今週のチャンピオン(と言うかバキ)

2000年9月28日(45号)

第2部 第51話 師匠(431回)


 読者全員に不安期待(何の?)をかけながら1週間がたった。
今更、加藤ゥ?と言われ続け1週間、ついにその時がやってきた!
 前回までのあらすじの「自分たちのよき理解者、徳川光成の元を訪れていた」と言う文章が気になりますが、それ以上に気になるのは加藤のやられっぷりだったりして。「実戦空手・神心会で最も”キケン”な男が電撃参戦!!」と言うアオリ文句でやってきた加藤清澄、余裕を見せた登場だ。
「どうしたンスか手………」と、まずは師匠を気遣う。
「ああ……」「これ……? ハハハ」と、ごまかす独歩。いや、だからくっついているのか、くっついていないのか、先がキャノンになっているのかドリルになっているのか、そろそろハッキリさせて下さい、マジに(^^;
 と、油断させておいて加藤が放つ不意打ちの前蹴りがドリアンにヒットッ!!
 苦悶の表情を浮かべるドリアン、効いている、これは効いているぞォ〜ッ! でも、またペテンのような気がする、心配だ、これは心配だぞォ〜〜ッッ!
 さらに追い討ちの人差し指一本件が人中に炸裂ッ!
 なんか、幼年編の刃牙vs花山戦を思い出してしまう……。刃牙の人中攻撃は花山には全ッ然、効いていなかったなぁ〜〜。
 が、ドリアンはあっさりと片手を地につけてしまう。加藤が優勢のまま話は進んでい。だ
 うぅ、心配だ…。次のページをめくるのが恐い…。
「愚地独歩館長の拳ってのはよ」「ダイヤモンドより堅く ダイヤモンドより高価なものなんだぜ」と泣かせる名台詞をはくのはいいですが、私は、加藤君…、次のページの君のほうが心配だ。
 と、次ページで脱獄の際に見せた回転足払いが出る!が、それを加藤があっさりかわす!
 さらに反省を見せないドリアンに手刀、と見せかけテグスの輪にゴム管をかぶせた凶器でドリアンの左耳を削ぎ落とすッッ!
 もはや空手家の美意識もクソも無い、勝つためだけの思想はまぎれも無く黒格闘の思想だ。
「こいつがおめェの師匠か克巳………」この思想性の無さに独歩が怒ったのか、克巳に真意を問う。
「この人の持つ実戦での思想性は 親父………」「あなたよりもむしろ神心会的だ」
と、遅くやってきた反抗期真っ只中の克巳も負けていない。遅くかかった麻疹と反抗期は始末が悪い。切り落とされた耳を持ってうずくまるドリアンをみんな無視して睨み合いだ。
「2人ともいい機会だ」「学びなさい」「神心会の神髄てのはな」「こういうものだァッッ」と苦しむドリアンに容赦無い回し蹴りをぶち込む独歩。神髄はともかく、みなさん人間性が無いのはよくわかりました(^^;

 に、しても「神心会」の神髄とは何なんでしょう? この人達は「空手」と言ったり「愚地流」と言ったり用語に統一がなされていないので、どの辺の事をさして「神心会的」と言っているのかがイマイチよくわかりません。
と、言うのはまあいいとして、キミ本当にあの加藤くん? 漢字変換すると「下等」って真っ先に変換されちゃうと皆に言われていた、あの加藤君ですか? テグスはともかく、普通の打撃力まで上がっているのは、なぜ?

 で、ドリアンさんですが、彼は耳を切られてもたったの一言も悲鳴を上げていないんですよね(と言うかセリフ自体無いのですが)。まだまだ不気味な存在感を持っているドリアン。耳を切られたのを含めて、全部ペテン師の演技と言う不安感が消えません。

 そして次号は作者取材のためお休みです。
 また、こう言う状況で2週間が空いちゃうのね(^^;
 でも、まあ板垣先生は休みが少ないほうですから、許してあげましょう。今までの431回の連載で休みって今回のものを入れても、確か5回ですからね。

 次回のこのコーナーは、毎週の展開が濃ゆ過ぎて書いている余裕が無かった刃牙の感想と、チャンピオンそのものについての感想を書くつもりです。
by とら


2000年10月5日(46号)

バキはお休み


 テレビ東京の「テレビチャンピオン」今日は「少年マンガ王選手権」、と言う訳で板垣先生が出題者として登場!
 と言う訳で板垣限定クイズ勝負!(爆)他ならともかく、板垣恵介限定で負けたら便所で腹を切るしかないと思いつつビデオを見る。ちなみに出題者は黒ミサに参加するような黒マントに黒い頭巾をかぶって絵を描き「作家名」と「描いたキャラクター名」を当てると言うもの。
 で、番組が始まってから数問の後に回答者は東京の郊外へと連れて行かれる。ちなみに板垣先生の仕事場はチャンピオンの作者コメントからすると国○寺の付近にあるらしい。○分寺と言えばわりと東京の郊外だ。などと思っていると、怪しげな黒マントの人が問題のために絵を書き始める。銀色の腕時計に指輪をいくつかはめている。そう言えば、板垣先生の漫画「200000歩2夜3日」では板垣先生がやたらと指輪をしたまま原稿を書いていたのが気になっていた。
 と、そうこうしていると鉛筆で絵を書き始める。まずは目のアップ。切れ長でまつげが上に跳ねている。これは板垣先生の絵だ。問題は、誰なのだが…。カメラが引くと絵の全体が移る。細く筋の通った鼻、色気のある(?)唇、そうこれは鎬昂昇だ。と即効で答えたいのだが、カメラはまだ絵を写している。そこでふと余計な事を考えてしまう。ひょっとすると…姫川勉?
 と、そこで回答者が「鎬昂昇」と答え正解。まあ、その場にいれば悩むことなく正解していたと思うので、今回は勝ちにしておいてください。
 場所を板垣先生の仕事場に移して第2問題。ちなみに板垣先生の仕事場はかなり乱雑なイメージだ。ひょっとすると仕事が終わったばかりなのかもしれない。トークショーの時に比べてかなりテンションが低そうなのも疲れているせいなのかもしれない。
 肝心の問題はグラップラー刃牙26巻・36ページ3コマ目の絵を見て、キャラクター名と何をやっているところかを当てると言うもの。ハッキリ言って刃牙ファンにとっては簡単過ぎる問題。「試合中にオペ開始ィーッ」と思わず叫ぶ。
 と、言う訳で板垣恵介限定クイズは勝たせていただきました。

 あ、で今週の週刊チャンピオンは刃牙が無くて寂しかったですね。
 おしまい。(やべ、チャンピオンの感想じゃねェ)
by とら


2000年10月12日(47号)

第2部 第52話 唐手から空手(432回)


這う這う(ほうほう)の体のドリアンにキツイ一撃を放つ独歩!! これが神心会の神髄!?
 といきなりアオリ文句でツッコまれている独歩に「完全に尻尾を巻いている相手に不意打ち……ッッッ」「こんなことするかよ親父ッッッ」と克巳、「オイオイもう勝負はついてンだろッッ」「オレが克巳さんに誉められたことに逆上したと言うならチョット安すぎねェか館長!?」と加藤が更なるツッコミを入れるッ!
 しかし、克巳に師匠と持ち上げられても克巳の事を「克巳さん」と呼ぶ加藤はやっぱり己の格を知っていると言う事なんだろうか(^^;
 そして、この二人は甘い! 倒した相手に対しても気を抜かない心構え、つまり「残心」が無い。
 その甘さの代償は、ドリアンの隠し武器、4ミクロンのアラミド繊維が克巳と加藤を縛るッ、襲うッ!
 この攻撃を冷静に受け止めているのは独歩を除いて烈のみ。って君らせっかく集まっているんだから情報交換ぐらいしておきなさいって。刃牙なんて「ピアノ線!?」と勘違いしています。この調子だと渋川さんは柳の毒ガスの正体も話していなかったりして…。
 それは、さておきクツからライターを取り出し、ドリアンが一気に繊維を引き絞ろうとする。クツの中にあった繊維でどうやって克巳たちに巻き付けたのか非常に疑問なのだが、とにかくピンチだ。
 が、愚地独歩、繊維を手刀で切断!
 すげぇ、凄すぎるぜ、館長!
 「気の遠くなるほどの永い時間をかけ」「執念をもって鍛錬の日々を経」て「鈍器」から「遂には」「刃と化す」 奇しくも加藤が前回言った台詞「愚地独歩館長の拳ってのはよ」「ダイヤモンドより堅く ダイヤモンドより高価なものなんだぜ」の言葉通り国宝級の拳だ!
 「唐と呼ぶ唐手から空の空手へ」「手に何も持たぬことを旨(むね)とする道―――」「だから空手だ
 うーん、カッコ良すぎます。
 50話の武器を持つ云々のくだりで武道家は武器を携帯してはいけないと独歩は言っていましたが、武道家であるのなら武器の携帯は不自然ではないと思います。元々、戦士の戦闘技術系が武道の発祥であるはずなので、武器を使うのは武道として不自然では無いはずです。
 だが、空手。空手の美意識、気概はそれよりはるかに上でした。
「そのうちテグスも持たなくてすむ」と独歩に言われては神心会のデンジャラスライオンも黙るしかありません。修行不足です。
 と、思っていたらドリアンが手榴弾を吐き出し、投げつける。
 爆破される徳川邸で次回へ続く。
 もう、滅茶苦茶です(^^;

 しかし、手榴弾を飲み込んでいるのは危なそうです。特にドリアンはガソリン持ち歩く人だし…。


 ちなみに今日は刃牙ゲーの発売日。が、家の近くのゲーム屋では売っていませんでした(T_T) うぅ、仕事さえなければ売っていそうな店の開店時間中に買いに行くのに…。
by とら


2000年10月19日(48号)

第2部 第53話 ダーク ゾーン(433回)


 前回の徳川邸大爆発から1週間、実は小爆発でした。とても屋根が吹っ飛ぶような爆発の跡には見えません。
 で、最悪の場合は誰かの盾にされて死亡したのではないかと危惧されていた徳川さんですが、無事に生きていてジャージか寝巻きのような服に着替えています。投げ飛ばされた時に池にでも突っ込んだのでしょうか?
 事情徴収をしているのは刃牙幼年編に出ていた木戸さんのようですが、少年課から転属になったのでしょうか。さりげなく、のされていた加納と同じく細かいところに幼年編のキャラクターが出ています。と、なると次は元ボクサー世界チャンピオンか、超軍人か…
 なんにせよ、手榴弾による被害者0と言う奇跡のような状態は、やはりあの場にいた人間がただ者ではない事を物語っています。加藤も含めて。
 全身火ダルマにされたドリアンさんは怪しげなマント(毛布か?)に身を包み街を歩いています。メチャメチャ目立っています。
 ヒゲ、大火傷、マント、どうしようもなく怪しいですよ、この人。
 そして、マンホールの下へ飛びこみ勇次郎やジャックが北極熊を倒したときのポーズで着地。死刑囚の中の何人かは範馬の血を引いているのではないかと言う仮説もあながち嘘ではないかもしれません。ドイルもこのポーズをしたし、シコルは顔が似ているし、スペックは「感じ」が似ているらしい。
 ま、それは置いといて、ドリアンさんは耳をつけることをあきらめたらしく、とっとと治療しちゃっています。で、今週も台詞無し。
 そして、ラストに衝撃の登場、加藤清澄ッ!
 もう、いい加藤ッ、そのぐらいにしておけッ。お前が出てくると、怖い(私が加藤が死ぬんじゃないかと思って)。
 ホントに、君は読者を不安に陥れるのが好きだな、オイ。
 しかも雪駄はいていますよこの人。裸足とほとんど替わらないんだから、ごっついブーツなんかで踏まれたらかなり深刻なダメージになりますよ。実戦的ではありません。普段から裸足でいて鍛えられているのなら別ですが(--;
 どっちにしろ、人のテリトリーに踏み込むのはクレバーとは言えない気がする今日この頃…

 今更ですが、克巳の変貌について。独歩が古流空手の具現者であるのなら、克巳は近代空手の具現者であるといえると思います(戦い方はクラシックですけど)。現時点で近代空手の代表といえる選手の一人に、フランシスコ・フィリオがあげられると思います。
 で、そのフィリオなんですけど、ちょっと前のK−1予選でかなり調子が良かったのです。それも、ただ調子がいいだけではなくて、今までわりと上品な闘い方をしていたフィリオがかなりラフファイトをするようになったんですよ。その辺のギャップに私は結構ビックリしたんですけど、今回の克巳の変貌もそれに近いものがあるんじゃないかと思います。
 勝つためにはなりふりかまわない姿勢と強さを手に入れたという感じでしょうか。
 でも、加藤の登場で細かい事は全部吹っ飛んじゃいましたけどね、ハハ。
 そして、今回も一人で話題をさらって行きやがった(^^;

 ところで、来週の重大発表って何でしょうね? メディアミックスか?
by とら


2000年10月26日(49号)

第2部 第54話 期待外れ(434回)


 先週から加藤の顔が妙にカッコイイです。刃牙における美形キャラ、鎬昂昇(あんまり活躍できませんでした)、鎬紅葉(勝った事ありません)、天内悠(今更何を言う…)の末路を考えると寒いものがありますが…。
「追われることを知っていた……」「……って面だな……」
 なんとドリアンは追われるのを知って敢えてねぐらに敵を誘い込んでいる。前回のマントはその為だったのかッッ!
 しかし、加藤くん、敵の迎撃体制万全と言う状況に対しても余裕ぶっていますが、なにか策はあるんでしょうか? 「気合か!?」(バロン・ゴング・バトル風に)
 一方のドリアンさん、 「君か……」とメチャメチャ残念がっているぅッッ!
 つけて来たのは独歩か、烈か、それとも克巳か!? と凄く期待していたのに、やってきたのはよりによって加藤清澄だ。これはがっかりだ。プレステ2のゲームなんだからさぞかしグラフィックが凄いんだろうと思っていたら初代プレステの鉄拳と同等ぐらいの出来ではないかと思ってしまい、ディスクをよくよく見てみたら「DVDーROM」ではなく「CD−ROM」のロゴが書かれていて、プレステ2で発売する意義すらよくワカらなくなってしまうぐらいがっかりだ。
 そんな心境をワカっているのかいないのか、「失望させてしまったみたいだな……」と追い討ちをかける加藤、この時点ですさまじき心理戦が始まっているッ!?
「君では無理だ」これは、かつて加藤が刃牙に言われた「アンタじゃムリだオレがかわる」と言う台詞とほとんど同じだッッ!
「わたしに敗北をプレゼントするなどとてもとても……」
「そう捨てたものでもないさ」

 もはや二人の意見の違いは明白で、決して交わる事が無いようだ。
 ちなみに、ここの隠れ家は戦後の米軍に使用されていて、十代のドリアンさんは2等兵として関わっていたそうだ。つまりドリアンは今70歳前後と言う事になります。勇次郎が37、8歳だから年齢差が約30歳。更にドリアンとスペックの年齢差が約30歳。
 この奇妙な一致は何を意味するのか、しないのか…。
 どっちにしろ、勇次郎とドリアンには「軍隊」という繋がりがあるようだ。

 なんて事はお構いなしに、前蹴りを放つ加藤ッ! 刃牙をして「ぜんぜん見えなかったです」と言わしめた(まあ、お世辞でしょう)驚愕の前蹴りはシーツに絡まるのみッ!
ドンッ
 ドリアンの掌底が炸裂ッ! なんと、中国拳法だッ!
「徳川邸で見たわたしの実力をアテ込んでいるのなら…………」「気の毒と言うほか無い」って、やっぱりみんなをペテンにかけていたんですね。
「あの人数の手練(てだれ)たちを相手に闘い―――」「負けぬまでもわたしとて無事にはすむまい」「実力を隠し通すという擬態も」「甘美な敗北を堪能するためには」「また必要」
 って、さりげなく7人全員と戦って勝てるつもりでいたらしいのが、すごい自信だ。
 そして、「甘美な敗北」ですが、スペックと同様にドリアンも敗れ去ると恍惚の表情を浮かべたまま老いさらばえていくのでしょうか? 敗北を堪能するために全力で敗北し無いようにする。敗北を避けると言う必然性があるから、真の絶望感が得られると言う「殺し屋 −1−」に通じる思想です。
 などと、お喋りをしながら、いきなり転がる酒瓶をドリアンが踏み割る。
 この時点で裸足になっている加藤は地の利を完全に失った。
 両腕にグリースを塗りつけ、そのグリースにガラス片をくっつける。凶器完成
 「魁! 男塾」に出てきそうなカンカ法、加藤はそれ見て汗ダクダクです。
「◆こんな怪物相手に武器無しなんて無理だ、加藤!!」とアオリ文句にまで書かれる始末です。
 加藤大ピンチ!!テグスに頼るやわな拳じゃ、同じ方法をしてもガラスで怪我をしそうだぞッ! 「オレじゃムリだアンタにかわる」とでも言って弟子に代わってもらえ!
 あー、心配だ…。


 ところで、今週の重大発表はッ!
祝! グラップラー刃牙 テレビアニメ化!!
 これだけで、もはや他に語る言葉は無いでしょう。敢えて言うのなら「この記事を確認した瞬間 射精していたんだよ わたしは!」
 ………もちろん、タチの悪いジョークとして一笑に付して下さい。この言葉は異常な信憑性を帯びませんから。
 まあ、刃牙がより多くの人の目に触れるということはいい事なのではないでしょうか。アニメはあくまできっかけの一つであり、漫画とは違った表現でのバキと言う事で、ゲームと同じスタンスで挑めば問題無いと思います。
 しかし、刃牙もここまでメジャーになるとは…。コミックスが手に入らなかった1〜3巻の頃が懐かしい。
アニメ化に際して、刃牙のWEBサイトも開かれるようです。アドレスは『http://baki.ne.jp』10月28日午前10時から公開開始だそうだ。
 うむ、楽しみだ。
by とら


2000年11月2日(50号)

第2部 第55話 師匠思い(435回)


 まずは今週のアオリ文句から。
「格が違う!!
加藤が生まれる前、拳がモノを言ったそんな時代から無敗!!
ドリアン恐るべし!!」

 …言ってねェよ そこまで。編集部は過剰に加藤をさげすんでいます(-^-;
 ガラス片のついた拳で中国拳法の動きをするドリアン。見事な震脚を見せてくれます。
 これだけで加藤飲まれっぱなし。が、「自分のやり方で―――」「通るッッ」といきがりまくっています。ああ、もう。絶対、馬鹿にしないから逃げてくれよ。勝てない喧嘩をするのは良くないぞ、武道家は特攻隊じゃないんだぞ!
 ドラム缶の蹴り比べにおいてもパワーの差は歴然!
 でも加藤は闘う。「バケモノが」と思いつつも飛び足刀ッ! が、ガラス片の拳であっさり迎撃され早くも流血だ。
「確かにデキがワルい………」「ドッポ・オロチが嘆くワケだ……」と、ドリアンに言いたい放題言われています。が、コイツは反論できんぞ、加藤!
と、思っていると「オウよ」「昔からな」「館長にイチバン叱られたのが俺だ………」って、デキが悪いって自覚してたんかい、アンタ。それでも戦いを挑むと言うその心理、ワカりません。
「だからこそ俺がイチバン―――」「師匠思い」このセリフ、独歩の拳はダイヤモンドより高価といった加藤の心情全てを表しているのでしょうか。勝てなくてもジッとはしていられない。師匠の仇を討ちたい。泣かせてくれます、加藤くん。実に人情味溢れるセリフではないですか。これで勝てたら文句無しなんですけど、現実は厳しそうです。
 己の出血を目潰しに、ドリアンに挑む加藤だが、ドリアンは拳のガラス片を飛ばし目潰しにッ!
 これは、格が違う1メートル数万ドルのアラミド繊維とその辺の釣具屋で売っていそうなテグスとゴム巻ほどの差があります。
 そこへ食らってはいけないドリアンのガラス付きの裏拳が顔面に炸裂ッ!
 これは痛い、痛いぞ加藤ッ!
 きっちり型を極めて放った裏拳に吹っ飛び転がる加藤。
「「なんでかな………………」「こんなめにあってるのに……………………」「こうなりたかったような………………」「これを望んでいたような………………」
 って、加藤マゾ覚醒ッ!?
 いくら範馬の血筋はマゾっ気があるらしいからって、そんなモン真似しても強くなんかなれないぞッ!
 お前が負けそうな事を承知でドリアンの後をつけて来たのは、コレが目的かいッ! そんなに痛めつけられたかったのかッ!?
 実際のところは、どうなんでしょ、この人。
 鼻折れて、ガラスが刺さって、左目から血を流していますが大丈夫なんでしょうか? (精神のほうも)
 でも、ここまで変になっていると言う事は、ひょっとすると加藤スーパーバージョンへの予感?
 いや、加藤に限って、それは無いか…。


 今週の「浦安鉄筋家族」は若潮公園の地下にある闘技場の話。と、言う訳で刃牙パロの嵐だッ! 鳥野ねぎまの経歴がなんか死刑囚っぽくて笑えました。
 おまけに刃牙の登場人物も出ている。私の見つけた限りでは…(枠の外に小さくふってあるページ数を基準にしています)  2ページ目の右から、ドリアン・渋川(?)・柳・徳川・ジャック(?)・独歩。
 7ページ目、柳・花山。
 他にもチャンピオンキャラが色々出ています。
 ちなみに闘技場の柵に書かれている「猫実」「北栄」は浦安の地名です。(猫実1丁目って感じの)千葉県民限定のローカルネタですね(--;
 しかし「ねこざね」って一発で変換されるあたり某「下等」よりもマシなのかも…。
 しかし、「500発記念につづく」って、100回後じゃねェかッッ!! 4年ぐらい待たないといけないのか??
by とら


2000年11月9日(51号)

第2部 第56話 やさしいんだな(436回)


 最近の刃牙は加藤がどうガンバっても勝てるとは思えません。でも、加藤が生きて帰れるのかどうか気になって仕方が無いので、次週のチャンピオンが待ちどおしいです。
 神心会一危険(な目に遭う)男・加藤清澄。神心会のデンジャラス(な目に遭っている)ライオン・加藤清澄。
果たして、今週も生き残れるのか!?

「キモチいいや……」と初っ端から加藤マゾ全開だ!  なんか…理解(わか)ってきたんでしょうか「待っててくれてるのかい」と言う台詞と共に、花山と闘っていたときの克巳を思い出します。
「わたしが思うより…」「あるいはもっと優秀な戦士(ウォーリア)なのかな」と、ドリアンも遂に加藤のクソ根性を見とめる発言をッ!
 しかし、ドリアンの評価というのはどのレベルだったのでしょうか? 不良高校生ぐらいだと思っていたのが、街のチンピラぐらいだと気がついたのか? それとも優秀な空手家だと評価し直したのか…、どっちにしろ加藤のことを舐めきっているような気がするのですが。
 が、不屈の男・加藤はめげません。「せいせい どうどうと―――」「だしぬく」とすばやい身のこなしを活かし後ろ回し蹴りから、得意の目潰しへ! が、額で受けられてとても痛そうです。これでは本部の弟子・ちょびヒゲと闘ったときから進歩無いじゃないか(^^;
 それにしてもドリアンさん小憎いまでの余裕です。必要最小限の動きだけで加藤の攻撃をかわしています。しかも、よく見るといつのまにかズボンに酒瓶を差し込んでいる。
 もしや、と思っていたらやっぱり使った酒瓶アタック! 中身が入っていなかったのが不幸中の幸い?
と、思ったら割れた酒瓶で顔面をえぐるッ!更にひねりを加えるッッ!!痛い、痛いですよ先生ッッ!
板垣版・餓狼伝で「こん棒 刃物 ビール瓶がいつ飛び出るかワカらねェ実戦(ケンカ)」という言葉がありましたが、ついに実戦で出てきたビール瓶ッ! ああ、傷口がグジャグジャしてそうだ…。
 が、倒れないぞ、加藤清澄!「やさしいんだな意外と………」「首ィ狙われたら………」「オシャカだった」と、どう聞いても虚勢の言葉を吐いて立ち続ける。
「まるで、子供の前でブザマな様子を見せまいとする、親父の気高い姿を見たようだ。(板垣恵介の格闘士烈伝より)」気高くて、痛くて、もう、どうにかしてくれと言う感じの加藤。もう、いい倒れていいんだ。そう言いたい気持ちでいっぱいですよ。
 でも、ドリアンは容赦無し。烈に食らわせたヒゲミサイルを加藤の右黒目に突きたてる。左目は何とか失明していなさそうだけど、ほとんど使用不能。そして、右目は失明(?)。
 加藤、これがお前の望んでいた闘いなのかッ!?

「オ トワ ラヴィ〜」
 更に追い討ちなのか、歌い出すドリアン。またもや意味不明ッッ!
「オ トワ ラヴィ〜」
 でも、加藤は苦しんでいるように見えるぞ、もしや、ドリアンはジャイアン並の音痴なのか!?
 何もかもで、圧倒されている加藤、だが、加藤はまだ生きている!
 来週、加藤は死ぬ!と読者に思われつづけて、7週間。それでも加藤は生きている。来週こそ、逆転だッ!
……ムリだって

 ところでドリアンさんの歌っている歌ですが、下の方に載っている版権(?)表示によると「シャルル・アズナヴール」と言う方の歌のようです。ちょっと、検索をかけた所フランスのシャンソン歌手のようですが、この歌についてはよくワカりませんでした。
 メイキャッパーでもシャンソン歌手が出ていたくらいですし、板垣先生はシャンソンが好きなんでしょうか?
 アメリカ人のドリアンがフランスのシャンソンを歌うと言う事は、彼はフランスの外人部隊にいたのでは無いかと推測されます。そこで、何かしらの勇次郎との因縁が生まれたとか…。考え過ぎでしょうか。


 今週のアニメ情報は、放映日の決定!
 2001年1月8日(月)25:45〜26:15 テレビ東京にて毎週月曜日深夜に放送!
 かなり、リハーサル通りな時間帯と放送局ですね。
by とら


2000年11月16日(52号)

第2部 第57話 それが人生(437回)


「………ラヴィ〜」
 と、苦しむ加藤を尻目に歌いつづけるドリアンさん。余裕があるのか、地下に長くいすぎたせいで酸欠になってアレな状態になっているのか。どっちにしても訳がわかりません。
 ドリアンが歌っているスキをつき加藤はヒゲを抜く。ヒゲさえ抜いてしまえば、OKなのか、どうやら視力回復のようです。んな、ムチャな…(^^;
 が、視力回復にもかまわず追い討ちをかけるドリアン、当然歌いながら。
「もし……」「苦しいときは」「青く晴れた空を思い」「たへて行こう」
「それが人生〜」
 更に追い討ち、ガラスつきの拳を再び顔面に撃ちこむ!
「人生(ラヴィ)〜〜〜〜〜〜〜」
 絶好調のドリアンはもう止まりません、止められません、歌いつづけます。
「人生(ラヴィ)イイイィィィ〜〜〜〜〜〜〜」
 何なんでしょうか、この人は? 映画「時計仕掛けのオレンジ」では「雨に歌えば」を歌いながら暴行を加えると言う名シーンがありますが、ドリアンさんはそれを意識しているのでしょうか?
 そして、これだけの攻撃を食らった加藤。後は、死ぬだけか? いや、そろそろ逃げ時だと思うのだが…。だが、今日の加藤はちょっと(かなり)違うッ!
 「人生……」「なにひとつ誉められたことなどなかった……」「そんな俺が……」「たったひとつだけ……」「誉められたのが……」
「空手だッッ」
 …どうやら、ついさっき師匠に「空手」に対して叱られた事は忘れているようです。殴られたショックでしょうね。  いや、しかし、熱い言葉だ!
 餓狼伝の長田にとってプロレスが唯一の拠所であるように、加藤にとっては空手が唯一の拠所。でも、空手があっても道を踏み外しちゃったけどね(^^;
 だが、ヤクザになってからも加藤はまだ空手をあきらめていなかったのだろう。神心会の大会に顔を出し、生意気な台詞をはく刃牙をぶちのめそうとし、独歩に直接指導してもらえると知ったら大喜び。踏み外した道に戻ってこれたのも空手のおかげ、強くなれたのも空手のおかげ。
 加藤清澄、最後の力が爆発かッ!?
「師曰く………」「手に何も持たぬが」「空手ッッ」と、両手いっぱいに空の酒瓶を持つ。この時点で早くも空手では無い気がするんですが…
「愚地独歩にとっての空手とは――」「道ッッ」
 投げた瓶を蹴り砕き、無数の破片を飛ばす事でドリアンをかく乱だッ!
「俺にとっての空手とはッッ」
「道具だッッッ」

 瓶を相手との間にはさむ形で蹴りぬくッッ! これでドリアンも顔面流血だッッ!(たぶん…)と、言う訳で次回へつづく!
 って、加藤にとって空手は「道具」だったんですね。それは、ちょっと寂しいかも。
 唯一誉められた空手に愛着は無いのか?
 それはともかく、「1矢むくいてカッコついたから、次週は加藤の死ぬ話ね」と言う展開が微かに予想されてしまうのだが…。
 人生の重みでドリアンに負けきっている加藤がこれから逆転の1手を打つのはかなり厳しそうです。
 可能性があるとすれば…、この状況から武器を捨て「道具」を「道」に昇華すること、では無いでしょうか。でも、彼は「バキ」になってから武器にばっかり頼っていますね。いまさら素手にはなれないか?
by とら


2000年11月22日(53号)

第2部 第58話 勝てるッッ(438回)


 今回のサブタイトルは「勝てるッッ」
 いや、そりゃ、無理だ!

 表紙をめくる前から激しくツッコミ、本編へ。
 ドリアンに起死回生の一撃を放ち「勝機!!!」と一気に攻めたてる加藤。
 一方のドリアンは「無理…だ……」「君は………………」「勝てぬ………」と親切な忠告をッッ! 蹴られ、殴られ、出血していてもちっともダメージがあるように思えないドリアンさんのこの言葉に対し、我らが加藤の返答は「へッ」「聞くかよッ」
 ちゃんと、聞けッ!切実に。お願いだから。死ぬよ君。マジに(≧_≦;
 と言う一読者の心の叫びを知ってか知らずか「勝てるッッ」「最後のチャ……」とファイナルラッシュをかけようとする。
パン
 手を打つドリアン。なに? 猫だまし??
 いや、それにしても、加藤くん、たかが猫だましでめちゃめちゃビビッてる!?
 1ページと3分の2ぐらいの間ビビりまくり。
 が、自己を取り戻したのか、すぐさまラッシュ再開ッッ!
「マジかよ……」「これほどの怪物を……ッッ」「俺が圧倒しているッッ」と、怒涛の攻撃だ!
 おかしい、加藤の攻撃でドリアンの歯が折れている?
 これもペテンなのか?
グシャンッと金的蹴りまで決まっている?
 しかも、潰している?
 範馬一族ぐらいしか成功させた事の無い、古流殺法・睾丸砕きを成功させている??
 何なんだ、加藤が優勢のくせに湧き上がる異常なまでの不安感は?
「勝ちだッッ」「もう確かだッッ」「こんな巨人が」「俺に許しを乞うているッッ」
 いや、言ってねェよ、そこまで…
「ゆ……」「許して……」「カトウさん……………」  って、めちゃめちゃ言ってるぅーッッ。許し乞いまくってるよ、このヒゲ・マッチョ!
「許すかバカッッッ」と追い討ちの目潰しをかけるッ! ああ、目潰しは先々週に失敗したばかりだと言うのに…。きっと、ぺーじをめくると、ほら、深々と目に刺さっているって、アレ? コレも、ペテン??
 「きゃアアッ」「雄雄雄雄雄雄雄ッ」と「キャオラァァッ」の進化バージョン(?)で勝利の雄たけびを上げる加藤。
パン
ぐにゃり

「消え……」「…た……」

 ……ひょっとして今までのは幻覚?

 視界を奪い、歌で聴覚を乱し、よく見ると猫だましの前に妙な手の動きをしている。これらが組み合わさって幻覚作用を生み出していたのか?
 加藤の頭を殴った酒瓶に変な薬が入っていたのかもしれない。
 どっちにしろ、加藤のあの優勢は全て幻覚と言う事に…。そう判ると、なんかほっとするような(爆
 結局、加藤は自分の見たい幻想を見ていた事になるんですね。だから、「俺に許しを乞うているッッ」と思ったらドリが「許して……」と言い出したと。
 次回は、これまでの様にまったく関係無さそうな人が勝手に催眠術について解説してくれるでしょう。いや、ドリさんの事だから自分で得意げに解説してくれるかな?
 追記(00/11/23) 金的について。
 範馬一族ぐらいしか成功させた事の無いと書きましたが、当の加藤くんが花田相手に成功させていましたね(^^;
by とら


2000年11月30日(1号)

第2部 第59話 虚像(439回)


 11月も最後になり、チャンピオンの号数も「1号」に戻りました。心機一転、今週は加藤が何かやってくれるといいなぁ…。たぶん、ムリ
 加藤の目の前から消えたドリアン。それはドリアンの催眠術だった!
 ……まあ、バレバレなんですけどね、横から見ていると。
 実は背後にこっそりと立っていたドリアンへビビリの裏拳で反撃する加藤! だが、当・た・ら・な・いッッ!
 身長差もある上に方向も正しくない。実は目がイカれているのか?
 で、横で観察していたドリアンに妄想の内容をしっかり認識されている(^^; これは、恥・ず・か・し・い!
 人殺しに「君のねじれ屈折した精神構造」などと言われてもぐうの音も出ません。まさに、絶望的な戦闘力差。肉体、精神、武装、全てにおいて負けているッ!
「ふ〜〜ん………」「おかげで……」「いい夢見させてもらった………」と精神的に負けモード入りまくりで、取り出したるは必殺(?)の武器「テグス」だッ!
 いまさらそんな物で何をしようと言うのだ、加藤よ。と、全国の読者のツッコミを受けつつ振りかぶった瞬間、ドリアンの蹴りが炸裂ッ!
 きっちり中国拳法の蹴りを食らい完全にグロッキー状態だ。
 更に追い討ちをかけるドリアン、加藤の周りの空間がきらきらと光る。これは、マズイ! 加藤じゃムリだ、独歩にかわれ。と、思っても現実は厳しく、アラミド繊維vsテグスで激突だッッ!
プッシャアアアアァァァ
 血の噴水を上げたのは、もちろん加藤。しかも、相手は最強の繊維です。首が跳ね飛ばされてもおかしくありません。
 が、運がいいのか手加減されたのか、首はつながったまま。
「館長……………………ごめん……」
 と、「殺し屋−イチ−」で惨殺された龍が最後に言った台詞とシンクロニシティーしながら加藤、己の血だまりに沈む。
 ロブ、克巳、猪狩、に続いての血の噴水ですが今度は周りに人はいないし救助隊も入ってこられなさそうな下水地下室。加藤の生存率は非常に低そうです。
 勝てる見込みの無い闘いを長い間ご苦労様、そう言うしか無いこの状況。電撃参戦から10話に渡って出つづけたわけですが、加藤が勝ちそうだと感じた瞬会はただの一度も無かった。何をしにやって来たんでしょうね、コイツ。
 ドリアンの多芸多才ぶりを知らしめるための噛ませ犬だったのか、独歩の拳はやはり神の拳だったと知らしめるための噛ませ犬だったのか…。
 どっちにしろ噛ませ犬には違いないんでしょうけど…
 とりあえず、克巳の復活&変身があったので、良し、としましょう。
 次週はそろそろシコルっちの登場かな?
 シコルvsブラック=克巳とか見てみたいですね。
by とら


2000年12月7日(2号)

第2部 第60話 激震(440回)


 衝撃の加藤敗北から1週間。
 冒頭で烈先生が一人稽古をしております。神心会館本部で練習をしていますが、すっかりここに馴染んだのでしょうか?
 ちょっと気になったのですが、壁に立て掛けてある写真は本物(?)っぽいですね。
 前回のあらすじにドリアンのことが「相手の”勝ちたい”という心の隙をつき、催眠術で幻惑するいやらしさ!」と書かれていますが、そのドリアンさんと加藤は何をしているのでしょうか?
 そんな事とは関係無く、一人修行に励む烈先生。すごい量の汗をかき、「もわァ〜〜〜」漢(おとこ)臭気を撒き散らしながらの修行です。さすが中国四千年…ッッ。
 更に「フンッ」(漢字が表示できませんでした)と気合を飛ばし汗をシャワーのように降らせています。幼年編で勇次郎が江珠の前でやっていた修行にかなり似ていますが、違うのは汗の量。板垣版・餓狼伝の泣き虫(クライベイビー)サクラように烈先生も常人の20倍の排出量なのでしょうか?
 次に烈先生が向かうはサンドバック。まずは手のひらを静かにサンドバックにつける。烈先生、今日は寸勁の練習でしょうか?
 と、烈先生サウンドバックに何かの異変があるのか、少し突っついた後でいきなり手刀で真っ二つに引き裂く!
 この人、また他人の物を破壊していますよ…(^^; 遠慮もクソもありません。真っ二つです。

 で、当然ここでものすごくいやな予感が…。何の漫画か忘れましたが、サウンドバックの中に人を入れて殴ったり蹴ったりして、サウンドバックから血が滴ると言うシーンを見たことがあります。
 そして、先週アレがあったばかりです。
 そのサウンドバックの中には………
 やはり、加藤がッッ!!
 ぎゃぁぁぁぁぁ、嘘でしょッッ。滅茶苦茶、虚ろな目をして、死体特有の出血が無く脂肪が見える傷口で加藤がサンドバックの中からずり落ちてきます。
 あぅぅぅぅ、朝っぱらからつらいものを見せないで下さいッッ!(見ているのは俺の意思だが…)
 神心会―――
 本部激震!!!


「◆あまりに残忍!!
 あまりに卑劣!!
このドリアンの挑戦状に
 あの男がついに動く!!」

 と、アオリ文句に書かれていますが、動くのはやはり独歩でしょうか。最後まで師・独歩に対する思いを持っていた加藤、その仇を討つ資格があるのは、やはり独歩か!?
 別の可能性として、いくらなんでも、勇次郎は動かないとは思いますが、中国拳法繋がりで劉海王が動いたりして…。
 今週はアニメ刃牙の声優発表があったのに、全然意識に入らないですよ。
 オマケに、自分の掲示板への書き込みを見るとかなり錯乱している様子がうかがえるんですけど(^^;

 今回の加藤についてですが板垣恵介トークショーで2部では死人が出る可能性があると先生がおっしゃっていたのを思い出します。
 スペックが「愛する者の手」と言った時に「強さという点では劣りますが、ショックを読者に与えるという点では加藤はかなりのものです」と書きましたが、その通りにショックを受けましたよ、本当に。
 可能性は少なさそうですが、加藤の生還を祈ります。
 今回、烈がいきなりサンドバックを殴らずにまず手で触れた事に加藤生還の可能性を感じます。感じよう。殴ってから気がつかれても、そりゃ手遅れでしょう。殴る前で、よかった。
 ハッ、そうか「あの男がついに動く!!」とは鎬紅葉の事かッッ!?(違うだろうなぁ ;_;)
by とら


メニューに戻る

バックナンバー(仮)    今週の餓狼伝(最新版)    今週のグラップラー刃牙(アニメ版)(5月26日更新予定)