あずまんが漂流大戦 1〜10

小説版・あずまんが漂流大戦・1 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 5日(木)12時11分11秒

時に西暦200X年・・・

どこにでもある何の変哲もない普通の高校「電撃大王高校」と
名だたる不良の巣窟として知られる「クロマティ高校」・・・
この2校が、突如として未来世界に強制移動させられた。
このタイムスリップ現象の意味も原因も分からぬまま、
未来世界の荒野に取り残された学生と教師たちは
運命に選ばれた地球再生の救世主として未知の世界で生き抜くか、
あるいは時間跳躍の物理的原因をつきとめ、現代に帰還するかを協議、
その結果、電撃大王高校とクロマティ高校の間に協力態勢を築き、
両校の力を合わせてこの状況を乗り切るべく、互いの高校の代表者たちの間で、
合同サミットを開催することを決議するにいたった。

しかし、この異変に巻き込まれたのは両校の生徒たちだけでは
なかった。なんと敗北を求めて都内を徘徊していた、5人の
「最凶死刑囚」たち、さらには学校をサボってクロ校の近くの
公園をウロウロしていた「天下無敵のビッチヤマトナデシコ女子高生(長え)」
「紺野雪江」までもがこの未来世界に来てしまっていたのだ。
錯綜する状況の中、その頃、当のバキ本人は現代世界の学校で行われている
スポーツテストで世界記録を出しまくり、勇次郎はホテルで色を知った息子に
送る祝福の言葉を考えており、園田警視正はスペック関係の始末書の束に
追われていた。(要するに彼らは本作とは無関係である)
はたして、一体どうなってしまうのか!!?(ガチンコ調で)


続きます。








あ漂流大戦・キャラ・1 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 5日(木)12時36分10秒

登場人物紹介・あずまんが側キャラクター・1


ちよ様(出典・あずまんが拳王)

本名 美浜ちよ

10歳にして電撃大王高校に編入してきた天才少女・・・だったが
未来世界の放射線を浴び、その影響で(獣医さんの予言通りに)
身長2mを超えるムキムキボディとなってしまった。巨馬・忠吉さんを
駆り、あらゆる敵を踏み潰すその姿はまさにラ●ウそのもの。
また、どこで覚えたのか(多分図書館&インターネット)、
一子相伝のはずの拳法・北斗神拳を使いこなす。本作における
最強キャラクター。

大阪「ちよちゃんがそんなに大きかったら、それはちよちゃんちゃう。
ちよ様や!」


あずまんが漂流大戦・2 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 6日(金)10時04分29秒

神山 高志
「前略 オフクロ様―――
 我々クロマティ高校一同は現在とんでもないことに
 なっております―――
 何がなんだかわかりませんが、学校ごと未来世界にタイムスリップ
 してしまいました・・・しかし、この尋常でない異常事態の中でも
 我がクラスの連中は微動だにせず、いつもながらのボケツッコミを
 繰り広げております(肝が据わっているのか、何も考えていないのか・・・)。
 これから僕たちは、一体どうなってしまうのでしょうか―――?



神山「皆さん・・・我々は何らかの原因により、どうやら未来と
   思われる場所へ来てしまったと思われます。そこで、この状況下で
   これからどうやって行動していくかを話し合いたいと思うのですが・・・」

前田「別にいいんじゃねえか?ここなら敵対するやつらも、いちいちうるさい
   親や警察もいやしねえ。むしろ、何もしなくても世界最強の高校として
   君臨出来る・・・いいことずくめじゃねえか。とくに元の世界に戻るために
   ギャーギャー騒ぐこともねえんじゃねえか?」

北斗「ふ・・・これだから愚民は浅はかだというのだ。

前田「何だと!?この時代なら何もしなくても俺たちクロ校はトップなんだぞ!
   一体何の不満があるってんだ!」

北斗「いいか・・・他の高校がいなくて我が校がトップだという事に
   何の意味がある?競い合う相手、即ち相対する奴等がいなければそれはトップで
   あると同時に最下位でもあるということだ。トップというものは常に
   勝者のみに与えられる名誉であることを忘れるな。」

前田「う・・た、確かにそのとおりかも知れんが・・・」

メカ沢「北斗の言うことにも一理あるな。でもよお、俺たちは天下の
    クロ校生だぜ。これくらいの変化にビビッてる程度じゃ
    肝っ玉を疑われちまう。二人とも、もう少し大人になったら
    どうだ?」

前田「何だと、このロ・・・いや茶筒野郎!
   ケンカ売ってんのか!?」

神山「(ダメだ・・・はなっからこの人たちには協調性とか団結力を期待
    することは出来ない・・・。やはり僕が説得するしかないか・・・)
   ―――皆さん、さっきから聞いていればずいぶん穏やかでない話を
   していますが、今はクロマティ高校や他校がどうとかの小さな問題で争っている
   場合ではありません。それよりも今の我々に必要なのは、何とかして
   現代へ帰還する方法を探すことです。そのためにも、今一番大事なのは
   皆さんが一致団結して、この現状をどうにかするために、タイムスリップの
   原因を突き止めることではないでしょうか?」

林田「んなこと言ったって、仮に原因がわかったとしても、一体どうやって
   元の世界に戻ればいいんだ?何か方法でもあんのか?」

神山「いや・・・それはまだ分かりませんが、皆さんが力を合わせて
   具体的な帰還の方法を探し出すより他の道はないと思います。

メカ沢「おい、どうでもいいことだが、この世界に来ちまってるのは
    どうやら俺たちだけじゃないみたいだぜ。」

林田「何だと!?」

メカ沢「ついさっき俺のセンサーが察知したんだが、近くのフヌケた
    進学校「電撃大王高校」・・・それにあと学校の部外者が何人か
    俺たちと同じくタイムスリップに巻き込まれちまったみてえだ。」

一同「せ・・センサー!!?」

神山「(お・・・思いっ切りツッコミたいが、今はそんな状況じゃない!)
   電撃大王高校・・・それにその部外者っていったい・・・?」

メカ沢「お前等、先日のニュースで世界中で同時に五つの脱獄事件があったのは
    覚えてるよな。しかもそいつらは全員が「敗北を知りたい」とかいう
    ふざけたメッセージを残して日本に向かった・・・ってことだ」

林田「いや、俺ニュースも新聞も全然見ねえから聞いたことねえけど・・・
   そのいかにも超ワルそうな奴等がなんか俺たちに関係あるのか?」

メカ沢「今言った部外者とは・・・そいつらの事だ。
    何の因果か知らねえが、揃いも揃って5人全員この世界にきてやがる。」

神山「な・・・何だって!?そんな恐ろしいやつらが近くに5人もいるのか!?」


続く。


あずまんが漂流大戦・3 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 6日(金)10時05分39秒

竹之内「フ・・・腕が鳴るぜ。幸いこの世界ならジャマも入らないことだろうしな。
    心配すんな、そんなサンピンども、この俺が全員秒殺してやるよ。」

前田「竹之内!? お前今まで一体今までどこにいたんだ!?」

竹之内「うるせえな。トイレ行ってただけだ。
 (ホントは時間移動の揺れで、もンのスゲエ酔いに苦しんでたんだが
  そんなコトはクロ校の番張ってる俺が言えるわけねえ)」

林田「と・・・とにかくこの世界に来てるのは良かれ悪しかれ
   俺たちだけじゃねえってことだな。何か少し気が楽になった
   気がするぜ。」

神山「林田くん、安心するのはまだ早すぎます。
   僕の考えといたしましては、ここで現在我々と同じ状況に陥っている
   電撃大王高校と何らかの協力態勢を結び、今後の状況に対応していくのが
   最善の策だと思いますが・・・」

前田「おいおい、寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞ神山!
   何が悲しくてあんなチンケな学校と手を結ばなきゃなんねえんだ!
   せめてデス校とかバースとか名のある高校が・・・あ、ないのか・・・」

神山「そういうことです。
   これから僕は電撃大王高校に連絡を入れ、その旨を伝えてみたいと
   思っています。・・・何か異論はありませんか?」

林田「ああ、しょーがねえな。」

前田「ったく、他に方法はなかったのかよ・・・」

北斗「構わん(フフフ・・・これは神が俺に与えてくれた千歳一隅のチャンス
   かも知れん)。」

メカ沢「賢明だな、神山。改めて見直したぜ。」

竹之内「フン、まあこの拳をもてあますことはなさそうだな。
    首洗って待ってるがいいぜ、死刑囚ども・・・!!
    (うう・・・またぶり返してきやがった・・・)


こうして、クロマティ高校では電撃大王高校と手を結ぶことで
意見がまとまり、神山はそのための手はずを整えるべく、
電撃大王高校へと赴く。一方その頃、当の電撃大王高校では・・・!?




続きます 


あずまんが漂流大戦・4 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 6日(金)11時35分22秒

一方その頃、電撃大王高校(仮)では・・・


大阪「わ〜〜、外見ても何もあらへん。」

よみ「見渡す限りの荒野か・・・どうやら私たち、ほんとに
   荒れ果てた未来に来ちまったみたいだな・・・。」

ちよ「でも向こうに何か学校みたいな建物がありますよ。
   あの学校の人たちもタイムスリップしちゃったんでしょうか・・・。」

榊「たぶん・・・」

神楽「なあ、これからどーすんだ?ここでただ手をこまねいてても
   しょうがないぜ。」

とも「今、先生たちが職員会議やってるって言ってたろ?
   待つしかないんじゃないの?」

ちよ「でも、ゆかり先生や黒沢先生だって、この状況に困惑してるはずですよ。
   これからどうなるんでしょう、私たち・・・」

同時刻・職員室

ゆかり「あーもう、どうすんのよ!いきなりこんなトコに放り出されちゃって!」

にゃも「落ち着きなさいよ。騒いだってどうにもなるもんじゃないでしょ。
    ヘタしたらあんたも校長先生や教頭先生の二の舞いよ」

ゆかり「う・・・た、確かに首吊ったり発狂したりってのはゴメンだわ・・・」

後藤先生「黒沢先生の言うとおりだぞ、谷崎先生。ここは様子を・・・

PRRRRR! PRRRRR!

ゆかり「うわっ!?で、電話!?」

にゃも「つうか電話線通じてたの!?NTTもないのに!!」

後藤「私が出よう。・・・はい。・・・はい、クロマティ高校の
   神山君だね。・・・うん。・・・わかった。では、また連絡してくれ。」

ゆかり「い、今・・・クロマティ高校って言いませんでした!?」

にゃも「都内でも札付きの不良が集まる、極めて悪名高い学校ね。
    彼らもここに移動してきたんですか?

後藤「どうやらそういうことらしい。電話に応対してきた彼はずいぶん
   礼儀正しい口調だったが・・・」

ゆかり「で、何て言って来たんです!?ていうか、脅迫電話!?」

後藤「うむ・・・まず、我々大王高校との間で協力態勢を築き、この事態に
   対処したいとの内容だった。真偽のほどは分からんが・・・」

にゃも「・・・怪しいわね・・・でも、選択肢を選べるほどの余裕は
    今の私たちにはないのも事実だし・・・」

同時刻・クロマティ高校

神山「ふう・・・やってみるもんだな。

前田「お前そのケータイ、メカ沢の弟じゃねーか!!」


続く


あ漂流大戦・キャラ・2 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 8日(日)10時13分07秒

登場人物紹介・あずまんが側キャラクター・2

大阪Ver.2(出典・あずまんが漂流教室)

本名 春日歩(通称・大阪)

おっとり・のんびりした性格の天然ボケ女子校生・・・だったが、彼女自身が
常に抱いていた「しっかりせな」という強迫観念にも似た自意識が、未来世界という
極限状態の中で第2の人格として具現化し、脅威の虐殺天使として生まれ変わった姿。
大阪Ver.1(通常形態)との外見上の違いは全くないのでタチが悪い。
原作「あずまんが漂流教室」では、その残虐性と戦闘能力をいかんなく発揮、まるで
殺戮行為を楽しむかのように、ゆ●り先生、よ●、●さん、神●、そしてち●ちゃんを
次々と葬り、その強さと凶悪さをまざまざと見せつけた。はたして今作では、死刑囚という
史上最強の敵を相手にいかなるジェノサイドを披露するのか!?


スペック「見た目こそ天然ボケのなんのとりえもなさそうな娘だが、あの中で
     アンタがイチバンこっち側だ。」


あずまんが漂流大戦・5 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 8日(日)11時26分06秒

私としたことが、あずまんが拳王こと「ちよ様」を出し忘れるという
とんでもないミスを犯しておりました!よって前回のちよちゃんのセリフは
一切なかったことにしてください。どうもすいません(汗)
あ、それからなるべく「文字の大きさ→最大」で読んでいただけますと
大変うれしいです。それでは、続きをどうぞ。


神山
「前略 オフクロ様―――
 我々クロマティ高校の仲間たちは、この未来世界で今後どうやって
 生き延びるのか、そしてどうやって現代世界へ帰還するのかを
 電撃大王高校の皆さんと協議・検討していく「電・クロサミット」を
 開催することに決定いたしました。そんなわけで現在、電撃大王高校の
 2F会議室にて電撃側の代表メンバーと合流したのですが―――



                
            「電・クロサミット人物配置図」
              
                 議長 谷崎ゆかり
                    
     電撃大王校代表                 クロマティ高校代表

      美浜 ちよ                    神山 高志
      水原 暦                     林田 慎二郎
      滝野 智                     前田 彰
      春日 歩                     メカ沢 新一
      榊さん                      フレディ
      神楽                       ゴリラ

―――あまりにも世界が違いすぎます。
例えるなら、僕たち少年マンガの雰囲気を
一言で言い現しますと「燃え」とするならば、
彼女たちのそれである「萌え」が絡み合って拒絶反応を起こし、
僕たちの背景に空間湾曲を起こしております―――

(グニャアアアア・・・・)

そして、最も問題なのが僕の真向かいに座っている人物―――
10歳で電撃校に編入してきた天才少女らしいのですが・・・
どうみても小学生はおろか高校生にも見えません。というよりむしろ
「北●の拳」の世紀末覇者ラ●ウに無理矢理カツラをかぶせて
制服を着せた最重要危険人物という表現が妥当です。こ、怖っ!


そして議長席に座っている電撃校教師・谷崎ゆかり様ですが
何でグラサンかけて白手袋で顔の前で平手を組んでいるんでしょう。
何を意図しての行動なのか全くわけが分かりません。
しかもこちらのメンツも代表6人中、2人が人間じゃないという
(しかもフレディは一言もしゃべりません)ていたらく・・・。
はたしてこの合同会議はうまくいくのでしょうか―――?
今から早くも頭痛がして参りました・・・


大阪「わ〜〜、ゴリラがおる〜〜。外人さんにロボットもおるで〜。
 なんやアッチの学校も楽しそうでええなあ・・・」

よみ「ちょっとアンタ黙ってろ。あの・・・」

神山「我が校のメンツに関しましては、あなた方がおっしゃりたい事というか、
 ツッコミたいと思っておられるのは充分わかっております。しかし、いま現在
 我々が陥っている状況は、あなたがたの想像以上に一刻を争う危機的な局面を
 迎えております。」

林田「ま、そういうこった。それじゃ、議長さん、早速だが会議を進行して
 くれないか?こちとらクロ校にダチも待たせてあるんでな。」

とも「わ!モヒカン!初めて見た!!」

榊「(ゴリラさん・・・かわいい・・・)」

その時―――

グワッシャアアアアアッッ!!
走り幅跳びの要領からジャンプして2階校舎のガラスをブチ破り、
最凶死刑囚・ドイル登場!!(例によって範馬立ち)

この招かれざる最悪の客人の登場に、いったいどうなる、電・クロサミット!?


続きます。  


あ漂流大戦・キャラ・3 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月 8日(日)17時12分11秒

登場人物紹介・スペシャルゲスト

紺野さん(出典・「紺野さんと遊ぼう」安田弘之作)

本名 紺野 雪江

擬似フェティッシュエロ漫画「紺野さんと遊ぼう」の主人公。
性格は無口かつ冷静で夢見がちとやや榊さんとカブる部分が見られるが、
彼女と決定的に違うのは、その全ての行動のベクトルが変態的な方向に
向けられているという一点に尽きる。美人だが三白眼に加えて常人の理解を
遥かに超えた思考回路を持つうえ、とにかくセリフを吐くことが少なく
数少ない会話シーンもモノローグ調で語られる事が多いため、作者としては
非常に扱いにくいキャラクターである。(でも出さずにはいられなかった)
その行動原理は「自己陶酔」と「誇大妄想」の二つの認識に導かれており、
その精神性が極限に高まり、彼女の脳内で物理的に作用したとき、彼女は
「紺野式積極護身術・一撃」を操る「天下無敵のビッチヤマトナデシコ女子校生・
紺野さん」へと変貌を遂げる。唯一の弱点は高所恐怖症。
ちなみに好みのタイプの仏像は「阿修羅像」らしい。

本部(何で)「あれは素足っ娘倶楽部・禁断の「バチ当たり餅つき」!!


あずまんが漂流大戦・6 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月17日(火)02時29分56秒

波乱万丈の未来世界に突如として、
最凶死刑囚・ドイル登場す!!


ドイル「・・・東京ドームへ向かっていたところ、いきなりこんな
 場所へと移動させられてしまった。その後しばらく人のいそうな
 場所を探して、荒野をさまよっていた・・・・そして最も強そうな
 人間の姿を見つけたのでシンプルに教室に入ってきた。
 それだけのことだ。無礼は承知の上だ・・・」

ちよ様「それだけの闘気を放てる者・・・そう多くはおるまい。
 だが、この拳王の前に立つ以上、それが何を意味するかは
 わかっておろうな・・・」

よみ「ち、ちよちゃん!いったいどうしちゃったの!?
 なんかいつものちよちゃんらしくないじゃん!!」

大阪「そうや、なんでちよちゃん、いきなりそんな時代劇口調に
 なってもうてん!?頭でも打ったん!?」

神山「(な・・・何だと!?ま、まさかこの人たちは、メカ沢の
 クラスの人たちと同じく、クラスメイトの異常さに気が付いていないのか!?
 ということは、また僕たちは影でじれったくツッコミが入るのを
 待ってなければいけないのだろうか・・・!?い、いや、今は
 それどころじゃないな・・・ところでこの外人は本当に誰なんだろう?)」


ちよ様「よかろう。その命惜しくなくばかかって来るがいい!」 
その時!!

グワッシャアアアアア!!


神楽「こ、今度は何だ!?
 何か上のほうから、またガラスが割れる音が・・・!」

榊「3階・・・いや、4階のあたりから聞こえてきた・・・
  ということは・・・」

ドグワッシャアアアア!!

とも「うわっ!また!!今度は鈍い破壊音が!!」

林田「なんか工事現場とかでよく聞く音だよな。」

ドッゴオオオオン!!

校舎全体をも揺るがす大音響と衝撃とともに、会議室の天井が破壊された!

ダンッッ!!

天井や蛍光灯の破片が舞う阿鼻叫喚の会議室に猛然と降り立つ
無表情な一人の少女―――・・・


天下無敵のヤマトナデシコビッチ女子高生
紺野雪江・登場!!
(ポーズはなぜかカトキ立ち)

ドイル「な・・・馬鹿な!さっきの音から察するに、この娘
 私と同じ方法で疾走して4階までジャンプし、あまつさえ
(ヤング勇次郎よろしく)床をブチ破ってこの部屋に乱入して
 来たというのか!?・・・し、信じられん・・・!!」


ちよ様「・・・うぬは何者だ?」

紺野さん「・・・紺野です。」

とも「あ、あわわわわ・・・」

ドイル「クウ〜〜〜ッ・・・面白い・・・!
 まさかこんな場所に、こんなヤツらが隠れてたなんて・・・!
 さて・・・私に敗北を教えてくれるのは、どちらの方かな?」

ピシュッ

セリフをいい終わるや否や、ドイルの右肘に仕込まれていた
刃が、至近距離に立っていた紺野さんを襲う!!

続きます。


あずまんが漂流大戦・7 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月17日(火)02時32分53秒

ドイルの隠し武器が紺野さんに襲いかかる!!!!

ガキイッッ!!!!

だが、ドイルの先制攻撃は、彼女のボディを切り裂く瞬間、
紺野さんのヒジとヒザによる異形の真剣白刃取りにより阻まれた!!

一瞬の出来事に、皆が声を失う。

ドイル「な・・・ッ!」

本部「これは・・・「蹴り足ハサミ殺し」ッッ!!
 かのような高等技術を、まさかこの女子高生がッッ!?」


全員「誰だ――――!?」

本部「あ・・・スマン。つい、いつものクセで技解説を
 してしもうた。ワシのことは気にせんでくれ」

ガコオッ!!
紺野さんの後ろ回し蹴りが、斬撃を封じられて
一瞬動きを止められたドイルのアゴを捕らえた!!


ドイル「クッ・・・!ナルホド・・・少女だと思って甘く
 見過ぎ・・・たっ!?」

ドイルが見上げた視線のその先には、いつのまにか右手に
清掃用消毒スプレーを握りしめる紺野さんの姿が!!
続けて彼女がおもむろにポケットから取り出したのは・・・
ライター!!

そう、可燃性の気体を詰めたスプレーの前にライターを点火し
発射すれば、それは紅蓮の炎を吐き出す火炎放射器と化す!!

紺野ファイヤー炸裂!!

ボボオオオオ―――ッッ!!

ドイル「くわッ・・・があ―――ッ!!」

炎に包まれ火ダルマとなり、たまらず悲鳴をあげるドイル!
しかし、紺野さんの連続攻撃は止まらない!!
会議室の隅に置いてあった消火器を・・・・・・

有無を言わさずブン投げる!!

ゴッ
「痛!!」

鈍い音を上げて、消火器は燃焼中のドイルの頭に
クリティカルヒット!!


よみ「す・・・すご・・・」

大阪「わ〜〜、あの人燃えとる〜〜〜。」

全身を炎に焼かれバーベキュー状態となりながらも、
ドイルは会議用の長机を持ち上げ、その上に立っていた
紺野さんの足場を奪う!!

ガバアッ!!

神楽「あ――ッ!危ないッ!!」

しかし、すかさず空中に逃げた紺野さんの次なる着地点は、
燃え盛るドイルのヒザの上だった!!

本部「まさかッ!あの娘ッ!!」

ガガガガガガガガガッッッ!!!
水月に蹴り!!
それを踏み台にして肩へ駆け上り、顔面にヒザ蹴り!!
さらに垂直落下のスピードを利用し、
再び顔面へ全体重を乗せたヒジ打ち!!
そして、トドメと言わんばかりの正中線9連突き!!

ドイル「ゲハアアアッッ!!!」


ちよ様「むう・・・この娘、やりおるわ!」

次回へ続く!!


あずまんが漂流大戦・8 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月17日(火)03時13分34秒

紺野さんの連続攻撃がドイルを直撃!!

本部「な、なんちゅうオナゴじゃ・・・あんなモノ、
  雑誌でしか見たことないわ(しかも立ち読み)。」

神山「さっ、このスキにみんな早く逃げるんだ!」

ドイル「ぐ、グフウッ・・・!逃げる・・・?
 そうはいかん・・・この場にいる者全て吹き飛ばしてくれるッ!」

ドイルの親指に仕込まれた胸部対戦車地雷のスイッチが
引かれる・・・
瞬間!!

すかさず紺野さん、息も絶え絶えのドイルの後ろに回りこみ、
「ヒザかっくん」を敢行!!

ドイル「何いッッ!?」
その瞬間ドイルの上半身は大きくのけぞり、対戦車地雷の射程方向も
強制的に上方へ修正される!!

(紺野さん、ついでにヒザ蹴りをドイルの後頭部へ一発)

ドッゴオオオオン!!


爆発は先ほど紺野さんが開けた天井の大穴をさらに大きく
吹き飛ばし、会議室には上階にあった机や椅子が雨アラレのように
降って来ることに!!
ズドドドオオオオッッ!!

神楽「わあああッッ!?」
フレディ「!!」―――!!!」


無数の机と椅子がメンバーを襲う!!
そして、神楽の頭上にも机が落下してくる!
が、次の瞬間フレディは何を思ったか、自らの強靭な身体を
呈して、神楽をかばうのだった!!

ズズウウン!

神楽「いてて・・・。あ・・・あんたが
 助けてくれたの?」

フレディ「・・・・・・(無言で親指を立てて)」

神楽「あ・・・ありがとう・・・
 そ、そうだ!みんな、大丈夫か!?」

神山「うう・・・な、なんとか全員無事なようだが・・・

メカ沢、完全破壊。

一同「メカ沢―――!!!」


続きます。


あ漂流大戦・キャラ・4 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月17日(火)03時48分00秒

登場人物紹介・クロマティ高校側・1

パーフェクトメカ沢(出典・そんなことは知らん)

正式名称「MG(マスターグレード)
 真・パーフェクトメカ沢最終戦仕様」

一度はドイルの攻撃(じゃないけど)でメチャクチャに破壊された
メカ沢が、かつて彼をバイクとして蘇らせた神山&林田コンビと
超高校生級の頭脳を持つちよ様の手によって復活、パワーアップを
遂げた姿である。主な新兵器としては右肩に背負った長距離砲、
目から発射される荷電粒子砲、股間の某キャノン砲、そして
両耳の接続端子(これはヤバイ)などが挙げられるが、
追加武装によってただ戦闘能力が飛躍的に増大しただけでなく、
バイク・戦闘機・冷蔵庫等への可変機構が加わり、死刑囚クラスの
強敵とも互角以上にわたりあえるようになった。
なおこの他の発展形オプションとして、
ガン●ム仕様頭部アンテナや
「ちょ●っツ」仕様デカール(各別売・税込み980円)などが
存在している。
らしい。

片平巡査(だから何で)「え?「壊れたと思ったか?」ですって?
 ん〜〜、やっぱりあなた達はワカってない。
 パーフェクトメカ沢というマシンのポテンシャルを―――」


あずまんが漂流大戦・9 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月17日(火)18時53分46秒

さらばメカ沢!
僕たちは、君の勇姿を二度と忘れない!たぶんな!


ドイル「くううッ・・・この私を素手でここまで
 追い込むとは・・・恐るべし、ジャパニーズ・ヤマトナデシコ!
 だがッッ!!

カシャッ! カシャッ! カシャッ!

ついにドイルの全身の凶器が解き放たれた!!


前田「うげッ!な、何だありゃ!!」

紺野さん「(・・・・・・悪魔超人?)

ドイル「かあああッッッ!!」
目にも止まらぬ斬撃の嵐が紺野さんのか細い身体を狙い来る!!

しかし!

パパパパパパアン!!

紺野さんはその刃物の軌道を見切り、手足から少量の
鮮血をほとばしらせながらも、その攻撃を受け流していく!!


よみ「うわっ!二人がな、何やってんのか全然見えねえ!!」

本部「バカな・・・あんな連撃、散眼級の動態視力をもってせねば
 防げっこないはず!な、何者じゃ、あの娘!!」

それは、ドイルも同じ心境であった!
いま現在、瞬殺の連撃を繰り出している彼自身ですら
この状況に動揺を隠せない!


「(こ・・・この女、ロブ・ロビンソンですら倒した
(大した実績ではありません)私の刃を・・・!!)」

その動揺の一瞬の隙を突き、紺野さんは再び
ドイルの顔面めがけて消毒スプレーを発射する!!

プシュ――ッ!

ドイル「うがあッッ!!し、視界が・・・!」
眼球を薬液に直撃され、苦しみもがくドイル!!


勝機を見た紺野さんは、何を思ってか
すかさずドイルのズボンを脱がし、そのまま
転倒させる!!

ズッダアアンッ!

ゆかり先生「な、何やってんのおっ!」

とも「うわっ!ひょ、豹柄ビキニ!趣味悪うっ!」

その時、何者かが修羅場と化した教室に
駆け足で飛び込んでくる!!


???「や・・・やめなさい!それだけは!!」

そう、彼女こそ電撃大王高校(仮)常勤体育教師にして
「色」を知り尽くした女・・・!!

黒沢みなも!!

続きます。 



 


あずまんが漂流大戦・10(いつの間に?) 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月17日(火)20時07分32秒

体育教師・黒沢みなも(以下「にゃも」)登場!
そして、謎の発言「やめなさい!それだけは!」
はたして、その言葉の真意とは!?


ゆかり「にゃ、にゃも!あんた学校周りの見張りしてたんじゃ
 なかったの!?」

にゃも「何言ってんの!校舎のほうであんなデカい音したら、
 来ないわけにはいかないでしょ!」

さすがは教え子を持つ担任教師、例えるなら
親友が戦っている横で銃声を耳にしてもそのまま彼女と
家まで帰ったどっかのフヌケとは
貫禄が違います。

にゃも「そ、それよりそこのあなた!自分が何しようとしてるか
 わかってんの!?」

紺野さん「(・・・)」コクッ(静かにうなずく)

ドイル「ぐうう・・・ジャパニーズ・ガールよ・・・ひとつだけ
 教えてくれ・・・」「な・・・なぜ地雷といい、仕込み刃といい、
 私の攻撃をことごとく見切ったのだ・・・」

振り向いた紺野さんは、その声に答えるかのように、
ふところから一冊の本を投げ落とす。
その本とは・・・


「バキ・13巻」
(板垣恵介著・秋田書店発行・税抜390円)

ドイル「バ、バカな!私が東京ドームへ向かっていた時点の現在では、
 まだそんなものは発売されていないハズ・・・!!」

本部「ま・・・まさか、あの娘、時間跳躍の際に
「わずかな未来」の書店から瞬時にパクってきたというのか!?


林田「どうでもいいけど、何でも知ってるな〜〜この爺さん

ドイル「ナルホド・・・どうりでこの私の攻撃パターンを
 予測できるワケだ・・・だったら・・・これはどうかな!?」

最凶死刑囚名物・最後の悪あがきともいえる、
ドイル会心のスプリングパンチ!!


ガシャンッッ!!

しかし、それをギリギリで回避しながら
クロスカウンターを決める形で、仁王像の如く
紺野さんの手はドイルの豹柄パンツを捕らえる!!
次の瞬間、にゃもの言葉は壮絶な真実を語る!!
そう、紺野さんが放った攻撃とは・・・

握撃でございます!!

ドイル「ミギャアアアアアアア!!!!」


股間に握撃!!賢明なる男子諸君なら
その恐ろしさと痛みが容易に想像できるだろう!
今後の人生にいかなる幸福が待っていようとも、
一発で帳消しにしてしまう程のその核兵器級の威力を!!


さらに間髪入れずにちよ様が吼える!!

ちよ様「よくやった紺野とやら!伏せい!!

その言葉よりも早く、背後に強烈な覇気を感じ取っていた紺野さんは
瞬時にその場にしゃがみこむ!!

拳王ちよ様、全力の鉄拳制裁!!
(拳の形をしたオーラの直径・推定3m)

ドイル「あびゃアアッッ!!」

ガッシャアアアアアッッ!!


自らが飛び込んできた窓際より、再びグラウンドへと
叩き落とされるドイル!!

放物線を描いて宙を舞うドイルは、落下状態の中でつぶやく・・・

「・・・ボクノ負ケデチュ・・・!!」

ドッシャアアッッ!!


ドイル・ここに完全敗北!!

                推定3分05秒
           握撃+ちよ様MAXパンチ・覇王拳
               紺野さん○―●ドイル


続きます!          


あ漂流大戦・伏線1 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月17日(火)22時24分37秒

夏休みを利用して、ちよちゃんの別荘へ
遊びに来ていたあずまんがメンバー一同。海水浴、花火に
縁日と存分にサマーバケーションを満喫していた彼女たち。
しかし、異変はすでにその時に兆候の片鱗を見せて
いたのだった・・・・。


その晩の出来事である。

一同「かんぱ―――い!!」
にゃも「ぷは〜〜〜っ」
とも「こっちととっかえっこしよ〜〜」
ゆかり「実は日本酒もってきた」
にゃも「ちょっと!だめじゃないの!」
   (・・・ゆかりに全部飲ませたらひどいことに―――
    ここは私が飲まねば)

その結果、にゃも・すっかりできあがる。

なんだよ――読者がよ―――!
 別にヤンチャンでやったっていいだろ―――!
 こちとらもう大人だぞ―――!!


とも「はーい先生!
 漢の世界っていうともうムキムキですか―――!?

にゃも「むきむきよ―――!!

とも「おおっ、たとえば!!」

にゃも「たとえばぁ・・」
   「・・・199X年、世界は核の炎に(中略)・・・
    その頃東京ドームの地下では・・・(中略)


注目する一同。そして―――夜が明ける。

にゃも「あれ・・・?なんで・・・?頭いたい・・・」

ちよ「あ、黒沢先生、大丈夫ですかー?」

にゃも「おはよう・・・大丈夫って?」

ちよ「・・・・・・・・・・」
  「先生ー、××××ってこんな感じですかー?

にゃも「へ!?」
 そこにあった大木をなぎ倒すちよちゃん。

にゃも「ちよちゃん!そんな奥義どこでおぼえたの!!

ゆかり「あんただ、あんた」

本編へ続きます。


あ漂流大戦・小ネタ編 投稿者:珈琲選定評議会  投稿日: 9月18日(水)18時02分55秒

タイトル「こわいよぅ」

モヒカン教師
「「うら〜〜!!宿題やってきてないヤツ
 前に出てこーい!!」


すごすご前にでる生徒たち。

「おりゃ〜〜!!」
釘バットでぶん殴る!!
バキイッ!!
生徒A「ぶひゃ!」
ボコオッ!!
生徒B「げびっ!」


ちよ様
「この拳王ともあろう者がうっかり忘れておったわ。
 許せ。

モヒカン教師
「は・・・!!け・・・拳王さま!!

ぽこっ

生徒たち
「親衛隊だ・・・」
「親衛隊だ・・・」




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