人を許さないのかも。
 それじゃあ、学校で大惨事だ。

 どちらにしても、蘭陵王の一人称が変わってしまった。
 ここからの蘭陵王はかなり怖そうだぞ。
 とばっちりで、独歩も攻撃されそうだな。
 久我重明は顔を知っていそうだから免除か?
 次回、たぶん蘭陵王が大暴れだ。

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週刊少年チャンピオン2021年34号
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2021年7月31日(35号)
第156回 終の巻「左と、右の顔が」

 ゆうえんち主催者・蘭陵王(らんりょうおう)の仮面が割れた!
 ついに隠されていた、蘭陵王の素顔が晒されるのか。

それは、怒っていた。
 全身で怒っていた。』


 顔を見られたと思った蘭陵王がムチャクチャ怒っている!
 とっさに顔を隠したから、無門は見ていないようなんですが。
 それで怒られるのは、ちょっと理不尽だぞ。
 ただ、無門が仮面を割ったのが怒りの原因だから仕方がないか。
 でも、仮面を叩いたのは愚地独歩が先で、たぶん無門と独歩の共同作業だぞ。

 蘭陵王の息子である蛟黄金丸はこの状況に慣れているようで、少し笑みを浮かべる。
 久我重明は無反応だ。
 客分らしき黄海王もたぶん知っているのだろう。彼も静かにしている。
 独歩は何かを感じたのか、楽しそうだ。

 蘭陵王の正体が晒されるのは、これが初めてじゃないようだ。
 過去に何回かあったので、みんな冷静かつ少し楽しみな反応になっている。
 たぶん、過去の蘭陵王はここから大暴れしたのだろう。
 そして、蘭陵王が顔を隠していた両手をのけてゆく。

『左と、右の顔が、違っていた。』
『左の顔が、二〇代の若者の顔をしているのに、右側の顔が、六〇代半ばの老人の顔をしているのである。』
『伯爵病――』
『身体の一部が、歳をとらない病である。』
『日本でいえば、龍王院弘(キマイラシリーズ)という人物が、この伯爵病であることで知られている。
 もうひとりは、贄師、音羽の紅丸(闇狩り師シリーズ「崑崙の王」)だ。』


 身体の左右で若さの違う伯爵病だ!
 若さが違うから、左右で微妙に攻撃のリズムも違っていたと。
 実年齢は60代半ばなのだろう。
 そうなると高校生の蛟黄金丸は、50歳付近でできた子供という事になる。
 けっこう遅くにできた子供ですね。

 伯爵病の例がキマイラシリーズの龍王院弘と闇狩り師シリーズの音羽の紅丸だ。
 って、どっちも自分の庭から出しているじゃないか。
 証拠物件としてはちょっと弱いなぁ……。
 隙があったらネタをねじ込んできやがる。

 もう正体を隠す必要はない。
 蘭陵王は衣装を破り捨てる。
 身軽になったことで、さっきよりも速く動くことができるはずだ。
 今までは仮面を打たれることを警戒していただろうが、それも無い。
 ここからの蘭陵王は、ずっと強いぞ!

 無門は蘭陵王の動きが左右で微妙に違う理由を知った。
 蘭陵王の口調が変化するのも同じ理由だろう。
 謎は解けたがあまり問題解決になっていない。
 いや、左右で肉体の若さが違う事がわかったのだ。
 若い左側にある心臓は元気かもしれないが、老いた右が弱点かも。

 肝臓が老いているから酒に弱いとか。
 あと、心臓があるので左の肺は右より小さい。
 右の肺が老いて弱っていれば、肺機能がちょっと弱いかも。
 肝臓が老いているから酒に弱いかもしれない。
 普通に右側は耐久力が落ちている可能性がある。
 狙うなら右だ!

 無門は自分の肉体に疲労とダメージが戻ってきているのを感じていた。
 もう長く闘うのは難しいかもしれない。
 だが、それでも葛城無門は闘うのだ。
 蘭陵王との第二ラウンドが始まる。
 今度こそ、サーカスで学んだ隠し技を炸裂させるのか!?

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週刊少年チャンピオン2021年35号
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2021年8月7日(36+37号)
第157回 終の巻「人と人とがわかりあえることがあるのだ」

 ゆうえんち主催者・蘭陵王(らんりょうおう)は左半身だけ老化しない伯爵病だった!
 伯爵病を隠すために仮面をかぶっていたのだ。
 納得の理由である。
 でも、壊れにくい仮面と動きやすい服にすれば良かったのに。
 蘭陵王には、変な趣味とこだわりを感じる。

 仮面と衣装を外して蘭陵王は身軽になった。
 そんな本気の蘭陵王と闘いながら、葛城無門は色々と考えてしまう。
 昔から戦闘中に考え事を始めてしまうのが無門の悪癖だ。

『何故闘うのか。』


 いきなりテーマ的な事を考えだしたぞ。
 それを考えるのは悪くない。
 悪くないが、どうしようもなく"今考える事じゃ無いよね"って内容だ。
 でも、考え事をしながらも身体が勝手に動いているから良いか。
 ……良いか? 本当に?

 今までの無門は目的があって闘っていた。
 だが、蘭陵王とは闘う理由がない。
 理由が無いって事は、より純粋に闘争を楽しんでいるのだろう。

 今までの無門は目的意識が強すぎたのかもしれない。
 趣味が見つかったのは良いことだ。
 人生の楽しみが見つかった。

 でも、闘争につきあってくれる相手はいるのだろうか?
 無門が満足できるレベルの相手はなかなか居ない。
 地下闘技場に戦士登録できれば良いのだが。

『人を打つということは、人間への興味である。
 自身の探求である。』
『これによって、自分は、人と人とがわかりあえることがあるのだということを、知ってしまった。
 だから、今、柳龍光の、一番の理解者は、この自分であるとわかっている。』


 闘いはSEX以上のコミュニケーションだ!
 範馬勇次郎もそう言っていた。
 葛城無門も最高のコミュニケーションを知ってしまったようだ。
 ……うん、でも、柳龍光を本当に理解できたんだろうか?

 柳龍光は変態すぎる。
 だが、闘争にかける思いだけは理解できたのかも。変態な思いだろうけど。
 柳が脱獄したのは、もう一度無門と闘いたいという理由があったりして。
 範馬親子は強すぎて、闘争になっていなかったかもしれない。
 ありゃ、SEXじゃなくてレイプだ。

 考えごとをしていた無門が意識を現実にもどす。
 無門は地面に倒れていた。
 蘭陵王が上空から落ちてくる。
 大ピンチじゃねェか!
 やっぱ、考えごとをしている場合じゃなかった!

 だが、理解の早い無門は状況をすぐに把握する。
 蘭陵王の攻撃速度から、さらに技への理解を深めた。
 これだけ頭が働いているのは、考えごとをしていた事で回転が上がっていたからだろうか?

『挟まない無寸雷神。』
『大地と足との間に挟むことによって、無寸雷神を発動させるつもりなのだ。』


 言われてみれば単純な原理だった。
 死刑囚スペックも使った試し割りのトリックと同じだよな。
 ちょっと前に愚地独歩も使っている。(ゆうえんち 126回)
 単純かつ強力な技だ。
 むしろ、無寸雷神と言わずにちゃんとした名前をつけてあげて欲しい。

 理論が分かれば対策も可能だ!
 無門は地面に挟まれないように体を浮かせて、無寸受けで受ける!
 そして、蘭陵王の右足を取りに行く。
 ゴブリン春日にやられた記憶がある蘭陵王は、思わず右足を逃がす。
 これが無門の狙いだ!

 着地で不安定な状態なのに、逃げる。
 蘭陵王はバランスを崩すだろう。
 そこが狙い目だろうな。
 今度こそ、次回こそ必殺のサーカス技を叩きこむか?

 柳龍光ですら理解しちゃった無門である。
 蘭陵王のことも深く理解するだろう。
 せっかく美少年なんだし、女性とも理解を深めても良いのに……
 男、それも かなり年上とばかり理解を深めているぞ。

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週刊少年チャンピオン2021年36+37号
週刊少年チャンピオン2021年36+37号


2021年8月21日(38号)
第158回 終の巻「ねらっているのは、寝技だ」

 葛城無門と蘭陵王(らんりょうおう)の死闘はつづく!
 蘭陵王をビビらせて退かせたが、それだけで反撃にならなかった。
 とりあえず無門は、蘭陵王が使った片手の無寸雷神を原理を理解している。
 対策もできるだろうから、あまり恐れないで済みそうだ。

 あいかわらず無門は戦闘中に考え事をしちゃう。
 隙だらけっぽいけど、そこはちゃんと間合いをとって安全確保しているのだろうな。
 悪いクセっぽいけど、これのお陰で戦闘中に成長できるから良いのかも。
 今回も無門は無寸雷神の進化について考えてしまう。
 というか、無寸雷神にこだわりすぎだ。

 無門が考えすぎていたところ、蘭陵王が仕掛けてきた。
 腹に蹴りが当たる。
 またダメージを受けてしまった。

 無門は何度か反撃しているが、仮面を割っただけで大きなダメージを与えられていない。
 逆に蘭陵王の攻撃は何度も当たって無門にダメージを与えている。
 もともと無門はダメージも疲労も大きい。
 じりじりと敗北に追い詰められている感じだ。
 ちょっと逆転が難しい流れになってきているか?

『今、無門が考え、ねらっているのは、寝技だ。』

 打撃勝負だと苦しい。
 無門が逆転の策として考えたのが寝技だった。
 さっきまで無寸雷神・改のことを考えていたのに切り替えが早い。

 無門は時々寝技も使っている。
 でも、どちらかと言うと打撃の方が得意な印象だ。
 だが、打撃が当たらないのだから仕方がない。
 無門は寝技に賭けるつもりだ。

 でも、無門はまだ見せていない技を出す気だった。 (152回)
 それは寝技からでも出せるのだろうか?
 無門の計画がグダグダになってきている気がする。
 これは蘭陵王にペースを乱されているな。

 蘭陵王は、無門の寝技狙いを見破っていた。
 その上で両手を広げて誘いのポーズをとる。
 胴タックルを誘っているぞ!
 だが、これは罠だろう。

 どう攻めるのか?
 無門は思考の海に沈んでしまう。
 蘭陵王の狙いに乗らないためには……

「おじさんからおいでよ」

 今度は無門が誘ったッ!
 そして、蘭陵王が即座に応じる。
 この即断が無門の狙いを上回った。
 考える間もない攻めだッ!
 兵は拙速を貴ぶ、だな。

 無門はギリギリの反応で右前蹴りを放つ。
 だが、腰を引かれて威力を半減されて、蘭陵王の両手で右足を突かれる。
 人差し指と中指による刺突だ。
 激痛のち無感覚の致命的ダメージを受ける。
 片足ではもう立っていられないぞ。

 寝技でも足は使う。
 これでは、立ち技も寝技もダメっぽい。
 だが、無門にはサーカスがある。
 逆立ちで出す技が切り札だろうか?

 このまま無門は負けるかもしれない。
 ゆうえんちの参加費用は500万円だ。
 無門は蘭陵王から借りているっぽい。
 負けたら借金生活だぞ。

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週刊少年チャンピオン2021年38号
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2021年8月28日(39号)
第159回 終の巻「教えてくれたのは、松本太山だ」

 葛城無門と蘭陵王(らんりょうおう)の死闘は最終局面か!?
 無門は、蘭陵王に右足を突かれて右足の感覚を失う。
 もう立てない!

 膝から先の感覚が無かった。
 これは今までで最大のダメージか?
 立てないんだから、寝技しか無い。
 直前の計画通り寝技でいくしか無さそうだ。

 蘭陵王は蹴りで追撃をかける。
 無門は上手く蹴りをキャッチするが、関節技が極まらない!
 蘭陵王は関節が異常に柔らかいのだ。
 いきなり、寝技計画が頓挫したッ!

 このまま、関節技無しで寝技勝負をする。
 それとも片足でも打撃にもどすのか?
 どちらも難しそうで、無門は敗北コースまっしぐらだ。
 これは困った。
 そして困ったときに頼れるのは……

『教えてくれたのは、松本太山だ。』

 やっぱり松本太山である。
 困ったとき、苦しいとき、無門に知恵と希望を与えてくれるのだ。
 無門にとって師匠であり、父親である。

 それだけ頼れる松本太山を死に追いやった柳龍光には深い思いがあっただろう。
 ただ、無門は太山が柳に負けたと思っていない。(ゆうえんち1巻 28回)
 太山が死んだのは無門との約束と借金返済で病院に直行しなかったせいだ。
 弟子である無門が柳に勝つことで太山が柳より強かったと証明したかったのだろう。
 気持ちの整理がついたし、もう柳を追うことも無いだろうな。

 蘭陵王には打撃も、関節技も、通用しない。
 だが、この世には、打撃と関節技の複合技があるッ!
 松本太山が教えてくれた。

「竹宮流だよう」

『たとえば、虎王(こおう)。
 たとえば、千鳥落(ちどりおとし)。
 たとえば、獅子哭(ししなき)。』


 なんと、竹宮流かッ!
 説明不要だろうけど『餓狼伝』に登場する古流武術の流派である。
 なぜか範馬刃牙も虎王を使いこなせるので、バキ世界でも有効だ。

 千鳥落は両腕を脇がためのように極めつつ、相手の後頭部に尻を落として地面に叩きつける技らしい。
 獅子哭は情報が出てこなかった。
 虎に対する獅子だから、虎王に負けない技っぽい。
 竹宮流の発展した江戸時代までは、日本人の思う獅子って空想上の生物(狛犬の角の無いほう)なのでライオンじゃなさそう。
 哭くからには、すごく痛くて哭かせるのか、哭くような音が出そうだ。

 竹宮流の虎王は丹波文七が試合で使ってしまったので有名になってしまった。
 強力な技だから、研究されて対策される。
 有名になってしまった竹宮流はかなり不利な立場だろう。

 そもそも、なんで松本太山は竹宮流を知っていたのだろうか?
 松本太山の流派が竹宮流だったりして。
 虎王以外の技を知っているから、竹宮流の人間と言うほうが自然だよな。

 竹宮流の技は有名になってしまったので蘭陵王も知っているだろう。
 それでも無門は竹宮流の技に賭ける気だ。
 自分の肉体を餌にして、技をかけるッ!
 こりゃ、成功しても失敗しても最後の攻撃になるかも。

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週刊少年チャンピオン2021年39号
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2021年9月4日(40号)
第160回 終の巻「右半身の方が、ダメージに弱い」

 葛城無門と蘭陵王(らんりょうおう)の闘いも決着が近いか!?
 無門は右足の感覚を失い、体力も残り少ない。
 次に狙うのは竹宮流の秘技だ。
 打撃と関節技の複合技なら、関節の柔らかい蘭陵王も逃げられない!
 ……たぶん。

 無門の右足はもう動く。
 回復、早いなッ!
 武侠小説の点穴は突かれると解除するまで動けなくなる。
 現実は上手く行かないようだ。
 それとも、無門の肉体が強いのだろうか?
 松本太山から教わった放華(ほうげ)の応用かも。(ゆうえんち2巻 49回)

 立てるようになった無門は反撃を開始する。
 有利なのはそれだけじゃない。
 蘭陵王は左右で肉体の老化速度が違うので、左右のリズムも違う。
 知っていれば、リズムの違いに対応できる。
 さらに蘭陵王は老いている右半身のほうがダメージに弱いことに気がついた。

 気がついてすぐに対応できちゃうのが無門である。
 戦闘中の洞察力も鋭い。
 さっきまで右足が動かなくて大ピンチだったけど、わりと何とかなりそうだ。
 これなら竹宮流の技も出せるだろう。
 あと、忘れかけているが、とっておきのサーカス技もあるぞ。

『右半身の方が、ダメージに弱い――
 誰でも考えそうなことだ。
 それを、さもそうであるかのように、蘭陵王はブラフで演技をしてみせたのだ。』


 誰でも考える。私も考えた。(156回)
 やっぱり人間が最初に考えることは同じなんだ。
 蘭陵王は、そこを利用した。
 無門は手痛い反撃を受けてしまう。
 でも、ギリギリ防御する。

 また危ういところを乗りきった。
 だが、無門のダメージと疲労は蓄積している。
 試合前から、ずっと言っているところだが、けっこう限界が来ないもんですね。
 なんか、最後まで乗りきれそうな気がしてきたぞ。

 限界が近いと感じた無門は自分から仕掛ける。
 近距離での打撃戦だ。
 あえて頭部への攻撃を避けず、無寸受けでダメージを半減させる。
 そして、突いてきた蘭陵王の指をつかんだ!

『指折り!』

 本部以蔵も得意とする技だ。
 金竜山相手に失敗したので印象が悪いけど、本来は強力な技である。
 というか、試合じゃ反則になる危険な技だ。
 だからこそ古流柔術で使われる。
 これも松本太山から教わったのだろうか?

 蘭陵王は関節が柔らかいので、指が折れない。
 だが、無門の狙いは指をつかんで蘭陵王をコントロールすることだった。
 ここから竹宮流の"羽根打ち"に入るッ!
 そして、両腕を極めて――――

『千鳥落!』

 竹宮流の奥義が決まったッ!
 逆にあっさり決まりすぎていて不安だ。
 これも蘭陵王の罠だったりして。
 ただ、関節技が不発でも、顔から落とされたのは事実だ。
 かなり大きなダメージを与える事ができた。

 さらに無門は関節を絞りあげる。
 名づけて"諸羽挫き"だ!
 無門は蘭陵王の肩関節がはずれるのを感じる。
 これで無門は勝ったと思う。
 ちょっと油断していないか?
 危険な感じを残しつつ次回につづく。

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週刊少年チャンピオン2021年40号
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