刃牙らへん「51話〜60話」感想

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2025年9月11日(41号)
第6部 第51話「強いか」 (1378回 )

 ジャック・ハンマーvs花山薫という大怪獣による大決戦もついに決着だッ!
 警察官が雪崩れこんで無効試合である。
 試合ではなく喧嘩だ。
 決着がつかない決着もある。

 負けると差しさわりのある者同士だ。
 玉虫色の決着というのが望ましいのかも。
 なにしろ玉虫色だけに美しいと言える。
 言えるのか?

 花山は立ったまま失神していた。
 出血多量による失神だ。
 めちゃくちゃ危険な状態だよ。
 死ぬ寸前だ!
 それでも立っているのが花山らしい。

 立ったまま失神するというのは、侠客立ちの伝統芸だ。
 花山の一番見せ場かもしれない。
 また侠客立ちの歴史解説が入るんじゃないかと心配しちゃったけど。
 『侠客(おとこ)立ち』解説は、グラップラー刃牙13巻 116話「刺青の秘密」、グラップラー刃牙28巻 245話「侠客立ち」、 刃牙道18巻 157話「侠客立ち」でやっていた。
 今回も解説していたら8年ぶり4回目になっていた所だ。

倒立立ち上がり

 いっぽうジャックは声をかけられると倒立しながら立ち上がる。
 243cmの巨体で何と身軽なッ!
 倒立立ち上がりは、鎬紅葉もやっていた。
 ダメージ無いアピールするのに最適な立ち上がりかたなんだろうか?

「喧嘩ダ」

「強イノハ ドッチナノカヲ 決メテイタ」

 警察官に説明を求められたジャックはそう説明する。
 この説明で良いのか?
 同意のうえで喧嘩でも、怪我をすれば傷害罪だ。
 この説明で切り抜けられるのか?

 園田さんは納得した。
 納得するんだッ!?
 やっぱり園田さんも格闘士よりの人である。
 ファイターはファイターを知るって奴だ。
 戦士には戦士の機微があるのだろう。

 ジャックは花山を頼むと言って去る。
 お互いに命を落としかねない闘争だった。
 だが、恨みも怒りも無い。
 むしろ友情が生まれたようだ。
 ジャックと花山は主人公の貫禄ですね。

 激闘は終わった。
 ジャックはなにか得るものがあっただろうか?
 噛みつきは意外と反撃を受けるという教訓を得たかも。
 そろそろ噛みつき以外の必殺技も欲しいところだ。


 いっぽう本部道場でも二大戦士の大型対談が行われていた。
 加藤清澄 神心会空手四段ッッ!
 花田純一 本部流柔術師範ッッ!
 グラップラー刃牙時代から登場する刃牙のライバル二人が久しぶりの邂逅だッ!

 テーマは「範馬刃牙って強いのか?」である。
 いやいやいや。ノーノーノー。
 なにをおっしゃる加藤さん
 ずっと脳震盪ですか?

 たしかに刃牙は170cm未満で、70kg程度の体格だ。
 ボクシングなら中量級です。
 だが、今のジャック・ハンマー並みの巨人リーガンにも完勝した。
 無差別級で闘い続けて、強さを証明している。

 加藤だって最大トーナメント夜叉猿Jr乱入で刃牙と絡んで、相手にならなかった。
 記憶が欠落しているのか?
 加藤はあれから死にそうな目にあったりしているし、本当に記憶が無いのかも。

 相手の実力を知りたいとき、どうすべきか?
 格闘家であれば確実な方法がある。

「立ち合ってみりゃイイ」

 加藤ォ――――、本気かッ!?
 いや、正気かッッ!?
 町を歩く刃牙に背後から加藤が迫る。
 ウボァ――――ッ! 本気だァ!?

 ジャックと花山の路上喧嘩が終わった。
 今度は刃牙と加藤の路上喧嘩だッ!
 この勝負、どうなる!?

 刃牙が強いのは疑いない。
 だが、刃牙は油断しまくって最初の攻撃を受けまくるという悪癖がある。
 背後からの金的蹴りで、白目むいてベロ出して股間押さえて悶絶するな、こりゃ。

 デンジャラスライオン改めデンジャラスボーイ加藤は刃牙を仕留めることができるのか?
 割とできそうな気がしちゃうぞ。
 刃牙のデンジャラスボールを蹴り上げて、ぶっ転がせばいい。
 わりと確実に傷害罪になりそうだけど。

 グラップラー刃牙では刃牙のライバルとして登場した加藤だ。
 結局、加藤と刃牙は闘わなかった。
 長き時をへて、ついに因縁の二人が闘うのかッ!?

 次週は休載で、代打ゆうえんちだ!
 股間を蹴られた葛城無門に、真の悶絶芸を見せてやれッ!

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週刊少年チャンピオン2025年41号
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追記1 (25/9/17)

この格好で棺桶に入ってました

この格好で棺桶に入ってました

 ゆうえんち参加者は、忍者コスプレで棺桶入ったり、アメコミヒーローコスプレで棺桶入ったりと大変ですね。
 ライオンも棺桶に詰め込まれて出荷しているんだよな。

 武器の密輸(?)を考えると、コスプレしていた方が、武器を持ち込みやすいかも。
 奇抜な衣装にも意味がある!
 アメコミヒーローは純粋なコスプレだったみたいですけど。

 無門君も柳龍光を狩るためには、もっと目立つ格好の方が良かったかも。
 松本太山の着ぐるみコスプレをすれば目立つし、柳龍光にメッセージが伝わる。
 とても効果がありそうだ。
 ただ、ちょっと……かなり戦いにくいだろうけど。

 以上の考えだと、実は忍者コスプレがベストな格好と言う気もしてきた。
 武器を持っていても「忍者衣装に必要なので」と言い張れば持ち込めそう。
 でも、参加者は睡眠薬で眠らされている。
 寝ているうちに武器を持ち込んでいないかチェックするのだろう。
 忍者もあまり武器は持ち込めなかったらしい。

 やっぱ、肉体こそ最大の武器ってやつですね。


週刊少年チャンピオン2025年42号
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追記2 (25/9/24)

喧嘩に負けて勝負に勝つッ!! 下剋上のポーズッ!!

喧嘩に負けて勝負に勝つッ!!
下剋上のポーズッ!!


 逆立ちはジャックの意思表明だったりして。
 まさに、どんな無様でも勝って見せるというジャックの宣言通りだ。
 ゲロ吐いてダウンしても、最後に立っていたのはオレなんだよッ!

 そして、もう一人の手段を選ばない男が範馬刃牙に迫っている。
 加藤清澄だッ!!
 本当に、どうしちゃったんだろうな、加藤は。
 ドリアン戦で取り返しのつかないダメージを脳に負ってしまったのか?
 いや、その副作用で脳のリミッターが外れているのかも?
 もちろん『バキ道』で独歩の諸手突きで吹っ飛ばされて気絶したのは、油断しちゃったんですよ。(バキ道1巻 7話

 ただ、加藤はもともと刃牙のライバルになるキャラクターだ。
 独歩の後継者として空手からの刺客になっていただろう。
 愚地克巳が出てきちゃったので出番無くなったけど。

 刃牙幼年編から最大トーナメント編に移行するに当たり、板垣先生の構想としては「花山と加藤を闘わせたらどうなるか?」があったらしい。
 今頃になって、花山と互角の勝負ができそうな加藤と言う存在が立ちあがったのかも。
 暗黒空手の使い手としての加藤清澄が襲ってくる!
 今日は、テグスだけじゃあ済まないぜ……

週刊少年チャンピオン2025年43号
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2025年9月25日(43号)
第6部 第52話「児戯」 (1380回 )

 加藤清澄はグラップラー刃牙1巻から登場している由緒正しきレギュラーメンバーである。
 範馬刃牙のライバルになる戦士として登場した。
 どっちかと言うと、ライバルと言うより親友か?
 いや、親友じゃなくて驚き役かな。

 とにかく、初期から出ている加藤が、いまさら範馬刃牙の強さに疑問をもった。
 ファンや評論家なら刃牙の戦績で強さを語るだろう。
 だが、戦士なら戦ってみればいいじゃ無いか!
 よし、やろう!
 と言うわけで加藤は範馬刃牙を尾行している。

 確かに加藤は刃牙と戦った事が無い。
 だが、最大トーナメントで加藤のハイキックは刃牙に通用しなかった。
 オマケに、刃牙がその後もどんどん強くなっている。
 加藤は刃牙以上に強くなった自信があるのか?

 どうにも加藤の判断ミスだ。
 目が悪くなったのか、脳が悪いのか?
 ドリアンに死亡寸前までのダメージを負わされて、脳に障害がのこっていたりして。
 昨日の晩御飯なんだったか憶えていますか?
 死刑囚以上にリハビリが必要な人間かも。

 加藤は刃牙を尾行する。
 さながら獲物を狙うデンジャラスなライオンのようだ。
 さすが暗黒街で磨いた実戦カラテの使い手である。

 後をつけるものの、どう攻めるか悩む。
 無計画かよッ!
 行き当たりばったりだな。
 危うい獅子だ。

 しかし、加藤は駐車場に誘いこまれてしまう。
 尾行が読まれていた!
 デンジャラス!
 気配ありすぎだッッ!
 本部流に入門して忍びの術を学んだ方が良いかも。

「範馬刃牙ってのはよォ」
「ウワサほど強ぇえのか??」

「加藤さんなんだから」
「不意打ちしたら良かったのに」

「不意打ちを喰らわさなかった…」「それはよォ―――― その必要がなかったってことかもナ」

「不意打ちを喰らわさなかった…」
「それはよォ――――
 その必要がなかったってことかもナ」

 カトォオオオッッ!!
 ちょっといきりかたがダメだろ。
 強い人か、強いと勘違いしている人のいきりかただよ。
 不意打ち失敗しましたと素直に言っておけ。

 独歩なら、冗談はいかんよ刃牙クンと笑ってから不意打ちを仕掛けるぞ。
 勝率を上げるために何でもやるってのが武だ。
 喧嘩じゃあないんだから、正面から挑んでどうする。
 いや、喧嘩だけどさぁ。
 みんなが花山薫になれるわけ無いんだ。というか、なれる奴などほぼ居ない。

 正面から加藤が左拳を打つ!
 がッ! 刃牙の右拳(グー)が顔面に迫っていた。
 カウンターのタイミングだ!
 精神を削る無慈悲な寸止めか!?

 さらに、左チョキで目潰しならぬ、眼球圧迫だ。
 止めに股間をパーで叩くッ!
 『ドラゴンボール』のジャン拳みたいな技だ。
 まぁ、今思いついた冗談技なんだろうけど。

 加藤の初弾が目潰しだったら、グーはチョキに勝ちだ。
 払った手に対して、チョキで勝つ。
 最後に金玉にパーで勝った。
 一応、ジャンケンしているな。

 刃牙はちゃんと配慮して潰していない。
 配慮できるほどの実力差か。
 苦しむ加藤に手を貸す余裕まである。
 否ッ! 油断だッ!

 手をつかんだ加藤が蹴りで反撃する!
 しかし、刃牙は合気的な動きで加藤を宙に浮かす。
 足から着地させる余裕と優しさだ。
 加藤は改めて刃牙の実力を感じ、認めるのだった。

 完全に敗北を認めたと思わせた直後に、もう一度反撃してほしい。
 今なら油断していそうだから決まりそうなんだけどなぁ。
 手負いのライオン加藤は心を折られたのか?
 寸止め、金的、余裕と実力差と優しさを見せつける攻撃などで折れたのかも。

 刃牙の強さを再確認し、次回から新展開だろうか?
 とりあえず次週は休載らしい。
 45号(10/9)に再開だッ!


 なんで、刃牙は油断しなかったンだッ!!!
 刃牙が強いのはみんな知っている。
 加藤以外の全員が知っているんだ。
 強いんだから油断なく気配を感じるなよ。
 ライオンがウサギの動向を気にしてどうする。

 俺はなぁ、刃牙が油断して金的蹴りをまともに喰らうのを楽しみにしていたんだ。
 白目・舌出し・泡吹きの三点セットだよ。
 ラーメン・半チャーハン・ギョーザの三点セットなみの満足感だ。
 休載はさんで2週間も刃牙がどんな顔芸してくれるのか楽しみにまっていたのに。

 そして、きけ〜〜地獄の響きを〜〜!!
 と世界の終わりの音を聞いても、雄々しく立ち上がる刃牙の姿が見たかった。
 刃牙くんは強くなりすぎて面白味が減ったのだろうか?
 もうちょっと、主役の仕事をして欲しい。

 加藤は根が素直だから、卑怯が足りないのかも。
 独歩って基本スペックで加藤より強いうえに、けっこう卑怯だ。
 卑怯と言っても、小さい所ではフェイントもある。
 目潰し、金的は使うけど、真っすぐなのが加藤清澄という男なのか。

 刃牙は刃牙で、もうちょっとサービス精神があっても良い。
 次こそは実兄ジャック・ハンマーとの再戦かも。
 ジャックの良いところを引き出して戦って欲しい。
 パンツに隠された尻穴を引き出して晒しそうな予感もする。
 現在の刃牙は強さと暇を持て余している、危険人物かもしれない。

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週刊少年チャンピオン2025年43号
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追記1 (25/10/1)

「最近 刃牙の出番がなかった…」「それはよォ―――― その必要がなかったってことかもナ」

「最近 刃牙の出番がなかった…」
「それはよォ――――
 その必要がなかったってことかもナ」


 加藤清澄、刃牙不要論を提唱するッッ!

 10月初回は縁起よく休載だッ!
 次週は掲載予定だけど、その次が『ゆうえんち』掲載予定週だから、たぶん休載だ。
 とりあえず安定して連載してくれてれば良いです。

 加藤の奇襲が失敗したのは残念だった。
 先週の感想読みなおしたら「お前、どんだけ楽しみにしてたんだよ」と先週の自分に突っ込むぐらい残念だ。

 コメントにもありましたが1話で終わったのは良かったかも。
 ダラダラと引き延ばされるよりマシだ。

 次回からは仕切り直しで新展開だろうか?
 大ダメージのジャックはしばらく療養し、別の人間が出るかも。

 現実世界では暗殺事件や戦争・紛争が起きている。
 なので、旬はボディーガードと軍人だ。
 天内悠とガイアの出番だな。

 ただ、天内悠は復帰できているかどうか作者ですらわからないらしい。
 復活は難しいか?
 あとは日本人出身横綱・大の里が誕生して話題になっている相撲再びかも?
 正直、野見宿禰は不完全燃焼だった。
 再登場して戦っても良い。

 が、主要な相手とは闘っちゃったんだよな。
 オリバ、ジャック、刃牙、勇次郎。
 烈海王が生きていれば良かったんだけど。
 最近のピクルは魅力が落ちているし。

 加藤、いっちょやってみるか?

週刊少年チャンピオン2025年44号
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追記2 (25/10/8)

「悲鳴」「無様を晒しても勝ったか」「オ父サン……ッッ」

「悲鳴」
「無様を晒しても勝ったか」
「オ父サン……ッッ」

 ジャックvs花山の死闘が終わり、加藤vs刃牙の激闘は始まらなかった。
 次はどういう展開になるのだろう?
 死刑囚編のように路上戦闘になるのか?

 現在の刃牙は強くなって、意外と油断も無くなったらしい。
 なんか可愛げがなくなった。
 何時も油断して初弾を喰らいまくる刃牙であってほしい。
 今の刃牙なら体力測定でも如才なく全種目満点を取りそうだ。
 サービスが足りん。

 現在の展開は大きな流れではジャック挑戦編になるようだ。
 ただ、もう相手がいないけど。
 後はオリバか愚地独歩ぐらいか?
 本部以蔵にリベンジするのも有りだけど、武器あり本部最強伝説を美しい思い出として残しておいて欲しい。

 最終的には刃牙と闘うのだろう。
 ただ、範馬はやるやる詐欺な一族だしな。
 結局やらなかったりして。


週刊少年チャンピオン2025年45号
週刊少年チャンピオン2025年45号



2025年10月9日(45号)
第6部 第53話「蠢く猛者ら」 (1381回)

 ほぼ地上最強の雄となった範馬刃牙に加藤清澄が挑んだッ!
 という話を肴に徳川光成と花田純一が酒を呑んでいた。
 懐かしい。
 グラップラー刃牙4巻28話で花田が徳川さんを誘ったのが、やっと実った。
 今宵はパァーっ、と言ってた花田が、ついに徳川さんと呑んだ!

 徳利に入った奄美ハブ酒である。
 またまた、懐かしい。
 愚地独歩と渋川剛気がさしで飲んでいたのがハブ酒だった。(バキ31巻 275話)

 愚地独歩×渋川剛気の時は透明なビンにハブが漬かっていた。
 今回は徳利なのでハブが見えない。
 酒を注ぐときに、ごぶォっとこぼれ落ちるサプライズ演出が光る。
 花田はちょっと苦手そうに酒を呑む。

 普通だ。面白くない。
 達人っぽく「くせがあるけど美味いね」と言って欲しかった。
 何事にも動じない(ように見せる)のが武術家ですよ。

 プロレスラーならもっとリアクションして欲しかった。
「ハブ酒って言うけど……、これハブの酒漬けから染み出た汁やん。ハズが勝ちすぎてんねん!」とかな。
 後は、なんか徳利が詰まっていると言ってのぞきこんだらヘビが落ちてきて鼻を噛まれるぐらいの芸が欲しい。
 まあ、現在の花田はプロレスラーじゃなくて武術家ですからね!

 で、加藤は弱くないけど、刃牙相手だと痛めつけても もらえないよね。
 と話をする。
 実力差が大きすぎるから、無傷で心を折ることも可能だ。
 刃牙と加藤の実力差が大きく開いてしまった。

『範馬刃牙は小型の超猛獣です しかも優秀(すぐ)れた頭脳と猛毒まで備えている……』

『範馬刃牙は小型の超猛獣です
 しかも優秀(すぐ)れた頭脳と
 猛毒まで備えている……』


 花田は刃牙が超強いと知っているから、挑んだりしない。
 加藤は刃牙を甘く見ていた。
 だが、花山は買いかぶりすぎかも。
 刃牙って『優秀(すぐ)れた頭脳』なのか?
 花田が自分より頭が良いと思っているから、すぐれた頭脳と言っているのか?
 すごい筋肉をもった、脳筋ってことなのかも。

 で、『猛毒』ですか。
 比喩表現なんだろうけど、良く分からん。
 体重と見かけよりも強力な攻撃って意味か?
 花田、ハブ酒が回りすぎてんじゃない?

 とは言っても、花田純一だって本部以蔵の弟子で随一の天才と言われた男だ。
 入門初日からの逸材だ。
 花田純一、報われた喜びに身をふるわす。
 グラスが空だし、やっぱりハブ酒が回っているようだ。

 花田が天才なのは良い。
 なら、なんで中堅より下ぐらいの強さで終わっているのか?
 夢枕獏の言う『天才には感動が無い』の法則かも。

 なんでもすぐにできてしまう天才は、達成した時の感動が無いので続かない説だ。
 才が無い人間は、初めてできた技に感動して喜び、情熱を燃やせる。
 花田は才がありすぎて半端に育ってしまったのかも。

「自分は天才たちを知ってます」
「範馬刃牙」
「ミスターオーガ」
「本部先生」
「愚地克巳」
「ジャック ハンマー…」

「空手道――― 愚地独歩」

 彼らこそがガチの天才だと花田は言う。
 渋川剛気が入ってないんですけど?
 才と言う意味では、渋川先生って相当な天才ですよ。
 同じ柔術家として負けたくない気持ちがあるのか?

 逆に花田は、本部が自分以上の天才だと思っている。
 本部は逆に花田を自分より才があると言っていたけどね。
 花田は本部の素手戦闘術だけは完全にコピーできた。
 だから、高度な技術体系を作ったと尊敬しているのだろう。

 でも、本部の武器術に興味がわかなかった。
 本部流の真価は武器術の方に有るんだけどな。
 なので、本部は花田を体術の天才だと思っている。
 花田は本部を戦闘の天才だと思っている、でどうか?

 するとガイアはどうなる?
 ノムラだったころに本部流に入門したのなら、まあ、イマイチだったろうな。
 天才・花田から見たらノムラは体格も小さく性格も気弱だ。
 期待の新人ならぬ、期待できない新人だっただろう。

 それでも、ノムラはノムラのころから武器が得意だ。
 戦場デビューで殺しまくっていたし。
 花田の逆で、体術はダメで武器が得意なタイプですね。
 話が合わなさそうだ。

 ノムラ戦場で覚醒して、新人格ガイアとなり禿げて帰ってきた。
 まさに一皮むけた。
 現在のガイアは素手格闘術なら本部以上の実力があるだろう。
 でも、武器あり勝負だと ガイアでも本部に勝てない。
 本部スゲェな。
 さすがグラップラー刃牙1巻から出ている超実力派だ。

 グラップラー刃牙1巻1話から出ている超実力派と言えば、愚地独歩だ!
 今日は月一回の交流会である。
 誰でも館長に挑戦できる日だ!
 伝説の存在とやれる!
 会いに行けるアイドルどころか、闘いに行けるアイドルだッッ!

 相変わらずスゲェな。
 ふつう偉い人は体面を守りたいから、闘いたくない。
 ちょっとでも苦戦しちゃうと面子が潰れる。

 でも、独歩は自分で闘う。
 しかも複数人を相手にする!
 パワーもスタミナも現役選手以上だ!

 今回も独歩無双となるか?
 初戦の相手は末堂厚だッ!
 でも、横に愚地克巳が控えているのが気になる。
 克巳も挑戦するのか?
 で、勝者はジャックに勝負を挑んだりして。

 次回につづくッ!
 がッ、次週は休載で代打『ゆうえんち』だ。
 『ゆうえんち』の天才主人公・葛城無門は師匠のおかげで情熱が途切れなかった。
 本部に足りないのは、弟子を育てる才能と、素質を見抜く才能だったりして。

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週刊少年チャンピオン2025年45号
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追記1 (25/10/15)

『範馬刃牙は小型の超猛獣です しかも優秀(すぐ)れた休載と 代打まで備えている……』

『範馬刃牙は小型の超猛獣です
 しかも優秀(すぐ)れた休載と
 代打まで備えている……』


 『刃牙らへん』はお休みで代打『ゆうえんち』だッ!
 『ゆうえんち』ではオリジナルキャラクターの忍者・羽鳥薫と死闘中である。
 そう言えば刃牙に忍者が出てこない。

 細かく言えば、幼年編の刃牙は米国忍者と戦っていたけど。
 本部も忍者と同じ武術を使っている。
 ゲバルも忍者の技を使っていた。
 柳龍光の流派・空道は忍者の技が元になっているものもある。

 だけど、忍者そのものは出てきてない。
 残念だ。

 そもそも刃牙世界には日本のヤバい古流武術があまり出てこない。
 本部流、鎬流空手、渋川流柔術などは新しい流派だ。
 空道は古流かもしれない。
 でも、新技開発が多いので、実質的に新流派かも。

 ゲバル流忍術は古そうだ。
 宿禰流相撲と蹴速流相撲も古い。
 ただし、あまりヤバい技を持っていなさそうだ。

 これば刃牙たちは地下闘技場で闘うからかも。
 地下闘技場は観客がいるのでおのずと節度が生まれる。
 さらに人目が多いので対策・研究もされるだろう。
 自然と表世界の競技格闘技と同じような状況になっていくはずだ。
 だから刃牙たちは綺麗に闘うし、選手っぽい人が多いのだろう。

 そこに行くと"ゆうえんち"は秘密も守られがちだから、ヤバい技も使いやすい。
 まさに危険な遊戯場だ。
 古来からつづく幻の流派に対する夢枕獏のロマンですね。


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