アニメ『バキ 大擂台賽編 TV版1話〜13話』感想

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2020年7月7日
大擂台賽編 TV版1話「開催! 大擂台賽」

 アニメ バキがTVでも放送開始だ!
 Netflix先行配信感想は、チマチマ書いていますが、改めてTV版も書きます。
 というか、最後に追記書く感じになります。


 アニメの時間は少し戻って、範馬勇次郎がアライJr.の実力を試すところから始まる。
 ボクシングを進化させ、全局面対応型の格闘技になったアライ流拳法が完成した。
 そういうJr.を勇次郎がテストする。
 父よりも速いジャブに、勇次郎の攻撃をかわすスウェーと、動きはアライ父以上だ。

 そして、ボクサー系の人らしくJr.は「ジャブより速い!」と驚く。
 スピード、技術だけでなく、リアクションも良い!
 これで解説までできたら、超全局面対応だ。
 戦い、驚き、解説までしちゃう。

 Jr.は、猪狩アライ状態の勇次郎から逃げ出す。
 武術的には大正解なんだよな、この行動は。
 勝負を上手く避けた塚原卜伝のエピソードにも似ているし。
 ただ、Jr.の移動位置を見るに、すごい全力疾走で逃げたのだろう。
 怒髪天を突く範馬勇次郎から逃げ出すのだから、脚力に自信が無いとできないぞ。
 アライJr.はやっぱりスゴいのかも。

 そのJr.も大擂台賽に参加する。
 格下相手ならしゃがんだ状態からの打撃戦でも勝てるのだ!
 勇次郎相手にコレはできなかったが、刃牙とかだと行けるのか?
 アライ流拳法の完成度が気になる。

 大擂台賽に出場する海王には、意味ありげな会話をする範海王と李海王がいた。
 連載当時から話題になっていたが、やっぱり愚地克巳に似ている範海王である。
 ただ現在だと愚地克巳のほうが雰囲気かわっちゃったからな。
 今の愚地克巳は、ちょっと太って髪型も角刈りっぽくなっている。

 大擂台賽の第一試合は範馬勇次郎vs劉海王だ!
 烈海王の師匠であり、どれぐらい強いのか議論になっていた劉海王である。
 だが、範馬勇次郎は圧倒的に強かった。
 豪華なフルコースを早食いで食べ終わるような、もったいなさもある。
 もうちょっと、ゆっくり味わいたかった。

 大擂台賽編の1話から圧倒的な人体破壊だ。
 この調子で大擂台賽を駆け抜ける!
 エンディングでも梢江をめぐって刃牙とアライJr.が疾走しているぞ!
 松本梢江には、一流格闘家にしか感じ取れないスゴい何かがあるんだろうな……


・TV版 追記
 TVだと放送できなかったので、劉海王のはがされた顔がモザイクだ!
 モザイクかよ!?
 たしかに黒塗りとか光らせると、なにを投げたのかワカらんからモザイクしかなかったのか。
 モザイクが取れても あまり嬉しくないのがバキらしい。

 あと、ちゃんとテレビで聞いて思ったんですが、アライJr.が逃げる時に発する範馬勇次郎の声がちょっとヌケていて可愛い。
 さすがの勇次郎も意表をつかれた感じだったんだろうな。
 その後、アライJr.に会っても変に絡んだりしないあたり、勇次郎はさっぱりした気質なのかも。
 大擂台賽の間の勇次郎は、刃牙と一緒にいるせいか、わりとご機嫌ですね。

2020年7月14日
大擂台賽編 TV版2話「裏返り」

 中国武術の頂点を決める大擂台賽の第一試合は、実力No.1とも言われていた劉海王が範馬勇次郎に敗北する。
 圧倒的な実力差だった。
 範馬勇次郎は誰よりも超スピードで成長し続ける男なのだ。
 鎬紅葉の握力にビックリしたり、愚地独歩に苦戦した範馬勇次郎はもう居ない。

 そして第2試合はマホメド・アライJr.と巨人・除海王が闘う!
 巨人とか、言うなッ! 噛ませ犬みたいだろッ!
 でも、実際のところ噛ませ犬でしたね。
 巨人だからリーチが長いとか、顔面に手が届かないとか、攻略すべきテーマはいろいろあるんですが、まるで困らず敗北だ。

 試合を見守る陳海王と毛海王が手厳しいコメントを言うんですが、あとで全部ブーメランのように自分に刺さるんだぜ。
 やっぱり自分自身のことほど良く見えないってことなのだろう。
 烈海王のように国外修行をして挫折を経験したほうが良かったのかも。
 実際のところ除海王はどれぐらい強かったのだろうか?
 闘いの流れを冷静に見極めることができる毛海王と闘えば良い勝負になるかもしれない。

 そして、第3試合は範馬刃牙vs李海王だ。
 薬硬拳の李海王は毒手の使い手である。
 烈海王は、この試合で刃牙の復活を期待していた。
 マイナスにマイナスをかけると、プラスに転じるし、分数で割り算すると、引っくり返る!
 そんな感じで、とにかく裏返るんだッ!

 なんで勇次郎がそこまで毒手に詳しいんだろう。
 刃牙が毒状態と聞いて勉強したのか?
 あと、毒のダメ押しって梢江の涙だったりして。
 とかの思いもありますが、とにかく範馬刃牙復活だ!

 猛毒状態だったとはいえ、刃牙を追い詰めた李海王もけっこう強かった。
 少なくとも除海王よりも強いだろうな。
 だが、毒から復活した刃牙は急に強くなっている。
 まさに裏返った。
 超回復してパワーアップだ!

 範馬刃牙の人生を考えると、今回の裏返りは4度目の進化かもしれない。
 1度目は夜叉猿と闘うための特訓と死闘だ。
 アレで間違いなくトップクラスの強さを得た。

 2回目は最大トーナメントで烈海王と闘った時だ。
 アレで巨凶範馬の血が覚醒した。
 そして、性格もかなり悪くなったと思う。

 3回目はバキSAGAだ。
 直後に毒手を喰らってしまったのでワカりにくいが、ずいぶんパワーアップしたらしい。
 そして、毒が裏返って4回目だ。
 人間を成長させるのは死ぬギリギリの危険な状況なのかも。
 つまり、SAGAは死ぬほど危険だったのだ。

 とにかく、範馬刃牙が毒から復活で勝利する。
 刃牙はパワーアップするごとに性格も悪くなっていく傾向があった。
 今後の刃牙は、言動に要注意だぞ。

 1回目のパワーアップの時は、あまり問題なかったんですけど。
 ちょっと生意気になったけど、そりゃ強くなったんだし仕方がない。
 でも、2回目以降は邪悪になっていった気がする。
 巨凶・範馬の血に目覚めた以上、範馬勇次郎のようになっていくのだろうか?
 そのうちに髪が逆立って、皮膚にメタル感がでてきそうだ。


・TV版 追記
 TVは前回のあらすじが長いな!
 ネトフリ版では、劉海王の後ろ蹴りから始まっていたんですけど。
 あと、血が黒い。
 ネトフリ版だと、もっと鮮血だったんですが。

 後の展開を知っていると、いろいろ思う所のある範馬刃牙vs李海王だった。
 李海王の兄・範海王の横に範馬勇次郎が出てくるじゃないですか。
 連載当時は、そりゃ沸き立ちましたよ。
 "範"海王と"範"馬勇次郎が並んで立っている!
 オマエら、どういう関係なんだよッ! ……と。

 範海王と李海王は姓がちがう。
 中国だと夫婦別性だけど、子供は基本的に父の姓を名乗る。
 範海王と李海王は、母親が同じでも父親が違うのだろうか?
 謎のある兄弟というのも妄想をかきたてたんだよな。

 なんで範馬勇次郎は範海王の隣に立ったのだろう?
 刃牙サイドの入場口に行き、梢江や烈海王と並ぶべきではないか?
 勇次郎さん、入場口を間違えたのかも。
 性格的に「間違えちゃった」と言いにくい人なので、偉そうにして誤魔化しているのかもしれない。

 範海王は「えっ、なんかこの人めっちゃ話しかけてくんだけど、知り合いだっけ?」と困っていそう。
 実際に範海王からは話しかけないし、返事もしない。
 今回、イチバンの被害者は一方的に話しかけられた範海王だったのかも。

2020年7月21日
大擂台賽編 TV版3話「復活ッッ!!」

 毒が裏返って復活した範馬刃牙が次に立ち向かうのは、烈海王の出す手料理の数々だったッ!
 さすが嫁にしたい海王第一位の烈海王である。
 嫁にしたいは冗談だけど、一家に一人欲しい海王だ。

 そして、烈海王からのスペシャルデザートは14kgの果糖水である!
 これは量が多すぎるぞ。
 体重が14kg増える過酷なデザートだ。
 常人なら胃がパンクする!

 これはジャック・ハンマーがマックシングで大量ゲロを吐いて身体が細ったのと逆の現象かも。
 膨張した筋肉を贅肉と断じる超圧縮の筋肉と言う超理論はけっこう好きだったんですけどね。
 筋肉は水分を多く蓄えることができるらしい。
 だから水分をとれば、筋肉が膨れる可能性はある、……かも。

 刃牙の復活を讃えるべく、烈海王は「範馬刃牙、復活ッッ!!」を連呼する。
 いやいやいや、誰に向かって叫んでいるんだ?
 刃牙の復活でテンション上がったのだろうが、謎ですね。
 烈だけでなく、梢江も叫べばいいのに。

 とにかく、範馬刃牙は復活した。
 超回復だ!
 この後に闘うまで時間があくのだが、そりゃ超強くなってもんですよ。
 強くなりすぎた刃牙は、適度に闘える相手がいなくなってしまったのかも。
 もう現代に復活した原始人か、歴史上の達人ぐらいじゃないと勝負にならない。

 いっぽう大擂台賽は順調に進み、郭海皇とサムワン海王が闘う!
 星野貴紀さんの渋い声なのに、サムワン海王はデコピン一発で撃チンだ。
 これは相手が悪すぎたんだろうな。
 相手を選べばサムワン海王だって勝てただろうに。
 範馬勇次郎だって、未熟だけど正しいとホメてくれている。
 なんか殺しにかかっているようなホメかたなんで、本当にホメてるのか難しいけど。

 大擂台賽での範馬勇次郎は、いろいろな場所に出没している。
 刃牙が毒で瀕死だったので、勇次郎なりに落ち着かない気分だったのかも。
 勇次郎にとって、刃牙は長年かけて育てあげた逸材だ。
 刃牙に死なれてしまったら、一番がっかりするのは範馬勇次郎かも。

 郭海皇は範馬勇次郎を弱いと評していた。
 これも後で判明するのだが、かなり的確な評価だ。
 範馬勇次郎は強すぎるがゆえに、好敵手も無く、達成感を味わえない。
 それゆえ強くても 飢え渇き焦がれ、足りていないのだ。

 範馬勇次郎が厄介なのは、飢えているから、より強くなるところだろう。
 達成感の無さに絶望して、食っちゃ寝生活をしていたら刃牙も苦労せずに倒せただろうに。
 せめて花山みたいに素で強いから鍛えるのはフェアじゃないとか考えてくれればな。

 そして、試合は楊海王vsドリアン海王&オリバ と進む。
 楊海王も油断しなければ強そうだったのに。
 海王たちの敗因は、油断が多い。
 というか、試合の組み方を間違えている気がするぞ。
 その辺の問題は、あとでお叱りを受ける原因となるのだった。

・TV版 追記
 範馬刃牙、復ッ活ッ!
 烈海王の連呼が地上波でも流れたぞ!
 改めて聞くと、やっぱり変な連呼だ。
 刃牙の復活で烈海王もテンションが上がっちゃったんだろうな。

 そして、最後のムエタイ戦士・サムワン海王の登場だ!
 2020/7/21現在、ムエタイ戦士はこれ以降出てきていない。
 いわばムエタイを終わらせた男である。
 ムエタイという鉱脈はサムワン海王に掘りつくされたのだ。

 そんなサムワン海王だから、郭海皇は容赦ない攻撃で潰そうとしたのだろう。
 サムワン海王の股間が光っている!
 この光はNetflix版でも、Blu-rayBOXでも消えないぞ!
 まあ、消えないほうがサムワン海王の名誉のためにも良いか。

 そして、TV版では楊海王がグシャとされる時の煙が多い!
 煙だらけで何も見えんッッ!
 湯気が多すぎる風呂回かよッ!?
 楊海王のアレって、テレビではお見せできないモノなんだろうか?
 この煙はNetflix版でも、Blu-rayBOXでも消える。

 楊海王が頑張って身体をバッキバキに折っているのに砂煙で顔しか見えない。
 TV版だと、勇次郎が砂煙を通して楊海王の姿を見通しているようだ。
 さすが範馬勇次郎と言った感じになっているぞ。

2020年7月28日
大擂台賽編 TV版4話「チーム結成!」

 代打オリバの登場で、楊海王がぐしゃっとされる。
 楊海王も、ちゃんと闘えば強かったっぽいのに……
 油断大敵ですね。

 試合は進んで、日本人の寂海王が三合拳の陳海王と闘う!
 タレ目の陳海王は、なんか失敗した刃牙みたいな風貌で、独特の暗さが魅力だ。
 なんか悪い商売をしていそう。
 そして、三合拳は地の利を利用して戦う!
 三合拳って、大地を蹴る拳法なんだ!

 陳海王の攻撃力は抜群だけど、寂海王の絡めとる技と相性が悪かった。
 そして、寂海王の主張は「強くなるだけではつまらんぞ」だ。
 バキ世界では強さこそが素晴らしく、追い求める価値あるものとして、みな強くなろうとしている。
 強ければ多少性格に問題があってもリスペクトされるのだ。
 寂海王のセリフは、その価値観を揺るがすものだ。

 世界には色々な意見があるし、絶対に正しい意見など無いだろう。
 強さだけを否定する寂海王が勝利しているのは、バキ世界の奥深さを感じさせる。
 そして、それに呼応するかのように刃牙も最強を目指している訳じゃないと言いだすのだった。
 強さは素晴らしいが、その先に何をするかを考えるようになってきたのか?
 ただ、けっきょく現在の連載では一週まわって強さこそ素晴らしいになっている気がしますが。
 寂海王に、強さの先にある世界を見せてもらいたいな。

 ここまでの試合で、ゲスト選手や外国人海王を全員消化した。
 料理を食べる時に嫌いなものを先に食べちゃって、後でゆっくり好きな物を食べるみたいな感じだ。
 だが、倒せた外来種はサムワン海王のみだった。
 これは大擂台賽の企画失敗ですね。
 勝ち残ったのが、ほとんどゲストだ。
 中国武術の面子丸つぶれですよ。

 烈海王と孫海王の試合が終わったところで、郭海皇がちゃぶ台返しをする。
 トーナメントをやめて、チーム戦に変更だ!
 あまりに無茶だ。
 しかも、毛海王が不憫だし。
 でも、このチーム戦の提案は盛り上がる。
 新戦力の二人が曲者っぽいし。
 だが、毛海王の戦う所を見たかった。

 刃牙は刃牙で、強くなったとイキって勇次郎に絡んで退けられる。
 この一幕があったせいで、復活刃牙の強さが低く見えていたんだよな。
 SAGAと裏返りで、どエラいことになっているんだが、勇次郎と比べると小さく見える。
 錯覚トリックを使われてしまったようだ。

 チーム戦の先鋒は、オリバvs龍書文だ!
 どちらも暗黒街が似合う戦士である。
 オリバの一撃を片手で止めるのは、楊海王よりも防御力が高そうだ。
 思わぬところで、ふたたび敗北する楊海王であった。

・TV版 追記
 相変わらず砂煙が多くて楊海王が見えない!
 でも、武術省の三人が手を切り落とされたところは、意外と見える。
 地上波NGの基準がよくワカらんな。

 トーナメント戦だったのが団体戦にかわるという超展開だ。
 大量に出てきた量産型海王というか雑号海王みたいな人たちが切ないことになった。
 これから先、オープニングに出てくる海王たちを見るたびに、ちょっと悲しくなるな。


2020年8月4日
大擂台賽編 TV版5話「ハンドポケット」

 中国海皇軍団 vs 外国人ゲスト軍の初戦は 怪力無双オリバ vs 暗黒街の拳士・龍書文だ!
 団体戦での初戦は重要である。
 オリバを出してきたのは、やっぱり信頼の強さなのだろう。
 そして、先鋒を任された龍書文もタダ者じゃ無いはずだ。
 少なくとも毛海王よりは強くないとダメだぞ。

 龍書文はハンドポケット居合抜拳術の達人だ。
 なんか試合ではなく路上向きの技術だな。
 いきなり襲われても、すぐに抜拳して反撃できる!
 暗黒街の用心棒にピッタリだ。

 楊海王をジャガっと潰したオリバの強打を龍書文は受ける。
 技ではなく、骨と筋肉で止めているぞ。
 足場がヒビ割れているのに体が無事だ!
 耐久力も一流だぞ。
 やっぱ、この人はかなり強いんだよね。

 オリバは競わず持ち味をイカして勝利だ。
 やっぱ規格外の筋肉こそがオリバの強みである。
 本来なら大相撲との対決で活躍すべき逸材だ。
 惜しい人だから復活してほしい。

 激闘の末にオリバは勝利する。
 だが、龍書文も己を貫き矜持を見せた。
 敗者も讃えられるという意味で、良い試合だったぞ。
 第二部『バキ』では、こういう闘いが少ない。

 第二試合は範馬刃牙vs郭春成だ。
 地上最強の生物・範馬勇次郎の息子が範馬刃牙である。
 中国武術最強・郭海皇の息子である郭春成が相手だ。
 サラブレッド同士の闘いだから、観客の期待も高まる。
 だが、あっさり刃牙が圧勝した。

 ちょっと前、勇次郎に凹まされたばっかりだから、忘れていたけど、刃牙は強かったのだ。
 SAGAと毒の裏返りと言う、極限状態からの超回復を2回経験した範馬刃牙はここまで強い。
 でも、刃牙がパワーアップしすぎたのは、いろいろと問題を生んでしまったと思う。
 ちょうど良いレベルの対戦相手が少なくなった。
 そもそも最大トーナメントで巨凶範馬の血に目覚めてから刃牙の強さが扱いにくくなったのかも。
 だが、やっぱり範馬刃牙vs郭春成の偉大なる二世対決は激しい試合になって欲しかった。

 第三試合は、寂海王vs烈海王だ。
 烈海王は、海王の中でも屈指の実力者である。
 海王がいっぱい出てきた時は、烈なみの戦士がゴロゴロしているのかと思ったが、やっぱり烈海王が跳びぬけて強かったようだ。
 烈はなかなか技量を認めてもらえず不満を抱えていたが、他の道場ならすぐ海王になれていたんだろうな。

 ただ、烈海王は厳しく鍛えられたから強くなったのだろう。
 他の道場は、もうすこし厳しく修行させたほうが良いのかも。
 だが、その烈海王の技量を寂海王が狙っている!
 強い人には弟子をバンバン鍛えてもらって、強い弟子を作る作戦だろうな。

 烈海王は試合だけでなく、寂海王の精神攻撃にも気をつけなければいけない。
 死刑囚との死闘で烈海王は精神的にも強くなった、ハズ。
 いや、あまり変化していないかな。
 キレやすい所は、まったく変わっていないぞ。

・TV版 追記
 オリバ vs 龍書文は筋肉と技術の激突だ!
 大擂台賽で初めて まともな試合になったのかも。
 ふたりともダメージを受けながら、攻撃をやめない!
 肉体と技術を鍛えただけじゃないのだ。
 心も鍛えていて、強い!

 地上波では血が黒いんですけど、指骨折は普通に放送している!
 骨が飛び出すような骨折じゃなきゃ放送OKなんですね。
 折れた指で殴るし、鼻に頭突きをする。
 オリバ vs 龍書文は痛そうな勝負だった。

 偉大なる二代目対決の範馬刃牙vs郭春成は一方的な試合だ。
 範馬刃牙の完全体はここまで強いのか。
 この刃牙の強さを見た人物がアライJrと勝負しなかったのは、さらなる不幸につながるのだった。
 
 アライJrは刃牙の試合をどう見ていたのだろう。
 郭春成が弱すぎて参考にならないと思ったのかも。
 たぶん郭春成は強かったのだろう。
 範馬勇次郎が名前を知っていたぐらいだし。
 でも、烈海王以下の強さだろうな。

 偉大なる二代目対決として、ジャック・ハンマーと郭春成が闘えば良い勝負になるかもしれない。
 ジャックが復活するには、イケニエが必要なのだ。
 でも、ジャックは取り返しのつかない強化をしてしまったしな……
 筋肉強化をしすぎて骨が縮んだりしないもんだろうか?


2020年8月11日
大擂台賽編 TV版6話「スバラシイッッ」

 中国海皇軍団 vs 外国人ゲスト軍の第三戦だ。
 二連敗で後がない海皇軍団は烈海王を出す。
 技術と体力と経験がそろっている点で、中国武術界の最強候補だ。
 長期戦なら郭海皇よりも烈海王のほうが強いのではないか、と思っている。

 いっぽうの寂海王は試合中に対戦相手をスカウトする魔性の男だ。
 でも、本気でスカウトしたいなら条件とかちゃんと言って欲しいな。
 給料の話がいっさい無しだ。
 うっかりすると薄給で死ぬほど働かされる恐れがあるかも。

 高島俊男によれば、日本と中国では価値観が違っているらしい。
 相手を訪ねる時に、日本だと「近くまで来たのでついでに」と言うと、相手に恩着せがましく思わせない思いやりになる。
 だが、中国だと「あなたに会うため●時間かけてきました」と言って、相手に会うことにそれだけの価値があるとアピールするものらしい。
 だからお土産も高くて有名な物が望ましい。

 だから寂海王は烈海王と握手するとき、こっそり『ひよ子饅頭』とかを握らせれば良かったのかも。
 有名で美味しいけど、そんな高価じゃ無いからイマイチか?
 烈がオドロいて一瞬でも気をそらしたら、攻撃のチャンスではある。

 実力では劣る寂海王だが、勝負への執念で食いさがる。
 三陰光圧痛のナレーションも丁寧だ!
 背中を向けて首を守る護身開眼する。
 地震などで身を守る時は、拳を作って首の後ろに置けば落石で手が砕けるかもしれないが、首が折れないので生存率が高まるらしい。
 意外と役に立つ寂海王のポーズであった。

 烈海王は格下に使用すべきではない急所を使ってしまったと反省する。
 最大トーナメントで格下相手にキレまくっていたころに比べて丸くなった。
 強さを認められ、敗北を知り、闘いつづけたから成長したのだろうか?
 そう、烈海王は大きく成長したんだけどな……

 で、第四戦は範海王 vs アライJr.だ!
 神の子アライJr.と、なんかお父さんが偉大そうな姓をもつ範海王が闘う。
 だが、範海王はまったく良いところなく負ける!
 除海王とどっちが強いのかワカらんレベルでの完敗だ。
 いや、本当に除海王と闘って、どっちが弱いのか比べてもらいたい。

 本当に、範海王とは何者だったのだろうか?
 範馬一族を連想させる姓で、範馬勇次郎とも少し絡んでいた。
 姓の違う弟がいるなど、ミステリアスな所もある。
 とけない謎と言うか、捨てられた謎だよな。

 範海王は、壮大なドッキリだったんだろうか?
 ドッキリと言うより、ガッカリかもしれないけど。
 郭春成と合わせてガッカリ・ワンツーだ。
 それを言うとアライJr.も、そうとうなヤツなんですが。

 結局、海王最弱は誰だったのだろう。
 除海王と範海王は、わりと優勝候補だ。
 烈海王と寂海王を参考にすれば、孫海王もそうとう弱そうだぞ。
 ガチで闘って、ほぼ完敗しちゃっている。
 油断して負けた楊海王よりイメージが悪い。
 一度、海王最弱トーナメントを開催してほしいぐらいだ。

 のこった試合は地上最強の生物・範馬勇次郎 vs 中国武術の最高峰・郭海皇である。
 力と技、暴力と武術の頂点を極めた者同士の闘いだ。
 範海王の事は忘れて、前だけ見よう!

・TV版 追記
 今回はエグい破壊シーンもなく、血が黒いだけの地上波でした。
 寂海王は卑怯だけど、みんなにホメてもらえるのが良いな。
 中国側は負けるとキツいお叱りがまっている。
 チームの雰囲気は日米連合軍のほうが良いな。

 ただし、範馬勇次郎はホメてない。
 やっぱ勇次郎だけは全勝が途切れて不満なのだろう。
 楽勝すぎて達成感が得られないという勇次郎だが、今は挫折感を味わっているのだろうか?
 敗北を知りたくなかった、だろうな。

 本気で全勝を狙うなら烈海王には刃牙をぶつけるべきだったか?
 あとは郭春成がどれぐらい強いのかが謎だから、そこが難しいな。
 郭春成とアライJr、どっちが強いのだろうか?
 範海王は、たぶん寂海王で勝てます。

2020年8月18日
大擂台賽編 TV版7話「海皇」

 大擂台賽もついに最終試合だ!
 地上最強の生物・範馬勇次郎 vs 中国武術の最高峰・郭海皇である。
 ともに最強と呼ばれる二人だ。
 だが、二人の進んできた道はかなり違う。

 範馬勇次郎は生まれつき強い怪物だ。
 郭海皇は中国武術で鍛えまくって強くなった。
 天然と人知、野生と学問、二人の強さはまるで違う。
 対極の最強がぶつかり合おうとしている!

 まずは郭海皇が自分の過去エピソードを話す。
 140年分とか話されたら時間がかかって仕方が無いんですが、要点のみで助かった。
 強くなるために学んで考えて工夫して鍛えている。
 人間の英知が郭海皇の強さを作った。
 そういう意味で、人間として目指すべきなのは郭海皇なんだろうな。

 究極の力と、究極の理の激突なので、烈海王が刃牙の隣にやってくる。
 この二人も天然の怪物と、中国武術の代表だ。
 烈海王は刃牙に敗北した。
 だが、烈海王ならジャック・ハンマーに勝てるんじゃないのか?
 そんな期待を持たせてくれるのが烈海王と言う漢(おとこ)でした。

 武術と暴力の頂上決戦は、範馬勇次郎の攻撃から開始(はじ)まる!
 数多くの戦士や野生動物を屠ってきた範馬勇次郎の攻撃が当たる、が効かない!
 郭海皇は究極の脱力で攻撃を受け流しているのだ!
 理屈が合っているような、合っていないような。
 でも、結果的に攻撃を無効化しているのでスゴい技術だとワカる。

 だが、範馬勇次郎は郭海皇の髪の毛を抜き、硬直した瞬間を狙う!
 範馬勇次郎は天然で肉体が強いだけでなく、こういう技術も持っている。
 だからこそ、成長が簡単すぎて達成感が少ないのだろう。
 もっと苦しんで悩んで足掻いたすえに たどりつけていたら達成感もあっただろうに。

 郭海皇は守りだけでなく攻めに転じる。
 弛緩と緊張の振り幅がつくる、攻めの消力(シャオリー)だ!
 範馬勇次郎が汗を流すのは檄レアだぞ。
 愚地独歩との試合でも汗を流していたけどな。
 範馬勇次郎の成長速度は誰よりも早い。

 しかし、この攻撃力は欲しいなー。
 バキ世界は最終的に殴り合いになる傾向があるから、高い攻撃力を持っている方が有利だ。
 消力(シャオリー)を学ぶことができれば、刃牙も範馬勇次郎に勝てるかもしれない。
 というか、結果的に究極の脱力は学んだし、必要だった。
 使いかたが違っていたけど。

 だがッ! 範馬勇次郎はもう消力(シャオリー)をマスターしてしまう。
 肉体コントロール術ってことだから、勇次郎の才能なら、やろうと思えばできたのかも。
 攻めの消力(シャオリー)も、実は無意識にやっているかもしれない。
 範馬勇次郎は打撃のタイミングも良いらしいので、それが消力(シャオリー)に近いのかも。

 だが、そういう技術を使いこなしてなお、範馬勇次郎は技術を否定する。
 技を使うと、タダでさえ有利な自分がさらに有利になるから封印する気だろうか?
 とにかく範馬勇次郎は力の解放で真っ向勝負をかける気だ。
 大擂台賽の最終試合がまさにクライマックスを迎えようとしている!

・TV版 追記
 今回も特に修正は無いようだ。
 範馬勇次郎 vs 郭海皇という最強対決だけど、意外とクリーンな闘いだった。

 あえて言うなら、ちょっと烈海王の顔がブサイクだ。
 アップとか横顔は良いんですけど、ななめの角度だとチョット似ていない。
 ここは修正しても良かったんじゃないか?
 烈海王もロングショットでは油断していたのかもしれない。

 刃牙世界では筋肉の強さが、そのまま戦士の強さに直結しがちだ。
 範馬勇次郎が最強なのは、単純に腕力が最強だからである。
 一時期はピクルに力持ちのトップをゆずった気もするが、もう追い越しているかも。

 だが、ここにきて脱力と言う対立概念が発生した。
 弛緩と脱力により、筋肉の出力を一瞬だけ高めるのだ!
 刃牙は、この脱力を会得することで範馬勇次郎に近づいた。
 そう考えると、この試合を見ることができたのは刃牙にとって、とても有意義だったと言える。


2020年8月25日
大擂台賽編 TV版8話「最強の称号」

 地上最強の生物・範馬勇次郎と中国武術の最高峰・郭海皇が全力で、全技で、全開でぶつかりあう!
 範馬勇次郎が力任せにふるう暴力は、地球上のいかなる生物が出すパワーを超えている!
 対する郭海皇は、四千年かけて築きあげた人類の英知・武術で対抗だ。

 まさに最強の暴力と、最高の武術の激突である。
 この試合は独歩や渋川さんにも見せたかった。
 あの二人なら、なにかのヒントを得て強くなったかもしれない。
 武を極めれば、範馬勇次郎とも互角に撃ちあえるという実例を見て自信がつくだろうし。

 お互いに超全力のぶつかり合いだが、勇次郎有利か!?
 そりゃ、武術ってのは人間相手に作られた技術だもんな。
 怪物相手だと、勝手が違う。
 対妖怪用の武術とかあれば有効かもしれないが。
 でも、大概の妖怪よりも範馬勇次郎のほうが強そう。

 ひさしぶりに鬼の背中を見せて、範馬勇次郎が超本気になる!
 その異形の筋肉に郭海皇も範馬勇次郎が戦闘変異体だと認めた。
 これを認めちゃうと、範馬勇次郎を倒せるのは範馬一族だけになってしまいそうだ。
 ジャックには鬼の背中が発現していない。
 範馬勇次郎と同じ土俵に上がることができるのは、現時点だと範馬刃牙のみだ。

 鬼を解放した範馬勇次郎は、さらに上の戦闘力を発揮する。
 郭海皇も範馬勇次郎と言う暴風の前に吹き飛ばされるのか!?
 だが、郭海皇は死んだふりで乗り切るのだった。
 やっぱり、今見ても死ねば勝負無しって理論は違う気がするぞ。
 死刑囚たちが敗北を認めなくても、死んだら終わりだと思うし。

 でも、郭海皇が生還したのは間違いない。
 武の勝利でもあるのかも。
 昆虫や小動物が死んだようにマヒする現象は良く知られている。
 この現象は人間にも発生するらしい。(生き残る判断 生き残れない行動

 クマに襲われたときに死んだふりをすると助かるってのは間違いだろう。
 人間はクマに襲われた時、死んだようにマヒするのだ。
 で、たまたま生きのこった人が死んだふりで助かったと成功体験を語るので間違った知識が世に広がったのかも。
 なお、マヒ中はライオンに噛まれてブン回されても痛くも怖くも無いらしい。生還者の話によると。
 痛くも怖くも無いのは、救いのある死にかたかも。
 鳥がマヒする話は『ファーブル昆虫記』(下巻)にも載っている。
 昆虫だけでなく鳥も死んだようにマヒする不思議な現象は昔から知られていたようだ。

 生物の修正を利用した擬態で切り抜けた。
 郭海皇は範馬勇次郎とかなり良い勝負ができたように思える。

 そして、日本に帰った範馬刃牙はアライJr.の挑戦を受けた。
 範馬勇次郎と闘うまえに、アライJr.を片付けなくてはならないようだ。
 というか、アニメのエンディング通り松本梢江をめぐる、男の闘いである。
 梢江大戦の勃発だ!
 正直、気持ちがあまり盛り上がらないんだけど。

・TV版 追記
 今回もTV版の修正はなく、血が黒いだけだ。
 範馬勇次郎vs郭海皇という頂上決戦だけど、けっこうクリーンな闘いだった。
 鬼父(パパ)の雄姿に刃牙もデレデレだ!
 この試合で、刃牙は本当にデレている。

 鬼父(パパ)の偉大さを再確認して、刃牙も嬉しそうだ。
 こうして刃牙は親子対決を決意した。
 だが、刃牙は「やる」と言いだしてからが長い。
 長いのだッッ!

 いっぽうで松本梢江をめぐり、刃牙とアライJrが争う予感を感じさせる。
 この因縁も盛りあがりそうで期待しすぎると、アレだよな。
 刃牙の態度が異常に冷淡で、さすがに梢江がすこし不憫だ。

 連載当時は2005年でグラップラー刃牙から数えて621回ぐらいだ。
 今は2020年で、最新話がグラップラー刃牙から数えて1246回なので、半分ぐらいか。
 まだまだ先は長いのだ。


2020年9月1日
大擂台賽編 TV版9話「達人 VS ボクサー」

 松本梢江をめぐり、範馬刃牙とマホメド・アライJr.の争奪戦が勃発する!
 恐るべき争奪戦があったもんだ。
 負けたほうが梢江を押し付けられるとか、そういうルールではありません。

 アライJr.は渋川剛気や愚地独歩と路上で闘う。
 昔からの人気戦士を新参者が倒して強さアピールをする。
 どこでも見ることのできる風景だけど、あまりイメージが良くないんだよな。
 初期から登場している思い入れのある戦士が、新人に負けるのは切ないぞ。

 そうは言っても、加藤・末堂・花田たちを倒しても強さアピールにはならない。
 いや、死刑囚ドリアンは加藤・末堂と勝負して、それなりに盛りあがったかも。
 ようは勝負の盛り上げかただよな。
 アライJr.の因縁を考えるなら、範海王と除海王がリベンジをするため海王軍団とともに来日して襲いかかっても良かったかも。
 1話につき3海王撃破でスピード全滅しても良いぞ。

 愚地独歩や渋川剛気は、間違いなくバキ世界のトップクラス戦士だ。
 彼らをあっさり倒したのは、アライJr.の強さをしめしている。
 現在連載中の『バキ道』では地下戦士が大相撲と闘っているが、アライJr.も出場資格アリなんだよな。
 土俵の中を蝶のように舞う!

 アライJr.の強さは、パンチスピードにある。
 人間の反射速度を上回るスピードだから、回避不能だ!
 あと、スポーツマンに徹しているから殺気が少ないのかも。
 達人は少なからず殺気をよんでいる。
 アライJr.のスタイルは、達人と相性が悪いのかも。
 打たれる覚悟をした力士はダウンしないというので、アライJr.にとって相性悪そう。

 いっぽう梢江はアライJr.から求婚されていると刃牙に話す。
 梢江のモテる女オーラが全開だ!
 だが、刃牙の態度が冷たい。

 そりゃ梢江が誰を選ぶのかは自由だ。
 でも「俺を選んでくれ。選んでもらうために頑張る」ぐらいは言おうよ。
 刃牙は梢江が面倒になってきたのか?

 大擂台賽で刃牙は、さらに強くなった。
 範馬勇次郎との再戦も近いかも。
 今は梢江よりも、範馬勇次郎のことが優先度高そうだ。
 でも、そのわりに刃牙は範馬勇次郎となかなか闘わない。
 範馬刃牙が、親父とヤるヤる詐欺を開始した!

 アライJr.が刃牙と闘うため、達人と勝負してレベルアップを狙っている。
 だが、刃牙はなにをしているのだろうか?
 もう充分強くなったからトレーニング不要と思っていたりして。
 それとも、次の必殺技を編み出すため、いろいろ考えているのかも。

 高速で動くコマが静止して見えるように。
 範馬刃牙も静止しているように見えるが、内部では激しく活動しているのかも。
 勇次郎と闘うには、もっとパワーアップが必要だが手詰まりだ。
 やること無いなら、梢江ちゃんを大事にすればいいのに。

・TV版 追記
 今回もTV版は血が黒いぐらいで目立った修正は無かった。
 アライJrの優しい攻撃のお陰だろうか?
 でも、次回あたりから優しくない攻撃が始まるのを私たちは知っている。
 次回はそのままじゃ放送できないダメージが出てくるぞ。

 あえて言うなら、むしろ梢江ちゃんを修正してあげたら良かったのに。
 二人の良い男に言い寄られて、モテる女オーラを出しまくっているが、じゃっかん作画が残念な感じだ。
 いや、それが素の姿なのかもしれないが。
 『バーナード嬢曰く。』の原作版とアニメ版ぐらいの補正は許されるのではなかろうか。


原作
  →  
アニメ


 アライJrは渋川&独歩の達人コンビを倒す。
 ってことは、やっぱりアライJrは強いんだよな。
 ただ、渋川&独歩は無敵ってワケでも無く、不覚をとったりもする。
 最強クラス入りと言うには、やや弱いか。

 範馬勇次郎に挑もうとする範馬刃牙と闘うには、ちょっと足りないのかも。
 刃牙につづく強者となると、烈海王とジャック・ハンマーだよな。
 実は、ジャック・ハンマーが狙い目だったりするぞ。


2020年9月8日
大擂台賽編 TV版10話「stand and fight」

 松本梢江をめぐり、範馬刃牙とマホメド・アライJr.の争奪戦が勃発する!
 打倒・範馬刃牙と結婚・松本梢江の同時撃破を狙うアライJr.は、次の標的としてジャック・ハンマーにケンカを売る。
 大擂台賽で、刃牙とアライJr.は互いの強さを見たはずだ。
 アライJr.が、すぐに刃牙と勝負しないのは、まだ勝てる気がしないのだろう。
 大擂台賽でのアライJr.って本人が強いのか、相手が弱いのか、判断つかないんだよ。

 アライJr.は、最大トーナメント・ベスト8の愚地独歩を倒し、ベスト4の渋川剛気も倒した。
 そうなると次は準優勝のジャック・ハンマーだ。
 ジャックを倒したら優勝者の刃牙と闘う。
 アライJr.は けっこう計画的に闘っている。

 だが、ジャック・ハンマーの壁は、高く厚く硬いッッ!
 圧倒的パワーと、圧倒的なタフネス、そしてちょっと延ばしすぎてしまった感のある巨体にアライJr.は敗北する。
 けっこう普通の負け方ですね。
 気持ち的には折れなかったけど、完全敗北だ。
 このままじゃ範馬刃牙に勝つなど、夢のまた夢だよな。

 負けて重傷を負ったアライJr.は、それでも梢江とのデートをあきらめない。
 弱った姿を見せて同情心をさそうナイチンゲール症候群を狙っているのかも。
 勝つためなら何でもやるという気概はスゴいぞ。

 だが手負いのアライJr.に渋川剛気と愚地独歩が襲いかかる!
 路上で襲われたんだから、路上で襲い返す!
 アライJr.の倒しかたが良くなかったんだろうな。
 心を折るような倒しかたが理想なんだろうけど、そういう経験がアライJr.には無さそう。

 むしろアライJr.のほうが心折られるような攻撃を受ける。
 単純な身体能力ではなく、戦闘の駆け引きで負けた感じか。
 渋川剛気と愚地独歩と言うバキ世界の超ベテランの本領発揮だ。
 アライJr.は死刑囚と闘えば、卑怯技で敗北するタイプですね。

 渋川と独歩に負けたので、アライJr.のランキングが最大トーナメント・ベスト8以下になってしまった。
 範馬刃牙 → ジャック・ハンマー → 渋川剛気 → 愚地独歩と、刃牙に負けた相手をさかのぼって喧嘩を売っていたアライJr.である。
 そうなると、次は独歩に負けた天内悠を狙うのか?
 でも、天内は生死不明で行方不明だ。
 ここは渋川さんに敗北した鎬昴昇を狙うべきか?

 だが、どんどんケガが増えていくアライJr.は、アライ父に狙われるのだった。
 これだけ人に狙われるのって、アライJr.の人望が足りないせいだろうか?
 いったんズールに負けたムエタイ戦士デントラニー・シットパイカーあたりからやり直した方が良いのかも。


・TV版 追記
 今回はダメージ描写が真っ黒だ!
 予想通りだけど、そりゃ真っ黒になるよな。
 舌が半分きれている所が見たい人は、BDボックスを買えと言うことですね、
 正直、そこを見たいワケじゃないんだけど。

 今回は、どんどんJrがダメージを受けていく。
 どこまでダメージを受けることができるのか挑戦しているようだ。
 これで強くなっているようには見えない。
 そして、これで強くなるワケじゃないんだよな。

 とりあえず、後から来てデカい顔している新人がベテランに凹まされて、ちょっとスカっとした。
 梢江との因縁があるんだから、刃牙はJrを待たずに、自分から動いて倒せば良いのに。

 刃牙も基本は『強いんだ星人』だ。
 でも、積極的に闘わなくなっていくし、ますます異星人っぽくなる。
 それこそが範馬勇次郎と闘うための準備なのかもしれない。

2020年9月15日
大擂台賽編 TV版11話「覚醒」

 範馬刃牙を倒し、松本梢江と結婚するッ!
 ふたつの偉業を同時達成すべくアライJrは地下各闘技場の戦士を闇討ちしていく。
 だが、準優勝ジャック・ハンマーに敗北してから、アライJrは落ち目となる。
 渋川剛気に負け、愚地独歩にも負けた。
 弱り目のアライJrの前に、アライ父が現れる!

 息子が弱っているので、倒しにきたッ!
 パパさん、容赦ない!
 身体に障害がのこるダメージを受けながら、ひそかにリハビリとトレーニングをして、強さを取りもどす。
 この執念はスゴい。

 肉体的強さや技術はJrのほうが上だろう。
 だが、精神面では父が上だ。
 そして、精神力の強さで父が勝つ。
 さすが偉大なる父だな。

 思い返せば、勇次郎が認めたのは、自分より弱いけど心根の強いマホメド・アライだった。
 戦闘力の強さではなく、精神力の強さだ。
 だが、アライJrは戦闘力が高くても、精神力が弱い。
 心が弱い息子だと、勇次郎に認めてもらえないかも。

 父により、やる気を取りもどしたアライJrが闇雲にサンドバッグを叩く。
 肉体の限界を精神が超えたとき、奇跡の復活が起きる!
 スゴいね、人体 ♥(はぁと)!
 弱点だった、精神力も強くなったかも。
 この覚醒こそがアライJrの絶頂期だったりして。

 猪狩完至、愚地独歩、渋川剛気の3人はアライJrの勝利を予想する。
 偉大なる父親から受け継いだ全局面用ボクシングを完成させているはずだ。
 さらに独歩と渋川さんがアライJrを鍛えてしまった。
 死闘がアライJrを強くしたのだ!

 だが、愚地独歩と渋川剛気は範馬刃牙と闘ったことが無い。
 猪狩完至は刃牙と闘ったことはあるが、アライJrと闘ったことが無いのだ。
 刃牙とアライJrの両方と闘った経験があるのはジャックだけである。
 ジャック兄さんの意見が聞きたかったな。

 猪狩完至、愚地独歩、渋川剛気の3人は半分の情報で予想をたてた。
 やっぱり情報不足は、良くないようだ。
 アライJrがジャックとの闘いで何を得たのだろう。
 そして、ジャックはどちらが勝つと予想するのか?
 ジャックが無視されているのは残念です。

 それでも、実力者3人がアライJrをほめたたえる。
 ここまで言われると、本当に刃牙が負けるんじゃないかと思えてくるぞ。
 なにしろ、勝負には松本梢江がかかっている。
 いや、厳密にはかかっていないんですけど、なんとなく勝った方が引き取るような雰囲気だ。

 松本梢江という商品が刃牙の戦意にどう影響するのだろう。
 アライJrの覚醒より、梢江の存在のほうが影響が大きいかも。
 勝つと松本梢江がついてくる!
 刃牙のテンションがちょっと下がったとしても、まあ仕方が無いか。


・TV版 追記
 今回も特にエグいシーンは無かった。
 ひたすらアライJrがイジられる展開だったな。
 アライJrには奇跡が起きてパワーアップしていく。
 でも、やっぱり強そうには見えないんだよな。
 アライ父のほうが強そうに見える。

 範馬勇次郎も父の偉大さを見せつけているぞ。
 30年前にアライ父と会った時は、20歳だとしても今は50歳か!
 長期連載だから、範馬勇次郎の年齢がどんどん上がってしまっている問題だ。
 でも、若々しさを保っているらしいぞ。
 範馬勇次郎は老化にも勝とうとしているのか!?

 むしろ、30年前の時点で年齢を超えたオーラを出している。
 大組織の長ぐらいの貫禄があるよな。
 刃牙もアライJrも偉大な父を超えるという試練があったのだが、父親の実力差がそのまま子供に移った感じだろうか。
 アライJrにとって、もっとも足りなかった要素は何だったんだろう……。
 遺伝だとしたら、それは寂しすぎる。

2020年9月22日
大擂台賽編 TV版12話「完成」

 ついに範馬刃牙とモハメド・アライJrの勝負が開始(はじ)まる!
 ともに偉大な父親をもつ二人だ。
 そして、勝ったほうが松本梢江をゲットできる。……かもしれない。
 とにかく大勝負なワケですよ。

 そして、フタを開けるとッ!
 範馬刃牙、圧勝ッ!
 圧ッ 勝ッ! 範馬刃牙、圧勝ッ!
 みんながアライJrが勝つと言っていたのに、この結果だ。
 なんで、こうなった?

 今になって思うと、独歩たちは最新のバキ情報を知らなかったのだ。
 刃牙はSAGAと裏返りにより、二度の死線を潜り抜けていた。
 独歩たちが知らないうちに二回変身したようなものだ。
 知らないンじゃ、予想が外れても仕方が無い。
 情報の重要性を教えてくれるエピソードだ。

 烈海王だけは、大擂台賽で刃牙の強さを見ている。
 予想をするなら烈海王の意見を聞いておくべきだったか。
 アライJrが大擂台賽で倒した範海王と除海王がどの程度の実力者だったのか、烈海王なら知っていそうだし。

 このへんの対戦成績から海王の強さを考えてみる。
 除海王は、陳海王と毛海王にかなりバカにされていた。
 その陳海王も寂海王に敗れている。
 だが、負けたけど陳海王はそこそこ良い勝負をした。
 で、寂海王は烈海王に負けている。

 つまり、烈海王 >(格の差)> 寂海王 >(接戦)> 陳海王 >(バカにされる)> 除海王だ。
 アライJrは除海王に勝ったけど、除海王がスゴく弱かった可能性がある。
 あとは範海王だけど……。あの人、本当に強かったのかどうか、謎だ。
 実は除海王と同じレベルだったのかも。

 毛海王は郭海皇に倒されて連合軍への参加資格を失った。
 当然、毛海王のほうが弱かったから倒されたのだろうと思っていた。
 だが、違うのかもしれない。
 毛海王は郭海皇に反論したため倒されたのかも。
 郭海皇から見たら範海王も毛海王も同レベルのヒヨッコに見えていそうだ。

 そう考えると、アライJrへの期待はカン違いだったと思えてくる。
 親子で鍛え直して復活リベンジとかできるんだろうか。
 とりあえず、梢江のことは忘れたほうが良いと思う。

 そして、刃牙は父・範馬勇次郎に宣戦布告する。
 ついに親子の因縁に決着をつける時が来たのだ!
 と、思わせていますが、ここからが長いのだった。
 第二部 バキ、完ッ!

 ネトフリでの視聴ランキングでも『バキ』は上位に入っていた。
 調子コイて、第三部『範馬刃牙』もアニメ化してほしいな。
 そして、『バキ』は最終回だけど次回はオマケで死刑囚たちのその後『Revenge Tokyo』が描かれるぞ!


・TV版 追記
 今回も特に黒い部分は無かった。
 むしろアライJrの扱いが黒い感じだ。
 アライJrが覚醒し完成する前提で見ていれば、試練に立ち向かう姿に見える。
 でも、良いことなく敗北しちゃうと知っていると、泳げない人を飛び込み台から深いプールに飛びこませるような悲惨さだ。

 blogのコメントでいただいた意見ですが、Jrは烈海王とも闘っておけば良かったのかも。
 烈なら間違いなくJrをフルボッコにしてくれた。
 で、そのあとにジャックと再戦してまたズタボロにしてもらえば、実力不足が実感できただろうに。
 その辺で諦めていたほうが傷は小さかったハズだ。

 死刑囚たちは復活する予兆を見せている。
 アライJrはどうなんだろうか?
 正直に言って、もう戦士として終わっている感じだよな。
 第二部『バキ』のラスボスとしては切ない存在だった。
 そう、モハメド・アライJrが『バキ』のラスボスなんだよな。

 そして、TV版の特典映像(?)で、第三部『範馬刃牙』のアニメ化決定だッ!
 また、Netflixで配信らしい。
 Netflixでの『バキ』は公開開始から一か月ぐらいトップ2〜10だったし、実力が認められたのだろう。

 『バキ』はアニメ化が決定してから5年ぐらいかかったらしい。
 でも、Netflixは割と早く作ってくれる印象だ。
 『バキ 大擂台賽編』は前作から1年半ぐらいでスタートした。
 『範馬刃牙』も2022年には始まるんじゃないかと期待してしまうぞ!


2020年9月29日
大擂台賽編 TV版13話「REVENGE TOKYO」

 最凶死刑囚5人は刃牙たちの活躍により、全員拘束された。
 いや、刃牙はあまり活躍していなかったかも。
 敗北を知ることは死刑囚たちの希望だった。
 念願の敗北を知った死刑囚たちは、なにを思い、どう行動するのか?
 最凶死刑囚5人のその後が明らかになる。

 柳龍光が復活し脱獄した!
 園田警視正は恐るべき報告を受ける。
 右手を切り落とされ、顎を砕かれた柳は再起不能と思われていた。
 肉体的なダメージも大きいが、本部以蔵に敗北したという精神的ショックも大きいのだろう。
 それとも範馬勇次郎と言う圧倒的な強さを感じて絶望したのだろうか?

 だが、とにかく柳龍光は復活した。
 東京での屈辱をはらすために、……なのか?
 たんに自由を得るために脱獄したとは考えにくい。
 柳が狙うのは範馬勇次郎か、本部以蔵か?

 刃牙に勝てなかった柳は、八つ当たりのようにドイルを襲っていた。
 勝てない相手とは戦わず、勝てそうな相手を選ぶ。
 武術的には正しい選択っぽい。
 ならば、脱獄した柳が狙うのは本部以蔵か!?
 範馬勇次郎とは、遭遇しないように用心しているんだろうな。

 シンクロニシティを心配した園田警視正は他の死刑囚たちの様子を見に行く。
 まずは中国の黒龍江省 白林寺にいるドリアンだッ!
 ドリアンは米国の死刑囚なので、米国に強制送還されるのがスジだと思うんですが。
 郭海皇が超法規的措置でかくまっているのだろうか?

 ドリアンは站椿とキャンディーで鍛えまくっていた。
 鍛えるのは良いのだが、ドリアンは誰と闘うのだろう?
 ドリアンにトドメを刺したのは烈海王だ。
 だが、烈海王は……

 もし、ドリアンが目的を失ってしまったら……
 せっかく鍛えた肉体をもてあまして暴走するかもしれない。
 ならば、それを止めるのは愚地独歩たち心神会だろうか?
 愚地克巳の浅黒い右腕が、ふたたびドリアンを倒す!

 次に園田が向かったのは英国だ。
 いきなり遠いところに行ったな。どういうコースを選んだんだ?
 英国にはドイルがいる。
 盲目になったドイルは感覚を鍛えていた。

 ドイルの強さは自己満足なところがある。
 人に迷惑をかけないので良い趣味かもしれない。
 だが、ドイルは闘いたいワケじゃないのだ。
 むしろ愚地克巳の手助けをするために闘うかも。
 視力も聴力も失ったドイルが、協力するのはかなり大変そうだけど。
 違う、それはドリアンじゃなくて末堂だッ! みたいな悲劇が起きそう。

 園田はロシアに行き、シコルスキーの近況を聞く。
 英国行きの途中によるのではなく、帰りの途中でロシアに寄ったのか。
 シコルスキーは壁にはりついていた。
 壁にぶつかって、貼りついている感じが、なんとなく後ろ向きだ。

 シコルスキーは自分を苦しめた範馬刃牙、ジャック・ハンマー、ガイアの3人にリベンジするのだろうか?
 ジャックとガイアは落ち目かもしれないので、良いタイミングかも。
 ただ、正直なところ大人しく引きこもっていた方が安全な気がする。
 あとは……、もう刃牙に手を出すのは止めたほうが良いと思う。

 日本に戻ってきた園田は、スペックの話を聞く。
 スペックはまだ日本にいた!
 なんで日本で保護しているのか謎ですね。
 園田と一番かかわった死刑囚がスペックだ。
 最後に因縁深いスペックをもってきたな。

 スペックは普通にイメージトレーニングをしている。
 だが、そのモチベーションはどこから来るのだろうか?
 スペックは花山薫に倒され、満足して敗北を受けいれたはずだ。
 目標を失い、一気に老けた。

 だが、スペックは またヤる気を出したようだ。
 思い返すと、花山との死闘が楽しかったのかも。
 また、あの卑怯を尽くして、全力を出して、それでも負けた感覚を味わいたい!
 もっと強く己を高めれば、より深く大きい敗北感を味わえるかも!
 スペックの動機は、そんな感じかもしれない。
 とりあえず、最初の犠牲者になるのは園田さんの可能性が高いので気をつけてください。


・TV版 追記
 最凶死刑囚が出てくると、画面が黒くなる!
 とくに柳龍光は黒いぞ。
 『バキ外伝ゆうえんち』でもラスボス級強敵として活躍している柳龍光である。
 いちはやく脱獄したんだし、本編にも乱入して欲しい。

 のこりの4人は強くなっているようだが、復讐の脱獄をするのだろうか?
 シコルスキーのトレーニングは、なんか引きこもりっぽいというか、防御姿勢って感じだ。
 背中の打たれ強さを利用した蝉の構えに開眼した!
 寂海王とコンビを組むと意外な強さを発揮しそう。

 アニメ『バキ』は死刑囚たちの脱獄から始まった。
 そして、死刑囚たちの近況で終わる。
 アニメ版の締めくくりとして、なかなか良い終わりかただったとおもう。

 なにしろ、ラスボスのアライJrがガッカリだもんな。
 最終回で、オープニングとエンディングの映像を見ていると、アライJrの強者サギだったと思えてしまう。
 本来なら「REVENGE TOKYO」って、アライJrのための言葉だよな。
 今度こそ刃牙に勝ち、梢江を寝取るッ!


「バキ 大擂台賽編 Blu-rayBOX」感想 (20/11/5)

 愚地克巳の復帰戦が いきなり大ピンチで気になるところですが、バキ道は休載です。
 なので、『バキ 大擂台賽編 Blu-rayBOX』の感想です。

 感想と言っても、このBOXは特典映像が少ない。
 ほとんどゼロだ。
 ノンクレジット オープニング・エンディング、PV・CM集は特典として弱すぎる。
 せめてコメンタリーをつけて欲しかった。

 そのかわり、スペシャルブックレット(32P)は板垣先生、平野監督、主演の島ア信長さんのインタビューがのっていて面白い。
 板垣先生はアニメはキャラクターデザインのチェックだけやっていたそうだ。
 キャラクターごとに筋肉の付き方が違うというこだわりがある。

 たしかに刃牙キャラは、筋肉の付き方が違う。
 刃牙と勇次郎は最強を体現するかのように、美しさが基調にある。
 烈海王は、範馬よりも少しマッチョだと思う。
 サムワン海王はスピーディーな細身だ。
 寂海王は、ちょっと脂肪がのっている。
 キャラクターにこだわるというのが、板垣先生らしい。

 板垣先生のベトスバウトは範馬勇次郎vs郭海皇だ。
 あのオチは高校時代のY先輩がモデルだったらしい。
 たしかに意外性のあるオチだったけど、反則なオチだったよな。

 平野監督は、すでに『範馬刃牙』の制作中なので忙しそうだ。
 アニメを見ているとワカるんですが、本当に原作を大事にしたアニメ作りを心掛けている。
 話数の切れ目とか、画面の構図とか、本当に原作準拠だった。
 なんならグラップラー刃牙最大トーナメント編をリメイクして欲しいぐらいだ。

 ネトフリ版、テレビ版、Blu-ray版と全部映像が違うけど、Blu-ray版が完全版らしい。
 どう完全版なのかは、ヒマを見つけてちびちびと見ていこうと思います。

 島ア信長さんは豪華キャストのアフレコ現場がすごかったと言っている。
 次回作『範馬刃牙』でも、さらなる豪華キャストが出てきそうだ。
 範馬勇次郎とアライ父は、キャスト間の関係が感じられたとか、現場の情報だな。
 次回作でも刃牙を熱演する気合を感じた。

 そんな感じで見返すと面白そうなBlu-ray版バキだ。
 とりあえず楊海王が潰されるところが見どころらしいので、そこのチェック、だろうか。
 来週は『バキ道』再開なので、通常感想にもどります。
 克巳が潰されないことを祈っておこう。


●バキ連載時の感想
1話 開催! 大擂台賽バキ171話181話
2話 裏返りバキ182話189話
3話 復活ッッ!!バキ189話196話
4話 チーム結成!バキ197話205話
5話 ハンドポケットバキ206話214話
6話 スバラシイッッバキ215話224話
7話 海皇バキ225話233話
8話 最強の称号バキ234話241話
9話 達人 VS ボクサーバキ242話249話
10話 stand and fightバキ250話260話
11話 覚醒バキ261話267話
12話 完成バキ268話276話
13話 REVENGE TOKYOチャンピオン時感想

「バキ」大擂台賽編 Blu-rayBOXが2020/10/28に発売される!
テレビではモザイクのかかった あのシーンも完全公開されているぞ。
大擂台賽からの死闘に加え、死刑囚たちのその後もアニメ化されている。
スペシャルブックレットや原画集など、豪華特典が満載だッッ!



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