今月のジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日(41〜50)
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2010年2月19日(4号)
【第41話】
激闘!梁山泊編4・大会開始
乱入者マスク・ザ・レッドッ!
じゃなくて、
赤影
だ。
BF団から唯一の参加者である。
たぶん。まだ、だれか紛れこんでいるかもしれないけど。
赤影は巨大蝦蟇をつれてきている。
忍者といえばガマを呼び出すのは、
自来也
(ジライヤ)の昔から決まっているのだろうか。
しかし、とにかくデカいガマだ。
なんとジャイアントロボと同サイズ!
生物学的に、このサイズは無理だろ。自重を骨で支えられない。
まさに忍術ッ!
乱入してきた赤影(のガマ)に、大作がロボをぶつける。
でも、鋼鉄も数分で溶かすガマの油攻撃を喰らったりして大ピンチだ。
あいかわらず大作は考えなしにロボを突っこませるよな。
ロボを大事にする心をカナーリの牢獄に置いてきちゃったんだろうか。
このままではロボが溶かされてしまう。
だが、大作はナニもできない。いつもの通りだ。頼りない。
しかたがないので、サリーが魔法で援護する。
戦うのはロボまかせ、サポートはサリーまかせの大作少年であった。
でも、人を使いこなしているという意味で、大作は棟梁の器なのかも。
韓信元帥といい勝負だよな。
しかし、相手は赤影だ。
サリーの魔法をちぎって投げて防御する。
そして、カエルの大量発射でサリーとか 大作とか 無関係な人とか を攻撃した。
カエルは服を溶かす攻撃をするぞ! サリーにッ!
むむぅ、これがチャンピオンRED空間というヤツか。
マニアックな性癖をもつ人なら大絶賛するであろう攻撃だ!
だが、サリーがあまり好みのタイプでないので、いまいち喜べない。
サリーの危機を救ったのは無明幻妖斎がとりついていると思われる土蜘蛛党の男たちだった。
ゾンビだけど、意外と紳士だ! あんがい悪い人(ゾンビ)ではないのだろうか?
そして、やはり大作は動かない。
役立たずというポジションが、まったくブレない男だ。
さすが主人公、みんなの北極星! 不動の目印!
試合開始前に乱闘が始まってしまった。
だが、謎の行者が一喝し、場をおさめる。
ついでに、弱いヤツは全員フッ飛ばした。
のこったのは九大天王と赤影など主要人物だけだ。
なんと、大作もちゃんと残っているぞ。
竜作は謎の行者の正体をみて、おとなしく退場する。
やっぱり中身は幻夜なんだろうか?
アルベルトにしては頭がふくらんでいないし。
そもそも、中身がアルベルトだったら今ごろ大作に鉄拳制裁ですよ。
大作はロボ無しでも大会に出場する。
父・草間博士の遺言書を手に入れるために。
こんな所は主人公っぽいんだけど、ロボ無しで勝てるのだろうか?
まあ、サリーの活躍に期待だな。
出場選手が決まった。
そこで、あばれ天童と影丸がいさかいを起こす。
どうも主義主張にちがいがあるようだ。
天童は、影丸に忍は影に徹しろという。
影丸は、韓信の下にはつきたくない。
こうなったら勝負でしょう。
……そうなのか?
とりあえず韓信をボコればすむような気もするんだけど。
ここは策士でもある韓信元帥がとりなす。
第一試合を天童vs.影丸に決定してしまう。
どちらが倒れても候補者が一人減る。
この試合、真の勝者は韓信だ。
というワケで大会がはじまった。
本当に大作少年はどう戦うのだろう?
ジャイアントロボを使わない大作なんて、肉のはさまっていないハンバーガーみたいなものだ。
もう、そりゃ野菜サンドだよ。
今の大作は心技体のすべてが普通の人間とおなじだ。
こんなんで超能力者たちに勝てるのだろうか?
まあ、相手がツボにはまれば勝てるかもしれないけど。
どの相手も強そうだから、穴が見当たらないんだよな。
唯一可能性があったのが、あばれ天童だ。
彼は
1巻
5話
で、ちょっと醜態をさらしている。
天童くんであれば、大作にもチャンスがあっただろう。
でも、影丸と戦うんだよね。
これで大作の逃げ道がなくなった。
と、言うわけで次回は天童くん最後の日になると予想するが、どうか?
(更新 10/2/22)
2010年3月19日(5号)
【第42話】
激闘!梁山泊編5・青春の剣
影丸 vs. あばれ天童!
九大天王の二人が激突する。
凄まじいパワーに竜巻が発生して会場は大惨事だ。
この迷惑のかけっぷりが九大天王らしさだな。
敵にも味方にも環境にもキビしい。
あばれ天童は『霞の小太刀』で全学生を傘下にした。
いわば、
世界の学生王
だ。
学生王だと!?
卒業はどうなっているんだろう。卒業したら引退なのか?
影丸と激闘を繰りひろげるあばれ天童だが、乱入者があらわれる。
戴宗を倒した四人衆のひとりだ。
天童たちが奥の手を隠して戦っているので、さっさと本気だせと言うことらしい。
乱入してきた四人衆は天童が相手をするという。
大丈夫か?
前回
も書いたけど、天童君はわりとヤラれがちなポジションだぞ。
天童は本気になって
『霞の小太刀 第二刃』
を出す。
第二刃は毎日鍛錬して生みだされたエネルギーの剣だ。
まさに青春の剣である。
飛び出せ青春だ!
だが、四人衆には効いていない。
やっぱり。
期待
不安が的中した。
それどころか四人衆は
『霞の小太刀 第三刃』
を出してみせる。
『霞の小太刀』は天童家だけに伝わる技らしい。
なぜ四人衆が使えるのだろう?
それと、第二刃って「エネルギーの剣」のことじゃなくて、「剣の型」のことなのか?
第三刃はエネルギーの剣じゃないし。
とにかく天童は負けました。やっぱり、そういうポジションなのか。
青春が挫折したのだ。
でも、若ければやり直せるので、もう一度挑戦してみたらどうか?
まだ青春だったら大丈夫だ!
でも、敗北した天童は首を斬って自害しようとする。
切腹じゃなくて?
やっぱり切腹は即死しないからイヤなんだろうか。
ちゃんと介錯しないと何時間も苦しむらしい。
やり直しを考えず命を絶とうとするのは、若さゆえの潔癖だろうか。
ほら、OVAでも失敗なんて良くやるけど、肝心なのはどうやり直すかだと言ってたよ。
そこでSTOP自殺をかけるのが、影丸だ。
対戦相手である天童の命を気づかうとは、忍者と思えぬ紳士っぷり。
そしてヘタレの天童にかわり影丸が戦うという。
第一試合からムチャな展開となってきた。
さすが梁山泊、規律もルールもあったもんじゃない。
つうか、四人衆って呼びかたは個人名じゃなくてワカりにくいぞ。
はやく固有の名前をあげてください。
掲示板でunidentifiedさんに教えていただいたのですが、前回登場した赤影の大蝦蟇は、霞谷七人衆の蝦蟇法師が元ネタだそうです。
OVAに登場したビッグゴールドが七人衆の首領・幻妖斎の金目像だったので、共通ネタだそうです。
ならば赤影の術はまだまだ出てくるのだろう。
で、赤影ですよ。
いちおう影丸と赤影はライバルという設定になっている。
となれば、影丸の試合に乱入してきそうだ。
こんな感じで乱入がつづけば、おとなしくしていた大作と韓信が生きのこって決戦というコトもありそうだ。
そうなれば、ロボなしの大作だって勝てるかも!
主人公として、それでイイのか疑問だが。
(更新 10/3/22)
2010年4月19日(6号)
【第43話】
激闘!梁山泊編6・忍術V.S.忍術
敗北した あばれ天童はあくまで自決しようとする。
これが青春の暴走なのか!?
そんな天童を止めたのは、意外ッ! 敵である四人衆の一人だった。
四人衆の一人がなぜ『霞の小太刀』を使えるのか?
その秘密を男は天童だけに話す。
天童は驚愕したあと、なぜか男について行ってしまうのだった。
なんだろ。天童の師匠筋にかかわる事だろうか?
四人衆には死んだ梁山泊関係者がのりうつっているのかもしれない。
しかし、天道くん そんな簡単にホイホイついていってイイのか?
とりあえず あばれ天道はこれで脱落らしい。
実力者の中で最初に負けるのは、天童らしいかな?
まあ、戴宗みたいに死ななかっただけでも良しとしなければ。
天童たちを追おうとする影丸の前に立ちはだかったのは四人衆の二人目だ!
この男も忍者らしい。
影丸と服も頭巾も似ているから、見分けがつきにくい。
とりあえず、男前のほうが影丸だ。
で、二人は忍者同士で
『催眠術合戦』
を行う。
横山光輝作品によく出てくるのが催眠術だ。
時の行者みたいに未来の兵器を持っても、忍者に催眠術かけられたら大ピンチである。
催眠術勝負は互角だ。
そして、両者の催眠術は飛び火して会場全体で自傷行為が発生しまくる。
この大会は観客も命がけだ。
ふたりを止めたのは赤影だった。
そして、影丸に本気を出せと迫る。
なんでも
影丸には師・服部半蔵を殺し、赤影を追いつめた技があるらしい。
影丸と赤影は、かつて忍界の主・服部半蔵に師事していた。
だが、秘伝の暗殺帳を見せてもらった二人は仲たがいする。
今川作品の定番であるカン違い過去または捏造過去っぽい感じだ。
となると、裏で糸を引いているヤツがいそうなんだけど。
悪いたくらみは、とりあえず孔明の罠と思っておけばいいのだろうか。
影丸は大技で四人衆を焼く。
あっさり勝ってしまった。
いや、まだ確定していないだろうけど。
これまでのパターンからすると、死なずに復活しそうなんだよな。
ついでに影丸は大作の命を狙う。
セルバンテスの術中で出された大作への暗殺指令が残っているから、殺らずにはいられない。
融通が効かないにしてもほどがあるぞ。
まあ、サリーがいるから大作がむざむざ殺されることはないだろう。
だが今後も忍者に狙われるとなると、気が重いよな。
大作はどうやって暗殺命令を解除させるのか!?
(更新 10/4/30)
2010年5月19日(7号)
【第44話】
激闘!梁山泊編7・影たる存在
梁山泊の時期首領・決定エクストリーム大会が開催中だ。
試合の順序も対戦相手もフリーダムすぎる。
今度は試合をしていた影丸が観客席(?)の大作少年に奇襲を仕掛けた。
大作に刀を突き刺す!
と思ったら、刀は自分に刺さっている。
これは催眠術だ。
つまり、影丸の対戦相手が催眠術をかけていたことになる。
影丸が催眠術負けした!
影丸の敗北で、赤影は大喜びだ。
なんか自分が勝ったみたいな喜びかたですね。
いちいちポーズ決めてカッコつけているぞ。
ポーズ つけすぎ。腕、長すぎッ!
どさくさにまぎれて、赤影はすべての忍者に飛騨忍軍に集まるようにと宣言する。
漁夫の利を狙っているのか。
汚いなさすが忍者きたない
。
だが、影丸が服部半蔵を殺したのには理由があった。
忍界の主が代替わりとなるとき、『半蔵暗殺帖』に現在の主(今回は服部半蔵)の名が浮かぶ。
次代の主となることができる資格者は、その名前を見ることができる。
そこで、先代を倒し自分が主となるのだ。
すべては「巻き物の"意思"に従っ」て行われる。
う〜む。
巻き物の意思ってなんだよ。
そんな得体の知れないものにしたがって動かなくちゃ行けないのか?
霊能力者の助言にしたがって株取引するような危うさを感じるんですけど。
忍界のシステムに怪しさを感じるのだが、影丸たちは疑問をもっていないっぽい。
世間に『暗殺帖』の秘密がバレて影丸は落ちこむ。
そりゃ、こんな謎システムで動いているとワカったら忍者の評価ガタ落ちだろうし。
四人衆の忍者は影丸に、半蔵からの伝言があると言う。
また師匠筋からの伝言かよ。
父親からの遺産シリーズが終わったと思ったら、師匠からのメッセージだ。
あばれ天童と影丸が敗北して、梁山泊はガッカリしている。
そりゃ考えなしに試合組んじゃうからだよ。
自業自得…………。
いや、これも何かの計画なのか?
ここで、しばらく出番のなかった九大天王のひとり・ディック牧が登場する!
世界最強の超能力者だ。
ちょっと九大天王についておさらいしてみる。
・ 韓信元帥 → 大会主催。なんか企んでいる?
・ 静かなる中条 → カナーリ以後、行方不明。残念なことになった?(
6巻
35話
)
・ 大塚署長 → カナーリ以後、行方不明
・ 九紋龍史進 → カナーリ以後、行方不明
・ 無明幻妖斉 → 死亡
・ 神行太保戴宗 → 死亡
・ あばれ天童 → 敗北
・ 影丸 → 敗北
・ ディック牧 → 登場!
←NEW!
つまり、ディック牧は最後にのこった謎の九大天王ってことだ。
ディック牧はいきなり大作に襲いかかる。
卑怯こそフェアプレイの軍事格闘技タイプのひとなんだろうか。
これじゃ、ディック牧というよりファック牧だな。
だが、ディック牧の攻撃を影丸と天童が防いだ。
どうも師匠筋に説得されて大作側についたらしい。
主体性ないな、君ら。
大作みたいに自己主張ありまくりで役に立たないのも困りものだが。
でも、四人衆のひとりが出てくる。
ディック牧とは自分が戦うと主張した。
予定もトーナメントも関係なく、また新たな試合が組まれてしまう。
ここまで行き当たりバッタリだと、こういう計画なんじゃなかろうかと疑ってしまうよ。
ディック牧と四人衆の男は超能力で市街戦の部隊をうみだし、駒として兵士を出す。
どさくさに紛れ、大作とサリーはディックの駒にしばりつけらる。
影丸と天童は役に立たない。
これは、有名な
「味方になったとたん弱体化」
現象だな。
とにかく、次の戦いは超能力・軍人チェスといったところか。
今までの経過からすると、オチは見えているんですけど。
また師匠筋からの伝言で、ディック牧がデレる牧になって大作の味方になる。そして、役立たずと化す。
この展開を演出している人間は、誰なのか?
それが問題だ。
とりあえず、この世の問題は すべて孔明の罠で押し通せる。
実際に孔明もかかわっていそうだ。
でも、やっぱり韓信の言動があやしい。
韓信はなにを企んでいるのか……
なにも考えていないのかもしれないけど。
(更新 10/5/21)
・
追記
(10/6/1)
ジャイアントロボ7巻
を読んで思い出したのですが、ディック牧ってちゃんと居たんですね。
でも、出番もセリフも本当にすくない。
影丸よりも忍んでいるよ。オマエの超能力はステルスかよと突っこみたくなる。
きっとセミみたいに長い下積み生活をへて飛翔するんでしょうね。
ひと夏の命かもしれないけど。
九大天王でひとりだけカタカナの入った名前を持つディック牧である。
戦いかたも少し違った感じになるのだろうか?
待ちうける運命には暗いものがありそうだけど、ちょっと期待している。
人間チェスっぽい戦いだから、今度は頭脳戦だろうか?
最近は将棋漫画が増えている。
ジャイアントロボも流行をチェックしているということだろうか。
でも、ジャイアントロボだと頭脳戦だろうと力任せなんだろうな。
OVAのシズマドライブ暴走エネルギーを逆手に取る作戦だって、レバー引くのは人力だった!
ああいうシステム考える呉先生が大好きです。
2010年6月19日(8号)
【第45話】
激闘!梁山泊編8・超能力者の過去
大超能力チェス合戦だ!
大作は口を封じられたので、ジャイアントロボに命令できません。
絶体絶命だけど、天童と影丸の例があるから微塵も心配できないのであった。
ムエタイ選手と戦うバキ格闘家を見る心境だ。
ディック牧と四人衆のひとりカニ頭のおっさん(以下、四人衆)は超能力によるチェス勝負にはいる。
大作とサリーはそれぞれの陣営にキング・クイーンとして配置された。
キングはともかく、クイーンも王あつかいっぽい。
なんか一般的な
チェス
と駒がちがうな。
超能力チェスだからだろうか?
まあ、とにかくチェスなんだから、壮絶な頭脳戦が繰りひろげられるのだろう。
まずは歩兵(ポーン)が前進する。
って、
大軍だ!
めちゃめちゃ多いぞ。戦術もクソもない力攻めかよ。
両陣営の歩兵がぶつかりあう。歩兵同士の押しあいは互角だ。
ここでディック牧が騎兵(ナイト)を突撃させた。
重装歩兵で敵を食い止め拘束し、側面から騎馬の突撃を加える。
これは
マケドニア
の
ファランクス
戦術だ。(
戦争学
)
湾岸戦争
での多国籍軍がとった陣形にも通じる優れた陣形である。
ディック牧は、力攻めに見えて けっこう頭脳派かもしれない。
味方もろとも薙ぎ倒す鉄騎の攻撃で四人衆の陣形は崩れている。
四人衆はビショップ・ルークを次々に撃ちこんでいく。
だが、あっさり撃破された。
飛車・角が桂馬に敗れるようなものだ。数が多いのにだらしない。
やっぱり、超能力チェスは戦術じゃなく力勝負らしい。
この勝負を皆は外野で見学している。
そのなかには赤影と行者もいた。
行者は大作の勝ちに賭けているようだ。
四人衆がついただけでなく、行者も大作に賭けている。
大作、勝利フラグすぎるよ。
これだけの応援があればバキ世界のブラジリアン柔術だって空手に勝てるよ。
ちなみに赤影と行者が賭けているのは、けっこうスゴい物だ。
《BF団コイン》
『BF団に命を狙われても三度は見逃してくれるという幻の免罪符的『お宝』コイン!!』
国際警察連合《守り札》
『たとえ敵が使おうとも 3度は困ったことを解決してくれるという 守りの『お宝』札』
赤影の賭ける『BF団コイン』には諸葛孔明の顔が刻まれている。
おそらく孔明の罠で処罰されそうになっても、このコインで見逃してもらえるのだろう。
仲間も平気で罠にかける孔明がいる限り、このコインはとても貴重だ。
で、行者さんは自分が国際警察連合の関係者だとカミングアウトしたってことですか?
激闘のさなか、行者はひそかに動き大作を開放した。
そして大作に逃げろという。
「サリーを置いて逃げるわけにはいかないよ!!」
うおぉッ! 大作少年がいきなり成長した!
勇気と責任感が生まれている。
カナーリの牢獄での悲劇は少年を大きく成長したらしい。
親戚のおじちゃんのような心境で感激してしまった。
まあ、良く考えたらもとの印象が悪すぎたんだよな。
まあとにかく、これには四人衆もにっこり。
大作にサリーをまかせて、四人衆はディックを殴りに行くのだった。
そして大作は無事にサリーを助ける。だが四人衆はディックに爆破されてしまう。
怒れるディックは大作を引きずりだすためジャイアントロボを破壊すると宣言した。
う〜む。それは悪役の行動だぞ。仮にも警察組織がやってイイのだろうか。
ディックはなぜここまでロボットを憎むのか?
それは、ディック牧が12歳のときに起きた悲劇が原因だった。
国の超能力者狩りによって姉が殺されたのだ。
荒木飛呂彦風の男前な顔で姉は逝く。
仲間を助けるという使命をディックに残して。
姉を殺したのは、政治家に操られるロボットだった。
「だから僕は『ロボット』を憎む!!!」
「分別もなく『命令』に従う…」
「すべての『ロボット』を!!!」
まさにッ! これこそッ!
ジャイアントロボ名物、少年の日の誓いだッ!
肉親に訪れる悲劇ッ! 決意ッ! 復讐ッ!
このへんの独白はぜひドラマCDかなにかで再現して欲しいな。
イメージ的には
関智一
あたりで。
そして、ロボットの黒い面がクローズアップされている。
善悪の判断なく、操縦者の命令に従うだけのロボットは危険だ。
鉄人28号の主題歌でも言っているし。
「いいも わるいも リモコンしだい」「敵にわたすな 大事なリモコン」
(
参考
)
それはロボットだけではなく人についても同じだろう。
自分で考えず、命令に従うだけなのは危険である。
物事は自分で見て考えて判断して行動しないといけない。
大作が父の遺言を求めるのも、自分で考えて行動するために必要だからだ。
周囲の大人に言われるまま動いていたのでは、大作もロボットになってしまう。
ジャイアントロボを破壊しようとするディック牧の前に大作は飛びだす。
大作は父や林冲、お銀など多くの人たちの想いを背負っている。
ここは退けない。
そんな大作の姿にディック牧は姉の姿を見た。
ディック牧、精神的に敗北す。やっぱり、姉には勝てないらしい。
そして、やっぱり生きていた四人衆の力を見て、ディック牧はなにかを悟った。
天童、影丸につづき、ディック牧も大作の部下にッ!
命令されるまま暴れるロボットを嫌っていたディック牧が、誰かの意思のままに動いているようにも見えるが……
まあ、とにかくコレで大作陣営がさらに強化された。
いったい誰の意思で大作チームが強化されているのだろうか?
孔明の罠でなければいいのだが……
すべて何者かの意図どおりに動いている気がする。
その意図が安全という保障はどこにもない。
みんな、ロボットになったら危ないぞ。
もう大会で反大作と言えるのは韓信元帥と赤影ぐらいだ。
そろそろ本気の韓信元帥を見ることができるかも。
超本気の土下座+股くぐりで許しをこうのかもしれないけど。
(更新 10/6/21)
2010年7月17日(9号)
【第46話】
激闘!梁山泊編9・大作V.S.行者
九大天王のあばれ天童・影丸・ディック牧が、草間大作の部下となった!
大作はこれで九大天王の三分の一以上を制したことになる。
ランチェスターの法則
的には、シェアNo.1の強者になれそうな感じだよ。
今後の大作は強者戦略をとればいいかも。(
ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則
)
弱者がやろうとしていることをマネして、それを上回る戦力をぶつける。
シェアNo.1だったときの
プレステ
陣営がそんな感じだ。
アナログスティックや振動をパクって二倍にして勝つみたいな。
となると、大作は韓信をパクればいいのだが……、なにをパクればいいんだ? 馬か?
大作に危険を感じた韓信は、自分が大作と勝負すると言いだす。
自ら戦うとは、勝負を決めにきたのか?
まあ、相手が弱そうなロボなし大作だから勝てるつもりなんだろうけど。
でも大作には助っ人の魔法少女サリーがいる。
韓信元帥の実力はいまだに未知数だが、勝てるのだろうか?
だが、ナゾの行者が割りこむ。
自分が大作と戦うといい、日が暮れてるし試合は明日にしようと言いだした。
韓信は認めると言っていないのだが、なしくずし的に散会となる。
だれも韓信の言うことを聞かない。
う〜む、韓信さん人望なさすぎですよ。
そんなワケでみんなは、なぜか大阪っぽいつくりの繁華街で休息を取るのだった。
ここは梁山泊だから中国だよね?
天童・影丸・ディックは大作が"運命づけられた子"だから従うといっている。
ジャイアントロボの操縦者として運命づけられた子という部分と同じなのだろうか?
すべては草間博士の意思、つまり草間博士の遺書で明かされるということなのだろう。
博士はなにを目的にジャイアントロボを作ったのか。すべては、そこに関わっている気もするが……
『
真マジンガー 衝撃! Z編
』を見て思い知ったが、
今川作品であまり先の展開予想しても意味ない。
ミスター味っ子
から20年以上たってやっと気がつくなんて、俺ってヤツは……
大作は休息よりもロボを磨くことを優先していた。
いわゆる、
キュッキュウフフ
状態ってヤツだ。いや、ちょっと違う。
このシーンはOVAの1話に通じる、ちょっと重要なシーンなのかも。
大作とロボの絆ですね。
でもサリーは二人の仲を嫉妬して、大作に魔法をかけるのだった。
うむ、雷電世 これがウワサに聞く「ダーリンの馬鹿〜!」攻撃であるな。
そして大作は魔法の影響で女の子になってしまった。
この展開、誰が得をするというのだ。う〜む、アルベルトよ、また分からなくなってきたぞ。
大作は温泉に落ちて韓信と遭遇する。
韓信はガチショタで、女のコを見るとジンマシンが出る体質なんだそうだ。
お父さん、韓信は想像をはるかに超えた変態だったよ。
これは草間博士もビックリだろうな。
つうか、この世界のショタコン率は高すぎやしないか?
その後、大作は四人衆と密談している行者を見つける。
行者と卓球勝負をして、勝ったら素顔を見せてもらう約束をするのだが、結局うやむやに。
どこかで会った気がすると大作は言っている。
今回の行者はかなりコミカルで等身が低いから、中身は大塚署長だろうか?
まだゴミバケツと融合していて、姿を見せたくないのかも。
韓信は腰にタオル一丁で大作への敵意を燃やし、赤影は酒場で寝過ごしている。
そんな中で、大会二日目がはじまるのだ。
ものすごくダメダメな感じですが、ちゃんと試合できますか?
とにかく、次回からはついに大作の戦いとなりそうだ。
最近はたくましい所を見せているので、ちゃんと活躍できるかもしれない。
まあ、サリー頼みってことにかわりは無いんだろうけど。
次の戦いで、大作は"運命づけられた子"という部分を見せるのだろうか?
ジャイアントロボとは関係なく、大作自身にも秘密がありそうな気もするのだが……
まあ、あまり深く考えても予想外の所に転がるのだろうけど。
で、けっきょく大作は誰と戦うんだろう。
行者はともかく、韓信はけっこう戦う気があるようだが。
まあ、韓信の弱点は見切っているので楽勝ですけど。
幼女サリーが全裸になって襲いかかれば、ジンマシンが出て敗北だ。
チャンピオンREDの命をも巻きこみかねない危険な大技で勝負しろ!
(更新 10/7/19)
2010年9月17日(11号)
【第48話】
激闘!梁山泊編11・父の遺言
前回の感想をサボってしまったので簡単に説明する。
行者さんは大作に卓球で負けたことを持ちだし、敗北を認めた。
大作は草間博士の遺言を見に行くこととなる。
そして、大作のあとを追った赤影は例の四人衆に足止めを喰らう。
彼らのうち一人の中身は死んだはずの戴宗であった。
「キサマ死んだハズ…!?」
漫画・アニメではよく言われるセリフを思わず言ってしまった赤影でした。
高い所から落ちたり、川に流されて死体が見つからないと たいてい死んでない。
顔を潰された死体も たいがい本人じゃないものだ。
でも、戴宗は死体がちゃんと残っていた。葬式もしている。(
7巻
40話
)
ってコトは別人ということだろうか?
それとも、似た死体を用意していたのかも。
どちらにしても、戴宗の死は計画的なもののようだ。
一人が正体をあらわしたので、残りも素顔を見せる。
その正体は、驚愕! あばれ天童・影丸・ディック牧の三人だった!
戴宗と違い、こいつらは生きている。
なので、それぞれ二人に増えてしまった。
どんな忍術だよ!?
過去をふりかえると、林冲は二人に分裂していた。
中条長官はまるで別人のように性格が違う状態で再登場したことがある。(
6巻
32話
)
もしかして、アレが別人だったとすると……
九大天王は二人ずつ居る!?
いや、それは無いか。
大作とサリーは遺言状を取りに向かう。
そこは韓信によって重力を無視した水に満たされていた。
案内人の無明幻妖斎は、中に入ったら声を出しちゃダメと忠告する。
この手の場所では、後ろを振り返っちゃダメとか、声を出しちゃダメとかが定番だな。
大作は勇気をだして入ろうとするが、粘っこい水のキモさに悲鳴をあげてしまう。
えっ、いきなり声出しちゃった?
でも、そのまま進んでいくから入口はノーカンらしい。
さすがに入った瞬間アウトじゃ歴史にのこるダメっぷりだもんな。
ただ、大作少年の不安定さはバツグンなので かなり心配だ。
「あっあれは…!?」
声を出したッッッ!
吹き出しがいつもどおりで、口開いているよ。
つまり、本当に声出しているよね。
さすがにダメだよね、コレ。
と思ったが、大作たちは慌ててないので、これも問題ないようだ。
大作が見たのは草間博士だった。
どうも『草間の乱』がおきる時の過去映像らしい。
大作は草間博士がスイッチを押し、地球を燃え尽きさせるところを見る。
これが『草間の乱』の真相なのか!?
衝撃をうける大作だったが、今回はちゃんと声をおさえているっぽい。
あまりのコトに声も出ないのかも。
この光景は過去の真相なのだろうか?
無明幻妖斎は、自らの嫌悪するものを見せられると言っていたが……
動揺している大作に衝撃のアルベルトが襲いかかる!
これも大作が見たくないものだろうか。
と、そこにサリーが割ってはいる。
頭に岩を落とそうとしていて、アルベルトを殺害するような勢いだ。
魔法少女は鈍器で撲殺するものなのか!?
声を出せば術により、死ぬ。
だが、このまま黙っていればサリーはアルベルトを殺すかもしれない。
大作は一瞬躊躇するが、サリーを止めるために声を出す。
記憶を無くしていても二人は親子なのだ。
親殺しはダメ!
と、ここで周囲の風景が消える。
サリーをかかえて出てきた幻妖斎によれば、アルベルトとサリーの幻想は術で見せられたものらしい。
じゃあ、どこで声を出したんだろう。
やっぱり入口から失敗していたのかも。
歴史にのこるダメっぷりだな。
でも、草間博士の映像は遺言状が見せたものらしい。
博士って人種は遺言状に映像を仕込むのが好きなんだろうか。
OVAのフォーグラー博士の遺言状は、歴史にのこるダメっぷりとして有名だ。
イロイロあったけど、大作はこれで遺言状をゲットだぜ。
遺言状の中身は次回のお楽しみ。
無事に遺言状を回収した大作であった。
でも、前回アルベルトが来ていたのは事実だから、これからピンチをむかえるのかもしれない。
どこまで行っても、親子問題はジャイアントロボのメインテーマなんだな。
そして、増殖する九大天王はどういう構造なんだろうか?
前回ゴマカしていたけど無明幻妖斎も二人目かもしれない。
性格も微妙に優しくなっているみたいだし。
死んだ幻妖斎は草間博士と仲が悪かったのに、今は大作を優しく見守っている感じだ。
もっとも、大作がサリーとアルベルトを止めなかったら、見殺しにしていたと言っていますけど。
芥川龍之介
の『
杜子春
』(
AA
)風ですな。
杜子春も親子関係を大事にする作品だから、共通しているのかもしれない。
もっとも、杜子春は母親ですが。
……そういえばジャイアントロボって母親の存在が希薄だよな。
大作の出生にかかわる秘密に母親も関わっているだろうか?
(更新 10/9/20)
2010年10月19日(12号)
【第49話】
激闘!梁山泊編12・2人の九大天王
ついに大作は「父の遺言書」を手に入れた!
書って言うわりに、球体だけどな。
中に書が入っているんだろうか?
無明幻妖斎によれば、球体は12年前に草間博士が撃ちこんだ光球の一部らしい。
草間博士は幻妖斎が受けとめると予想していたようだ。
二人はケンカばかりしていたけど、お互いに信用しあう仲だったのか?
2巻
11話
で毒づいていたのは周囲をダマすためのフェイクだったのかも。
こいつら世界を滅ぼしかねないツンデレだな。
一方、地上では戴宗・影丸・天童・ディック牧が二人ずつに増えて騒ぎになっていた。
彼らは多重世界からきた、もう一人の九大天王だったのだ!
セルバンテスが次元を超えて移動していたので、向こうの九大天王も別世界があることを知ったらしい。
だから同じ技を使いつつ、こっちの九大天王よりも強いのだ。
初期のネタがいまごろ活きてくるなんて!
セルバンテスは多重世界をまわって確認していた。
全ての世界で大作は死んでジャイアントロボが世界を焼き尽くしていたらしい。
別世界の九大天王がやってきたのも、自分たちの世界を守ろうとしてなんだろうな。
まあ、だから悪いことは考えてないだろうけど、完全な味方ともいえなさそうだ。
自分の世界優先だろうし。
戴宗たち5人以外で別世界から来た人間というと、中条長官があやしい。
急に強く紳士になったのも別世界の中条長官と入れ替わったためだろうか。
孔明の口ぶりだと、こっちの中条長官は死んでいるっぽいが。(
6巻
35話
)
大作が地上に出てみると、こんな状況だった。
で、幻妖斎が大作を新頭領に推挙する。
みんな、なんかノリで応じちゃっているぞ。
韓信はこの状況を嫌がっている。
こまった韓信だけど、気持ちはわかるぞ。
九大天王は今まで梁山泊を支えてきたであろうに、ポっと出の新参者が頭領になるのはイヤだろうな。
でも、ここであくどい事を考えてしまうのが、韓信の韓信たるゆえんだ。
韓信は主導権を奪おうというのか、大作にイロイロ提案する。
BF団の赤影がいるから、全員で葬り去ろうぜ! とか。
う〜む、それは武侠的に良くないよな。
梁山泊は好漢のあつまり、義侠の集団でしょ。
と思っていたら、全員わりと乗り気らしい。
自衛のため、赤影は反撃をする。
赤影の影には飛騨忍者が同化しているので、呼び出すこともできるのだ。
Fate/ZERO
の
ライダー
の「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」もビックリな召喚能力だな。
だが、韓信は一枚上手だった。
赤影の能力で全員に生まれたスキを利用して、全員に術をかけている。
韓信の術は
『甘言』
という。
術にかかった人間を言いなりにできるらしい。
ただし、本人の意識は残っているから、言いなりというより操ると言ったほうがいいのか?
歴史上の
韓信
は名将なんだけど、こういう陰湿な策を使う人じゃない。
もちろん横山光輝作品でもイイ人だし、イケメンの部類に入る。
ジャイアントロボでの扱いが悪いのは、なぜなんだろう?
ちなみに三国志演義の前身であると言われる『
三国志平話
』だと、韓信は曹操に生まれ変わっている。
悪人の素養はあるのかもしれない。
赤影はあっさりと韓信の術中に陥り、死亡寸前だ。
大作は韓信の『甘言』に見覚えがあった。
草間博士が世界を滅ぼす光球を撃ちだすスイッチを押した時と同じ光景だ。
つまり、真犯人は韓信だ!
草間博士の遺言に危険を感じた韓信は、大作に遺言球の破壊を命じる。
大作は遺言球を地面に叩きつけて割ってしまう。
そんな簡単に割れるものなのか?
というか、大切なのは中身だから、外が割れても大丈夫なんじゃないの?
うやむやのうちに大会中止っぽくなったまま、次回につづく。
別世界の設定が、いまごろ出てくるとは思わなかった。
というか、忘れかけていたよ。
ダイナミックな展開だ。コイツは一本とられたぜ。
でも、正体がバレたとたんピンチになるのが、マヌケだよな。
大作をふくめて全員ピンチ状態だ。
まだ正体を見せていない行者さんが逆転のカギだろうか?
あとアルベルトも近くまで来ているはずなんだけど。
草間博士は悪くなく、韓信が黒幕だった。
動機はなんなのだろう?
いくらなんでも理由なく地球を燃え尽きさせるような兵器を作動させないと思うのだけど。
つうか、草間博士もスイッチひとつで作動するようなシステムにしなきゃいいのに。
映画『
クリムゾン・タイド
』(
AA
)だと、潜水艦の核ミサイル撃つのだって、簡単に発射できないように手順が複雑だったぞ。
やっぱり、マッドサイエンティストは危険だよな。
(更新 10/10/23)
2010年12月19日(1号)
【第50話】
激闘!梁山泊編13・真実の光
韓信元帥の能力"甘言"により、草間大作はせっかく入手した草間博士の遺言状を叩き割ってしまう。
そして、12年前――――
ついに草間の乱の真相があきらかになる!
と、いっても前回で大部分があきらかになっちゃった気もするけど。
ドラグネット博士のつくった巨大ロボット・ギルバートが梁山泊を襲う。
ものの10分で火の海だ!
梁山泊のエージェントたちはナニをしている!?
と、思ったら九大天王は世界中に散らばっているそうだ。
敵の陽動作戦に引っかかったらしい。
う〜ん、梁山泊の人たちは豪傑であっても知力低そうだからな。
三国志でいえば、全員が張飛タイプだよ。
知将であるハズの韓信でさえ、かなりのボンクラだし。
韓信には戦略がない。考えることは陰謀だけだよ。
まるで水滸伝の呉用だ。呉先生も人を陥れて進退窮まらせて梁山泊にむかえいれるコトばかりしていたし。
それはともかく、き晁蓋殿ならどうなさるか…」と悩むのだった。
梁山泊の首領だった晁蓋がなくなったのが12年前だから、この話は死の直後に起きたのだろう。
偉大なリーダーを失い組織に動揺が起きて、そこをつけこまれたんだろうな。
そして、草間博士の乱は10年前の出来事と言われていたけど、ちょっと前から12年前になっている。
2年の誤差は関係者の記憶ちがいなのか、それとも意味ある間違いなのか?
絶体絶命の韓信に草間博士から連絡がはいる。
草間博士の開発したエネルギー吸収装置をつかえばギルバートを止めることはできるだろう。
だが、動作不安定なのでキケンすぎる。
あきらめて梁山泊を放棄しろ。
というアリガタイ忠告だった。なんか敗北を認めて逃げろと言っているようにも聞こえますが。
だが、この韓信はあきらめるような男ではない。
能力"甘言"で、草間博士をあやつりエネルギー吸収装置を起動させる。
そして地球規模の大惨事がおきた。
これが「草間の乱」の真相だッ!
という映像がが割れた遺言状から出てきて、みんなに公開される。
韓信元帥は超バッシングされるのだった。
まあ、自業自得なんですけど。
これはOVAジャイアントロボにおける「バシュタールの惨劇」と同じ構造だ。
ただ、草間博士の冤罪が世間に公表されて名誉が回復されるところがちがう。
大作は父が無実であると知り、涙を流す。
いままで大犯罪人の子としてさげすまされてきた。
その汚名も返上できたのだ。
これからは胸を張って父を偉大な科学者であると誇ることができる。
大作にとって最高の幸せを迎えた瞬間だろう。
草間博士の無罪は証明された。
これで大作が首領となるのに障害が消えたことになる。
次回は首領就任式にでもなるのだろうか。
しかし、BF団にはいった草間博士がなんで韓信に逃げるように助言する連絡をいれたのだろう?
地球を燃やし尽くしかけた大悪人というのは冤罪だったが、行動に不審な点がのこる。
今後の大作は、父の行動と真意を調べて、その意思をつぐのだろうか?
梁山泊とBF団の死闘はどこへむかうのか?
(更新 10/11/22)
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