刃牙らへん「41話〜50話」感想

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2025年3月13日(15号)
第6部 第41話「自覚」 (1369回)

 範馬勇次郎が我が子ジャック範馬にアドバイスだッ!
 不法侵入してくるあたりが、さすが範馬勇次郎だ。
 範馬勇次郎ぐらいになると、普通にドアから入ることが恥なんだろうな。
 強者には強者としての悩みと苦悩がある。

「花山 薫の何を知る…?」

 鬼父からの問いかけだッ!
 そう言われても、ジャックにとって花山はほぼ他人だし良く知らないよね。
 弟である範馬刃牙の親友が花山薫だ。
 刃牙と同じくビューティフルな格闘士である。

 ジャックと花山はともに最大トーナメントに出場した。
 ガーレンの投げをくらって花山が一発ダウンした所をジャックも目撃したはずだ。
 あの時の花山は愚地克巳のマッハ突き連打を浴びて倒された直後だった。
 滅びると言われたほどのダメージを受けていたので弱っていたのだろう。
 負けた理由にはならないかもしれないけど。

「コノ部屋ハ俺タチ親子ニハ狭スギル」
「表ヘ出ヨウ」

 ジャックは勇次郎の問いに答えず外に誘う。
 たしかに総重量400kgぐらいの肉が居座るんだから、狭い。
 ジャックの家は質素だ。
 本当に食事して寝るだけの部屋のだろう。
 闘争以外の趣味が無い。

 狭いのは確かだが、室内でも良かっただろう。
 ジャックは回答への時間稼ぎをした事になる。
 自然な流れにみせての遅延行為だ。
 ジャックは意外と駆け引き上手ですね。

 ジャックと勇次郎は歩きながら話をする。
 喫茶店に行くとかの発想はないのか?
 まあ、喫茶店も狭そうだしな。
 愚地独歩なら相手が勇次郎でも飲みに誘うだろうけど。
 ジャックだと「ちょっとそこまでドーピング決めながらプロテイン飲まない?」と誘うのか?

「何モ知ラナイ ママダト」
「何カ不都合デモ………??」

 ジャックが歩きながら切り出した。
 この返しを思いつくのに、しばしの時間が必要だったようだ。
 質問に質問で返している。
 上手い回答が思いつかなかったンですね。

 最近の勇次郎が優しくて良かったな!
 機嫌の悪い時の勇次郎なら、口答えしただけで攻撃してくる。
 ちょうど米国で発散してきたから賢者のような気分なのだろう。

「花山という男」
「尺度が並じゃない」

「異次元ニ見エルノハ――――」
「単ナル調査不足ニスギナイ」

 勇次郎は花山を誉め、ジャックが否定する。
 パパが誉めたから、ジャックさん焼きもちですか?

 そういう感情だけでなく、ジャックは合理的に人体の強さを計算できるという考えがある。
 で、あれば対戦相手を調査する必要があるはずだ。
 なのに花山について答えられない。
 ジャックはなんか誤魔化している部分がある。
 敵を知らず、己だけ知っているのは五分五分の戦いだ。

 勇次郎はジャックが骨延長手術をして、チタン歯のインプラントをした事を持ちだす。
 チタン入れ歯と言っていたけど、インプラントだったのか!
 でも、ジャックは本部戦でインプラント引っこ抜くダメージを与えられていた。
 脱着自在な入れ歯のほうが良かったんじゃないか?

 ジャックはデータ重視の物理的な男だという。
 現実主義とも言える。
 ハード主義で西洋主義とも言えるかも。

 対する花山は自分が強者に生まれたという自覚を強くもつ。
 それゆえに鍛えない。
 その誇り高さが強さを生む。
 精神主義だ。
 東洋主義とも言える。

 花山は全盛期のピクルを止めてトリケラトプスを感じさせた事がある。
 精神力は恐竜なみのパワーを生むのだ!
 刃牙も妄想パワーでトリケラトプス拳を炸裂させている。
 精神力は侮れないのだ。

 範馬勇次郎は肉体の強さがすごい。
 だが、精神性もすごすぎる。
 ストライダムは範馬勇次郎の強さは強烈な精神が支えていると言っていた。
 勘ちがいだったかもしれないが、精神力の強さがすごいのは事実だろう。
 勇次郎の考えは、ジャックより花山よりだ。
 ジャックも、もっと激しく妄想したほうが良いのかも。

 花山の武器は握力だ。
 握力だけなら範馬勇次郎にも匹敵するかも。
 花山が本気で拳をにぎると――――

「自らの「拳」を握り潰してしまうらしい」

「自らの「拳」を握り潰してしまうらしい」

 自分の重力でつぶれてしまうとは、まるでブラックホールですな。
 と言う訳で、花山薫の最終兵器は"自分の拳を握って潰しながら放つブラックホールパンチ"だッ!

 物理と精神の競い合いとなりそうなジャックvs花山戦だ。
 リアルとファンタジーの戦いともいえる。
 そうなると妄想の方が可能性が無限だからすごそうだよな。
 無限の妄想は調査できない。
 まさに計り知れないすごさだ。

 そして、次週へつづくッ!
 って、次週は『ゆうえんち』あるのに休載しないの!?
 なんかタイミング間違えちゃったかッ!?
 まさに調査できない展開だ。
 合理的な考えが、無茶に負けたッ!

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週刊少年チャンピオン2025年15号
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追記 (25/3/18)

「ゆうえんち同時掲載だ」
「休載スケジュールを間違えたとかそもそも定期休載していたワケではないとか色々あるのだが二本立てになっていることを喜ぶべきではないだろうか」
「オ父サン……ッッ」

「ゆうえんち同時掲載だ」
「休載スケジュールを間違えたとかそもそも定期休載していたワケではないとか色々あるのだが二本立てになっていることを喜ぶべきではないだろうか」
「オ父サン……ッッ」


 めずらしく『刃牙らへん』と『ゆうえんち』の同時掲載だッ!
 まさに盆と正月とゴールデンウイークが同時に襲撃するような珍事ですね。
 ……普通にスケジュールを間違えたんじゃないかと言う気がしますが。

 『刃牙らへん』はちゃんと来週も掲載だよね!?
 違っていたら、なんのための代打『ゆうえんち』なのかと問い詰めたくなるぞ。


週刊少年チャンピオン2025年16号
週刊少年チャンピオン2025年16号



2025年3月19日(16号)
第6部 第42話「邂逅」 (1370回)

 ジャック・ハンマーvs花山薫の決戦が近い!
 噛みつきvs握力だ!
 暴力に親しむ2人が激突する。
 かなり血生臭い死闘になるだろう。
 などと思っていたジャックvsピクルが割と軽かった。
 ……今回も軽いかもしれませんけど。

 ピクルにやられた傷をジャックは確認している。
 傷はふさがっている。
 縫ってもいないし、軽傷だったようだ。
 でも、切り傷が2本以上平行に走っていると傷口を縫えないって言う。
 ガイア達レンジャーが使っていた治療を使ったのだろうか?

 ジャックとしてはアミノ酸とビタミンの大量摂取で治したつもりだ。
 傷はステーキと赤ワインで治すと言っているオリバみたいですね。
 やっぱり肉を喰って直すのが格闘士としての正解なのだろう。

 回復したと確信したジャックの前に花山組の若頭・木崎久一郎があらわれる!
 No.2の若頭だけど、ちょっと貫禄が無い。
 木崎こそ肉喰ってでかくなったほうが良いかも。
 とりあえず愛飲するのを豆乳から牛乳にしてみるとか?
 花山が貫禄ありすぎるから木崎は控えめにしているのかもしれないけど。

 木崎はジャックの体調を確認する。
 敵対組織に体調を聞かれたら見栄はって元気なふりをしそうだ。
 ジャックは、ちょっと不用心だったか?

「花山 薫ガ 俺ノ回復ガ 今日ダト…」

「指折り数えて今日だと」

 花山がジャックの回復を予想していた!
 相手のダメージを確実に読み切る能力を持っているようだ。
 範馬勇次郎はダメージを一目で読み切る能力を持っていた。
 花山も同じような能力を会得したのだろうか?

 バキ世界でもっともガードしない人間は花山かもしれない。
 だから誰よりも攻撃されて傷が多い。
 数多くの負傷経験がダメージ計算の能力を覚醒させたのかも。
 戦闘において有利な能力を得たな。

 ところで木崎はジャックを誘う所で、いきなり車の中に瞬間移動している。
 木崎もなにかの能力に目覚めたのだろうか?
 それと、ジャックも木崎もちゃんとシートベルトしているのが微笑ましい。
 反社会的な人間でも社会のルール(シートベルト)は守るのかい?
 ジャックもちゃんと明日を見始めたのかも。

「そもそも大将は」
「試合が苦手でして」

「ヤリタイノハ「喧嘩」ダト」

 花山は試合が苦手だッ!
 たしかに愚地克巳との試合では不覚をとった。
 試合だと美学を貫きすぎちゃうのかも。

 スペックと戦った時は、試合でなく、喧嘩をも超えた死闘だった。
 でも花山は美学をつらぬき、ふんどし一丁で勝つ。
 パンイチの姿は、むしろ試合向きだと思うんだけど。
 路上という公共の場で、あえて全裸と言う背徳感が花山を侠客立ち(おとこだち)させるのだろうか?

 ジャックと花山は人通りの多い路上で対峙するッ!
 やっぱり路上だ!
 人目が多いぞ!
 花山薫、今日ここで脱ぐのかッ!?

「ケイサツが来るまでは5分かそこらだ」

「ケイサツが来るまでは5分かそこらだ」

 脱いでも5分以内なら逮捕(つか)まらないッッ!
 じゃあなくて、5分以内で決着をつける気だッ!
 ジャック・ハンマーを相手に短期決戦ですか。

 そもそも地下闘技場で闘わずに路上の喧嘩を選択した。
 これは徳川光成が怒りすぎて血圧アゲアゲになる奴だな。
 ちょっと、ざまぁとか思ってしまった。
 でも、徳川さんなら部下に尾行させて録画ぐらいはしている。

 路上での5分限定バトルが開始だッ!
 こんな大怪獣が戦っていたら警察官も危険だから完全防備で出動するので時間がいつもよりかかりそう。
 先制でジャックが踏み込み、拳を振るう。
 だが、顔面に拳がめり込んでいたのはジャックの方だった!

 身長もリーチもジャックの方が長いのにッ!
 どんな花山マジックだ!?
 いや、普段通りにジャックが長身の利を活かさずに攻撃したのだろう。
 ジャックがピクルと戦った時に、リーチを活かしたのはSSレアな気まぐれですね。
 拳がめり込んだまま次回につづく!
 来週から休載で再開は4/10だ!


 思ったより早い勝負開始と休載開始だった。
 2週休むなら、なぜ『ゆうえんち』がある今週に掲載する?
 謎が深まりつつ、勝負が始まってしまった。

 花山の勝負となれば、やっぱり重要なのが、どのタイミングで脱ぐかだ?
 背中の侠客立ちを見せてからが本番ですよ。
 相手が弱いと本番前に終わることもありますけど。

 一方のジャックは、相変わらず噛みつきを見せるだろう。
 さっそくの顔面パンチを噛んでいるのか!?
 超握力で高密度になった拳にチタン刃が通るのかがもう一つのポイントだ。

 勝負の鍵は、侠客立ちと噛みつきだ。
 だとすると、花山の服に噛みついて脱がすというのもありなのか?
 やっぱり この勝負は、警察が来る前に終わらせないとダメなやつだ。

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週刊少年チャンピオン2025年16号
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追記1 (25/3/26)

ゆうえんちと同時掲載 ――――からの二連休 計画性がまるで感じられない……

ゆうえんちと同時掲載
――――からの二連休
計画性がまるで感じられない……


 刃牙らへんは2回休みです。
 明日は1周遅れで『ゆうえんち』感想だ。

 2回休み……
 だったら、『ゆうえんち』掲載の先週を休んで、今週掲載、来週休載にすれば良かったのに。
 まぁ、板垣先生は、ほら、まぁ、たぶんアレな感じなのでアレなんだろうけど、そこは編集者がスケジュール管理しておくべきではッ!
 と言う事で、秋田書店が公式土下座しているらしい。(ちょっと違う


週刊少年チャンピオン2025年17号
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追記2 (25/4/2)

「全米一位」「イーロソに宣伝させて確実にヒットさせろ」「オ父サン……ッッ」

「全米一位」
「イーロソに宣伝させて確実にヒットさせろ」
「オ父サン……ッッ」


 刃牙らへんは2回休みです。
 来週、連載再開だ。

 刃牙道は今年の放送になると予想していますが、チャンピオン作品もいくつかアニメ化を控えている。
 7月からは『桃源暗鬼』と『気絶勇者と暗殺姫』だッ!

 最近はチャンピオン作品のアニメ化率が高くて嬉しい。
 ジャンプ作品のアニメ化とかに比べると、予算が少なさそうでちょっと切ないですが。

 刃牙も外伝作品のアニメ化とかありそうだ。
 低予算でも素材が良ければ面白い作品になるぞッ!
 しかし、刃牙シリーズは読み切れないほどのストックがあったはずなのに、もう少しでアニメ化に追いつかれてしまいそう……

週刊少年チャンピオン2025年18号
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追記3 (25/4/9)

「連載が再開するまでは二週間かそこらだ」

「連載が再開するまでは二週間かそこらだ」

 刃牙らへんが、連載再開だ!

 ジャックvs花山は路上で開始(はじ)まってしまいそうだ。
 試合会場では裸になれるが、公道だと裸になれない。
 そんな常識を覆して路上で脱ぐのが花山薫です。

 警察が来るまで5分かそこら。
 すでに花山は脱ぐ覚悟を決めている。
 あとは、切っ掛けさえあれば脱ぐ!

 噛みつきと握力の勝負に見えて、脱ぐか脱がざるかの勝負でもあるのだ。
 まあ、警察は花山組が総力を挙げて妨害するので、5分たっても来ないと思いますが。


週刊少年チャンピオン2025年19号
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2025年4月10日(19号)
第6部 第43話「腕っぷしだけ」 (1371回)

 噛みつきのドーピング戦士ジャック・ハンマー!
 握力の天然侠客花山薫!
 二大怪獣が路上で激突だッ!

 警察が駆け付けるまでおおよそ5分である。
 1ラウント5分の1本勝負だ。
 もっとも刃牙世界の5分は主観で5時間とかありうるぞ。

 先に動いたのはジャックだった。
 243cmの巨体を揺らして左パンチを放つ!
 対する花山はハンドポケットのままだった。
 だがハンドポケット抜拳からの神速打撃だ!

 これは龍書文のハンドポケット抜拳術か!?
 いや、花山は龍書文を見ていない。
 刃牙がコピーしたハンドポケット抜拳術を見て更にコピーしたのか?バキ道17巻 147話

 花山は刃牙の得意技である胴回し回転蹴りもコピーしている。
 けっこう器用だから見た技は再現できちゃうのかも。
 花山が鍛錬をすれば、どれほどの高みに達することができたのか……

ハンドポケット抜拳からの一撃だッ!

 ハンドポケット抜拳からの一撃だッ!
 体軸の回転も加えて最小の動きで最大の威力を出しているっぽい。
 カウンターも取っているし、ものすごい技巧派だ。
 花山は、やってみたら寸勁とかもできそう。
 握撃の方が威力あるだろうから、やらないだろうけど。

 殴られたジャックは吹っ飛んで、後頭部から落ちる。
 受け身を取れていない。
 これは大ダメージだ。
 と思ったが、ジャックは普通に起きあがる。

 殴った花山の拳が切れていた。
 噛道の必殺技"相手の打撃をチタン義歯で受けてることで逆に相手の手足を切る"だ!(長い)
 木崎が花山の拳から出血したのを初めて見たと驚愕する。
 武蔵相手で拳を刀に切られていたけど、ノーカンですか?
 まあ、素手っぽい相手に拳を負傷したのは初めてなのだろう。

 花山の拳は自動車のエンジンを素手で思いっきり殴っても無事だった。
 拳強度は鋼鉄並みだッ!
 だからこそ、チタン合金には負ける、のか?

 花山の拳を受けて無事だったジャックの顎などもすごい。
 歯のインプラントは骨に歯を埋め込むため、骨に負担がかかり割れるなどの被害も起きる。
 ジャックは顎をピクルに砕かれているので、弱っていそうだ。
 実際に本部と闘った時はインプラントの歯も抜けていた。刃牙道11巻 95話

 顎の骨と言う土台が弱っていただろうに、よくぞ花山の拳に耐えた。
 もしかして、顎の骨ごとチタン合金製に替えていたりして。
 顎までチタン合金というのが噛道の秘密かも。

 絶対的な信頼を寄せるはずの拳を負傷した。
 だが、花山薫は折れない!
 侠客立(た)ちつづけるッッ!
 幼年編で範馬刃牙に指を折られても拳を作って、打撃をやめなかった遊侠烈伝が再びだ!
 負傷させたジャックのほうが息を乱しているぞ。

 花山は両腕を上に構えた。
 攻撃のみに特化した構えである。
 防御を無視するのは、普通なら捨て身だ。
 だが、花山は捨てるのではない。受ける。
 相手の攻撃は全部受け切って、反撃するという覚悟の構えだ。

「花山 薫ハ「防御」ヲシナイ……」
「攻撃一本(オフェンスオンリー)……」

 絶対的なタフネスの自信があるからできる花山の構えだ。
 見学している人も、思わず真似をしちゃう。
 素人衆には難しい構えですぜ。
 玄人にだってできない構えだろうけど。

 ただひたすらに腕っぷしを比べる戦いだ。
 競技ではなく喧嘩だからこその戦術である。
 まさに侠(おとこだて)の勝負だ。
 試合に勝つのではなく、漢として勝つッ!

 花山の構えは、防御としてすきだらけだ。
 でも、ジャックが攻撃してこない。
 ならば自分からと言うのか、花山が攻撃態勢にはいる。
 砲丸投げ あるいはトルネード投法のように身体を大きくひねる。
 これもすきだらけからの攻撃一本(オフェンスオンリー)だ。

 花山が傷ついた右手で、再び殴る。
 しかも、また顔面だ。
 同じように歯で受けられるのが怖くないのか!?
 そういう恐怖心や痛みも捨てて攻撃一本(オフェンスオンリー)だッッ!

 思わずジャックは顔面で受けてしまう。
 歯で受けているかもしれないけど、拳の中心は鼻にめり込んでいるぞ。
 これは鼻血確定だ!
 いや、さっきの打撃も鼻に当たっていたけど鼻血でてなかった。
 歯で受ければ、鼻へのダメージも軽減できるらしい。

 ダメージはあるのか、無いのか?
 正解は次回で発表だ。
 って、次週は休載で代打『ゆうえんち』だぞ!
 4週間のうち3回休むとは 恐るべし……


 最初のカウンターはともかく、二回目の打撃も普通に当たった。
 花山の構えから間合いが遠かったのでジャックは油断していたのだろうか?
 単純にすきだらけの大振りって訳ではなく、常識外の範囲から一気に飛び込んでくる。
 そういうところも花山全力パンチの知られざる強さなのかも。

 花山はトレーニングをしない主義だ。
 でも、意外と技術もある。
 刃牙と闘った時は、栗谷川さんも感心するほど巧妙な足さばきで刃牙を追い込んでいた。
 これらの技術も花山が実戦の中で身に着けていったのだろう。
 花山が範馬の血を引いていたら、すぐに背中の鬼に目覚めそうだ。

 序盤から激しい打撃が出ている。
 だが、ジャックも花山もまだ出し惜しみしているぞ。
 ジャックはドーピングをしていない。
 花山は脱いでからの侠客立ちと握撃がまだだ。

 警察が来るまで、あと4分30秒ぐらいか?
 それまでにドーピング効果を出して脱がなくてはいけない。
 花山の脱衣新技で時短に期待だ!

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週刊少年チャンピオン2025年19号
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週刊少年チャンピオン最新号

追記1 (25/4/16)

「ククク いいねェ その顔だよ」「4週間で一回しか連載が無かった時の その顔が見たかったんだ」

「ククク いいねェ その顔だよ」
「4週間で一回しか連載が無かった時の その顔が見たかったんだ」


 『刃牙らへん』は休載で代打『ゆうえんち』だ!
 これほど凄まじい休載攻勢がくるとは思わなかったよ。

 今週は代打『ゆうえんち』です。
 次週はカラーで『刃牙らへん』登場らしいので、たぶん休載は無い。
 無いと思うが、油断できないのが現在の『刃牙らへん』かも。


週刊少年チャンピオン2025年20号
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追記2 (25/4/23)

「次週も休もう」「多い方が愉悦(たの)しい」

「次週も休もう」
「多い方が愉悦(たの)しい」

 次号、刃牙らへんは休載だったッ!
 そして次号はゴールデンウイーク直前合併号だ。
 つまり、刃牙らへんは6週間で1回の掲載だった計算になるッッ!
 月イチ連載を超えたッ!


「ククク いいねェ その顔だよ」「6週間で一回しか連載が無かった時の その顔が見たかったんだ」

「ククク いいねェ その顔だよ」
「6週間で一回しか連載が無かった時の その顔が見たかったんだ」


 4週間ではなく、6週間だッ!
 こっちに修正ですね。
 今の私は、柳龍光を満足させられる表情をしていると思う……

週刊少年チャンピオン2025年21+22号
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追記4 (25/5/14)

「徳川サ〜〜ン」「ゆうえんちとまた同時掲載だヨ〜〜〜〜〜〜」

「徳川サ〜〜ン」
「ゆうえんちとまた同時掲載だヨ〜〜〜〜〜〜」

 掲載ペースが月イチ連載のゆうえんちと同じぐらいになっている。
 いや、ゆうえんちのほうが若干多いか?

 今までかなり休載してきましたが、このタイミングで掲載するとは……
 でもまあ、また休載しそうですけど。
 刃牙らへんの苦戦は、まだつづくのだろうか?

週刊少年チャンピオン2025年24号
週刊少年チャンピオン2025年24号



2025年5月15日(24号)
第6部 第44話「顎」 (1372回)

 ジャック・ハンマーは鍛えてドーピング改造した非合法の噛みつき戦士だ。
 対する花山薫は鍛える事を拒否した超天然物の無添加ヤクザである。
 ヤクザの花山がピュアで、アスリートのジャックが非合法という逆転現象だ。

 花山は素手での喧嘩にこだわる。
 ジャックはチタン合金製の義歯で噛みつく反則攻撃が得意だ。
 最初の攻防では花山パンチをジャックが噛みつきカウンターで受けて拳から出血させた。

 一度失敗したのだから、次は慎重になるだろう。
 だが、花山は臆さず二度目のパンチを放つ。
 怪我や痛みにひるまないのが花山の喧嘩道だ。
 拳は再びジャックの口元にめりこんだッ!

 花山薫は学習しない!
 じゃなくて、打算とか予想をしないのだろう。
 後の事は考えずに、今の全力を打ち込む!
 相手が刃物でカウンター狙っていようがお構いなしだ。
 恐れ知らずの一撃だから相手も意表をつかれて喰らってしまうのだろう。

 243cm 201kgというジャックの巨体が吹っ飛んだッ!
 飛びすぎだ! 回転している! 後頭部から落下した!
 お相撲さんでも立てないほどの打撃だ。
 だが、ジャックは問題無く立ち上がる。

 でも、チタン合金の前歯が曲がった!
 どうやら根元がゆがんでしまったらしい。
 ジャックは指で歯を元の位置に直して再戦の構えをとる。
 やっぱ顎の骨や歯茎が弱っているな。
 歯の位置を元に戻しても直らんぞ。

歯の曲がりを自分で治すジャック・ハンマー

 花山の拳に噛みつきのカウンターを当てたが、顎の弱さで拳に負けたか?
 インプラントの義歯にしているから弱った顎に負担がかかっている。
 入れ歯にしておけば、使い捨てて交換と言う手があったんだけど。
 ジャック・ハンマー、新しい入れ歯よ!とバタコさんに投げてもらって無限に交換すればいいのに。

「「顎」という器官は最も完成されているのです」

 手負いの顎だけど、噛みつきは銃刀法違反クラスの危険度だ。
 花山の腹心である木崎は噛みつき怖いという回想をする。
 でも、は完成していた訳でなく、ちゃんと進化している。
 でも、そういう事を言いたい訳じゃあ無いんだろうな。

 進化って行き当たりばったりな所があるから、使わないと退化した部分が後で必要になって別の部分を変形させて補うとかやっている。
 そのせいで哺乳類と爬虫類は顎の骨の構成が違う。
 ジャック・ハンマーもそうとう行き当たりばったりだけど。

 むやみに身長を伸ばしても、あまり有効活用できない。
 本部以蔵との戦いでインプラント歯を全滅させられたが、対策は歯をチタン合金にして丈夫にするだった。
 いや、歯じゃなくて歯茎と顎の限界が問題だよ!
 ジャック・ハンマーは今現在に勝利できればその場で絶命しても構わないという意識で戦っている。
 だから明日の事もわからず迷走しがちなのかも。

 木崎がおそれるのは、噛みつきをメインにしたジャックのセンスだ。
 動物にとって噛みつきこそ、最古にして最大の攻撃だ!
 と言いたいのだろう。
 花山は喧嘩経験が豊富だろうが、噛みつくヤクザっていないだろうし。

 未知の攻撃は恐ろしい。
 花山が強いのも、世間にはいないド天然の強者という未知の戦士だからだろう。
 そして、ジャックが繰り出す攻撃も未知なる噛みつき攻撃だ。
 本部のように対策をたてておかないと大ダメージを受けてしまう。

 ジャックは当然のように噛みつき宣言をする。
 受ける花山は、完全攻撃特化の構えで待つ。
 特殊型の二人が激突したら、展開が予想しにくい。
 ただ言えるのは、2人とも防御しない系格闘士なので流血量が多そうって事だな。

 激突・激戦・激流血の予感で次回につづく。
 あ、来週は休載だそうで。
 連載ペースも未知で予想がつかない。
 まさに、これが恐怖か。
 いや、行き当たりばったりだな

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週刊少年チャンピオン2025年24号
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追記1 (25/5/21)

「末堂はともかく加藤の髪型って これで良いのか?」

「末堂はともかく加藤の髪型って これで良いのか?」

『刃牙らへん』は休載なので、木曜日『ゆうえんち』感想です。
 最近の休載ペースはかなり強い。
 さすがに心配になってくる状態ですね。

 で、『ゆうえんち』は役者がそろい始めた。
 未登場の主要キャラはあと1人ぐらいですね。
 オリジナルっぽい謎のインド人とかもいますけど。

 小説版の結末を知っていると、アジア系の海外勢は油断できない。
 もしかしたら、あのインド人は恐るべき強敵かも。

ゆうえんち参加者
 ゆうえんち参加者

 @謎の忍者 A謎の眼鏡? B謎のインド人? C神野仁 D謎のスキンヘッド E古武術の男 F謎の蘭陵王? Gライオン H謎の力士 Iジャン・ロドリックス J謎の蛟黄金丸? K神奈村狂太 L鬼神郡平 M柳龍光

週刊少年チャンピオン2025年25号
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追記2 (25/5/28)

き●た歯科インプラント宣伝部長に抜擢されたジャック範馬さん

 き●た歯科インプラント宣伝部長に抜擢されたジャック範馬さん

 ジャックはインプラント手術の超常連なお得意様ですね。
 手術した後に、また歯を折って帰ってくるし。
 本来の歯の本数よりも手術回数の方が多い。
 医者とも長年の友人状態だろう。

 さてさて、刃牙らへんが連載再開だ!

 1週休みで再開ならば、まあまあのペースですね。
 ……なんか慣らされてしまった感がありますが。

 だが、掲載を確認するまでは油断できない。
 『刃牙らへん』ではなく『刃牙あらへん』になってしまうぞ。

週刊少年チャンピオン2025年26号
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2025年5月29日(26号)
第6部 第45話「甘い、嘗めるな」 (1373回)

 ジャック・ハンマーは、勝利のための手段を選ばないッ!
 噛みつくし、ドーピングするし、人体改造までしちゃった。
 花山薫は喧嘩の美学をつらぬくッ!
 非武装だし、強者ゆえに鍛えない。
 そんな対照的な二人が本格的にぶつかりはじめる。

 警察くるまで5分ぐらいと言いつつ、やっと本番か?
 42話開始だからすでに3話が経過しているぞ。
 もう3分ぐらいたったんだろうか?

『防衛技術ヲ備エナイ格闘術ハ存在シナイ』

 だが、花山薫の構えは防御ゼロだッ!
 生物の本能的に反逆する、攻撃100%の構えである。
 なんでもありのジャックだが、こういう非常識なスタイルに困惑だ。
 ジャックもあまり防御しないので、気が合いそうなんだけど。

(強イ漢(ガイ)」ハ ドッチナノカ!?)

 なぜか「漢(ガイ)」だけ英語発音するジャックであった。
 ゲイと読み間違えさせたいんだろうか?
 フェイントも忘れない漢(ガイ)だ。

 勝利したい漢(ガイ)ジャックは塩漬け殺法を選択する。
 長いリーチを活かしてジャブだ!
 この間合いだとジャックが一方的に殴ることになる。
 こういう正統派スタイルが変則タイプの花山には効く!

(マルデ"思春期"ヲ生キル――――――――)
(少女ノヨウダ)
("メープルシロップ"ノヨウニ甘ク)
(幻想的ニ過ギテ 現実(リアル)デハナイッッ)


幻想的ニ過ギテ 現実(リアル)デハナイッッ

 さらにジャックが花山を投げたッッ!
 花山がさそったのは路上喧嘩だ。
 アスファルトの上に落ちたら死ぬぞ。
 安全講習で「人間の頭と同じ強度と言われるかぼちゃを5mの高さから落とすと、簡単に砕けてしまいます」と習ったが、これはかぼちゃ粉砕するッ!

 花山薫は甘い。
 卑怯な手段で漢くらべしたくないなど少女のごとき甘い幻想だ。
 思春期の少女とは、分かったような分からん表現ですね。
 夢見る少女ってことか?

 ジャックの父・範馬勇次郎はハチミツのごときと激怒したことがある。(グラップラー刃牙31巻 272話)
 息子のジャックはメープルシロップだ。
 最大トーナメントでジャックはカナダから来たと紹介されている。
 カナダらしくメープルシロップなのだろう。
 範馬刃牙なら炭酸抜きコーラのように甘いと言いそう。

 勝つためには手段を選ばないジャックからすると花山は甘く見えるのだろう。
 負けた言い訳のためにハンデをつけるような感じだ。
 夜更かしして寝坊した上に朝飯喰っていないから負けちゃったね。
 ――――みたいな感じで。

 目的達成を最大限に優先するとジャック的になる。
 勝つためには手段を選ばない。
 武器の使用もするし、毒だって使う。

 試合前に不意打ちだってする。
 人質もとるだろう。
 テレビをこっそり改造して『火垂るの墓』をエンドレスで流して精神ダメージを与える。
 などなど、いくらでも卑怯をしそうだ。
 ――――いや、して無い。

 となると、ジャックはまだまだ甘さを捨てる余地があるのかも。
 またはジャックなりに、肉体改造は良いけど武器の使用は駄目とかあるのかも。
 本部以蔵の武器術に敗北したジャックだけど、武器を使うことは無かった。
 歯に毒を仕込むとかも無い。
 父・範馬勇次郎に憧れているせいで、ジャックにも甘い縛りがあるのだろう。

 頭から落とされても花山は生きている。
 ふつうに起き上がった。
 だが、背後が隙だらけだ。
 ジャックが花山の背後から腕を絡ませる。
 アスファルトに落とす、ジャーマンスープレックスだ!

 ピクルを仕留めた投げ技である。
 地下闘技場と違って地面はアスファルトだ。
 普通ならかぼちゃ割れています。
 だが、花山は出血すらしていない。
 頑丈だ! 否ッ! 頑丈すぎるッッ!

 だが花山だってダメージがあって動きが悪い。……ようだ。
 ジャックは花山を袈裟固めっぽく押さえこむ。
 ここで必殺の噛みつきだッ!
 花山の左上腕に噛みついたッッ!
 次回につづくけど、次号は休載だぞッッッ!


 ジャックが必勝パターンを作りつつあるようだ。
 ピクル戦での成功体験から、噛道をさらに進化させた。
 でも、正直なところゴミあさりに堕ちたピクルは弱体化している。
 もう誇り高き狩人ではない。

 その点、花山は誇り高き喧嘩師で侠客で拳師だ。
 自分が戦場を選んだので、最初はジャックに攻めさせているのかも。
 まだ逆転の可能性はあるぞ。

 ジャックは、また服の上から噛んでしまった。
 本部と戦った時に歯を引っこ抜かれたのを忘れたんだろうか?
 噛みつくときは服の素材に注意しろと言う範馬勇次郎の教えも忘れているっぽい。

 そして、噛みつきの間合いは握力の間合いでもある。
 花山の左腕は封じたが、右腕が生きているぞ。
 このまま背中のあたりをつねられたら、痛すぎる。

 噛みつきとつねりの我慢比べ、漢比べになるかもしれない。
 もはや、競技でも武術でもないぞ。
 度胸比べ、チキンランみたいなもんだ。
 噛みつきと、つねり、どっちが痛いッ!?
 松本梢江の脛蹴りがイチバン痛いかもしれないけど。


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週刊少年チャンピオン2025年26号
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追記1 (25/6/4)

休載ガ過ギテ 週刊的デハナイッッ

休載ガ過ギテ 週刊的デハナイッッ

 刃牙らへんは休載です。
 爆休の期間はすぎて、隔週ぐらいのペースに戻ってくれそうですね。
 ……ちょっと、慣らされているか?

 ジャックvs花山ってのは、どちらが勝っても問題ない闘いだ。
 話の流れ的にはジャックが勝つんだろうけど、負けても困らないよね?
 負けたら刃牙への挑戦権を失うと言う訳でもないし。

 そもそもジャックは何のために闘っているのか不明だ。
 一番わかりやすい動機は父・範馬勇次郎に誉めてもらう、だよな。
 すでに誉めてもらえているから、動機が弱いか?
 むしろ、この辺で一度負けて鍛えなおすのもありかも。

 とりあえず確実なのは、まだしばらく刃牙の試合は無さそうって事ぐらいですね。

週刊少年チャンピオン2025年27号
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追記2 (25/6/11)

なんで わし抜きで始める……

なんで わし抜きで始める……

 ジャック・ハンマーvs花山薫を一番楽しみにしていそうな徳川さんが不在だ。
 こっそり盗撮班を尾行させているかもしれないですけど。

 次回興行予定と言ったのに実行できなかったのは痛い。
 地下闘技場のプロモーターとして責任問題になりそうだ。

 いや、盗撮映像をライブ中継している可能性もあるな。
 それなら警察が5分で来ないように手を回しているかもしれない。
 決着後に、その辺は判明するのだろうか?
 両者に縁の深い刃牙とかだって試合を見たいだろうし、徳川さんと一緒に見ているかも。


週刊少年チャンピオン2025年28号
週刊少年チャンピオン2025年28号



2025年6月12日(28号)
第6部 第46話「まだまだ」 (1374回)

 危険な噛みつきファイター ジャック・ハンマーvs天然の握撃侠客 花山薫だ。
 花山の剛腕攻撃を喰らうも耐えたジャックが反撃の噛みつきをするッ!
 でも、服の上から噛んでいるから反撃が怖いぞ。
 さらに握力が活きる間合いも危険だ。
 勝負は序盤の探り合いから、得意技を出しあう中盤に入ったか!?

 大勢が見ている中で、ジャックは恥じらうことなく噛みつく。
 子供の喧嘩のような攻撃を躊躇なくできることがジャックの凄みだッ!
 ジャックは、いつだって尻の穴を晒す覚悟で闘っているッッ!

『二代目花山組 若者頭?』
『木崎 久一郎』が語る。

 人間はカッコつける動物なので、むしろジャックが立派に見えた。
 勝ってなおカッコよくが理想像だ。
 カッコ悪いと世間の評判が下がる。
 喧嘩に勝っても、社会的評価で負けたら人間として困るぞ。
 ジャックが噛みつき技を使うのは、明日見ぬファイターだからと言う点も大きいのだろう。

 飾らないファイトスタイルは、むしろ男らしく見える。
 チャラチャラするよりも、質実剛健に行くんだ!
 ケツ穴だって見せちまえ!
 男らしさと馬鹿は時に同義語という説もあります。

「でも喧嘩ですからネ」
「さすがに大将の敗けはない」

 ちょっと片平恒夫巡査(34)っぽい語り口になる木崎久一郎であった。
 試合ではなく喧嘩なら花山薫に敗北は無いッ!
 いや、幼年編で範馬刃牙に喧嘩で負けていますけどね。
 ちょっと敗北判定の違いはあるだろうけど、花山は負けた。
 直後に出てきた範馬勇次郎にも敗北している。

 それでも木崎の信頼は揺るがない。
 喧嘩なら花山薫が最強と信じているのだ。
 最大トーナメントで愚地克巳に惜敗したのは喧嘩じゃあなく試合だったからと考えているのだろう。

 路上で喧嘩するなら、花山に敗北は無い!
 ただし、範馬一族は除く。
 あ、ジャックも範馬一族だな……

 しかし、このインタビューは何時録画された物だろうか?
 未来であれば花山が喧嘩に勝ったことが確定する。
 斬殺後にインタビューを受けた大塚平兵衛という例もあるし……(刃牙道16巻 142話
 時間を停止させてインタビューしたぐらいの奇跡は起こしているのかも。

花山の地味必殺技 つねりッッッ!

 花山の地味必殺技 つねりッッッ!

 やっぱり握力の間合いだった!
 花山は拳師(こぶし)と謎の異名をつけられたが、単純な握力がスゴい。
 相手の肉をつまんでちぎる!
 浦安鉄筋家族いわく地味にいちばん痛いプロレス技はつねり、だッ!

 頬をつねられた痛みでジャックが噛みつきを解除してしまった。
 想定外だ!
 耐えられない痛みだったのか!?
 てっきり痛みの我慢比べになるかと思ったのに。

 痛みに耐えることはカッコつけだ。
 カッコつけを捨て去ったジャックだが、痛みに耐えるカッコよさまで捨ててしまったようだ。
 ジャックはあまり防御をしない系戦士だったのだが、痛いのが苦手なのか?
 興奮剤とか服用して痛みに鈍感になれば良かったんだけど。

「お返しだ」 「グム……」

 そう言えば鎬昂昇に耳を噛まれた時、過剰に反応していた。
 ジャックはけっこう痛いのが苦手なのか?
 痛みに喜びを感じて良そうな刃牙とは正反対だ。
 それも鬼の背中が覚醒しない原因だろうか?

 肉がえぐられた!
 精神的なダメージが大きいぞ。
 ジャックはうずくまってしまう。
 花山は追撃をかけず、戦闘継続の意思を確認する。
 この態度がカッコつけであり、男らしさだ。
 伝説の「まだやるかい?」質問だぞ。

 もっと致命的な所につまみを仕掛けていれば決着だった。
 不意打ちになるから、最初はあえて痛いけど安全な場所にしたのだろうか?
 つまむのも親指だけだ。
 人差し指から小指までの4本で握れば、もっとパワーが上がる。
 やっぱり初回サービス攻撃か?

 うずくまった状態から、ジャックが右蹴りで反撃する!
 不意打ち気味だ!
 ジャックは徹底して勝つための攻撃をする!

 だが、花山は左パンチでジャックの頭を打ちぬいた。
 見事な迎撃だッ!
 打撃センスも超一流である。
 ジャックが不意打ちをしたから遠慮なく迎撃したのか?

 地面に倒れたジャックに花山は続行の有無を問う。
 ジャックさん、フルフルしていますが、まだ闘志はあるようだ。
 必殺だと思っていた噛みつきは、花山に相性が悪かった。
 噛みつきでフィニッシュするには、花山の両腕を封じて噛まないとだめだ。
 そのプランはあるのか?

 いっぽう、5分たっても来ないだろうと思っていた警察はすでに到着していた。
 だが、班長の園田警視正が介入を止めているッ!
 あんたがこんな現場まで来ているのかよ!
 警察介入が遅れている事情はわかったけど。
 これは、決着までやりきれそうだ。

 そして、次週は休載で代打『ゆうえんち』である。
 まさに、まだまだだ!

 勝負の行方は、漢比べかもしれない。
 より、痛みに耐えた方が勝つ。
 男らしさで勝利だ!
 ジャックが羞恥心に勝つゲームにチェンジしなきゃ良いんだけど。


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追記1 (25/6/18)

休場 代打 ごっつぁんです

休場 代打 ごっつぁんです

 刃牙らへんは休載で代打ゆうえんちだッ!
 久しぶりに葛城無門登場とバトルが行われるあたりですね。

 スキンヘッドの男Dも登場して、ゆうえんちシルエットはほぼコンプリートだろう。
 ゆうえんちシルエットには、蘭陵王Fと蛟黄金丸Jらしき人物が載っている。
 広い意味でゆうえんち参加者なのだろう。
 もしかするとオリジナル展開があるのかも。
 久我重明さんのシルエットが無くて残念ですが。

 謎の人物が二人AB残っていますが、これもオリジナル展開として出てくるのかもしれない。
 すでに人知れずリタイアしているかもしれないけど。


ゆうえんち参加者
 ゆうえんち参加者

 @謎の忍者 A謎の眼鏡? B謎のインド人? C神野仁 D謎のスキンヘッド E古武術の男 F蘭陵王? Gライオン H龍金剛 Iジャン・ロドリックス J蛟黄金丸? K神奈村狂太 L鬼神郡平 M柳龍光

週刊少年チャンピオン2025年29号
週刊少年チャンピオン2025年29号


追記2 (25/6/18)

「ケイサツが来るまでは5分かそこらだ」 5分たっても来ませんでした

「ケイサツが来るまでは5分かそこらだ」

 5分たっても来ませんでした


 どうせ5分たっても来ないだろうし、5分が異常に長いのだろう。
 そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
 まさかちゃんと警察の突入を止めていたなんて。
 後で問題になったりしませんか?

 それはさておき、ジャックvs花山です。
 もう5分たったみたいなんで、そろそろ決着かもしれない。
 それとも、この辺で警察が介入して勝負無しに持ちこむのか?

 勝者が決勝戦に進むわけでもないので、勝敗はおろか無効試合でも問題ないんですよね。
 ジャックはここで負けても次の勝利の糧にすればいいんだし。
 って、それは明日無き戦士っぽくないな。
 勝利至上主義の戦士は、負けたら落ち込みも激しそう。

週刊少年チャンピオン2025年30号
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追記1 (25/7/2)

掲載っては投げ……かァ……  「ん〜〜〜〜……… もう休載か………」

掲載っては投げ……かァ……
「ん〜〜〜〜……… もう休載か………」


 『刃牙らへん』は休載です。
 来週から再開予定ですが、油断できない。


刃牙博

 ちょっと前なんですが、刃牙博に行ってきました。
 バキ展に比べると狭くて展示物も少ない感じです。
 ファンのイベントだから、開催してくれるだけで良いんですけど。

 入口のポスターは作者のサイン入りだッ!
 えなこのサインも入っているぞ!
 『えなこ道』(感想)からの縁ですね。


刃牙博

 花も送られていました。
 アニメの制作会社と、東京ドームです。
 東京ドームッ!?
 まあ、東京ドームの超お得意様だし??

 なお、上階のグッズ売り場には秋田書店コーナーがあるとポスターが貼ってあった。
 せっかくなんで行きましたが、壁の裏側みたいな所で気が付きにくい!
 わかりにくい!
 なんか、すごくチャンピオンらしい売り場位置でした。

オリバヒゲ

 貴重な生原稿だ。
 指示が書き込まれている。

 オリバヒゲ

 たぶんコミックス版で描き足した時の修正指示ですね。
 若返った金竜山とか、ふぁさ〜した服が消えた横綱とかの原稿も見たかった。

 物販は撮影禁止なんですけど、ネタアイテムから普段使いできそうな物まである。
 ジャックの日に30時間の時計とか、普段使いできないッ!
 アニメもまた始まるし、また刃牙カフェやって欲しいな!

 あと、意外と女性客が多かった。
 アニメ化効果なんだろうか?


週刊少年チャンピオン2025年30号
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