バキ外伝 GaiA(ガイア)感想

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2008年12月25日(4+5号)
バキ外伝 GaiA(ガイア)

 バキ3倍 祭のトップはガイアだッ!
 かつて範馬勇次郎と双璧であると恐れられた伝説の傭兵である。
 まあ、伝説ってのは尾ひれがつきます。
 勇次郎と互角ってのは、ちょっと調子こいていました。
 でも敗北する姿を見せないのが、ガイアの矜持だッ!

 今回、外伝の主役をいただいたガイアである。
 だが例によって姿をなかなか見せない。
 世の中には、一話の出番にもこまっている主人公がいるというのに……
 真のプロフェッショナルは成果をもとめ、出番を求めないということか。


 次期米国大統領がジョギングをしている。
 胸には『CHANGE!』のロゴが入ったTシャツだ。
 これは主人公交代を暗示するものであろうか?
 いや、考えすぎだな。

 走る次期大統領を狙撃用のスコープで狙う男がいた。
 引き金にかかる指に力がはいる。
 キュ…と指関節が音を鳴らすと同時に、首をヒモで縛られキュ…っとなった。
 声も出さずに気絶、……あるいは死亡する。
 瞬殺無音部隊もビックリな手際であった。

 大統領は無事に走りさる。
 だが、次の襲撃者が待ちかまえていた。
 かなりダメな暗殺集団のようだ。
 確実に狙うなら、一点集中の十字砲火ですよ。

 うまく警備を配置して、バラバラに狙わざるをえない状態にしたのだろうか。
 一人でできることには限界がある。
 部下を使いこなすことは部隊長に必要な能力だ。
 傭兵としての総合能力を考えれば、ガイアと勇次郎は互角かもしれない。
 勇次郎のワガママっぷりは、人を使うのに向いてなさそうだし。

 B地点の暗殺者はナイフを投げる。
 だが、ナイフはガイアの蔓技(つるぎ)で絡めとられた。
 投げる人をしばるのならともかく、飛んでいるナイフを絡めるとはッ!
 あえて難易度の高いことをしている。
 実力の差を見せて、暗殺者の心を折るつもりだろうか?

 ガイアは、犯人を放置して走っていく。
 心の砕けた敵など捨て置くつもりだろうか?
 または部下が回収するのかもしれない。
 きっちりと捕まえて拘束するのは、それなりに手間がかかる。
 部下にやらせるというのは合理的判断だ。

 そして、大統領はC地点に到達する。
 遠隔操作された車による爆破攻撃だ!
 ガソリンをつんでいる車は、それ自体が爆発物になりうる。
 さすがにコレは防げまい。
 と、思ったら でっかい袋をかぶせて爆発を封じ込めた!

「アラミド繊維使用 爆破覆膜か……」
「あの激戦地イラクで…」
「自衛隊に一人の戦死者も出なかったと聞き決めていた」
「君が守護(まも)ったそうだな」


 男は当然、超軍人ガイアッ!
 なんと自衛隊をまもったのもガイアだったのか!?
 ガイアは幼年編で特殊レンジャー部隊の隊長をやっていた。
 そのまま隊長を続けていたのだろう。そして、イラクで大活躍だ。
 砂漠のガイアはどんな活躍を見せていたのだろうか。

 そして、ガイアは大統領就任までの26日間を警護することとなる。
 今までの襲撃はテストだったのだろうか?
 ならば、暗殺者の攻撃が散発的で、なおかつガイアがきっちり殺していないワケもわかる。
 まあ、本当に襲ってきたとしても犯人の背後関係をしらべるため生かしたまま捕まえたいのだろうけど。

 襲うのも一流であり、守るのも一流だ。
 殺気を見ることができる男・ガイアが初の黒人大統領を守るべく出動する。
 ちなみに、拷問も大得意だ。ロシアの人を泣いて謝らせた実績あり。

 刃牙は現大統領を拉致した実績がある。
 大統領を警護していると、範馬に関わる確率が高い。
 あえて苦難に飛びこむガイアに秘策はあるのか!?

 漫画担当:富沢ひとし先生のコメントは次のとおり。
 『本編、近日登場予定。しばし待つべし!』
 外伝 GaiAが本格的に動き出すのか!?
 2009年からも刃牙ワールドは不自然主義に大爆発だッッッ!
(更新 08/12/26)

2009年8月6日(35号)
バキ外伝 GaiA(ガイア)

 ストライダム? いや、偽ガイアだッ!
 今回の外伝では、偽ガイアが登場する。
 偽者が出るということは、本物のブランド価値が高い証拠だ。
 知らないうちに伝説の傭兵・超軍人ガイアの名前も売れていたらしい。
 大統領の護衛をしたから、目立ってしまったのだろうか?(外伝GaiA 1回目

 ガイアみたいに隠密行動を主とする人間は有名になったらこまる。
 名前が売れるのは本人にとって不本意なことだろう。
 実際、現役軍人だったストライダムでさえガイアが死んでいたと考えていた時期がありました。(G刃牙16巻 135話)
 普段は路上にはえる植物のように ひっそりと暮らしていたいのだろう。敵も多いし。
 通行人をよけさせて、迫力満点に歩く範馬勇次郎とは対照的だ。(範馬刃牙17巻 137話

 偽ガイアの目的はなんだ?
 顔につけられた傷跡は、本物のガイアがやったモノだろうか?
 ならば復讐かも。
 TVに出まくって、ガイアの名前を有名にしつつ、ブランドイメージを落としてやる。
 私怨100%の嫌がらせ作戦だ。
 顔バレでハイリスクなんだけど、地味な嫌がらせだな。

 記者たちは伝説の傭兵にインタビューを試みる。
 米軍はガイアに幾度も煮え湯を飲まされてきたせいか、質問の態度もやや厳しい。
 最初に美人レポーターがむかう。
 美人! 本編にはなかなか存在しない人種ですね。
 これが外伝の醍醐味というヤツなのか。

「何か一つ――」
「ホンモノと認められる証拠を」


 情報の裏付けは、報道においてもっとも重要なものだ。
 こういうときは本人しか知らない情報を持っているかどうかが鍵となる。
 通常の犯罪でも容疑者が犯人しか知りえぬことを自供すれば有力な証拠とみなせるのだ。

 ガイアの場合は正体不明な部分が多いので、照合が難しい。
 ネットを検索してもガセネタばかりなんだろうな。
 もちろん、検索してわかるような情報はニセモノもチェックしているだろう。
 いかに秘密の情報を集めるのかが、重要だ。
 こういう情報はガイアを知る軍人たちにインタビューして、情報を集めるしかなかろう。

 知っていても、知らないふり。
 知らなくても、知っているふり。
 互いの裏を読みあう壮絶な情報戦だ。

「トンネルとは――――」
「どんな技術でしょう」

「トンネル爆破なら得意だが…」


 ニセガイアにとって予想外の質問がきたらしい。
 つまり、この質問は当たりだ。
 レポーターがひそかに集めた質問なのだろう。
 だが、レポーターも答えを知らないのが痛い。
 答えを知らないのに、質問しても意味が半減する。

 まあ、このガイアが偽者であると推測できる反応だ。
 本物のガイアなら、頭の悪い返事をしない。
 というか、偽者にしても頭の悪すぎる返事だぞ。
 ここで偽ガイアが痙攣をはじめた。

『予め――』
『ソファ内に潜入し――』
『肛門をナイフで切り裂き――』
『体内を通過――』
『口から脱出する』
『秘術…………? トンネルであった』


 これが残虐技トンネルの正体だ。
 自分の顔は血だらけなのでバレない。
 残虐描写なので放送コードに引っかかる。
 ガイアにとって理想的な展開だ。

 レポーターに情報をながし質問させて、トンネルを実演して見せたのかもしれない。
 すべて計算どおりなんだろうか。
 偽者を排除し、インタビューを台無しにする。
 ついでにガイアの恐怖を報道関係者に植えつけた。
 超軍人ガイアはやはり超一流だ。

 それにしても、思いっきり殺人だよな。
 犯罪者として指名手配されるぞ。
 ガイアには、平和な日常が不必要なのかもしれない。
 だけど、もう一人の人格であるノムラくんは泣いてるぞ。
(更新 09/8/7)

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