アニメ『範馬刃牙 season2 外伝ピクル+野人戦争編 1話〜13話』感想
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2023年7月28日
外伝ピクル+野人戦争編 1話「新説人類史」
ついにアニメ『範馬刃牙 season2 外伝ピクル+野人戦争編』が開始(はじ)まった!
レーティングは16+で、暴力と性的暴行がある。
……18禁にならないで良かったね。
わりとギリギリというか、余裕でアウトだと心配していたんですけど。
地上波放送になったら、どんだけ修正が入るんだろう。
バキハウスにストライダムがやってくる所から話は始まる。
ここは、原作と順番が少しだけ違う。
冒頭にピクル紹介を持ってきて、過去を回想するパターンですね。
ここで主人公出しておかないと、出番無いし。
アニメ1話は外伝ピクルなんですが、時間が足りなくて細かい所がカットされている。
尺が足りないというのに、刃牙はのらりくらり喋りやがる。
イーカラ答エテクレッ!
ストライダムさんはもっと怒って良いぞ!
刃牙は海外修行していたし、米国刑務所でも普通にすごしていたので、英語ペラペラのはずだ。
でも、英語の新聞は読めない。
そんなギャップが良いと、うちの奥さんが言っています。
私としては、刑務所出てから学校に行ってなさそうなのが気になる。
実刑くらったら学校は辞めるしか無いよね。
さて、史上最強の生物というか種と言えば、
ティラノサウルス
が思い浮かぶ。
地上の肉食動物で最大の生物だ。
そのティラノサウルスを狩って喰っていた原始人がいたッ!
塩漬けになって奇跡的に保存されていた原人ピクルだ!
存在がいろいろとムチャなので、逆にリアリティが生まれるという寸法だ。
――――リアリティあるかなァ…………
どこまで迫力で押し切れるのかッッッ!?
そんな勝負である。
とにかく原始人が復活した訳ですよ。
文明に染まる前の原始人が復活というのは、身体能力的に面白い。
『
創世のタイガ
』(
AA
)はタイムスリップしてホモサピエンスと
ネアンデルタール人
の戦いに巻きこまれていく話だ。
でも、ネアンデルタール人の強味が出てこなくて少し寂しい。
ネアンデルタール人って全員がオリンピック選手並みに身体能力が高かったそうだ。
ならば、ピクルも同等以上の身体能力をもっているかも。
でも、刃牙だってオリンピック選手以上の身体能力なんだけどね。
ジュラ紀ファイター・ピクルだけど、ティラノサウルスは白亜紀の恐竜だから、白亜紀ファイターだよね。
と言うのは連載当時から突っ込んでいたんですが、原作だと後でジュラ紀と言わず白亜紀と修整してくるんですよ。
アニメは最初から直すのかと気になっていたんですが、そのままだ!
めちゃめちゃ原作を尊重している!
まさに原作
原理主義
だな。
でも、そこは直しても良い所だと思いますが。
『
僕の心のヤバイやつ
』だって、アニメ版では生理用品の言い訳とか少し修正していたし。
そういえば市川は中学生だからアニメ『範馬刃牙』を見ることができないのか?
ジュラ紀の事だが、ペイン博士は化学賞だし生物学に詳しく無いのだろう。
教訓として、専門外のことは、あまりペラペラ喋るもんじゃないって事ですかね。
なんで、ペイン博士が指揮を取りつづけているんだろうな?
ノーベル賞ファイターの迫力で押し切ったのか?
そんな感じでカットしつつも原作通りすぎる『外伝ピクル』だった。
秀逸なのが、股間描写ですね。
上手く物陰に隠して見えなくしている!
ストライダムもッ!
そう言えば『外伝ピクル』って全裸率が高い話だった。
外伝主人公ピクルは最初から最後まで、全裸を貫く!
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2023年8月5日
外伝ピクル+野人戦争編 2話「完全包囲」
ピクルの緊急来日をテレビで見守る刃牙とストライダムであった。
漫画だと相沢リポーターが米軍警備を突破している感じだった。
アニメだと普通に警備の壁に阻まれている感じですね。
リアリティーに寄せてきたか。
的すぎるから、多少のリアリティーなど吹っ飛んでいると思うんだけど。
そして、事件が起きる!
これがレーティング16+、性的暴行』だッ!
生放送で事故案件ですな。
そりゃあ、カメラも天井を写したりするしかあるまい。
凄まじいまでの野生だ!
滑稽なほどに野生ッ!
怖いほど女ッッ!
いや、それはバキSAGAにおける梢江のキャッチコピーだ。(
バキSAGA
2話
)
哀しい野生は股間が光っている!
股間の光が長いッ!
光りすぎッッ!
これ生放送しちゃったのッッッ!?
だが、ピクルの抜き身な野生に惹かれる人たちもいた。
烈海王は米軍基地に侵入し、範馬勇次郎は堂々と基地に入っていく。
そして、烈海王はギャグを挟みつつ、ピクルに迫るのだった。
今話はギャグ回ですね。
しかし、烈はなんで普通に行動できないんだろう。
ドイルを背負って移動したときも、なんか過剰だった。
食事の時も、ちょっと変になるしな。
中国4000年が重すぎて奇行に走ってしまうんだろうか?
そして、侵入していたのは烈だけじゃあなかった。
鎬昴昇、愚地独歩、ジャック・ハンマー、渋川剛気、愚地克巳、寂海王と、コントのように登場する。
みんな烈のように呼吸を合わせて後ろをついて行ったのだろうか?
そんな面白い事をするのは烈ぐらいだったんだろうな。
他の人たちは地味だから描かれなかったのだろう。
その反動なのか、登場は派手だけど。
とくに独歩はいつ恐竜の中に入ったんだろう。
先に室内に入った愚地独歩、ジャック・ハンマー、渋川剛気、寂海王は狡猾さが上だったと思っておけばいいのだろうか?
烈海王、鎬昴昇、愚地克巳は、若手で素直そうだもんね。
そしてピクルは目覚めて最初の行動が放尿だ!
汚いまでに野生だな。
かかっている! 独歩にかかっているぞ!
さすが、百戦錬磨の独歩だ。
尿をかけられても動揺しないッ!
廻し受けで防御しても良かった場面だとは思いますが。
ここで本命の範馬勇次郎も登場する。
勇次郎までコントな室内入場をする!
ここは実写版で再現すれば、立派なギャグシーンになる。
と言うか烈の侵入から再現するだけで作品になるぞ。
なんで、みんな奇行に走ってしまうんだろうか?
恐竜時代の原始人と言うありえない存在に正気を失っているのだろうか?
刃牙も狂った犬のように走って参加すれば良かったのに。
ピクルに合わせて刃牙が全裸になっても、一向に構わんッ!
股間を光らせろッッ!
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2023年8月9日
野人戦争編 3話「自然力VS武力」
ピクル住居に押し掛け事件が発生した!
強いヤツを見つけたら闘いたいッ!
そんな格闘士の本能爆発による事件だろう。
つまり、今回参加した9人(範馬勇次郎、烈海王、鎬昴昇、愚地独歩、ジャック・ハンマー、渋川剛気、愚地克巳、寂海王、ガイア)は特上の格闘士って訳だ。
……刃牙さんが居ませんね?
うちの奥さんは、刃牙は新しいおもちゃを貰うと隠れちゃう子だからとフォローしていましたが……。
どうにもやる気が無いように見える。
だけど、改めて中国武術を習おうとするなど、範馬勇次郎への対策は入念だ。
どちらかというと勇次郎にターゲットを絞ったので、目移りしていないのかも。
ピクルに興味を持たなかった人たちの雄度が低いというのも、ちょっと違うのだろうけど。
花山や柴千春は喧嘩へのこだわりがあるので、素人衆への手出しを控えていそうだ。
本部は勝てない喧嘩をしない主義だろう。
オリバは刃牙に負けた(心の)ダメージが癒えていないのかも。
その気になれば、すぐに日本に来る人だし。
鎬紅葉は闘うよりも、解剖したい。
むしろ、寂海王の侵入が意外だったかな。
不法侵入で逮捕されたら、青少年の育成どころじゃないぞ。
主人公は新手の強敵(ライバル)と締めで闘わなければならない運命にある。
死刑囚たちのラストが不完全燃焼っぽく終わっているのは、最後で刃牙が関わらなくなっちゃったからだろうな。
毒を克服した刃牙が柳を倒していれば美しく終わった。
でも、それは定型文すぎて美しくないのかも。
とにかく、刃牙はピクルと戦う運命にあるのだろう。
だが、その前に烈海王がピクルと戦う。
試合でも、実戦でもない。
これは生存競争だ!
負けたら喰われる!
まさに弱肉強食の死闘だッ!
ここまでエグい勝負はなかなかないですよ。
さすがレーティング16+だ。
ピクルの強さは、野生動物の強さだ!
人間は脳を発達させるために肉体の強さを捨てたという仮説がある。
『ヒト以外のすべてのほ乳類は、もともと細胞の表面にGcを持っている』
『Gcというのは、糖鎖と呼ばれる物質の一種で、シアル酸のひとつである。正式には、「N-グリコルノイラミン酸」』
『Gcは、もしかしたら筋肉の強さに関係しているかもしれません。ゴリラやチンパンジーは非常にすばやく動ける強い体を持っています。一方ヒトは、身体能力では劣ります。この違いをもたらしているのはGcかもしれません。』
(『
NHKスペシャル 病の起源 うつ病と心臓病
』 p154〜p157)
野生動物とは肉体の強さが段違いだ。
バキは格闘家だけでなく、動物・軍隊・犯罪者とも闘う。
史上最強の動物ティラノサウルスに勝ったピクルは、いわば動物最強の象徴だ。
最強動物には武術が通用しない!?
そりゃあ、まあ、サイズが違いすぎて、恐竜には勝てんよなぁ。
追い込まれた烈海王はグルグルパンチという捨て身に走るのだった。
烈さん、なんという痛ましい姿に……。
シリアスなギャグにしては、シリアスじゃないもんな。
もうちょっと優しい追い込み方があったんじゃないだろうか?
追い込まれた烈は理想の烈海王に覚醒して反撃する!
輝くゴールデン烈海王だ!
これはもう、烈海皇の一歩手前、烈海帝ぐらいになったんじゃないのか?
覚醒した中国武術でピクルをダウンさせたッ!
このまま、文明が野生を超えるのか!?
前回感想のblogコメント
で『烈の尾行術に関してですが、板垣先生がインタビューで『空き巣はまず、寝ている家主の枕元に立ってしばらく見下ろす』という話を元ネタに描いたそうです。』と教えていただきました。
見た目はギャグだけど、超一級品の技術なんですね。
烈海王なら中国武術の
聴勁
で相手の動きを把握できただろうし。触れてないけど。
視界が効かない状況でマウント斗羽の攻撃をさばいた男が烈海王である。
『
岸部露伴は動かない
』の実写版では、背中を見られると死んでしまう状態になった露伴が横断歩道を渡る時に、渡る人の背中に自分の背中を合わせて渡っているシーンがある。
脚本の
小林靖子
は実際にできるのかと疑問をもって、試してみたら気が付かれずにできたらしい。
試していたのかよ!?
こりゃ、荒木飛呂彦も試しただろうな。
とにかく、意外と人間は自分の背後に気がついていないようですね。
ちょっと真夏のホラーって感じがする。
ほら、あなたの背後にも烈海王が……
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2023年8月14日
野人戦争編 4話「ピクルの涙」
追い込まれた烈は理想の烈海王に覚醒して反撃する!
だが、それでも野生の肉体を倒すのには至らない。
頑強な首の骨が脳の揺れを止めているのだ!
ピクルの首は牛並みに太くて強靭(つよ)い!
中国4000年と言っても、対人用に技を磨いた年月だもんな。
猛獣と素手で戦うのは想定外だ。
むしろ、狩人とかの方が猛獣格闘に詳しかったりしそうだ。
最後に頼れるのは、己の肉体のみ!
マタギ
に伝わる熊殺しの秘伝とかあったりして。
本気になったジュラ紀(本当は白亜紀)戦士ピクルは四つん這いの状態からの突進態勢をとるッ!
人類とは異なる狩猟形態だッッ!
これが恐竜時代の狩りなのか!?
人間は長距離の省エネ移動が得意で武器を持っているので、獲物を集団で追い詰めて
狩る
方法を取る。(罠を除く)
犬タイプの狩り
だ。
だが、ピクルは飛びかかるタイプで
猫タイプ
に近い。
そういう点でも、やっぱり現在の人類とは違う種なんだろう。
中国4000年VS異世界人間の激突だッ!
この勝負は、より無茶な存在であるジュラ紀(本当は白亜紀)原人ピクルの勝利に終わる。
武術を習っても体重差で喧嘩に負けたようなもんですね。
突進してくる象を
崩拳
で迎撃できるのか!?って事に似ている。
体重差があったら、そりゃあ勝てませんよ。
吹っ飛ぶのは自分だ。
でも、人間より軽い弾丸が人間を吹っ飛ばせるンだから、……イケる!?
吹っ飛び気絶した烈海王は右足を喰われてしまう。
本来なら再起不能になりかねないダメージである。
でも、烈海王は戦闘力が落ちないんだよな、これが。
連載中はずいぶん心配したんだけどな。
烈海王を見舞った刃牙はピクルへの興味を高める。
やっと主人公っぽくなってきたぞッ!
ついに刃牙のターンだッッ!
動かざる主人公がついに動くッッッ!
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
いっぽうピクルは脱走して外出する。
自分に挑む相手に会いに行く!
剣持武志 21歳を倒して衣服を奪い、変装だ!
待ち伏せ・忍び寄りで近づいて飛びかかる。
猫タイプなピクルの狩猟スタイルに合った変装術かも。
で、現代の交通ルールを知らないピクルはトラックにはねられる。
だが、肉を積んでいたトラックはピクルにとって格好の餌となるのだった。
今後はこの方法でピクルに肉を食わせればいいのに。
『外伝ピクル』に登場した多目的戦闘マシーンMPBMに肉を詰め込んで闘わせても良いぞ。
でも、トラック大作戦は採用されなかった。
なぜ、虎を食わせるのは良くても、トラックだと駄目なのか。
トラは〇で、トラックは×。
なんか脳トレ問題みたいだ。
正解は苦(ク)がついているので、苦いとピクルに不評だったから。
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2023年8月25日
野人戦争編 5話「ただ会いたくて」
範馬勇次郎に馬鹿にされた反動で克巳が覚醒しそうだ!
ダメージから回復することで強くなる
超回復
ですね。
克巳は烈海王の仇討ちをすべく、ピクル捜索を神心会門下生たちに命じる。
でも、相手がピクルだから危ういな。
負けた時のダメージがハンパ無い。
サスティナブル(持続可能)じゃないよ。
野生こそが自然に厳しい。
克巳は独歩を制してピクルを追う。
思えばこの時から克巳の覚醒が開始(はじ)まっていた。
問題なのは今現在も克巳の覚醒が終了(おわ)っていない事だ。
いつになったら覚醒しきるんだろう。
早く成長しきって楽にしてくれ!
烈海王を見舞った刃牙はピクルへの興味を高める。
やっと主人公っぽくなってきたぞ。
さっそく頼るのは花山薫であった。
人捜しは空手集団とヤクザ集団の得意技だ!
暴力集団と言う共通点ですな。
花山はピクルを止めるため、精神力でトリケラトプスと化す!
人は気合を入れればトリケラトプスにもなれるのだッ!
後の展開への伏線ですね。
花山とピクルのガチ勝負も見たかった。
ピクルは巨大な恐竜を狩るためか、高速飛びかかり型の攻撃をする。
花山は逆にあまり動かず正面から殴りかかるスタイルだ。
掴んで握撃をすればダメージを与えられるだろう。
良い勝負になると思うのだが、花山には喧嘩の美学があるから単純に闘わないのだろう。
ピクルを求めて克巳が向かうが、一足遅く刃牙と花山に連れ去られた後だった。
こういう場面が出てきちゃうから克巳の覚醒が最後まで終わらないんだよな。
覚醒したから強敵に挑むというシンプルな勝負じゃダメですか?
ピクルに会いたくなっただけの刃牙だったが、ピクルが野生+合気を見せたので、思わず蹴りたくなってしまう。
オリバと闘った時に比べると消極的になった気がする。
刃牙はオリバとの死闘で闘争欲を満足させちゃったんだろうか?
幼年時代の範馬刃牙は、父・範馬勇次郎を素手で殺すと息巻いていた。
それが地下闘技場で待つ、待ちの態勢になる。
SAGAったり、バトルしたりで寄り道しているうちに、勇次郎への憎しみは消えちゃった感じだ。
そして、現在は中途半端な気持ちでピクルと関わり、知らずに克巳に苦渋を飲ませる。
ちょっと迷惑な刃牙であった。
そんな刃牙だけにピクルに蹴り飛ばされるのは、なんかスカッとしたぞ!
刃牙はもっと殴られても良い!
ここで敗北したのに一口も喰われないのが刃牙の強運だ!
やはり範馬刃牙は、持っている!
気絶したし、ついでに漏っているかも!
ピクルに逃げられた克巳は、烈海王の協力を得てパワーアップを目指す。
刃牙たちはトレーニングはよくやるけど、特訓が少ない。
その珍しい強化合宿が始まろうとしている。
ここからが愚地克巳のターンだッ!
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2023年9月16日
野人戦争編 6話「音速の向こう側」
ピクルと闘うことを決意した愚地克巳は烈海王と協力してパワーアップを目指す!
最大の必殺技であるマッハ突きをさらに進化させていく!
使用する関節をさらに細分化し、郭海皇の協力で妄想パワーも加える!
関節が増えただけじゃあ無く、筋肉も増えないとスピードが上がらないんだよね。
全体的に言えば思い込みの力なんだろう。
スゴいね、人体 ♥(はぁと)!
中国4000年の歴史を経て出た結論が妄想力だったようだ。
人類最大の武器である頭脳を最大限に活用していると言えなくも無い。
全関節を使用して同時加速って理屈自体は正しいはずだ。
基本的に格闘技の打撃が目指すのも全関節を使用しての打撃だし。(
最強格闘技の科学
)
他には
インナーマッスル
も使うとかの工夫しか残っていないだろう。
そう考えれば虚のエネルギーである妄想力を選択したのは理にかなっている。……かも。
もう一つの問題が、パンチってのは片手の筋肉しか使えていない。
あと、両足の筋肉を使っているとナレーションで言っているけど、前脚はあまり使っていないよね。
両手・両足の筋肉で充分に加速できたら……。
音速拳2倍だッ!
マッハ2の速度が出せる!……かも。
愚地克己は多関節の妄想力だけに頼らない。
脱力が生みだす速度も利用する。
攻めの消力(シャオリー)を会得しようとしているぞ。
ドロドロの液体になるかのような脱力が刃牙だけでなく、克巳にも波及した。
でも、最新の愚地克巳はあまりドロドロしていないんだよな。
……忘れたのか?
さらに父であり師匠でもある愚地独歩の菩薩拳もパクる。
ここは真っ当な技術の上乗せですね。
ただ、菩薩拳の真価は「意を消せる」所にある。
渋川剛気は、速いだけの攻撃なら問題ないけど、意を消されるとダメと言っていた。
菩薩拳は殺気がないので反応しにくいのだろう。
まあ、渋川先生もジャックに不覚を取っているので、どこまで本当なのか不明ですけど。
とにかく克巳は目的通りにマッハ突きを進化させることができた。
必殺技の開発と開眼とか、まるで主人公の行動だな。
愚地克巳の灼熱の時はまだまだ続いているぞ!
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2023年9月22日
野人戦争編 7話「灼熱の時」
マッハを極めつつある愚地克巳が原人ピクルとの勝負に挑むッ!
負けた時のデメリットが大きすぎるから止めといた方が良いと思うんですけど。
それでも戦いにおもむいちゃうのか、格闘士なんだろうな。
身体に唐辛子の粉をつけて、噛みつかれ対策をしちゃダメですかね。
決戦に向かう克巳をむかえたのは、二人の母だった。
ひとりは愚地独歩の妻である愚地夏恵だ。
もうひとりが、愚地家に養子入りした克巳の実母だった!
『バキ外伝ゆうえんち』では、養子前の克巳の姿も描かれていて、母親の名前も出てきている。
葛城津葉沙(ツバサ)だッ!
実父が葛城渡流(わたる)で、母が津葉沙(つばさ)で、兄が無門で、弟が克巳です。
名前に統一感がまるでない家族だ。
結果的に一家離散になってしまうのだが、名付け方が悪かったんだろうか?
思いも新たに、愚地克巳がピクルとの勝負に向かう!
マッハの極意で左右の拳と足でもマッハできるようになったッ!
だが、打った克巳の手足がボロボロになっているッッ!
これがマッハの代償なのか。
妄想力で加速できるのなら、妄想力で硬くできると思うんだけどな。
常識的に考えたら、人間の身体は音速に耐えられずにボロボロになる。
だから、自分がダメージを受けない程度に加速しつつも、音速を出すのが理想か?
ゼロ距離からのマッハ寸勁とかなら、あまり拳を痛めないかも。
衝撃波を相手の体内に発生させて、内臓を直接攻撃できれば理想的だ。
あとは、自分ではなく相手を加速させるマッハ投げとか。
人間一人という重量物を音速に加速するのは、かなり難しいだろうけど。
でも、加速するのが相手なら全ダメージを受けてくれるから、良いんだよね。
そして空手界の最終兵器(リーサルウェポン)が放つ最終兵器(リーサルウェポン)だ!
マッハ突きの最終進化形は当てない打撃だったッ!
当てずに衝撃波で相手を攻撃する!
超音速をどう攻撃に利用するのかの回答ですね。
だが、その代償はあまりに大きく……
……これは放送できないッ!
右腕の肉がはじけて骨が剥き出しになっているッ!
画面が真っ黒になるぞ!
これほどの犠牲を払っても、ピクルを倒すことはできなかった。
ダメージはあったけど、ちょっと休憩中レベルのダメージだ。
敗北を悟った克巳は自分を喰わせる覚悟をする。
ちょっと克巳は潔すぎるよ。
武術家であれば、もっと足掻いて生や勝利にしがみつかないと。
この美意識が克巳の美点でもあり、勝利を遠ざける弱点でもあるんだな。
自爆技となってしまったシン・マッハ突きをさらに改良するには、この美意識が役に立つのだろうか?
敵も自分も傷つかない、そんな優しいマッハ突きを期待したい。
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2023年9月30日
野人戦争編 8話「祈る野生」
愚地克巳のナイスファイトにピクルは食べないという形で気持ちを伝える。
ジュラ紀・白亜紀戦士(ファイター)ピクルも克巳の進化を讃えているのだ!
あと、肩書が
ジュラ紀(約2億130万年前〜1億4550万年前)
戦士だったのが、
白亜紀(約1億4,500万年前〜6,600万年前)
も含まれた。
ピクルの歴史が変化しようとしている、のか?
敗北した愚地克巳だが、その健闘を烈海王や範馬刃牙がたたえる。
マッハ突きの進化は無駄じゃあない!
さらなる飛躍へとつながっているはずだ。
……はずなんだけど、現在連載中の刃牙6部で今度こそ開花するのだろうか?
克巳も敗北したので、今度こそ刃牙が出るッ!
リアルシャドーで対ピクルへと準備を怠らないぞ!
そこに烈海王がやってくる。
チャームポイントの三つ編みから入ってくるぞッ!
ここは、もっとじっくり描いて欲しかった。
3分かけて三つ編みが下りてくるぐらいに……、時間かけすぎか?
克巳のように新技開発をしなくても、自然に湧き出てしまうのが刃牙である。
まあ、この前後の恐竜リアルシャドー勝負が良い感じに役立ったんですけど。
むしろ未完の新必殺技に頼った克巳は、その不確実性で敗北したと言えるのか?
ちゃんと実戦を想定したシミュレーションをした方が良い。
そこもリアルシャドーの強みなのかも。
やるよ、オレ!
ピクルと明日やっちゃうよ!
明日だよ、明日!
などと言っていた刃牙はジャックに先を越されてしまった!
とんだ赤っ恥だ!
まあ、刃牙が明日やるよと言って、明日を引き延ばしていくのは今後も出てくる。
これで範馬勇次郎との最終決戦も引き延ばしたものだ。
明日は、つねに今日の次の日だ!
刃牙の定番ギャグですね。
明日やってるぜ!
ドヤ顔でいきっていた刃牙が恥をかくのは、ギャグとして完成度が高い。
手足の欠損と言う深刻なバトルが続いているが、刃牙のお陰で暗くならずにすんだぞ!
これも主人公効果かも!
と言う訳でジャックがピクルと戦うッ!
噛むと咬むが激突する勝負だ!
この因縁はバキ6部『刃牙らへん』にまで続くかもしれない。
知らへんけど。
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2023年10月30日
野人戦争編 9話「喰らい合い」
次なるピクルへの挑戦者は、明日見ぬドーピング噛みつき戦士(ファイター)ジャック・ハンマーだ!
明日では無い!
今日、今から戦うのだッ!
ジャックとピクルの身長差はほとんど無い。
むしろ数字上はジャックのほうが大きいかもしれないが、どう見てもピクルのほうがデカく見える。
これでジャックがさらなる巨人化を目指したくなったとしたら、ちょっと罪深い対戦だったかも。
二人の戦いは、超大型恐竜同士の闘争(たたか)いだ!
白亜紀
戦士(※ 年代が正しくなった)VSドーピング戦士(ステロイドを超えた、は何処に行ってしまったのだろう)である。
サイズがデカいだけでなく、ファイトスタイルも似ている。
二人とも噛みつきファイターだッ!
ただ、噛みつくにしても、少しファイトスタイルが違っている。
ジャックはダメージを与えるため、積極的に噛んでいく。
だが、ピクルは食べるために噛みつくのだ。
現代と原始の違いだろうか?
体格もファイトスタイルも噛みあう二人が激突する!
ジャックはドーピングしまくっているから、パワーも強い!
だが、やっぱりピクルのパワーと噛みつきには勝てないようだ。
顔下半分の皮膚をやられたッ!
これは放送できないッッ!
顔を爆破された花山も頬が黒塗りされていたけど、ジャックも同じだろうな。
これだけの負傷をしても闘志が萎えないところも同じだ。
戦闘意欲では、最近の刃牙をはるかに上回っていそう。
そんなジャックのマックスドーピングパワーは恐竜にも匹敵するのか!?
ジャックのパワーを恐れたのか、ピクルは攻撃をかわす。
よけているって事は当たればダメージがあるのだろう。
原人ピクルも不死身じゃあ無いのだ。
ただ、ピクルのよけかたが普通じゃあなかった。
超高速の回避だ!
柵を踏み台にして移動している!
この動きは樹がそれなりに生えている灌木地・森林地帯での動きだろうか。
人類は樹上生活からサバンナ生活に変化したらしい。
だがピクルはサバンナではなく森林地帯での生活をしているようだ。
そもそも白亜紀にはサバンナが無かったのかもしれないけど。
ピクルの高速移動は、そのまま体当たりに使えば高威力の攻撃にも変わりそうだ。
ジャックはピクルの攻撃を喰らってしまい気絶する。
強烈なアッパーでジャックの顎は粉々に砕けた!
現在視点からすると、よくこのダメージで再起できたもんだな。
やっぱり鎬紅葉に改造してもらったのだろうか?
ジャックは気絶したままだ。
このままではモグモグタイム第三弾になってしまう!
だが、ジャックの執念に危険性を感じ取ったピクルは食べずに去るのだった。
長い解説をしてもらって申し訳ないけど、"蜂"と"気絶しても反撃"は違うよね。
フグは毒を取り除いて食べれば良いという考えだ。
ジャックが無意識の反撃を狙っていたので、ピクルは危険を野生のカンで察知した。
文明を手に入れた人類は肉体が脆弱になった。
それ以外にも危機察知能力みたいな物も失ったのかもしれない。
範馬刃牙たち格闘士は第六感ともいえる能力をたまに発動させている。
格闘士たちが野生に近いという事なのだろうか。
刃牙の「明日やっちゃうよ」からの今日に負けたギャグも、霊感が働いてベストタイミングで炸裂した物だったのかも。
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2023年10月30日
野人戦争編 10話「早贄」
ジャック・ハンマーは、恐竜時代から蘇った白亜紀戦士(ファイター)野人ピクルに敗北した!
完全に気絶した、完璧な敗北だ。
無意識の闘志を見せたことで戦士としての
矜持
をしめしたものの、敗れたことに変わり無し。
では、次の戦士さん、どうぞ――――
――――とならないのがジャック・ハンマーだッ!
目覚めると再びピクルの元に戦いに行く!
飽くなき闘争本能だ!
刃牙には無い闘争への渇望である。
明日まで待てないッ!
今日、今すぐ戦うッッ!
イヤイヤ期
の2歳児なみに我慢のきかない純粋ファイターですね。
だが、ジャックはピクルに届かない。
ピクルに恐怖を与えることはできた。
でも、ピクルの強靭な肉体を破壊することはでき無い。
精神力だけではピクルの野生に勝てないのかッ!?
烈海王と愚地克巳は肉体と技術でピクルにダメージを与えた。
ジャックは肉体と精神力でピクルを恐怖に落とす。 だが、これでも勝てない。
そうなると、ピクルに勝つには心技体の三拍子がそろっていないとダメか?
範馬刃牙の精神力って、どれほどだ??
ジャックはピクルに吊るされ、保存食の
早贄
あつかいだ。
まさに完全敗北である。
さらに刃牙に精神的なとどめを刺されてジャックは折れて号泣する。
範馬刃牙、恐るべしッッ!!
実の兄に容赦なくとどめを刺す!
でも、原作漫画の時よりも情(なさけ)を感じた。
原作だともっと突き放す感じだったのに。
なぜか「兄さんは勝てなかったんだから、おとなしく療養してて」みたいな情を感じるぞ。
これが声という新たな武器なんだろうか。
ジャックを倒した刃牙は、今度こそピクルと勝負する気になる。
うむ、これは戦わンな。
やる気になるまで待つ。
つまり無限に戦わないでいられる。
こうして
「異時代転生した原始人は地下闘技場でスローライフをおくりたいのに、マッチョな男たちがかまってきてモテ期ふんどし生活が始まりました」
にジャンル変更だ。
転生物らしく、モテモテで座っているだけで、向こうから人がやってきますよ。
みんなマッチョな男だけど。
などを思っていたら刃牙がピクルに侮蔑の挑発をして勝負になだれ込む!
刃牙は、やると言うとやらない。
やらないと言えばやる。
実に面倒な男であった。
戦闘開始で刃牙は服を脱ぐ。
赤トランクスをきっちりはいているッ!
最初からやる気だったじゃないかッッ!
いや、この赤パンツは普段着のパンツなのかも。
どちらにしても、これで勝負開始だ。
だが、怒りのピクルはちょっとやりすぎて刃牙に大ダメージを与えてしまう。
常人なら死ぬような高さからの落下だ。
刃牙の目がうつろになっている!
でも、たるみがちな刃牙にはこれぐらいの仕置きをした方が丁度いいのかも。
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2023年11月30日
野人戦争編 11話「弱肉強食」
最強の17歳・範馬刃牙vs恐竜時代の原人ピクルは、いきなりクライマックスだ!
というか、クライシスだよ。
高さ30mからの落下で、刃牙は大ダメージを受ける。
なんとか立ったけど、いきなり戦闘不能か!?
ダメージを受けた刃牙は饒舌に脳内で喋りまくるぞ。
喋りが長い!
否、長すぎるッ!
脳内で喋ることで時間を稼いでいるのだろうか?
ピクルの気遣いが、逆に刃牙のプライドを刺激して刃牙は意地で復活だ。
そして、意地の2度目ダイビングで矜持を見せる。
うむ、やっぱりこの
体育座り
で砂煙から出てくるシーンは異常だ。
変なシーンすぎて、知っているのに笑ってしまうんですけど。
この体育座りシーンは印象的だったのか『
えなこ道
』でもコスプレ再現シーンに採用されている。
もうちょっと、見栄えの良いポーズもあっただろうに。
なんで、こんな事に……
ダメージ回復が必要な刃牙は鞭打で時間を稼ぐ。
肌への打撃は老若男女を問わない痛さだ!
これも花山だったらちゃんと耐えられそうな気がするけど。
今思うと、全裸で過ごしている野生のお肌だから鞭はあまり効かなさそうだ。
いや、競走馬を走らせるときに鞭で叩くし、効くことは効くのだろう。
全裸生活にも関わらず、毛無しのツルツルお肌なのは失敗だったな。
回復してきた刃牙は皮一枚の打撃でピクルの脳を揺らすことに成功する。
この辺を烈海王が解説してくれる。
右足を失ったが、烈海王は解説で羽ばたく!
やたらとボクシングに詳しくなっている烈海王であった。
ボクシングへの興味が湧いてくるお年頃だろうか?
あまりボクシング技術は身に着けないんだけど。
そんなボクシング技術への興味が、後のボクシング挑戦へとつながるのだろう。
そして完全回復した刃牙はトリケラトプス拳を完成させる!
全世界を震撼させたトリケラトプス拳だ!
とうぜん、『えなこ道』だって表紙を飾るポーズにしている。
恐竜のパワーを再現したトリケラトプス拳という荒業だ。
これがジャックとの差だろうか?
ジャックはドーピングや骨延長などの現実的な手段で強くなろうとした。
だが、刃牙は現実を超えた妄想で強くなるッ!
妄想は無限だッッ!
現実に生きるジャックは自分の体重以上のパワーを出せない。
だが、妄想を強さに変える刃牙はトリケラトプスの重量を自分のパワーにできる。
ジャックに必要なのは常識を破壊する妄想なのかも。
安易に強さを求めすぎると、真の強さにたどり着けないのだろうか?
変態に堕ちる勇気がジャックには必要なのかも。
いや、変態になるだけじゃあダメなんだけど。
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●範馬刃牙 連載時の感想
season2-1話「新説人類史」
:
範馬刃牙80話
、
外伝ピクル1話
〜
外伝ピクル7話
season2-2話「完全包囲」
:
範馬刃牙80話
〜
88話
season2-3話「自然力VS武力」
:
範馬刃牙89話
〜
98話
season2-4話「ピクルの涙」
:
範馬刃牙99話
〜
106話
season2-5話「ただ会いたくて」
:
範馬刃牙107話
〜
115話
season2-6話「音速の向こう側」
:
範馬刃牙116話
〜
122話
season2-7話「灼熱の時」
:
範馬刃牙123話
〜
132話
season2-8話「祈る野生」
:
範馬刃牙133話
〜
139話
season2-9話「喰らい合い」
:
範馬刃牙140話
〜
149話
season2-10話「早贄」
:
範馬刃牙150話
〜
159話
season2-11話「弱肉強食」
:
範馬刃牙160話
〜
167話
season2-12話「最終形態」 :
範馬刃牙168話
〜
174話
season2-13話「闘いの不文律(おきて)」 :
範馬刃牙175話
〜
185話
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