バキ総集編 烈海王

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2009年4月30日
バキ総集編 烈海王

 烈海王の総集編だッ!
 どのページもガングロマッチョがあふれている。
 ピクルと闘っているときなんて、どっちがどっちなんだか。

 そして、巻末には斎藤直葵先生による『烈さんの華麗なる日々』がのっている。
 前からワカってはいたが、刃牙キャラはギャグの素質あるよ。
 みんな基本的に半裸ですごしているのが、とってもカオスだ。

 せっかくなので、感想を書いたことがない回の話をしよう。
 まあ、アニメ化したときに、感想を書いたといえば書いたんだけど。
 アニメ化って、どう変わったのかを比べる意識が生まれるぶん、純粋に見ることができない。
 現在放送中の蒼天航路 感想も、事情はおなじだ。


・ 烈海王 vs. セルゲイ・タクタロフ

 相手が烈海王で無ければ一回戦ぐらいは突破できたかもしれないセルゲイ・タクタロフだ。
 当時から、刃牙世界は打撃系が圧倒的優位(ただしムエタイのぞく)と言われていた。
 組み技系が念願の勝利をつかめるのか!?
 血をたぎらせるんだセルゲイ!!

 だが、烈海王がテカる体軀(からだ)を見せつけただけで、セルゲイ・タクタロフは汗だくになってしまう。
 加藤が「どう見える」「あの体軀(からだ)」と質問する。
 刃牙は「どう見えるかより どう造ったのかなんだけど……………」と答えた。
 お前みたいな低レベルと会話したくない。そんな拒絶を感じる。
 思えば、このころから刃牙は態度がデカくなりはじめたのかも。

 烈は、サンボなんて3000年前に通過していると言いだす。
 あえて組んで闘うつもりだ。
 侮辱されたセルゲイ・タクタロフは怒りMAX!
 サンボの力は、引く力ッ!

 だが、それは烈海王のワナだった。
 タクタロフが引く力を利用して、打撃を打ちこむ。
 組み技勝負と思わせて、打撃を使う。
 強い! 強いけど、セコい。でも、やっぱり強い!

 相手がもっとも得意とする攻撃を逆手にとり、心を折る。
 戦意喪失はしていないけど、かなりのショックを受けて動きも鈍るだろう。
 若いけど、老獪な闘いかたをする烈海王であった。

 そして、トドメは転蓮華だ!
 頚骨の折れる音がひびく。
 略して、「けいおん」だ。
 バンド組んだら、烈のパートは銅鑼ム(ドラム)か転蓮華ですよ。
 ちょっとキモめな笑顔でデビュー戦に圧勝する。


・ 烈海王 vs. マウント斗羽

 プロレス界の巨魁・マウント斗羽と勝負だ。
 烈は日本のテレビを見たことないから、斗羽のこと知らないぞ!(推測)
 知っていても、空気を読めないから、容赦なく闘うんだろうけど。

 斗羽はヒザを負傷しているため、なるべく短期で試合を終わらせたい。
 烈は、そのあせりを読んでいたのか?
 負けじと烈も一分で終わらせる発言だ。
 仮に斗羽は一時間かけていじり倒すと言ったら、烈も対抗してじっくり闘うんだろうか?

 斗羽はハッピかぶせや砂の目潰しで、烈の視覚をうばう作戦だ。
 だが、中国武術には聴勁という技術がある。って話は前に書いたな。
 他の作品だと『銃夢LO』(AA)でも視界を防がれたまま、聴勁で闘うシーンがあった。

 烈は斗羽の猛攻を防ぎながら、相手の状態を探っていたのだろう。
 まあ、ヒザにゴムチューブを巻いているからケガしているのはバレバレなんですが。
 わざわざ、ややこしい方法でさぐらずにいられない烈海王であった。
 四千年のうち、二千年ぐらいはむだなことをして過ごしているよ。

 必殺の斗羽スペシャルを喰らうのだが、烈は斗羽の足をまたに挟みこんで、地面にぶつけ逆転する。
 斗羽が刃牙に仕掛けたときは、足もロックしていた。
 なぜ、烈にたいして甘かったのか?
 烈が足をジタバタさせてロックから逃げていたのかもしれない。
 短期決着を狙ってあせっていた斗羽は烈の足力を見誤っていたのだろう。
 烈海王、二戦目も秒殺だ。


・ 烈海王 vs. 愚地克巳

 中国武術 vs. 近代空手だ!
 持ちあげるだけ持ちあげて叩きつけるのが、世界の残酷な法則でした。
 克巳のマッハ突きがどんなに速かろうと、攻撃のタイミングを制されたらどうしようもない。

 烈海王の戦いかたは、正面突破だ。
 と、見せかけて、すこし軸をずらして攻める。
 烈海王は試合巧者だ。

 しかし、これだけエラそうに説教しておいて、あとでギリギリの勝負でしたと言うのはズルくないか?(範馬刃牙15巻 116話
 まあ、当時の烈は体面を保つのに精一杯だったんだろうな。



 その他のものは、すでに感想を書いているので、そちらを見てください。
・ ドイル編はバキ117話から
・ ピクル編(1)は範馬刃牙 82話から
・ ピクル編(2)は範馬刃牙 89話から
・ ピクル編(3)は範馬刃牙 92話から


2009年4月23日(21+22号)
第3部 Extra Round 烈海王

 花山の次は私だ……
 刃牙シリーズ外伝に参戦したいッ!
 烈海王が主張している。
 ガングロ・マッチョ・ミツアミの三拍子がそろった実力者が烈海王だ。

 そんな烈は夜の繁華街を歩いている。
 なぜ、こんな場所を歩いているのだろうか。
 烈には似合わない場所だ。
 ……迷子か?

 場ちがいな人間は烈だけではなかった。
 なぜか小学生がいる。
 その横には教師もいた。
 道行く人たちは、だれも二人を気にしていないようだ。
 だが、烈だけは立ち止まって、ガン見している。
 なにやってんですか、烈さん。

「探したぞォ 潤一ィッッ」
「イジメに屈してどーするッッ」
「勉強で見返してやれッッ」
「ペンは剣より強しッッ」


 教師の言葉はちょっとむなしい。
 たしかにペンは剣より強しというけど、世の中理屈どおりにいかない。
 努力すれば報われるという保障なんてないのだ。
 いくらガンバっても人間は水の上を歩けない。
 そう考えていた少年が潤一くんでした。(予想)

 そこに女性の悲鳴がッ!
 まさか、烈が公然わいせつをやってしまったのか?
 警察だけはカンベンしてください。
 まちがいなく銃刀法違反だし、薬膳料理の材料として法に触れるモノを持っていそうだ。
 スネが傷だらけの烈海王であった。

「悪く思うな」
「花山の大将に言われたんだ…………」
「アンタの命(たま)取ったら"杯をやる"って」


 ボウズ頭のチンピラがあらわれたッ!
 匕首を烈に向けている。
 なんか花山がムチャなことを言ったらしい。
 それだけ烈の強さを信用しているのだろう。

 たしかに烈は強かった。
 人間の出せる限界の強さを持っているといっていいだろう。
 だが、今の烈は片足を失い戦闘力が落ちている。
 烈といえども、不意打ちされたらヤバかろう。
 けしかけて大丈夫なんだろうか。

「わたしはかまわん」
「花山氏がそういうのならッッ」


 烈がほえたッ!
 この蛮勇っぷりが烈海王だ。
 いかなるプレイも受けてたつ。
 全裸勝負を挑まれても、即座に受けるだろう。

 潤一のもつペンを烈はかってに借りた。
 おまえの物は俺の物。俺の物は俺の物。日本の有名な蛮勇者がいっていた言葉だ。
 烈海王も俺さま主義で行くらしい。
 勝手に借りたペンを構える。
 ただのペンも、烈が持てば「百兵之王」と呼ばれる槍にも匹敵しよう。

 チンピラ坊主は匕首を振りかぶる。
 おおげさでスキの多い動き。
 素人めッ!

 烈は振り落とされる男の手をペンで迎撃する。
 おそらく点穴(てんけつ)を突いて、マヒさせたのだろう。
 男の手からいつの間にか匕首が消えている。
 そして、眉間に一撃!
 足払いをして、ノドへ押しこむ。
 烈海王の完全勝利だ。

 流れるような連続技だった。
 ペンで攻撃する必要なかったけど。
 烈はしょぼくれる少年にペンが強いところを見せたかったのだ。
 ショーウィンドーに飾られたトランペットを見ている少年がいたら、笛でチンピラを殴打するパフォーマンスをみせてくれるに違いない。
 なんと過剰に親切な男なのだろう。

(人間って凄いッッ)

「先生……」
「ペン……て 強いんですね…………」


 スゴい技を見てしまった。
 15メートル以内なら水を歩いて渡れそうな気さえする。
 烈海王の雄姿が火花のように激しくはじけた。
 この感動が潤一少年の人生に大きな影響を与えたのはマチガイない。

 烈は少年に背をむけ去っていくのだった。
 どこへ行くというのだろうか?
 花山のところというのが妥当だ。

 もしかしたら、烈は花山を訪ねに行くところだったのかも。
 だが、迷子になった。
 烈がいつまでもやってこないので、花山は道案内としてチンピラをけしかけたのだろう。
 かなり遅刻しているから花山が怒っていると思い、烈はチンピラ襲撃も受けて立った。
 チンピラの背後に見届け人がいるのかもしれない。
 烈はこれで花山組へ行くことができる。

 ペンは剣より強し。
 洗濯物もすぐに乾きそうな、さわやかな烈風を吹きつけ烈海王は去っていく。
 潤一はこの感動を大事に胸のなかにしまうのだろう。
 人に話しても信じてもらえず「ウソつき」と言われそうだし。
(更新 09/4/24)

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