今週のバキ 第2部21話〜30話

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2000年2月17日(13号)

第2部 第21話 来た! 来た!! 来た!!!(401回)


 ついに奴らは来た! しかも、その恐るべき力は私たちが知っているものよりはるかに成長しているのだッ!
 なんと、ドリアンもスペックも平仮名でしゃべっているッッッ!
 この間までカタカナでしゃべっていたのに恐るべき成長力! それとも、今までしゃべれないフリをしていたのか!? ペテン師ドリアンならあるいは………。

 5人そろった死刑囚、お互い面識はないようなので予想していた特攻野郎Uチーム説は否定されました。こいつらがそろったら、やっぱり喰い合いになるようで険悪な空気になっています。そう実に久々の風景ぐんにゃりオーラです!
 しかし、実に嬉しそうなみっちゃん。猪狩のことは完璧に忘れているのでしょう。酷いよアンタ。「優秀な細胞を持っている」と持ち上げて置いて「ご褒美に敗北をプレゼントしよう」と無茶苦茶なことを言っています。
「じゃあ、教えてくれッッ!」と死刑囚にボコボコにされる姿を期待(「予想」ではなく)した人も多いのではないでしょうか?
 私はしました。

 そして、独歩登場!
 なんだそのひげ面はッ!
 リュックを背負っていることからも山籠もりをしていたことが予想されますが、片眉を剃るのではなく髭を伸ばしていたのですね。空手バカ一代とは違いました。
 てっきり劉海王のところで中国拳法をパクリまくっているものだと思っていたのですが、それも外れました。
 でも、ヒゲの感じがちょっと劉海王に似て………イヤ、似てませんね。

 更にビックボーナス、地下戦士の大盤振る舞い!
 渋川剛気、花山薫、烈海王(50音順)!
 どいつもこいつも超一流だ!
 烈と達人はリベンジだッ!
 ガーレンもロシアから呼んでやれっ! ダメっ? 勝てませんか? とほほ………。


 となると次回からの対戦予想です。

 渋川 VS 柳は外せないところです。渋川さんも「柳〜〜〜〜〜〜」と言っていますし。

 刃牙はスペックにやられっぱなしなので、ここでリベンジでしょう。でも、意外ですがスペックの背が一番高かったんですね。ドリアンの方がでかいと思っていたのですが。

 で、2番目にでかいドリアン(職業:ペテン師)ですが、彼の相手が意外と難しい。
 ドリアンは独歩と闘いたがるでしょう。だが烈はドリアンと闘いたい。
「悪ィな烈。指名は俺だとよ」
「お前は義息子の看病にでも行けッ」
「烈君、君はまだ空手の奥深さを知らないのだよ」
「ッ〜〜〜〜〜〜ッッッ!」
綻ッ (たんッ)
 と、言うのもちょっと希望。
 だって、この二人が闘う姿も見たいんですよ。
 で、二人が闘っているスキに花山がドリアンと闘ったりして。

 もうちょっとまじめに考えると、技の組み合わせからは烈 VS ドイルが中国拳法対決(?)になって面白そう。
 花山はシコルスキーと闘うのがいいかも。「君の顔の傷もっと増やしてあげようッ」
 とにかく、次回が楽しみだ!!
 ところで、あんまり言いたくないことですが地下闘技場での戦闘はないと思います。今回は顔合わせだけでしょう。地下闘技場では死刑囚の技が使いにくいのも理由の一つですが、板垣先生がトークショーで地下での闘いはもう飽きたと言うようなことを言っていたからです。
 なんで言いたくないかというと、それは刃牙世界の情報ではなく制作者からの情報だからです。このことを言うと「作品に対しての予想」ではなくなってしまいます。それは、フェアじゃない。
 仮に喫茶店で板垣先生と担当者が話しているのを聞いてしまったとしたら、1読者、1ファンとしては至上の喜びではあるのですが、そこで得た情報をこういう所で予想として書くわけにはいきません。フェアじゃないからです。くだらないこだわりかも知れないですけどその辺のルールぐらいは最低限守らないとなーと思っています。
 と、言うことを普通では見えないように書くこと自体くだらないことを書いているのかもしれないのですが。
by とら


2000年2月24日(14号)

第2部 第22話 ルール(402回)


 今回のタイトルはルール。ルール無用の闘いなのにルールです。
 大ゴマを使って有無を言わせぬ迫力の連発で押し切っていますが、いつ来るか分からない死刑囚を相手になんで刃牙たちをこの日に呼んだのか? なんで、アンタがルールを決めるのか? アンタにみんなを闘わせる権利があるのか? などなど、徳川のじっちゃんに対するツッコミが全国で吹き荒れているでしょう。
 第2部になっておかしくなったのは刃牙だけではなかったんですね。
 で、その刃牙はやっぱりおかしいようで、一人闘いに乗り遅れています。もう、闘いはいいのか? スペックにやられっぱなしでもいいのか? どうなんだ刃牙ィッ!

 まあ、やる気の見えない主人公の事は置いといて、「ルールは前田光世方式」! もう、無茶苦茶です。でも、すごく面白そう(笑)
 「お湯の沸いてる台所とか」と言う台詞の渋川、「酒を飲むのも良し」の時に絵で使われる独歩、過去の失敗を気にしているのが感じられます。
 そんなわけで、「女抱いてようが」のコマは花山の顔が出ていた方が良かったな。
やっぱり、地下闘技場での闘いは無かったか……
(2/27追加)
 さて、みっちゃんは闘いの場の例として新宿を上げていますが、日本のどの土地が危機になるのか予想してみましょう。
 指名手配中の死刑囚が相手ですので余り遠いところは避けると考えられます。つまり、関東近辺。
 最近性格の悪いみっちゃんの事だから安全な場所で闘う訳がありません。更に絵的に面白いところとなると、「池袋・サンシャインビル崩壊」「渋谷・ハチ公像破壊される」「ディズニーランド・休日の大惨事」などが考えられます。さすがに東京タワーの上で闘うというのはないかな?
 まあ、名所も色々と織り込みながら闘うのではないかと考えられます。
 横浜中華街で闘うときは「我々中国人を差し置いて美味いラーメンだとッ!」と烈先生が怒らないことを祈ります。

 作品とは直接関係ないところですが、板垣先生が愛飲していたプロテインからステロイドが検出されマックシングの危機らしい。
 原稿が妙に汚れているときは察して上げないといけませんね。
by とら


2000年3月2日(15号)

第2部 第23話 開始!!(403回)


 やっぱり闘士たちもみっちゃんの提案にむかついていたのでしょう。言う事なんて聞きやしねえ(笑)
 緊迫したにらみあいの中、あくびをする刃牙ですが、やる気がなさそうに見えるんですが、見事に気を外しているようにも見えます。一流の気の外しかたと言えるかも知れません。
 とにかく、刃牙の一言でみんな解散です。見事にみっちゃんのやる気まで奪い取っています。第2部に入ってから散々食い物にされて来た闘士たちの見事な復讐です。
猪狩さんも墓の下で喜んでいることでしょう(死んでません)。
 てっきり中華まんじゅうによる窒息死だと思われていた警視正が生きていたことは喜ばしいことなのですが、とらえたはずの死刑囚があっさり脱走して、あっさり帰って来るというのは許されない失態でしょうね。まあ、事実のまま報告すると言っているあたりは好感が持てますが(現実に比べて)、まあ、責任問題で減給ですね。

 目と目と通じ合う、二人のヒゲ男。凶器のような二人は歩くだけで一般人を怖がらせています。
 新宿を待つまでもなく、水道橋で激闘開始! 実に自然です。
  「アンタ俺に惚れてる」と言う台詞に、通常(例:仮面ライダークウガ)ならば女性読者がキャアキャア言うのでしょうが、刃牙世界では男性読者がゲラゲラ笑うのが関の山です。皆さん笑って上げましょう。

 烈も上着を脱いでやる気満点ですが、容赦なく獲物の横取りをする独歩、リュックの中身を見るとやっぱり山籠もりをしていたみたいですが、やっぱり夜叉猿のすむ飛騨の山奥でしょうか?
 そうなると親子二代に渡って動物虐待でしょうか?
 それはともかく、烈がすごく不満にならないか心配です。この辺が元でドリアンとの決着が着かなくなるのではないかと思われます。だって、こんなに早い決着では、もったいないし。

 そして、誰もが予想だにしていなかった、猪狩復活!!です。あの男があのまま朽ち果てるわけがない! この男こそリベンジにふさわしい。
「シコルス………、今日俺にやったこと……、決して忘れるな」と言う台詞は伊達じゃない! いや、最後まで言わせてもらえなかったけど。
 多分、手下を大勢連れて武器もたっぷり持ってきているんでしょうね。「ナイフを使ってでも、拳銃を使ってでもッ、どんな手を使ってでも最後に勝つのがプロレスラーだ」とは餓狼伝(板垣版)の巽の台詞ですが、恐らく猪狩もそれを実践するのでしょう。
  ガーレンを密かに呼んできたりとかな!(まず、あり得ません)
by とら


2000年3月9日(16号)

第2部 第24話 名誉挽回!!(404回)


 恐怖新聞を見てしまったような表紙の刃牙が顔のせいで何となく不吉な予感を抱えたままページをめくります。
 「ムス……」っとした烈先生の顔が意外です。てっきり、「貴様ァーーーーッ!」綻ッ(たんッ)と、いきり立つもんだと思っていたのですが、「ムス……」で済ませてしまっています。
 烈は独歩のことを尊敬していたのでしょうか? あの烈が、ただ年長者と言うだけで下手に出るとも思えません。烈にとっても、菩薩拳は驚異だったのでしょうか?

 などと考えていると、さすがペテン師こっそり酒(?)とライターを用意しています!そして、ヒゲファイヤー!あの烈海王ですら退けたこの攻撃を独歩は廻し受け!天内の空中殺技を破った鉄壁の防御は炎も防ぐ!
 って、アンタそれはムチャ過ぎやッ!と言うつっこみも虚しい程の大迫力。
 そして、巻き添えを食うサラリーマンとOL。早くもこの闘いの……いや、ご老公の陰謀による被害者がッ!

 そして全国津々浦々の刃牙ファンから汚い手を使って、なおそれでも負けると予想されていた猪狩完治ですが、予想通り手下を連れてきて2人がかりで殴らせています。
 が、予想を裏切って、シコルあっさりダウン!汗までかいて、オイオイと言いそうな感じですが、よく見るとテープ越しに口元が笑っています。となると大暴れするのは、来週以降か…。ガンバレ、猪狩!


 で、まあ、ここまでは予想の範囲内だったのですが、最後のページをめくって…………。
うげっ…
 なんか、そのまま会社に電話して「独歩の左手が切れてしまったので今日休みます」と言おうかと思っちゃいました。いや〜、仕事中、気になる気になる(--;

 あれはケンカをしていると通報を受けて止めに入った金田巡査(仮)の手、とかの逃げ道をいくつか考えたのですが、駄目そうです。もう、逆転は無いのか?
独歩ォォォォォォォォッッッ!!!
by とら


2000年3月16日(17号)

第2部 第25話 空手 VS 科学!!(405回)


 先週の感想を見て思ったのですが、手を失った独歩がこれからどうなるのか? ドリアンとの闘いの行方は? 独歩の左手を奪った武器は何か? そう言ったことに関して全く触れていません。
 私なりにすごくショックだったんだと思います。
 独歩の手が無くなるという事実に対して、そこから先に踏み込めていない。事実を事実として認めたがっていない、そんな心情だったのでしょう。

 そして、現実を突きつけられるのが今週。
「鉄鍋のジャン!」最終回ッ!!  コミックスでは「本誌では描けなかったまさかの結末!!」が加筆されるらしい。本誌では書けないって、アンタ…………………………エロ?(--;
 じゃ、無くて。
「悟空道」次回最終回ッ!!  なんか燃え尽きられずに終わってしまった気もしますが。  でもなくて。  八神 健ジャンプから都落ち!(ちょっと、どうでもいいらしい)と、言うのもありますが、独歩の左手やっぱり切れちゃいました。と、言う衝撃の事実。
 科学の最先端である極細・強強度の繊維に鍛え抜かれた独歩の左手が切り落とされるッッ!
 もう、黒とか白とかの問題ではなく、これは格闘技じゃないッッッ!!でも、みっちゃんはこれを見てたら「ホゥ、やりおるなドリアンめ」と言って喜びそう。もう、彼に対する信頼はありませんから(苦笑
 しかし、武神これでも臆する所がありません。冷静に動脈を押さえ止血(歯で動脈を噛み切られたことのある某最強の17歳に見習わせたいです)、独歩以上に横で見ている烈の方があせっているようです。今回の烈は妙に変な表情が多い。敗北が彼を変えてしまったのでしょうか? はっきり言って烈は相手を睨み付けるような表情以外は、あんまり格好良くないんですけど(^^;

 話を独歩に戻しましょう。
 はっきり言って、私は独歩を見くびっていました。
 手が切れても、戦意を失わないどころか、ないほうの手で殴るか普通!? あんた、すげえぇ。とことんまで武神だよ。
 後退のネジは取り付けたみたいですが(笑)
 しかし、ギャラリーに「ハゲ」と言われて可哀想に(^^;
 こうして、ヒゲ対ハゲの死闘の第1幕は閉じたわけです。

 悲劇の第2幕猪狩の最後は次週のお楽しみか?

 ところで、出所したてのドリアンは何処で最先端の技術者と出会い、どうやって払う金を工面したのでしょうか?
 入金方式はスペック方式を採用したのか?(要するに殺人強盗)
by とら


2000年3月23日(18号)

第2部 第26話 タヌキ(406回)


 みんなの予想通りシコルスキー大暴れの巻。
 アメ玉大好き男がなんで「ヒック、ヒック」と言っているのか分からないまま話は進みます。酔ってるのか?  とらえられ怯えるシコルに容赦なく弾丸を撃ち込む猪狩。いきなり拳銃ッスか? 順番で行くとナイフが先なんじゃ?? と言うのは無しにしても、防弾チョッキで事なきを得たシコルくんは実にタヌキです。
 ん、が「いつまで役者コイてんだコラ」と言い放つ猪狩さん。アンタいつから気が付いていたの? 拉致の時から? 道場に連れ込んだ時から? コートを脱がせた時からッ?
 防弾と知っててなお頭を狙わないアンタこそタヌキだよ!
 せっかく連れてきた手下の2人もシコルの中指一本拳で血の噴水です。
 一発だけのキャラにしては凄くおいしい奴らだったんですけど、残念です。
 で、一人降参しちゃった猪狩さんに対し、静かに怒るシコル君。
 だけど、猪狩にはまだ秘策がありそうな気がします。タヌキにかけてはシコルとは年期と気合いと金のかけ具合がまるで違います。
 いけ、猪狩ッ! 最後の花道を飾るんだッッ!!(発想がやや後ろ向き)


 今週は「NUDE」が最終回(悟空道もだけど)。
 最終回はオタク少女ですか。
 別に、ご都合主義な展開でも、身に覚えのある様なエピソードがあっても構わないのだが、なぜカップリングが「伊吹×青木」なんだァッッ!! 漢なら「克巳×花山」だろォッッッ!!!(注:うちだ藤丸先生は女性です)
 しかし、デカポリスの同人誌は見たこと無いなぁ(笑)
by とら


2000年3月30日(19号)

第2部 第27話 化けの皮(407回)


 東洋でのこのポーズは100パーセントの降伏を意味する。
ド・ゲ・ザ
 そう、土下座ッ
敗北のベスト・オブ・ベストッッ
 たかが、土下座をまるで独歩の廻し受けのごとく技にしてしまう猪狩完治ッ! その人間力は測りがたい物があります。
 しかし、それを上回る、土下寝!って、えっ、シコル、今あんた完璧な敗北をしていないか!? ベスト・オブ・ベストを上回る敗北だぞ!!

 と、まあ冗談は追いといて、猪狩いいとこ無いです。
 あんな事になるぐらいなら素直に額に銃弾ぶち込めば良かったのに。
 小便まみれの血まみれです。これで血尿の失禁をすればもう、誰も近づかない高みに達してしまいそうです。
 しかし、刃牙って尿量が多いですね。シコルもスペックに負けずにブルンブルンさせていますし(--;

 ……これで死刑囚による頸動脈の噴水が4人目ですか?


 ところで今回はなんの話だったのでしょうか?
 独歩とドリアンの闘いは、最新科学をも武器に使うドリアンの戦闘と、左手を失っても弱味を見せない独歩の覇気を描くためだったと思います。
 では、今回の闘いに何の意味があるのでしょうか?
 猪狩の人間力を描くと言うには少し弱い(いや、かなり)。シコルの強さと用心深さを描くにしては少し物足りない気がします。
 ひょっとするとこれは板垣先生の中の猪狩が暴走したのかもしれません。
 本当は館岡をやっつけて帰るはずだったシコルを前に闘争心を押さえられずに猪狩が襲いかかってしまう。もちろん作者としてはそれなりの計算や意図があるのでしょうが、板垣先生は話よりもキャラクター優先の作家のようなので「猪狩ならここで喧嘩を売る」と思ったらとりあえず闘わせてしまう。で、負けてしまっても「猪狩なら復讐する」と思ったら勝算が無くてもつっかかってしまう。
 今回の話は描いていて板垣先生も辛かったのではないかと思います。猪狩は間違いなく作者に愛されているキャラクターですから。
 それでも、話を収束させるためには小便をかけられ血の噴水を上げる。
 思いついても普通はやらない事をやっちゃう所が刃牙と板垣先生の恐ろしいところです。

 と、言うわけで次回は、死んだはずのあの男がやってくる! 巴里(ぱり)から来た、きょ・じ・ん!
 …………………かな?
by とら


2000年4月6日(20号)

第2部 第28話 デート(408回)


 悲劇の後は喜劇というのが第2部バキの構造のようです。
 表紙を飾る梢江ちゃん「その時一度、バキに唇を奪われている!!」とビックリマークを二つもつけて紹介されていますが、「尿」については触れていません。まあ、そんなこと書かれたら台無しですけど。
 で、今日の刃牙君は梢江ちゃんとデート(はぁと)
 梢江ちゃんも髪型に気を使ってルンルン気分です。多分、下着にも気を使って居るんでしょうね、ゲヘヘヘヘ……。
「以前から誘いたかったってこと?」
 と聞かれて、しばし沈黙する刃牙。なんか、考えているようですが、こっそりリアルシャドーをしたときのことを思い出しているのでしょうか?
 それにしても女を魅了するのは範馬の血のなせる技でしょうか、梢江ちゃんもうメロメロです。
 そして、またもや不良にからまれる刃牙ッ!
 それにしても。よくからまれますね、こいつ。暴力を呼ぶのも範馬の血のなせる技でしょうか?
 しかし、今までのように猫をかぶっているような刃牙君ではありません。目だけで相手を圧倒しています。梢江ちゃんの前だから張り切っているのかも知れません。
 それにしても、この2人のデートコースって何なんでしょう。道歩いて、飯食って、話をして、飯食って、公園へ。凄く金のかからないコースですね。しかも、喰ってばっか。
 夜の公園で手をつないでラブラブしていますが、それを見守るストーカーなスペック!
 というわけで、次回の予想。
 暗がりに梢江ちゃんを連れ込む刃牙。
「こ、梢江ちゃん」
「イヤっ、刃牙君恥ずかしい」
「でもほら真っ暗だしなにも見えないよ」
「あっ、ダメそこぉっ」
「梢江ちゃんって以外とたくましいんだね」
「そ、そんなコトいわないで」
「ほら、梢江ちゃんのココこんなになっているよ………、って、これはッッッ!?」
「オイオイ、ソコハ優シク愛撫シテクレヨ」
 いつの間にか梢江ちゃんととすり替わっていたスペックが刃牙に襲いかかる。
「冷メナイ内ニ……」ずにっ
「モガァッ!!」
 目標、打倒・オヤマ菊之助!


 今回は幸せな日常を描く事で、壮絶な非日常である闘いの世界を浮かび上がらせる事に目的がありそうです。
 そして、刃牙は平凡な幸せではなく、闘いの中の充実感を選んでしまうのだろう。自分に好意を持ってくれる彼女よりも、自分に闘志をむき出してくるスペックとの闘いを選ぶ。
「ごめん、俺やっぱりこういう事が好きなんだ」
 そうして刃牙は、闘いに入っていく。
 「闘うことでしか心の平静を得られない人種がいる。」グラップラー刃牙1巻の後書きに書かれている言葉が、未来の刃牙の姿に重なるのではないだろうか。
by とら


2000年4月13日(21号)

第2部 第29話 2度目の…!!(409回)


 サブタイトルが「2度目の…!!」、となれば刃牙とスペックの2度目の闘いに間違いないと思うのが人情でしょう。先週、すてきな笑顔でみんなの意識を梢江ちゃんから奪い取ったスペックさんに嫌でも期待が高まります。
 いくら刃牙が梢江ちゃんを口説こうともうどうでもいいです。
 母親以外で気を許した初めての異性だと言われて、梢江ちゃんの母親はどうだったんだとか、異性は初めてと言うことは同性は居たのか? とか考えてしまいますが(居そうだな…… ^_^;)、そんな事すらどうでもいいです。
 それにしてもゴッツいラブシーンですね。サンボの力は引く力だッ! とばかりに梢江ちゃんを引き寄せる姿はラブシーンなのかレイプシーンなのか分かりません。
 キスしてるのか、無呼吸運動の限界に挑戦しているのか分かりません。
 んで、それを見守るスペックと睨み付ける刃牙
 睨むぐらいなら、ちゃんと安全な場所でイチャつけよと思ってしまいますが……。
 そして、親友のピンチに黙って出てくる漢(おとこ)いや、侠客(おとこ)一匹・花山薫! って、アンタなんでここに居るんだッ!?
 母親以外で気を許した初めての人間だからボディーガードを頼んだのでしょうか?
 と、なると刃牙は梢江ちゃんを餌に死刑囚をおびき出そうとしていたと言う可能性も考えられます。ひどいヤツです、刃牙は。今更、言うことでもないですが。
 前にスペックと花山+千春の入れ墨乱舞でいたがき組全員けんしょう炎になって作者及びスタッフ急病のため連載中止という最悪のシナリオを予想しましたが、予想に一歩近づいた気がします(笑)

 次週は花山とスペックの闘いになるのでしょうけど、刃牙は梢江ちゃんとそのままどこかへしけ込むんでしょうか?
 友達の闘いぐらい見守ってあげた方がいいと思うんですけど(-^-;
 スペックの真剣な闘いはまだ見たことがないのですが、彼は今のところ武器を使ったことながさそうです。花山とのノーガードでの殴り合いはかなり壮絶な物になるのではないでしょうか?
 また2人は銃創を持つ者同志という共通点もあるわけですし、お互いに通じ合うものが生まれるような気もするのですが。
by とら


2000年4月20日(22号)

第2部 第30話 ビューティフル(410回)


 花山薫、5人の地下戦士の中で最も実戦派と言えるのが彼ではないだろうか。彼の肉体には無数の刀傷や銃創がある。それこそが花山の実践派の証だ。
 スペックがビューティフルと言うのも無理はない。まさに、実戦をくぐり抜けてきた漢の証だ。
 あの、勇次郎でさえ銃弾の前に敗北したことがあるのだ。それを考えると鉛玉の洗礼を受けても生き延びている花山は大した物だと言える。

 それにしてもあの服の脱ぎ方はどうかなぁ。股間のあたりで絶対に引っかかりそうなんだけど(笑)
 そう言えば花山って克巳の正中線四連突きで股間にも打撃を喰らっていそうだったのにピンピンしているところを見ると、すでに股間が……。いや、それ以上考えるのは止めておこう。

 しかし、他の死刑囚に比べるとスペックの技はちょっと地味な気がします。科学の最先端を武器にしているドリアンや改造人間並の武装でロブ相手にも手を抜かないドイル、ガス使いの柳、そして切り裂きシコルスキーに比べてちょっと寂しい気がします。
 花山の靴を掴んでいますがそれをどう使うのか(-^-;)
 ちなみに花山は裸足で革靴という蒸れるのにこれ以上ないような条件で靴を履いているので、かなり臭うと思うのですが。

 花山がまだ本気を出していないように、スペックもまだ本気を出していない気がします。
 本当の闘いは、スペックが全身の入れ墨をさらしたときに始まると思いますが、どうでしょう。
by とら


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