刃牙らへん「1話〜10話」感想

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2023年8月24日(39号)
第6部 第1話「刃と牙」 (1329回)

 刃牙シリーズの最新シリーズが開始(はじ)まる!
 第6部となるシリーズタイトルは『刃牙らへん』だァッッッ!!
 なんか、もやっと刃牙周辺の話をしようかというノリを感じる。
 ギャグかッ!!

 第5部『バキ道』の最終回で、刃牙は姿を見せなかった。
 新タイトルも刃牙メインじゃなさそうだ。
 なんか、刃牙の出番が少なさそうだな。
 記念すべき第一話で刃牙は出てくるのかッ!?

 結論から先に言うと、刃牙は出てきません。
 チャンピオンの表紙には主人公のような顔をして出ている。
 でも本編の表紙はジャック・ハンマーが見開きで登場だ。
 本当に刃牙が出てこないな!

 影の薄い主人公どころか、中心不在だよ。
 主役不在のドーナツ化マンガだ!
 でも、刃牙の出番とやる気が無いのは今に始まった事ではないので、鍛えられた刃牙ファンは動揺しない。
 溜息ぐらいはつきますが。

 さて、本編は佐部京一郎63歳の登場で幕を開ける。
 愚地独歩が主人公のバキ外伝『拳刃』に出てきた現代の剣客だ。
 『刃牙道』にも登場して、宮本武蔵の実力を感じ取っている。(刃牙道3巻 20話
 この年齢でも鍛錬を怠らず、現役の強さを保持しているらしい。
 日本刀に限定すれば本部以蔵に匹敵する強さを持っているかも。
 本部は色々な武器を使ってこそ強いのだ。

 佐部は斬殺事件で一度だけ逮捕された事があるらしい。
 斬ったのがバレちゃったようだ。
 みんなヤバ事をやっている格闘士たちだが、前科持ちは意外と少ない。
 刑務所に入ったのは死刑囚たちぐらいじゃなかろうか。
 刃牙も米国の刑務所に入ったことありますけどね。

 やっぱり日本刀と言う武器を使うのが良くないのかも。
 本部だって常に武器を持ち歩いていれば、最強クラスだ。
 でも銃刀法違反には勝てないので、普段は武器少な目で外出しているのだろう。

 佐部は逮捕と言われているが実刑とか刑務所とか言われていない。
 事情は分からんが不起訴で済んだのかも。
 殺人したのに良く回避できたな。
 徳川さんが暗躍をしたのかもしれない。

 佐部は徳川さんから試合の打診を受ける。
 双方、武器有りで戦う同等の勝負だ!
 ……宮本武蔵だったら、ちょっと勘弁して欲しい。
 佐部は武術家だから勝ち目のない喧嘩はしない主義だな。

 宮本武蔵はガチな人だから負けると高確率で斬られるのが痛い。
 比喩ではなく痛いのだッ!
 そう考えると、独歩はよく3回も闘ったな。
 範馬勇次郎と戦い、一度死んでしまったので死の恐怖が薄れたのだろうか?

 佐部の対戦相手はチタンの歯を持つ巨人ジャック・ハンマーだ!
 チタンはギリシャ神話の巨人族タイタンからきている。
 まさに巨人にふさわしい金属だ。
 Zガンダムティターンズや、豪華客船タイタニック号もタイタン由来ですね。
 この危うさもジャック・ハンマーらしさだ。
 沈むなよ……

 それはともかく、なんでジャックが佐部と闘うのか?
 ジャックは刃牙と闘うはずなんだが??
 それを言うと、刃牙もジャックと闘わずに野見宿禰と浮気をしていた。
 刃牙と勇次郎の親子喧嘩直前の やるやる詐欺ふたたびかッ!?

 いつでも やるよ!
 明日にでもやるよ。
 なんなら明後日でも良い!
 と言い続けて明日を引き延ばす作戦か?

 まあ、やる気だけあって実行の伴わない主人公より、闘ってくれる血の薄い兄だ!
 明日を引き延ばさず、もう試合開始だ!
 ジャック・ハンマーは常に今日を生きている!

 佐部京一郎(178cm 86kg)vsジャック・ハンマー(243cm 211kg)!
 日本刀vsチタン歯ッ!
 刃vs牙ッッ!
 一撃必殺の武器あり勝負だッッッ!
 今宵の試合は流血せずには終わるまい!

「双方 共に」
「それぞれが身に帯びた武器―――」
「心ゆくまで使用されたい」

 年配の小坊主が武器解禁を告げる。
 引き延ばすことなく、開始の合図だ。
 サムライ佐部が駆けよる!
 容赦なく抜いた!

刃と牙

 これは抜き打ちの切り込みか?
 多彩な変化だが、ジャックは身をかがめてよけている。
 巨人化したジャックの弱点は被弾箇所が増えた事ですね。
 もっとも昔から防御しない人だったんで、当たっても平気なんだろうけど。
 だが、流石に日本刀はよける。

 腕を防御に使っていない。
 普段は防御しないジャックだけど、ディフェンス上手いな。
 陰で練習していたのだろうか?
 刃牙やピクル、本部に敗北したことでディフェンスの重要性を感じたとか?
 防御など明日を考える者がすることッ!
 そんなふうに考えていた時期がジャックにもあったのだろう。

 佐部は容赦なく殺しの一撃を斬りこむッ!
 だが、ジャックはチタン歯で刀を噛んで止めたッ!
 これはアレだ!
 伝説の真剣白歯取りッッ!

 攻防一体の動きが『嚙道(ごうどう)』の基本構想だ。
 攻撃してくる相手の手足を噛んで破壊するッ!
 カウンター攻撃にも似た攻防一体の技だ。
 ジャックの鍛えられた顎と首があって初めて成り立つ術理でもある。

 日本刀を噛み折られた佐部は素直に降参するのだった。
 勝ち目のない喧嘩を続けない主義だ。
 武器勝負なのに、まさかの無傷決着だった。
 この綺麗な勝ちっぷりは主役の器か?
 刃牙不在の6部はジャックがメインを張るのかも!
 でも、サブタイトルが『刃と牙』なんで、今回の話もバキだと強弁できそうだ。

 刃牙とジャックはいつ闘うのだろう。
 それこそ最終回まで引っ張るのだろうか?
 ……これは なかなか"刃牙らへん"(否定形)な。

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週刊少年チャンピオン2023年39号
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追記 (23/8/30)

 新章は予想通りと言うか、ジャックらへんの話だった。
 次回予告は以下の通りだ。

『あの日、ジャック少年は教会にいたッッ!!』

 しばらくジャックらへんの話になるのだろうか?
 ジャックは誕生秘話で生まれた時の話は判明している。
 そしてドーピングによって第二の誕生を迎えたエピソードも公開された。
 でも、それ以外の部分が良く分からない。

 どんな少年時代をすごしていったのか?
 あの狂気じみた強さと勝利への渇望はいかにして生まれたのだろう。
 たぶん母に洗脳されている。

 そして、現在も狂気が続いているのだろう。
 母・ジェーンと会っていなさそうなのに意志が持続しているのだ。
 これには、自主的な意思を感じる。

 そもそも、母と暮らしていたのか?
 オーバーワークで激ヤセする前はどんな体型だったのか?
 身長195cmなんだから栄養豊かな少年時代を過ごしていたと考えられるけど、どうだろう。
 と言う訳で、ジャック誕生秘話をはずみで9週間ぐらいやっても良いぞ!

 その後はピクル誕生秘話だろうか?
 ピクルは存在そのものがムチャだ。
 なので、キャラを掘り下げなくても良い気がする。
 設定の細かい所は、そっとしておいて……"らへん"とは曖昧という意味を含んでいるんだし

週刊少年チャンピオン2023年40号
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2023年8月31日(40号)
第6部 第2話「Ultimate pure boy Jack」 (1330回)

 ジャック・ハンマーは明日見ぬファイターである。
 今日強ければ、明日死んでも構わない!
 刹那的な強さを求めている破滅型のドーピング改造戦士だ。
 そんなジャックにも少年時代があったッ!

 あるのは当たり前なんですが、想像しにくい。
 それだけ現在の姿が尋常じゃあ無いのだ。
 謎と言えば範馬勇次郎の少年時代も謎だけど……
 少年ジャックのエピソードなら、うっかり9話ぐらい回想して欲しいな。

 サミュエル神父は11年前のことを語る。
 教会で汗の水たまりを作っている少年がジャックだった。
 なんと、ジャックが神頼みなのかッ!?
 宗教とは縁遠い人だと思っていたんですけど、意外だな。
 だって、神に祈っても即効性無いし。
 祈る時間があったら、叩け!みたいな人だと思っていたよ。

11年前の少年ジャック

 あと、11年前か!
 最大トーナメントの頃は、ベトナム戦争時(〜1975年)に身ごもった刃牙より2歳ぐらい上で良かった。
 だが、長期連載のおかげで同じ設定のままだとは40歳超になってしまう。
 11年前の姿を見る感じ、やっぱり刃牙より2歳ぐらい上だろうか。
 なので、これはジャック推定9歳だ。

 ジャックはイエス・キリストを守ろうとしていたらしい。
 神父さんは逆にイエスさまがジャックを守ってくれているんだと言う。
 キリスト教の話は置いといて、ジャックに守る守られるの概念があったようだ。
 本部以蔵が守護ると言いだした時に、その崇高さに感動してジャックの歯が鈍くなったのかも。

 心乱れるのは純粋に今を生きていない。
 ジャックの強さは張り詰めたメンタルにもありそうだ。
 弱点として、緊張が途切れると意外と脆い。

 ジャック少年は、イエスさまを守る代わりに、生き物でイチバン強くなりたいと願った。
 自分が守る存在に強くしてもらおうというのは矛盾している気がする。
 ドラゴンボールだって、つくった者を超える願いはできないんだし。

 範馬刃牙は、範馬勇次郎を素手で殺せる強さが欲しいと思っていた。
 だが、ジャックは最強が欲しかったようだ。
 刃牙は範馬勇次郎に執着していた。
 ジャックは母を振り向かせるためには最強になる必要があると思っているのだろうか?
 範馬勇次郎に対する個人的な恨みはない?

 神父さんが観察するに、少年ジャックは異常なトレーニングをしていた。
 倒れるまでやる!
 気絶するまでやる!
 つねに限界まで自分を追い込む、超超〜超ハードトレーニングッっだッ!

「倒れる程(ほど) ガンバる…と」
「倒れる迄(まで) ガンバる…は」
「似て非なるもの」
「まるで異なる出来事なのです」

 少年のころから、こんな事やっていたのかよ!?
 神父さん、止めてあげて!
 成長期にムチャすると身体を壊すぞ。
 むしろこの生活で195cmまで成長できたのが奇跡だ。
 範馬の血が効いたって事ですかね。

 ジャックの超ハードトレーニングは宗教的な苦行を連想させるのか、神父さんに好印象だったようだ。
 私には、かなりの異常行為に見えるんですけど。
 児童虐待か?
 親の教育方針が危険(やば)いぞ。

 というかですね、母親のジェーンさんの教育方針をうかがいたい。
 あきらかにジャックを闘争の鬼に育てちゃったよね。
 なんで そう育てたのか?
 それで、何をやらせる気だったんだろう。
 グラップラー刃牙の最終回に出てきてから、ずーと放置ですよ。

 そんな感じで良い話っぽく終わる。
 今回、神父さんにインタビューしたのは徳川さんの配下だったようだ。
 徳川家の忍者をいまだに飼っているのか?
 伊賀者とか、御庭番とか、裏柳生とか居て欲しいところだ。
 で、ジャック少年の秘話が終わった。

 短ッ!?
 もっと詳しく見たいッ!
 母親との関係とか、普段の生活とかどうなっているんだろう。

 ジャックは最大トーナメントでカナダから来たと言われていた。
 少年時代からカナダに住んでいたのだろうか?
 すべては再び謎のままになる……
 次回の秘話にご期待ください、……なのか?

 徳川さんがジャックを呼んだのは、昔話をするだけじゃあない。
 次の対戦者が名乗りでた!
 問答無用で試合を組む気だ。

「おぬしと同じじゃ」
「武器を帯びとる」
「しかも五体 全身にじゃッ」

 まさか、ドイルか!?
 五体に武器と言えばドイルでしょう。
 服役したから、内蔵兵器を外されたはずだ。
 でも、脱獄して再手術したのかも。
 改造人間としてジャックと双璧と言える人物である。

 正解は……、鎬昂昇でした!
 ドイルに負けたほうの格闘士かい!
 という事で斬撃空手の鎬昂昇が次の対戦相手だ。

 って、刃牙は!?
 刃牙、本格的に出番無いな!
 さらに次週休載だ!
 ますます出番無いなッ!!

 鎬昂昇とジャックなら、ジャックが身体能力で圧倒している。
 突き出された指を噛み切ってしまう展開が容易く予想できちゃうぞ。
 だが、昂昇有利な部分もある。

 ジャックはあまり防御をしない。
 ならば、紐切りが有効だッ!
 防御しないと痛い目にあうぞ。
 最大トーナメント決勝戦でも刃牙がコピーした紐切りでジャックは片目の視界を奪われていたし。
 噛むための神経を切られたら、圧倒的に不利だぞ。

 骨延長でジャックは筋肉や腱・神経をむりやり伸ばした。
 引っ張られて神経とかが弱くなっているかもしれない。
 そこを狙えば勝機があるかも。

 そして、試合を見学する刃牙として出番もあるかもしれない。
 刃牙が最初に出るのは何話で、最初に喋るのは何話……、最初に戦うのは何話……、ジャックとの試合が始まるのは何話……、と賭けの対象になりそうだ。
 さすがに、ジャックvs鎬昂昇では刃牙も姿を見せてしゃべるだろう。
 と思わせて、逆の展開になるか?

 とにかく次回からジャックvs鎬昂昇だ。
 ジャックのスポンサーは鎬紅葉と言う疑惑がある。
 そうなると、ジャックはスポンサーの意向も気にして闘わなければならない。
 いろいろと複雑な試合になるかも。
 次の試合はッ、牙 vs 爪だッ!

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週刊少年チャンピオン2023年40号
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追記1 (23/9/6)

休載だ。「業」だなあれは
休載だ。「業」だなあれは。

 『刃牙らへん』は休載だッ!
 新連載3週目で休載に入るという揺るがぬ姿勢に強さを感じた。
 休載することをあきらめない強さだ!
 でも、連載再開にあたって原稿描き溜めしておいても良かったンじゃないですかね?

 本編は刃牙抜きで、ジャック主役みたいに進んでいる。
 次の試合は、ジャックvs鎬昂昇だ。
 ジャックの噛道は噛みつくために顔面を前に出すことが多い。
 そこに紐切りを仕掛けることができれば、勝算もある!

 鎬昂昇の斬撃空手はまだまだ可能性のある技術体系だ。
 神経を切るのがメインだけど、貫手で突っ込んで肋骨に指を引っかけることもできる。
 野見宿禰のアバラ投げのような攻撃だって可能なのだ。
 ただ、鎬は細身で体重が軽いから組技はやらないだろうけど。

 どちらかというと兄の鎬紅葉に斬撃空手を教えたほうが強くなりそうな気がする。
 紅葉は外科医だから神経や血管の位置にも詳しい。
 パワーもあるので、捕まえて捻りつぶすことも可能だろう。

 ジャックに対して兄弟二人がかりで闘っても良いんじゃなかろうか?
 範馬の血筋は反則すぎるからハンデマッチで丁度いい。
 ドーピング噛みつきファイターに対して、ナチュラル斬撃兄弟で挑む!

 というか、鎬紅葉が策を講じてないか心配だ。
 ジャックが言う事を聞かない時に制圧するため、手術時にこっそり体内に小型爆弾を仕込んでいた!とか。
 爆破は無いにしても、薬品を仕込むぐらいはしていそう。

 鎬兄弟の兄弟愛を見て、範馬兄弟も反応するだろうか?
 まあ、そこは刃牙さんだからスルーするんだろうな。
 刃牙はどこまで出てこないでいられるのかッ!?

週刊少年チャンピオン2023年41号
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追記2 (23/9/13)

連載再開ッ!?
 連載再開 やる気なしッ!?

 『刃牙らへん』が連載再開だッ!
 連載3週目で休載に入ってしまう超フリーダム作品が『刃牙らへん』です。
 長期連載してくれた方が嬉しいから、まあ良し、ですかね。
 うん。長期休載より、はるかに良い。

 さて、本編再開はジャックvs鎬昂昇になりそうだ。
 鎬昂昇はシリーズで初めて行われた地下闘技場の対戦相手である。
 細かい事を言うと龍金剛と久隅浩平が先にやっていますが、本格的な試合は範馬刃牙vs鎬昂昇からだ。
 スポーツでも試合でも無い、実戦空手の恐ろしさを体現した男が鎬昂昇である。

 地下闘技場とは、ここまでルール無用だと知らしめた戦いだ。
 貫手をここまで多用する闘士はなかなか居ない。
 まさにグローブじゃ無理な空手の強味だ。

 さらに言えば、鎬昂昇は他の競技で反則にされがちな頭突きまで使用している。
 空手を習っていた頃、雑談で「頭突きは強力」と教わったことがある。
 基本稽古には入っていないし、練習もしませんが。
 最近、ケンカ十段と言われた芦原英幸の逸話が元ネタだと知りました。(護道の完成)。
 鎬昂昇はロン毛の優男YOSHIKI風に見えてけっこう実戦派なのだ。

 さて、鎬昂昇は実戦で噛みつきにも遭遇したことがあるのだろうか?
 あまり無さそうだ。
 そこに弱点があるかもしれない。

 最近の鎬昂昇は手刀や貫手を鍛えてバスケットボールを破りまくっているそうだ。
 なんで、バスケットボール?
 丈夫そうというイメージは分かるんですけど。
 硬いだけなら野球の硬球を真っ二つにするとか、不安定なラグビーボールの中心を貫くとか、方法はありそうだ。

 バスケに恨みでもあるんだろうか?
 長身のバスケ部員に彼女を寝取られた過去があったりして。
 だとすると、長身のジャック・ハンマーは、なんか憎い相手かもしれない。

 身長を伸ばしまくったジャックは、ややバランスの悪い体格になっているはずだ。
 絵を見ていると、なぜか胴も伸びたように見えるんですけど、迫力による目の錯覚だろう。
 とにかく下半身の防御に隙がありそうだ。
 紐切りなら足の神経や腱を攻めることができる。
 鎬昂昇にも充分な勝機あり、か?

週刊少年チャンピオン2023年42号
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2023年9月14日(42号)
第6部 第3話「刀帯びし肉体」 (1331回)

 バキ世界における空手のトップ3と言えば、愚地独歩、愚地克巳、鎬昂昇だろう。
 全員最大トーナメントで一回戦を通過した実力者だ。
 その三人が勢ぞろいしているぞ!

 まずは独歩が「針金切り」の妙技を披露した。
 独歩にはできるが、克巳にできない技の一つだ。
 試し割りは克巳のほうが上手そうな印象があるんだけど、そうでも無いらしい。
 克巳のシン・マッハ突きなら、あらゆる試し割りに成功しそうだけど。

 針金切りを試していないだけだと克巳が返す。
 独歩がマウントを取り、克巳が返した。
 親子だけど張り合っているな。
 身近にいるからこそ、強烈に意識するライバルなのだろうか?

 この場でやって見せないのは克巳なりの親孝行かも。
 シン・マッハ手刀なら針金だろうと宙に浮いたティッシュだろうと切りそうだし。
 もっとも、独歩の強みは身体能力や単純な打撃の強さじゃあ無いと思う。
 読み合いなどの経験や、苦戦でも折れない精神面だ。

 克巳は力士の獅子丸に勝ちを譲った。(バキ道9巻 82話
 独歩なら容赦なく だめ押しをして勝っただろう。
 勝てば良いと言う訳でもないけど、やっぱり勝利は重要だ。
 独歩なら過度に傷つけず勝利する方法を知っていたかもしれない。

 閑話休題(それはさておき)。
 鎬昂昇も針金切りに挑戦してみる。
 なぜか昂昇は懐に右手を入れているぞ。
 ハンドポケット抜拳術ならぬ、ふところ抜拳術かッ!?
 居合と言うよりも、拳銃の早撃ちっぽいイメージかも。

 でも、なぜ拳を隠している。
 暗器でも持っているのか?
 素早く抜拳した昂昇の手は……当然素手だった。
 そして、昂昇は手刀を振りおろすッ!
 見事に針金切り成功だッッ!

指刀ッ!

 昂昇の人差し指から煙が出ているので、指で斬ったようだ。
 克巳は切り口が、独歩よりも滑らかかもという。
 独歩によれば、手刀より「指刀」のほうが速度が出る。
 条件が違うからノーカンだ!
 この年になっても負けず嫌いな独歩ですね。

 独歩は、空手界の権威でありレジェンドなんだけど、まだ負けず嫌いだ。
 これからも、まだまだ成長する気だろうな。
 まずは、指で切る「指刀」の練習を始めそうだ。

 昂昇は針金切りは実戦と別物だと言う。
 と言う訳で、スーパーレジェンドである独歩に胸を借りたい!
 意外な所でスペシャルマッチの決定だ!

 ルールについて言及しないまま、二人の勝負が始まってしまった。
 ごちゃごちゃ言わないのは常住坐臥の心得だろうか?
 武術家らしく、いつでもどこでも戦闘準備は整っている!
 バキ世界の闘士は、すぐに何でもありで組み手をしがちだ。

『「武神」の称号さえ持つ空手家』
『愚地独歩がこの"立ち合い"にて選択(えら)んだ初っ端』
『前蹴り』
『入門して最初に習う蹴り技だ』

 空手の基本技だッ!
 最初に習うだけに、便利で使いやすい!
 前蹴りは、肘のあたりで受けられると足のほうが痛むと言われている。
 だが鍛えられた独歩の手足なら、相手の肘を砕くだろう。
 その基本にして必殺の蹴りが昂昇に当たる!

 ふっとんだッ!
 いや、ガードだ!
 両腕でガードしていた。
 でも、両腕にあざができてビリビリしているぞッ!
 独歩の前蹴りは、ガード破壊打撃か!?

 ガードすると衝撃を受けるので、反撃に移りにくい。
 できれば、よけるとか捌きたいところだ。
 でも、それをさせない真っ直ぐな一撃だったのだろう。

 だが、昂昇は受けただけじゃあ無かった。
 受けると同時に独歩のヒザ裏を指で切っていた。
 カウンターの斬撃だ!
 さすがに神経を切ったりはできなかったようだけど。

 相手の攻撃にカウンターを合わせることができるのは、ジャックと同じ特性だ!
 ジャックvs鎬昂昇は意外と噛み合うのかも。
 いや、噛むのはジャックだけですが。

 昂昇も相手の攻撃を封じるカウンターを持っていた。
 これはお互いに手を出しにくい勝負になりそうだ。
 でも、来週休載で連載再開が10/5らしい……
 これは話が進まない勝負になりそうだ。

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週刊少年チャンピオン2023年42号
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追記1 (23/9/20)

連載という紐を切るッ!(訳:休載)
連載という紐を切るッ!(訳:休載)

 連載3回目で2回目の休載に入りました。かなりのハイペースですね。
 下手すると連載数に休載数が並びかねない。
 ここらへんが、刃牙の油断できない部分だ。

 10月に入るとアニメ範馬刃牙も地上波で放送開始となる。
 放送できないシーンが多いので、黒塗りの多いアニメになりそうだ。
 リアルに描かれたG師匠も黒塗りしたらどうだろう。

 なんて感じで、アニメがTV放送中も『刃牙らへん』は絶賛休載中と言う可能性が高い。
 アニメ化も数度目だから、ちょっと慣れて油断しているのだろうか?
 連載再開では緊張感あふれるバトルに期待しよう。
 そして、主人公はいつまで出てこないのか……

週刊少年チャンピオン2023年43号
週刊少年チャンピオン2023年43号


追記2 (23/9/27)

連載という紐を切るッ!(訳:休載)

休載から守護(まも)るッ!!
◆防衛 失敗ッ!!


 『刃牙らへん』は連載4話を前にして、初の2連休だッ!
 主人公らしき範馬刃牙が出てこないうちから2連休である。
 連載3話に対して休載3回で、連載と休載が互角の勝負だ。
 だが、この休載も長きにわたる連載vs休載の序章にすぎないんだろうな。

 なお、10/12は『ゆうえんち』掲載予定なので、たぶん『刃牙らへん』が休載ですね。
 つまり、来週は連載でッ 再来週が休載だッ!
 連載と休載が拮抗しているッッ!
 まるで双生児のように実力伯仲だ。

 それはさておき、バキコラボがいくつかあるんですが、そのうちの一つが『えなこ道』だ!
 誰がこの企画考えたんだ??
 この誰得感が、チャンピオンらしい。
 『グラビアチャンピオン VOL.1』でも表紙に『えなこ×刃牙』と書かれているし、刃牙コスがトレンドなのかも。
 グラビアで、掲載作品のコスプレをするのは最近の流行りっぽい。
 先ほどの『グラビアチャンピオン VOL.1では『伊藤もえ×桃源暗鬼』をやっているし、チャンピオン本誌でも過去に何回かやっている。
 バキのコスプレグラビアは、まだまだ終わらない!?

  
えなこ道    グラビアチャンピオン VOL.1

週刊少年チャンピオン2023年44号
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追記3 (23/10/4)

二回の斬撃(きゅうさい)をかわし 反撃(さいかい)ッ!!

二回の斬撃(きゅうさい)をかわし 反撃(さいかい)ッ!!

 一部で話題のえなこ×バキ道の『えなこ道』が発売だ!
 正直、どれぐらい話題なのか良く分かりませんが。
 で、えなこ・板垣 対談が載っています。
 えなこさん、実はけっこう刃牙ファンで普通に刃牙の話をしている!
 『範馬刃牙BD』のオーディオコメンタリーにスペシャルゲストで来て欲しいな。

 というか、刃牙シリーズBDの特典が少なすぎて寂しい。
 オーディオコメンタリーがついているのはSAGAだけだったり、ついてなかったりするし。
 『僕の心のヤバイやつ』は全話オーディオコメンタリーがついているうえに描きおろしオマケ漫画もあるというのに。

 話をもどして、『えなこ道』だ。
 対談では今後の話も出てきたりしている。

『板垣 今のシリーズでやろうって覚悟は決めてるんだよ。新キャラは当分控えて、レギュラー同士でやり合おうかなって。』

 なるほど、刃牙BLで言っていた、キャラの新カップリングを考えれば無限の試合が組める理論だ!
 これは確かに楽しみだぞ。
 刃牙には強いはずなのに不遇のキャラが何人もいる。
 彼らにも、ちゃんとした活躍の場を与えて欲しい。
 そのトップバッターがジャックと鎬昂昇ってのは、なるほどな人選だ。

 ちょうどアニメ放送中の『範馬刃牙』で、範馬勇次郎アクリル板突破事件についても触れている。
『当時の担当が「そこに勇次郎が来たら、やっぱり蹴り一発でアクリル板を破って入ってくるんでしょうね」って言いやがって』『あまりにショボいアイデアにブチキレたんだよ。』

 担当編集者のありきたりな予想に反発した芸だったらしい。
 つまり、当たり前の指摘をすることで常識を超えた発想が生まれるって事ですね。
 『銀河英雄伝説』で言えば、ヤンムライに期待したとされる常識的発言だ。
 非常識を知るには、まず常識を知らないと駄目なんですね。

 刃牙らへんは、今後どんどん非常識になって行きそう。
 いや、今までがすでに非常識か。


えなこ道

2023年10月5日(45号)
第6部 第4話「腕っぷし試し」 (1332回)

 ジャック・ハンマーvs鎬昂昇の途中ですが、話題が変わる。
 花山組に用心棒志望の男がやって来た!
 『外伝 疵面』に出てきた腕自慢の男と同じタイプか?

 用心棒とは現代にそぐわない職業だ。
 と、木崎は言いますが、リチャード・フィリスみたいな用心棒(バウンサー)もいる。
 用心棒だって、無くは無い。
 もちろん、目標がリチャード・フィリスじゃあない だろうけど。

 花山組はトップの花山薫が最強クラスの強さを誇っている。
 なので用心棒が不要だ。
 むしろ用心棒をつけると、用心棒を守るために花山が戦うはめになりかねない。
 花山に必要なのは用心棒ではなく、良いタイミングでワイルドターキーを差しだす木崎のような男だ。
 あと、花山は服を破り捨てがちなので、着替えを持ってくる気配りができるとなお良い。

 時流を読まない用心棒志望の男は、花田純一であった。
 花田純一だとッッ!?
 髪型かわってヒゲ生えたら別人に見えたッ!
 肌が黒いのは変わらんな。
 地黒なのか、趣味で日焼けサロンに通っているのか。

最新の花田純一
最新の花田純一

 まあ、とにかく花田純一が花山薫と急接近だ。
 お互い名前に「花」をもつ同士のシンパシーがあるのかないのか。
 二人は、初顔合わせかも。
 控室で挨拶ぐらいはしたかもしれないが。

 花田は本部以蔵の弟子であり、唯一免許皆伝を得た男だ。(G刃牙4巻時点で)
 本部も保証する天才であり、プロレスラーができるほどに体格にも恵まれた最強っぽい格闘士(グラップラー)である。
 ……なんだけど、どうも戦績がパッとしない天才が花田であった。
 刃牙との試合直前でマウント斗羽に倒される。
 最大トーナメント出場権を賭けて加藤清澄と戦い、片金つぶされて負けた。
 以後は、特に戦っていない。

 本部流の強い部分である武器術を教わらず、素手技のみを教わったのだろうか?
 逆にガイアは基本技を無視して戦場でも使える卑怯技と武器術ばっかり教わっていそうだ。
 花田の親友・加藤清澄は顔面を殴れない空手を嫌ってヤクザの用心棒をしていた時期がある。
 それを聞いて花田もヤクザの用心棒をしたくなったのかも。
 花田が久しぶりに強さを求めて動きだしたか?

 本部や兄弟弟子のガイアを頼らず、花山に声をかけた。
 この辺は本部道場を飛び出したことのある反逆児っぽい行動だ。
 師匠たちには内緒で強くなろうとする茶目っ気だろうか。
 たんなる馬鹿という可能性も高いけど。

「銭に不自由してンのか」
「単に腕っぷし試したいのか」

 花山が花田に問う。
 まさに本質を説いた質問だ。
 「その娘が好きなのか、Hしたいだけなのか?」と過去に刃牙に質問した事のある花山でもある。
 暴力に生きる人間であるが、なかなか深い洞察力をもっているのだ。

 花田はもちろん腕っぷしを試したいのだろう。
 花山と花田、木崎の3人は地下駐車場に移動する。
 邪魔の入らない場所で闘う!
 まさに暴れたい人にはうってつけだ。
 でも、大人しく駐車場まで移動するあたり、みんな紳士だ。

 花田は道場にこもっている訳でなく、外に出て、喧嘩もしていた。
 こういうバトルも慣れているし、好きなのだろう。
 伝説の花山薫とやれる。
 コイツは、加藤清澄と闘って以来の興奮だッ!

 ここで花山に勝つ気だな。
 そうしたら、その勢いで「バキのやつは、五分で倒して、次はどうしたって、範馬勇次郎じゃね。
 オレ、たぶん勝っちゃうんじゃないの。」とか思っていそう。原作小説ゆうえんち4巻 104回
 調子に乗りすぎるのが花田の悪い癖ですね。
 あと、計算とか比較も苦手っぽい。

「開始(はじ)まってます」
「舌噛みますよ花田さん」

 闘士2人、向き合ったときからすでに闘争は開始(はじ)まっているッ!
 と言うか、花田は油断しすぎじゃないか?
 これでも本部が太鼓判を押した天才だったんだよね。
 刃牙と同じで油断しているのは攻撃を受けても負けないという自信の表れだろうか?
 片金つぶされている けどな。

 花山はいきなり前蹴りを放つ。
 かすっただけで花田のほほが切れた!
 パワーだけでなく、切れも良い!
 拳だけでなく、蹴りも強いぞ!
 わりと器用なところも花山の隠れた強みだ。

 打たれ強さ(タフネス)は花田の強みだが、油断しがちという弱点にもなっている。
 攻撃をよく食らうし、防御は下手だ。
 今日の相手は花山だ。
 打たれたら、そのまま立ち上がれない可能性もある。

 だが、軽い流血で花田の本気スイッチが入った。
 花田に警告を与える温情の不意打ちだろうか?
 油断したままダウンしたんじゃ可哀そうだもんな。
 花田がヤる気だしたのを確認して、花山は眼鏡を外し木崎に預ける。
 これが開始の合図かッ!?

 花山は例の全力パンチ構え(フォーム)に入った。
 まるで砲丸投げのような、全体重を拳に乗せようとする構えだ。
 反撃とか防御を一切考えない攻撃特化の構えである。

「花山 薫からは」
「カウンターが取れない………」
「突進するダンプからカウンターが取れないように…………ッッ!!!」

 花田の脳裏にそんな噂がよみがえる。
 これ走馬灯か?
 死を意識して、自分が助かるための情報を脳内検索しているっぽいぞ。

 そこにダンプカーみたいな花山の拳が飛んできた。
 剣豪・宮本武蔵ですら恐れた花山の拳だ。
 それを花田はキャッチして投げ飛ばす!
 打撃の勢いを投げに変えた!?

 これって、カウンター取れてンじゃないか!?
 つうか、幼年編で刃牙も似たようなことをやってた。
 花田も刃牙と同じ領域にッ、天才の領域にたっしたのかッ!?
 花田純一、天才の帰還だッ!

 でも、投げられた花山を見ている木崎に驚きも冷や汗も無い。
 この投げはあまり効いていないのか?
 花山全力パンチは全身でぶつかる攻撃だ。
 身体の一部が当たるだけでもダメージになるのかも。
 花田の腰付近に当たっている感じだよな。

 そして、連載4話目だが、いまだに刃牙放置だ。
 おまけにジャックまで放置されてしまった。
 当然、対戦者である鎬昂昇も放置だ。
 新タイトルの正式名称は『刃牙らへん放置』かもしれない。

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週刊少年チャンピオン2023年45号
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追記1 (23/10/11)

「一応キューサイ代打 したんだけどなぁ」「その倍ぐらい 休んだけど」
「一応キューサイ代打 したんだけどなぁ」
「その倍ぐらい 休んだけど」


 『刃牙らへん』は休載で、代打『ゆうえんち』が掲載するぞ!
 だが、『刃牙らへん』休載数は『ゆうえんち』掲載数の約2倍だ!
 これでは『ゆうえんち』を隔週連載にしてもらいたいな……

 いっぽうでアニメ『範馬刃牙』は好評放映中だッ!
 書き忘れていたけど、『和楽器バンド』のオープニングは恐竜時代と和のテイストが不思議にマッチして良い感じになっている。
 知らん人には『刃牙忍法帖』でも始まるんじゃないかと勘違いされそうだけど。
 刃牙シリーズで相撲編があるなら忍者編もありか?
 リアルな忍者は情報員だからあまり強く無いらしいんですけど。

 アニメ『範馬刃牙』はピクルの股間が黒いぜ!
 見せられないのは知っていたんですけど、外伝『ピクル』部分が放送されないのが謎だ?
 全編通してピクルが全裸で、キャプテン・ストライダムも全裸だからか?

 掲載されないと言えば、話題になっている『えなこ道』ですが、『えなこ道SAGA』は電子版にはついていませんのでご注意を。
 なぜか紙版のみだ。
 紙でしか使用(つか)えぬSAGA技があるという事だろうか……

週刊少年チャンピオン2023年46号
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追記2 (23/10/18)

『バキ道』がまた休載だ
連載再開でイメチェン!

 長きにわたる休載を経て、『刃牙らへん』が連載再開だ!
 ジャック・ハンマーvs鎬昂昇というスペシャルマッチを放置して、花山薫vs花田純一が開始(はじ)まってしまった!
 ギャグでもエイプリルフールでも無いぞ!
 花山薫vs花田純一まで放置されたらどうしよう。

 ただ、今まで不遇だったキャラに活躍の機会を与えるというのは、オールドファンとして嬉しい。
 花田純一は範馬刃牙と闘う地下闘技場2回目の強敵として登場した。
 連載中は範馬刃牙vs花田純一が楽しみだったんですけどね。

 格闘技マンガなどで定番となるのが序盤に出てくる空手家とプロレスラーだ。
 空手はオープントーナメントという飛び入り参加OKの大会があり、異種格闘技感が出まくる舞台をもっている。
 そもそも、空手が路上での戦闘を想定した総合格闘技だ。
 プロレスは説明不要で異種格闘技をやっている。
 空手家とプロレスラーは、格闘ストーリーを始める上で欠かせない強敵なのだ。

 空手家・鎬昂昇を倒し、次は定番プロレスラーとして花田純一が立ちふさがる!
 ……はずだったのが、いきなり中ボスのマウント斗羽が出てきちゃった感じでした。
 今回、改めてオーソドックスなプロレスラーとしての花田が活躍するのか?

 花田は、また本部道場を飛び出して、今度は総合格闘家として活躍していた欲しい。
 でもまあ、相手が花山だしそれほど期待はできないんだろうけど。
 定番を覆す意外性が刃牙のすごさでもあるんだし。
 そうなると、逆に花田が活躍する展開もありなのか?


2023年10月19日(47号)
第6部 第5話「イイ風貌(かお)」 (1333回)

 鍛えぬ天然の天才・花山薫vs本部流柔術の天才・花田純一の腕っぷし比べだッ!
 暴力の天才vs武の天才と言ったところか。
 天才と天才が競い合う!
 議論の余地はあるかもだけど花田純一の肩書は天才なんですよ。

 ダンプカーの激突にたとえられる花山薫の全力パンチだッ!
 この打撃をどう受けるのかッ!?
 まさに花田の天才が問われる案件だ。
 花田はギリギリで拳をかわしつつ、腕を取って花山を投げ飛ばした。
 ダンプカー相手にカウンターは取れないと言われていたけど、カウンターを成功させたぞ!
 まさに天才だッ!

 でも、花山はこの程度で終わらぬ。
 どうやって、とどめを刺すのか?
 倒れた相手には追撃を仕掛けるのが総合格闘技での常識だ。
 ただ、花山は非常識な握力を持っているので組み付くと危険である。

 花田は加藤清澄に睾丸を一個潰されているので片金だ。
 もし股間に握撃を喰らったら、無金になってしまう。
 残金を守るためにも、慎重な対応が必要か?

 やっぱりダメージが少ない花山は普通に起き上がる。
 ここまでは想定内だ。
 だが、周辺に花田の姿は無かった。
 横で見ていた木崎が言う。

「逃走(にげ)ました」「はい?」

「逃走(にげ)ました」

「はい?」

 逃げたッ!?
 敗北(まけ)るくらいなら逃げる!?
 ちょっと愚地克巳vs花山薫を思いだした。
 いやいやいや、お前は何しに来たんだ?

 「敗北(まけ)るくらいなら逃げる」は武術的に正しいと思う。
 なら、逃げるぐらいなら闘うなよ、と。
 宮本武蔵が無敗だったのは、勝てそうな相手としか戦わなかったからという説がある。
 武術家としては正しい行動かも。

 勝てそうにない相手に喧嘩を売って逃げる。
 この行為は正しいのだろうか?
 逃走(にげ)たけど、なんか勝った気になりそうだけど……

 それにしても あの花山薫に「はい?」と言わせちゃったな。
 思わず年相応に普通な若者らしい反応しちゃったぞ。
 肉体ではなく、精神を攻めたのか?
 でも、無駄な恨みを買ったなら、失敗だぞ!
 花山なら細かいことにこだわらないだろうと、相手の大器に依存した攻撃かも。


 ジャック・ハンマーは、まだ徳川光成邸にお世話になっているようだ。
 鎬紅葉の病院から出て行ったのだろうか?
 弟の鎬昂昇と闘うから、居づらくなったのかもしれない。
 油断すると毒を盛られそうだし。

 ジャックは、また牛の背骨を食べている。
 牛の背骨で、またハイエナ話だよ。(バキ道12巻 109話
 みっちゃんワンパターンだ!
 ボケはじめて記憶力が落ちているのか?

 ジャックにとって、鎬昂昇はピクル同窓会事件であった人ぐらいの認識だ。
 いや、ジャックが鎬昂昇を憶えていないのは嘘っぽい。
 なにしろジャックの骨延長をした鎬紅葉の実弟が鎬昂昇なのだ。
 わざわざジャックが死刑囚ドイルを襲ったのも鎬昂昇の仇討ちを依頼された可能性が高い。
 意図的に知らんぷりをしているのか?

 鎬の兄弟愛が強すぎて距離を置きたいのかも。
 そこ行くと、範馬の兄弟愛は距離が遠すぎる。
 まあ、刃牙とジャックが出会ったのって最近だし、異母兄弟だから気まずいんだろうな。
 刃牙らへんの異母兄弟は、まだまだ出てくるのだろうか?


 逃走(にげ)た天才である花田純一は本部道場に顔を出していた。
 本部道場に帰ってきたのは久しぶりらしい。
 雰囲気から察するに、花田はかなりの場数を踏んだようだ。
 解説の達人である本部以蔵が説明してくれる。

「稽古だけでは――」
「その「気」は生まれん」
「踏んだ修羅場」
「場数が風貌(かお)に「武」を宿す」

 ウホッ! いい男… なのか?
 花田は経験を積んで男ぶりが上がったらしい。
 もしかして、花山にしたように、強い相手と闘っては逃げ出していたのか?
 ならば、たしかに修羅場を踏みまくっていたんだな。

 道場の天才が、実戦の修羅場を経験して気をまとう。
 イイ風貌(かお)になったぞ。
 って、無精ヒゲが気に入っているだけじゃ無いだろうな。
 本部さんも花田も、無精ヒゲでワイルドさを演出しイイ風貌(かお)になった。

 ここに鎬昂昇が入ってくる。
 本部が呼んだらしい。
 いつ知り合いになったのだろうか?

 武器を持てばかなり強い本部以蔵と、その弟子の天才・花田純一と、斬撃空手の鎬昂昇だ。
 これはイイ風貌(かお)がそろったぞ。
 そして、花田純一と鎬昂昇が闘争する気配だ。
 花田は挑発するだけ挑発して、まだ逃走(にげ)る気か?
 なかなか試合にたどりつけぬまま、次回につづく!

 ここで鎬昂昇が負けて試合に出られないダメージを負う訳にはいかない。
 だから、鎬昂昇の勝ちだろう。
 などと当たり前のことを考えては、駄目なんだろうな。

 むしろ、花田が鎬昂昇を倒してジャックと闘うぐらい活躍するとか?
 そして巨人によって刻み込まれた恐怖を思い出して片金で失禁だ。
 いや、花田には巨人に対するリベンジを果たして欲しいかも。

 花田が「武」を宿しているという、本部の評価は正しいのだろうか?
 なにしろ、初登場で範馬刃牙を見て「子供同士の喧嘩……」と言った人だしな……
 珍しい姓を見て「あれ? こいつ範馬勇次郎の血縁者じゃね?」ぐらい気がついて欲しかった。
 だが、なんと言っても一流は一流を知る、だ。
 武器を持てば強い本部の発言である。(今は武器を持っていないようだけど)
 一流が一流を認めたのだ。
 信頼しよう。

 『弱虫ペダル』渡辺航先生のチャンピオン42号の作者コメントが、
 『『刃牙らへん』タイトルめちゃかっこいい!! 意表をついて受け流すような、
 しかも記憶に残るタイトル、痺れました! 板垣先生今回のシリーズも楽しみにしてます!!』
 だった。

 返す板垣先生の45号コメントが、
 『新タイトルの非凡さに気付く渡辺 航氏。一流は一流を知る……と。』
 だった。
 こういうノリなのか?

 次回は、一流の天才が見せる逃走かも。
 修羅場において、もっとも有効なのは逃げ足である……と。
 刃牙の放置と、決着の放置は、どこまで続く!?

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週刊少年チャンピオン2023年47号
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追記1 (23/10/25)

ジャックって師匠に負けたんでしょ だったら俺も勝てるんじゃないかな
ジャックって師匠に負けたんでしょ
だったら俺も勝てるんじゃないかな



 予想だにしなかった、鎬昂昇vs花田純一だ!
 バトル漫画では、あとから登場したキャラのほうが強いという傾向がある。
 緩やかな強さのインフレがあるほうが健全なバトル物だし。
 それで行くと花田のほうが鎬昂昇より強いって事になるんだよな。
 試合前のやり取りを見ている限りでは、確かに花田のほうが強そうに見えた。

 だが、鎬昂昇はその後に技を進化させ、兄を超え、強くなっていった。
 ドイルに不覚を取って敗北する。
 だが、むしろ修羅場を知ったのでイイ風貌(かお)になったと思えば良かろう。

 花田はどうか?
 最大トーナメント出場権をかけて加藤と闘い、金玉を一個潰されてしまった。
 修羅場を知ったという意味では、かなり上位クラスだ。

 でも、その後に闘う花田を見た者はいない。
 道場を出て方々で闘ってきたようだが……
 まあ、とにかく傷物者同士の勝負という訳です。

 特徴としては、打撃と組技で味のある攻防だ。
 ただ、花田は打撃もいけるオールラウンダーでもある。
 なんでも有りの勝負では、花田のほうが有利か?

 もっとも鎬昂昇の指技は組んだ状態からでも出せるだろう。
 花田は防御が甘いところがあるので、喰らっちゃいそうだな。
 ここで花田が鎬昂昇を倒してジャックに挑むというのも流れ的に良くない。

 まあ、ここはジャック・ハンマーvs鎬昂昇を師匠の本部以蔵と、親友(ダチ)の加藤清澄と見に行ってもらおう。
 驚き役ゴールデンコンビ+神解説の復活だッ!

追記2 (23/10/26)

「休載(にげ)ました」「はい?」
「休載(にげ)ました」
「はい?」



 『刃牙らへん』は緊急休載だ!

 特に理由はないッ
 横綱が休場するのは当たりまえ!!
 日曜閉店! 刃牙らへんがきてくれない――!!!
 協会にはないしょだ!!!

 そして、来週は『ゆうえんち』なので2週休みだぞ。
 つまり連載からの掲載率がついに50%を切った!
 今までの勝敗(掲載)を振り返ると○○×○××○×○××だ。
 まずは5勝6敗が確定した。

 刃牙がいつ登場するかだけでなく、掲載率も賭けの対象になりうる確率だぞ。
 いっこうに刃牙らへんなあ(否定形)

週刊少年チャンピオン2023年48号
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追記3 (23/11/1)

「一応ギソーコウサクしたんだけどなぁ」「一週まちがえて先週も休載しちゃったけど」
「一応ギソーコウサクしたんだけどなぁ」
「一週まちがえて先週も休載しちゃったけど」



 『刃牙らへん』は緊急休載だ!

 先週の『刃牙らへん』は休載だ!
 そして、今週は安定の定期休載で『ゆうえんち』がかわりに載る。
 臨時休載があっても定期休載は休まないッ!
 それが『刃牙らへん』である。

 なにしろ主人公・範馬刃牙が積極的に休んでいるのだ。
 連載5話目まで出番なしです。
 この記録をどこまで伸ばせるのか?
 新連載になっても主人公は出てこないッ!
 それも『刃牙らへん』である。

 まあ、長期連載作品だから年単位で主人公が出てこない事もあるかもしれない。
 『ゆうえんち』だって主人公・無門の出番が無い時期もありました。
 漫画版は若干展開を変えていて、無門のいないシーンは簡単に済ませている場合もある。
 原作小説の長さを考えると長期連載になるのだろうが、濃密に走りぬけるのか!?
 刃牙も初心を取りもどしたほうが良いかもしれない。

週刊少年チャンピオン2023年49号
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追記4 (23/11/8)

「見たいしょ 下剋上ッ!!」
「見たいしょ 下剋上ッ!!」


 予期せぬ2週連続休載からの連載再開だ!
 これは波乱の展開が待っている前兆なのだろうか?

 花田純一が鎬昂昇を倒す。
 重傷の鎬昂昇に代りリザーバーとして花田がジャックと闘う。
「悪いね。オレの師匠も総入れ歯で、総入れ歯の弱点は知っているンだよ!」
 ジャックの入れ歯を奪い取って弱体化に成功だ。

「あんたが歯を武器とするなら、オレは地面を武器にする!」
 20年以上も引っ張った花田の必殺発言が、やっと実現する!

 実際に地面を武器にするってのは強力だ。
 連載当時は、このセリフにワクワクしたんですけど不発だったもんな。
 なお、「地面を武器に」というセリフ自体は合気道の塩田剛三先生から板垣先生が聞いたらしい。
 素手での人体破壊を実践した人間の恐るべき発言だ。
 それを柔術の天才・花田が実践したら、やっぱ興奮物ですね。

 花田は大物食いを実現するのか?
 それとも今までと同じく前座で終わってしまうのか?
 花田が鎬昂昇に敗北したら、本部以蔵が出てくるのか?
 連載再開は嵐の予感だ

週刊少年チャンピオン2023年50号
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2023年11月10日(50号)
第6部 第6話「どっちがイケる」 (1334回)

 腹に凶器を秘めた二頭の野獣が出会った!
 ならば、勝負でしょう。
 と言う訳で鎬昂昇と花田純一が本部道場で勝負する流れになる。

 でも、鎬昂昇はジャック・ハンマーとの試合が決まっている。
 怪我をする訳にはいかない時期だ。
 負傷しそうな組手は遠慮させていただきたい気持ちだろう。

「ゆきがかり上―――」
「止むを得ず始まってしまった――」

「だったらこれは「実戦」だ」

「ならば」
「開始の合図はいらんな」

 もう開始(はじ)まっていた!
 見ているこっちですら、気持ちの切り替えが間にあわない!
 花田純一が誘い、鎬昂昇が受けて、本部以蔵が認める。
 一流は一流を知る、と言わんばかりの会話ですね。
 ん? みんな一流で良いのか?

 突発的に襲ってくる暴力に対応するのが武だ。
 と考えるなら、いきなり戦闘になるのは非常に武術的なのだろう。
 でも「御冗談を」と言って戦闘回避するのも武術だろうけど。
 武術は幅広く奥が深い。

 鎬昂昇vs花田純一は、もう開始(はじ)まってしまった。
 これは本部以蔵が焚きつけた感じか?
 愛弟子(?)である花田に利益をもたらすために、流れを作ったのかも。
 どちらにしても鎬昂昇はその気になってしまった。
 他所の道場で喧嘩するのは非常に危険なんだけど、ちゃんと逃げ道を用意しているのか?

 鎬昂昇は無造作に近づき、右手で花田の胸倉をつかむ。
 空手家である鎬昂昇が柔術家である花田を掴んだッ!
 あえて不利な間合いに入ったぞ。
 柔術有利の間合いでも勝てるという自信があるのか?
 でも、ちょっと油断しすぎじゃね?

 この間合いでも有効な打撃はある!
 鎬昂昇は左の膝蹴りで花田の金的を狙う!
 狙いは、花田の金玉――略して花金だッ!
 しかし、加藤清澄に1個つぶされた経験のある花田の股間に死角はない!
 軽く左手でガードし、膝蹴りを押さえる!

 まだ、間合いは近いままだ。
 ここから組むのか?
 と昂昇は空いている左手で正拳突きを放つ。

 なお、昂昇が花田の襟をつかまなかったのは、ドイルがやった襟にカミソリを警戒したからかも。
 ドイルに敗れた鎬昂昇は再戦のために、ドイルの情報を集めて対策をとっているのだろう。
 隠し武器に不覚を取ったことで、鎬昂昇は改めて武を学んだのかもしれない。

 鎬昂昇は胸ぐらを掴んだまま、左正拳突きを放つ。
 花田は頭を傾け避けた。
 さらに左正拳突きを放つに右腕を絡めて、肩関節を極めに行く!
 鎬昂昇は手をついて身体を浮かせ、蹴りで反撃だッ!

鎬昂昇が蹴りで反撃!

 ほお〜〜〜、あの体勢から蹴りが出よったか。
 まるで本部の弟子(ヒゲ)と闘った時の加藤だッ!
 攻撃してくる相手の腕を取って、関節技に入る。
 似たような技の入りかただったので、これは本部流の基本技なのだろう。
 定番だけに研究されて定番の返し技が開発されているのか?

加藤清澄が蹴りで反撃!

 本部の弟子(ヒゲ)は加藤の目潰しを額で受けて、腕を捕り、打撃を与えてから関節技に入った。
 花田は鎬昂昇の正拳突きをよけて、そのまま関節技に入る。
 打撃をよけることができたのは、花田のほうが技量が上だからだろう。

 打撃を入れずに関節技に入ったのは、花田の驕りか?
 結果的に、どちらも関節技を極めることはできなかった。
 だが、本部の弟子(ヒゲ)と違って花田は頑丈(タフ)なので、ここでダウンしたりしない。

 さらに、そんなんじゃジャックに勝てんと説教で反撃だ。
 膝をついてダウンしているのに、なんか上から目線だぞ!
 思わず話を聞いてしまい、鎬昂昇は追撃のチャンスを逃す。
 花田は修羅場を経験して、少なくとも話術をレベルアップさせたようだ。

 だが、花田の話は途中で終わる。
 鎬昂昇が貫き手で攻撃してきたのだ。
 ロボットの合体中や、変身中や、喋っている途中で攻撃するのはマナー違反だ!
 でもマナーやルールを破るのも、また武である。
 武術的には、だらだら喋っていた花田が悪い。――――のか?

 鎬昂昇の攻撃は花田の頬を裂いていた。
 鍛えぬいた指先を回転させて切り裂いたのか!?
 殴るより、刺す・切る攻撃が鎬流だ!
 これこそが鎬昂昇の武である。
 鎬昂昇が本気になって来たぞ!

 そして花田も本気になる!
 上着をブワっとゾブッと脱いだッ!
 これも武なのか!?
 よく分からんが、とにかく体術が優れている事は分かる。

 花田は脱いだ上着を鎬昂昇に蹴り飛ばした。
 だが、鎬昂昇は上着を手刀で真っ二つにする。
 針金切りを達成した鎬昂昇だ。
 宙に浮いた布を斬るのだって余裕だ!

 今のところ、花田だけがダメージを受けている。
 やっぱり、鎬昂昇の優勢なのか?
 この上着攻撃に二重の罠とか仕掛けていたり、……しないかな?
 次回につづく。


 花田は強くなって帰って来たのか、噛ませ犬なのか判断つかない。
 だから、ギャグなのか 真面目なのか反応も難しいのだ。
 噛ませ犬ならダメ描写だ。
 実力者であるなら、貫禄と余裕を見せた事になる。
 このわからなさも武なのか?
 刃牙らへんは、わからへん……

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追記 (23/11/15)

問:強さの秘訣は?

強さの秘訣は?


 二週連続掲載の『刃牙らへん』だぞ!
 本当に載っているかどうかは、現物を見るまで安心できないけど。
 期待しすぎるとダメージがデカいので、楽観しすぎない事が肝要である。

 鎬昂昇vs花田純一は、意外と長い攻防だ。
 いや、次回で決着かもしれませんけど。
 この勝負が面白い・楽しみと言う、コメントをいただきました。
 確かにこの勝負は、どちらが勝つのか分からない。
 だから面白い!

 今までの新キャラvs既存キャラという構造だと、普通に新キャラが勝つと予想してしまう。
 ピクルや宮本武蔵と戦うキャラには敗北が義務づけられていた。
 そこで勝っちゃう本部以蔵とかはいたんですけど。

 既存キャラ同士だと、そこが違う。
 話の流れ的には鎬昂昇が勝つのだろうが、花田純一が勝ってジャック・ハンマーと闘っても何ら問題ない。
 むしろ、ジャックに土をつけた本部以蔵の愛弟子にジャックがリベンジするという筋書きができる分だけ、美味しいかも。

 勝敗が予想つかないという点では最大トーナメントのズールvsデントラニー・シットパイカーみたいな趣がある。
 ――――いや、ムエタイは勝てないという予想があったのでちょっと違うか。
 三崎健吾vsマイク・クインかな、本気で予想がつかなかったのは。
 武道vsプロレスという点が鎬昂昇vs花田純一と共通していますね。

 修羅場を踏みまくったという花田純一の柔術+プロレス+修羅場術が炸裂するのか?
 師匠譲りの煙幕玉とか、プロレス仕込みの毒霧で鎬昂昇を仕留めるかもしれない。
 鎬昂昇は、まだまだ卑怯技に弱そうなイメージあるし。
 プロレス的な残虐技を使うジャックと花田は意外と噛みあうのかもしれないぞ。

週刊少年チャンピオン2023年51号
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2023年11月16日(51号)
第6部 第7話「花田派と鎬流」 (1335回)

 地下闘技場で最初に範馬刃牙と闘う姿を見せたのが、鎬昂昇だ。
 そして、二番目に刃牙と闘う姿を見せる予定だったのが花田純一である。
 実際は色々あって、花田が刃牙と闘うことは無かったけど。
 そんな、刃牙らへんに縁のある二人が本部道場で遭遇戦となる!
 不意な暴力に対処してこそ、武だッ!

 花田は脱いだジャケットを投げつける。
 視界をさえぎる煙幕がわりか?
 鎬昂昇は空中にあるジャケットを手刀で真っ二つにする!
 なんという切れ味だッ!
 日本刀だって ここまで斬れる業物は少なかろう。
 さすが斬撃空手だッッ!

 しかし、ジャケットをかわされるのは予想の範囲内だったはず。
 真っ二つにされるとは思っていなかっただろうけど。
 それでも、わずかな時間が稼げた。
 この数瞬を どう活かすのかッ!?

 なにも、しないッッ!!
 Why!?
 なぜ、見てるだけ?
 花田よ、お前は何がしたかった??

「今のは「本部流」…?」
「或いは「プロレス流」?」

「隠し武器は本部先生の特許」

「花田派は非武装を旨としている」

 徒手空拳で闘うと宣言だッ!
 Whyッッ!?
 素手の本部は、飛べない豚以下だよ!
 武器のない本部流なんて、ルーのかかっていないカレーライスだ。
 正気かッ!?

 武器を使えば柳龍光にも、ジャック・ハンマーにも、宮本武蔵にだって勝てちゃう本部以蔵だ。
 しかし素手だと金竜山に負ける。
 花田は素手なら本部より強いのかもしれないけど、それでも加藤清澄以下だ。
 加藤よりも金玉一個分は弱い。
 なぜ素手にこだわるのか?

 潜り抜けてきた修羅場の数々が妙な自信を与えてしまったようだ。
 どういう修羅場だったのか、知りたいような、どーでも良いような……
 とにかく、素手でも充分に強いという自信を持っちゃった。
 そういう自信がもてるような修羅場だった、と。

 師匠の本部って、自分は素手だと弱いと認識していた。
 だからこそ、武器術も含めて闘争の領域を広げようとしたのだろう。
 範馬勇次郎だけは素手で倒したいとこだわっていたみたいだけど。
 変な こだわりは危険だという実例ですね。
 今でも本部は範馬勇次郎を素手で倒したいと思っているのだろうか?
 範馬勇次郎は光の速さで強くなっていくから、もう最大限に武装しても勝てなさそう。

 服を投げつけての目隠しは、鎬昂昇も刃牙にやっている。
 初めてやって成功するのは難しいだろうし、鎬昂昇も練習していたのだろう。
 視力を奪う鎬流の特殊な戦術ですね。
 だから、服を投げつけての目隠し対策もしているのかも。
 ジャケットを投げつけたものの、鎬昂昇に隙が無いから花田は攻めなかったのかもしれない。

 仲良くご歓談中、と思わせて鎬昂昇が飛び後ろ回し蹴りだ!
 打点が高いッ!
 身の軽い見事な攻撃である。
 だが、そこは天才・花田純一だけにこめかみを軽く切られただけで避けていた。

鎬昂昇の連続斬撃ッ!

 鎬昂昇が追撃の斬撃ラッシュだ!
 一撃一撃に捻りが加えられているぞッ!
 これは全てが斬撃で、全てが新紐切りなのか!?

 鎬昂昇の新紐切りは腕を360度回転させることで、凄まじい破壊力を生む。
 体内に指を突っ込んで神経を一瞬で切り裂く。
 ただ、それだけの大技だからモーションが大きく隙もあり、連打もできなさそうだった。
 今の鎬昂昇は新紐切りを進化させて、普通の打撃として使用できているようだ。

 とは言え、花田も天才と言われた男だ。
 鎬昂昇が締めに放った突きをかわしつつ、腕を捕り投げたッ!
 肘関節を極めつつ投げている!
 これはッ!? 花田って、やっぱり天才だったのか!?

 だが、投げられた鎬昂昇は空中で身体を立て直し、足から着地する。
 受け身どころじゃあ無い!
 猫みたいな着地能力だ!

 空手は立って戦うことを選択した武術なので、倒れたくない。
 鎬昂昇は軸足を蹴りで刈られても、投げ飛ばされても ふんわりと着地する。
 空手家らしい身のこなしだ。
 範馬刃牙との試合で 腕を取られて投げられた時も、同じように足から着地していた。

 花田は花山薫のバズーカ砲みたいなパンチで鍛えたので、今回も投げられたらしい。
 これが潜り抜けてきた修羅場ですか。
 つい さっきの修羅場なんですけど、ほかの修羅場はどんなだ?

 攻撃を受けた花田の手足は切り傷で血だらけだ。
 斬撃空手は防御する手足を切り裂く!
 まさに真剣を素手で受けたようなダメージがある。
 ジャックの噛みつき攻撃に匹敵する切り裂き攻撃だな。

 ここで本部が勝負を止める。
 ダメージが組手の域を超えた!
 愛弟子のダメージが大きいようだとすかさず止める。
 やっぱりホーム試合の利ってやつですね。
 審判が味方だと、勝てないかもしれないが、少なくとも負けない。

 本部としては鎬昂昇がどれだけ進化しているのかを見たかったのだろう。
 そして、花田を修羅場に叩きこむことで、さらなる成長を期待する。
 天才と呼ばれた花田だけに、まだ伸びしろがありそうだ。
 もしかしたら相撲に勝てるかもしれない。

 花田はプロレスを格闘演劇と言っている。
 じゃあ、なんでプロレスラーやっていたんだろう?
 体格良いから「プロレスやったらモテるよ」とスカウトされてホイホイのっちゃったのかも。
 それなりに続けていたから、好きだったのだろうけど。

 そして、現在は本部流柔術・花田派だ。
 本部流の武器術も、プロレスの経験も捨て去ってしまったらしい。
 花田は天才なのかもしれないが、ちょっと才能を無駄使いしているのかも。
 もっと特定の技術に集中して鍛えていれば……
 素手へのこだわりは範馬勇次郎なみっぽいし、範馬刃牙とも互角にッ!
 いやいやいや。さすがに刃牙らへんには 届かへん。


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週刊少年チャンピオン2023年51号
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追記1 (23/11/21)

休載デハナ
 休載デハナ

 鎬昂昇vs花田純一は鎬昂昇の勝利だッ!
 本部以蔵の判定だから、少し不安もありますが。
 花田の投げは決まれば一発逆転の可能性がある必殺技だし。

 でも、対ジャック戦の前哨戦としては、なかなか見ごたえのある組手だった。
 花田が勝って、ジャックに挑む展開もありだとは思うんだよな。
 さすがにジャック相手では鎬昂昇も花田純一も勝てまい。
 武器ありとはいえ、勝った本部以蔵がすげぇ。

 懐かしい人が順番に出てきている『刃牙らへん』だ。
 そうなると、次はマウント斗羽が出てくるのか?
 まだ死んだふりをしているはずだけどな。
 『ゆうえんち』で、タケミカヅチの襲撃に対抗して現役復帰するシーンがあったので、逆輸入で本編でも復活ありかも。
 そして、今度は鎬紅葉の登場か?

 まあ、妄想の前にジャック・ハンマーvs鎬昂昇だ。
 鎬昂昇が全ての打撃を新紐切りで連打するという新必殺技を完成させていたのなら!
 防御が甘めのジャックを倒せるかもしれない。
 咬合筋をつかさどる神経を切る!
 視力にかかわる神経が首にあるんだから、咬合筋は尻にあってもおかしくないな。

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追記2 (23/11/29)

連載再開 出番無しッ!?
 連載再開 出番無しッ!?
 主人公・範馬刃牙の出番はあるのかッ!?

 先日、TV番組『謎解き戦士!ガリベンガーV』に板垣先生が出演していた(21話22話)。
 相変わらず板垣先生は昔のネタを忘れがちですね。

 希望の対戦カードという話ではジャック・ハンマーvs花山薫に板垣先生も興味をひかれていた。
 どちらも防御をあまりしない者同士のパワー対決だ。
 勝敗の予想がつかない。
 これは確かに見たいカードだ。

 鎬昂昇が花田純一と相打ちになっていれば、代打で花山が参戦していたのかもしれない。
 いや、今からでも交代があるか?
 今後の鎬昂昇は危険かもしれない。

 既存キャラ同士の未知の対決を考えると、やっぱり烈海王の喪失が痛い。
 烈海王vsジャック・ハンマー、烈海王vs花山薫、烈海王vs独歩、烈海王vs渋川剛気、烈海王vs郭海皇ッ!
 胸躍るカードがいくつもあったはずなんだけど……。
 異世界転生から転生戻りとかダメですかね。

 それとファンの間で話題になっている、ドリアン冤罪説も出てきていた。
 朱沢江珠は範馬勇次郎が夫である朱沢鋭一を殺した事を誤魔化すため、2mを超える白髪の老人が犯人だと言った。
 この外見的特徴が、ドリアンとそっくりなので誤認逮捕になったんじゃないのかと言う説だ。
 ネットではかなり初期(1998年ごろか?)に生まれた説ですね。

 板垣先生も感心していたし、ドリアン復活とともに冤罪となる可能性もあるか?
 ただ、ドリアンはそれ以外でも殺人を犯しているので、無罪にはならないだろうけど。
 他の死刑囚たち――――、ドイルは無関係なロブ・ロビンソンを襲撃したり、警察に侵入したりで他にもやっていそう。
 スペックと柳も脱獄の際に殺人をしている。
 こいつら4人は無罪にならなさそう。

 ところが、シコルスキーだけは格闘技関係者しか襲っていない。
 松本梢江を拉致しているが、範馬勇次郎の指示で刃牙を焚きつけるためにやった事のようだ。
 意外と紳士的な行動をしている。
 実は大統領を批判した思想犯として収監されていたのかも。
 既存キャラ復権の『刃牙らへん』だし、死刑囚たちの復活もあるかッ!?




2023年11月30日(53号)
第6部 第8話「親子」 (1336回)

 範馬勇次郎とジャック・ハンマーが並んで歩いているッ!?
 これは激レアだッッ!!
 歴史的快挙と言っても良かろう。
 ついに範馬勇次郎が、範馬刃牙以外の人間を息子と認めたのかッ!?

 範馬勇次郎とジャック・ハンマーは、実の親子だ。
 でも、半径2m以内にいた時間が合計でも5分ぐらいしかない。
 それぐらい疎遠な親子だった。

 ジャックからしてみたら、母を辱しめ捨てた父だ。
 いや、本当のところはどう思っているのか分からないんだけど。
 昔の範馬刃牙と同じく、ジャックも父・範馬勇次郎を素手で倒したい男だったようだ。
 ジャックが登場してから長い年月がたって、やっと親子の心情が語られるのか?

 勇次郎とジャックは目立ちながら歩いていく。
 ジャックは243cm 201kgの超巨漢だ。
 人類最大級の身長を誇る。
 ホッキョクグマが歩いているぐらいに目立つ。
 一方の範馬勇次郎は圧倒的な戦闘力からかもしだされるオーラがスゴい。

色彩(いろ)は紅蓮
 色彩(いろ)は紅蓮

皮膚からは金属質な光沢が放たれる
 皮膚からは金属質な光沢が放たれる

 赤くて、メタルッ!?
 オーラがあるから なんとなくそう見えるとかじゃあ無いのか!?
 範馬勇次郎がどんどんとホモ・サピエンスから逸脱しようとしている。
 ホモ・アカクテメタルッスだッ!

 そういう意味では、刃牙とジャックは赤とメタルが足りない。
 これが血が薄いという事なのか?
 まあ、刃牙は幼年編のころは髪が赤かったし、少し濃いのかも。
 そのうち、赤くてメタルな新手の兄弟が出てくるかもしれない。

「身長が高ければ有利」
「ならば身長を伸ばしゃイイ」

 ジャックは骨延長手術で身長を伸ばした。
 常識を無視して 強さへの最短距離をとった行動だ。
 妥協なき強さへのこだわりとも言える。

 宮本武蔵は高いほうが強いと言った。
 孫子でも『凡軍好高(およそ軍は高所をよしとする)』と言う。(孫子 行軍篇)
 ただ、剣道の有段者でもある作家・峰隆一郎は低い方が(腕の角度が水平に近づきリーチが長くなるので)有利だと言っている。
 高所をとっても、三国志の馬謖は水を断たれて敗北した。
 何事も絶対は無いのだ。

 海上自衛隊「特別警備隊」創設に関わった伊藤祐靖によると、『人間の急所は下半身に集中していますから、背が高いということは、弱点をさらして歩いているようなものなのです。ですから、大きいと格闘でやられてしまいます。』との事だ。(伊藤祐靖 × 成毛眞 特別対談(2)
 ジャックは……、ちょっと身長を伸ばしすぎたかもしれない。
 身長を伸ばす手術は、もっと慎重に行おう。

「「噛みつき」という聖地に 独り踏み入った」
「稀なる純度だ」

 ひとまず、身長の事は置いといて、範馬勇次郎が噛みつきを褒める!
 噛みつきを技術に組みこんだ戦闘体系を作ったッ!
 最大トーナメントだと「噛みつき(バイティング)など戦場格闘技では基本の一つにすぎん」G刃牙42巻 370話)
 などと言っていたんだけどな?

 えっ、なに、このデレは!?
 急に基本の一つを褒めはじめたぞ。
 なんか不吉すぎる。
 ジャック、死ぬのか? 明日、死ぬの??

「アナタニ――」「初メテ褒メラレタ」
「アナタニ――」
「初メテ褒メラレタ」

 照れた!?
 ジャックが汗を大量に出しているぞ!
 それって、嬉しいの表情なのか!?
 汗の感じや、サァ…って擬音も恐怖みたいだ。

 ジャックは、生まれも育ちも特殊だから承認欲求を拗らせちゃったんだろうな。
 ちょっと誉めただけで、こんなんですよ。
 ファイトスタイルは荒っぽいけど、精神的にちょろい。
 言葉への防御力が激甘じゃないですか。
 蜂蜜に砂糖を入れて煮込んで濃くしたぐらいに甘い。

 初めて褒められたも何も、父親とちゃんと会話ことも初めてじゃないのか?
 やっと父親に息子として認められた感じだ。
 ストイックに育ちすぎたジャックは、ほめに弱いのかも。

 このあと親子で飲みに行くのか?
 ジャックは、酒とか飲みなれていなさそう。
 もしかしたら、初飲酒かもしれない。
 牛乳と豆乳とプロテインを甘酒でわったスペシャルカクテルを嗜むぐらいか?
 それとも、ステロイドとプロテインのブレンドかも。

 増強剤… 興奮剤… 様々な化学物質 身体によかろうハズもない。
 しかし、だからとて健康にいいものだけを採る、これも健全とは言い難い。
 毒も喰らう。栄養も喰らう。
 両方を共に強さへとつなげ―――血肉に変える度量こそが食には肝要だ。

 勇次郎はなんどか飲みに行く姿を目撃されている。
 刃牙との問題も片付き、穏やかになったのだろう。
 ジャックと歩いていたのも、穏やか勇次郎としての行動だろうか?
 なんかデレ期レベルが大変なことになっている。
 褒められなれていないジャックは、このまま褒め殺されてしまうのか!?

 持ち上げてから落とす前フリだったりして。
 いまだに未登場の刃牙を褒めるための足場として、ジャックを誉めているだけだったりして……

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週刊少年チャンピオン2023年53号
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追記 (23/12/6)

「刃牙らへんが」「2週連続掲載した」
「刃牙らへんが」「2週連続掲載した」

 板垣先生と、範馬刃牙役の島ア信長さん、範馬勇次郎役の大塚明夫さんの座談会がYouTubeで公開されている!(前編後編
 いきなりコーヒーではなく赤ワインを所望するなど、板垣先生のフリーダムが止まらない!
 これが不自然主義を超えた天然主義なんだろうか?

 島ア信長さんは、刃牙道などもちゃんと読んでいてネタに対応できている。
 この人は、普通に刃牙ファンですね。
 大塚明夫さんはトークが達者で良い声でのボケをかませてくるぞ!

 これ未公開映像も合わせてBDの映像特典にすれば良いのに。
 刃牙は、なんか商売下手だ。
 人気あるから特典を豪華にしなくても買ってくれるとなめてないか?

 刃牙の料理で食べたいのは、なにか?
 私はTレックスのステーキだな。

 板垣先生は食べたことのあるものを描いている。
 と同時に食べられない物も想像で描いている。
 矛盾した発言をしているあたりが、さすが板垣先生だ。
 感覚だけで喋っている。
 14kgの果糖水は喰らった事あるのか聞いて欲しかった。

 無人島に一緒に行きたいキャラは誰か!?
 こういう質問で常にガチなサバイバルを想定しちゃうのが板垣先生だ。
 無人島に3つ持っていくなら、何にしますか?と質問されて、ナイフ・水筒・毛布と答えているぐらいだし。
 板垣先生が自衛隊だったころは仮想敵国がソ連だったはずだし、遭難するなら極寒の無人島なんだろうな。
 ガイアは頼もしいんだけど、生のヘビとか食べさせようとするから大変そうだし。
 刃牙世界の住人は危険すぎるので、遠くから見ているぐらいが ちょうど良いのかも。

週刊少年チャンピオン2024年1号
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2023年12月7日(1号)
第6部 第9話「帰ってこい」 (1337回)

 ジャック・ハンマー vs 鎬昂昇が迫る!
 花田純一の割り込みでカードが変わる心配もあったが、無事に開催されそうだ。
 本当に花田はなにをしにきたんだろう?
 なにも考えていないという可能性もあるけど。

 鎬昂昇は上半身裸で鍛錬に余念がない。
 半裸の昂昇を熱い視線で見守るのは、兄の鎬紅葉だ。
 鎬昂昇は指のみでの倒立をしている。
 両手の人差し指、中指、親指、合計6本の指だけで倒立だ!

 指先を極限まで鍛えるのが鎬流の斬撃空手である。
 こうやって鍛えていた訳ですね。
 ただ、鎬昂昇はここまで筋肉を鍛えていなかったと思う。
 ずいぶん太くマッチョになったな。

 兄の鎬紅葉は医学知識を基に自分の肉体を鍛えあげた。
 弟の昂昇の肉体も医学知識で鍛えて太くしたのだろうか?
 みんながマッチョになると、個性が無くなっちゃうな。

 斬撃はスピードが命だ。
 あまり体重を増やすと遅くなるから、体重をしぼっていたのかもしれない。
 今の鎬昂昇は速さと強さを兼ね備えているッ!?
 紐切りもより進化しているのかも。

 鎬昂昇は動きにおける身体の位置などを見直していたらしい。
 まるで体操選手のような動きだ。
 片手で身体を支えたりとアクロバティックな動きをする。
 これは地をはうような動きでの攻撃を考えているのだろうか?

新・鎬昂昇?

「武術家はルーズすぎてる」
「攻防の緻密度」
「空中での操作性」
「確かに体操からも学ぶべきだ」

 体操やダンス選手たちの身体能力は高い。
 オリンピックでもブレイキングが採用されたし、その運動能力は注目されている。
 昂昇も 体操の動きをとりいれたのだろうか?
 全身で回転する超紐切りとか開発しているかも。

 ただ、戦闘の場合は派手な動きより、地味だろうと効く技のほうが必要だ。
 飛んだり跳ねたりする必要性が少ないのだろう。
 剣術でも東国の剣術は重厚な動きなのに対し、宮本武蔵と戦ったとされる吉岡憲法の吉岡流などの京流(京八流とも言われる)は跳躍して戦う派手な技だったらしいが、現代に伝わっていない。
 吉岡流は何度も跳躍して疲れたところを斬られた話もあるし、地味に戦うほうが良いのかも。

 鎬昂昇は体操の動きを取り入れているのだろうか?
 斬撃空手を進化させて、空中斬撃空手になる!
 う〜む、空の字がかぶってしまった。
 まあ、なんか新要素を取り入れていそうだ。

 鎬昂昇はつづけてつり輪で十字懸垂を指のみで行う。
 兄・紅葉も範馬刃牙との試合前に控室で十字懸垂をしていたものだ。
 紅葉さん、勝手につり輪を取りつけて怒られなかったんでしょうか?
 兄弟で同じ動きをしている所に絆を感じる。
 やっぱり兄は弟になにか策を授けているのか?

 じゅうぶんに準備している鎬昂昇であった。
 だが、相手は死ぬほどドーピングをして、チタン製入れ歯で噛みつきをする、範馬勇次郎の息子であり、骨延長手術による人工巨人ジャック・ハンマーだ。
 猛獣を超えた怪獣なみの危険度があるッ!
 あと、要素を盛り込みすぎだッッ!

 前回、勇次郎とジャックが珍しく親子の会話をしていたがドーピングの話題が出なかった。
 要素盛りすぎて、ドーピングが入らなかったじゃねーか!
 ドーピング薬の副作用で範馬遺伝子の発動が阻害されて、鬼の背中が発現しない疑惑もある。
 薬の使用に関しては、ちゃんと議論した方が良いと思うんだけど。

 鎬昂昇にはスーパードクター鎬紅葉がついている。
 ドーピングを裏返す秘策もあるのかもしれない。
 無いかもしれないけど。
 ジャックと闘う場合のセコンドとして、鎬紅葉が頼もしいのは確かだ。

「生きて帰りさえすれば――」
「必ず治療(なお)す」

 紅葉が力強く約束した!
 熱き兄弟の絆だ!
 紅葉は梅澤医師に切断された肉体をくっつける手術を教わった。(バキ道5巻 44話
 指を噛み切られても、治せる!
 ただ、ジャックは指を噛み切って飲み込んじゃう可能性があるので油断できない。
 その場合は、チタン製の指をつけるのか?

 徳川光成は花田純一と話をしていた。
 ナイフ一本で猛獣に勝てるのか?
 素人には無理だけど、プロのナイフ使いなら!
 たのもしく答える花田だけど、本部流柔術花田派は素手での戦闘にこだわるんだよね?
 花田ではなく 本部流の兄弟弟子を呼んでくるのか?

 ナイフと言えば、自衛隊レンジャーのナイフ使いの人だ。
 あとガイアもナイフ術が優れていると言われている。
 もちろん本部以蔵の武器術も侮れない。
 この3人がナイフ使いのトップ3だろうか?

 ジャックvs鎬昂昇の前座として、猛獣vsナイフ使いをやるのだろうか?
 それともジャック=猛獣、鎬昂昇=刃物という比喩なんだろうか?
 そこに花田純一はどうからむのか?
 無精ヒゲってのは、ナイフで剃るために伸ばしておくもんなんだよ!
 ってな感じで、花田が武器解禁したりして。

 今回は、けっきょくジャックが出てこなかった。
 勇次郎とあの後どうなったんだろう?
 酒を呑みに行ったのか?
 ジャックは、ふだん酒を呑んで無さそうなので、二日酔いになって戦闘不能になっているかも。
 ドーピングとアルコールの相性が悪くて、緊急心不全になって死んでなければいいんだけど。

 そろそろ試合が開始(はじ)まるのか?
 あと、範馬刃牙の出番も少し気になる。
 少しだけだけど。
 刃牙らへん、なかなか始まらへん!

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追記1 (23/12/13)

「刃牙らへん休載だよ」「代役として――」「刃牙らへん体操を踊ってもらう」「全身タイツで――」
「刃牙らへん休載だよ」
「代役として――」
「刃牙らへん体操を踊ってもらう」
「全身タイツで――」


◆無門に突きつけられた恐るべき試練ッ!!

『刃牙らへん』は安定の定期休載で『ゆうえんち』が掲載されるぞ!
『ゆうえんち』は今年最後の掲載になる。
 1年前は無門の卒業式直前だった。
 戦う理由ができて、"ゆうえんち"を探し、波乱の1年でしたね。

 いっぽうの『刃牙らへん』は12/28の3+4号に掲載予定だ。
 休載が無ければ、掲載ですね。
 あまり安心できないけど。
『刃牙らへん』は、今年最後に有終の美を飾る事ができるのか!?
 まさに勝負のラスト・チャンピオンだ。

『ゆうえんち』はオリジナルエピソードを挟みつつ、じっくり漫画化している印象だ。
 ページ数が多いとはいえ月イチ連載では寂しいな。
『刃牙らへん』のペースがペースなので、2024年は『ゆうえんち』隔週連載とかどうですかね?
 もしくは、新しいスピンオフの連載か?

 『謎解き戦士!ガリベンガーV』でも言っていたけど、刃牙グルメってのもありだと思う。
 ガイアの極限サバイバル飯や、オリバの超高カロリー飯とか、ヤバい料理が出まくりそうだ。
 意外と独歩が料理上手そうな気もするんだけど、どうだろう。
 花山オリジナルの握撃飯とか見てみたい!
 おにぎりがッ! なぜか、餅になったッッ!

追記2 (23/12/20)

「クリスマス 初メテ」「ケーキヲ 食ベタ」
「クリスマス 初メテ」
「ケーキヲ 食ベタ」


 ストイックなジャック・ハンマーはクリスマスでもケーキは食わないんだろうな。
 チキンか七面鳥を骨ごと食べていそうだけど。

 チャンピオンはクリスマス合併号です。
 明日はアニメ刃牙感想を更新します。
 ついにTV版の放送に追いつかれて追い抜かれてしまいましたが……

週刊少年チャンピオン2024年2+3号
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追記3 (23/12/27)

出番で刃牙に勝ったッ!!
出番で刃牙に勝ったッ!!
 ※ みんな勝ってるけどね

 2023年も終わりをむかえようとしている。
 今年は『バキ道』が最終回(29号 6/15)になり、『刃牙らへん』が新連載(39号 8/24)になった。
 なかなかに激しい1年だったと思う。

 連載再開が早かったのは新キャラを出さずに、既存キャラで勝負したからだろうか?
 ピクルあたりから続く新キャラ至上主義展開をやめたのは、なかなかに画期的だ。
 しばらくは既存キャラで回していく構想らしいので、同じ路線で行くのだろう。

 個人的には花田純一が再登場したのが驚きだ。
 板垣先生に、キャラ立て失敗の代表例みたいにクソミソに言われていた花ジュンが奇跡の復活ですよ。
 いや、それほど復活していないかもしれないけど。

 他にも復活する人出てくるんでしょうか?
 拳を握れなくなって再起不能と言われたユリーが復活とか?
 ユリーのジイちゃんも片腕を失っているし、片腕のオリジナルで復活したりして。
 なんか不吉な肩書かもしれないが。

 地味に強いはずの安藤さん、……はちょっと年齢が高いので、息子が登場とかどうだろう。
 少年マンガなのに『刃牙らへん』は若者が少ない。
 求む、10代だ!

 自衛隊レンジャーの人たちはどうだろう。
 前回、花田のセリフからするとナイフ使いさんが出てくる可能性ありますね。
 2024年の『刃牙らへん』では、何が起きるのか!?
 休載は確実に発生するんだろうけど、控えめにして欲しいぞ!

週刊少年チャンピオン2024年4+5号
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2023年12月28日(4+5号)
第6部 第10話「キケン度高まる」 (1338回)

 斬撃空手の鎬昂昇と、ドーピング噛みつき範馬一族骨延長チタン歯ファイターのジャック・ハンマーが闘争(たたか)うッ!
 肩書が長いッッ!
 長すぎるッッッ!

 ジャックは控室で恒例のルーティンをしていた。
 すなわち、試合前のドーピングだッ!
 大量の錠剤・粉薬を口に入れ、水筒の水(?)で流し込む。

 水筒で飲むとは、意外とお上品だな。
 水無しで薬を食べるか、ペットボトル2リットルの水を直に飲むのかと思っていた。
 さすが寝るときはパジャマ派のジャック・ハンマーだ。
 刃牙なんて蛮族っぽくパンツ一丁でねているぞ。
 けっこう礼儀正しい少年時代をすごしていたのかも。

 昔はトイレでこっそり打っていたのに、今じゃ堂々とやっている!
 強くなるためなら手段を選ばないッ!
 死刑囚ドイルみたいな主張をしている。

 ただ、ジャックは武器を使わない。
 歯はもともと生えているから使っても美意識的にOKだ。
 薬を使っても、武器は使わないというのがジャック流のこだわりらしい。
 やっぱり、範馬勇次郎を意識しているのだろうか?

 今夜勝てたら、良し!
 そう言い切るジャックに老齢の立会人も感服するのだった。
 範馬勇次郎に勝つには明日も生きている必要がある。
 今しか生きていないジャックは何を目的としているのだろう。
 単に親からの愛に餓えているだけと言う可能性もあるけど、謎だ。

 ジャックのウォームアップはドーピングだ。
 身体を動かさない。
 野見宿禰みたいに充分に汗をかいて初っ端から全力で闘うとのは逆のスタイルだ。
 スロースタートな戦士ですね。

 ウォームアップして血のめぐりが良くなるとドーピング効きすぎ危険なのかも。
 やっぱりドーピングの過剰反応らしきマックシングは、危険なんだろう。
 危険な綱渡りの果てにしか得られない強さを求めるのがジャックなのだ。
 でも、その方向には鬼の背中が無いらしいのが痛恨の極みですね。
 いつかドーピングと共存して、ジャックの背中にラリった鬼が宿るのだろうか?


 対する鎬昂昇は汗をかいて、柔軟体操をしていた。
 柔らかい!
 まるでヨガ修行者なみだ!

柔軟な鎬昂昇

 以前の鎬昂昇はここまで柔らかいイメージは無かった。
 肉体改造をしたのだろうか?
 なんとなく天内悠っぽい。
 ちょっと不吉だな。

 兄の鎬紅葉に協力してもらってパワーアップしたのかも。
 腰の柔軟性が斬撃空手にどれだけ必要なのか、わからんが……
 この柔軟は新技の伏線だろうか?
 腕だけでなく、腰のひねりも加えて、360度回転を超えた540度回転紐切りを完成させていたりして。

 鎬昂昇を見ている花田純一も驚愕する柔軟性であった。
 って、セコンドは花田かよ?
 兄の鎬紅葉はどうした?
 花田だけでなく、本部もつけて欲しかった。
 むしろ本部がメインだろ。

 試合前にセコンドについてくれるだけで、これだけ不安にさせてくれる。
 花田純一は恐ろしい人物になったようだ。
 なにか、やらかしてくれそうな気がする。

 前回ラストで花田はプロのナイフ使いなら猛獣にも勝てると言っていた。
 アレはなんだったんだ?
 誰かがナイフ一本で猛獣と戦う流れだと思ったんだが。
 この後でだ誰かがやるんか?
 復活した花田は行動が読めない。

 試合の期待が高まる観客席の中に、帽子をかぶった範馬刃牙がいた!
 どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ!
 俺達は君を待っていたッッッ!
 範馬刃牙の登場だ――――――――ッ!?

 なんで帽子をかぶっている!?
 こっそり隠れているつもりなのか?
 いつも通りに見ていれば良いのに。
 観客は意外と刃牙に興味持たないよ。

 本当なら刃牙がジャックと闘うはずだった。
 刃牙は試合をさぼっているのか?
 それで帽子かぶって隠れているのかも。
 この試合の後で乱入して、なんか因縁つける予定だろうか?

 徳川光成と花山薫が腕組みして横並びだ。
 愚地克巳、愚地独歩、渋川剛気といういつもの面子もそろっている。
 刃牙も、この辺のグループに入れば良いのに。
 やっぱり何か企んでいそうだ。
 試合の外に不安要素がありつつ、試合開始が近付く。
 次号、2024年1月11日につづくぞ!


 試合が始まろうとしているが、ジャックと勇次郎が歩いた先に何があったのか謎のままだ。
 普通に食事して帰ったんだろうか?
 それとも、軽く飲んだのか?
 父親に認められてジャックの承認欲求が満たされちゃったら、弱体化しそうで心配だな。
 試合中に回想してあきらかになるのだろうか?

 鎬紅葉が姿を見せていないのも気になる。
 なにか罠を用意しているのかも。
 本部もいないから、協力者にしていたりして。
 ジャックが強くなるために薬を使うのなら、強くなるため武器を使う?
 鎬昂昇に無断で仕掛けられている可能性もありそうだ。

 今回、柔軟性を見せてくれた鎬昂昇でした。
 上を攻めると見せて、下攻めるフェイントも可能かも。
 足への紐切りもできそうだ。

 無駄に巨体になってしまったジャックは、金玉が無防備で攻撃しやすい高さにぶら下がっている。
 弱点があるなら、狙わないのは怠慢か?
 ジャックは股間を打たれた実績が無いから、一撃必殺かもな。
 超回転シン紐切りでジャックらへんを狙えッ!


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週刊少年チャンピオン2024年4+5号
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追記 (24/1/10)

今年は掲載と休載の良バランスを目指していただきたいッ!!
今年は掲載と休載の良バランスを目指していただきたいッ!!

 板垣恵介、島ア信長、大塚明夫の鼎談がチャンピオン紙面で公開されている!
 YouTubeでは完全版 前編後編が公開中だ!
 前にも書きましたが、こういうのをDVD特典にすれば良いのに……

 それはさておき、内容は制作裏話からアフレコ裏話まで興味深い裏話ばかりだ。
 板垣先生も、今回はノンアルコールでいますぜ。

 刃牙世界で一番成長したのは範馬勇次郎と言う話は以前からしていたが、今回も改めてしている。
 とくに今回は刃牙と絡むから人間味が増している感じだな。
 最初のころは毎日人を殺傷せずにはいられない危険な人間だったのに、今じゃあ丸くなった。
 刃牙と勇次郎は、互いに歩み寄った感じですかね。
 今後は毎日息子を愛でずにはいられない危険(別の意味で)な人間になるのかも。

 エア味噌汁で、誤魔化したら負けと言われていた。
 確かに強者なら鷹揚にかまえていれば良かった。
 そうすると、ジャンケンに負けて誤魔化した時から負けは始まっていたのだろうか?

 今後の勇次郎はどう成長していくのだろう。
 刃牙以外の子供も愛ではじめるのか?
 『隗より始めよ』で、手近なジャックから愛でたのかも。


週刊少年チャンピオン2024年6号
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