今週の刃牙 ３５１話〜３６０話
９９年１月１４日（８号）
第３５１話 シークレットウォー・イン・ベトナム（５）
ついに出会った、勇次郎とストライダム。ここから、二人の友情がめばえていくのかなぁ？ という、前回の変な疑問形の予想通り一筋縄には友情は芽生えなかったようで…。
今回も勇次郎さんはいい暴れっぷりでした。今度はロボコップか？ それにしてもどういう機動力をしているんだか。動きが早すぎですよ。一国の軍事力に匹敵する暴力、と言うのは板垣恵介にとっての男のロマンであると、チャンピオンの最後の作者からの一言のページに書いてあった覚えがありますが…（首相官邸襲撃のあたりで）、単身素手で本部を全滅させる、これも男のロマンですね。
ここ最近の話は面白いんですけど………、肝心の決勝戦はどうしたんだ？
回想の方が面白いというのはまずい気がするぞ？
それと、ジェーンさんはどうしたんだ？
今週のバロン禁女体がきつくなってきたのか扉で女体を描いていますが、刃牙も負けるな！ セクシーショットだ！！ 行けっ、ジェーン！！
９９年１月２１日（９号）
第３５２話 シークレットウォー・イン・ベトナム（６）
相変わらずの暴れっぷりを見せてくれる勇次郎さん。懐かしの１００人を押し切るタックルなども見せてくれます。そのシーンの一部だけ服を着忘れているようですが、そんな些細なことは気にならなくなる活躍ぶりです。
それにしても、たった一人のために本部ごと砲撃することになるとは…。こういう活躍をしていれば、名前も売れるようになって、アメリカ大統領も卑屈な態度をとるようになるよな〜、と納得してしまいます。
で、勇次郎の本部潜入の目的は何だったのでしょうか？ なんかあたりを見回しているシーンがありますが、ただ単に倒すべき敵兵が居なくなって戸惑っているようにしか見えないし…。何も考えていなかったのか？
２週ぶりに登場のジェーンさんですが、彼女も何考えてんのかよく分かりません。ナニ背負ってんだか。
今週の浦安鉄筋家族は刃牙パロ。吹き出しや、書き文字、砂煙、トーンワークなど、実に刃牙になっている。名前が花園 垣（はなぞの・がき）なのに顔がジャックなのはご愛敬と言うことで（笑）
最近、刃牙とバロンに脱げ脱げ言っていたのが届いたのか、ピース電気店で入浴シーンが（笑）
ちょっと、嬉しかったかも。いや、普段脱がない人が脱ぐとありがたみが有るというか何というか…（爆）
９９年１月２８日（１０号）
第３５３話 シークレットウォー・イン・ベトナム（７）
戦闘家と戦争のプロ。戦術と戦略の違いみたいな言葉だ。でも、傭兵は戦争のプロとはちょっと違うと思う。傭兵こそが戦闘家であって、勇次郎はやっぱり格闘家だと思う。
今回「テトリル」と言う火薬が出てきているが、広辞苑で引いてみても載っていなかった。本当にベトナム時代に研究中の火薬だったのだろうか？
それより、何でそんな火薬をジェーンさんが手に入れられたんだ？
後、ベアリングは対人殺傷を目的に組み込むのが基本だから、室内で爆発させても、外にいる米兵にはダメージはないと思うのだけど。
で、おエライさんの使う隠し通路で逃亡しようとしているが、そこは敵の本拠地なんだし伏兵とか居そうだなぁ。ひょっとして、勇次郎はそれを読んでいたのか？
いつもにまして何を考えているのかよく分からない勇次郎。彼の行動にジェーンさんもどっきどきだ。本当は勇次郎は何がやりたかったんだろうか？
それにしても長い回想だ、（１０）まで行きそうだけど……。
そうなると、コミック１巻丸ごと「シークレットウォー・イン・ベトナム」って事になりかねないぞ。なんか、４０巻の頭は「シークレットウォー・イン・ベトナム（１）」になりそうなんだけど。
９９年２月４日（１１号）
第３５４話 シークレットウォー・イン・ベトナム（８）
最近はサブタイトルを更新するのが楽だなー。まあ、この長かった回想もそろそろ、終わりそうですが。
今回勇次郎さんが悲鳴をあげたジェーンに向かって女の限界を唱えていますが、あんな状況なら男でも悲鳴をあげると思うぞ。まあ、「きゃアッ」とかは言わないとだろうけど。
そして今回衝撃の事実。ジェーンの正体が判明！ 僕が前回に感じていた疑問も一気に氷解しました。なんか先週、勇次郎が機嫌悪そうだったのもこういうわけだったんですね。
ただ、その理由に納得はあんまりできないんですけど。「近い将来 一国の軍事力にまで成長するであろう俺の戦闘力を国連が危惧していることは常識だ」と勇次郎さんは言い切っていますが、それはちょっと考えすぎなのでは？ 同じ常識ならもうちょっと一般常識を考えて下さい（笑）
でも、勇次郎みたいな男がいると迷惑だよな〜。あいつを殺すには油断しているところを攻撃するか、休息する暇を与えず攻め続けてスタミナ切れになったところを攻めるしかないもんな。本人も全人類と喧嘩しても勝てると信じ切っているみたいだし…
で、もう一つの衝撃がッ！
なんと、ついに、勇次郎がズボンを脱いだッッ！！
そんだけ。
９９年２月１０日（１２号）
第３５５話 シークレットウォー・イン・ベトナム（９）
幼年編の時に刃牙は「これって駅弁って言うんだろ？」と、中学生がどこでそんな言葉をッッ？ みたいな問題発言をしたことがありました。
そして最大トーナメント編でもズールを相手に駅弁スタイルを見せつけてくれました。
そこから導き出された、「刃牙は駅弁スタイルが好き」と言う説があります。しかし、今週の展開を見る限り刃牙だけではなく「巨凶なる範馬一族は駅弁スタイルが好き」と言う説が成り立つのではないでしょうか。
それはさておき、今週は不幸のてんこ盛りみたいな展開です。責任をとらせて有罪、実刑、獄中出産。なんか、あつらえすぎていて、逆に共感ができません。
それよりも、金的蹴りを喰らっていた男の方が同性としてかわいそうでした。骨盤までイッてそうだもんなぁ〜、アレ。せっかくご機嫌とろうとしていたのに、勇次郎くん、まるで聞いてねぇもんな。でも、局地戦以外で格闘技の出番ってあるのか？ 戦闘域が拡大すればするほど素手では攻撃範囲の狭さがネックになると思うのだが。
今週の読者ページですが、１月２１日の浦安鉄筋家族で衝撃のデビューをした花園垣のイラストが載っています。やはり、あの回は大人気だったのか？
今週のチャンピオンの作者コメントはジャイアント馬場さんの死についてコメントした方が４名。浜岡賢次さん、、板垣恵介さん、樋田和彦さん、田口雅之さん（目次登場順）、やはり武闘派（？）の方々はコメントしているなー、と言った感じです。
９９年２月１８日（１３号）
第３５６話 誰がためにオレは闘う！！
前回で長い回想は終わっていたらしいです。
今週のいきなりな展開に一瞬、一号分チャンピオンを読み飛ばしてしまったのかと思ってしまいました。
ジャックの猛攻に大回転させられる刃牙。でも、ダメージは無いみたいだぞ。ガーレンでもジャックの一発を喰らったらガクガクと脚にきていたのに、刃牙は頑丈（タフ）だなぁ。
で、お互いの母への思いをかけて、異母兄弟が全力でぶつかり合う訳だ。
刃牙の「幸福（しあわせ）者が………」と言う台詞の意図がイマイチ分かりませんが、母親が生きているだけでも幸福と言うことなのでしょうか？
そんなことより、ジェーン改めダイアンさんのその後の行方が知りたい…
まだ刑務所にいるのかなぁ？
９９年２月２５日（１４号）
第３５７話 純粋に
ええっと、ジャックさんは祝福のうちに生まれていたのでしょうか？ 少なくとも刃牙よりは環境が悪いと思いますが……。つうか、不幸自慢はいいよ、もう（笑） 不幸な主人公というのは燃える物だけどね。
はずみの私情で９週間も回想をしていたみたいだが、そう言い方は無いんでないかい、ジャックさんよ？
刃牙に「よくしゃべりやがんなァこいつ」とツッコミを入れられていますが、戦闘中によくしゃべるのは巨凶なる範馬一族の血なのでは？
そして、刃牙の狙いだが、それは戦術上正しい選択のように思える。
なぜなら「グラップラー刃牙」において、歯が折れると言うことは負ける確率が非常に高くなるからなのだ。
コミックス３９巻が発売されたが、第３３８話の「ナチュラル VS アンナチュラル（１）」の（１）がとれていて、ちょっと笑ってしまった。そして４０巻の頭は３４６話「父も兄も……」が確定。この調子だと４１巻の頭は「シークレット〜（９）」になりそうだ。
いきなり、駅弁かよ……。ＰＴＡがうるさいぞ。
今週の浦安鉄筋家族は小鉄がジョイントフェチに目覚める話らしい。レスリングの道に進んで、関節王となって下さい。
９９年３月４日（１５号）
第３５８話 あと３分!!?
うーん、ジャックさんは一体どうやって歯を鍛えているのでしょうか？ もはや、ゴジラやガメラ並の強度でしょう。プロレスラーは相手を投げ飛ばすときに歯を思いっきり噛み締めるので奥歯がボロボロになるそうですが、ジャックの歯の強化法を教えて上げたいところです。
で、一度は噛み付きをバカにした刃牙ですが…………、ダメじゃんお前（笑）
えらいピンチを迎えていますが、大丈夫でしょうか？
つうか、この辺で負けとかないとお客さんが納得しない気もしますが。ジャックの強さは飛び抜けているし。達人を圧倒したんだからそれくらいの強さを出してもいいでしょう。
紅葉なら自分でなんとかできそうだけど、刃牙はどうするんでしょうか？
今週の「特攻天女」はついに瑞希の過去が明らかに。でも、瑞希の体にあるという杭で打たれたような傷痕、永遠の人との別れ、初めてじゃない殺人、などの謎は残されたまま。気になる……。まあ、杭で打たれたような傷痕と言うのは、自分の体に汚れた部分があると思って自分でえぐり取った、と言う話が予想できますが。
何にせよ、不幸な話で気が重くなるなぁ。でも、９週間かけて暴かれたジャックの過去より共感できるのが何ともかんとも。
「満天の星」って展開が早いと思っていたけど、ここまで早いとは。
展開を早くしすぎると、読者の共感を呼べませんぜ。少なくとも、俺にはかなり他人事のような展開に思えてしまう。これでは「はじめの一歩」には勝てないぞ。
「フウアヘッド！ ココ」みたいに引っ張んないとね。ココの方は、ピートが抜けたから新メンバー登場か？
９９年３月１１日（１６号）
第３５９話 いつもそうだった！！
刃牙の扉絵（表紙）は、格闘関係の写真やファション雑誌から構図を取ることが多いらしいですが（それで、過去に一回訴えられましたね）、今回の扉絵はヌード写真が元になっている気がする。女性読者は悶絶ものだろう。
それは置いといて、最大のピンチを迎えた刃牙、今週どうしのぐのか期待していたんですけど、実に刃牙らしい。何も考えていなさそうです。１００人とまともに殴り合った頃から何も進歩していません。
最後のドラッグが効き始めたジャックさんの一撃を食らって、ついに前歯をやっちまったみたいですが、これで負けなのでは？
前歯を折られると負ける可能性が非常に高いのが刃牙の世界。これで、刃牙も年貢の納め時だろう。
次回で決着か！？
「フルアヘッド！ ココ」なんだけど、ピートあっさり復活しちゃって……。それはないんでないかい？
９９年３月１８日（１７号）
第３６０話 大馬鹿
今週の浦安鉄筋家族は馬鹿教師・春巻きの隠されたエピソード。なんかツボにハマってかなり笑ってしまった。普段のパワー系のギャグではなく、かなりテクニカルなギャグで、作家浜岡賢次の技量を改めて感じさせられました。
で、浦安鉄筋家族の次の漫画が刃牙。そしてサブタイトルが、「大馬鹿」。
と、言う訳で関係ないところで笑ってしまったという話です。
こっからが本当の刃牙の感想。
で、あの流れ星ってなんの意味があるの？ 星が流れると人が死ぬって三国志みたいだなぁ（いや、死んじゃいないけどね）
今週の梢ちゃんの発言はグラップラー刃牙ならではの発言だ。刃牙 VS 斗羽戦でのラストに象徴される闘う男の姿に対する、傷つくのは見ている者と言う思想。同じようなことは、刃牙 VS ズール戦の時にも言っていたが、これがグラップラー刃牙のテーマなんだと思う。人と闘い、人との絆を感じる。勇次郎と刃牙の考え方の違い。そして、刃牙は絆よりも闘いを選び烈海王に勝利した。ただ、その後の刃牙の言動を見ていると元の刃牙に戻っている気がする。この、対ジャック戦も相手との共感をもって闘っていると思われる。ジャックも「やめるかい」などと言っている。今までの彼には見られなかった優しさだ。あくまで、闘いを選択する刃牙には、闘いを続けることがより絆を深める行為になると思っているのだろうか。
ラストの反撃は、ジャック VS ガーレン戦の関節からの噛み付きを思わせる攻撃だ。もしくは、鎬昂昇を切って落とした関節技だろうか（イスタスの時とも似ているしね）。
今週の最大の謎は加藤くんの発言だ。梢江ちゃんを見て「刃牙の彼女かよ……？」と言っていますが……？
加藤は刃牙が梢ちゃんに膝枕をしてもらって寝ているときにその場にいたし、会話もしている。今更、「彼女かよ？」と疑問を持つのだろうか？
それとも、「そんな腐ったことを言うなんて、それでもお前、刃牙の彼女かよ……？」と言う疑問なんだろうか？
ちょっと整理してみましょう。梢ちゃんは鎬昂昇に刃牙の彼女と聞かれて「違う」と答えている。ジャックに「ガールフレンドカイ？」と聞かれたときは「はい」と答えている。つまり、友達以上恋人未満な関係だったのだろう、第一試合までは。その後、唇を奪われ、愛の逃避行を経て、決勝戦では飲尿までする間柄になっている。
ひょっとすると、そのスカトロ行為を乗り越えての過激な発言が、刃牙とのホモだち疑惑のある（疑っているのは、俺だけか？）加藤をして「刃牙の彼女かよ……？」と言わしめたのかも知れない。
つまり、梢は加藤に「これだけのプレイをしてなおかつこの発言。これはもう刃牙の彼女と認めてもいいだろう」という気持ちにさせたのだろう。
こんだけ、屁理屈を書いていてもコミックで修正されていると、マヌケなんだよね。３１１話の「攻撃柔術」とか、３３２話の「起きなや………ボウヤ…」とかね。
今週のピース電気店の「地下５ｍ」と言うのは「地下５０ｍ」の誤植なんだろうな。抗議の電話が少なければいいんですけど。合掌。
メニューに戻る
バックナンバー（仮） 今週の餓狼伝（最新版） 今週のグラップラー刃牙（アニメ版）（５月２６日更新予定）