とら日記(03年11月)
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バキ 格闘技
十二国記 バジリスク
妹 三国志
JOJO 同人関係
ななか HR
2003年11月28日(金)
Leafのシナリオライター・青紫(もしくは青村早紀、もしくはBLUE-PURPLE、もしくは竹林明秀)さんが事故で亡くなったとあんよさんの日記に書かれていた。ニュースソースの毎日新聞記事はあんよさんの日記から飛べます。
みなみさんの日記にも書かれてますね。
え〜〜〜、あんまりショックを受けないことがショックというか、世間の反応がうすいことがショックだ。
2003年11月25日(火)
忘れていたが、11月13日ふきんでWebサイト「だったらイケるぜ!」は満6歳になった。
17日に2日遅れで楓ちゃんの誕生日を祝うべきか悩んでいたのだが、自分のサイトのことはマルっと忘れていた。
ええ、ハイ、おめでとう > 俺
◆ アニメ十二国記 感想(33) 風の万里 黎明の空(10)
鈴は采王のもらった旅券を利用し慶国の王宮に入り込む。
もちろん景王暗殺が目的だ。恩をアダでかえす行為だよなぁ。
殺る気は満々だったが景王がいなかったので、不発。
仕方がないので鈴は昇紘(しょうこう)を先に殺ることに変更する。
物騒な女だ。復讐と暗殺しか考えていないらしい。
和州止水郷に戻った鈴は虎嘯(こしょう)と夕暉(せっき)の兄弟と再会する。
陽子が遠甫(えんほ)に会っていた客を追って出合った兄弟であり、鈴が清秀(せいしゅう)を葬るのを手伝ってくれた兄弟だ。
鈴はこの兄弟に自分が海客であるということに、同情を求めなくなっていた。
清秀の死はけっしてムダではなかったのだ。
でも、テロリストだから、あまり浮かばれないかも。
昇紘暗殺に暴走しかける鈴を虎嘯と夕暉は止める。
恨みで人を殺せば昇紘と同じだと夕暉はいう。
二人は、昇紘を倒すための組織の一員だったのだ。
どう倒すつもりなのかは不明だが、政治的に抹殺するつもりなのだろう。
全裸で街中にさらすつもりとか?(それは政治的ではない)
陽子は税が7割で評判の悪い和州のようすを見にいく。
べつの州の男と結婚してでも、和州には行きたくないと蘭玉(らんぎょく)が言ったことも影響していた。
ただ、十二国世界ではあまり結婚の意味は大きくない。
子供をさずかるために必要なてつづきぐらいの感覚で、いっしょにいたいだけなら「野合(やごう)」すればいいそうだ。
野合はこっちの世界でも「正式な手続きを経ないで男女が関係をもつこと。(大辞林 第二版)」だが、野外でヤるの意味もあった。
儒教の祖である孔子は史記に「野合して孔子を生む」と書かれている。で、聖人の孔子さまが青カンで生まれた訳があるかッ、と怒る人がいて字義的に消えていったそうだ。高島俊男のエッセーに書いてあった。はい、どうでもいいですね。
祥瓊(しょうけい)は和州にきていた。
この人は基本的に騒乱のあるところにひかれる性質があるようです。
あたり前のようにトラブルが発生する。
夫役をさぼった人間を見せしめに釘で磔(はりつけ)にする刑が執行中だったのだ。
映像的にチャレンジャーなNHK教育の演出がさえわたり、けっこうヘビーな刑罰になっていて、祥瓊は思わず役人に石を投げてしまう。
とうぜん石を投げたのは誰だと、祥瓊は追われる。
それを救ったのは陽子だった。
十二国随一といわれる攻め女は嬉々として白刃を振りかざし祥瓊を逃がすための戦いに突入していく。(歪んだ見かた)
陽子とわかれた祥瓊はキャスト表をみれば桓[鬼隹](かんたい)と書かれている男に助けられる。ミもフタもない書きかただが。
途中、城壁からとびおりて足をくじいたので、桓タイにおんぶしてもらって次回へ向けて走る。
お姫さま抱っこがいいと、お嬢さま趣味を持ち出さなかったのは、えらいぞ。
城壁ってのは都市をまもる防衛線なので、落ちて死ぬことも十分ある。
くじいただけなのは実はラッキーかもしれない。
おまけで今週の浅野くん。
どうも、杉本が王になっていると思い込んでいるらしい。
王を守るためとだまされて、景王探しを手伝うことに。えと、昇紘は王殺しを試したいとか言ってたような…。
ついでに昇紘の上司・呀峰(がほう)を演じるのは「刃牙」で鎬昂昇を演じておられた中田和宏さん。
昇紘役の大川透さんと会話していると、鎬昂昇と猪狩の会話に相当する。
おおっ、これはッ! ………状況がまったく浮かばん。
鎬昂昇と猪狩って接点がほとんど無いし、性格もかなり違うので、会話が成り立たない気がする。
2003年11月24日(月)
書類不備をしていたと思っていたのですが、コミケに受かっていました。
「だったらイケるぜ! 月曜日 東地区 "I"ブロック-09b」です。
落選だと思っていたので準備不足かも。
◆ バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第二十殺「五対五(その三)」感想
今回は薬師寺天膳がイイ表情を見せまくっている。
首をしめた痕がくっきりしているのも見所の一つだ。
ちょっと霞刑部が驚きすぎという感じもするが、それは天膳の妖気が刑部を圧倒しているのだろう。
で、朱絹の血霧によって刑部は丸見えだ。
地面や壁にもぐるのに、血の刻印が通用するのかと心配だったが、ちゃんと有効のようだ。
前回、雨夜陣五郎の落とした刀をひろい、天膳が壁ごと刺殺する。
こういう落し物大活躍がバジリスクではたまにある。第四殺での筑摩小四郎の鎌とか。
部下の名前に3つの線を引いているのに、天膳はあまり心を痛めていないように見える。
やっぱり、あまり上司にしたくない人だ。
板状のまま刑部がさらされている。
ラーメンにされてしまったアニメ版キン肉マンのブロッケンマンを思いだす、シュールな構図だ。
やっぱりアレは取出し不能なのだろうか。
室賀豹馬の盲目の理由を深く考えず、最初に倒そうと考えるあたり、うかつ忍者・薬師寺天膳の面目躍如だろう。
術が判明している如月左衛門を狙ったほうがいいんじゃないかと、それがしは思うのですが。
朱絹姐さんは誰はばかることなく筑摩小四郎のことを心配するようになっている。
それを受けて天膳が「祝言二組‥‥」「挙げようかい」と返す。
朱絹姐さんが「え、二組っスか?」って表情なのがちょっと面白い。
どさくさにまぎれて、天膳もやる気です。
ちなみに私としては、盲目の小四郎より、うかつな天膳のほうが心配だ。
間違いなく死にます。
ふと気がついた。
朧がなんの忍術も身につけられなかったのは、天然瞳術を持っていたからではないだろうか。
朧に見られた忍者はお手本を見せることができず、失敗する。
師ができないので朧の技量は上がらない。
どじっ子忍者の烙印は、その破邪の瞳をもって生まれたときに宿命づけられたいたのかもしれない。
◆ アニメ十二国記 感想(32) 風の万里 黎明の空(9)
浅野くんはすっかり昇紘(しょうこう)と仲良くなってしまったようだ。
拳銃の試射までみせているし。
なんか見るたびに精神が崩れていっているようで、気の毒ではある。
祥瓊(しょうけい)は楽俊(らくしゅん)と別れ慶国入りする。
今では改心しているので、楽俊にもちゃんとお礼を言っている。口先だけではなく心から。
それだけで好感度が上がります。
陽子は怒る。
清秀(せいしゅう)の死を目撃して、国のシステムが正常に動いていないことを実感させられる。
そんな陽子のところに景麒が来たもんだから、言葉責めの餌食となるのだった。
ちなみに景麒は陽子を訪ねるさい、蘭玉(らんぎょく)に「下僕(しもべ)が来たと言ってもらえれば分かるはずだ」と言って案内を頼んでいる。
誤解してくれとしかいいようがないセリフだ。
アニメ版ではカットされたが蘭玉は「下僕(しもべ)、だなんてすごいわねえ」と感想を述べている。ほんとうに、すごいねぇ。
そのころ鈴は清秀を殺した昇紘の罪をあきらかにしようとするが、権力の壁に阻まれる。
もともと危険思想の持ち主だっただけに、思いつめるとこわい。
悪いのは景王だと思いつめて、騎獣と冬器(ぶき)を買いそろえる。
危険な刺客の誕生だ。
すこし前までは一方的に景王Loveだったくせに極端すぎだ。もうすこし、真ん中を歩いてほしい。
祥瓊が改心した反動なのか鈴のキケン度が加速して次回へ続く。
2003年11月17日(月)
今日は「PRIDE GP 2003」の感想をば。
○ クイントン・ランペイジ・ジャクソン vs チャック・リデル ●
迫力あるドつき合いだった。
ジャクソン得意の投げはあまり見られなかったが、打撃技術の高さを見せてくれた。
「Rampage(あばれ回る)」の二つ名に恥じず、グランドの攻防になっても打撃で攻めるところがジャクソンらしい。
まあ、本当は関節技が苦手なんだろうけど、完璧でスキの無い選手より、穴があってもハデな試合をする選手の方が好きです。
○ ヴァンダレイ・シウバ vs 吉田秀彦 ●
吉田が判定で負けていたのは知っていたのだが、思った以上に健闘していた。
確かに順当な判定だろうが、おしい内容だった。
吉田の打撃は重そうではある。でも、スキが多そうで、やっぱり多用は避けたほうがよさそうだ。
あとは、グランドでの技を増やすのが重要ではないだろうか。
ちょっと攻めあぐんでいる感じがしたので。
それはそうと、やっぱりシウバは安定して強い。
○ 桜庭和志 vs ケビン・ランデルマン ●
桜庭の紹介VTRはアニメ「R.O.D -OVA-」だ。
ランデルマンの筋肉がねー、血管浮いてるんスよ。マジに打ってそうだね。明日を捨ててそう。
試合はやや膠着っぽかったけど、桜庭らしさが出ていた。
久しぶりにみた桜庭の戦いだった。
これで完全復活だろうか?
○ アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ミルコ・クロコップ ●
スゲェ試合だった。
防御不能のミルコの打撃も凄かったし、一瞬で極めてみせたノゲイラの関節も凄かった。
ノゲイラがマウントを取ってから、ここでキメなければ勝てないとばかりに必死になって攻撃するところが、本当に緊迫感があった。
1Rのミルコの猛攻も真剣を振るっているような迫力があって恐い。
当たったところが斬れたり折れたりしそうな感じだ。
この2人がもう一度試合をしたら、次に勝つのはどちらかわからない。
それほど実力が拮抗した名勝負だった。
○ ヴァンダレイ・シウバ vs クイントン・ランペイジ・ジャクソン ●
この2人にある確執ってつくりだと思うのだが、どうか?
変なところでプロレスの演出を取り入れているからな…
この2人が闘うと、結果はあるていど予想できる。
荒々しいがスキの少ない闘いをするシウバと、荒々しくてスキが多いジャクソンが闘えば、シウバの勝ちだろう。
ジャクソンはちょっと投げを意識しすぎていた気がする。
シウバのヒザ蹴り連打に対して、投げを狙って股の間に手を入れて、そこでガードが甘くなっていた。
それ以外の理由もあるけど、投げキャラであるという自覚が、逆に弱点につながった気がする。
私も、ジャクソンの投げを見たいと思っているだけに、このこだわりのファイトは評価したい。投げ、不発でしたが。
ところで、年末の日テレ・TBS・フジと格闘技3連発は、どれを見ろというのやら。
とりあえず、2本は録画で1つは生ですか?
2003年11月11日(火)
◆ アニメ十二国記 感想(31) 風の万里 黎明の空 転章
今回は総集編なのだが、新作パートがかなり多い。
楽俊(らくしゅん)と旅をする祥瓊(しょうけい)は、傾きつつある柳国の実情をみる。
祥瓊は故郷の芳国も同じように荒れるのかと思う。やっと、思った。
今まで自分だけが苦しいと思っていた祥瓊だが、その視点を他にも向けることができるようになったのだ。
でも、芳国のほうが早くコケたので、もっと早く荒れていると思うのですが?
二人は雁国に入る。
そこは別天地だった。瓦一つとっても鮮やかな彩色がされている。モノクロの柳国から総天然色フルカラーの雁国に移り、さすがの祥瓊もおのぼりさん状態だ。
ここで祥瓊は王の重要性を見せつけられる。
自分の父・峯王はなにをしていたのか。公主(王の娘)である自分はなにをしていたのか。
今回の祥瓊は反省バージョンだった。
さすがは楽俊である。やっかいな人間をいい人に変えてしまう能力はバツグンだ。
柳の劉王とお近づきになれたら、傾いたのをもとに戻せたかもしれないのに。おしい。
NHKでグッズを作るなら楽俊抱き枕とか作ってください。人には知られないようにこっそり使います。
あ、人間バージョンは却下です。全裸だし。(全裸ちがう
祥瓊がずいぶん話せる人になったので、楽俊は自分が景王の友達だとうちあける。
で、楽俊は陽子も苦労しているんだよと先週までの近況を話す。お陰で、今回は陽子のセリフ無し。
祥瓊は景王も苦労していることを知る。そして、彼女の作る国を見てみたいと思う。
純粋に。暗殺とかぬきに。
ちなみに、景王に近づいて王位を奪うつもりだったと、祥瓊は楽俊に告白してビビらせる。
半分は本気だったと言っていますが、どう控えめに見ても、ありゃ100%本気だったと思う。
「殺る気」が漏れすぎていましたよ。
まあ、若いころはヤンチャしてたと言うことで、改心した祥瓊は楽俊の友が治めるという国へ旅立つのだった。
一方、浅野くんのマグナムは今日も沈黙を守っていた。
この役立たず。不能。ヘニャチンがッ。(言いすぎ
それだけではなく、銃を向けた相手である昇紘(しょうこう)と会話ができるものだから、ついついグチを聞いてもらっていた。
なんで、こんな国にきたんだろとグチる浅野であった。
話を素直に聞けば、杉本という人が悪いと思います。
昇紘は浅野の話を聞きながら「陽子」などとメモを取っており悪だくみを考えているようだ。
ちなみに昇紘を演じておられるのはグラップラー刃牙で猪狩役だった大川透さん。
悪に燃える闘魂(?)を渋く演じておられます。
昇紘はいう。自分もこの世界はおかしいと。なぜ王がいるのかと。
自分は死ぬまで天に逆らうつもりなのだと。
昇紘の望みは大逆、つまり王の暗殺なのか。
王の友人らしき男を手にいれ、昇紘はなにをたくらむのか。
祥瓊が向かおうとする慶国には陰謀がうずまいている。
2003年11月10日(月)
木曜日はバキの感想を書くので「TRICK3」はビデオにとって、金曜深夜にみている。けっきょく時間はいままでと同じなのだ。
今は、「TRICK3」のあとに放送している「白い巨塔」も録画している。
この組み合わせがマズイかった。
「TRICK3」にはヅラ刑事・矢部(生瀬勝久)という男がいる。
関西弁でヅラだ。そこにいるだけで笑える。
「白い巨塔」の主人公・財前五郎(唐沢寿昭)の義父財前又一(西田敏行)の頭髪は、ものすごくヅラっぽい。
そして関西弁だ。
写真ではわかりにくいので、ぜひ動いているところを見てほしい。
あれはヅラだろう。
いや、本人は頭皮から直に生えていると言いはるかもしれないけど。
「TRICK」を見たあとは笑いのスイッチとヅラ・センサーが入ったままだ。
そのまま「白い巨塔」をみる。もう、西田敏行の頭髪にしか目が行かない。
先週などは西田敏行が唐沢寿昭の頭をグシャグシャいじりながら「フサフサやな…」と微妙なニュアンスでつぶやいていた。
これが笑わずにおられようか。
なんで生死をあつかう医学ドラマでこんなに笑わなくてはいけないんだ。そう自問しながらも笑う。
東教授の奥様の火をふくような怪演にも笑ってしまう。
まじめなシーンはまじめに見ているはずなのだが、残る記憶はこんなものだ。
そして、次回も頭髪を気にしながら見るのだろう。
ダメだ、俺は。
2003年11月9日(日)
本日は選挙でした。
しかし選挙より、曙のK−1参戦とかが気になったりして。やっぱりガード練習をしているようですね。
ルールの違いを乗りこえられるのか注目です。
今ごろだが「TRICK劇場版」について。
「TRICK2」のラストで上田(阿部寛)と奈緒子(仲間由紀恵)がもう会えなくなると通告されていた。
「TRICK3」では金髪刑事の石原(前原一輝)がいなくなっていて、代わりにクワガライジャー(姜 暢雄)が出ている。
劇場版では、一体ナニがあったのかッ!?
上田と奈緒子に関してはいいとして、金髪刑事はヅラ刑事・矢部(生瀬勝久)の『ごく自然に頭皮から直に生えている(はずの)髪の毛』の秘密を知ってしまったために粛清されたのかと心配していた。
予想は当たっていたような、なんでも無かったような…。
ついでに全然関係ないのだが、ひとりの奇術師が戦争を止めた話が出てきたのがよかった。ごく個人的に。
この話は中島らもの小説「ガダラの豚」にも出てくるのだが、どうやって止めたのか作中に出てこない。
そんな訳でずっと気になっていたトリックが一つ判明してスッキリしたのだった。
ちなみに「ガダラの豚(I〜III)」は、奇跡を起こすと称している新興宗教のトリックを大学教授と奇術師があばくという話だ(I巻)。
「TRICK」と同じような筋だが、ギャグに脱線ばかりするあたりも似ている。
ただ、油断していると少林寺拳法 vs 殺人レスラーがはじまったりするところが違う。
話はII巻・III巻と進むとアフリカ珍道中・アフリカ呪術忍法帖になってバタバタ人が死ぬのだが、それほど陰惨にならないもの、話の合間にギャグがあるからだろう。
「ガダラの豚」は漫画化もされているのだが、ギャグ部分がほとんど無くて、超常現象全肯定の超能力漫画になっていて、ちょっと残念だ。
そんな訳で「TRICKが好き」「異種格闘技が好き」「忍法帖シリーズが好き」「旅行記が好き」な人には「ガダラの豚(I〜III)」がオススメです。
うん、なんか「TRICK劇場版」の感想じゃないね。
2003年11月8日(土)
◆ バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第十九殺「五対五(その二)」感想
「朧さま拙者の女房になりなされ」
このときの薬師寺天膳はもっとエロ笑い全開の方が似合っていそうだ。
なにしろエロといえば天膳、天膳といえばエロなのだ。
薬師寺天膳の忍者技は一がセクハラ、二はバレバレだがまだ秘密である。
葛藤する筑摩小四郎。
現代の生活をしている私には実感がわかないが、江戸時代の忠義は絶対であるらしい。
しかも、忍者である。おまけに天膳の子飼いである。
幼少のころからみっちりと教育されちゃっていたのだろう。
彼にはきっと小太郎、小次郎、小三郎の3人の兄がいて、小太郎は逃げ出し風魔忍群に入り、小次郎も逃げ出し鐘巻自斎に師事を受けたに違いない。
小三郎は過労死、小四郎だけが残った。
徹底的に教育されているとは思うが、姫様Loveの男である。「小四郎」と、自分の名を呼ばれて駆け出さずにはいられない。
一回転びながらも走る姿がいじらしい。
でも、小四郎の名は「朱絹」「陣五郎」に続いて最後の3番目だ。
「ひ、姫様……。なぜ私の名前を呼んでくださらぬ……」と葛藤していたんだろうな。
天膳、コキャッとしめられる。
原作を読んでいなかった、このシーンは朧が天膳をしめていると思っただろう。
天膳って微妙にうかつすぎる人だし。
いのちの精をそそぎこむ事に気をとられすぎだ。
全裸の怪人・霞刑部が今宵も脱ぎまする。
ただ、個人の術におぼれている気がしてならない。
地面にもぐりこむ術は、不意をつく術だ。しかし、朧・小四郎は目が見えず、天膳はそそぎこむ事で頭がいっぱいだ。
じっくり観察していればわかりそうなことだが、刑部は己の術と肉体に溺れて、確認を怠っている。
これが如月左衛門だともっと冷静に観察して弱点を突くのだろう。刑部はその辺があまい。
天膳を倒したあとは隠れないで、朧を攻撃すればよかったのに、惜しかった。
で、冷静ではない刑部はちょっとビックリしすぎで攻撃のチャンスを逃したらしい。
次回、血の雨がふるか?
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