スター・ウォーズ エピソード1 ファントムメナス(99/7/25)



 「スター・ウォーズ エピソード1 ファントムメナス」見に行きました。

 まず、オープニング。映画、漫画、小説などジャンルを問わず、オープニングというのは見る者をつかむため、最も重要な物とされています。その、オープニング、いきなり「STAR WARS」のタイトルとお決まりの「遠い昔、はるかかなたの銀河系方で…」の出だしから始まる文字列。はっきり言ってスター・ウォーズ以外では許されないオープニングでしょう。冒頭までのストーリーを説明している時点でかなりダメダメなんですが、スター・ウォーズだから許します。
 で、ジェダイの騎士、クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービの登場、いきなり戦闘。そして、恐ろしく強いこの二人。もはや、勇次郎クラス。前3作に出てきた騎士はルーク、オビ=ワン、ダースベイダー、ヨーダの4人だが、盛りを過ぎた者とヒヨッコ、それに比べると、この二人はまさに全盛期、格が違います。
 で、シーンは進み、今回の新キャラ、ジャー・ジャー・ビンクス登場。こいつはCGキャラなのだが今回の話の中では一番面白い奴だろう。C−3POが活躍しない代わりにギャグ部門を担当している。
 このあたりまで話が進んでくると、ジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」には神話的な要素を加えた、と言う意味が理解できてくる。寓話的なエピソードの積み重ねが、神話的な面白さとなって生きている。そのせいで、ストーリーは多少破綻しているのだが(民間投票で選ばれる女王って、ナニ?^^;)、まあ、気にしないでおこう。

 そして、アミダラ女王登場。鼻血吹きまくり。すみません、ナタリー・ポートマンのファンなんです。名前も東洋風(変換すると阿弥陀羅?)なら、衣装も東洋風。それも衣装替えが多い。うーん、たまらんのぅ。
 で、アナキン・スカイウォーカーも登場。
 アナキン萌え〜〜〜〜!!(爆)いや、かわいいです、アナキン。マジで。

 評論家の話だと、役者の演技がダメダメと言う話だったが、アナキンと母親の別れのシーンなんかは結構ジーンときたし。アミダラ女王とのからみもいい感じでした(って、アナキンしかほめとらんやん)。
 映画「ベン・ハー」の戦車戦を思い出させるポッドレースのシーンも、言い換えれば神話を意識した物だろう。見ている者を飽きさせない、スピードに乗った展開で話は進んでいく。

 今回の個人的な注目株、ダース・モールですが、一言で言うと、惜しい。
 デザインや、動き、無口な所など、いい味を出しているのですが、活躍の場が少ない。今回は女王を守る兵士の数が少なかったので、敵側には1対多数の大立ち回りが存在しなかったのが一番の敗因でしょう。

 後は、今後のストーリーを予感させる複線があちこちに……。
 多分、次回作ではアナキンが●●と○○して、そこで●●が■■で、怒りと悲しみに震えるんだろうな、とか。実は×××が◆◆で次回大活躍するんじゃないか、とか。まあ、色々考えちゃう訳ですよ。

 最後に、サブタイトルですが、今まで見たいに無理矢理に日本語にして欲しかったかな。ファントム・メナスじゃ意味がよく分かりません。「脅かす亡霊?」とか訳しにくいのは分かりますが……。


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