アニメ・十二国記 〜風の海 迷宮の岸〜 感想

 基本的に原作ネタバレです。
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 風の海 迷宮の岸・第一話(再放送)

 少し「魔性の子」が混じっている第1話だった。
 ちなみに美術部(?)の教師が例の新任教師とDVDのブックレットには書いていました。
 彼のデザインは私の周囲では評判悪かったです。ゴツイとか、体育会系に見えるとか。
 ちなみに私は彼の名前を憶えていません。「魔性の子」は友人に借りて1回読んだっきりなので。実は人名を覚えるのはすごく苦手。

 で、まあ教師のかわりに杉本が要の回りをうろついて災難に合いかけそうな感じだ。
『お前は王の敵か?』とか言われちゃっているし。
 何度も書くが、あそこで「私は景王の友達…」といえちゃうところがすごいと思う。いいか悪いかは別にして。

 この現在の話は入れる必要があったのか、微妙な気がする。
 シリーズを(メインストーリーの)最新作の「黄昏の岸 暁の天」まで続けるのであれば、この話は伏線として効いて来るのだが、どうなることやら。

 次回予告をじっくり見た人は、変な人がいることに気がつくと思われますが、その辺は次回のお楽しみにしてください。


 風の海 迷宮の岸・第二話(再放送)

 思いきって言ってしまうと、私は「風の海 迷宮の岸」はあまり好きではなかった。もちろん十二国記シリーズの中では、という但し書きがつくのだが。
 いや、もちろん好きなシーンはあるし、そのシーンは十二国記シリーズの中でも特に優れていると思うが、あまり泰麒が好きになれなかったからだ。

 いじいじしているガキ(♂限定)は苦手です。苦手なんです。苦手でした(ぇ
 まあ、色々あって、今にいたるわけです。いや、俺ショタじゃないよ。

 まあ、そんなわけで「風の海 迷宮の岸」はあまり読み返していなかった。
 アニメの再放送に向けて久しぶりに読み返してみたのだが…………アホかお前は。そう、お前だ景麒ッ! この恥知らずのショタコンがッッ!
 なに少年の細い首すじにときめいてんだこいつは。

 黄昏の岸 暁の天を読んだときにもコイツはどこかおかしいと思って居たのだが、「風の海 迷宮の岸」のころから充分すぎるほどおかしかったようだ。
 そりゃ、六太も逃げだす呪いの気配も仁王立ちで踏みとどまれるわけだ。

 まあ、そういう景麒もあまり笑えないような今日この頃…
 ただしアニメ限定(← 最後のプライドらしい)


 風の海 迷宮の岸・第三話(再放送)

 腿に少年の顔をうずめられ困惑してしまう景麒はやはりどこかおかしい気がする。
 それは置いといて、原作に比べると細かいところでエピソードが削られている。逆に手を上げるシーンは原作にない追加だ。
 あのシーンは泰麒を怯えさせるために追加したのだろうか。「ああっ、泰麒がぶたれるっ。バカ景麒、やめんかい」って感じに、私も蓉可と同じような反応をとってしまった。

 そう言えばアニメだと醐孫は単独行動ではなくなっている。あれだけの人数がいれば、1人ぐらいは正しい知識を知っている人がいても良さそうなのだが…

 景麒はまるでメロドラマの最後のセリフのような感じで「それでも私は泰麒に大切なものをいただいたと思っています……」と言っていた。
 麒麟にとって王以上に大切なものがあるのだろうか?(景麒にはあったらしい)
 などと25分の作品なのに50回ぐらいは突っ込みを入れていた気がする。
 こうなってくると原作の「汕子、退がってもよいぞ。泰麒にはわたしがおつき申しあげるゆえ」という言葉すら、2人っきりになりたいだけじゃねぇの、と邪推してしまう。

 頼まれもしないのにいきなり全裸(違います、転変しただけです)になるし、アニメの景麒はかなりやる気だ。
 泰麒も首根っこに抱きついてあげれば、景麒だって鼻血を出して喜ぶに違いない。
 で、血にあてられ泰麒は倒れちゃうわけだ。
「あわわ。泰麒、しっかりなされよ」と景麒は泰麒を抱きかかえて途方にくれるわけだ。全裸で。

 今回の予王・舒覚さんは若く見えます。
 王だから歳は取らないはずなのだが。やっぱり病んでいたから、顔つきも変わったのだろうか。
 昔の舒覚さんは積極的ですね。いきなり抱きつきに行きますよ。つつしみを持たれた方がよろしいかと。
 でも、景麒は泰麒に対してのように肩を抱いたりしないのだった。
 景麒の忠誠心は、その辺が限界なのか?
(03/7/30)
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 風の海 迷宮の岸・第四話(再放送)

 小説にくらべると伏線の張り方がゆるい気がする。
 泰麒は令坤門(れいこんもん)のほうから気配を感じていないっぽい。
 驍宗(ぎょうそう)にもおびえるだけで、それでも側にいたいという感じが出ていない。でも、[馬芻]虞(すうぐ)をダシに驍宗に会いにいくのは自然な感じがしてイイかもしれない。
 小説だと散歩しているうちに偶然という感じで、あまり泰麒の意志が感じられない。もっとも、それも王気に引きつけられてという展開なのかもしれないが。

 オリジナルの展開では、あきらめの悪い醐孫(ごそん)がちょっと笑えた。
 誰か王システムについて教えてやれよ。
 というか、同じく国に仕えるものとしてずっと地位が上の人にケンカを売るのはどうかと。まあ、そういう人だから、アホなことばかりするのだろうけど。

 十二国の王が、どういう前歴だっかたの統計は分からないのだが、軍人出身の王は少ないという記憶がある。
 ざっと思い出すと、役人、農夫、倭国の一領主、軍人、商人、女子高生……だ。
 役人と商人(家族含む)が多い。
 役人は国の運営に関わる職業だし、商人も経営に応用のききそうな職業だ。

 十二国の世界は他国への侵略ができないので、軍の必要性があまりない。
 軍の役割は反乱対策と、妖魔対策と、土木作業の補助だろう。
 また、軍事と政治では要求される能力が違ってくる。
 そういう意味で軍人王は誕生しにくいのではないだろうか。
(03/8/11)
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 風の海 迷宮の岸・第五話(再放送)

 泰麒が傲濫(ごうらん)をくだし、転変をはたし、驍宗を王に選ぶまでの話だ。
 ちょっと、つめこみすぎという気がする。
 これらのエピソードは「風の海 迷宮の岸」の中で一番盛り上がるシーンだと思っているので、はやく流されているのがさびしい。

 原作との微妙な差について。
 泰麒が饕餮(とうてつ)の巣にはいるのは、原作では驍宗を追ってということになっている。しかし、アニメ版では李斎を追っている。
 これは、驍宗が王であるという伏線をあえて外して、視聴者にも驍宗が王ではないという不安感をあたえようとしているのだろうか。

 原作でもそうなのだが、泰麒が驍宗のそばにいたいと思うのは、ちょっと唐突という気がする。
(03/8/31)
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 風の海 迷宮の岸・終章(六話)(再放送)

 もう、杉本さんはいりません。お腹いっぱいです。
 生田先生があっさり死んでいます。グリフィンも狙うなら杉本を狙えばいいのに。
 あと、「魔性の子」での新任教師は「もっと現実を見ろ」なんて言わないでしょう。
 あの人は、自分が現実にまぎれこんだ異邦者と思っているフシがある。そういう意味では負の感情を肩代わりしている杉本が、「魔性の子」での新任教師のポジションになるのは当然なのかもしれない。
 例によって電波がとんでもなく強化されちゃっていますが。

 なお、投げっぱなしな最終回をむかえた「風の海 迷宮の岸」だが、NHKのお知らせによると、きっちり最終回となって、投げっぱなしのまま終わるようだ。
 原作であるていどの決着がつくまで冬眠のようだ。
 過去の経験から言うと、5年ぐらいは笑って流せる覚悟が必要です。
(03/8/31)
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 風の海 迷宮の岸・転章(七話)(再放送)

 家族がいっぱいいる秦の王族がちょっと笑えた。ひとりだけ離れたところにいるのが利広だろう。
 何事も終わりというものがあるのだが、秦の終末は本当に尚隆の予言するものになるのだろうか。
 ちょっとなりそうで不安だ。
 ついでに雁の最後も利広の指摘通りの不安がある。次シリーズ「風の万里 黎明の空」で尚隆は「そうなればきっと、俺は雁を滅ぼしてみたくなる……」といっている。
 十二国で一番豊な国だが、慢性的な難民問題にはくるしめられているのだろう。

 供王・珠晶が小さいながらふんぞり返っているように見えるのもポイント高い。
 今日もビンタ、明日もビンタで供麒を打ちすえているのだろう。

 漣国の廉麟は、そう言えば登場していたんですね。
 そりゃ廉王・世卓も彼女を喜ばせてあげねば。本当に彼が有能なのか、微妙な感じですが。
 とりあえずクワをかついでの登場は笑うポイントだろう。
(03/8/31)
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参考リンク:十二国記・公式サイト