今週の『ゆうえんち −バキ外伝−』(141回〜150回)感想

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2021年4月10日(19号)
第141回 巻の十六「一緒に地獄までゆこう」

 葛城無門と柳龍光は、死力を尽くして闘いつづける。
 疲労とダメージで無門の意識は朦朧となっていく。
 だが、ファイターは聖人のように立ちあがらねばならんのだ!
 無門は倒れそうな己の肉体にムチを入れ闘いつづける。

 柳龍光は無門を称賛しつつ、追いつめていく。
 フェイントの技術などは柳のほうが上だ。
 相手を裏切るように騙すのがフェイントの至極である。
 無門も、もうすぐ官能的な表情をしてくれるだろう。
 きたるべき絶頂を予感して、柳は興奮を高めていく!

 柳はエンディングにむけて準備を進める。
 無門のシャツのボタンを吹っ飛ばし、素肌を露出させた。
 10代少年の白い肌だ。

『もう少し、遊んでほしかったんだが、その白い肌を見たら、むらむらしてきてしまったじゃないか。』

『乳首も一緒に。
「もらい!!」
 おもいきり引いてやる。』


 あぁ、変態だ。
 ワカっていたから、以前より驚かない。
 しみじみと柳の変態性を感じるのだった。

 柳は無門の肌に手をあてる。
 ついでに乳首も狙っているのが変態らしい。
 無門の肉をはぎとったら、射精してしまいそうな勢いだ。

 柳に触れられた感触で、無門の意識は覚醒する。
 だが、大ピンチだ。
 すでに触れられている。
 このまま空掌で肉をエグられるのか!?

『身体を浮かせて、引かれる方向に跳んだ。』
『当てて、引く――ただ打つよりわずかにタイミングがおそくなる。』


 なるほど、当ててから引く動きをする空掌は普通の打撃より1アクション多いぶん遅い。
 当ててから打つ動きの寸勁に似たタイミングだろうか。
 普通の攻防で使えば、テンポの違う攻撃となって相手の意表をつけるかもしれない。
 だが、意識朦朧としていた無門にとっては、1アクション多くて遅い攻撃だったのだ。
 これはかなりラッキーだった。

 柳にとっては大きなミスだ。
 無門の白い肌と乳首に欲情しちゃったのが良くなかったか。
 柳の変態性が邪魔をしてしまったな。

 飛びこんだ無門は、右肘を柳の鼻に叩きこむ。
 勝利を確信した柳にスキが生まれていた!
 倒れず粘った無門は、そのスキを逃さない。
 すかさず鳩尾に爪先を蹴りこむ。
 確かな手ごたえだ。

 胃液を吐きながら柳が逃げていく。
 攻守逆転だ!
 無門は柳を追う。
 こういう時に慌てて攻め急ぐと反撃される危険があるぞ。

 だが、無門は冷静だった。
 欅(けやき)の木が柳の逃げる先にあると確認する。
 柳龍光になくて、無門にあるもの、それはサーカスだ!
 無門は欅の枝につかまり、空中での動きを自在に変える。
 これが無門サーカスだッ!

 柳は無門のフェイントは稚拙だと考えていた。
 でも、無門のサーカスアタックに対応できず蹴りを喰らう。
 声に出していないから無門には聞かれていないが、ちょっとした恥さらしだ。
 柳の鼻を蹴り折った!
 見事な逆転だ。

 でも、枝から手を離して地面におりてしまった。
 もうちょっと、枝の上に居たほうが良いんじゃなかろうか。
 次のサーカス技を出せそうな場所もなさそうだし。

 鼻を折られても柳龍光は笑っている。
 これほどの相手と闘えるとは、なんという幸せだ!
 変態は鼻を折られたぐらいじゃ怯まない。
 むしろ喜んでいる!

「無門くん、一緒に地獄までゆこう……」


 ちょっと逆転できたけど、柳龍光の変態度は底知れない。
 無門は柳に抱きつかれ、地獄行きの沼に落ちていくのか?
 この勝負に勝ったとしても、無門まで変態になってしまったら、どうしよう。
 危険中毒者だし、無門って変態の素質もあるんだよな。

週刊少年チャンピオン2021年19号
週刊少年チャンピオン2021年19号


2021年4月17日(20号)
第142回 巻の十六「肉が、活性化してゆく」

 どんな技も見ただけでコピーできてしまう天才少年・葛城無門は1歳すぎから天才だった。
 歩けるようになってすぐ、言葉を覚えるより早く、ガンさんの玉乗り技をコピーしたのだ。
 サーカスの天才幼児が誕生した瞬間である。

 だが、父・渡流(わたる)を加奈村正介に殺され、母・津葉沙(つばさ)を守るため無門は強さを求めた。
 そして松本太山に出逢い、本格的に鍛えてもらう。
 こうしてサーカスの天才少年は、格闘の天才少年へと転職したのだ。

 無門は環境と関係なく天才だったのか。
 そして、加奈村正介や松本太山が居なくとも最強を目指す道を進んでいたと感じている。
 なんにせよ目標ができて良かった。
 天才すぎて達成感が無いと、虚無感を抱えて才能を腐らせる可能性があるし。

 しかし、戦闘中に回想するとは余裕だな。
 いや、むしろ無意識で闘っているので、脳の余りが回想しているのかも。
 無門の肉体は、なんとなく柳と互角に闘っているっぽい。

 会得した技は使いたくなる。
 無門だってそうだし、柳もそうなのだろう。
 強くなるために鍛え、強くなったから闘いたい。
 無門も柳も、そんな修羅道にいる。

 相手をリスペクトしながら無門は闘っているようだ。
 範馬刃牙と範馬湯次郎は、死闘するよう宿命づけられていながら、互いに敬意をもって和解した。
 無門も、柳の強さと鍛錬をリスペクトする。
 でも、柳はそういう感情を持たないよね。
 相手の強さと努力を踏みにじって絶望させるのを楽しみたい人だし。
 これは無門の片思いだろうな。

 柳を理解しつつ闘っていると、技もワカってくる。
 もう怖くない。
 柳の速度にもついていくる。
 いや、柳の速度を追い越せそうだ!

 極限の死闘が無門に作用したのか!?
 限界を超えて強くなろうとしている。
 葛城無門は今晩だけで2倍も3倍も強くなっていそうだ。

『これまで、出会ったことのないもの。
 感じたことのない感覚が、細胞の中に、別の次元から流れ込んでくるようであった。』
『肉が、活性化してゆくのがわかる。』


 無門が完全覚醒したッ!?
 なんかニュータイプ的な覚醒か?
 それとも、どっかのチャクラが開いちゃったりして。
 『キマイラ・吼』みたいに、人間でなくなるチャクラの可能性もあるし取り扱いは慎重にするんだ!

 不安はあるけど、無門は肉体に新たな力が沸き上がるのを感じている。
 疾(はや)く、柳よりもはるかに疾く動く。
 逃げようとする柳を追って、つかまえる。

 葛城無門が確実に強くなっているぞ!
 物理的というか、実際のスピードも上がっている。
 ゾーンに入ったとか、そんな生やさしいものではなさそうだ。

 範馬一族なら、鬼の背中が覚醒したという可能性もあるが、無門はちがうだろうな。
 松本太山の教えが、ここで花開いたのか。
 それとも本当にチャクラが開いちゃったりして。
 とにかく、柳龍光を今この瞬間スピードで上回っている!
 柳龍光を倒すチャンスだ。
 ここで倒しきれるのか!?

週刊少年チャンピオン2021年20号
週刊少年チャンピオン2021年20号


2021年4月24日(21+22号)
第143回 巻の十六「おれが、おれを産んだのだ」

 葛城無門と柳龍光の死闘も極まってきた。
 何度も追い詰められ敗北すら意識した無門だが、謎の力が満ちて逆襲を始める。

『糞。
 このガキめ。
 いったいどこに底があるのか。』

 柳が焦ってののしっている!
 ついに柳をここまで追いこんだのか!
 あの怪物・柳龍光を!
 範馬刃牙に圧倒された時ですら、「糞」とか「ガキ」って言わなかったのに。
 もっとも、あの時の刃牙はガキの領域をはるかに超えてたからな。

 無門との闘いは柳が流れを支配していた。
 空中戦の奇襲は驚いたが、しのいだ。
 あとは無門を楽しみながら仕留めていくハズだった。
 だが、無門は何度も復活し強くなり、ついに柳を圧倒しはじめる。

 柳から見ても無門の覚醒は異常事態のようだ。
 急にコツをつかんだとか、そういうレベルじゃないらしい。
 やっぱり、なんか変なチャクラ開いちゃったのか?
 柳の経験でも、こういうパワーアップは見たこと無いんだろうな。

『このおれは、この世のどんな奴よりも努力してきたからだ。どんな奴よりも稽古をしてきたからだ。』

 柳龍光は努力タイプだった。
 強くなるためなら何でもやり、何でもガマンする。
 肉体を鍛え、技を磨き、心理操作も学んだ。
 そのためには毒手だって完成させる。

 この執念と努力が柳を強くしていったのか。
 柳は、自分は天才ではないと考えている。
 少しずつ努力と工夫で強さを積み重ねていくのが柳龍光の成長だ。

 だから、急に強くなった無門が理解不能なのだろう。
 あと、刃牙もね。
 1晩(いや2晩かもしれないが)たったら、別人のように強くなる異常者とは関わりたくないだろうな。

 柳は強くなるため、マスター国松に弟子入りした。
 国松を倒し、腕を切り落とし、食う。
 それも強くなるための執念だ。
 だが、そこまで努力してきた自分が敗北しそうになっている。

 敗北するかもしれないという恐怖と恍惚だ。
 だが、敗北を拒否する自分の肉体が変化していく。

『肉の底の底にまだ残ってるもののけが、いやがっている。』
『こんなもののけが、自分の身体の中にいたなんて、おれは知らなかったな。』


 柳も覚醒するのか!?
 長年鍛えてきた柳だ。
 そりゃ体内に"もののけ"ぐらい生まれちゃうだろう。
 "けもの"でも、"妖怪"でもない。"もののけ"だ。
 たぶん、マスター国松の肉を食ったせいで内部に生まれちゃったんだろうな。

 とんでもない怪物が柳から生まれようとしている。
 変態の怪物から怪物が生まれたら、逆に純情な性格だったりするんだろうか?
 努力家の柳は、ある意味でとても真面目な性格なんだし。

『もう、一滴だって体力なんて残っていなかったはずなのに、汚泥の中からぬれぬれと羊水にみずみずしく濡れた裸の赤ん坊が、そこに生まれていた。
 おれが、おれを産んだのだ。』


 生まれたッ!
 もののけ赤ちゃんが生まれてしまったぞ。
 覚醒無門と互角なのか、上回るのか!?
 やっぱり柳龍光は簡単に倒せる相手じゃ無いな。
 この勝負は、まだ長引きそうだ。

週刊少年チャンピオン2021年21+22号
週刊少年チャンピオン2021年21+22号


2021年5月8日(23号)
第144回 巻の十六「背に冷たいものが走り抜けた」

 葛城無門と柳龍光による因縁の対決もクライマックスか!
 追いつめられた無門は謎の覚醒をとげて逆襲する。
 ついに怪物柳龍光を圧倒して、勝利は目前だ!

 このような勝てそうな時ほど油断しちゃいけないのが勝負の鉄則ですね。
 笠原倫のチャンピオン漫画『女郎』でもネタに使われていた「高名の木登り」と同じく、最後が一番危ない。
 格闘技の試合でも相手がふらついてチャンスに見える時ほど、大振りしてカウンターを喰らう危険がある。

『勝利したと、思ったその時に、油断が生ずるからだ。
 しかし、今の柳龍光を見ろ。
 ふらふらじゃないか。』


 油断したらマズい。
 と、考えるだけの冷静さが無門にはあった。
 だが、やっぱり油断しかけている!
 実に危うい。柳はまだ生きているぞ!

 前回は柳龍光の視点で描かれていた。
 柳は自分の内部から"もののけ"が産まれ出るのを感じている。
 無門とは違う感じに覚醒しようとしているところだ。
 もののけ柳は、なんかヤバい感じだぞ。

『ぞくり、と、背に冷たいものが走り抜けた』

 無門が本能的に危機を感じとる。
 経験不足が無門の弱点だと思っていたが、けっこう良いカンをしているぞ。
 今日、何人もの変態と闘ったことで危機察知能力が上がったのかもしれない。

 ゴブリン春日、忍者羽鳥、加奈村狂太、そして柳龍光だ。
 こってりした濃い変態ばっかりだったな。
 1日で消化できる質と量じゃ無いよね。

 柳のダメージは大きいように見える。
 だが、柳の体内から、なにかが生じようとしていた。
 無門にも感じ取れるほどの存在感だ。
 そして柳龍光が哭く!

「ほぎゃあああああああああっ!!」

 赤ちゃん泣きだッッ!
 比喩として赤ん坊誕生と思っていたけど、本当に赤ちゃん返りしちゃった。
 いかにも変態そうな覚醒だったけど、想像以上に変態な覚醒だ。
 こりゃ、怖いというか不気味だな。
 家に帰りたくなる。

 柳龍光が、もののけと化してバブみった!?
 ここに、バブみ龍光が誕生してしまったのか?
 なんか、足の運びや背骨の曲がりが異常になっている。
 物理的にも妖怪化しちゃった感じだ。

「無門くん、わたしを食べてほしいんだよ……」

 柳龍光は無防備に迫ってくる。
 だが、動きも表情も不気味すぎて手が出せない。
 さっきまで無門にあった強さの高揚感と勝利への期待感が一瞬で消えてしまった。
 今の柳龍光は、別の意味で恐ろしい存在だ。

 無門の精神は崩壊寸前だったが、柳を攻撃することができた。
 ほとんど偶然で、攻撃しようという意志は無かったかもしれない。
 これは、まだ無門にツキがあると言うことだ。
 二人は限界ギリギリの勝負をしている。
 最後に勝利を決めるのは運かも。
 なら、無門に勝機はある!

 無門の拳を柳が口で受けた。
 当たったのか? くわえたのか?
 歯が折れたが柳はマスター国松のような高笑いで喜んでいる。
 おぞましい、もののけだ!

 柳はいきなり反撃をはじめた。
 凄まじい連打だ。
 無門は何発も喰らってしまい、意識が飛ぶ。
 だが、意識が飛んだおかげで声が聴こえた。

『「息子よ……」
 なんとも優しく、太い声――
 松本太山の声であった。』


 ここで、また松本太山だ!
 ひとつの勝負で二回も出てきてくれた。
 やっぱり、困ったときの松本太山なのである。
 何度でてきても助かるのだ。

 そして、勝手に「息子」認定までしてもらった。
 無門は、ちょっと脳内松本太山に甘えすぎかもしれない。
 でも、まだ10代の少年だし、他に父親だと思える人も居ないもんな。

 いっぽう、柳龍光はちょっとおかしくなりすぎた。
 『バキ』に出てくる柳は、この数年後だが、ここまで変じゃなかったぞ。
 となると、どこかで元に戻るのだろう。
 無門に敗北して バブみ龍光は消えて、記憶も残らないのかも。
 それなら、敗北した記憶も無くなるので、つじつまがあうぞ!


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