スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃
疲れた。
ストーリー展開は早い、シーンの切り替わりは早い、画面の細部まで作り込んだ情報量満載の映像がてんこもり。
もう1回ぐらいは見ないと細部まで鑑賞しきれません。
ストーリーも中々複雑だ。
ヨーダとメイス・ウィンドゥがクローン兵の事は黙っておこうと言っていたのに、パルパティーンはクローン兵の存在を知っている。
私がセリフを読み間違ったのか、ジェダイ内部に内通者がいるのか(可能性は高い)て黒幕であることを臭わせているのか?
パンフレットにはクローン兵の投入が唯一の打開策と書かれているけど、会議中は「クローン」の単語は出てなかったような…。やっぱ、もう1回見るしか無いのか?
その他、全ての謎は10年前(エピソード1の時期)に直結するなど、エピソード3だけで回収できるのか心配なほど伏線が張られている。
そう言えばエピソード1の感想(再録しました)で「次回作ではアナキンが●●と○○して、そこで●●が■■で、怒りと悲しみに震えるんだろうな、とか。実は×××が◆◆で次回大活躍するんじゃないか」と書きましたが、「アナキンが母親と再会して、そこで母親が死んで、怒りと悲しみに震えるんだろう」は大当たりでした。まあ、誰もが考える予定調和ですね。
でも×××と◆◆は何を意味しているんだろ…。自分で書いておいてすっかり忘れてしまいました。3年前だもんな…
で、アナキンの母親が死ぬシーンはかなり印象に残りました。誘拐相手は血を吸うとか言っていたから、1ヶ月血を吸われつづけたのか? なんにしろ、悲惨だ。それまでいちゃついていたアナキンでも同情します。
今回はちょっと戦闘シーンが寂しかった。
銀河最強の噛ませ犬と言われていそうなダース・モールでも、あの体術は凄かったし、ダース・モール級の武術家が居てくれないと戦闘シーンがしまらない気がする。
電撃フォースって、陳腐と紙一重だよね?
ただ、オビ=ワンによる素手の闘いはちょっと良かったです。必死さが出ていて。
そして、弱そうに見えたドゥークー伯爵が強かったのも意外でしたが、ヨーダが強かったのもカッコ良すぎ。今回はヨーダが主役と言う感じだった。
メイス・ウィンドゥの登場シーンもイカしてましたけど。ジェダイの好漢ここに大集合だぜッ! って感じで。
結局、ドゥークー伯爵を追い払い、ジャンゴ・フェットを倒したこの二人が今回の主役かな。
と、言うより今回のアナキンってロクな活躍していないんですけど。暗殺者を追いかけて逃げられたりとか、色を知る歳になったりとか、ブチ切れてダークサイドに落ちかけたりとか(ここの音楽の入り方が良い)、オビ=ワンを助けに行って逆に捕まったりとか…。
……マジにダメじゃん。
それでも義手をつけての切ないラストシーンはちょっとジーンとしました。それにしても、この人は親子でさんざん腕を切られる運命にあるんですね。
早く、次回作、と言うよりビデオで巻き戻しながらもう1度見たい…。(映像凝り過ぎだよ、ルーカス)
もう1つ、今回気になったのが、ズームアップの多用でした。カメラがズームアップしてちょっとぶれる。ドキュメンタリーっぽさを出す演出だと思いますが、割と緊迫感が出ていました。
で、次回の予想ですが…。ふと思うと、今回アナキンが活躍できなかった事が次回の伏線になっているのでは無いかと言う気がします。
パドメが船から落ちた時にアナキンはオビ=ワンの指示にしたがって任務を優先している。母親が死んだ時はオビ=ワンが自分を縛りつけるから助けが間に合わなかったと言っていたのに、同じことを繰り返す。
結果的にアナキンは任務を失敗し、右腕を失う。これはオビ=ワンの判断ミスだと逆恨みするかもしれない。
ドゥークー伯爵との闘いでもアナキンはオビ=ワンの指示を無視し、自分1人で闘おうとする。
また、オビ=ワンのライトセーバーを受け取っての二刀流だが、前作ではオビ=ワンが師クワイ=ガンのライトセイバー(=意志)を受け取り闘いに勝利したのだが、今作ではアナキンは師オビ=ワンのライトセイバー(=意志)を受け取りながらちぐはぐに闘い敗れ、右腕を切り落とされる。
これは、師弟の絆が断ち切られる事の暗示かもしれない。
と、言うのは考え過ぎかな…
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