「バキ道31〜40話 +リメイク」感想

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2019年5月16日(24号)
第5部 第31話「トリケラトプス拳」(1208回)

 範馬刃牙はいくつかの必殺技を持っているが、中でも異彩を放つ技が『トリケラトプス拳』だッ!
 どういう原理なのかよくワカらんが、超リアルシャドーでトリケラトプスの強さと重さを再現する技である。
 考えた時点で負けだ!
 感じろ!

 刃牙が毎日リアルシャドーで妄想力を鍛えたおかげで、ついに妄想力を具現化したのだ。
 ほとんど超能力の域だが、範馬一族の肉体程度の不自然と考えれば問題ないか。
 刃牙なら鳥のリアルシャドーをして空も飛べるはず!
 というか、妄想の巨大カマキリと戦った時は、鳥になって少し飛んでいた。(範馬刃牙2巻 14話

 さて、範馬刃牙のオリジナルであるトリケラトプス拳はどれだけ偉大なのか?
 4000年の歴史を誇る中国武術では、虎・熊・鶴・蟷螂(かまきり)・龍などの動きをマネて武術に取り入れていた。
 前にも書きましたが、三国志に出てくる名医・華佗は虎鹿熊猿鳥の『五禽の戯(五つの動物の体操)』という健康体操をつくという。(正史 三国志4
 五禽の戯を最古の中国武術と見る説もあります。

 攻撃力の高い生物の動きを模倣する。
 いちおう理にかなった考えだ。
 人間が空を飛びたいと思った時、参考にしたのは鳥だったんだし。
 ただ、人類が飛行機を成功させたのは、羽を動かさず固定するという鳥からの脱却だったんですが。

 だが、そんな中国武術も恐竜を模倣することは無かった!
 そうは言っても人類が恐竜を知るのはわりと最近だ。
 マンテル(1790年 - 1852年)イグアノドンを発見したのが恐竜の発見と言われています。
 日本では明治になる16年前だ。

 でも、恐竜を知ってからの150年で誰も恐竜をマネた技を編みだせない。
 なにしろ骨だけで、動いているところを見た人がいないんだよな。
 ティラノサウルスの姿勢や走行速度も研究が進んで定説も変わっている。

 そんなワケで、なにが正しいのかもワカらないのが恐竜だ。
 よくワカらんものを模倣するという蛮勇を行ったのが範馬刃牙である。
 まあ、早い話やったモン勝ちってヤツですね。
 誰も見たことが無いのなら、正解も間違いも無いのだ!

 範馬刃牙によるトリケラトプス拳の迫力が、野見宿禰にも伝わる。
 フリルの形状や、前足の向きとか、どの学説によっているのか不明だ。
 しかし、生きたトリケラトプスを見たモノはいないんだから、コレが正しく無いと誰が言えよう。
 いや、たぶん正しくは無いんだろうけど。

 宿禰は刃牙のトリケラトプスにのまれて汗ダラダラだ。
 全長10メートル弱、体重10トンぐらいある。
 宿禰は刃牙に体重が軽すぎると物言いをつけた。
 だが、トリケラトプスが相手となると、自分よりも50倍重い!
 いや、それ、妄想ですよ。

 しかし、思いこんでしまったら妄想にとらわれる。
 野見宿禰は刃牙のトリケラトプス拳を本物のトリケラトプスと思いこんだ。
 50倍の体重差をハネ返してこそ伝説の野見宿禰である。
 宿禰はトリケラトプスに新たな闘志を燃やす。
 妄想だけど、喜んでいるからイイか。

 刃牙と宿禰の闘いを見ているのは徳川光成だけでは無かった。
 いつの間にか観客席の最上階に渋川剛気、花山薫、愚地独歩、愚地克巳の4人がいる!
 地下闘技場を代表する四人の戦士がそろった!
 新たな波乱を予感させつつ次回につづく。


 刃牙のトリケラトプス拳はまだ発動しない!
 前フリが長いですね。
 いや、これも相撲だから時間いっぱいまで仕切り直すのが様式美か。
 個人的には時間前の立合いが起きる時の緊張感も好きなんですんけどね。

 お互いに仕切り直して立ち合うという戦いかたは日本人の感覚に合っているのかもしれない。
 ある意味、プロレス的だ。
 自分が攻撃したら、次は相手が攻撃する番だという感じで。

 そして、地下闘技場戦士が集結だ。
 烈海王が居なくなった現在では、渋川剛気、花山薫、愚地独歩、愚地克巳の4人がベストメンバーか。
 ジャックは本部に負けてランクダウンって感じだ。
 復活には時間がかかりそう。

 そして、花山が復活している!
 武蔵と戦い左目を斬られて重傷だった。(刃牙道19巻 169話
 左目に眼帯などをつけていないので、回復したようだ。
 花山はもともと精密な打撃や距離感を重視した防御をしない。
 だから片目になっても、それほど困らないだろうが、無事ならなお良しだ。

 渋川、花山、独歩、克巳の四人なら力士とも戦える。
 体重差を文字通りひっくり返せる合気の達人・渋川剛気だ。
 花山薫は、小細工無しのパワーと相手の攻撃を受けきるタフネスに定評がある。
 空手で鍛えた肉体はけっこうな重量級なのが愚地独歩だ。
 隻腕のオリジナルを完成させた克巳だが、そもそも身体能力の高さも評価されていた。
 彼等なら力士相手でも負けない!

 刃牙だけでなく地下闘技場戦士も集まった。
 このメンバーで相撲協会と戦うのだろうか?
 闇の相撲興行、地下場所として相撲協会をブッつぶす!
 ただ、相撲協会には人知れず地下闘技場で戦っても良いことが無さそうなんだけど。

 そして、地下闘技場の王者・範馬刃牙はトリケラトプス拳で新たな可能性を見せてくれた。
 幻想による、謎の体重増加だ。
 今まで軽量級の刃牙が重量級の敵を倒してきたのはリアルシャドーによる体重増加のおかげだったんだろうか?
 誰も見たことが無いトリケラトプスになることができるんだから、もっと強いモノでも行けそうだ。
 つぎはガンダム拳とかどうだろう。

追記 (19/5/22)
 刃牙vs宿禰も異常な展開になって臨界点突破しそうだ。
 トリケラトプス拳が承認されたら、もう何でもアリだよな。
 オリバの金剛力士像の構えはちょっと早すぎたね。

 さらに、この試合を見守るのが渋川剛気、花山薫、愚地独歩、愚地克巳だ!
 久しぶりに戦士たちのガチバトルになりそうで期待が膨らむ。
 相手は相撲協会からの刺客なんだろうか。
 全員が力士だとちょっとバリエーションに乏しいので異色の力士も欲しい。
 外国出身の力士が多い現代ならば、ムエタイ相撲やサンボ(ロシア)相撲がいてもおかしくないぞ!

 ロシアはともかく、ムエタイはサムワン海王を最後に出ていない。
 すっかりムエタイ不足です。
 思いきって、ムエタイ範馬とかが出てきても良いんだぞ。

 来週のチャンピオンではシコルスキーのその後をやるはずだ。
 なので、バキ道はお休みだ。
 つづきが気になるようなところで切れなきゃ良いんだけど。(たぶん、死亡フラグ)

週刊少年チャンピオン2019年24号
週刊少年チャンピオン2019年24号


2019年5月23日(25号)
第5部 第32話「全員、力士」(1209回)

 範馬刃牙vs第二代 野見宿禰は、刃牙のトリケラトプス拳により異次元展開に突入した!
 幻想のトリケラトプスは体重10トンだ。
 宿禰は幻想の10トンと真っ向勝負を仕掛ける気らしい。
 ふたりとも思いこみが激しい、否ッ、激しすぎる!

 そんな二人の幻想バトルを見守る四人がいた。
 手前から渋川剛気、花山薫、愚地独歩、愚地克巳だッ!
 地下闘技場のトップ戦士たちである。
 ジャック・ハンマーは放浪しているので、来ていないのだろう。
 本部は、ええ、まぁ今回 武器は禁止だろうし。

 渋川剛気は宿禰を、いい力士だと評価する。
 デカくて、強い。
 なにより、練り上がっている。

 デカくて強いは肉体の強さだ。
 ある意味、渋川剛気と対極の属性である。
 だが、練り上がっている、とは何か?
 鍛えて練り上げる鍛錬の練だろうが、どういう意味だろう。
 これを受けて話すのが愚地克巳だった。

「立禅…… 中国武術でいうところの「站椿」的な稽古を」
「相当量やり込んだのでは」


 克巳が思い描くのは今は亡き畏友・烈海王の姿である。
 パワーをつけるのは近代的なウェイトトレーニングを行うのが簡単な方法だ。
 しかし、宿禰の強さは古流の站椿みたいなもので練りあげられていると看破した。
 実際に克巳の読み通り、宿禰は太古からの鍛錬法で強くなっている。(バキ道3巻 24話

 古流の鍛えかただからこそ、渋川剛気は宿禰を高く評価しているのだろう。
 どっちかというと近代選手っぽい克巳も、烈海王の影響で站椿をやっているのだろうか。
 いっぽう喧嘩師・花山薫の見たては、また違う。

「身体(ガタイ)もだが――」
「「気」が太ぇ」


 宿禰のもつ精神性や気魄を重視している。
 精神力でトリケラトプス級のパワーを出せる花山薫らしい見立てだ。刃牙道14巻 111話
 邪を払う宿禰の特性にも気が付いたのかもしれない。

 ところで、武蔵に斬られた花山の左目ですが……(刃牙道19巻 169話
花山の左目

 瞳の色がうすくなっている!
 これは失明しているかもしれない。
 少なくとも視力は落ちているだろう。
 でも、大丈夫だ! 失った視力は気魄でおぎなえる!

 そして、トリケラト刃牙と宿禰の対峙に気が満ちた。
 発気揚々!(はっきょい) 両者ぶつかる。
 トリケラトプスの角をつかんだ宿禰は背後に投げ飛ばされた。
 だが、宿禰は角……ではなく刃牙の腕を手放し、ふわりと足から着地する。
 あの巨体で、なんと身軽な!

 でも、本当は刃牙が幻影のトリケラトプス拳で宿禰を弾き飛ばしてクシ刺しにするぐらいやって欲しかった。
 投げ飛ばしたのも、純粋なパワーかと言うと違う気がする。
 なんか技でかえしたようにも見えるぞ。

 ここで徳川光成が入ってくる。
 宿禰の実力を認めたようだ。
 そして、渋川剛気たち四人も入ってきた。
 四人とも面構え雰囲気がちがう!

(ワカるぞ…!
 全員が力士だ!!!)


 宿禰が戦慄する!
 いや、全員が力士じゃないぞ!
 宿禰はなんでも相撲で考えるから、実力者を力士と考えるのだろうか。

 とにかく地下戦士たちと宿禰が出会い、互いに認め合った。
 この出会いが金竜山の計画と関わっているのだろうか?
 つぎの大相撲地下場所は、どうなるのだろう。
 次回へつづく。


 宿禰はオリバをあまり評価していなかった。(バキ道2巻 13話
 だが、今度の四人は高評価だ。
 宿禰は近代ウェイトトレーニングの否定派っぽいですね。
 なので、武道家や喧嘩師に親近感があるのかも。

 花山は力士としても強そうだ。
 独歩もパワーも体形も申し分ない。
 でも、隻腕の克巳や、小柄な渋川さんも力士でいいのだろうか?
 宿禰には宿禰の考えがあるのだろう。
 でも、宿禰も思いこみが激しい人みたいだし、カン違いかも。

追記 (19/5/29)
 明日のバキ道はシコルスキーのその後ですね。
 指力の強さや、名前に四股が入っている点など、相撲でも活躍できそうな逸材だ。
 心に重い傷を受けてしまったが、相撲で復活できればイイですね。

 いっぽうで、トランプ大統領が大相撲観戦と言う時事ネタがあった。
 このネタはバキ道に反映されるんだろうか?
 正座や胡坐が苦手な大統領のためにイスが用意され、相撲観戦をしようとする。
 だが、そこに範馬勇次郎が来たので大統領が四つん這いになって勇次郎のイスになる、とか。

 最近の刃牙は有望な新キャラの定着率が下がっているような気がする。
 宮本武蔵は現代に収まりきらなかったし、ピクルが最後か?
 宿禰は定着して闘争のバリエーションが増えるとイイんだけど。
 もっと他にも新人が欲しいところだ。

 烈海王とボクシングで戦って負けたらしいボルトの復活とかどうだろう。
 自分を倒した烈海王の強さにひかれ中国武術も学んだ、新ボルトの誕生だ!
 でも、相撲の噛ませ犬になりそう。
 烈海王とのボクシング試合も期待していたんですけどね。

追記 (19/6/5)
 四股露隙じゃなくて、シコルスキーのその後で一回休みでしたが、バキ道再開だ!
 宿禰の見定めも終了し、ここから本格的に大相撲 東京ドーム地下場所の開催だろうか。
 大相撲を巻きこんでいるので団体戦になりそうな予感がする。

 渋川、花山、独歩、克巳は刃牙道ではあまり本格的に戦っていない。
 久しぶりに、彼らの高度な戦闘をじっくりと見たい。
 みんな何度か敗北を経験しているんだし、悔しさをばねに進化しているハズだ!
 とくに克巳は片腕のオリジナルが完成したらしいのに、いまだに披露していない。
 烈海王の教えも受け継ぎ、寸勁マッハ突きとかに挑戦してほしい。

 一方、姿を見せていないジャック兄さんですが……
 ジャック兄さんが二度目に骨延長してから良いこと無かった気がする。
 骨延長では手足だけをのばしている。
 ってことは、足が長くなりすぎて重心が高くなりそうだ。
 相撲では不利っぽいので、やっぱり不安だな。

 ところで、『バキ道』になってから、定期的に休載している。
 最近は死刑囚のその後を掲載して穴埋めしているが、6/27発売の30号で掲載予定の柳龍光で終了だ。
 それでも、定期的な休みが入りそうだし、そろそろ新作外伝を投入しても良いんじゃないかと。
 本編じゃ見ることができなくなったし、烈海王伝とかさ。
 最大トーナメントに出場する前は、香港を拠点にして各地で蛮勇をふるっていたみたいだし、そのころの話とかも見たい。

週刊少年チャンピオン2019年25号
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週刊少年チャンピオン2019年26号
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2019年6月6日(27号)
第5部 第33話「格闘(たたか)ってみんか?」(1210回)

 日本最古の格闘技王者であり相撲の祖・野見宿禰を継ぐ者が現代に現れた。
 第二代・野見宿禰の登場により地下闘技場戦士たちにも相撲ブームがおきる!
 地下闘技場王者である範馬刃牙は野見宿禰に胸を貸し、トリケラトプスと化す。
 刃牙以外の地下闘技場戦士たちはどう動くのか?

 愚地独歩は徳川光成と『RURiZZA』というイタリアンレストランで食事中だ。
 独歩は魚介類・野菜・ステーキ・内臓料理にメガ盛りパスタを次々たいらげている。
 なんという食欲だ!
 まるで成長期の高校生だぞ。
 愚地独歩は55歳+αだったハズだが、40歳若返ったかのような食欲だ!

 最近の独歩はイカスミに凝っているらしい。
 イカスミを使う料理はそんなに無いだろうけど、ひたすらパスタを食っているのだろうか?
 空手の黒帯としては、黒い料理に親近感がわくのかも。
 いちおう言いますが、黒い物を食べても髪は生えてきません。

「のォ独歩……」
「相撲と格闘(たたか)ってみんか?」


 食事が終わったところで徳川光成が切り出したッ!
 ご馳走になったという心理的負担を狙った作戦か!
 さすが悪党・徳川光成だ。いや、極悪人よ!
 愚地独歩はすでに胃袋をつかまれている!

 独歩は、刃牙にも相撲について質問されていた。(バキ道1巻 7話
 そして、独歩は回答せずにはぐらかす。
 つかまれた胃袋を、解放しようとしているのか!?
 愚地独歩はいかなる戦場でも勝利を目指す!

「お相手は格闘技界 最大のブランド」
「断る選択肢は無ェやな」


 独歩は徳川さんに三度「格闘(たたか)ってみんか?」と言わせてから承諾した。
 じらすのォ…。
 ケンカ好きな独歩だが、けっこう慎重だ。
「武道家は特攻隊じゃない」「勝算のないケンカはせんよ」(G刃牙6巻 48話)ですな。
 徳川さんの提案は、邪悪で危険なことが多いので、簡単にOKしちゃダメだぞ。

 でも、けっきょく提案にのってしまう独歩であった。
 形だけは、何度も懇願されて承諾したような感じになっている。
 型を重視する古流空手のような交渉だった。


 次に、徳川光成が花山薫に相撲勝負を持ち掛ける。
 花山組の事務所という相手のホームで交渉事を持ち掛けたか。
 本来、これは地の利を得ていないのだが、徳川光成には必勝の読みがあるのだろう。
 だが、花山はすぐに返答しない。

「ハナシが単純(シンプル)すぎやしねぇか」

「花山 薫は――――」
「面倒臭いのがええのか」
「段取るのはこちら」
「ヤルのはそちら」
「宜しくに……」


 返事も待たずに徳川さんは去る。
 やっぱ、勝つ気でいたな。
 でも、花山は魅力あるケンカにひかれてしまう。
 ワイルドターキーの酒瓶に「やる」と、つぶやくのだった。

 花山が徳川光成の奸計にハマってしまう。
 でも、最近の花山はピクルの足止めを依頼されたり、宮本武蔵の退治を依頼されたりと、ムチャぶりばかりだ。
 それに比べたら、優しい依頼なのかも。
 花山は久しぶりに純粋なケンカができるのかもしれない。


 徳川光成が次に訪れたのは、達人・渋川剛気の道場であった。
 渋川剛気は即座に了解する。
 常住坐臥 戦場の心得である武術家は決断が早い!
 でも、相手が徳川さんなんだから、もうすこし慎重に答えたほうが良いのかも。
 この辺は相手の呼吸に合わせる合気の心得なんだろうか。

「見れるかもしれんぞ」
「「合気」の限界てもんを」


 渋川剛気は謎の発言をする。
 合気の限界、とは何か?
 投げ飛ばせる相手の体重限界かもしれない。
 全格闘技でも、もっとも倒れない相撲への挑戦だろうか?
 達人・渋川剛気にとって、この勝負は究極の武への道のりなのかも。


 つぎに徳川光成は心神会本部で愚地克巳と会う。
 ピクルとの戦いで克巳は右腕を失った。
 それゆえ、愚地克巳はオリジナルの隻腕空手を完成させる必要がある。
 だが、いまだ空手は未完成なので、相撲勝負とかやっている場合じゃない。

「ならば克巳よ…」
「烈 海王との」
「2人掛かりではどうじゃ?」


 徳川光成が仕掛けるッ!
 意味不明だが、泣かせることを言いやがった。
 失った右腕は、失った友・烈海王で補う!
 愚地(オロチ)克巳は、烈海王の魂を受けつぎ、蛇から龍へッ!
 ドラゴン克巳となるのか!?

 空手を終わらせたと言われた愚地克巳が、中国武術を取り入れて、新たな空手へと進化させる!
 のだろうか?
 徳川光成の罠という気もするが……
 でも、こんな罠ならハメられたい、かも!

 そして、地下闘技場で独歩・花山・渋川・克巳が宿禰と向かい合う。
 前回のから、話がぜんぜん進んでいない!
 でも、次回に続いちゃう!

バキ道 33話「一歩しか進んどらん!!!」
◆ 一歩しか進んどらん!!!

 アオられているッ!
 一歩しか進んどらんと言われている!
 実際に、ぜんぜん進んでいない。

 でも、ここまでの道のりが新情報だった。
 徳川光成の暗躍がスゴかったぞ。
 やっぱ、徳川さんが黒幕だ。

 そして、地下戦士たちにも変化がありそうだ。
 独歩はとにかくパワーをつけているっぽい。
 技を磨いて達人路線、じゃあなく筋肉をつけて選手路線みたいだ。
 相撲対応かもしれないが、ちょっと心配だな。
 あとは、イカスミが何かの技になったりして。

 花山は片目の視力を失ったようだ。
 でも、戦力ダウンな感じは無い。
 花山は気位で戦うタイプなので、本気で戦う動機づけが欲しいところだ。

 渋川剛気は、合気の限界に挑むらしい。
 限界――、すなわち究極だ!
 合気の限界は、究極の合気かもしれない。
 究極の護身だと、戦わなくなってしまう。
 合気の究極なら、ちゃんとした必殺技になりそうだ。

 そして、愚地克巳は烈海王と2人掛かりで戦う!
 徳川さんの口車にのせられているかもしれないが、ちょっと期待してしまうぞ。
 さすがに、烈海王の右手を移植したりはしないだろうけど。

 そして、話が一歩しか進まなかった。
 花山vs武蔵の時のように、一歩さがるよりはマシってもんだ。(刃牙道18巻 160話
 次回、まさか「一歩 戻っとる!?」って事にならなきゃ良いんだけど。

追記 (19/6/12)
 板垣恵介 × 堀口恭司 頂上対談!
 板垣恵介 × 堀口恭司 三度目の対談だ!
 前回の対談で冗談みたいに言っていた、キックボクシングルールで那須川天心選手との試合を実現させた堀口選手である。
 判定で負けたけど、堀口選手は全然くじけていない。
 もう一回やろうとまで言っている。

板垣「パンチ見切ってすぐに返すのって、どんな時間の中にいるのか知りたいよ。」
堀口「集中するとちょっと遅く感じるんですよ。でも、当たっちゃうパンチは当たっちゃうんです。避けられない。ゆっくり感じてはいるけど、カラダが動かない。あー、当たっちゃう、パンッ! て当たるみたいな、ハハハハハ!」

 なんか、刃牙の死に際の集中力みたいだ。
 でも、死に際の集中力は実験で否定されている。『脳が加速するとき:「恐怖の時」はなぜ遅い?
 堀口選手はよけきれないから、また別の現象が起きているのかも。
 やっぱり、達人の域だ。

堀口「自分の意識していないパンチだと倒れますしね。」

 ある程度、予測の範囲にある攻撃だと余裕をもって見ることができるのかも。
 初めて歩く道だと時間がかかるが、慣れてくると早く移動できる、みたいな? ちょっと違うか?
 堀口選手も予想外のバッティング(頭突き)が当たった時はダウンしていたので、やっぱり予想外の攻撃には弱いのかも。
 バキ世界は予想外の事ばかり起きるから、刃牙もけっこう攻撃を喰らってしまうのかもしれない。

 二人はメイウェザーとのボクシング対決を考える。
 早い話、相手の土俵で戦っちゃ勝てない、と。
 罰金(5億円と言われているらしい)喰らっても、タックルだ!

 これは相撲編にも出てきそう。
 土俵に手をついて、相手が勝ちを意識した瞬間に攻撃を加えるとか。
 身体能力の優劣だけではなく、ナニをするかわからない怖さを見せつける!
 平直行選手の引退試合がそんな感じだと板垣先生も言っていたし。(平直行の格闘技のおもちゃ箱

 で、今度は相撲対決の話をする。
 とりあえず最初をしのげば、力士は息切れするから勝てる感じで。
 ものすごく現実に起きたような話だ。
 何回か見た気がする。

 堀口選手はこれからも、まだまだ現役選手として戦い勝利を重ねていくだろう。
 強すぎるから、ハラハラする場面をあまり見せない。
 ハラハラさせつつ勝ち続けたいとサービス満点の堀口選手だった。

 あれ? 刃牙も、もしかしてサービスで油断しているのか?

週刊少年チャンピオン2019年27号
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2019年6月13日(28号)
第5部 第34話「物言い」(1211回)

 日本最古の格闘技王者であり相撲の祖・野見宿禰を継ぐ者が現代に現れる。
 第二代・野見宿禰は東京ドーム地下闘技場で地下戦士たちと顔を合わせた。
 そして、宿禰は見破る。
 みんな力士だッ!
 いや、力士じゃないよ。


 だが、徳川光成は彼らが「名力士」だと認める。
 いやいやいや、力士じゃねーだろ!
 野見宿禰が行った古代相撲は、なんでもアリだったので、なんでもアリで戦う地下戦士も力士と言える。
 って、理屈らしい。

 でも、力士は力士だしな〜。
 相撲ではちゃんこ番が作った料理を「ちゃんこ」と呼ぶので、ピザだろうとステーキだろうと「ちゃんこ」だ。
 そういう理屈で、強い戦士は空手家だろうとボクサーだろうと「力士」と言うのかも。
 相撲の土俵はゼロの形をしているので、当然ちゃんこもカロリーゼロ! ぐらいに説得力があるぞ。

「軽量を補う技量をそれぞれが備えている」

 戦士たちに感心した宿禰が言う。
 やっぱ、コイツ相撲で考えてンじゃねーか!
 あくまでも相撲が前提の相撲脳だよ。
 すべての料理がちゃんこ、……じゃなくて、アンパンでも鍋に入れてちゃんこ鍋にしちゃうタイプだ。

 宿禰がみんなを相撲でしか評価できないのは仕方あるまい。
 世間から離れて山奥で相撲しかしていなかったんだろうし。
 スマートフォンも知らず、相撲ファンと聞き違えるンだろうな。
 でも、それぞれの戦士が軽量を補う技量を備えているってのが気になる。

 愚地独歩と渋川剛気は文句なしの技量があるだろう。
 では、愚地克巳はどうか?
 なにかに開眼したのかもしれない。
 花山は技量と言うより精神力だろうな。

 などと話していたら、新手の侵入者が登場する。
 元横綱・金竜山だッ!
 闘技場の柵を軽やかに跳んで入場する。
 引退したけど、まだ肉体が衰えていないぞ!

 金竜山は、宿禰をほめて、地下戦士5名もホメる。
 ホメて育てる親方なのか?
 というか、最大トーナメントじゃ5人と一緒に選手入場した仲だよね。
 あれから作中時間はあまり流れていないが、金竜山だけが年を取って引退してしまった。
 まあ、『バキ』『範馬刃牙』『バキ道』と金竜山には出番がなかったので、時空のゆがみが生じたのだろう。
 現在のバキ道の年代が2019年なのか不明なのも、時空のゆがみの影響だ。

 金竜山は国技館で大相撲にケンカを売ってきた顛末をかたる。
 最近の弱体した相撲を強くするために、原点回帰の古代相撲をやらせるのだ!
 地下闘技場でッ!
 いや、それ、相撲の役に立たなさそう。

 なんでもアリなルールは一見平等にみえるけど、やっぱりなんでもアリルール経験者のほうが有利に決まっている。
 本当に公平な試合がしたいのであれば、もっとルールを相撲よりにしたほうが良いぞ。
 土がついたら小休憩を入れるとか。

 だが、第十七代 大日本相撲協会 理事長 嵐川将平は金竜山の安い挑発にのってしまう。
 金竜山の発言に、物言いをつけた!
 やっぱり、相撲のクセが抜けていませんね。

「世界に幾つの格闘技があろうと」
「頭と頭を全力でぶつけ合う」
「そんな格闘技がどこにある――――?」


 言われてみれば!
 総合格闘技は、なんでもアリと言いながら頭突きが禁止が多い。
 だが、頭から当たりに行くブチカマシこそ大相撲の武器である。
 頭突きを解禁したら、本当に10秒以内に相手を倒すことができるかも!
 全力でぶつかると覚悟した力士のブチカマシは、ヘビー級ボクサーのパンチでも止められまい。

 幕内平均体重160キロ超、その肉体を全身全霊でぶつけ合う!
 それが許されるのなら、どんな相手でも一撃で沈めることができる! ……かもしれない。
 いかん、なんか夢を見させられている!
 でも、ワクワクが止まらない!

「八角形の土俵とやら」
「喜んで上がらせてもらうぜ!!!」


 理事長 嵐川将平が嵐を呼ぶ失言をしたッ!
 挑発にのっちゃったな。
 自信はあるだろうが、未体験の勝負は不利だ。
 こりゃ、相撲界に休場の嵐が吹くぜ。

「負けるハズが なかろうと」
「彼等は本気で思ってます」


 そして、金竜山は地下戦士たちも挑発するのであった。
 これが金竜山の妙案か!
 地下戦士と大相撲の全面対決だ。
 話を切り出してから(バキ道3巻25話)、34話の今回まで時間がかかったな。

 と言うわけで、路上で恥をかかされた大相撲が非公開の闇試合で強さを証明する!
 明らかに目的と手段が間違っているんだけど、金竜山にダマされたんじゃ仕方がない。
 大相撲vs地下戦士が開始(はじ)まろうとしている!
 本当に開始(はじ)まるのか少し不安だが、次回につづくのであった。


 ちょっと寄り道が長すぎたので、金竜山のことを忘れかけていたよ。
 とにかく無事に相撲協会がケンカを買ってくれたようだ。
 これで、大相撲と地下戦士の団体戦になりそう。
 あとは嵐川理事長が「地下闘技場で人知れず勝っても、力士が路上で敗北と言う汚名返上にはならない」ことに気がつかないのを祈るだけだ。

 渋川剛気、愚地独歩、愚地克巳、花山薫(年齢順)は、それぞれ敗北しているので、強くなりたいという動機がある。
 みんな、それぞれに特訓をしているだろう。
 新必殺技をいくつか用意しているかも。

 渋川剛気の合気は、突進してくる160キロ超の肉を吹っ飛ばすことができるのか!?
 愚地独歩の鍛えぬいた肉体は、160キロ強の肉を突き破ることができるのか!?
 片腕を失った愚地克巳は、新しい武器を得たのだろうか?
 宮本武蔵に敗れた花山薫だが、たぶん鍛えていない!

 時に敗北が人を強くする。
 そう考えると、彼ら地下戦士の成長を、力士の試し割と言う形で見ることができるかもしれない。
 あと、敗北が人を強くするのなら、最強死刑囚たちも強くなっているのだろうか?
 こりゃ、力士が何人いても足りなさそうだ。

追記 (19/6/19)
 前から予想していたけど、正式に地下戦士vs大相撲の団体戦になりそうだ。
 地下戦士たちは説明不要なぐらい良く知っている人たちである。
 アニメから入った新規ファンですらワカるお馴染みさんだ。

 だが、古代相撲チャレンジをする力士たちは、どんな人たちなのか知らない。
 となると、力士の強さを教えてもらう必要がある。
 つまり、前座として3流地下戦士が噛まれる。
 とりあえずアナコンダとムエタイ選手を大量に緊急輸入か?

 噛ませ犬は、対戦相手の強さを見せるための試し割り瓦みたいなものだ。
 だから負けることが前提で、なおかつ強そうに見せないとダメだろう。
 よく考えると、けっこう難しい役だ。

 噛ませ犬が対戦相手の強さを表現するものである以上、すでに強いと分かっている主人公やメインキャラの相手になる事は少ない。
 つまり、新キャラの強さアピールのための試し割り瓦だ。
 そうなると、噛ませ犬を瞬殺した対戦相手が、主人公などに瞬殺されたら、噛ませ犬のベスト・オブ・ザ・ベスト、究極の噛ませ犬になるのか?
 烈海王に瞬殺されたセルゲイ・タクタロフが瞬殺したリーガンみたいに。
 いや、リーガンはすでに刃牙に敗北しているので瓦としての価値が下がっている。
 惜しい、巨漢リーガンは惜しかった!

 ならば、ジャック・ハンマーに惨敗したガーレンに敗北したアナコンダはどうだろう。
 アナコンダは、なかなか良い瓦かも。
 正直言って、加藤あたりじゃアナコンダに不覚を取りそうだし。

(空手にはコイツがある)
「喰らえ、金的…………(えっ、ヘビのちんちんってドコ!?)」

 そういえば、加藤も愚地克巳の強さに敗れた夜叉猿に敗れていますね。
 ボクサーのゲランと一緒に。
 加藤よ、もしかしたら、君がナンバーワンかも!(噛ませ犬の)

 噛ませ犬は強者を引き立たせるために存在している。
 なので、噛ませ犬自身の強さアピールは短いほうが良い。
 さりとてアピールが足りないと瓦としての価値が下がる。

 そうなると、噛ませ犬のアピール材料とは何だろう。
(1) 巨漢
 問答無用の説得力がある。
 ゆえにワンパターンになりそうで要注意だ。
(2) ブランド
 ボクシング、空手、相撲、プロレスなど試合で戦う競技は強いというブランド信仰だ。
 軍事格闘技や、実戦型の護身術もココに入れていいのかも。

(3) 実績
 〇〇大会優勝、金メダリストなどは鉄板だ。
 実績があると割と有名人なので観客が驚いてくれるのがポイント高い。
 ちょっとブランドとかぶる。

(4) 科学
 サイボーグとかドーピングで、なんか強そうをアピールだ。

(5) 野生
 狼に育てられたとか、動物そのものとか。

 こう考えると、説得力のある噛ませ犬も難しい。
 狼に育てられた野生児をドーピングして巨大化したところにムエタイを教え、K-1参戦させたら優勝した怪物がお前の相手だ!
 めまいがするほど強そうで負けそう。

 あとは、噛ませ犬はあくまで黒子的な試し割りの瓦なので、気持ちよく割られて欲しい。
 つまり性格悪いキャラのほうが噛ませ犬むきだ。
 地下闘技場へ向かう力士たちの前へ立ちふさがる噛ませ犬は誰だ!?
 今までの要素を考えると…………
 加藤がアブないかも。路上襲撃は、自重しろよ。

週刊少年チャンピオン2019年28号
週刊少年チャンピオン2019年28号


2019年6月20日(29号)
第5部 第35話「徳川の打診」(1212回)

 元横綱・金竜山が相撲協会にケンカを売ったッ!
 そして、相撲協会は言い値でケンカを買ってしまう。
 ここに地下戦士vs大相撲のスペシャルマッチが決定した!
 大相撲は勝っても得るものが無いンだが、良いのか?
 しいて言えば、勝てば満足感を得られるだろうけど。

 地下戦士+第二代・野見宿禰たちを前に金竜山は説明する。
 相撲協会は幕内力士なら誰でも勝つと思っているようだ。
 目の前にいる金竜山がプロレスラー猪狩完至に敗北しているんですが、それ無視か?

「格闘貴族」
「そう呼んでさしつかえがない程――」
「彼等の意識 気位は高みにある」


 格闘貴族ッ!
 武士とか侍とか将軍とかでなく、貴族かよ。
 貴族だとあまり強くなさそうだな。
「パンがなければ、ちゃんこを食べればいいじゃない」とか言いそう。

 偉そうだけど、強くなさそうなところを意味して貴族と呼んだのか。
 金竜山はかつての自分も含めて、力士たちは力士以外の人間を格闘家も含めて素人と見ている。
 でも、格闘技の団体って大なり小なり自分の流派がイチバンだと思っている部分があるので、仕方がないのかも。
 私も子供のころに空手を習っていましたが、ボクサーだろうがプロレスラーだろうが柔道家だろうが勝てると考えていたし、組み技対策も練習していた。
 現在から見れば甘い考えだったけど、わりと高度な練習を教えてもらっていたと思う。

 金竜山の発言に、範馬刃牙と渋川剛気が同意した。
 愚地独歩、花山薫、愚地克巳は黙っている。
 体格が劣る刃牙と渋川だからこそ、力士の肉体に脅威を感じているのかも。

「デカくて速くて荒っぽい」
「肉体の「天才」だ」


 渋川剛気が、力士の強さを認めた!
 だいたいの格闘技が体重別になっているように、体重=強さだ!
 多少の技術差など吹き飛ばしてしまうのが体重さである。
 合気の達人である渋川剛気だからこそ、力士の巨体を危険視しているのだろう。

 だが、強いものがいたら倒したくなるのが戦士のサガだ!
 格闘貴族という豪華料理を見せられたら喰わずにいられない!
 地下戦士ぐらいになると、格闘貴族の力士はご馳走だ。
 こりゃ、力士軍団が試し割の瓦になって全敗するな。

 相撲協会の知らないところで力士死亡フラグが立っていた。
 それとは別に宿禰が渋川剛気のエリをつかむ。
 武術家の背後をとって、エリをつかんだか!?
 宿禰は肉体だけでなく、静かに動く技術と、冷静な精神力ももっている。

「技量は強烈に感じるものの」
「その内容が謎すぎる」
「初(うぶ)な好奇心に」
「抗えませんでした…」


 たしかにこのグループの中で渋川剛気は最小にて最軽量だ。
 この体格でも力士と闘える強さを感じる。
 だが、どう戦うのか!?
 宿禰は好奇心に勝てず手を出したようだ。

 渋川剛気は、自分のエリをつかむ宿禰の手首に自分の手をのせる。
 その瞬間、宿禰は重量を感じた!
 さわっているのは手首だけだと言うのに、なぜか足にくる重量(おも)さだ!
 これが合気か!?

 渋川剛気のつかう合気がどんな技術なのか、実はよくワカらない。
 宿禰のバランスをくずして足に力が入らないようにしているようだが、どうだろう。
 重量に耐えようと踏んばった宿禰は宙に浮いてしまった。
 相手の踏んばる力を利用して持ちあげたのか!?

 宙に浮いた宿禰を、回転させる!
 200キロ以上の肉が大回転だ!
 だが宿禰は、闘争を忘れた格闘貴族じゃない!
 空中で手足を動かし、足から着地した。
 ついでに渋川さんの着物をはぎとって。

 まさに達人の「合気」だ!
 宿禰は素直に感動する。
 刃牙のときは正面からブツからないとダメと言っていた。
 だけど、今回ははるかに上の技術だったので評価したのだろう。
 刃牙は少しぐらい怒ってイイぞ。

バキ道35話

「いいから着物返(けぇ)せ」

 投げた渋川さんはフンドシ一丁のセクシーポーズになってしまった。
 合気で宿禰を浮かし、お色気サービスまでしてしまう。
 これは合気とエロスの合わせ技か!?
 和服の下に着る服をあえて減らしたのかも。
 まさに達人の絶技だ。

 渋川剛気の半裸姿で、愚地独歩は良いチームになると確信するのだった。
 このラッキースケベは、相撲のパンツァーか。
 いや、合気のパンツァーかも。

 どっちでも良いけど、刃牙たち最強チームの誕生だ。
 強さも速さも技もある。
 幕内力士どころか横綱だって危険(あぶ)ない!
 はたして相撲協会が送りこむ力士はどんなヤツか!?
 次回につづくのであった。


 今回も実質的に話が進んでない。
 でも、相撲協会のおごりと合気のスゴさを見せられたのは良かった。
 格闘貴族と言う相反するような単語の合成が面白い。
 姿を見る前から噛ませ犬のニオイがぷんぷんする。

 金竜山は相撲の「威厳を取り戻す」「真なる國技の発揚です」と言う。(バキ道2巻 19話
 宿禰一党の修行僧・小池才明は「大相撲に」「鉄槌をくだす」と言っていた。(バキ道3巻24話
 今の展開は金竜山と宿禰たちの狙い通りなのだろう。

 地下闘技場で現役力士たちを倒すことは、手段にすぎない。
 力士たちを倒した先に、なにがあると言うのだろう。
 まさか相撲協会をのっとって、地下戦士の土俵入りは無いだろうけど。

追記1 (19/6/26)
 次回のバキ道は柳龍光のその後だ。
 これで、REVENGE TOKYOも最終回ですね。
 ついに休載の穴埋めストックがつきてしまった。

 今後は、休載が減るのか、新しい穴埋めを持ってくるのか。
 個人的には短編スピンオフが良いね。
 また花山外伝とか、幻で終わってしまった烈のボクシング編を漫画化しても良いぞ。

 日曜日にアメ横に行ったのだが、タピオカの店が5件ぐらいあり、どの店も混んでいて、その隆盛にビックリした。
 『ハリガネサービス』でシューズを買った店を探していたついでに見かけた程度ですが。
 先週のTwitterではタピオカは原料費が安いので儲かるから、ヤクザの資金源になっているという話が結構流れていた。
 儲かるんならヤクザでなくても、やるだろうし、そこはどーでも良いンですが。
 ならば、花山組も参入したらどうだ!

 花山は意外と器用だし、なんとなく美食家っぽい。
 組長みずから超握力で手作りしたタピオカは口内で爆ぜるような弾力だと評判になること間違いなし!
 ※ タピオカの作りかたとか知らんですし、知ってても流してください。
 もにゅッ もごにゅッ と測定不能な弾力でタピオカ界に嵐を起こす。

 花山薫(20)がタピオカを手作りしていますと言う情報から、カン違いする人も続出しそう。
 名前だけ聞くと美少女だ。いや、美かどうかはワカらんけど。
 TVが取材にくるも、花山本人を見て断念するだろうな。
 そんなお店には、タピオカワイルドターキーがメニューにありそう。(※ 元まかない飯

 タピオカ研究家・旅丘鋤杉(58)は語る。
「私も『タピオカKAORU』のウワサは聞いていました。
 とにかく、ヤバい。アレはガチだ。
 聞こえてくるウワサは、そんなものばかり。
 ウワサ先行のイロモノではないかと疑っていました」
 ズー、もにゅもにゅ(タピオカドリンク啜り中)
「爆ぜたんですよ。
 タピオカが……」

追記2 (19/7/3)
 次回のバキ道はお休みだ!
 死刑囚その後のストックが切れたとたんコレかよ!
 でも、浦安鉄筋家族の浜岡先生も描くスピードが落ちたと言っていたし、週刊連載は大変なんだろうな。
 なのでスピンオフを増やしても良いんじゃないかと毎度思うワケですよ。

 バキ道本編だが、宿禰が渋川さんを気にしたのに、隻腕の克巳をスルーしている。
 達人とちがい、克巳は強い理由がワカりやすかったのだろうか?
 隻腕空手は開発中らしいのだが、すでにけっこう強いのか?

 33話の感想で、烈の右腕を克巳に移植するというネタを書いたら、けっこうウケが良かった。
 克巳と烈の友情によるマッハ寸勁だ!
 リアルな話をすると拒絶反応とかいろいろ問題がありすぎて実現不可能だろうけど。
 いや、Dr.鎬紅葉なら、なんとかしちゃうかも!

「克巳の右腕がある!」
「大したもんだよな、最新の医学ってのは」
「その浅黒い肌の色は、まさか!?」
「そう、柳龍光の毒手を移植しました。マッハ毒手拳の完成だ!」

 鎬紅葉が絡むと、なんか邪悪な方向に行く可能性があるような、無いような。
 ジャック兄さんなんて、骨延長手術してから不幸になっている。
 いや、でもあれは注文通りの手術だし、紅葉無罪だ。

 落ちていた柳の右手を試食するかどうかはともかく、克巳は関節を増やすイメージでマッハ突きを進化させた。
 これは身体を液体化するイメージの鞭打と似ているので、合体技ができるかも。
 刃牙のゴキブリダッシュも液体化イメージだ。
 どうもバキ世界は身体の液体化が強さの秘密らしい。
 相撲でも液体化で対応するのかも。

追記3 (19/7/10)
 次のチャンピオンは『グラップラー刃牙 1話』を板垣先生がセルフリメイクだ!
 つまり、またバキ道がお休みだぞ。
 正直、リメイクよりも普通に本編を進めて欲しいんですけど。

 セルフリメイクと言いますが、絵だけリメイクなのか、構成までリメイクするのかが気になる。
 無難に絵だけだろうけど。
 もしイチから現在の作風でリメイクしたら、炭酸抜きコーラ等だけで1話終わってしまいそうだ。

 刃牙シリーズの話の進む速度が落ちているのは、周知の事だろう。
 例え話が長くて多くなったのが原因の一つだと思う。
 昔は1コマで済ましていたのを、数ページ使っちゃうみたいな感じで。
 現在の板垣先生が本気でイチからリメイクしたら、炭酸抜きコーラ・バナナ・おじや・梅干しの描写がじっくり描かれるだろう。
 心神会のメガネの人がインタビューに答えて、炭酸抜きコーラの効果を何かに例えて語ってくれそうだ。

 逆に考えると、展開が早かった第一話をセルフリメイクすることで、昔のペースを取り戻すかも。
 バキ道の展開も早くなればめでたい。
 できれば休載も減ってくれると嬉しいんだけど。

追記4 (19/7/24)
 『グラップラー刃牙 1話』セルフリメイク前編後編も終了だ!
 そして、次週の『バキ道』はお休みです。
 1か月以上も休みかよ!
 35話は6/20のチャンピオンで掲載だったんだぞ、月が替わって7月どころか、8月になっちまうじゃねーか!
 『バキ道』の無更新連打でダウン寸前だ。

 というワケで明日の更新は、チャンピオン33号でやっていた『高橋ヒロシ×板垣恵介×浜岡賢次 座談会』の感想を書きます。
 秋田書店のビッグ3だけに、好き勝手に話していて内容が濃いぞ。

 ただ、刃牙シリーズも連載開始から28年がたった。
 板垣先生も週刊連載をつづける体力が落ちているのだろう。
 そうなると、なんかの外伝作品を始めて埋め合わせしてほしい。
 『ゆうえんち』は面白いけど、やっぱ漫画を読みたいぞ。

 来年の東京オリンピックでは空手が種目になる。
 ならば1年前から『バキ外伝・心神会』を開始(はじ)めて備えておくとかどうか。
 せっかく空手のムーブメントがきそうなのに、バキ世界じゃ相撲だもんな。
 いや、相撲も何度目かのブームが来ているっぽいので旬と言えば旬なのかも。
 東京オリンピックで来日した無礼な外国人選手を、力士が軽く倒す光景が来年の見どころになるか?

追記5 (19/7/31)
 ついに『バキ道』が再開だ!
 実に一か月以上の休載でした。
 このまま長期休載になだれ込むんじゃなかろうかと心配でしたが、とりあえず連載再開らしいぞ!

 休んでいる間に柳龍光のオマケ話があり、グラップラー刃牙1話のセルフリメイクがあった。
 これれが繋がっているとすると、柳の襲来と、末堂の乱入だろうか?
 28年をへて技術力の上がった新生・末堂厚は噛ませ犬として古酒のような深みとコクを生み出している!
 というワケで、柳と末堂が同時に乱入して二人ともお相撲さんに潰される可能性が高いんじゃなかろうか。

 座談会で(次回の展開は)「もちろん考えていない」と断言した板垣先生だ。
 次回、どうなるのかは、板垣先生自身にもワカらない。
 相撲編は、どうなる!? メジで、どうなるんだろう。

週刊少年チャンピオン2019年29号
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週刊少年チャンピオン2019年34号
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2019年7月4日(31号)
バキ道1話〜35話まとめ

 バキ道は休載なので、今までの話をまとめてみるぞ!
 ちなみに来週は『グラップラー刃牙1話』をリメイクするそうで、やっぱりバキ道は休載だ。
 つまり3週連続の休載か。
 バキ道、序盤にして最大のピンチだ。

 野見宿禰 登場
サブタイトル内容
1「相撲の神」 太古の相撲は土俵もルールも無い!
2「両者相踏み」 死闘の末に野見宿禰は當麻蹴速を踏み殺すのであった
3「チャレンジマッチ」 刃牙と徳川さんの前に、現代の野見宿禰が現れる
4「巨大きい挑戦者」 現代の野見宿禰は抜群の身体能力だ!
5「力士」 野見宿禰はエア相撲を見せる!
6「空手の真実」 刃牙は心神会に行き愚地独歩と加藤清澄に会う
7「世界(ジャンル)」 愚地独歩は相撲の強さに肯定的だ
8「刃牙と独歩の一番」 愚地独歩は刃牙に相撲で勝つ!
9「醜足(しこあし)」 二代目野見宿禰は四股で邪悪を鎮める!

 バキ道となって挑戦するのは、相撲だ!
 伝説の力士・野見宿禰を継ぐ者が現代にあらわれる。
 単純なパワーだけでなく、四股による神秘の力もあるぞ。



 野見宿禰vsオリバ
10「ミスターアンチェイン」 対戦候補は怪力無双のオリバだ!
11「相撲の領域」 二代目野見宿禰は263キロのバーベルを軽々とあつかう
12「VS サンドバッグ」 宿禰はサンドバッグを破壊し、オリバが登場する
13「現行犯逮捕」 宿禰は相撲勝負でオリバを圧倒する!
14「三角形の強み」 相撲で負けたオリバはケンカ勝負で宿禰に挑む
15「フリーファイト」 打たれる覚悟でぶつかる宿禰にオリバの拳が砕かれた
16「最筋量姿勢」 宿禰はオリバの肋骨をつかみ、粉砕する!
17「10万気圧の握力」 宿禰のパワーは100トン級だ

 オリバのパワーをものともせず、宿禰が圧勝する。
 超握力で骨を直接つかむ攻撃でオリバの肋骨がバキボキだ。



 金竜山の妙案
18「結髪(けっぱつ)」 元横綱 金龍山が登場だッ!
19「金竜山の妙案」 金龍山は相撲協会にケンカを売るらしい
20「肩甲骨」 宿禰が現役大関と路上で戦う
21「宿禰vs大関 決着」 宿禰は現役大関を手玉にとる
22「スポーツ紙の反響」 宿禰が現役大関を倒したことがスポーツ紙に掲載される
23「破邪」 宿禰は深山で修行し、強くなったのだ
24「宿禰の修行」 宿禰はエア相撲で筋肉も鍛えていた
25「なおざり」 宿禰の古代相撲が現代相撲に復讐する!
26「八角形の土俵」 地下闘技場で現代相撲を迎え撃つ!

 宿禰という切り札を得た金竜山は相撲協会にケンカをうる決意をした。
 まずは路上で大関に恥をかかせる!



 刃牙vs宿禰
27「刃牙VS宿禰」 地下闘技場王者として刃牙が宿禰に胸を貸す
28「兄弟子(あにでし)」 宿禰は刃牙の強さを認めつつ、真っ向勝負しろと言う
29「仕切り直し」 やっぱり刃牙は相手を打撃で弱らせてから戦うのだった
30「力士の違和感」 小細工をしてきた刃牙だが、トリケラトプス拳で正面から迎え撃つ
31「トリケラトプス拳」 刃牙がトリケラトプス拳の構えだ!
32「全員、力士」 渋川剛気、花山薫、愚地独歩、愚地克巳も登場する
33「格闘ってみんか?」 徳川光成が暗躍し、渋川剛気、花山薫、愚地独歩、愚地克巳をスカウトする
34「物言い」 大相撲vs地下戦士の戦いが始まろうとしている
35「徳川の打診」 渋川剛気の技量を試そうと宿禰が仕掛けるが合気で投げられてしまう

 地下闘技場で刃牙と宿禰が激突する!
 めずらしく刃牙が王者の貫禄で優勢だ。
 そして地下闘技場戦士がそろい、地下戦士vs大相撲となっていく。

 あらためて振りかえると、やっぱり話の展開が遅い。
 そして休載でさらに遅くなる。
 2019年のバキ道は、どこまで話が進むのか!
 試合が二つぐらい終わっているとイイな。

週刊少年チャンピオン2019年31号
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2019年7月25日(34号)
座談会『高橋ヒロシ×板垣恵介×浜岡賢次』

 週刊少年チャンピオン50周年と言うことで、チャンピオンのエース級高橋ヒロシ×板垣恵介×浜岡賢次の座談会だ!
 スゴい豪華だし、なんか強そうだぞ!
 なお、チャンピオン34号は『バキ道』がお休みなので、33号の感想の残りです。

 ビッグ3の大先生たちですが、高橋先生は月刊少年チャンピオンが主戦場なので、すこし距離がある。
 とくに板垣先生とちゃんと話をするのは初めてらしい。
 忙しい漫画家さんだから、忘年会ぐらいでしか会えないのかも。

 ペンネームの話になり、ちゃんとしたペンネームは板垣先生だけだと判明する。

『板垣:本名は板垣博之。師匠の小池一夫さんの『傷追い人』(AA)って作品のめちゃカッコいい主人公・茨木圭介からと、カミさんの名前からも一文字取って。なかなか愛妻家でしょ(笑)。』

 板垣先生、まさかの愛妻家アピールだ!
 ペンネームが『傷追い人』から来ているのは知っていましたが、奥さんの名前から一文字と言うのは知らなかった。
 そして、話はチャンピオンの話になる。

『高橋:やっぱり『ドカベン』。あと、何と言ってもどおくまん先生ですね。
板垣:『熱笑!! 花沢高校』! 面白かったなあ。
浜岡:強烈に面白かった。
高橋:セーラー服食っちゃうだから(笑)。
板垣:そう! 食うんだよ!
高橋:ちんちんに牛乳の瓶をつけてたり、学校のトイレが自分の部屋になってる(笑)。
浜岡:デート中にうんこ我慢できなくてうんこを食っちゃう話とかすごいですよ。あれは勝てないと思った(笑)。
高橋:浜ちゃん、うんこマスターなのに(笑)。』


 うんこ食う話はちょうど2019年27号に載っていました。
 浜岡先生ですら勝てないと思う、超うんこネタだ。
 みなさんギャグで盛りあがる。
 わりとギャグを大事にするビッグ3であった。

 ウンコはともかく、セーラー服も食ったのか。
 こりゃ相撲編ではマワシを食うやつが出てくるかも。
 というか、ジャック兄さんが食うハメになりそう。

 板垣先生は、チャンピオンでのデビュー当時に一番人気だった『本気(マジ)!』に勝つつもりだったらしい。

『板垣:パーティーなんかで立原先輩のグループを遠目に見て、連れて行ったスタッフに「さしあたりの目標だから睨め!」って(笑)。』

 などと挑戦していたらしいのですが、『本気(マジ)!』の壁は高く厚く偉大だった、と。
 でも、人気一位の作品に勝って乗り越えようとする気概がスゴいな。
 こういう負けず嫌いだから一流になるのだろう。
 逆に今では、『バキ』『浦安鉄筋家族』が高い壁になっていそうだ。

『板垣:実は立原先輩に表敬訪問したことがあるんだよ。あんまりにも自分と流儀が違うんで、自分が全く見落としていたようなことを知ってるんじゃないかって思って。勉強させてくださいって。』
『立原先輩は連載のことを「42.195kmのフルマラソンだ」って言ったのよ。落ちることもあれば上がることもある、でもきちっと走り続けることが連載なんだって言う。俺は全く考え方が違って、「電信柱一本ずつのダッシュだ」って思うんだよ。一回一回を全力で最後まで走る。どっちが正しいじゃなくて、ああ、やっぱり流儀が違うわァって分かった。』


 マンガ観の違いですね。
 仕事観の違いと言うべきか。
 ただ、がむしゃらに全力で描くだけというのが板垣先生らしい。
 ただ、最近は時々電柱にぶつかって進んでいないんじゃないかと言う心配が……

 そして、ここで「女の子描くの好きですか?」と言う禁断の質問が出る。
『浜岡:いやそうでもないけど、江口先生の影の付け方、首の下の影とか斜線とかすごいなあと思って』

『板垣:喧嘩売ってる?(笑)。いや、勉強しなきゃっいぇもう20年ぐらいたったかな、よ〜く取材してるはずなんだけどなあ(笑)。』

『高橋:……。』
『板垣:ほら黙っちゃった(笑)。』


 まあ、人には苦手分野もあるよってことで。
 でも、板垣先生だって『バキSAGA』で世界に衝撃を与えている!
 アレは何かあったから描いたらしい。
 何があったんだろう。
 また、ナニかあったら、SAGA級の衝撃がおきるのだろうか?

『浜岡:翌週のこととかもあまり考えない?』
『板垣:もちろん考えてない。だいたい打ち合わせしてないもん。次に自分が何を描くのかちょっと楽しみにしているよ。』

『高橋:「さて、次どうしよう」っていうのが多いかな。やっぱ、あまり先は考えてないですね。』


 予想はしていたけど、板垣先生の「(次回の展開は)もちろん考えていない」発言だ!
 いさぎよすぎる衝撃発言だな。
 もちろん、ってなんだよ。
 それ当たり前じゃないぞ!

 でも、高橋先生もあまり考えていないようですが。
 ある種の天才にのみ許される綱渡り連載ですね。
 本人ですら、どうなるのかワカらないってのは、勇気のいる執筆スタイルだ。
 ……勇気、なのか?

 ドカベンの水島先生へのリスペクトや、漫画を描きつづける思いや大変さなども話題に出ましたが、そのへんは各自で読んでください。
 なんか良い話ほど流しちゃっいましたが。
 とにかく、秋田書店のビッグ3は流石の貫禄でした。

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週刊少年チャンピオン2019年34号


2019年8月1日(35号)
第5部 第36話「烈との共闘」(1213回)

 地下戦士+野見宿禰 vs 大相撲のスペシャルマッチが決定した!
 一般公開しない勝負でいくら大相撲の強さをアピールしても、世間に届かないと思うのだが、良いんだろうか?
 とにかくスペシャルマッチが決まったので、あとは楽しむだけで良し!

 いっぽう徳川光成の「烈 海王との」「2人掛かりではどうじゃ?」(バキ道33話)という言葉にのせられた愚地克巳ですが……
 衝撃の光景を見ていたッ!
 培養液の中に烈海王の右腕が保存されている!
 これは、愚地克巳が失った右腕に、烈海王の右腕を移植すると言うのか!?

 いや、それはいくら何でも医学的に無理だろ!
 最近のブラック・ジャックでも無理だぞ!
 昔はムチャ手術で似たようなことやっていたけど。
 ブラック・ジャック先生も、わりとインパクト優先でした。

 鍛えられた烈海王の右腕は国宝級の勝ちがある。
 『なんでも鑑定団』に持ちこめば、値段のつかない超お宝と鑑定されそう。
 それ以前に、なんかの法律で即効逮捕されるだろうけど。
 でも、宮本武蔵の死体を盗んでクローン人間を作ったことに比べたら、可愛いもんか。

 徳川さんと独歩は烈海王を見送る際に、右腕を活かそうと決めたらしい。
 克巳にダマっていたのは、断れない状況を作って追い込むためだろうか。
 移植しなければ、焼いて灰にする。
 ほとんど脅迫なんだけど、ココまで言われたら「わかった…」と言うしかあるまい。

 烈海王の腕を移植するという不自然治療だ。
 ムチャな治療なんだけど、ムチャに目をつぶれば、これは魅力的なパワーアップだ。
 さすがに夢枕獏先生の提案による「烈との共闘」だ。
 夢枕獏先生の提案による 第36話「烈との共闘」

 烈海王の右腕を得た克巳はどう変わるのか?
 左手でマッハ突き、右手で寸勁の日中友好連撃とか出せるかも。
 烈海王の右腕を得て、愚地克巳は異次元の進化をするかもしれない。
 とりあえず、お尻ふくときは左手をつかおう。

 相撲協会では理事長・嵐川将平が金竜山に選抜メンバーを発表していた。
 ほぼ全員の力士が勝つ気で立候補したので、厳選した戦士たちである。
 大関が路上で宿禰に不覚を取ったことは、みんな忘れているのだろうか?(バキ道3巻 21話
 それとも、裏相撲的な秘策があったりして。
 危険すぎて土俵では使えない殺人技が48手ぐらいありそう。

 イロイロな思惑はあるが、地下闘技場に挑戦する6人の力士が決定した。
 全力士、入場ッ!

『横綱「零鵬(れいほう)」195cm 160kg』
『小結「炎(ほのお)」165cm 97kg』
『関脇「獅子丸(ししまる)」181cm 181kg』
『前頭筆頭「鯱鉾(しゃちほこ)」190cm 151kg』
『大関「巨鯨(きょげい)」231cm 290kg』
『関脇「猛剣(たけつるぎ)」177cm 161kg』


 地下闘技場が久しぶりに現役横綱をむかえる!
 日下開山、零鵬だッ!
 横綱の重みは誰よりも本人が知っているぞ。
 まさに力士チームの大将だな。
 今回の騒動を起こした野見宿禰か、地下王者である刃牙と戦うことになるのだろう。

 小結「炎(ほのお)」165cm 97kg、この小さな体躯が逆に怖い。
 この体格で小結と言うことは、相当な技巧者だ。
 だれと闘っても面白いが、超絶技巧ならば渋川剛気との対戦が望ましいのか?
 逆に技術無しの天然素材である花山薫と闘っても面白そうだ。

 関脇「獅子丸(ししまる)」181cm 181kgは、眉間のシワが深い!
 身長・体重が実に力士らしいぞ。
 強そうな名前だし、激アツな闘いっぷりをしそうだ。
 ならば心で闘う花山薫か。
 または、烈海王の右腕を得て生まれかわった 愚地ドラゴン克巳と闘って欲しい!

 前頭筆頭「鯱鉾(しゃちほこ)」190cm 151kgは6人の中で番付が一番低い。
 つまり、一番勢いのある若手って事だろう。
 獅子丸に比べると、背は高いが体重が軽い。
 リーチの長いツッパリが武器だろうか?
 そうなると打撃系で愚地独歩や愚地克巳が相手になりそうだ。

 大関「巨鯨(きょげい)」は231cm 290kgだ!
 デカカァァァァァいッ 噛ませ犬必死!
 と、普通なら夢も希望もない巨人戦士なんだが、今回は力士だ。
 力士にとって、この巨体は有利だし、実際に大関になっている。
 ちゃんと強い巨人のようだ。

 噛まれない巨人となるのか どうか?
 パワー対決なら花山薫や愚地独歩と良い勝負になるかも。
 あとは、身長・体重がほぼ同じジャック・ハンマーの乱入か?

 最後が関脇「猛剣(たけつるぎ)」177cm 161kg だ。
 はっきり言って、ザ普通ですね。
 体重も番付もだいたい真ん中あたりだ。
 誰とでも戦えそうな普通さを感じる。

 完璧な陣容だと金竜山も大喜びだ。
 金竜山は相撲協会を変える気でいるハズだが、なにを考えているのだろう。
 ガチ勢を完全に叩き潰すことで相撲協会をのっとる気か?
 勝負は土俵の外でも行われている!

 そのころ範馬刃牙は宿禰の四股(バキ道1巻 9話)と同じようなトレーニングをしていた。
 教えてもらったのか、偶然なのか?
 刃牙も宿禰の神秘パワーを会得しつつあるのかも。

 四股による成長アップを身に着けたら、ぜひともジャック兄さんにもやってあげて欲しい。
 ジャックの身長を伸ばすのではなく、ジャックを踏みつけて、身長を減らす奇跡をおこすのだ!
 巨人化は控えめにしたほうが良いハズですよ。

 挑戦する相撲協会は陣容を整えた。
 迎え撃つ地下戦士たちも迎撃態勢をとる。
 あとは、ぶつかるだけだ。
 前代未聞の地下相撲は、誰と誰が戦い、どう決着するのか!?
 次回につづく!

追記1 (19/8/7)
 週刊少年チャンピオン編集部のツイートによれば『今週8月8日(木)発売の週刊少年チャンピオン36+37号「バキ道」は休載になります。』だそうです。
 また、休載かよ!
 月1連載じゃねーんだぞ!

 『バキ道』になってから休載が多い。
 バキ抜きのチャンピオンは、チャーシュー抜きのチャーシュー麺みたいなものだ。
 座談会『高橋ヒロシ×板垣恵介×浜岡賢次』で板垣先生が言っていたように、連載を「電信柱一本ずつのダッシュだ」でやっているのだろう。
 毎回全力だから、転ぶ時もあるし力尽きる時もあるのかも。
 相撲編だけに転ぶのは縁起悪いな。

 と言うワケで、合併号での『バキ道』はお休みで、合併号だから2週休みですね。
 二回ぶん溜めたから、スゴいパワーになっているかもしれない!
 相撲編だけに、押しの圧力が強いぞ! ……たぶん。

追記2 (19/8/15)
 バキ道が休載+チャンピオンお盆休みで二連休だ!
 作中スピードだけでなく掲載スピードまで遅いぞ!
 でも、地下闘技場に挑戦する力士6人が出てきたので、わりと妄想が膨らむ。

 だが、オフ会とかで真っ先に話題になったのは「徳川、ヒデェ」だった。
 今までも格闘士を散々もてあそんでいたジジイである。
 だが、今度は烈海王の遺体をもてあそぶか!

 でも、これで愚地克巳が烈海王なみに強くなるのだとしたら、確かに見てみたい。
 バキ世界における人間最強は烈海王だと思っていましたが、その座を克巳が継ぐのだろうか?
 でも、遺体をもてあそんだ罪は罪だ。

 武蔵編のころから悪行が止まらず、評価が下がり続け、いまだに底が見えない。
 やっぱ、酷いよな、あのジジイ
 今回の相撲編も徳川光成の愉悦のために戦士たちの血肉が消費されてしまいそうだ。

 そして、今後も徳川さんはやらかすだろう。
 実力差ありすぎる試合を組み、ルールを武器ありにして、誰かを死地に追い込み、なぜ止められなかったと泣き、最後に笑うのが徳川光成である。
 今回の地下相撲編で、大ケガを負うものが出ないことを祈ろう。

 でも、徳川さんが次にやらかしそうなのは、微妙なポジションに落とされてしまったジャックだろうか?
 ジャック・ハンマーはピクルに負け、刃牙が追い討ちをかけ、本部にも負けた。
 ドーピングをしてからここまで落ちたことはあるまい。
 意欲を失い、暴飲暴食で太っているかも。
 まあ、太れば太ったで相撲むきな人材にかるかもしれないが。

 とにかく徳川さんがなにか提案してきても、乗ってはいけない。
 また悪魔の改造手術が待っているかもしれないぞ。
 いや、ジャックの場合は不幸になって逆境をバネにしたほうが伸びるかもしれない。
 ジャックよ、明日のために、今日は不幸になれ!

追記3 (19/8/21)
 8/1以来、久しぶりの『バキ道』だ!
 地下闘技場に挑戦する6人の力士たちが登場して、期待が高まったところで休みってのはキツかった。

 刃牙シリーズは昔から女性ファンが少ないのが悩みだったらしい。
 新登場力士である炎はわりとイケメンだ。
 これで女子人気もゲットだぜ?

 たしか、餓狼伝の鞍馬彦一は女性人気を得るために投入されたキャラだった。
 本当にアイツは活躍したのだろうか?
 イケメン力士は女性ファンをもガブリ寄せるのか、こうご期待だ!

 せっかく6人の新キャラが登場したのだ。
 一回の試合で使い切らずに、何回か戦ってほしい。
 参戦する力士に加藤たちが「館長と戦うヤツらは俺たちを倒すことが決まりだ!」と立ちふさがる展開とかあるかな。

「館長や克巳さんと戦いたいなら、俺を倒していくんだな。
 夜叉猿Jr.も、ドリアンも、みんなそうだった」
「俺を倒さずして館長とやれると思うな。範馬勇次郎も、ドリアンも、そうだった」
 心神会のデンジャラスコンビが力士の前に立ちふさがる!

 今のバキ道で噛ませ犬になりそうなのは、末堂、加藤、本部、花田、柴千春、猪狩のところのプロレスラー、思い出したように敗退した海王さんたち、かな。
 個人的には、武蔵に勝った本部が再び相撲に負けるカオスが見たい。
 本部と花田の師弟コンビが力士相手に火を噴く!

 あと、金竜山を倒した猪狩も出てきて欲しいところだ。
 猪狩本人はシコルスキーにやられてから弱くなった気がするし、弟子のプロレスラーを投入してほしいぞ。
 でも、猪狩と斗羽以外のプロレスラーはパッとしない人が多いので、活躍むずかしいか。

週刊少年チャンピオン2019年34号
週刊少年チャンピオン2019年35号


週刊少年チャンピオン2019年36+37号
週刊少年チャンピオン2019年36+37号


2019年8月22日(38号)
第5部 第37話「横綱の他流試合」(1214回)

 大相撲の現役力士たちが地下闘技場に参戦する!
 参加するのは横綱・零鵬、小結・炎、関脇・獅子丸、前頭筆頭・鯱鉾、大関・巨鯨、関脇・猛剣の六名だ!
 はたして彼ら力人(ちからびと)の実力やいかに。
 やはりここは加藤あたりを試し割りしてもらって実力アピールが欲しいかも。

 東京ドーム地下に、その場所はある!
 武器の使用以外はすべて認められる格闘の聖地・地下闘技場だ!
 その地下闘技場に力士たちが入場する。
 案内するのは悪魔の興行師・徳川光成だ。
 本番前の施設見学のようですね。

 相撲協会理事長・嵐川将平とともに六人の力士が入場する。
 さすが実戦でバチバチやっているツワモノだ。誰ひとり汗をかいていない。
 あ、嵐川理事長は汗を流しているな。
 やはり現役から遠ざかると、弱くなるのか。

 横綱・零鵬は闘技場の砂をすくい、爪や歯が混じっている事を知る。
 力士だから、地面のコンディションを気にしているのだろうか。
 余裕ある態度だが、ナメている訳じゃない。
 いつもの場所と同じように、戦うだけという心構えか。

 そこへ金髪とヒゲの男が入ってくる。
 白虎(西)の方角、岩浪混沌(カオス)の入場だ!
 総合格闘技で国内無敗の男である。

 あ、うん。こりゃ、わかりやすい瓦が来たな。
 もう割られる前提と言うか、割られ方までイメージできる。
 打撃が通じず、テイクダウン取れず、地面に叩きつけられて終わりそうだ。

 だが、この男の混沌(カオス)というキラキラネームが気になる。
 普通の選手に見えて、じつは変なものを秘めていたりして。
 本名ではなくリングネームかもしれない。
 でも、リングネームならリングネームで、彼の人柄がしのばれる。

「こ、この試合、どーなっとんじゃ!?」
「ふふ……。彼の試合はいつもこう……。荒れるんですよ。混沌(カオス)だけに!
 みたいな会話が後で出てくるかもしれない。

 混沌は力士たちの実力をはかり、なんでもありの地下ルールを体感させる役割のようだ。
 第二代 野見宿禰の時は地下王者である範馬刃牙が胸を貸したのに、待遇がちがうな。(バキ道3巻 27話
 弱い相手をぶつけて油断させる気なのか?
 徳川光成の邪悪なたくらみが開始(はじ)まっている!?

 さて、岩浪混沌(カオス)と戦う力士は誰か?
 混沌はありがたくて自分からは選べないという。
 嵐川理事長の表情が険しくなる。
 遠慮ているようで、混沌が甘く見ていると感じたのだろう。

「じゃ」
「自分からいきますか」


 横綱・零鵬が名乗りでた!
 関取衆がどよめく。
 嵐川理事長が汗を流す。
 いきなりのメインディッシュですか!

 ちょっと気になるのは、零鵬が「自分から」と言っている点だ。
 本気で叩き潰したら、自分で終わりになる。
 ならば相撲の強さを見せつけて、やさしくギブアップさせる気だろうか?
 サバ折りとかとかで痛めつける狙いかも。

「やっぱそう…」
「こーゆーときの俺って…」
「やっぱ「引き」が強ぇぇ」


 岩浪混沌がカマす!
 ちょっと汗が出たけど、自信たっぷりだ。
 この発言、まさにカオスだな。
 どこまで本気で、どれぐらい実現すると思っているんだろうか。
 引いたのは貧乏くじという気もするぞ。

 天下の横綱相手に自分の技を決める!
 混沌は勝つ気でいるようだが、実際にはどう転ぶのか?
 とにかく、観客のいない地下闘技場で横綱・零鵬 vs 岩浪混沌が始まる!

 二人は立ったまま試合開始だ。
 相撲スタイルの立ち合いではない。
 零鵬が本気なら、いきなりブチカマシをかけるところだ。
 つまり、零鵬は岩浪混沌を脅威と見ていない。
 自信のある二人だが、どちらが正しいのか?

 零鵬は動かず、混沌が歩いて距離を詰める。
 相撲にはブチカマシがあるから、充分に零鵬の間合いだ。
 零鵬はあえて、混沌の出かたを待つ気か?

 岩浪混沌が軽く飛んで、回転する。
 奇襲の左バックハンドブローが零鵬の頭に当たった!
 回転バックハンドブローは奇襲の大技だ。
 いきなり使ってくるとはバクチ打ちだな。
 まさにカオスな男だ。

 相撲は正面からぶつかって押し出したり、倒したりする。
 なので、こういう一度背を向ける技は経験が無いだろう。
 さらに横からの衝撃も相撲では珍しいハズだ。
 不意打ちのバックハンドブローは意外と効いているかもしれない。

 だが、受けるのは横綱・零鵬だ。
 この打撃は効いているのか、いないのか?
 次回につづく。
 あ、次号は休載ですか。
 また休載かよ!?


 噛ませ犬として岩浪混沌が登場だ。
 加藤あたりが出てきて無残に散るよりはマシか。
 あとは混沌が、どれだけネタを提供してくれるかどうかだ。
 とりあえず、名前でウケはとれたか。

 なんでもアリの場合はリーチの長い蹴りから始まることが多い。
 混沌はいきなりバックハンドブローという奇襲をかけてきた。
 蹴りは苦手なのかも。
 ムエタイを習っていないって事かもしれないな。
 しばらくムエタイを見ていないから、ぜひとも使って欲しかった。

 混沌は総合格闘技なんだから、組み技もイケるだろう。
 いや、相撲取りあいてに組むと、本部みたいな末路が待っているからダメなんだろうけど。

 混沌の実力も得意技も不明だ。
 彼はいかにして敗北するのか。
 決着は思ったより混乱してきたかも。
 まさに混沌(カオス)か。

追記1 (19/8/28)
 またまた『バキ道』は休載で岩浪混沌(カオス)のバックハンドブローがドレぐらい効いているのかは、来週ワカるようです。
 でも、これで本当に横綱がダウンしちゃったら令和最大のガッカリですよ。

 宿禰は刃牙のハイキック一発でダウンした。(バキ道3巻 28話)
 刃牙よりはるかに弱いであろう岩浪混沌に一発で倒されたら、今後の活躍など期待できないよな。
 いや、もしかしたら、岩浪混沌こそ刃牙の首を狙う新たなる強者だったりして。
 だとしたら、まさに混沌(カオス)な展開だ!

 ところで、37話のラストページなんですが、紙媒体の雑誌だと「現役横綱にハイキックッッ!」とアオリ文句が入っているそうです。
 私が買っているのは電子版なんですが、電子版にはアオリが無いんですよ。
 岩浪混沌の攻撃はどう見てもバックハンドブローで、ハイキックじゃあ無い。
 編集者が間違えてつけたんだけど、後で気がついたので電子版では削除したようだ。

 37+38号の休載でも、紙媒体は目次に『バキ道』がのっていて、作者コメントまであった。
 でも、電子版は目次がちゃんと直っていて、作者コメントも無くなっている。
 紙だと、印刷・製本・発送の時間が必要なので、電子版より締め切りが数十時間早いのだろう。
 格闘士だけでなく、作者も編集者もギリギリのところで戦っているのだ!

追記2 (19/8/29)
 今週の『バキ道』は休載だ!
 というワケで。前回のおさらいです。
 おさらいと言うか新戦士・岩浪混沌(カオス)について書き忘れていた事をちょっと書きます。

 横綱・零鵬の言葉通りなら岩浪混沌(カオス)は力士6人に試し割りされる運命だ。
 実績のない噛ませ犬が力士6人の攻撃に耐えられるワケがない。
 二人目ぐらいで死んでしまう。
 というワケで、噛ませ犬がもっと必要だ。

 いきなり出てきた岩浪混沌(カオス)だが、彼に仲間か兄弟がいれば量産機っぽさもあって噛ませ犬感が高まりそうだ。
 歌舞伎の『白浪五人男』ならぬ岩浪五人兄弟って感じで。
 ちなみに、白浪は三国志の盗賊である白波賊が元ネタである。
 おなじ盗賊団なら黒山賊のほうが規模も活躍も知名度も上なのだが、白波賊の韓暹楊奉は献帝に協力したので義賊的な扱いになったのかもしれない。

 話をもどす。
 岩浪混沌(カオス)に兄弟がいれば、きっとみんなスゴい名前だぞ!
 いきなり混沌(カオス)だもんな。
 なんでもありの混沌とした総合格闘技でハイキックなのかバックハンドブローなのか、判別できない攻撃をしてきそうな名前だ。

 その混沌(カオス)の双子の弟が調和(コスモス)だ!
 混沌(カオス)に対する調和(コスモス)であり、芸術の域までに洗練された格闘技ボクシングを使用(つか)う。
 Fateシリーズの奈須きのこに説明によれば、キャラクター性格属性は善悪の違いよりも、善同士の秩序・混沌ちがいのほうが仲が悪くなる。
 なので、混沌(カオス)と調和(コスモス)の双子は仲が悪い。
 秩序と調和はちょっと違いますが。

 混沌(カオス)の兄が岩浪正義(ジャスティス)だ!
 頭の固い原理主義者にして修行の鬼だろう。
 たぶん空手家だ。

 弟に岩浪豪華(ゴージャス)がいる。
 ハデ好きな弟で、戦闘スタイルも独特だ。
 たぶんカポエイラの使い手だろう。
 最大トーナメントのリザーバーであるフランシス・シャビエルがカポエイラ使いだったが、人知れず夜叉猿Jrに倒されてしまった。
 カポエイラよ、今度こそ戦ってくれ!

 岩浪五人兄弟の最後が岩浪庭球(テニス)だ!
 たぶん両親のテニス知識が『テニスの王子様』だけだった。
 地上最強の球技こそ、テニスだ! 当たり前のように大出血する!
 流派はもちろん超テニスだ。

 最後がスになるキラキラネームを4日間ぐらい考えていたんですけど、この辺で限界です。
 下ネタ・お笑い担当の男根(ペニス)とか思いついたけど下品すぎて不採用だった。
 鉄道好きな特急(エクスプレス)はあまり面白くない。
 危険(デンジャラス)は、ちょっとカッコ良いけど加藤とカブるのでダメだ。
 むしろ、岩浪加藤清澄(いわなみ・デンジャラス)として加藤の登場とかどうか。

追記3 (19/9/4)
 地下闘技場に力士6名が参戦だ!
 とりあえず岩浪混沌(カオス)という総合格闘家をいかに叩き割るかで横綱の力量が問われるところである。
 これで、混沌のほうが勝っちゃったら予想外すぎるが、さすがに混沌(カオス)すぎる展開だよな。

 現実の大相撲では両横綱がモンゴル出身だ。
 とうぜん『バキ道』の零鵬もモンゴル出身だろう。
 刃牙世界のモンゴル人と言えば、グラップラー刃牙幼年編で刃牙にボクシングの強さを見せつけた、ユリー・チャコフスキーだッ!
 モンゴル系ロシア人として登場し、誇りある戦士の姿を見せてくれた。

 ユリーは最終的に噛ませ犬っぽいポジションになる。
 国籍がロシア人なのが、良くなかったのかも。
 なお、最初に噛ませ犬になったロシア系はバトルサンボの黒川君だ。
 本部の弟子らしいが、おなじく本部の弟子である花田に倒された。
 名前は日本人っぽいけど、見た目はヴォルク・ハン(ロシア人)にそっくりだ。
 とりあえず、ロシアはヤバい。

 話を戻すと、モンゴル系のユリーと縁のある力士が居る可能性もある。
 そして、刃牙と花山の控室にユリーが訪ねてくる。(金竜山と同じく、ユリーだけ年をとっている)
 そこで、「〇〇関は私の息子だ」という衝撃の情報公開をしたら胸アツかも。

 最近、金竜山が再登場したけど、なぜか金竜山だけが年をとっている。
 長期連載作品だから、こういう事もあるのだろう。
 いや、あんまり無いな。覚えている限りでは初めてだ。
 浦安鉄筋家族では一番年下の裕太だけが年をとっているが、そんな生やさしい物じゃない。

 でも、一部の人間だけが年を取っていいのなら、子供の世代が出てきても問題無いような。
 猪狩や斗羽の息子が出てきて、父を倒した刃牙に挑むのも有りか?
「目の前で尊敬する父親が倒されても何もできなかった無力なガキが成長し、父のカタキを討ちに来たって理由(わけ)さ!」
 みたいな感じで20歳に成長した父親そっくりなJr.が登場だ!

 あ、でも、Jr.っていうとアライJr.の前例があるな。
 息子だからって強くなるとは限らないのか。
 範馬勇次郎から見れば、ジャック・ハンマーがそんな感じなのかも。
 刃牙と待遇がちがいすぎて気の毒だ。
 むしろ、この逆境を乗り越えてこそジャック・ハンマーなのかも。
 大関「巨鯨(きょげい)」231cm 290kgの中身は、ジャック・ハンマーかもしれないッ!

週刊少年チャンピオン2019年38号
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週刊少年チャンピオン2019年39号
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2019年9月5日(40号)
第5部 第38話「VS横綱 零鵬」(1215回)

 なんでもアリの地下闘技場に現役力士たちが挑む!
 まずは横綱・零鵬が立ち会う。
 相手は総合格闘技で国内無敗の岩浪混沌(カオス)だ!
 混沌は知らない人なんで、強さがイマイチわからないぞ。
 先行きの見えない勝負になってきた。まさに、混沌(カオス)だ!

 岩浪混沌(カオス)181センチ 102キロは、大相撲と闘えると聞いて大喜びでやってくる。
 だが、奇襲のはずの全力バックハンドブローが全然きいていないっぽい。
 命中した手の感触は、巨岩だッ!
 横綱の頭はゆるぎもしないのか!?

 バックハンドブローは総合格闘技でも威力のある技だ。
 しかも、相撲では横からの打撃が少ないから、より効果がある。
 なのに全然きいていない。
 殴った混沌(カオス)のほうが冷や汗ダラダラ状態だ。
 冷汗は、りっぱな敗北フラグだぞ!

 これが、大相撲の強さ。
 日本最大最高のブランドたる格だ!
 これが横綱の偉大さか。
 岩浪混沌の汗ダラが止まらないッ!

「行くよ」

 横綱が突っかけた。
 一瞬でマワシ、でなくトランクスをつかんだ。
 相撲の型になった!
 総合格闘技でいえば胴タックルの動きだ。
 横綱は総合格闘技でも横綱なのか!?

 この状態になったのを見て、小結・炎が「終わった」という。
 密着状態では出せる技がない。
 離れたくても、力士の剛力からは逃げられないぞ。
 たしかに、詰んでいるかも。

(う…ッッ 動けない…ッッ!)
(まるで――――――――――――――――――――――ッッ
 大相撲の横綱に組み止められたような――――――――
 ――――――――ッッて)
(まんまじゃん!!!)


 岩浪混沌の思考が混沌(カオス)だ!
 夜叉猿Jr.を見て「人間じゃねェ……」と言った栗木拓次なみの錯乱状態にある。
 あまりの動かなさに、自分がナニと闘っているのか忘れてしまったのか?
 思わずの自分ツッコミである。

 総合格闘技と相撲ではルールがちがう。
 だから、相撲では禁止の攻撃で攻めれば有利なハズだ。
 でも、さっきから相撲に引きこまれている。
 まさに相撲の土俵に上げられているぞ。

 零鵬はそのまま混沌をもちあげ、やぐら投げで落とす!
 無残ッ! 岩浪混沌は顔面から落とされ、地面に刺さっている!
 このダメージだと、混沌の顔面や脳はグチャグチャの混沌(カオス)状態だ。
 もしかしたら、死んだかもしれない。

 零鵬は、横綱の名に恥じぬ強さだ。
 不慣れなはずの打撃にもゆるがぬ肉体で受けた。
 総合格闘技のタックルにも負けない速度の組み付きだ。
 そして、一撃必殺の投げでしとめる。
 これが横綱・零鵬だ!

『次なるブランド』
『165センチ97キロ』
『超小兵 炎である』


 岩浪混沌(カオス)の安否不明のまま次の力士である小結・炎が登場だ。
 炎が出てきたのはいいけど、もう岩浪混沌は闘えないぞ。
 新手の噛ませ犬が必要だ!
 岩浪混沌(カオス)の双子の弟・調和(コスモス)とか呼んできて!

 身長165センチだと、新弟子検査の身長167センチ以上に届いていない。
 頭にシリコンを入れて合格したのか、学生相撲で優勝して特例になったのか。
 どちらにしても、この体格で小結になったことを考えると、タダ者じゃない。
 次回、小兵力士の炎が燃える! ……のか?
 相手はどうするんだろう。


 横綱・零鵬を相手に岩浪混沌(カオス)が見事な噛まれっぷりを見せた。
 見せたんだろうか?
 かなり混沌(カオス)な勝負だった。

 ところで、今回のVS横綱 零鵬ですが、最大トーナメントの金竜山vs本部以蔵と同じ展開だ。(グラップラー刃牙22巻 190話)
 指捕りに失敗した本部が打撃で攻めるものの、通用せず、捕まってしまう。
 刃牙が「最悪だ……ッッ」言った直後、金竜山にやぐら投げされて本部は顔面から落ちる。
 炎が声をかけるタイミングなども似ていた。
 そう考えると、岩浪混沌のヒゲが本部と似ているかも。

 これは横綱・金竜山の意志をおなじ横綱・零鵬が受け継ぐという流れだろうか?
 そうすると、炎は刃牙ポジションだったりして。
 若そうだし、イケメンだし、それもアリか?
 意外な因縁が生まれたりして。

 VS相撲協会は、金竜山が計画した展開だ。
 やっぱり、金竜山が話のカギになるかもしれない。
 そうなると、本部を倒した金竜山 を倒した猪狩 を倒した刃牙 を倒した宮本武蔵 を倒した本部以蔵が、リベンジのために出てくるかも。
 すべての因縁と、円環の理を断ち切るべく、本部以蔵が出陣する!
 また小指を取って失敗し、やぐら投げを受けそうだけど。
 あと、武器の使用は禁止ですよ。

追記 (19/9/11)
 『バキ道』では横綱・零鵬が貫録の勝利を見せた!
 いっぽう現実では横綱・白鵬が初日黒星し、右手小指骨折の診断で休場となる。
 バキ世界では現実の有名戦士をモデルにした人物が出てくると、なぜかモデルの人に不幸がおきることがあるんですが、起きましたね。
 悪い事ばっかり印象に残っているから、そう思えてしまうんだろうけど、タイミングがバッチリ合っていた。

 でも、バキ道の横綱・零鵬は勝って出番終了なので、とりあえず良しか。
 これからは新手の力士たちのデモンストレーションだ。
 小兵力士・炎を筆頭に力士のスゴさ、強さ、奥深さを見せてくれることだろう。
 炎は力士でありながら残像が見えるほどの高速移動ができたりするんだろうか。

 だが、力士たちの中で心配なヤツもいる。
 231cm 290kg 巨鯨(きょげい)だッ!
 いかにも噛ませ犬になりそうな巨人属性だぞ。
 6人の登場力士のうち、巨鯨だけが負けて休場になったらどうしよう。

 そうなったら、肉体改造で体形も変わった外国人力士を召喚するしかない。
 逆三角形から三角形になった、オリバ関の登場だ!
 ジャック関は、さらなるリザーバーとして、もっと美味しいタイミングで出てきて欲しい。

週刊少年チャンピオン2019年40号
週刊少年チャンピオン2019年40号


2019年9月12日(41号)
第5部 第39話「VS小結 炎」(1216回)

 素手以外すべて認める東京ドーム地下闘技場に大相撲の力士たちが挑戦する。
 まずは力士が本当に強いのかを確認するお試し試合だ。
 早い話、試し割りの瓦がわりに適当な戦士を割ってねってことですね。

 横綱・零鵬は総合格闘技国内無敗の岩浪混沌(カオス)を圧倒的貫禄で倒した。
 つぎなる力士は小結・炎だッ!
 165cm 97kgと力士としては史上最少レベルの小兵力士である。
 だが、このサイズで小結になったことが怪物性を物語っているぞ。
 あと、名前が一文字の力士も珍しい。
 激レア力士ですね。

『総合格闘技ライトヘビー級王者 貝沼文也』

 これが、今回の瓦か!?
 空手出身の総合格闘家だ。
 UFCの階級だと、ライトヘビー級は93.0kg以下なので、102kgの岩浪混沌(カオス)よりも軽い。
 横綱用の瓦よりは劣るって事か。

 空手では相手がダウンしたら一本で試合が止まる。
 貝沼文也は相手が失神するまで殴りたいから総合を選択(えら)んだ。
 虫も逃がさぬ殺傷本能(キラーインスティンクト)を持っている!
 濃厚で芳醇な噛ませ犬のニオイがするッ!
 雨で濡れたあと洗ってない生乾きなイヌみたいな臭気(スメル)だ!

 179センチ 97キロの貝沼文也は、炎より身長も体重もデカい。
 貝沼はちょっとガッカリするが、せっかくの大相撲だし、ブッ叩こうと考えなおす。
 だが、むかい合ってみた炎は、巨漢(デカ)く見える!
 ルミナ少年から見た範馬刃牙も巨大化して見えていた。(範馬刃牙1巻 2話
 炎は刃牙にも匹敵する強者かも。

 早くも冷や汗を流した貝沼文也だったが、右のローキックを放つ。
 リーチが長くスキの少ないセオリー通りの技だ。
 空振り、そして炎が消えたッ!
 いつのまにか背後にまわっていた炎は、貝沼の胴を抱えこんだ。

 右手で、自分の左手首をつかむ。
 アマレス風のクラッチだ。
 炎はアマレス出身なんだろうか?
 アマレスだと指を組み合わせるのが反則だから自分の手首をつかむ。
 現状ルールだと好きに掴んでいいんだけど、クセなんですかね。

 貝沼は、動けない!
 万力のような強さだ。
 大型力士のような圧力を背中から感じる!
 触れていながら、炎はまだ巨大化しているぞ!

 そして、貝沼が引っこ抜かれた!
 まさか大相撲でジャーマンスープレックスか!?
 だが、炎は背後に投げ飛ばさなかった。
 自らもジャンプし、最高到達点から貝沼の身体を地面に引っ張りこむ。
 超加速の落下で貝沼は地面に叩きつけられ弾んだ!
 す、相撲じゃねェッッ!

「小手先だけじゃあ」
「あの体躯(ガタイ)で小結 張れませんやな」


 嵐川理事長がエラぶる。
 小結であっても、恐るべき強さだった。
 次の力士は誰だ!?
 順番通り、関脇の獅子丸なのか!?
 今日もバキの出番がないまま、次回につづくのであった。


 やっぱり、小兵力士・炎はタダ者じゃなかった。
 なにしろ、ずっと巨大化したままだ。
 大きいほうが強いという常識と、大きいと噛ませ犬になる法則、ふたつを矛盾なく成立させている。
 伸縮自在の新感覚なリアル小兵イメージ巨漢力士だ。

 炎は小兵だけにスピードも速い。
 貝沼が姿を見失うほどの速度で背後に回り込んでいる。
 背後にまわる動きもアマレスの動きだ。
 さらにジャーマンスープレックスの動きもしていた。
 やっぱり炎はアマレス出身なんだろうか?

 相撲だけでなく、アマレスの技も使える。
 だとしたら、やっぱり炎は強敵っぽい。
 巨大化して見えるなど、炎はリアルシャドー系の能力も持っているかも。
 そうなると範馬の血を引いている可能性もあったりして。
 ジャック兄さんは巨大化して失敗した。
 正しい巨大化とは、イメージによる巨大化! ……なのかもしれない。

 炎はスピードが速いのも特徴だ。
 土俵と言う空間の制限が解かれ、全速移動するぞ。
 走って飛べる新世代力士の誕生かも。
 やっぱり、ちょっと刃牙とキャラがかぶっているか。
 むしろ、主人公である刃牙の存在を喰っちゃうかも。

追記 (19/9/18)
 横綱・零鵬につづいて、小結・炎も大相撲の強さを見せた!
 いや、アレ相撲だったか?
 ジャンプして地面に叩きつける相撲技は無いよな。
 炎の場合、相撲という制限を取り払ったほうが強いのかも。

 普段の炎は普通に相撲をしているんだろうか?
 もしかして、相撲でも跳躍していたりして。
 足の裏以外が地面についたら負けと言う相撲のルールに逆転の発想を持ちこむ。

「ヤロウ、考えやがったな。宙に浮きつづければ、土がつかない!」

 土俵と言う制限をとりはなった炎は、より高く、より自由に飛ぶ!
 でも、そんなに飛ぶと、そもそもなんで相撲をやったのかという疑問に行きついてしまう。
 小柄な炎が力士になろうと思った動機は、いつか描かれるのだろうか?

 さた、のこる力士は獅子丸、鯱鉾、巨鯨、猛剣の四人だ。
 ひとりぐらいは、逆に噛まれてしまう力士がいても良いような。
 特に巨漢の巨鯨あたりとか。
 消化試合ではなく、緊張感のある噛ませ犬同士の闘犬が見たい。

週刊少年チャンピオン2019年41号
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2019年9月19日(42号)
第5部 第40話「VS大関 巨鯨」(1217回)

 なんでもアリの地下闘技場に大相撲力士たちが挑む。
 まずは実力を見せてもらおうと、総合格闘技の猛者(?)たちが襲いかかる。
 総合格闘技の選手たちはパッとでの新顔だし、強いのか弱いのか良くワカりませんが。
 たとえば、加藤とか素手の本部は総合格闘家に勝てるんだろうか?
 ……たぶん勝てるとは思いたい。

 総合格闘技ライトヘビー級王者の貝沼文也はベッドの上で語る。
 小結・炎はメチャクチャ敏捷(はや)い、と。
 そして、それだけでなくパワーも凄い。
 165cm 97kgの小兵力士なんだけど、まるで巨人のようなパワーと迫力を感じた。
 やっぱ、迫力は必要なのだ。

 範馬刃牙も168cm 76kgと、格闘家としては小柄である。
 体重とパワーの比率が人間のモノじゃないんだけど、彼らはどういう筋肉を持っているんだろう。
 小結・炎は38話の最後にも登場し、今回の冒頭でも持ちあげられている。
 なんか、特別待遇ですね。
 小さな巨人・炎は、なにかを持っている!

 バキ21巻 185話で、範海王の横に範馬勇次郎が意味ありげに立ったことがあった。
 そのうち、炎の横にも範馬勇次郎が意味ありげに立つ日が来るかも。
 なにしろ世界中に勇次郎の種がバラまかれているんだし。
 でも、範海王にはなんの意味も無かったんですけどね!
 期待したぶんだけ、ガッカリは大きいのだ。


 つぎに割られる瓦はッ!
 巨漢格闘家・猪田火飲(いのだ かのん)189センチ 110キロだッ!
 またキラキラネームの戦士が出てきたぞ!
 大砲のほうのカノンだな。
 あと、グラップラー刃牙2巻3巻の予告漫画に出てきた火飲優介(かのん ゆうすけ)とも縁がありそうだ。

 その巨漢戦士・火飲が見あげている!
 相手は大関・巨鯨(きょげい)231cm 290kgだ!
 42cmもデカく、180kgも重い!
 バキ世界での最大級の巨漢戦士だ!
 でも、アンドレアス・リーガンの240cm 310kgには負ける。
 ジャック・ハンマーも243cmだし、まだまだ巨漢はいるぞ!

 現実では強い巨漢は、バキ世界だと噛ませ犬になりがちだ。
 巨鯨も噛ませ犬にされる危険性があった。
 地下戦士に負けるのは当然として、下手したらこの場の手合わせで負けるかもしれない。
 だが、巨人には巨人をぶつける!
 そ、その手があったかぁ〜〜〜!

 空手家に空手家を、ボクサーにボクサーを、などと同属性の者をぶつければ属性内の格で勝負が決まる!
 ジャンル巨人で戦えば、二人とも巨人なので「巨人は噛ませ犬」の法則は発動しない!
 巨鯨の生きる道が、コレか。
 次も巨漢と戦えば勝てるかもしれない。
 2m超の巨漢空手家・末堂と戦うと噛み合いそうだ。(リメイクではちょっと縮んだ

『巨鯨(おおくじら)……』
『三十日[一月(一突き)]で』
『今日も勝ち』


 巨鯨がハリ手の一撃で火飲を柵まで吹っ飛ばした!
 やっぱり巨漢対決となると、巨漢の格で勝てるのか!
 最大の不安要素である巨鯨が勝利した。
 本日、令和最初の奇跡がおきたのだ。


『総合格闘家ライトヘヴィ級』
『桑田巧美』
『184センチ 88キロ』

「理事長…」
「あの桑田」
「技術に関しては世界一じゃ」

『対するはベテラン「博士」の異名を持つ関脇 猛剣(たけつるぎ)』


 徳川さんが、桑田をほめた!
 ダメージを増やすために、持ちあげる気か!
 でも、技術世界一ってのは持ちあげすぎだろうな。
 刃牙たちだって、技術がスゴいぞ!
 総合格闘技の階級内で世界一と言う意味なのかも。

 桑田は力士をなめている。
 前の3試合を見ていなかったのだろうか?
 高く持ちあげられたぶんだけ、ダメージも大きく、リアクションが期待できそうだ。

 闘うのは関脇・猛剣である。
 177cm 161kgで、体重も番付も6人の力士の真ん中あたりだ。
 特徴が無いと思っていたが、まさかの頭脳派か?
 高校教師を辞めて大相撲に身を投じた智ノ花関は前職から「先生」という愛称だったが、おなじ感じなのかも。

 「博士」という異名をもつのは、体育学で博士号を持っていたりして。
 ハンマー投げの室伏広治みたいな、知性派マッチョかも。
 つぎの勝負はバキ世界では珍しい頭脳戦になったりして。
 脳まで筋肉な刃牙たちに、頭脳戦ができるのか!?

 総合格闘家が次々と倒されていく。
 このままでは、国内の総合格闘技界がケガ人続出で困るぞ。
 猛剣は知性派っぽいので、桑田を無傷で帰すように工夫してほしい。
 そんな感じの力士優勢で次回につづく。
 が、来週はまた休載だそうです。


 また休載かよ!
 と定番のツッコミをまた入れることになった。
 やっぱり定期的な休載になっちゃうんですね。

 力士6人の力試しも半分が終わった。
 イチバン不安だった巨鯨も無事に乗りきったぞ。
 でも、ページ数が少ない。

 横綱・零鵬は、ほぼ1話分の話だった。
 炎は前後にハミ出て1話以上の長さがある。
 巨鯨は冒頭を炎に、最後を猛剣に取られて、1話分より少ない扱いだ。
 あぁ、こりゃぁ、噛ませ犬になるな。
 巨鯨の未来は、まだ暗そうだ。

 でも、今は巨鯨が大きな山を越えたことを讃えておこう。
 次も巨漢対決になったら良い勝負ができそうだし。
 ただ、巨漢ジャック・ハンマーと戦ったら、サイズでも負けてしまうんだよな。

追記1 (19/9/25)
 またまた『バキ道』はお休みです。
 月1で休みが入るのは、もう定番になったと思うしかないですね。
 でも、置き土産に板垣恵介×板垣巴留 対談という爆弾が残されていたので、明日はその感想を書きます。
 こいつは、どえらいモンを置いていきやがったぜ。

 さて、前回の『バキ道』では231cmの巨鯨が勝った。
 6人の力士の中で敗北する可能性があったのが巨鯨だ。
 全員が勝つような予定調和は刃牙に似合わない。
 噛ませ犬に噛まれて選手交代となってこそ先の読めない展開だ。
 と、思って期待していたんですけど。

 そうなると、コケる可能性があるのは関脇・猛剣か、関脇・獅子丸か、前頭筆頭・鯱鉾か?
 猛剣は頭脳派らしいので個性が光る。
 前頭筆頭という6人でイチバン低い番付にいる鯱鉾も、低い番付から出てきたという理由があるだろう。
 そうなると、獅子丸にアクシデントが発生する可能性が高い、か?

 力士と地下戦士の本格勝負になると、観客も増えてハデになる。
 そうなると解説も欲しいところだ。
 相撲好きな悪魔あたりに解説で参加とかして欲しい。

「吾輩も人間界へきて長いけど、あれほどの悪魔を見たのは初めてだ」
 と、範馬勇次郎か、徳川さんを見て、言って欲しい。
 この試合、確実に喜ぶのは徳川光成ただ一人だ。

追記2 (19/10/2)
 バキ道再開で相撲の試し割りが再開だ!
 総合格闘技ばかり割られまくるのは不憫だな。
 やられ役の定番はムエタイ・柔道・ロシアだったのだが、最近出番が少ない。
 最近はムエタイ・柔道・ロシアの活躍が少ないのが原因だろうか。

 来年は東京でオリンピックもやるから、柔道への強化がスゴいハズだ。
 これからの柔道は、噛ませ犬として有望かも!
 ムエタイとロシアは、ふたたびブームが来るのを待つしかないか。

 野見宿禰や、相撲を正道にただすみたいな事を言っていた。
 横綱・零鵬たちを見ている限り、立派な相撲取りみたいなんだけど。
 彼らを否定して、宿禰が真・相撲力士とかを連れてくるんだろうか?
 そうなると、独歩たちの出番減りそう。

 独歩や渋川は、あまり変化していないだろう。
 だが、愚地克巳は劇的な変化を遂げているハズだ。
 新手の力士たちのために試し割りをしているが、パワーアップしたと思われる克巳にも試し割りの機会を上げて欲しいかも。
 楊海王とか呼んできてくれないかな。

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2019年9月26日(43号)
板垣恵介×板垣巴留 親娘 異種格闘対談!

 今週は『バキ道』が休載なので、先週号にのっていた『板垣恵介×板垣巴留 親娘対談』の感想を書きます。
 『バキ道』の板垣恵介先生と、『BEASTARS』の板垣巴留先生は、親子だったッ!
 現在では削除されているのですが、松原隆一郎氏のTwitterで暴露されており、実は知っていましたけど。
 松原氏はバキ86話にも名前が出てくる人ですね。
 とにかく、これで完全情報公開となったワケだ。

 でも、それほどディープに漫画の話をする親娘ではないらしい。
 巴留が初めて描いた同人誌がレベル高くて、父親ビックリだったそうで。
 ちゃんとキャラが立っていたのが良いと。

恵介『だから、レゴシが登場したときに、俺 本人に、お前多分このオオカミに一生食わせてもらえるぞって言ったもん』

 スゴい、ホメっぷりだ!
 範馬勇次郎クラスの完成度かよ!
 というか、レゴシだけでなく『BEASTARS』は濃いキャラが多いのが、スゴい。
 最近出てきたメロンとか、悪の魅力がスゴいもんな。

巴留『私は『刃牙』と『ちゃお』を読んで育ってきたんです』

 緊張と弛緩の振り幅が打撃の要ですね。
 少女漫画的な部分と格闘漫画的な部分が融合して、動物漫画が生まれたのだ!
 いや、なにがなんだかワカらん!
 とりあえず、なんでも食ってみようよって事ですよね。

恵介『もう、娘というよりはやばい新人が来たなっていう感覚が俺の中では芽生えてたから。』

 板垣先生を脅かす新人登場だ。
 それぐらいの危機感を常に持っていただきたいと思うのがファン心ですが。
 『覚悟のススメ』の山口貴由先生が出てきたときは、ちょっと対抗心を見せていた記憶があるんですけど。
 たぶん、板垣先生忘れているな。

 そう、板垣恵介は大切なことを忘れる!
 巴留先生に大切なことを教えたらしいのだが、それを忘れているのだ。
 電話で、さらっと言ったらしい。
 大切なことなのに、電話で言って、しかも忘れる!

巴留『1話のネームの中で、伝えたいことは三つまで』『見せ場までのクオリティを保つこと』

恵介『憶えてないけど、それは正しい(笑)。』


 大事なことなら憶えておいて!
 でも、大事なことほど簡単に言っちゃうモンかもしれない。
 テーマを絞ってってのは、ワカる。
 1話分の感想を書くときは、とくに何も考えないでも何とかなるんですが、コミックス1巻分だと構成がゴチャゴチャになってしまう。
 ちゃんと考えてやらねばと思うのだが、なかなか実行が難しい。

 なお、面白いネタとして巴留先生のペンネームは板垣先生が考えたそうだ。
 姓名判断をやっているので、絶対に売れる名前にしたらしい。
 では、「巴留(ぱる)」という変わった名前はどこからきたのか?

恵介『うん。あの……もう思い出せない(笑)。』

 やっぱり、憶えてねェッ!
 なんか、後退のネジを無くちゃったみたいな感じですね。
 前しか見ない。
 過去は忘れる。
 ある意味、前向きな姿勢なのかも。

 そして、誌面で語りつくせなかった部分も近日公開らしいぞ!
 10月のバキ休載に合わせて載ったりするんでしょうか?
 続報を待ちつつ、来週の『バキ道』『BEASTARS』を待ちましょう。
 あ、あと『バキ外伝 ゆうえんち』もね。

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2019年7月11日(32号)
『グラップラー刃牙』第1話セルフリメイク前編
#1 ヤツの名は刃牙!!

 グラップラー刃牙1話を作者・板垣恵介自らがセルフリメイクだ!
 28年前のグラップラー刃牙を現代の技術で描くとどうなるのか?
『34歳の板垣先生 VS 62歳の板垣先生』
 というトンデモない戦いだ。
 いや、なにと戦ってんだよッ!

 と言うワケで『グラップラー刃牙』第1話だ!
 ストーリーについては、今更なんで省略します。
 リメイクして、作品がどう変わったのかが重要だ。
 元の1話が42ページなので今回は前半の22ページとなっている。

 グラップラー刃牙1話と言えば……
(1) 飛び入り参加者である白帯の少年・範馬刃牙が心神会トーナメント決勝まで勝ち上がり、心神会に動揺が走る。
(2) 決勝の相手である末堂厚が登場し強さをアピールする。
(3) 刃牙が即効性の補給食である炭酸抜きコーラ・おじや・バナナを喰う。梅干しもそえて栄養バランスも良い。
(4) 館長・愚地独歩が土管を試し割で、粉砕する!
(5) 独歩にビビりながら、末堂もウォームアップする。
(6) 刃牙は独歩にもビビらず、底知れなさを見せる。
 ……って感じだ。

 今回は(1)と(3)がリメイクされた。
 末堂の出番が全部ケズられている!
 主人公である刃牙をアピールするために、末堂の出番をケズったのか?
 末堂という名前しか出てきていないのが切ない。

 逆に独歩が(3)に出てくることで出番を増やしている。
 でも、これだと(4)の試し割ができないかも。
 急いで空手着に着がえて演武を見せてくれるのか!?
 そして、梅干しの出番も無くなってしまった。
 栄養のバランスが悪くなり、バランスのいい山本選手もニガい顔をしているだろう。

 独歩が刃牙に攻撃を仕掛けるのは(6)で、次回への引きだ。
 本来ならココで次回につづく。
 だが、今回は後編につづくのだ。
 後編こそ末堂が登場するのか!?
 末堂の出番に刮目せよ!


 こんな感じでリメイク前半は、なにかをケズり、なにかを足した。
 料理で考えると、野菜を減らして、肉を増量し味を濃くした感じだろうか。
 ちょっと栄養バランスが悪くなったかも。

 元の第1話は、刃牙の出番がわりと少なかった。
『師匠の小池一夫塾頭に習ったやりかたなんだよね。いきなり主人公を活躍させちゃダメなんだって。』
 と言うことらしい。

 長編モノの場合は、まず悪役に暴れさせて強さをアピールしたうえで、主人公が出てきてもっと強いところを見せる!
 ってのは物語の王道パターンのひとつだ。
 グラップラー刃牙1話は、この基本に忠実だったようだ。

 それはともかく、炭酸抜きコーラに詳しいメガネのおじさんが居なくなったのが、もったいない。
 重要キャラである愚地独歩の出番を増やしたいのはワカるが、メガネのおじさんは良い味を出していたので残念だ。
 心神会の門下生のリアクションも見どころで、ネタとして愛されていたんだけど。

 リメイクでは早くも刃牙が『地下』または『裏』の戦士であると示唆されている。
 刃牙が何者で、なんでこんなに強いのかという伏線ですね。
 たしかに、この伏線は早めに出しても良かった。
 今後の展開に妄想が膨らむワードだ。

 グラップラー刃牙では2話で刃牙がバンテージを巻いて、厚めに巻くと歯を通さないと言うのが、『裏』を思わせる部分だった。
 反則のなかでも簡単かつ強力で卑怯な感じの技が噛みつきだ。
 独歩が地下闘技場ルールを加藤に説明するときも噛みつきアリと言っていたし。
 グラップラー刃牙の最後の戦いが噛みつきファイターであるジャック・ハンマーだというのも象徴的だ。

 ところで、1話のカラー表紙は刃牙の顔だけ描きなおしているようだ。
 背景のイロイロな戦士たちは昔のままですね。
 そして、イロイロな戦士のなかには、ちゃんと力士もいる!
 現在の相撲編につながる、力士ホントは強いよ伝説がちゃんと昔からあったのだ!

追記 (19/7/17)
 想像をはるかに超える『グラップラー刃牙』第1話のセルフリメイクであった。
 先週は前編で、今週が後編だ。
 二回に分けちゃうと演出も変わってくると思うだのが、そのへんどうなんだろう。

 セルフリメイクの前半は末堂が出てこなかった。
 後半は出てくるだろう。
 現代の演出術で巨漢の噛ませ犬空手家を強そうに見せると、どうなるのかッ!?
 強そうに見せるのムリだから出番を減らして刃牙を描く!
 ……だったりして。

 まっさらな気持ちで末堂を見ると巨漢だし強そうに見えるハズだ。
 巨漢は噛ませ犬というのは、どんな世界にもありがちな現象である。
 主人公が初戦で負けたらカッコつかないんで、強そうだけど負ける前提ってのが噛ませ犬の宿命だ。
 セルフリメイク末堂厚はどのように描かれるのだろう。

 まっさらな新連載のつもりで描きなおすなら、末堂のデザインが違っていたも問題ないハズ。
 思い切って末堂を美形にしちゃうのはどうだろう。
 鼻持ちならないナルシスト美形を叩きのめしたら、爽快かもしれない。

 逆に最初は弱かったけど、空手愛に支えられて誰よりも鍛錬をして強くなった人望ある空手家が、刃牙に瞬殺されたら気の毒だろうな。
 やっぱり噛ませ犬は倒して爽快になれるようチョット悪人ぐらいが良いのかも。
 末堂はそのままでも立派な噛ませ犬だった。
 だが、より完璧な噛ませ犬にリメイクされるかもしれない!

 現在の過剰な演出力で描かれる最初の噛ませ犬・末堂厚は、どんなヤツなのか!?
 ……ここまで期待していたのに出番無かったら、切ないな。

週刊少年チャンピオン2019年32号
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2019年7月18日(33号)
『グラップラー刃牙』第1話セルフリメイク後編

 グラップラー刃牙1話を作者・板垣恵介自らがセルフリメイクだ!
 今回は第1話セルフリメイクの後編だぞ。
 後編だけど、前編ラストの繰り返しから始めるのが現在の演出術だ!
 演出というか、引き延ばしに見えなくもない。

 愚地独歩が仕掛けた正拳突きに対して、刃牙は金的蹴りを仕掛ける!
 両者寸止めで終わったように見えるやりとりだ。
 白帯の少年が、門下生100万の空手心神会・館長である愚地独歩とタメはっているぞ!

 でも、独歩はコツカケができるので睾丸への攻撃を無効化できる。
 両者が打ち合えば、白目むいて気絶したのは刃牙だ。
 主人公らしく気絶すればよかったのに。
 いや、それは第一部が終わって新たな強敵をむかえる第二部の主人公らしさだな。

 元のグラップラー刃牙1話だと、愚地独歩がコンクリートの土管を粉々にするパフォーマンスを見せる。
 だから愚地独歩の拳が凶器だとワカっていた。
 でも、今回は独歩のパフォーマンスが省略されている。
 現在公開中の情報だけじゃ、このハゲた館長が強いのか弱いのかワカらん!
 昔は強かったけど、現在どーなんだろう。

 愚地独歩館長が強いのかどうかワカらんので、刃牙が強いのかもワカらんと言う寸法だ。
 とりあえず、部外者の少年が館長の股間を蹴りそうになっているのに門下生に動きがない。
 キサマ、館長に浣腸をする気かッ! と門下生なら迫るべきだと思うんだけど。
 この新連載『グラップラー刃牙』の愚地独歩館長は人望が無いのか、門下生がボンクラばかりなんだろうか?

 そして、強いのかどうか良くワカらない愚地独歩館長から、刃牙が決勝で戦う相手・末堂厚の怪物性が語られる!
『身長200センチ 体重130キロ』
 ――――ッッ!?
 身長が205センチだったのに、縮んだッッッ!

 バトルワールドでは巨漢は噛ませ犬という鉄則がある。
 ならば身長が縮むと強くなるのかもしれない。
 末堂厚、再生計画だ!
 この5センチの差が、世界の運命を変えるのか!?

『100メートル』
『11秒そこそこを記録する』


 弱ったッ!
 昔は『100mダッシュは裸足で11秒を切る超健脚だ!!!』と言われていたぞ。
 ずいぶん弱ってしまった。

 陸上選手だって裸足で走れば11秒切るのは難しい。
 裸足じゃスベるぞ。スパイクつきのシューズが欲しい。
 動物の出すことができる最大走行速度は地面との摩擦に比例する。
 だから世界陸上ぐらいになると、体重が重いほうが摩擦が高まり最高速度が出るようになる。
 現在最速ウサイン・ボルトの体重は93.89キロだ。

 ところが、ランニングシューズぐらいだと裸足のほうが速いらしい。
 走る地面を工夫すれば摩擦が上がって裸足で11秒をきることも可能かも。
 まあ、それはリメイク前の末堂ですね。
 リメイク末堂は、背が低くなり、足も遅くなった。

 だが、そんなリメイク末堂の恐ろしさはッ!
『虫も逃がさぬ殺傷本能(キラーインスティンクト)』にあるッ!
 おおっ、言葉の意味はわからんがとにかくすごい自信だ。
 でも具体例が出てこないから、本当に意味がわからん。
 初登場の人物を高度な手法でホメあげている!

 と言うわけで、互いに強いのかどうかワカらん範馬刃牙と末堂厚が戦う!
 開始直後、刃牙の右まわし蹴りが末堂のアゴをとらえ、一発でダウンだ!
 これで決着なのか!?
 テンプレートを装着する間もなく!?
 って感じでセルフリメイク1話が終了だ。


 リメイク1話は、情報力を削り刃牙の出番を極限まで増やしたっぽい。
 だから独歩や末堂の強さがワカりにくくなった。
 ゆえに、それを倒す刃牙の強さもワカらない。
 多くを語らずイメージで語るのが現代の演出方法か。

 リメイクされた刃牙は、性格がかなり現在よりだったと思う。
 そうなると末堂も現在の末堂だったのかも。
 背が低くなって、足も遅くなった。
 現在の刃牙と、現在の末堂が戦ったら、そりゃ開始直後に一発KOですよ。

 さて、セルフリメイクも終了し、次回からバキ道の再開だ。
 と思ったら、次週のバキ道は休載だぞ!
 このスローテンポが現在のペースか!?
 再開したバキ道はフルブレーキで爆音を響かせそうだ。

 バキ道では地下戦士が大相撲の力士を迎え撃つ。
 力士の強さを試すため、中堅どころの地下戦士とも戦わせたい。
 130キロと体重に恵まれた末堂厚を再登場させても良いんだぞ!
 身長は5センチ縮んだけど。

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