今週のグラップラー刃牙(アニメ版)
第1話〜第5話

幼年編+少年王者編 第1話〜 第6話〜 第11話〜 第16話〜 第21話〜最終話
最大トーナメント編 第1話〜 第6話〜 第11話〜 第16話〜 第21話〜最終話
ラスト・アニメ刃牙→

2001年1月8日(月)
第1話 宿命の胎動

 ついに始まりました「グラップラー刃牙」!
『男と生まれたからには誰でも一生のうち一度は夢見る「地上最強の男」
「グラップラー」とは「地上最強の男」をめざす格闘士のことである!』

 と、初心者にも分かりやすく作品のテーマを伝え番組開始ッッ!!
 テンポのいい女性ボーカルのオープニングにのって刃牙登場!ハッキリ言って違和感バリバリです(笑)
 オープニングを見る限りではアニメ版は花山戦がメインになるようですね。刃牙と花山が睨み合うカットで背景が「グニィ〜〜〜」とエフェクトするところがイカしているッッ! その後、代○木アニメーション学園のCMが入っている事に不安感を憶えつつも本編へ。
 と、いきなり刃牙vs不良100人いきなりの大乱闘だッッ!
 集団の要を2人まとめて秒殺する!(ホントに30秒ちょっとでやっています)
 なかなかいい動き(アニメーションとして)を見せながらの大乱闘! ちょっと残念だったのは内藤さんの歯が折れ鼻血が飛び出るシーンが普通に殴られただけになっていたところですね。やっぱり、今のご時世が問題なんでしょうかちぎれる耳もカットされています。
 それと不安が的中しちゃった所で、スピード感と迫力の問題があります。内藤&北沢秒殺のシーンなんですけど、グラップラー刃牙の世界は常人では目で追えないスピードで展開されている闘いなんですよね。OVAでも気になっていたんですけど、そのスピードを再現しようとすると何をやっているのかがよくワカらなくなって、迫力が無くなっちゃうんですよ。
 今回の内藤&北沢秒殺はギリギリのラインで1歩だけ踏み外していると思います。その1歩とは北沢への金的のシーン。そこで股間にめり込む足をアップにするタメがあったほうが北沢の痛みが表現できて迫力が出てくると思うんですけど。そうすると、後半の「オカマになりかけた」と言う台詞に説得力が出てきますしね。

 それはともかく、100人と真っ向から打ち合う刃牙。100人と圧倒的な物量にピンチを迎えながらも、コウモリを倒す父の姿を脳裏に浮かべ気力を振るう。が、ついに力尽きダウン。少年課の木戸さんの介入により助けられる。
 原作よりも木戸さんにはキャラクター的に肉付けがしてあり「これ以上挿し歯、増やしたくないんでね」「これで5本目だぞ」と言ったオリジナルの台詞付きだ。そして、早くも暗躍する栗谷川さん、倒したのは37人と江珠に報告をいれています。うーん、渋いです。
 ちなみに、ダウンからの跳躍蹴りで木戸さんを蹴り倒す刃牙はイカしています。アニメーションっていいなぁ〜って。
 そして、不良どもがまだいるかもしれないから送っていくと実にまっとうな台詞で刃牙の家についていく木戸さんたち。例の刃牙ハウスの登場だ! って不良どもに狙われている家のくせに鍵をかけて無さそうなんですけど(^^; ショートカットしただけなんでしょうかね?

 布団に倒れこみ、父さんにはかなわないやと言う刃牙。そーいや、この頃は純粋に父親を尊敬していたんですね。
 そして、刃牙のトレーニングの話です。このシーンはちょっと(かなり?)原作に負けています。原作にあった、階段をかけ上がるシーンは無いし、ガラスをパンチする刃牙のフォームはなんか変だし(^^;)、割れたガラスで手が傷ついていない。やっぱり血が出るのは問題があるのでしょうか?
 でも、ここは刃牙が現状のトレーニングでは強くなれないと憤りをぶつける執念に燃えるシーンなので、少しづつ行動が過激になっていくことで刃牙の100人に勝てなかった悔しさと自分に対する怒りが膨れ上がっていくと言う原作の演出に負けています。もちろんこれは私個人の考えと感じ方であり、人それぞれだと思いますが。

 そして、喫茶店で栗谷川さん大活躍! 相手は北沢一人ですが、蛍光管で脅します! やっぱり、この人は渋い! そして、そのまま花山の噂へ進んでいきます。
 一方、刃牙は公園でユリーとすれ違いそのままジムへ。
 そして、早くもユリー vs ディーノイ!コイツはスペシャルマッチだ(意味不明)ッッ!
 で、早くも試合終了ッッ!って、コミックス1巻と3分の2ぐらいを消化しちゃいましたよッッ! 何と言うハイテンポッッ!!
 このペースで行くと言う事は、超絶バトルにウェイトを裂くと言う狙いと見ました。次週からのバトルシーンが気になりますッッ!
 と、言う訳で次週「蠢く者たち」へ。

 ちなみにエンディングにこっそり出ている北沢くんに落涙です(笑)

 さて、全体的なできですが、思っていたよりずっとよかったですね。絵はあんまり板垣先生に似ていませんが、丁寧に描かれていますし、動きもいいです。
 アクションシーンに関してはほぼ問題無いです。

 ただ、花山のアピールを急ぎすぎたと言う気がします。体育会系5人衆 → トミー・カービン → 花山 → ユリーと言う順番で出てくるからこそ、ユリーが花山と同等のバケモノと言うインパクトが生まれるんですよね。
 いきなりユリーが出てきてもその凄さが分かりにくいのではないかと思います。花山の場合は「顔」がアレですから、出てくるだけで恐いんですけど、ユリーは一応普通の人間ですから登場のしかたに気を使ってもらいたかったです。

 オープニングにもエンディングにもガイアが出ていないと言う事からも、尺の短さを感じます。
 そのため削れる部分は削っているのでしょうが、逆に言うと削りたくない部分はとことん詰め込むと言う男気を感じました。刃牙の命は、やっぱりバトルシーンにあります。濃ゆい台詞回しも捨てがたいのですが、アニメーションと言う表現形式である限り、やはり動いてなんぼでしょう。その点、第1回を見る限りでは、それほど心配をしなくてもいいのではないかと思います。
by とら


2001年1月16日(月)
第2話 蠢く者たち

 ウェルター級の世界チャンピオンに闘いを挑む無謀なる13歳・範馬刃牙!
 静止しようとするコーチ・ウラジミールをボディーブローで黙らせて、それを受けるウェルター級の世界チャンピオン ユリー・チャコフスキー!(ちなみに原作ではJrウェルター級ですが…)
「精鋭無比なるヂギールの歴史に挑まれた闘いから背を向けた記録はないッッ」「それが女子供であろうとも」
 ユリーの「グラブをはめてやれ」と言う台詞と共に始まるオリエンタルな音楽がヂギール戦士としての誇りを胸に持つユリーのキャラクターを引きたてます。1話ではあまり気がつきませんでしたが意外と音楽もカッコいですね。この曲はさしずめ「ヂギール戦士・ユリー」でしょうか。
 石丸トレーナーにグローブをはめてもらいリングに立つ刃牙。って、石丸トレーナー付き合いいいですね。初めて会った身長155センチの子供が世界チャンプと闘いたいと言っても普通止めますよ
 そして、戦いを挑む刃牙に対し一切の妥協の無い攻撃を放つユリー!
 その攻撃にダウンを喫するものの立ちあがる刃牙。
「サイコーだぜこの人…」「さぁ、戦争を続けようぜ!」

 一方、最強ヤクザ花山を追い求める栗谷川さんはヤクザの出入りに付き合わされる羽目に(^^;
 ヤクザの代表同士が互いの主張をかけて闘うヤクザ代表戦。花山組の代表が組長の花山薫だ!
 そして、その相手は元プロボクサーのトミー・カービン!
 元プロボクサーです。原作に比べてだいぶ落ちぶれちゃいましたね、ハハ。
 そんな卑劣(?)な罠にも関わらずついに登場、花山薫! 勝負運を占ってやると言う矢島のトランプをまるでカステラのよう(?)に引き千切るッッ!!
 ちなみにぶちのめされた矢島の背景に流れるコミカルな曲は「自分を占っておけ矢島」でしょうか?
 スピードの差を補って余りある握力でトミーを殴りつける花山。そのまま腕をつかみ捻り折るッッ!! スプリンクラーにブチ当てる花山の強烈なアッパーで勝負あり。
 残念ながら原作の耳裂き・両腕折り・顎砕きと言った壮絶な技は自粛のようです。
 今回は花山の打撃が決まった瞬間の静止画で、板垣テイスト溢れる歪んだトミーの顔を見ることができます。
 「フンッ!」しか台詞の無い花山さんですが15歳とは思えない渋い声はかなりいい感じです。

 場面は戻って、ユリーvs刃牙!
「動け!」「撃ちこまれたくなきゃ、1秒だってジッとしていちゃいけない!」
 回想されませんが勇次郎の教えを実行し反撃に出る刃牙。
 だが、ここでユリーの回想開始。狼との戦闘を思い出し、パワーアップだ!!
 そして、飛びかかる刃牙を迎撃!
「全て見えるッ!」

 そして、アイ・キャッチ。前半終了。

「全て見えるッ!」
 CM前と同じ使いまわしの映像がちょっと気になりましたが、ユリーのブローについにダウンする刃牙。
「ディーノイの時より数段気が入っていたな。どう言う訳だ?」
「戦士としての礼儀だ」
「『カミカゼ』と言ったところか…」

 一方、花山の事を江珠に報告する栗谷川。
 メイドさんにマニキュアやペニュキュアを塗らせながらその報告を聞くのは、あの女・朱沢江珠だッ!
「我が子を極道と闘わせる母親…。そのくらいの愛情があっていいのよ、母親なんて……」
 出たッ! 名台詞ッ!
 江珠役の日野由利加さんは「風と共に去りぬ」のスカーレットの吹き替えをやっておられる方とか、やはり貫禄があります。
 全体的に刃牙の声優陣は上手い人が多いですね。刃牙役の菊地さんもいい感じで熱血していますし。

 そして、栗谷川さん花山に刃牙との闘いを依頼する。
 範馬勇次郎の名を聞いて花山がドアノブを握りつぶす演出が憎いです。

 ユリーに敗れた刃牙を迎えるのは木戸刑事。そして、リムジンで江珠が登場!
 「むちゅっ」と刃牙にキスして去っていきます。
 この辺の異常性のある歪んだ愛情はかなり上手く表現されています。個人的には口紅の跡が残っていた方がよかったと思いますが…
 刃牙宅へ上がりこん「ICHICUP KOZEKI」(ワンカップ 大関のパロですね)を飲む木戸刑事。その姿には父親的な暖かさを感じます。
 ユリーに勝つため山篭りを決意する刃牙。「PS.すいガラひろっとけ」の置き手紙がいかしています。ちなみに木戸さんは相当数の吸い殻を残していたので拾うのが大変でしょう(笑)
 相変わらず戸締りしないで、山篭りへ…
 より強くなるためにッ!

 次回「夜叉岩の魔獣」


 で、今回の話ですけど前回気になっていた攻撃の重さの演出はかなりよくなっています。
 ただ、TVアニメと言う宿命でしょうか、人体破壊のシーンがおとなしすぎます。花山がトミーの腕を折るのが限界ギリギリの表現のようです。歯が折れることも鼻血が出る事も無い。だから、迫力とダメージが表現できていない。
 まるで手足を縛って闘わせているような苦しさを感じます。
 この辺の矛盾とどう戦うのかがスタッフの腕の見せ所なんでしょうね。

 今回は、その辺のことを差し引いてもややパンチに欠ける演出のような気がしました。前半で花山の闘いを終わらせてしまったため、緊張感が切れてしまったのではないでしょうか。

 でも、グラップラー刃牙・幼年編が加速するのはここからですよ。
 ここからが本番!
 次回予告の夜叉猿の姿にかなり期待しています!


 と、せっかくなので2話のスタッフ(敬称略)を抜き出してみます。

範馬刃牙 菊地正美
朱沢江珠 日野由利加
花山薫  中田雅之
ユリー・チャコフスキー 高塚正也
ウラジミール 田原アルノ
栗谷川  小室正幸
木崎   山野井仁
木戸刑事 楠見尚巳
ニーナ  浅井清己
北沢  川村拓央
石丸トレーナー 並木伸一
トレーナー 清水敏考
矢島  北川勝博
子分  永野善一

脚本 富岡 淳広
作画監督 原田峰文
演出 木宮茂


 で、1話のスタッフは…

範馬刃牙 菊地正美
朱沢江珠 日野由利加
ユリー・チャコフスキー 高塚正也
ウラジミール 田原アルノ
栗谷川  小室正幸
木戸刑事 楠見尚巳
柳瀬刑事 浜田賢二
組長   伊井篤史
内藤   中田雅之
トレーニングコーチ  高瀬右光
石丸トレーナー 並木伸一
ディーノイ  永野善一
朱沢家メイド  浅井清己
不良少年  乃村健次

脚本 富岡 淳広
作画監督 東出太
絵コンテ 難波日登志
演出 増井壮一


 です。

 なんと内藤さんが花山と同じ役者さんだったんですね(^^;
 ちなみに、1話の不良少年は勇次郎です(笑)
 2話には絵コンテが誰か書かれていないのですが、なぜなんでしょうね?

 とりあえず、3話に期待です!
by とら


2001年1月23日(火)
第3話 夜叉岩の魔獣

 ユリーに勝つ力を求めて山岳監視員・安藤の元へ行く刃牙。
 ついたとたん疲れて寝ちゃいます。大丈夫か刃牙ッッ!? なんか君ヤワだぞッッ!?
 目覚めた刃牙が目にしたのは樹齢1000年の大木。もしや、これは原作に出てきた『長老』でしょうか? 先が決まっているアニメ版だけに物語の世界観を丁寧に作れると言う利点を感じます。これが長老なら、刃牙がもっとも強くなれた時を共有していた存在として長老の意味が増しますね。

 と、場面は変わり熊が鮭を川からとっています。と、緊迫感溢れる音楽と共に謎の生物(笑)が登場し、その熊を一撃で殴り飛ばすッッ! オラァ、確かに見ただ! 熊さ、3mは吹っ飛んでいただ! それは、ちょっと飛び過ぎですよ(^^;
 そんな事も知らず安藤さんが仕留めた熊の刺身に舌鼓を打つ。
「それはオメェ勇次郎のように北極熊はムリとしてもだ。この辺にいる熊ぐらいなら、この拳で十分よ」
 とさりげなく勇次郎を宣伝する。
 この辺の勇次郎の扱いがアニメでは弱い気がします。とっておきのキャラクターだから姿を見せたく無いと言う気持ちはわかるのですが、その見せ方があいまい過ぎて原作を知っている人にしか分からないような気がします。
 たとえば、ここまでのシーンでは、まず安藤さんが熊を素手で仕留めた話をする。そして、勇次郎はこの熊よりも更に大きな北極熊を素手で仕留めた事があると話せば勇次郎の強さが強調されると思います。
 で、夜叉猿が熊を倒すシーンを入れるならこの後でしょう。熊を倒すと言う強さの基準で夜叉猿の強さを強調できるわけです。
 ついでに一言言わせてもらうと、熊の刺身は原作のほうが美味そうに見えました。刃牙ってメシを食うシーンがすごく美味そうなんですよね。

 さらなる強さを求めて夜叉岩でキャンプを張りたいと刃牙は言う。「女子供がニューヨークのスラムをうろつくようなもんだぜ」と安藤さんは返します。原作では「裸の美女」でしたが、台詞を変えたせいで余計にニューヨークのスラムを馬鹿にしているような気が…
 安藤は語る、夜叉岩に棲む夜叉猿と言う魔物の事を…。推定年齢150歳、身の丈2m余り、「あれはまるで山が牙を剥いて襲ってくるようだ」と巨人・安藤ですら恐れるバケモノだ。「あの夜叉岩には数匹の夜叉猿がいた。そして、そのうちの一匹を勇次郎は確かにブチのめした。だが今のおまえと勇次郎の力の差は…」
「今オレが闘いたいのはまさにそう言う怪物なんだッ!」「父さんに倒せたヤツが、俺に倒せないはずは無い」安藤の言葉に吠える刃牙、だがッ、父親と自分を比べるなッッ! ムチャだぞそれはッ!!
 そして、さりげなく勇次郎の出てくる回想を飛ばしてしまおうと言う思想の見える安藤さんの台詞などが多少気になります。

 そして、夜叉岩で一人特訓する刃牙の元に現れる巨大な生物、そう夜叉猿だッ!
 刃牙を案じていたのかタイミング良く駆けつける安藤さん。
 投げつけられる斧をものともせず、第二撃の斧も牙で噛み砕く夜叉猿。絶望的状況で己の拳に活路を見出そうと、安藤は拳を繰り出す! が、その拳を噛みつきで受け止める夜叉猿ッ! 拳を噛みつかれたままCMへ。

 後半アイキャッチは夜叉猿の横顔だッ!
 激しいピストン運動で安藤さんの指を食いちぎる(?)夜叉猿。上手く角度を誤魔化して、これ以後は安藤さんの右手は見えません。
 そして、原作屈指の名シーン! 夜叉猿の腸ひりだし攻撃!
 アニメ化にあたって白い光で血を表現していますが今までの展開に比べるとはるかに頑張っています。さすがに腸は出ていませんが(^^;
 今回は絵に関しては限界まで頑張っている気がして良かったのですが、安藤さんの悲鳴があんまり死にそうでないのが ちょっと残念です。火薬で消毒のシーンも割りと元気そうですし…。ついでに刃牙が失禁しなかったのも残念(笑)
 原作では冗談抜きで死ぬかどうかの瀬戸際、と言うよりほとんど死んだも同然のシーンに震えたものですが、今回のこのアニメで刃牙を初めて見た人はどうなんでしょうね?

 一方ユリーはタイトルマッチを余裕でこなしています。
 それを見ながら江珠さんが刃牙のトレーニングに解説を加えてくれます。
「あの子は一線を超えようとしているのよ」
 ゲフッ、江珠さんがこう言う事を言うとなんか違う事を考えちゃいますよ(爆)  とにかく、刃牙はエンドルフィン効果でトレーニングを始めます。脳内分泌物エンドルフィンをドピュ ドピュ出してトレーニングだッ!
 って、なんかこのシーンはなんか違うものを出しているような感じがしますよ(笑)
 ちなみにエンドルフィンは「素晴らしい快感を与えてくれるのby 朱沢江珠」そうです。
 ちなみに連載当時の私と友人の間では「銃夢(ガンム)」と言う漫画に出てくるマカクと言うキャラクターの台詞が流行っていました。マカクと言うのはエンドルフィン・ジャンキーで人の脳みそをすすってその中のエンドルフィンを味わうと言うかなりイカした人なのですが、この回の刃牙を読んだ感想は刃牙がエンドルフィン・ジャンキーになっちゃったねでした。脳みそを求めてさまよう日も遠くないと話していた当時が懐かしいです。

 一方、花山さんはついに刃牙の家へ。が鍵がかかっていて入れません。最後に家を出たのは木戸さんなんですけど、鍵はどうしたんでしょう? 合鍵を持つような仲なんでしょうか?

 そして、3ヶ月後…。更にその先の高みを目指すため刃牙は己の身を崖に投げ出すッ!
 次回「牙と絆」を待てッ!


 今回は実にエキサイティングでいい感じでした。夜叉猿との闘いは燃えますし、エンドルフィン効果はハチャメチャでいい感じです。ギャグの1歩手前と言うさじ加減が絶妙です。
 相変わらず勇次郎が出てこない事にやや不満がありますが…。原作の初期のように顔に影をつけた状態で登場させても罪にはならないと思うんですけど、いかがなものでしょうか。
 やはり、勇次郎の強烈なキャラクターが刃牙の魅力の一つなので出し惜しみして欲しくないですね。

 ところで次回のタイトルを見ると、夜叉猿戦は早くも決着がつきそうなのですが…。
 4話で夜叉猿編が終了だとすると、5話でユリーが花山に襲われて、6・7話で花山戦、8話で勇次郎登場で、9・10話でガイア部隊と闘って11・12話で勇次郎戦、13話で加納戦なのでしょうか?
 ちょっとテンポ速過ぎの気がしますが…。どうなんでしょう。


おまけデーター・今回のスタッフ(敬称略)

範馬刃牙 菊地正美
朱沢江珠 日野由利加
安藤  北川勝博
ユリー・チャコフスキー 高塚正也
栗谷川  小室正幸
木崎   山野井仁
フリオ・ゼール・ケバス  永野善一
レスキュー隊員  川村拓央
アナウンサー 清水敏考
夜叉猿  柳沢栄治
脚本 十川誠志
作画監督 斎藤浩行
絵コンテ 横山広行
演出 横山広行

 安藤さんは矢島と二役でしたね。今回は花山さんの台詞が無いのでクレジットに出ていません(笑)
by とら


2001年1月30日(火)
第4話 牙と絆

 さらなる格闘士(グラップラー)の高みを目指すために、死に際の集中力を手に入れるために、刃牙は断崖絶壁に身を躍らせる。ちなみに解説は今回も朱沢江珠さんです。
 崖から飛び降りる事で、死に際の集中力を身につけるというこの名シーンは、アニメーションの動きにしっかりとマッチしています。死を垣間見るシーンから(臨死体験?)一気に現実に戻り、スローモーションの中で崖を転がるッ!
 この動きこそアニメでしかできない、これでこそ刃牙がアニメになった意義があるッ!!

 一皮ムケた刃牙はついに夜叉猿と決戦へ。炎の特設リングで決闘開始だァ!
 先制の目潰しから一気に襲いかかる刃牙ッ! さすがに直接表現はできていないけどちゃんと目をえぐらせた点は評価が高いです。
 ただ単に原作に忠実だと言うわけではなく、この闘いは目をえぐるような戦いであるという意味がこのファーストアタックにはこめられていると私は考えます。つまり、刃牙が目をえぐるなら夜叉猿も目をえぐってくるだろう、と言う意味が生じ、闘いにおける緊迫感がまるで違ってきます。
 そして夜叉猿の反撃ッ、引っ掻くッ! 噛むッ! 獣の牙や爪は刃物と同じだッ! まさに一撃一撃が致命傷となっていくッ!
 が、刃牙も金的が有効だった事から正中線を狙う攻撃へと格闘技のセオリーで攻める。
 が、コンビネーションが効・か・な・いッ!
 刃牙、大ピーンチ。

 とは知らず、安藤さん病院から退院です。
「やっぱり山の空気はうめーぜ」
 見えにくくしていますが、右指が切れて無くなっているようです。察してくれと言う事でしょうね、これは。
 ちなみにアニメの「ドラゴンボール」でピッコロの指が5本あるのは、4本指だと、指が足りない→指を詰めた→ヤクザと言うイメージを連想させるためよろしくないと言う政治的判断が入っているらしいです。

 一方、大ピンチの刃牙ですが相手が動物だと気がつきます(今ごろかいッ!?)。
「考えてみりゃ、コンビネーションなんて対人用の姑息なテクだぜ」
「コイツの分厚い筋肉を突き破るには、格闘のセオリーなんざ…」
「やっぱ、こういう…イッパァアアツ
「もうイッパァアアツ!」
「もッぱァアアつッ!!」
 アツいぞ、菊地正美ッ! 正直言って見くびっていた。この「もッぱァアアつッ!!」は正直しびれました。すごく刃牙っぽい「もッぱァアアつッ!!」だ。
 ちょっと残念だったのが、原作の「一発放ったあとは反撃の備えもクソもない」と言う台詞が削られていたこと。それと、「対人用の姑息なテク」は原作では付点を打って強調しているのですが、アニメではただの台詞になってしまうので「人間用の姑息なテク」とした方が人間と獣の違いを強調しやすくなったのではないでしょうか。

 渾身の一撃で夜叉猿からダウンを奪うものの野生の力に反撃を食らう刃牙。
「父さん…、たすけて…」
 夜叉猿のアイキャッチで前半終了!

この「父さん…、たすけて…」の「父さん」はアニメのオリジナル台詞ですが、かなりいい台詞です。この当時の刃牙が命の危機にさらされた時に、たぶん口にする言葉だと思います。
 少年時代の刃牙が父に抱く敬愛の念が強調されていて、この後に起こるであろう父との決別がより鮮烈になると思われます。

 ことろで、今回は夜叉猿のアイキャッチが2連発でした。となると、次回はユリーと花山がアイキャッチに登場ではないでしょうか。


 刃牙が夜叉猿と戦っている事に気がついた安藤さんが銃を片手に走る!
 あの巨体で崖を飛び降りるシーンとか、えらいカッコイイんですけど、この人。ちょっと役得ですね。
 妙に平安調(?)なBGMの中、あの男「範馬勇次郎」の姿がチラッと回想されています。でも、今日はこれだけ…。ち、出し惜しみしやがって(笑)

 夜叉猿に痛めつけられ大ピンチの刃牙、苦痛の中でエンドルフィン大爆発だ!
 先週のインパクトが覚めないうちにこの効果を出すのは演出が生きています。
 ちょっと残念なのは刃牙の失禁が無かったこと。最近のアニメは出血だけではなくて、失禁もダメなんでしょうか? そうなると、最大トーナメント決勝戦における闘いの聖水の立場はどこへ行ってしまうんでしょうか(--; (気が早過ぎです)
 銃をぶっ放し乱入しようとする安藤さんを一括する刃牙。
「オレたちの大切なファイトを、そんなオモチャでじゃまさせねェ!
 引っ込んでろッ!」

 これもオリジナルの台詞ですが、原作以上に刃牙的な台詞です。ひょっとすると原作とは方向性が若干違うのかもしれませんが、すごく燃える台詞です。
 そして、夜叉猿との全存在を賭けて全力でのぶつかり合いッ!
「夢を見ているのか、俺は? たかが13歳の少年があのバケモノと互角以上にに渡り合っている
 さてはあの死に際の集中力をモノにしやがったな。ヤツの父、範馬勇次郎のようにッ!」
 ここでもオリジナルの台詞が特訓による刃牙のパワーアップを強調しています。今回の前半でやった特訓が伏線となって、話にふくらみを持たせています。
 頭部に備わる穴から直接(じか)に脳へダメージを与えるエゲツない攻撃!
 そして、自らの拳で呼吸器をふさぐ攻撃により夜叉猿をついに倒す!
「オレが…、オレが最強だ…
 この山で最強の生き物だァァァァァッッ!!」

 原作だと「雄(おとこ)」または「男」と表記されていましたが、ここでは生き物と言っています。
 推測するに、スタッフ会議などで「あのぉ…、『雄』って言っていますけど、勇次郎が倒したのはメスですよね?」って疑問が出たんでしょうね(^^;
 吠える刃牙を後に静かに去っていく夜叉猿。
「オレは自然の中で静かに暮らしたかっただけの生き物をいたずらに虐待しただけじゃないかって」
 このあたりから、「闘い」と「暴力」の違いに気がつき始める刃牙。この台詞は原作に無い「自然」と言う言葉が入っていてより自然派志向になっています。
 つづく安藤さんの台詞も、
「大自然もおまえの勝利をたたえてくれるだろう」
 と、なぜか自然を強調しています。この辺の意図はちょっとつかめませんが、動物=自然と言うことで夜叉猿の懐の深さを演出すると言う事なんでしょうか?

 そして、夜叉猿の元へ彼の奥さんの遺骨を届に行く刃牙。
 このシーンは人と動物と言う枠を超えて心の絆が生まれるシーンです。
「あなたのおかげで強くなれました。ありがとうございます」
 原作では目元に溜まるくらいだった涙ですが、アニメではかなり大量に泣いています。が、刃牙と夜叉猿の『絆』を見せると言う意味では適切な演出でしょう。菊地正美さんの熱演もありかなり感動的に仕上がっています。
 アニメ化で嬉しい事、その2.声優さんの熱のこもった台詞を聞くことができる。今回は、動く刃牙が見れて、喋る刃牙が聞けて、実にすばらしい回でした。

 ちょっと難癖をつけると「オレは彼が何をしようとしているか理解した」と言う台詞は原作通りの「ボク」と喋っていたほうがいいと思うんですけど。私としては、刃牙の13歳の素直な気持ちは「ボク」と言うところに出ている気がします。

 夜叉猿から贈られた牙を手に決意を新たにする刃牙。
「オレはしょせん人間ってチンケな生き物…、大自然には永遠に勝てないかもしれない
だけど、あの偉大な戦士夜叉猿にもらったこの牙、決して無駄にはしない」
 で、またネイティブな感じにまとめています。まあ、野生動物ですから「自然」なんでしょうね。

 と言うわけで次回から新展開「戦士の心」を待てッ!


 今回はアクションの演出が決まっていました。そしてエンディングでの感動的なシーンも良かったです。
 今回の話は刃牙がアニメ化してよかったと本当に思いました。だって、また刃牙の新作を楽しむ事ができるんですから。

 まあ、今回も出血や目への攻撃など、見せられないシーンが多かったのがチト悲しい所です。
 特に耳と鼻への攻撃は知らない人が見たら何をやっているのか分からないのではないでしょうか?
 せっかく、驚き+解説役の安藤さんがいるんですから「耳にッッ!?」「鼻にッッ!?」と分かりやすい驚き声を入れた方が良かったのかもしれません。やりすぎると、陳腐になっちゃうから気をつけないとまずいんでしょうけど。
 アニメなんだから、絵に規制がかかるのなら声や音で何とかしてもらいたいものです。
 たとえば花山がトミーをこねるシーンでは、腕を折るシーンを1回だけは見せていたんだから、そこで「折れる」音をしっかりと入れて骨折を印象付けて、次に天井でも映して見せて「ゴキャ」「ひィィィィ」「バキャ」「はひィィィィ」「みじィ」「AOOOO!!」と言うように音と悲鳴を交互に重ねて想像力をかき立てるとか、そう言う演出があってもいいのではないでしょうか。古典的すぎて嫌なのかも知れませんが…。

 まあ、今回も展開は早かったのですが、早過ぎるという気はあまりしませんでした。これからはもう少しペースも落ちついていくんじゃないでしょうか。
 次回は『握撃』が出る回ですが…。予告で直前のシーンが出ていましたね。
 期待できそうです!


おまけデーター・今回のスタッフ(敬称略)

範馬刃牙 菊地正美
朱沢江珠 日野由利加
安藤   北川勝博
夜叉猿  柳沢栄治
子夜叉猿 浅井清己

脚本 植田浩二
作画監督 佐藤雅将
絵コンテ 日巻裕二
演出 下司泰弘

 今回の注目は子夜叉猿役の浅井清己さん。ニーナさん、こんなところで(笑)
 この可愛い声の子猿が数年後、ちょびヒゲの伝統派空手家から屈指の迷台詞を引き出す事になるとは…(笑)
by とら


2001年2月6日(火)
第5話 戦士の心

 強大な力と戦士の心を手に入れ、山篭りから帰ってきた範馬刃牙。
 一方、刃牙を狙う花山は刃牙の家を毎日訪れているようです。こんな人が毎日やって来たら近所の人は怖がるでしょうね(^^;
 強者の残り香でもあるのか、不審な気配を感じる刃牙。来るべき戦いの予感がします。
 家で休む間もなく栗谷川に連れられ、朱沢邸へ。江珠さんのキスで歓迎を受けています。一皮も二皮もむけた刃牙の前ではユリーの拳もスローモーションの様に映っている!
 それにしても「今世紀最後のビックカード」って、いきなり21世紀最後のビックカードですか? せめて、新世紀最初のビックカードにしましょうよ(^^;
 それはともかく、ヘビー・ウェイトに肉体改造中のユリーに栗谷川さんが近づきますがすげなく断られます。
「私の悲願はただ一つ、精鋭無比なるヂギールの血が地上最強である事を示すことだ!!
 プロボクシング・世界ヘヴィ級チャンピオンが最強と認知される以上、私の目標はそれ以外にはないッ!!
 熱のこもった熱い演技です。ユリーの誇りと決意が十分に表現されています。
 ちなみに、ここで栗谷川さんがメガネをふいていますが、アニメ版の栗谷川さんの目はどんな目なんでしょうね?
 アニメ版の栗谷川さんは、原作にあったドジっぽい部分が無くなっているのがちょっと寂しいですね。原作ではユリーに無視された栗谷川さんがコーヒーをふいているんですけど、アニメではそれがありません。そう言うコミカルな動きと、いざと言う時の凄腕の手際の対比が栗谷川さんのギャップであり魅力だと思うんですけど。
 それはともかく、闘うサラリーマン・栗谷川さんは花山の事務所にも挨拶回りです。いや、ご苦労さんです(^^;
「範馬勇次郎…」「ホントウに会えるんだろうな」
 おおっ、遂に花山がまともに喋ったッッ!
 やっぱり、15歳の声には聞こえませんッッ! でも、もうちょっとドスの効いた声でも良かったんですけど
「あなたがお坊ちゃまを倒したなら父親の勇次郎様は必ず現れるハズです。なぜなら勇次郎様は、闘う事を何よりも優先します。水より! 食事より! 女性より!」
 原作では「SEXより! 食事より! 水より! 酸素より!」とどんどん生きるのに必要なものになっていくんですけど、アニメでは順番が逆です。どう言う演出意図と制約があるのか分かりませんが、ここではやはり原作の順番で「酸素より!」で気合を入れてもらいたかったです。なんか、さらりと流しちゃっていて演技する間が無い感じなんですよね、このシーン。
 で、やっぱり栗谷川さんの背後に目だけ光ったシルエットで勇次郎を登場させて欲しかったですよ。
 この辺は原作の流れとは若干変えて花山が勇次郎との対戦を望むため、ユリーを倒し刃牙に挑むと言う伏線としているようです。30分のアニメではこの方が演出としてスッキリしていていい感じです。

 一方、刃牙はユリーの元を訪れボクシングと格闘技の違いを指摘します。
「まるで………」「父親のような……ッッッ!」の部分がカットされているのが気になりますが、このシーンはなかなか良くまとまっています。原作では切り裂かれたウォーターバックを背景に台詞が出てくるのですが、これは静止している漫画だからこそできる構図でアニメでは再現不能です。先にウォーターバックを切り裂いて水を出し、その後驚く人達に台詞を聞かせる。これがアニメと漫画の表現の違いでしょう。

 ここで、前半終了。アイキャッチは刃牙でした。

 ちょっと不満なのが、この台詞でCMに入った事です。CM開けすぐに花山がユリーと対峙するのですが、そこでCMに入ったのなら誰もチャンネルを変える事はできないでしょう。最高の引きです。できれば、そこまで話を持っていって欲しかった。

 そう、そして、花山がユリーの前に登場!
「この男、強い…」
 この二人が対峙するシーンは原作では「ユリーは、この男が現れたとき戦う意思を感じ取った」というようなアオリが入っていたと記憶していますが、当時の興奮が蘇るようなシーンです。
 ちなみに、ニーナさんはきっちり美少女になって登場していました。なんか出場の多いですこの人。男ばっかり出てきてイヤになったんでしょうか?(^^;
 二人の戦士の闘気によってぐにゃりと曲がる空間。オープニングだけではなく作中でも捻れています。
 そして、防御をしない重戦車・花山と異能ボクサー・ユリーの戦いが始まるッ!
 トミー・カービンと戦っていたときにも感じていたのですが、殴られながらも前進を止め無いと言う花山の戦い方は、アニメでは表現しにくいようです。
 それでも、握撃はかなり頑張っています。爆ぜる瞬間こそ見せられないものの、その直前の膨れ上がる腕の表現は、動きのあるアニメの醍醐味といえます。

 ところで、回想に出てくるジイちゃん右腕がちゃんとあります。それと、前回のことですが安藤さんの右指はちゃんとついていました。やはり障害を持った人に対する配慮と言うものなんでしょうか? 花山さんが禁酒をしているのも未成年だからなんでしょうね(^^;
 心は折れない。戦士の心を持ったユリーの意地と誇りのシーンは、やはりカッコイイです。ユリー役の高塚正也さんの熱のこもった演技と、燃え立つBGMでイヤでも盛り上がります。左腕が、ぶら〜んと成っていなかったのがちょっぴり残念ですけど。

 強敵・花山薫の存在を知り、花山の事務所に単身乗りこむ刃牙!
 壁を飛び跳ねるシーンがカッコイイです!
 やはりアニメではアクロバティックな動きのほうが合っている様ですね。今後出てくる、方に乗ったまま蹴りを繰り出すシーンや、胴まわし回転蹴りのカウンターなどが楽しみです。
 ただ、ちと気になるのが、どうも刃牙って他のアニメと比べてセルの枚数が少ないような気がするんですけど…。予算が足りないんでしょうか(T-T
 他のお金のかかっていそうなアニメに比べるとやや動きがカクカクしているんですよね…。ガンバレ…

 次回のタイトルは「侠客立ち」!
 コイツは見逃せないぜッ!
 でも、切られるシーンはカットされちゃうんだろうなぁ(T_T)

おまけデーター・今回のスタッフ(敬称略)

範馬刃牙 菊地正美
朱沢江珠 日野由利加
花山薫  中田雅之
ユリー・チャコフスキー 高塚正也
ウラジミール 田原アルノ
ニーナ  浅井清己
ユリーの祖父 楠見尚巳
フリオ・ゼール・ケバス  永野善一
栗谷川  小室正幸
木崎   山野井仁
アナウンサー 清水敏考
ドクター  柳沢栄治

脚本 高橋ナツコ
作画監督 佐々木敦子
絵コンテ 岩崎太郎
演出 岩崎太郎

 相変わらず毎回スタッフさんが変わっていますね。今回の作画は原作に近い感じで違和感が少なかった気がします。特に花山が似ていましたね。
by とら


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