とら日記(03年8月)

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2003年8月26日(火)
アニメ十二国記の感想(21) 風の海 迷宮の岸(7)転章
 今回は六太が案内人になって総集編。
 シルエットとはいえ十二国の全ての王が登場するのは原作でもまだないはず。激レアですよ、奥さん。
 ちなみに六太が説明をさけた範国の王と麒麟だが…、シルエットだと女王にみえるが氾王はれっきとした男である。
 女装は苦手のようだ。

 回想でも杉本が毒を吐いて存在感をアピールしているが、これで本当に彼女の出番はおしまい。
 関係ないが読冊日記で紹介されていた「笹公人『念力家族』」の歌に
雷に打たれし教師スギモトが「われは仏陀!」と叫ぶ夏の日
 というものがあって、スギモトという姓にはナニかありそうだ、と思ったりした。
 しかし、改めて「風の海 迷宮の岸」をふり返ってみると秦麒って泣いてばかりですね。
 そして、景麒が秦麒をなでるときの仕草はどんどんサマになっている。
 もう、ももに顔をうずめられて泣かれても素直に楽しめる余裕を持っているようだ。
 アンタ、失道の本当の原因はソレだろ。
 恋わずらいだろ。


2003年8月25日(月)
 コミケが終わってヒマなはずなのに、なぜかいそがしい。
 そうか、コミケと同時に夏休みも終わっていたんだ…。

 実は忙しいなりに「仮面ライダー555」の劇場版を見にいったりしたので、そのうち感想を上げようと思っている。

 ついでに三国志考察も久々に更新した。ちょっと息抜きになったかも。
 テキストおこしも、ちょっとずつだけどやっています。


2003年8月22日(金)
 週刊少年「板垣恵介」テキストおこしは、すこし休憩。明後日に再会予定。
 内容を読みやすく整理するべきか、言ったまんまをそのままテキストにすべきか、少し悩む。

アニメ十二国記の感想(20) 風の海 迷宮の岸(6)終章
 克巳、じゃなくて驍宗(ぎょうそう)は王になった。
 しかし、それは泰麒(たいき)のついたウソだった。驍宗に天啓はない。
 その驍宗が正式に王になろうとすると、天罰が下るのではないかと泰麒はおそれるのだった。
 そんな泰麒の心を知らず、驍宗は「クツをぬがんかッ!」と王の生活を満喫していた。かなりウソです。
 ちなみに、古代中国では皇帝の前では「剣を身につけてはいけない」「クツをはいてはいけない」「小走りで移動しなくてはならない」「名前を姓名でよばれる」などのオキテがあるのだが、十二国の世界ではわりと簡略されている。

 泰麒の心配をよそに、驍宗は無事に正式な王となってしまう。
 そのため、かえって不安がつのる泰麒は、すっかり元気がなくなる。
 もとから、泣いてばかりで元気とも思えないが。

 王を見つけることができたお祝いとして、景麒(けいき)が真っ先にやってくる。
 激レアの優しげな笑顔を見せる景麒に、泰麒は驍宗には天啓がなかったと告白してしまう。
 景麒の太腿の間に顔をうずめむせび泣きながらという、強力な攻撃だった。
 というか、その角度で顔を上げるな、とか景麒が思っていたかどうかは知らないが、景麒は顔を見せず背中を向けたままいったん帰ることにする。
 ふりかえると、顔の半分が鼻血で真っ赤にそまっていたのだろう。

 で、数日後に景麒は延王&延麒をつれてくる。
 俺は統治歴五百年の偉大な王だから叩頭礼(土下座)であいさつしろと延王が命じる。
 泰麒はやってみようとするが、頭がさがらない。
 麒麟は孤高不恭(ここうふきょう)の生き物だ。けっして王以外の者の前で膝を折らない。「月の影 影の海」で楽俊が説明していたはずだ。
 そんなワケで、泰麒が選んだ人間こそが王であり、それが天啓なのだといわれ、めでたしめでたし。

 土下座できずに苦しむ泰麒を、景麒がしばらく見ていただけなのは、くるしむ姿が、それはそれで…とか思っていたのだろうか。
 それでも、初対面と思われる延王に「なんてヒドイことをするんだ、このバカ(意訳)」と文句をいうあたりは、愛の力だろうか。

 こうして、幸せな(景麒にとって)回想は終わる。
 現代の日本では、高里要はせまりくる電波女に狙われていてすごく迷惑そうなのだが、それはまた別の話だ。


2003年8月20日(水)
 要点は3つ。
(1)ヴィエリ〜さんに会って、週刊少年「板垣恵介」のビデオを借りる。テキストおこし作業は明日以降からはじめます。
(2)オフ会の会場には、受付時間までにたどり着けなかったので予定は未定のまま。
(3)冬コミの申しこみは、消印が間に合っていないっぽい。落選ほぼ確定、勝負あり。
 総合すると、1勝2敗というところだろうか。

バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第十四殺「五対七(その三)」感想
「この期におよんで己の目をふさぐとはなんたる‥‥‥」
「‥‥‥‥」
 薬師寺天膳は言葉につまる。たぶん、ものすごい暴言をはく寸前だったのだろう。
 このぶんでは、しばらく眉間のシワはとれないだろう。

 伊賀の運命よりも、己の恋をとった朧を、朱絹は心配そうな表情でみる。
 だが、蛍火食い殺さんばかりの表情だ。恋人をうしない復讐しか念頭にないのだろう。

 帰ってきた甲賀弦之介をどうむかえたのか気になるところだが、その描写はないらしい。
 用心深くはあるが、どこか余裕を感じさせる室賀豹馬と、血気にはやる霞刑部の対比がおもしろい。
 先手必勝は正しいのだが、戦力の分散は正しくない。すこし己の力を過信している。
 ただ、やっぱりトップへの信頼がないと組織はなりたたないのだろう。
 甲賀も伊賀も、最大の弱点は首領にちゃんとやる気があるのかわからないという点だ。

 弦之介がそばにいるせいか陽炎がエラく可憐な乙女モードになっている。
 いまの陽炎はキケン度が最大だ。答えは毒息、ワカったときはもうおそい。

 そんな陽炎をみて「‥‥おなごは怖いぞ」と如月左衛門はいう。
 指の包帯をみて蛍火のことを思い出しているのだろう。
 蛍火はかわいいときと怖いときの落差がはげしい。
 その両方の姿をみたので、左衛門もいろいろと思うところがあるのだろう。

 ついでに、お胡夷のあにさまとしても、「‥‥おなごは怖いぞ」と思っているのかもしれない。
 ‥‥リアル妹は怖いぞ。


2003年8月18日(月)
 だったらイケるぜ!をおとずれたナイス・ガイ列伝。

 開始してすぐに町田さんがやってくる。はやッ。
 まるで勇次郎vs劉海王戦なみの早さだ。(不吉な…

 178話の追記で三合拳について解説していただいた しどさんが次にやってくる。
 実は、中国拳法について質問したいところもあったのだが、ちょっと忙しそうだったので遠慮してしまった。そりゃ、コミケ会場は戦場だから忙しくてあたりまえ。
 ちなみに、ミスを指摘された相手なので、私は恐縮しっぱなしだった。

 ソルト佐藤さんもやってきて、新作のゲームをいただく。
 こっちは出すモンが「今バ」しかないので胃が痛くなる。

 Avengerさんとはすれ違う。ほんの20分ほど外に出た唯一のスキをつかれた。
 なんか、ものすごく絶妙なタイミングなんですけど(--;

 七夜ルミノールさんは、見た目のインパクトが最大だった。
 お見せできないのが残念です。

 ちなみに今回のバキサークルは神楽さんのところともう1つ、オマケで私の3つしかサークルがなかった。一時期はもっと数があったんですけどね(泣

 そんななかで、乃木さん、テラジさん、ガンダーラ杉さんなどが集結する。
 で、大吉マスター21さんは順調に遅れているらしい。
 遅れている。おくれる。おくれた。
 遅ぇ〜〜ッッ!

 私は明日の準備もあるので、ゆっくりしていられず、帰る。
 しかたがない。置き手紙を残そう。
 悲しみのあまり手が震えるので、筆ペン口にくわえてやってみた「会いたい」と。
 コミックスを見なおしたら、字が違っていて「逢いたい」だったのでちょっとブルー。

 帰って、翌日の準備をする。原稿を仕上げ、コピーし、折って、ホッチキスは会場でやる事にして、寝る。
 3時間しか寝られなかったのだが、「今バ」更新の翌日と同じ睡眠時間だと思うとなんか勝った気になる。

 国際展示場駅でみなみ氏とギン先輩&AYAさん夫婦にでくわす。
 な…ッ、なんという………ッッ 偶然!!!
 あまりの偶然ゆえに、声をかけても素で無視されかかる。AYAさんが「とらが(目の前に)いるよ」と説明してくれなかったら、私は放置されていただろう。

 ちなみに、3日目はほとんど売り子であまり出歩けなかった(号泣

 解放後、せいるさんにところにあいさつに行く。
 サイト持ち同士、色々と共感のもてる話をする。するのだが、私は十二国記の杉本が大好きそうにみえるらしい。
 う〜〜〜〜〜〜ん、そうですか?
 まあ、ネタ的には面白い人だと思いますが…。
 そして、せいるさんは遅れている日付を現実に追いつこうと健闘中らしい。がんばってください。


 今の私が がんばるのは、だったらイケるぜ!初のオフ会
 掲示板で参加者を募集中なのだが、私と大吉さんの2人のみで、非常にさびしい(苦笑

 上映予定は、週刊少年「板垣恵介」をメインに、アニメ版刃牙、死刑囚編の元ネタ満載の「羊たちの沈黙」、板垣先生が出演したTVチャンピオン、温故知新で燃えのアニメ「ジャイアントロボ」とかを考えています。


今ごろ見たんですけど、ガンダムSeed
 クルーゼ隊長はなにをたくらむか?
 おそらく答えは人類抹殺だろう。
 ナチュラルもコーディネーターもない。全てをだ。

 Nジャマーキャンセラーのデーターをナチュラルにわたして、それが達成できるのか?
 できないと思う。その場合、ナチュラルが核を使用し、数的劣勢のコーディネーターが敗北するだけだ。

 では、Nジャマーキャンセラーのデーターに意図的なバグが含まれているとどうなるだろう。
 クルーゼはアラスカ基地で、なにやら確認していた。地球に残された核の数を確認していたのだろうか。
 地球に残されている使えなくなった核を、いっせいに目覚めさせ、暴走させ爆発させたらどうなる?
 地球は放射能で汚染され、宇宙に取り残されたコーディネーターは地球という資源を失い、遠くない未来に資源の枯渇から滅亡の危機に会うだろう。
 しかし、全滅は難しい。

 そもそも、あのコロニーには何をしにいったのだろうか?
 遺伝子操作の歴史があそこにはある。
 核による放射能で、人類全ての遺伝子にダメージを与え、種そのものを変化させようと狙っているのだろうか?

 しかし、思いどおりに遺伝子が変化しないというのが今週の話だった…。やっぱり、ムリか。

 ところで、クルーゼのマスクが額までのびているのは、第3の目があったりするから、だったりして。


2003年8月17日(日)
 いろいろあったがコミックマーケット64・夏に参加した。
 私は2日目からの参加で、その日が「だったらイケるぜ!」としてのサークル参加日だった。

 はげしく雨だった。
 2000年の冬コミと同じくなぐらせんせに車でおくってもらう事になったので、満員電車にゆられることもなくラクラク移動だった。

 なお同行したPFFさんは去年の冬コミ上回る成果をだしているそうだ(参考:去年の写真)。
 今年も写真をおくってもらえるらしい。そんときは全世界にむけて公開いたします。
 ところでPFFさんに「たまに名前がでるのはうれしいんだけど、奇行のときしかかかれていないのは、なぜ?」ときかれる。
 そうでしたっけ? とためしにぐぐってみる。
 たしかに、アレな行動ばかりかいていますね。でも、そういう話のほうがオモシロイので、今後もたぶん…

 ところで、googleのサイト内サーチが妙に面白かったので、ためしにトップページに検索ツールバーをつけてみた。
 ジャマにならなければ定着させようかな。

 タクシーチケットがわりにサークル駐車場チケットをだましとられたりするなか、ビックサイトへ入場す。

 結局新刊は「今バ」のみのさびしい陣容ではあるが、とりあえず無事に会場をむかえる。
 今回は「大擂台賽」効果なのかかなり出足がよく、搬入物はほぼ完売状態だった。
 ちょっと読みが甘かった。入手できなかった人はごめんなさい。
 買ってくださった方はありがとうございます。

 今回は大勢の人が遊びにきてくれたのですが…、その話は長そうなので明日書きます。


2003年8月12日(火)
 ウェブサイト「インターネット殺人事件」さんの日記で週刊少年「板垣恵介」についての記述があった。
 週刊少年「板垣恵介」を見るオフ会を計画中ではあるが、ちょっと情報がわかってうれしい。
 なお、同サイトのバキ180話の考察四大少年誌の勢力図もかなり面白い。


アニメ十二国記の感想(19) 風の海 迷宮の岸(5)
 前回みじめに不発した戴国の最終兵器(リーサル・ウェポン)驍宗(ぎょうそう)だったが、泰麒のハートはがっちりキャッチした。
 むしろ、キャッチされたのか?

 王探しはそっちのけで、泰麒は李斎に会いにいき、かえりに驍宗と会う毎日をおくっていた。
 もう、どっちがオマケなのかわからない。

 めずらしい騎獣である[馬芻]虞(すうぐ)をつかまえたいと驍宗と李斎は狩りにでかけ、泰麒もそれについていく。
 泰麒がめずらしく「おねだり」したらしいが、どんな強烈な攻撃だったのだろう。おそらく傾国おねだりと称されるにふさわしい おねだりだったのだろう。

 狩りの途中、驍宗はなぜ自分をおそれるのかと泰麒に質問して泣かせる。
 驍宗は格兵器なので、便利だけど炉心にヒビが入ったりすると危険だし、つい身がすくむと、そんな感じの説明をする。

 一方、驍宗たちはとんでもないものを借り出してしまう。
 神話の存在ともいえる伝説の魔獣・饕餮(とうてつ)の巣にふみこんでしまったのだ。
 よくこんな字を登録しているものだと思うのだが、饕餮は遺跡で確認できる最古の中国王朝・殷の青銅器にもえがかれている魔物だ。
 青銅器の説明では、饕餮は悪人を喰う魔物だそうだ。
 時代がくだり、後漢〜三国の時代に陳琳(ちんりん)が書いた檄文にも『饕餮放(戦後略字では饕餮放横)』の文字があり、日本語訳では『貪婪な行いは思いのまま』と訳されている。なお、貪婪(どんらん)は「大変に欲深であること」という意味がある。

 とにかく変幻自在の巨大な魔物だ。
 この饕餮によって李斎は意識をうしない、驍宗はペシっとはじきとばされる。
 最終兵器・またもや不発…

 大人がたよりにならないので、泰麒は饕餮を折伏しようと試みる。
 しかし、過去に饕餮を折伏できた麒麟はいない。
 泰麒はむかいあっているのが精一杯で時間かせぎしかできないのを自覚していた。
 李斎は汕子(さんし)に運ばせ、驍宗には逃げるようにつたえる。
「できません。足が動きません」
 最終兵器・三度不発…

 ほかに方法がない。捕らえるしか、ない。
 泰麒は初めて念じた。下れ…。使令に下れ……、と。
 愛する景麒(?)のおしえを脳内で再現し、折伏に集中する。
「下れ! ――――傲濫(ごうらん)!!」

 泰麒の潜在能力をはじめて知った驍宗は、その力に感嘆するとともに、無念をかんじる。自分が王であったのなら…。
 不発がおおくても自信だけは戴国一の驍宗であった。

 驍宗はその自信ゆえに、「わたしは恥をかくことに慣れていない」と戴国の将軍をやめると泰麒につげる。
 そうなると驍宗と2度と会えない。
 それを思えば思うほど、泰麒は驍宗とわかれがたい思いにとらわれる。
 泰麒は走った。とめようとする汕子と傲濫をかいくぐり、転変し黒麒麟となって天をかけた。

 驍宗の前におりたった泰麒は驍宗が王でないと自覚しながらも、驍宗とはなれたくない一心のみで彼の前にヒザをつき、頭をさげる。
「……御前を離れず……詔命に背かず……忠誠を誓うと、誓約します……」
 いつわりの誓約だった。
 だが、驍宗をつなぎとめるにはこれしかなかった。
 そして、全裸だった。
 なぜに勝負どころで全裸かと。

「礼を言う、―――泰麒! おまえは小さいのに見る目がある」
 最終兵器・誤爆…
 自信たっぷりなだけに痛痛しい。

 ちなみに驍宗は王になったと言う事で「万歳(ばんざい)」といわれいるが唐以降は皇帝の祝辞にしか使わない言葉だ。だから、皇帝なみの権力をにぎった人は自分への祝辞には「九千歳」といわせたらしい。

 それはともかく、天の理に背いたため驍宗になんらかの天罰が下るのではないかと泰麒はおそれる。
 視聴者は忘れているかもしれないが、現在の戴国は王も麒麟も行方不明あるいは死亡とみなされていて、大混乱にあっている。
 驍宗が即位の儀式をするまで、あとわずかであった。


2003年8月11日(月)
 原稿は順調に遅れています。
 紙版「今バ」は編集しなおすだけなので完成した。ヤバいのは「家族計画」のほう。ゴメン、ダメかもしれない(半分 私信)

JAGARLさんの「夢の記録」(日記)に「戦記モノの死亡フラグ」の言及があった。
 吐血はわかりやすい伏線だからよく使われているのだろう。そして、吐血を隠すとフラグ完成だと思う。
「どうしてもっと早く…」と言われるのがポイント。
 ああうぅ、明日放送のNHKドラマ「大地の子」はもう完璧すぎるフラグが…。どうしてもっと早く…

 指輪物語を未読だったばっかりに、ウマとタカを間違えた事についてせいるさんにフォローされる。
 う〜〜ん。でも、なにを「恥ずかしい」と感じるのかは人それぞれだと思います。
 たとえば、現代日本人は全裸で外を歩くのは恥ずかしいが、裸族の国に移住したら服を着て歩くほうが恥ずかしいかもしれない。いや、たとえになってねェや。
 キャラクター的には、OKなんでしょうけど、中に入っている人としてはやっぱり恥ずかしい。


そう言えば、PRIDE GP 2003 開幕戦はいい試合ばかりだった。

 まずヒョードルの強さに驚いた。グッドリッジを1分9秒で圧倒する打撃がすごい。
 なんかヒョードルって最終的にグランドで極めて勝つという印象があったが、今回の闘いを見てそうではない事を思い知った。

 吉田秀彦 vs 田村潔司は今回のベストマッチだと思う。
 互いの良さがでて、ぶつかり合っていた。
 しかし、吉田は打撃対策がイマイチのようだ。序盤はかなりヤベめだったし、ローキックの対処ができていない。殴り合いでもパンチの回転で負けていている。
 とにかく、裸の相手を捕まえられないのがつらい。
 アマレスのタックルを練習したほうがいいかもしれない。
 逆に組みついたらメチャ強い。大外刈りっぽい感じで(公式サイトにはそう書いてある。内またという気もするが…)あっさりと田村を倒したのがすごい。
 そして、道着攻撃もつよい。
 ドン・フライ戦のとき、道着を着ているとすべりにくく脱出しづらいと言われていたが、それ以上の武器になるようだ。
 桜庭vsホイス戦でもホイスは道着を武器としていたが、吉田はホイス以上にうまく道着を使用している。
 あとは打撃対策と相手をキャッチする技術だ。

 ミルコ・クロコップ vs イゴール・ボブチャンチン戦はミルコの強さが光った。
 ボブチャンチンのロシアンフックも綺麗にかわし、グランドにもちこまれるスキもみせない。もっとも、ボブチャンチンもグランドを狙っていなかったようだが。
 それでもパワー・スピード、攻撃・防御、どれをとってもレベルが高い。
 対ヒョードル戦が実現すれば、どんな試合になるんだろう。

 チャック・リデル vs アリスター・オーフレイムもいい試合だった。
 ふたりとも積極的に攻撃しあって熱い試合だった。後半ふたりともバテバテだった気もするけど。

 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs リコ・ロドリゲス
 ノゲイラのグランド技術はすごいのだが決め手に欠けているのだろうか。なんか惜しいところで決まらない。
 ヒョードルが上り調子なら、ノゲイラは下り坂か?

 ムリーロ・ブスタマンチ vs クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
 あちこちで判定に疑問が出ている。放送ではカットされていたのでよくわかりませんが。
 とりあえずジャクソンの怪力っぷりが健在なのと、ブスタマンチの技術が高いことはわかった。
 グランドでの攻防で、ジャクソンの足を払って体勢をくずすあたりが見事だ。

 桜庭和志 vs ヴァンダレイ・シウバ
 う〜〜ん、桜庭は打撃につきあいすぎ。ダウンしたワン・ツーも蹴りをだした直後のスキをつかれているわけだし。
 桜庭が勝つには立って闘ってはダメだ。グランドに引きずりこんで、ねちっこく関節を攻めるスタイルが彼の勝利パターンだろう。
 本当に桜庭はシウバに負けてから、良くない事ばかりだ。
 本当に必要なのは御払いかもしれない。


2003年8月9日(土)
アニメ十二国記の感想(18) 風の海 迷宮の岸(4)
 今回は新キャラが2人登場だ。
 1人は李斎(りさい)である。声を演じるは進藤尚美さん。電童の北斗や、ガンダムSEEDのカガリなど人気キャラクターを演じておられます。
 いま1人は驍宗(ぎょうそう)であり、演じるのは藤原啓司さん。バキの愚地克巳の人です。
 そんなワケで驍宗は戴国の最終兵器(リーサル・ウェポン)とか、戴国の格兵器とか、戴国を終わらせた男とか呼びます。ごめんなさい、呼びたいんです。

 使令を持たない泰麒のために景麒は特訓してみる。しかし、成果は上がらない。
 景麒は少年の股の感触が忘れられないのか、何度も転変して泰麒を背に乗せドライブにいそしむのだった。
 特訓になってねぇ。

 時は待ってくれない。
 泰麒に選んでもらおうと戴国の人間がやってくる。
 王をどうやって選べばいいのか、泰麒はそれを知らぬまま、多くの人をむかえることになる。
 景麒はイチャイチャするのに忙しく、そういう肝心の事を教えていなかったようだ。

「中日までご無事で」
 あなたは王ではないという意味の慣用句を連発し泰麒は大人を泣かせまくる。
 泣くなみっともない。
 泣かなかったのは女将軍の李斎ぐらいだった。李斎はそういう意味でも大人だ。
 泰麒も彼女が王であればいいと思うのだが、天啓らしきものは感じられないのだった。

 まだ王になることをあきらめていなかった醐孫(ごそん)が騒動をおこす。
 それを拳一撃で沈めたのが戴国の格兵器・驍宗であった。
 延国王・尚隆に次ぐといわれる剣客でもある。
 左で殴っているが、サウスポーなのか、意表をついてみたのだろうか。
 驍宗の血のように赤い目に射すくめられ、泰麒は「中日までご無事で」といって逃げだしてしまう。
 最終兵器・不発!
 驍宗は憮然として去っていく泰麒の背を睨みつけるのだった。

 それでも泰麒は驍宗の騎獣・すう虞を見たかったので、李斎をさそって驍宗に会いに行く。
 自身家であり、実際に有能な驍宗はいろいろと気合の入ったセリフをいう。

例(1)「ええ。騎獣を購うのは好きではないので」
 騎獣を捕まえるのは危険だ。だが、自分はやってのけた。その自信と実績を感じさせる言葉だ。

例(2)「なに、どうせ主になるだけの器量がなければ捕まらぬ」
 自分の器量に自信がないと言えないセリフだ。同時に李斎の器量もはかるつもりかもしれない。所属の違う李斎の名前だけではなく容貌まで知っているのは、人材獲得もやっているのだろう。そのうち、警察組織よりも強力な情報組織をつくりあげそうだ。

例(3)「わたしに五百年の寿命があれば、延王に後れはとりません」
 驍宗の実力は五百年前に通過されているらしい。素直に延王はつよい、とは言わない。今度は勝つという気迫と覇気に満ち満ちている。

 そんなわけで、自信があるぶん、やや危うい感じがしないでもない戴国の最終兵器・驍宗だった。

 関係ないが、今回の泰麒はほほを赤らめすぎだと思う。
 景麒がみたら鼻血を出して卒倒しますよ。


2003年8月6日(水)
バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第十三殺「五対七(その二)」感想
 薬師寺天膳が必死だ。
 ここで弦之介に逃げられると、すごくヤバイ。残りの甲賀勢を結集して攻撃された場合、伊賀勢が勝てるという保証はない。
 なぜなら、甲賀弦之介には無敵ともいえる忍法破りの瞳術があるからだ。

 この瞳術を破るみこみがあるは、ただ1人。筑摩小四郎の吸息旋風鎌いたちにほかならぬ。
 それは打ち払う事のできぬ防御不能の技だからだろう。
 ほんの一瞬の時間さえあれば小四郎の勝利となる。
 なるんだから、鎌を投げるのはやめよう。その鎌を瞳術でかえされていたら、即死でしたよ。
 しかし、鎌を素手でたたきおとした霞刑部と如月左衛門も、ただものではない。
 この2人は能力が直接攻撃にならないので、体術をしっかりと鍛えているのだろう。
 実に忍者らしい、潜入・暗殺のスペシャリストだ。

 そして時と場合によっては敵よりたちのわるい朧さまが大活躍している。
 原作では小四郎の自爆は、朧のせいなのか弦之介のせいなのかわからない書かれかたをしている。
 漫画版では、どうも弦之介が犯人のようだ。
 目をそらそうとする意志ごと折り曲げられ、自爆している。

 おいつめられた表情で汗をだらだら流す天膳と、それをあざ笑う刑部&左衛門の凶相コンビがいい味を出している。
 それに対し、朧の声にも弦之介は無反応だ。すっかり無口な人になっちゃったし、けっこう深く傷ついているのかもしれない。

 そして、本日の説教部屋は朧さまでした。
 話が進むに連れてどんどん人相が悪くなっていく薬師寺天膳にネチネチ責められている。
 そういう自分は子飼いの小四郎をけしかけただけで、なにもしていない。そう突っ込んではいけない。

 七夜盲の薬効は絵的に説得力がある。むしろ、ありすぎる。
 あれはちょっと強力接着すぎないか。
 まぶたにつけた時点で、指とまぶたがくっつきそうだ。

 ネタバレ感想と人気投票については、また後日。


2003年8月4日(月)
 不意討ちで、今バにに追記してみた。
 最近はミスが多い気がする(--;

 アトムを見ました。
 プルートゥ、弱くないか?
 お尻マシンガンを撃つカラーの記憶では、なんかどうやってもアトムは勝てなさそうに思えた記憶があるのだが。そもそもどうやって勝ったのか、憶えていないんだけど。
 ツノを持って涙を流すアトムしか憶えていないけど、それで十分という気もする。

 こあとるさん8月1日付け日記[1345]近未来架空戦記モノに置ける死亡イベントフラグ(意訳)その2。「病気判明」をシミュレートされています。
「……ハ、見られちまったな。
 そうだよ少尉殿。≪マッケラン症≫さ。
 出だしでいきなり死にそう。むしろ、死なないことには成り立たない。
 後から追いかけてくる死神を振りきって死の淵に飛びこんでいきそうな勢いだ。
 こりゃダメだ。

 そんな感じで新ネタを考えてみる。「イヤな感じがする。ここはオレにまかせろ」だ。

「妙だな…、静かすぎる」
「なに言ってるんですか、外の音声なんてモニターしていませんよ」
「そうじゃねェ。なんというか、イヤな感じがする。クソッ、モリアでの古傷が痛みやがる」
「そんなに気になるなら斥候を出しましょうか?」
「いや、時間が惜しい。オレたちの側面攻撃がなければこの作戦は失敗する。
 先頭は俺に任せろ。全員、最大速度。いいな目標地点の到着が最優先だ。決して止まるな、振り返るな。前進しろ」


 書いていて思い出したが、「イヤな感じがする。ここはオレにまかせろ」はサイバイマンと相打ちになるヤムチャのセリフだ。細部はともかく。
 素直にクリリンに闘わせておけば、助かったかもしれないのに…


2003年8月3日(日)
 NHKで「大地の子」を再放送している。ひさしぶりに見たのだが、やっぱり暗い内容だ。
 こっちまで沈んでしまう。
 最終回まで全部さらってみても、幸せなことより10倍は不幸なことがあるドラマだし。

 みなみ先生に555の木村さんについて、あれこれ言ったことを言い返された。
 いや「紫の上(少女時代)」については簡単に流せない。
 お寺からかっさらってきて、親子のように兄妹のように恋人のように遊んだりするわけですよ。それはとても大切なことです(そうか?)。
 葵の上は中山忍らしいが、そのへんはどうでしょう。まあ、葵ちゃんはポジションが萌えじゃないとは思うが。重要人物だけど。


2003年8月2日(土)
 アニメを見るのがおくれて世間とズレてしまった気がする。でも、先週の「明日のナージャ」で大塚明夫がムダに熱い演技をしていて面白かった。
 スペイン・バルセロナの闘牛士ホセ役なのだが、日曜日の朝とは思えないねちっこい声を発する。
 チャンピオンの「TWO突風」のように通り名をつけるなら、「バルセロナの悪い夢」か「人間剃虜門(ソロモン)」だろう。思いきって「剃虜門(ソロモン)の悪夢」でもいい。
 まあ、なんにしても濃かったなー、と。
 ナージャのエピソードは未解決で置いていくものがあるのだが、帰り道で回収するのだろうか?

 ついでにガンダムSEEDもちょっと。砂漠の虎が生きていたのは、まぁよかろう。
 しかし、あのピンクの艦はなんの冗談だ?
 あんなのに乗せられた兵士では士気が上がらないとおもう。もう、絶対にあだ名は「ピンクの奴」だろう。
 兵隊は自分ののる戦闘機のまえで写真をとったりするが、あれではとる気が起きないのではなかろうか。
 10年後に戦友と再会しても、艦の色はではふれて欲しくない過去になっていそうだ。
 でも、田中芳樹「銀河英雄伝説」に出てくる「トイレをこわされた船」ユリシーズのように不名誉な名前のまま最後まで沈まずに生き残るかもしれない。

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