佐藤信也の母・佐藤あかり。
千葉雄大の母・千葉和美。
吉岡ゆきの母・吉岡紗江子と、父・吉岡純次。
緒方愛梨の兄・緒方一郎太。
一気に名前や存在が判明した。この回は大漁だ。
各キャラクターの家族関係や、家庭でのようすが気になる。
 135卵性「Pinkな遺伝子」より 千葉和美と佐藤あかり |
 135卵性「Pinkな遺伝子」より 吉岡紗江子 |
『みつどもえ』では、背景キャラが主要キャラクターになることが多い。
背景のドタバタ要員が目立つようになり、名前がついて、メインキャラクターに成長する。
みつご以外の6年3組メンバーは、だいたいこのパターンだ。
親たちも例外ではなく、その姿は意外と早くに見ることができる。
みつどもえ2巻 21卵性「ヒゲとボイン」より
よく見ると、居ます。
眼鏡と髪のまとめかたに特徴のある吉岡紗江子さん。
毛先をウェーブさせている佐藤あかりさん。
おでこ丸出しの千葉和美さん。
ひとはがガチレンジャーを見る前から、みつばが豚属性になる前から、顔だけは出ていたのだ。
その後、ひとははガチレンジャーの隠れファンとなり、カミングアウトした。
みつばは今では立派な雌豚です。
二人が新しい自分を発掘している間も、親と言う鉱脈は眠っていたのだ。
ちなみに、服装も同じではないけど、似たものを着ているようです。
さて、今回は、しんちゃん（佐藤信也）の母親である佐藤あかり について考える。
あかりちゃんは、息子のしんちゃんと「ふたばちゃんとは将来的にもいろいろ…仲良くしてもらいたい」そうだ。
なぜだろう？
逆の立場なら理解（わか）りやすい。
しんちゃん はしっかりした優等生だ。
友達になってくれるなら、実に頼もしい。
いっぽう、ふたばはかなりの問題児だ。
性格は悪くないが、頭が悪い。小学6年生なのに、ひらがなを間違える。
教育に熱心な奥様なら、眉をひそめる子供だろう。
なお、しんちゃん は塾の夏期講習へ行っていたので、それなりに教育熱心な家庭のようだ。（4巻 61卵性）
ならば、ふたばの性格のよさに着目し、情緒面の成長を期待しているのだろうか？
だが、しんちゃんはふたばとからむと、パンツ難にあいやすい。
下着を着せられては変態と呼ばれ、パンツをかぶっても変態と呼ばれる。
「ふたば＋しんちゃん＋あかりちゃん＝この変態パンツ息子！」だ。（5巻 おまけ）
それとも、あえて厳しくすることで変態王に育て上げるつもりだろうか？
だが、まって欲しい。ふたばには、まだ美点がある。
ふたばは無限の体力をもつ子だ。
男子に生まれていたら、範馬勇次郎と勝負できたかもしれない。
ふたばと一緒にすごしていれば、つられて体力が上がるかも。
しんちゃんは鴨橋小学校サッカー部のエースストライカーでもある。
勉強よりもサッカーの道を選ぶのなら、みつばと遊んで基礎体力の向上に期待したい。
また、ふたばの体力があれば期待できることがある。
ボディーガードだ。
小学生の身でありながら、変態にストーキングされていると言うウワサの佐藤信也くん。
頼れるふたばと一緒にいれば、万が一の事故も防げるかもしれない。
まあ、井上さんが本気になったら、どうしようもないと思うけど。
最後の可能性として、あかりちゃんの事情だ。
『みつどもえ』は、家庭環境が不明な人ばかりだ。
みつごたちの丸井家すらわからない。とりあえず、母親はいないようだが。（これは次回テーマ）
なので、佐藤家の家庭環境も よくわからない。
佐藤家にはちゃんと父親がいるのだろうか？
死別あるいは離婚している可能性もある。
なぜか、佐藤は草次郎の若いころに似ている。
あかりちゃんは、草次郎に似ている人を夫に選んだようだ。
若いころはイケメンとして近所のおばちゃんすらときめかせた草次郎だ。
あかりちゃんが、昔から草次郎を知っていたのならば、あるいは……
将を射んと欲すれば、まず馬を射よ。……なのか？
