今週のバキ 第2部1話〜10話
99年9月16日(43号)
第2部 第1話 シンクロニシティ(381回)
刃牙外伝から刃牙のストーリー演出がちょっと違う物になっている感じがしますが、第2部 第1話も外伝のノリを引きずっていてなかなかいい感じです。
なんか刃牙の性格が悪くなったというか、嫌なヤツ度が上がったというか、なんか生意気になっている気がします。幼年編の刃牙から好感度を搾り取ったような…………。これも範馬の血の影響なのかな??
ジジィ呼ばわりされている徳川さんが可哀想。
それより何で学校の先生が徳川さんにかしこまるのでしょうか?
学校に多額の寄付をしているんですかね。大企業の社長でも関係ない学校にいきなり来たってあそこまで校長がビビッたりしないと思うのですが。
で、例の死刑囚ドリアン君。あの拘束具は映画「羊たちの沈黙」から来ていますね。ところでワシントン州の死刑制度って絞首刑だったのか? アメリカの流行は電気椅子と薬剤注射だったと思うけど………?
とにかく次回 一体何が起きるのか!?
そして残り4人の死刑囚とは?
う〜ん、盛り上がっていますね〜。
でも、新キャラに日本人がいなさそうなのがちょっと寂しいかも。
99年9月22日(44号)
第2部 第2話 脱走(382回)
前回から1週間が過ぎたが、誰もつっこんでいないようなので言ってみよう。
グリセリンは爆発しません。ニトログリセリンの材料ではありますが、ワインの原料であるブドウを食べても酔っぱらわないようにグリセリンを揺れた船に置いても平気です。
ニトログリセリンを安定化させるのが大変だったというのはダイナマイトの発明の話で読んだ覚えがありますが……………。
ま、いいか。
今週も表紙&巻頭カラー。張り切っています。スタッフが死ぬんじゃないかと心配です。
今回の死体を吊すという発想も先週同様、映画「羊たちの沈黙」の影響を感じます。
で、刑務所は映画「ザ・ロック」の脱走不能の監獄を思い出させます。まあ、元々ああいう刑務所があったという話ですけど。
敗北を知らない男ドリアンさん、絞首刑でも死なず、拘束具を引きちぎり、看守ぶちのめし、バタフライで海を泳ぎ切る。
で、警察につかまって、ムショに入れられたのは敗北ではなかったの?
ちなみに絞首刑ですが、最近絶版が噂されている「完全自殺マニュアル」によれば、首吊りは最高の自殺方法で苦痛もなく確実に死ねるそうです。
劇の演出家が首吊りの演技指導をしていたとき誤って首を吊ってしまい、役者の目の前で死んだと言うことがあったほど、素早く確実に死ぬそうです。
頸動脈と脊椎の中の動脈が一瞬で止められ、柔道の「締め」よりも早く落ちるそうです。
つまり、ドリアンには絶対締め技が効かない、と言うことになるんでしょうね。
来週シンクロニシティで、世界各地の死刑囚が蘇生するのかなぁ?
今週から、うちだ藤丸先生の連載が始まった。胸が小さくて悩んでいる女の子の話だ。
「いい! それッ!! 俺、貧乳大好きッッ!!」
と、いうオチでなくて良かったなー(^^;
「悟空道」何か頭悪すぎ。大笑い。吸うなァ!!
雑誌の最後にいるのがちょっと不安だけどね。ちゃんと生き残ってくれよ。
99年9月30日(45号)
第2部 第3話 イギリスでも(383回)
えー、そう来ましたか。
まあ、そう来るんでしょうね。
イギリス人の新キャラ、ドイルと言うとシャーロック・ホームズの生みの親コナン・ドイルを思い出しますがとりあえず顔は似てませんね。
あの技や靴のからすると、中国拳法のような気がしますがどうなんでしょう。
アメリカ、イギリスと来ましたが、次のお国はどこでしょう。
第一候補として、ロシア。何となくロシアン・マフィアが横行してそうな不安定を感じさせる土地柄は犯罪者という響きがぴったりである(ひどい言いようですが ^^;)。ガーレンも再登場できるしね。
第二候補は…………………………中国大陸でございます。
破門された「もう一人の海王」とかが居るとすごくドリーム。そうなると、劉海王も出てこれるしね。
第三の候補はドイツ。何となくいい感じでしょ。ドイツって響きが。
第四候補はオランダ。何たって、格闘王国ですから。
最後は、日本。まあ、ありがちですが。
さて、どんな脱走劇が見られるのか?
次回を待ちましょう。
99年10月7日(46号)
第2部 第4話 ロシアでも(384回)
先週ガーレンに出てきて欲しいみたいなことを書きましたが、出てくれば何でも良いと言う訳ではなく、元気な姿を見せて欲しかったんですけど。
まあ、ワンパターンを無くすという意味では良いことなのかも知れないですが。
こと、闘争に置いては……………のはずだったんですけどね、ガーレン。
アバラが完治していなかったと言うことにしておきましょう。
とりあえず、指はくっつかなかったみたいですね。可哀想に。
ところでロシアにいる人は日本へ行くことを「東へ向かう」と言うより「南へ向かう」と言いそうな気がしますが。
次回は中国かな〜?
烈は許してやって下さいよ、板垣先生。
99年10月14日(47号)
第2部 第5話 アメリカ・スペック(385回)
先週の予想は外れて、舞台はまたアメリカです。
監獄の具合からして、スペックはドリアン君よりも危険人物のような感じですね。その監獄はやっぱり、映画「羊たちの沈黙」の影響を受けているように思えます。
小さな鉄片すら持ち込み不可な所も似ています。「羊たちの沈黙」のレクター博士の面会前には『柔らかい紙以外は、何も彼に渡してはいけない。ペン、鉛筆、全てだめだ。時折、彼はフェルト・ペンを持っていることがある。彼に渡す書類には、スティプル、ペイパー・クリップ、ピンはいっさい付いていてはならない。』と言う警告を受けることになっています(前作「レッド・ドラゴン」ではホチキスの針にも言及している)。
それよりもすごい警戒の、この刑務所での面会は、タイピンやカフスボタンまで没収です。ちょっと待って、ってことは面会者が襲われることを前提にした警戒じゃないか?
そんな心配しているなら、もうちょっと脱獄しにくいシステムとか、モニター越しで面会するとか、頭を使って欲しいぞ(^^;)
次回はどこでしょう。今度こそ中国か?
よく考えてみると、みっちゃんは、日本へ上陸と言っていた気がするから、日本人はいないのかな?
以下、嫌なつっこみ。
深海200mではざっと20気圧です。酸素中毒になるため、人間は18気圧以上の通常大気成分の空気を呼吸し続けて生きていくことは不可能です。そこで長時間深海に潜る(日数単位で)場合は酸素量を減らした空気を使います。で、高圧の空気を吸入し続けると72時間で命に関わる重大な症状が現れます。
それは、置いといて、20気圧で1リットルの空気を海上へ持っていくと20リットルになります。息をはき続けないと肺が破裂しますね。
また長時間高圧の大気中に居ると血液中に溶ける窒素の量が増え、通常気圧に戻ったときに血液から窒素が抜けていきます。いわゆる潜水病というやつです。20気圧だとそれこそ血液が泡立つような量の窒素が吹き出るでしょう。
通常は減圧室で4日ほど徐々に減圧しながら窒素を抜いて行くそうです。
以上、マイクル・クライトン「スフィア−球体−」からの知識でした。
99年10月21日(48号)
第2部 第6話 日本・空師(386回)
で、結局最後は日本人、柳 龍光。本名か偽名かは分かりませんが「空師」と言う肩書きが何かすごそう。「空」の技の使い手のようですね。
しかし、反省文を半紙に書かせるあたりが、変な刑務所ですね(注:「反省文」の文字だけゴシック体で書かれていたのでそう判断しました)。
今まで、パワー型のキャラが続いたのでこういうキャラが出てくるのは嬉しいです。謎の技を使うというあたりが実に良いですね。
ところで、あの牢って、やっぱり「羊たちの沈黙」の影響を感じるんですけど。
今までの5人について復習してみましょう。
まず、ドリアン。
彼は5人の中でもっともパワーがありそうです。
締め技が効かないであろう事から、締めを使うキャラクターと闘うといい味を出すでしょう。鎬紅葉や天内悠が噛ませ犬としては最適化と(^^;)
次に、ドイル君。
彼はスピード型と見ました。
と言うわけで、愚地克巳、鎬昂昇、天内悠などと言った相手と闘えばスピーディーな闘いになると思います。そして、これは女性読者が悶絶する美形対決(笑)
この展開を逃すわけには行かないでしょう。
んで、シコルスキー。
こいつは以外とバランス型と見ました。
走って、飛んで、パワーもある。
でも、こいつとの闘いはジャックしかいないでしょう。好みのタイプだったガーレンを倒された今、敵をとるのはジャックだけ、か?
この人はイマイチ強さが見えてこないんですよね。
千春が根性で倒すとか、ダメ?
お次は、スペック。
こいつはイロモノ担当(笑)
同じイロモノでガイアとかが似合いそうです。
何となく人を小馬鹿にした態度や、入れ墨などから花山と闘わせてもいいかも知れませんね。後は、独歩とか。何となく威厳のありそうな人と闘うといい感じな気がします。
で、柳 龍光。
この人は技担当。
やっぱり達人対決でしょうね。
で、なかったら、烈やガイアと空気対決。
あ、刃牙のこと忘れていた(笑)
まあ、これら5人の東京での活躍に大期待と言ったところでしょう。
最初の犠牲者は誰かなー。本命、新キャラのムエタイ使い、もしくはブラジル系柔術家。大穴は、加藤に栗木君。
で、僕は知念さんに1票(当たれば万馬券)。
99年10月28日(49号)
第2部 第7話 黒格闘技(387回)
こうして5人そろったわけですが、並べてみると以外とシコルスキーが整った顔立ちだったことに気づきました。
で、スペックがますます変な顔だと言うことにも気づきました。この二人って1コマしか顔が出て来なかったんですよね。
ご老公がは「奴らは人を屠るために武器は必要ないということ、つまり全員が……格闘技者ということじゃッッ」と力説していますが、ただの馬鹿力の可能性は? とうとうボケちゃったのかな〜。こじつけ過ぎです。いつから地下闘技場が表の格闘技になったのやら。いや、でも、細かいところはいいです。面白いから。
「ムリヤリすぎるわ それ」と冷静につっこむ刃牙がいい味だしています。
後は、キ○肉マンな展開にならないことを祈るだけですが(笑)
で第2の犠牲者ロブ・ロビンソンですが、開放性骨折はもういいのか? すごく元気ですね、彼。
初登場の時はモデルのピーター・アーツはイマイチ調子が良くなかったのですが、ここ最近の強さはそうとうの物です。そこで、刃牙の世界でも格が上がったのでしょうか?
つうか、コレでガーレンと同格(タメ)だよアンタ。
ドイル君ですが新聞の使い方が格好いいです。英字新聞というのが趣味の良さですね。
みっちゃんの言葉とは裏腹に、武器を使っていますが。スピード感溢れる攻撃は今後が楽しみです。
ドイルが最初の上陸者のようですが、彼は飛行機を使っていたので一番手だったのでしょう。となると、次は地理的に一番近い柳師匠がやって来そうですね。
ところで、ロブ・ロビンソン生きているの?
99年11月4日(50号)
第2部 第8話 面ァ貸せ!(388回)
今週はアレですか、嵐の前の静けさってヤツですか?
ちょっとだけどうでもいい感じがするんですけど(苦笑)
まあ、話の展開は進みませんが、この闘いは今後のバトルを縮小化する物になることでしょう。先週のドイルくんのバトルのように、素手で闘う「白格闘技」と、勝つためには武器を使うことも辞さない「黒格闘技」。この二つの特性の差が出てくる闘いが第2部の闘いでしょう。
つまり、今後の刃牙が武器を持った相手といかに闘うか、この不良どもとの闘いでわかることでしょう。まあ、ガイア達と闘った時点である程度の予想はついているんですけどね。
何となくですけど、この不良達は刃牙にボコボコにされて、帰り道にドリアンあたりに更にボコボコにされるんじゃないでしょうか?
何か、不幸が似合いそうです彼ら。
ところで、ズボンにでっかいナイフを入れるのは危ないと思いますが。一物が削ぎ落ちちゃったらどうすんですか?
はッ!! だから、今週の作者の言葉が『山口貴由さん。山本英夫 作「殺し屋1」をどう思う。悪人しか出ない作品だが。』だったのか!!
(解説:この間の「殺し屋1」で龍と言う男が股間にドスを突き立てられて死んだ)
ちなみに、僕は「殺し屋1」結構好きです。主人公(?)「1」は要らないし、ストーリーは神の手(作者)の誘導を感じさせる力強い物ですが、「ジジイ」のキャラクターのおかげでなかなかいい感じです。
99年11月11日(51号)
第2部 第9話 化物(389回)
Webを見る限り刃牙ファンに期待されていたらしい不良グループでしたが、その野望もはかない物でした。まあ、それなりに見せ場は出していたので良しとしましょう。
特に、通販分銅の人。彼の負けっぷりはドリフやミスター・ビーンに迫る物があり、かなり好きです。
結局あの3人は面白い負け方をするためだけに出てきたような気がします。
予想をはるかに超える面白い負け方だったので、満足していますが。
次に登場する死刑囚は地理的な問題から、空師・柳 龍光が来ると予想しましたが、大外れ。ミスター・スペックでした。何か黒いコートを着ているところがアメコミちっく。スポーンか、スパイダーマンと言ったところでしょう。背景でさり気なくやられている残りの不良に哀愁が漂っています。
で、スペックのあのマントみたいなコートを「ばぁあ」と脱ぐと素っ裸なのでしょう(笑)
スペックはその全身の入れ墨からアシスタントさん達に嫌がられていると噂されていますが、是非とも、花山&千春 VS スペックの入れ墨3連発バトルを繰り広げて欲しい物です。本当にやったら、次の週から「いたがぐみ」が総入れ替えになっていそうですが(笑)
今週の「満天の星」。何か勇次郎みたいな特訓をしていますが、何かヘンです(笑)
世界観の差なのかなー。ユリーが狼を倒したときは違和感がなかったんだけど。
先週の板垣先生のコメントに対して、山口先生は無回答。ちょっと寂しい。
99年11月18日(52号)
第2部 第10話 握手(390回)
いきなり飛ばした展開で迫っています、バキ第二部。
無意味にパトカーを全壊させたり(回転灯と「警視庁」の文字が有ります)、銃を奪って派手なパフォーマンス。
予想以上にキレたキャラクターです、ミスター・スペック。
そして、極めつけは「握手」!!
果たしてあの手が誰の物か?
Web上は騒然としています。
で、ちょっと予想をしてみましょう。
まず、肌の色は褐色ではありません。この時点で、烈、花田、ズールは省かれます。
次にサイズの問題ですが、刃牙の手とさほど大きさが変わらないように見えます。と、なると花山、リーガン、知念さんは省いてもいいでしょう。末堂も多分外れ。
残る要素は、バキと関わりが深い人物であると言うことです。
刃牙が少なくとも1度は闘った相手、もしくはそれに準じる深い繋がり。それで行くと独歩、加藤、本部、鎬兄弟、斗羽、ユリー、ガイア、克巳、猪狩、渋川、ジャック。
この中で、それなりに神格化されている独歩・本部・猪狩、死んだことになっている斗羽、右手の指を折られている鎬紅葉、読者に忘れられていそうなユリー、今後の展開がおいしすぎる渋川・ジャック、こいつらは省いてもいいと思います。
と、なると、ヤバイのは、加藤、鎬昂昇、克巳。この3人が特にヤバイ。中でも、加藤。刃牙の「愛スル者」とまで言われるのは加藤しかいないでしょう。
強さという点では劣りますが、ショックを読者に与えるという点では加藤はかなりのものです。
まあ、誰でもショックなんですけどね。
大穴は栗木君と高山(刃牙の上級生のボクサー)、おまけで親衛隊長の加納秀明。この3人、板垣先生に忘れ去られてそうですが(笑)
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