とら日記(04年4月)

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2004年4月30日(金)
 前に書いたバキFateネタがLarzさん紹介されていた。
 ありがとうございます。

 あと、みなみ先生にはお叱りを受ける。
 いや、本当、人のこといえません。ちょっと調子に乗りすぎました。
 反省しております。


PRIDE グランプリ2004 開幕戦 感想(公式サイト

 今ごろ見ているのだが、色々と面白い試合が多い。

・戦闘竜 vs ジャイアント・シルバ
 最初はイロモノ対決か? 大相撲 vs 大巨人!
 しかし、体格差はいかんともしがたい。戦闘竜がグランドで上をとっても顔に手が届かない。
 やっぱ、デカいというのは、それだけで強いのだろうか。

 それ以上に、シルバが関節をとって勝ったのが意外だった。
 見た目も動きも不器用そうなんだけど、テクニシャンだったのか?
 元力士にはがんばって欲しいのだけど、なかなか勝てませんね。


・ヒース・ヒーリング vs 高橋義生
 高橋義生といえば鉄拳伝タフの「人喰い義生」のモデルとして有名だ。試合前のVTRでも映像が流れる。
 誰だ、これを選んだのは。縁起でもない。
 なにしろ「人喰い義生」は、刃牙でいえば加藤のような存在だ。主人公のライバルのように登場して、噛まれていく。
 でも、高橋義生はヒーリング相手によくがんばった。


・セルゲイ・ハリトーノフ vs ムリーロ・ニンジャ
 試合がかなりカットされていたのが残念だ。
 サンボ使いのセルゲイ。この名前だけで尋常ではない。
 プロフィールだけ見ると、ニンジャと体格があまり変わらないようなだが、なんかデカく見える。
 そのセルゲイが、速くはないけど重そうな打撃で、あのニンジャを打ちのめす。
 この人、ムチャクチャ強いのかも。今大会のダークホースか。


・ミルコ・クロコップ vs ケビン・ランデルマン
 そして、大波乱の一戦だ。
 大会側の思惑としては人気のあるミルコには勝ち残ってもらいたいのだろう。
 ケビン・ランデルマンは飛びぬけて強いわけじゃない。噛ませ犬の予定だったのだろう。

 ランデルマンは、対桜庭戦の印象が残っている。
 常に片腕を上げてハイキックを警戒する筋肉男だ。
 そういう意味で、ミルコには蹴りにくく、つかまりたくない相手だったのだろう。
 それまでタックルしかしてこなかったし、レスラーのパンチに無警戒だったのだろう。

 なんにしても左フックをもらった時点で勝負アリだった。
 油断なのか、調整不足なのか微妙だが、ミルコの再起に期待する。


・アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs 横井宏考
 ちょっとノゲイラがてこずっているようだったが、順当に勝った。
 というか、スタンドでの打撃や、相変わらず多彩なグランド技など、芸の深さと広さを見せつけている。
 やっぱり、調整さえ間違えなければ優勝候補の筆頭かな。


・エメリヤーエンコ・ヒョードル vs マーク・コールマン
 ヒョードルもてこずっていた。むしろ、コールマンが、がんばっていたと言うべきだろうか。
 頭頂のさみしさもベテランの証だ。がんばれ、マーク・コールマン!
 と、ちょっと応援していたのだが、一瞬のスキをつかれて逆転される。
 この辺の勝負強さが現王者たるゆえんか。


・小川直也 vs ステファン・レコ
 人気と知名度はあるけど総合初参戦のステファン・レコを噛め。
 それが大会本部の指令だろう。

 それはともかく、打撃でレコを押し、肩固めで倒したのは、柔道を超えた証拠だろう。
 ひょっとして、うまくすると、決勝まで残るかもしれない。そうしたら快挙だ。
 私も日本人なんで応援しときます。


2004年4月26日(月)
 今日はプリキュアからだんだんとバキに変化していく予定だ。

 あんよさんの書かれた「湯船でコブラツイスト」というワードに色々と頭を悩ませ、もがく一週間だった。
 色々と妄想がわきたつのだが形にならない。
 亮太(弟)が何歳かにもよるが、経験則では母親は子供を風呂に入れるのがめんどいので、二人そろって入りなさいという傾向があると思う。
 その間、きっと母親はこっそり美味いもん食っていたのではないだろうか。

 しかし、風呂コブラですよ。
 陸のコブラよりもキケンな感じがする。
 頭を洗うのを嫌がる亮太をコブラでかためながら、シャンプーする。
 二人そろって泡まみれですよ。


 ところで、本気でほのかにしかられたい大吉さんですが、バキの感想をプリキュアネタで書くのはいかがかと。
 星の出ている夜ばかりでは無いんですよ。刺されます、プリキュアファンに。
 もちろんバキファンは、そのていどに動揺しないのですが、プリキュアファンはなめちゃいけない。
 むしろ私が刺しに行くかも。
 ちなみに、大吉さんの場合、背中より尻に注意をした方がよろしいかと。


 「好き好き大好きっ」さんのところで知った、アメリカ人のバーベキュー のガイドライン(2chネタ)が面白い。
 で、「大擂台賽の闘争ガイドライン」を書いてみる。
 まあ、中国人の大擂台賽への思い入れは凄まじいものがあるからな。
 海外赴任中にガングロ中国人に誘われて、イヤイヤ大擂台賽とやら行ってみたんだが、まず湯気がすごい。

 このガングロが、せまい乗用車に加湿器と相撲取りありったけ詰めこんだような湯気を出す。
 むわ〜〜〜と通路中にたちこめるように湯気を出しやがる。
 オマケに女に膝枕させているヤツも全身から出している。
 どこの健康ランドだよここは。

 連中、湯気だけじゃなくて肉もすごい。
 100歳になる爺さんまで肉ダルマだ。おかしい、それ。日常生活じゃ絶対に使わない肉だ。
 で、俺の体の肉をみて「貴様の肉体は20年前に通過しているッ」という顔をする。
 闘・性・食などの本能に根ざすものの追求は、我々に追いつけないらしい、みたいな。
 絶対、その肉10キロつけるより、俺の脳500g動かしたほうが生産的だ。っつうか、それほぼ凶器じゃねえか。ここがアメリカだったら、シルエット見ただけで射殺されるぞ。

 で、海王が負ける。やたら負ける。普段は偉そうな武術省の連中も、このときばかりはシン…となる。
 普段イイ人よそおっているらしい郭海皇が、怒ったらしく武術省の利き手カットする。3人まとめてだ。

 2回戦もすごい。まず汚ねぇ。ルールとかねじ曲げている。
 わびろ、会場の皆さんに土下座してわびろ。オリバ vs 寂海王とか期待していた俺の立場はどうなる。
 最初からやり直せ。

 で、都合よくチーム対戦にする。中国連合軍で組みなおす。自分たちの都合のいいように組む。ゲストとかそんな概念一切ナシ。
 ただただ、外国人が憎いらしい。ムエタイのパンツおろして、直に金玉打ったりする。
 試合があらかた片付いた後、「試合とは、どちらかが欠けても成立できぬもの」などと、残った毛海王を倒す。
 範海王の試合は回ってこない。
 1回戦を丸ごと無かったことにする。畜生。

 で、中国連合軍が人数調整して、郭春成とか龍書文を追加する。
 大擂台賽は「海王」が「海皇」になるための大会ってのはどうした。おまえら、海王どころか、絶対黒社会で生きてるだろ?
 つうか、まんま黒社会の住人じゃねぇか。
 もう、ルール変更どころじゃない。犯罪者だよ。警察呼べよ。

 主役の彼女も「ああ、復活したアナタ素敵ね」とか言う。少年誌で見せんな、殺すぞ。青年誌に行け。
 普段は「素手で父親を殺す」と宣言している主人公も、「現在(いま)の中国拳法に対する思い。その一点だけはあなたと同じだ」とか言ってやがる。日和やがって。
 なんで、そこまで中国拳法を憎むのか意味がわかんねえ。何が憎いんだ。

 まあ、おまえら、大擂台賽に誘われたら、要注意ってこった。
 書いている途中で、自分でもなにがなんだかわからなくなったが、大擂台賽でこういうこと言うのは感心できない。
 あとで、146歳の爺さんに呼び出しうけること間違いなし。
 ちょん切られる。


2004年4月25日(日)
ふたりはプリキュア『第13話 ご用心!年下の転校生』 感想ABC公式
 敵の少年キリヤが登場する。まるで少年漫画のようにサッカー場に乱入して、ゴールを奪う。
 少年チャンピオンのキャラですか? きっと中華料理屋に入って出されたチャーハンより美味いチャーハンを作るのだろう。

 今回はなぎさがドタバタしていて、非常にかわいらしい。萌える。
 とりあえず藤Pへの執着は残っているようだが、他の男への関心は消えているようだ。
 ほのかが色々と調教しているのだろう。

 今までの敵が力押ししかできないバカだったため、ポイズニーは強敵と思われているようだ。
 まきぞえで毎回マーブル・スクリューを喰らっていたピーサードや、正面からぶつかって毎回喰らっていたゲキドラーゴとは違い、背後に隠れているので寿命は長そうだ。
 キリヤもしばらく定着するようなので、このコンビで春・夏は乗りきるのか。

 ところで、ポイズニー姐さんは結局バカであると判明した。
 やっぱ、雨蘭咲木子さんにはバカ声がにあうと思ったわん。
 今後動物に変装(?)したあとは、語尾が動物系になるのだろうか。わん。

 で、新登場のキリヤがメインの話だと思っていたら、ほのかと科学部の話だった。ぜいたくな構成だな。
 とりあえず、ユリコとは名前を呼び合う仲であるようだ。
 しかし、家には招待していない(少なくとも多く行っていない)。
 ユリコは、ほのかの家に行くことに微妙な遠慮があるようだ。
 ほのかの天然天才っぷりに尊敬はしているが、ちょっと近づきにくく思っているのだろうか。

 今回の変身シーンは、ほのか白衣バージョンだった。
 夏になれば、水着バージョンとかあるのだろうか。
 たのむ、あってくれッッ!

 次回はニセ・プリキュアの話らしい。
 こりゃまた楽しみな展開だ。
 ラストのキャストを見るかんじだと、ニセの二人は、
・夏子:小清水亜美
・京子:名塚佳織
 のようだ(違ったら、ゴメン)。

 小清水さんはいわずと知れたナージャで、名塚さんは「フルーツバスケット」の杞沙(寅)とか、「ななか」の嵐山五月の方だ。
 当サイトはチャンピオン優遇サイトなので、名塚さんの代表作に「七人のナナ」のナナぽんを入れなくてはならない。
 いや、私もよく覚えていないんだが。

 と言うわけで次回は色々な意味で楽しみだ。
 しかし、プリキュアは次回予告の見せ方が上手いよなぁ。


2004年4月20日(火)
バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第三十殺「二対二」感想
 伊賀の精をそそぎこみたくてしょうがない薬師寺天膳は、死をも恐れない。
 でもって、如月左衛門ならこんなアホなことはしないと知っている陽炎は毒の息で殺る決意をかためるのだった。

 しかし天膳が下手なのか顔が好みじゃないのか、陽炎はたかぶらずに苦労している。
 筑摩小四郎が相手のときはすぐに発動していたっぽいんですけど。
 やはり、薬師寺天膳はタダ者ではない。
 がんばって甲賀弦之介の顔を思い出しているあたりが、切ない乙女心だ。

 で、陽炎さんに念のためコキャと首を折られるあたり悪役うかつ萌えの真骨頂と言えよう。
 陽炎のほうは命を炎と燃やしケガも露出もいとわぬ大活躍だ。

 朧は、本人は優しいつもりなんだろうけど、とらわれの身になる陽炎はたまらんだろうな。
 屈辱だし、痛い目にあうし、ぜったい天膳にHなお仕置きされるし。そりゃあもうネチネチと。
 そんなワケで、次回の陽炎は人生最大のピンチらしい。
 ちなみに次回は5月1日(土)発売だ。


・附:美少女三国志「ランペイジ」感想
 関羽が劉備はいずれ皇帝になるといっているが、それを口にしたら黄巾党と同じ逆賊だぞ。

 正史には、劉備が子供のとき「いつか天子の車に乗ってやるんだ」と言って叔父の劉子敬に「めったなことをいうでないぞ。わが一門を滅ぼすぞ」とたしなめられたぐらいだ。
 劉備は子供のときから皇帝を目指していた、ワケではない。英雄を夢見る子供ならこういうことを言うだろう。
 今の子供なら「大きくなったらデカレンジャーになる」と言いそうだ。仮面ライダーになりたがる子供はいるのか?

 上の話でちょっと出たが劉備にも一族がいる。
 劉備と同じく盧植門下で学んだ劉徳然、徳然の父・劉元起などだ。

 当時の人は一族が同じ敷地に住んでいる。
 だから、一族から離れて一家族だけで住んでいる貧しい人は単家といわれていた。
 有名なのが徐庶で、彼は単家の人だ。三国演義では誤解されて、元の姓が「単」とされちゃったのも有名な話だ。

 で、劉備はちゃんと一族で住んでいたようだ。
 劉徳然は劉備の字「玄徳」と「徳」つながりなので、同世代の従兄弟なのだろう。

 劉備の父は早くに死んだので、ワラジやムシロを作って売っていた。
 当時のワラジやムシロは消耗品で生活必需品(当時は土間に直接ムシロをしいて座っていた)だが、それだけで生活できるとは思えない。
 たぶん、これは内職レベルで別に田畑と小作人がいたと思われる。

 諸葛亮伝の注『魏略』に劉備は『牛毛を繋ぎあわせるのが好き』と書かれている。
 貧乏とかそういうことより、劉備は手なぐさみ仕事が好きだったのかもしれない。
 ちなみに、この注は三顧の礼を否定する内容で、いろいろと物議を生んでいるのだが、その話はいずれ。

 劉備は美しい衣服を好んでいた。体格も良かったし、見た目に英雄の風格があったのだろう。
 そういう趣味がもてるのも、そこそこ金があったからだと思う。
 盧植への学費は伯父(?)の劉元起に出してもらっているのだが。

 その後の劉備の人生に、一族の姿は見えない。
 曹操や孫堅は一族のバックアップがあったことがわかるのだが、劉備の一族は学費は出せても、それ以上支えられない非力な一族だったようだ。

 とりあえず、劉備がおしゃれをするのは歴史的に正しいようで。


2004年4月19日(月)
 前に映画の「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」の感想を書いた
 そのとき不満点をいくつか書いた。
 それはDVDで補完されていると掲示板の通りすがりの人やPFFさんに教えてもらったので、買いました。
 ちなみに、前に書いた感想はそうとう疲れていたときに書いたので、ひどい誤字が多くちょっとだけ直しました。

 指輪物語の「二つの塔」は、大活劇巨編に仕上がっていて男の子としては、興奮せずにいられない。
 めちゃ燃えですよ。2つ合わせて約2万円も高くない。いや、ちょっと高いが。
 現在進行形でチビチビと字幕を変えたりしながら見ている。
 このペースで、いつ見終わるんだろう。

 このタイミングでネタバレ感想を書くのもなんだし、当たり障りのない感想を。


 指輪物語・二つの塔は、冥王サウロンのこもる塔と裏切った魔法使いサルマンのこもる塔の、二つの塔をめぐる物語だ。
 偉い人と煙は高いところが好きらしい。

・ ウルク=ハイについて
 で、サルマンの手兵は「ウルク=ハイ」で、「二つの塔」の主敵となる。
「ウルク=ハイ」はオークの新種だ。
 オークは原作者トールキンの造語で現代英語のゴブリンに相当する。
 古いファイナルファンタジーだと、ゴブリンは一番の雑魚、ドラクエで言えばスライムみたいなものだが、指輪物語のオークはずっと凶暴だ。

「ウルク=ハイ(Uruk-hai)」のウルクはオークの言葉で「大型の兵隊オーク」を意味する。
「hai」についての解説はないが、音が「high」に近いので高いの意だろうか?

 つまり、「ウルク=ハイ」とは最大最強の精鋭部隊なのだ。
「俺たちは戦闘部隊ウルク=ハイだ」そう叫ぶ彼らには、凶暴な戦闘力にたいする荒荒しい自負心が感じられる。

 仲間の仇を警察に頼らず自分たちで討とうとする空手家集団みたいだ。
「俺たちは、教育集団でもなければ宗教団体でもない。俺たちゃよォ、武道団体だッッッッ。戦う団体なんだぜェッッ!」
 そう叫ぶ神心会の猛者どもとイメージがダブり、妙に好きな集団だったりする。

 映画の醜悪な面構えは、見ているだけで獣化した神心会を思わせる迫力がある(ぇー)。
 敵役だし、憎い奴らだが、ちょっと好きだ。

 ただ、弱いんですよ、彼ら。
 正確には戦う相手のアラゴルンたちが強すぎるのだろうが、バッタバッタと斬られている。
 もう、その後ゴブリンになってスライム扱いされる未来が見えるのが、なんともかんとも。
 戦闘部隊なのになぁ。

・ サルマンと環境破壊について
 今回の影の主役はサルマンだ。
 サルマンの趣味は森林伐採と水質汚濁を主とする環境破壊だ。
 もちろん、火をおこしたりするのに木を切るのだけど、なんか必要以上に環境破壊をしているように見えてしまう。

「旅の仲間」からはじまり「二つの塔」「王の帰還」とサルマンがいかに嬉々として環境を破壊しているのかに注目すると、ちょっと楽しい。そこに執念すら感じる。
 あ、でも「王の帰還」の環境破壊はカットされているってウワサですが。

 ちなみにウルク=ハイはサルマンが品種改良して作った。
 環境破壊好きな魔法使いは、遺伝子組み換え食品も大好きなのだ。オークは食品ではないが。
 サルマンが、これらの手段によって力をつけ、やがて没落するのは無分別な科学の応用に対する警鐘なのだろうか。と、カッコつけてみる。

・ レンバスについて
「旅の仲間」でレンバスをもらうシーンが追加されていて、すげぇうれしい。
 前の感想であえてレンバスにふれなかったのは、ふれると長くなるからだ。つまり、これから長話になる。

 話がすこしそれるが、私にとっての「指輪物語」は「行軍はつらいよ物語」だ。
 富士山の周囲を一周する自衛隊の訓練のように、少ない水と食料と休憩で歩き、周囲にはオークがうごめいていて気が休まるヒマもない。
 それでも指輪を捨てるため、半泣きになって進んで行かなくてはいけないのだ。
 読んでいるだけで疲れるようなひどい話なのだ。そこが好きなんだけど。

 原作者トールキンは、第一次大戦の悪名高き西部戦線で塹壕熱にかかったらしい。
 死ぬほどタコ穴掘らされたんだろう。まあ、掘らないと戦場に新しく登場した機関銃に撃ち抜かれて死んでいたのだろうが。
 そういう戦争経験からくる怨念が、文間にこめられているような小説というのが私にとっての「指輪物語」だ。
 そこにレンバスが欠かせない。

 レンバスはエルフの焼き菓子で、軽量・長期保存・ちょっと食べるだけでお腹いっぱい・滋養満点・勇気もわきます・オマケに美味い! と旅のお供に最適なのだ。
 ただ、どんなに美味いものでも一日三回毎日食うとあきるんですよ。

 カレーは美味くて好きだけど、毎日はいやだ、みたいに。
 こんなにカレーばっか喰ってると黄色くなるよ。インド人みたいな体臭になっちまうよ。
 だから、ドライカレーにすれば良いって問題じゃねぇんだッ!
 そんな感じ。ホビットさんも、カレーにはうんざりだ。

 たまにはウサギの香草煮とか喰いたい。少しじゃががあれば言うことないんだが。じゃがはないかね。
 そんなジャガイモの幻想が見えてきそうな極限状態だ。
 それで飯喰えないんだから、どうしようもなく同情してしまう。

 戦場にはいろいろつらい事があるらしいが、単調な食事もその一つらしい。
 道中の食糧難は作者の戦闘糧食(コンバットレーション)体験からきているのかもしれない。

 ちなみに現代の戦闘糧食はこちらのサイトで詳しく書かれています。
 韓国の軍人さんが書いた「指揮官の条件」という本でKレーション(韓国仕様糧食)は日本で作られていて、漬物に唐辛子がかけられている心遣いが非常にありがたかったと、いやに感謝しておられました。
 やっぱ、食事は怨みも感謝も深いらしい。

 そういう状況をふまえて映画を見ると、冒頭の「レンバスです まだある」「これも…レンバス」と言うセリフだけで泣き笑いだ。
 もう、レンバスは十分ですよ。一生分のレンバス食いました。
 でも、これから先もレンバスしか食うもんないんだろうな。


2004年4月18日(日)
 横山光輝先生が死去された。
 私の三国志好きは間違いなく横山先生の影響だし、日本における三国志作品のベストは横山先生の「三国志」だと思っている。

 他にも「水滸伝」「項羽と劉邦」「史記」シリーズなどで中国物の面白さも知った。
 漫画の「水滸伝」で公孫勝を一清道人、李逵を鉄牛でおぼえちゃって、小説の水滸伝を読んだとき、えらい混乱したのも今ではいい思い出だ。
 三国志でも典韋は兵士Aにも「悪来どのこちらへ」などと言われていたし、あだ名好きなんだろうか。

 あと、「バビル2世」は全知力を駆使する超人の戦いなのだが、勝敗の決め手がうっかりミスで自滅と言うあたり、笑えてしまって最高だ。
 どこまで本気で、どこから天然なのか分からないところが凄い。
 予習で「OVA ジャイアントロボ」の長官の勇姿を見て、「すごいよマサルさん」の最終回での「死んでます」のセリフを確認しておくと良いだろう。


ふたりはプリキュア『第12話 悪の華・ポイズニー参上!って誰 』 感想
 ポイズニー役の雨蘭咲木子さんには海外ドラマの「ダーマ&グレッグ」とかのイメージがあって、香港映画の吹き替えに出ていても違和感無いが、知的な役をやると違和感がある。
 あー、かなりムリしてかわいい声出していませんか? ツインテールですか?
 不覚にも、ちょっと(かなり)萌えた…。

 海外ドラマというと「冬のソナタ」になぎさ役の本名陽子さんの名前があった。
 作中それぐらいの年齢の人はヒロインの妹しかいないので、たぶん妹だと思われる。
 セリフが「お姉ちゃん」の一言しかなかったので、判別むずかしいんですけど。

 開始数分でメップルをとられる なぎさのアホっぷりがたまらん。
 でもって、短いスカートで容赦なく座りこむ姿がまたたまらん。
 ヒザが、ヒザがッッ。もっとカメラ位置を下にッッ!

 今回はほのかと祖母の話だったりする。
 「ページの終わりまで」のあんよさんの日記でたびたびプリキュアと「うしおととら」の比較をしていたのが頭に残っていて、おばあちゃんが「メップルどのおられるか!?」と言い出すんじゃないかとドキドキだった。
 だって蔵に封印されていた妖怪だし。実は母さんは海のそこで……。いや、この前帰ってきたし。
 たしか2話で、おばあちゃんが蔵のことを気にかけていたのは今回の複線か。

 ほのかの空気投げや激昂しやすいところは祖母ゆずりなのだろうか。
 変身ヒーローの宿命らしく、二人は正体を周囲の人に隠したがる。
 うすうす感ずいていても、保護者はあたたかく見守る。
 こういう身内の描きかたが上手い。

 先のあんよさんの日記でなぎさと亮太関係を『姉をダシにしてほのかの笑いをとる亮太。でもそれは、姉に依存していることの表れで。』と書かれています。
 たしかに、なんやかんや言っても依存しているところがありそうです。

 イチゴをなぎさに貢いで水族館につれて行ってもらおうとしたり、根っこで姉が好きでないとしない行動ですよ、きっと。
 仲のいい友達と数人で連れだって行けば、誰かの親が来てくれるだろう。
 そういう手段をとらなかったのは、姉に依存している部分があるのだ。

 そう考えると、最近なぎさの話によく出てくる「ほのか」って、この人なんだと会う前から親近感があったのかも。
 なぎさと亮太はきっと風呂も一緒に入っているに違いない(そればっか)。


2004年4月12日(月)
「バジリスク完全解読BOOK」が出た。
 せがわ先生のインタビューがなかなか面白い。

 タイトルである「バジリスク(basilisk)」の意味もついに明らかにされた。
 邪眼を持つ怪物という意味はすでに判明しているのだが、もう一つ意味があるらしく、そっちは謎のままだった。
 以前書いた予想で、6割がた当たっていたようだ。
 まあ、最終回で説明が入るかもしれないので(今までの作風からすると入らないかも)、ネタバレが怖い方はクリックを控えてください。

 ちょっと面白かったのが、最強は誰かという話題だ。
『いちばん強いのは、やっぱり薬師寺天膳の不死身でしょうね(笑)。死なない、というのはかなり強い(笑)。でも、たぶんダメな人間になっちゃいますよね。(中略)たとえダメな人でも、最後に生き残るのは不死身ですから、これはかなり強いと思います』
 薬師寺天膳、作者公認のダメ人間決定の瞬間だッ!

 一部を抜粋して、意図的に内容を強調していますが(ォィ)、薬師寺天膳は人間として堕落していると決まったらしい。
 でも、最強なんだ。
 地上最弱が、もっとも恐ろしい。

 なお、せがわ先生の公式サイトでは人気投票が行われています。
 今までは、ほとんど如月左衛門が首位だったのに、筑摩小四郎が首位を奪ってしばらくキープしている。
 ちょっと遅れて、夜叉丸と薬師寺天膳がせまる。
 どうも、美形が人気あるらしい。

 遅れ気味な美形は甲賀弦之介だ。主人公は人気ないんですかね。
 人気ないのは、しわしわな人たち。
 いつ見ても、この人たちが最下位を守っています。
 不憫な……


2004年4月11日(日)
ふたりはプリキュア「第11話 亮太を救え! ゲキドラーゴ・パニック」感想

 影がうすいなぎさ父が登場する。なぎさのコブラは父直伝のようだ。
 幼き日のなぎさに父なりのスキンシップでかけていたのだろう。
 いずれ、コブラツイストがオクトパスホールド(卍固め)に進化するのだろうか。

 水族館にほのかが ついてくる経緯は語られない。
 なぎさとほのかは、それだけ密に連絡を取っているのだろう。
 で、弟(亮太)がほのかを見たときの第一印象がどうだったのか、それも語られていない。
 そのへんは各人の妄想で補完すべきなのだろうか。とりあえず私はした。

「ページの終わりまで」のあんよさん感想で『ほのかの手を早速握っているなぎさ弟。視聴者の敵意が今日のゲキドラーゴのエネルギーでした。』とありましたが、私の敵意はかなり多く注ぎ込まれたはず。
 むしろ、うらやましい。
 アンタじゃムリだ、オレがかわる。
 そのへん、「ダイヤモンド三菱」の加納さん感想と同じだったりします。

 今までの亮太はなぎさの事を「なぎさ」と呼び捨てにすることが多かった。
 ほのかが横にいるときは「姉ちゃん」と呼んでいるように聞こえた。(私には)
 で、ゲキドラーゴとの戦闘後では「お姉ちゃん(泣き)」と言う。
 この辺の微妙な言い違いが優れた演出だと思う。

 やっぱり、姉弟は普段ケンカばかりしていて、時には本気の殺意をいだいたりしても、根っこでは仲がいいのだろうか。
 私の場合、そこにたどりつくまでに二十数年かかったんですけど。

 今回は久しぶりにアクション大爆発の回だ。
 闘いが盛りあがる経緯にしても、精神的な盛りあがりがあって、それから動きが盛りあがる。
 この辺が見ている者にも納得と共感をさそう部分だ。

 なぎさは真っ直ぐ突っ込んで防御が甘く、ほのかは受けに強く返し技で投げる。
 二人の個性は、闘いかたにも出ている。
 今のところ、突っ込んでピンチになる なぎさを、ほのかがフォローすることが多い。それは二人の性格と闘い方によるものだ。
 いつか、オープニングのように、倒れあきらめかける ほのかを、なぎさが助け救い上げるのだろうか。

 プリキュア感想リンクは風流[姫]君さんが集めておられるので、参考までに。


2004年4月10日(土)
 TYPE-MOONにて『Fate / stay night』人気投票が開始だ。
 
 4月7日の日記でFateネタをやった。
 後で思い出したのだが、ライダーを入れ忘れていました(土下座)。

 ライダーはセルゲイ・タクタロフにすると早い時点で決めていたのだが、なんで忘れるかな。なんでさ。
 そんなわけで7日の日記はちょっと修正した。


 で、またちょっとFateネタバレな言い訳、というかネタ。






 なんで、ライダーがタクタロフなのか。
 ライダーって鎖キャラじゃないですか。鎖といえばセルゲイ・タクタロフですよ。他に誰がいると。


「手綱を引く力こそライダーの力だ。
 早く引き上げないと、なにもかも凍りついてしまうぞ!!」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」

「血をたぎらせるんだ、ライダー!!
 このペガサスを乗りこなせたなら、もはやキサマに勝てるサーヴァントはこの世にいないッ!!」

「!」

「ハラショー ライダー!
 ハラショー メドゥーサ!

ウラ(バンザイ)―――― 騎英の手綱(ベルレフォーン)!」


 ………


「ハァ、ハァ…」

「ちょっと冷えるのぉ、魔力でも補充しに行くか…」



 と、こんな感じで特訓していたんですよ、あのふたりは。

 前回のネタはMustard Houseさんや、 寄せ集めな世界さんや、こあとるさんや、鍵っ子の生息地さんに紹介していただきました。
 ありがとうございます。

 今日はルビタグを使ったので、インターネット・エクスプローラー推奨。MozillaとOperaとネスケで確認しましたが、まあそれなりに見えるのでOKということで。


2004年4月7日(水)
 こあとるさんにすすめられた、モーニング娘。バキコラを見る(3/31日記)。
 私もモー娘はくわしく知らないのだが、なんとなくでもわかる面白さだ。

 刃牙パロの世界では、選手入場ネタが非常に多い。
 誰しも一度は手を汚したくなる魔力がある。

 最近ちょっと思っていたのが、Fate入場ネタか。
 以下、ようしゃなくFateネタバレなので、未プレイの方はご注意を。






「マスター殺しは生きていた!!
 更なる陰謀を張りめぐらし、英霊凶器が甦った!!!
 魔女!! キャスターだァ――――――!!!」

「キャラクターデザインはすでに(ライダーより早く)完成している!!
 弓道部、美綴綾子だァ――――――!!!」

「到着しだい倒されまくる!!
 魔術協会代表、ランサーの元マスター、
 バゼット・フラガ・マクレミッツだァッ!!!」

「素手の殴り合いなら私の経験がものを言う
 素手の格闘教師、葛木宗一郎!!!」

「真のメイドを知らしめたい!!
 イリヤの教育係、セラだァ!!!」

「メイドの出番は数度だが、胸の大きさなら全階級オレのものだ!!
 イリヤのメイド、リーズリットだ!!!」

「TV観賞は完璧だ!!
 士郎の級友、後藤くん!!!!」

「全英霊のベスト・ウェポンは私のコレクションの中にある!!
 人類最古の英霊が来たッ
 ギルガメッシュ!!!」

「タイマンなら絶対に敗(ま)けん!!
 槍兵のケンカ見せたる
 偵察特攻隊長 ランサーだ!!!」

「バーリ・トゥード(手段を選ばない)とコイツが怖い!!
 フリーランスのピュア魔術師、衛宮切嗣だ!!!」

「魔術師になりたいから主(マスター)になったのだ
 名門のケンカを見せてやる!!
 間桐慎二!!!」

「冥土の土産に聖杯とはよく言ったもの!!
 達人の奥義が今 実戦でバクハツする!!
 マキリ当主、間桐臓硯先生だ――――――!!!」

「山の長老こそが暗殺者の代名詞だ!!
 まさかこの男がやってくるとはッッ
 真アサシン!!!」

「殺したいからここまできたッ
 キャリア、真名、宝具、マスターにも一切不明!!!
 赤い外套のピット(喧嘩)フェイカー、アーチャーだ!!!」

「デカアァァァァァいッ、有名ッ、説明不用!!
 2m53!!! 311kg!!!
 バーサーカーだ!!!」

「仲良し三人娘は脇にまわってナンボのモン!!!
 タイガー道場もお手伝い!  ヒロイン凛の同級生から、
 三枝由紀香、氷室鐘、蒔寺楓の登場だ!!!」

「自分を試しに日本へきたッ!!
 全サーヴァント魔眼チャンプ
 ライダー!!!」

「料理(と色仕掛け)に更なる磨きをかけ
”切れヒロイン”
 間桐桜が帰ってきたァ!!!」

「英国四千年の剣技が今、神秘のベールを脱ぐ!!
 前回からの縁により、セイバーだ!!!」

「日本の中でならオレはいつでも有名人だ!!
 秘剣・ツバメ返し 佐々木小次郎
 本名で登場だ!!!」

「管理者の仕事はどーしたッ
 闘士の炎 未だに消えずッ!!
 治すも壊すも思いのまま!!
 遠坂凛だ!!!」

「特に理由はないッ
 代行者が強いのは当たりまえ!!
 監視役! 言峰綺礼がきてくれた――――――!!!
 協会にはないしょだ!!!」

「学校教育で磨いた実戦剣道!!
 藤村組のデンジャラス・タイガー
 藤村大河だ!!!」

「友人だったらこの人を外せない!!
 超A級生徒会長
 柳洞一成だ!!!」

「マスター適性はこの幼女が完成させた!!
 アインツベルン家の切り札!!
 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンだ!!!」

「若き魔術師が帰ってきたッ
 どこへ行くんだッ、正義の味方ッッ
 セイバーが君の料理を待っているッッッ
 衛宮士郎の登場だ―――――――――ッ」



 アリガトォォ、アリガトォ〜〜〜。最後まで読んでくれて。
 今回は知らん人を完璧に置いてきぼりにしています。


2004年4月6日(火)
バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第二十九殺「三対二」感想
 如月左衛門が死んだ。
 表紙は兄さま、お胡夷の如月兄妹だ。

 泥の微妙な凹凸まで肌に影響するモチ肌兄と、触れれば吸い付いてくるようなモチ肌妹。
 甲賀のほこるモチ肌兄妹も、今回で見納めなのだろうか。

 無数の槍に貫かれての壮絶な死だ。
 自分では手を下さないのが、薬師寺天膳の恐ろしいところだ。
 うかつな天膳が手を出すよりも、より確実な手段を選んだわけだ。
 薬師寺天膳、恐ろしい男だ。うかつだけど。

 左衛門は天膳に化けたのが敗因だろうか。
 千人の人間を集めて、適当に石を投げると、なぜか当たるのが薬師寺天膳だ。
 薬師寺天膳の相は大凶なんだろう。
 不死身でないと生き残れない、最悪の相なのだ。

 如月左衛門には背負いきれない不運の星だったようだ。

 そして、巨凶の男・薬師寺天膳は、さっそく死にそうだ。
 敵を倒す任務より、主を守る使命より、立身出世の野望より、エロを優先する男である。
 恐ろしい男だ。死んでしまえ。

 ところで、うかつだった兄さま(左衛門)だが、彼はなんであっさり槍に貫かれたのだろう。
 天膳の不死に対する疑惑が左衛門の反射神経を狂わせたのだろうか。

 もう一つ可能性がある。
 たぶん、左衛門は精神的に疲れていたのだ。指一本持ち上げたくないほどに。
 左衛門は蛍火を倒したときに「‥‥女を」「殺しとうはないが‥‥」といっている。
 そう、左衛門は女を殺したくない男なのだ。

 任務であれば、どんな事もするのが忍者だ。
 そういう意味で、如月左衛門は沈着冷静な優れた忍者といえる。
 しかし彼は、任務の後に沈痛に本心をつぶやいている。
 非情に行動できても、心に痛みはあるのだ。

 今回も左衛門は女を殺した。そして、あと一人殺さなくてはならない。
 直接手を下したくないので、陽炎にやらせたが後味は悪い。
 任務であっても、気が重い。

 その精神的な疲れと、天膳にたいする疑惑が重なり、体の動きを鈍らせたのであろうか。

 甲斐高風さんの2004年3月16日の日記に当サイトの感想が紹介されていました。ありがとうございます。
 甲斐高風さんもバジリスク感想を書かれていますので、比べて読むと深みが増すかと。
 甲賀忍法帖生き残り対策マニュアルの最後に感想一覧が載っていますが、内容はネタバレなので原作未読の人は目をつぶって最後までスクロールさせると よろしいかと。


・附:イケメン三国志「ランペイジ」感想。
 今回、演出意図が良くわからないシーンが色々あった。
 馬上で太刀を持っていると、どうなのだ?
 すごいことなのか、へちょい事なのか。いや、すごいことなんだろうけど。
 張飛は「(1)槍を使わないのに強い。すごい」「(2)太刀だ。すごい切れ味だ」のどっちで、おどろいているのだろう。

 オマケで劉備の女性化について。
 以前スーパー歌舞伎・三国志では劉備が女だと書いた
 この前、三国志II(こっちの劉備は男性)をやっていたので、見たのですが、恋愛要素をかなり盛り込むため、劉備を女性化したようだ。

「三国志演義の世界(著:金 文京)」によると、劉備の武器・双股剣=二刀流は女性の使う武器であり(水滸伝の一丈青 扈三娘とか)、劉備には女性的な要素があるそうだ。
 演義の劉備は泣きつ気絶しつつの無力な人で、西遊記の三蔵法師に通じるものがある。
 そして、三蔵法師は女性として描かれる事がある。
 つまり演義の時点で劉備には女性としての要素があるのだ。

 なお、孫堅配下の祖茂も二刀流だ。
 祖茂は孫堅の頭巾をかぶり孫堅の身代わりとなり死ぬ。献身的につかえ殉じるところが、ちょっと女性的なエピソードだ。

 ちなみに正史の祖茂は、孫堅に頭巾をかぶせられ敵に追われて逃げる。
 そして頭巾が敵をひきつけていると気がつき、木に頭巾をかぶせて自分は隠れて生き延びたのだった。
 祖茂の名は、正史のこの部分にしか出てこない。
 演義で死ぬのは、ムダに生きるより記憶となって美しく残れという羅貫中(演義の作者)の思いやりなのだろうか。


2004年4月5日(月)
 春の新番組が多すぎて、どれを見ればいいのやら。
 とりあえず、「絢爛舞踏祭 ザ・マーズ・デイブレイク」はタイトルがガンパレっぽいので見ました。
「ケロロ軍曹」は録画しそこねた。ついでに「鋼の錬金術師」も録画し忘れる。
 明日の「修羅の刻」は忘れないように気をつける予定です。

 妹萎え軍の総帥(団員2名)としては敵を知るために「恋風」もチェックしております。
 妹萌えな人の心を傷つけ人間関係を修復不能にするような一言を思いついたら、感想を書くかもしれません(やめれ)。
 幼年期を一緒にすごすと恋愛感情は育ちにくいという説があるので、この話はそんな感じなのかもしれない。(参考

 NHKも色々とやっているようです。「火の鳥」はさっそく見逃しましたが。
 どうも、私の脳は日曜日の「ほのか炸裂」でいっぱいいっぱい だったようです。

 さすがに「十二国記」の再々放送は見ないかな。「不思議の海のナディア」は懐かしいので、好きだった回は見るかも。
 実はさりげなく「無人惑星サヴァイヴ」を見続けている。
 PFFさんショタ情報を流したりしながら、実はけっこう楽しんで見ているのかもしれない。
 プリキュア感想を見てまわっていた時に、「サヴァイヴ」の感想も書いている人が多かったので世間でも好評なんだろうか。

 ちなみにPFFさんのHARUコミ土産は「メモGSサークル(ホモ)で入手したFate本」だそうで。
 すげェ、楽しみ(爆)

 あと、うわさの韓国ドラマ「冬のソナタ」も見た。
 ベタな展開が妙に面白い。
 外国のドラマって、登場人物の住んでいるところが都会なのか田舎なのか、裕福なのか貧しいのかわかりにくい。でも、そういうところを想像するのもヘンに楽しかったりする。
 謎の転校生(♂)。天才的頭脳にピアノだって弾けちゃうし、運動も得意そうだ。なのにいつも一人でいようとする。
 彼には父親がいない。母の持つ写真を手がかりに、まだ見ぬ父を探しにきたのだ。ベタだ。
 そして、父親候補に目星をつける。幸せそうな家庭だった。そしてクラスメートに異母兄弟がいた。一方的に火花を飛び散らせる。ベタベタだ。
 と、思ったらどうも、唯一仲良くなった女の子の方が当たりで、彼女こそ異母兄妹っぽい。
 って、妹萌かよッ!

 妹萎えの安住の地は、韓国にもないらしい。(断定早すぎ)


今、妹萎え軍を勝手に結成したところですが、勝手に団員にした大吉さんは、プリキュアの感想まで私とシンクロニシティー起こさなくてもいいと思います。

 昨日のプリキュア感想に関して、「ダイヤモンド三菱」の加納さんにも「ほのかはなぎさにはやくチューをすべきです。」と賛同してもらえる。(4/4日記
 そう、最初は挨拶として、次に親愛をこめて、そして「女の子同士でありえない」などという口はふさげッ!


2004年4月4日(日)
「ふたりはプリキュア 第10話 ほのか炸裂!素敵な誕生日」感想
 ほのか炸裂ですよ。今回は ほのかが喋りまくりですよ!
 ところで名前を呼び合うふたりを見ているだけで色々たまらなくなるのは私だけだろうか。

 冒頭からイチャつきまくるミップルとメップルに刺激されて、ふたりも変な雰囲気になりやがれと思う。ものすごく思う。妄想もする。
 そういえば、8話でほのかがコミューンを なぎさに渡した時だ。小動物を同じ部屋に置いておくと、勝手に子孫繁栄するのではないかと心配しちゃった。

 話をもどす。
 ついに姿を見せた、ほのかの両親たちだ。
 しゃべる前はなんか冷たそうな印象があったが、ほのかを見つけてからのLoveっぷりがすげえ。
 ふたりがかりで、ほのかをはさんで抱きしめ足が浮いている。
 この見た目と、性格のギャップがほのかにも遺伝しているのだろう。

 ほのか母の話し方を見るかぎり、祖母は父方のようだ。
 ほのか父に姉妹がいるかどうか不明だが、いない場合は欲しかった女の子ということで、祖母もほのかに深い愛情を注いでいるのだろう。

 両親が争うようにほのかにキスをする。
 これの習慣も遺伝しているのなら、とっととなぎさにキスをしやがれ。最初はほっぺでいいので。

 そして、銀行強盗に説教するほのかが今回の最大のポイントだ。
「おすわりなさい!」
 つられて、こっちも正座する。
 おおっ、こうするとまるで私が説教されているようだ。せ、説教されているッッ。……ハァハァ。
 こっちもつられて「姐さん」といってしまいそうだ。

 ところでプリキュア・マーブル・スクリューが毎回力不足になっている感じがする。
 そろそろ新技を開発するのだろうか。

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